JPH05280833A - 吸収式冷凍装置用吸収器 - Google Patents

吸収式冷凍装置用吸収器

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JPH05280833A
JPH05280833A JP7686192A JP7686192A JPH05280833A JP H05280833 A JPH05280833 A JP H05280833A JP 7686192 A JP7686192 A JP 7686192A JP 7686192 A JP7686192 A JP 7686192A JP H05280833 A JPH05280833 A JP H05280833A
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JP
Japan
Prior art keywords
absorber
heat transfer
vapor
absorption
heat exchanger
Prior art date
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Pending
Application number
JP7686192A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Kawabata
克宏 川端
Yuji Watabe
裕司 渡部
Shiro Yakushiji
史朗 薬師寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP7686192A priority Critical patent/JPH05280833A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸収器内熱交換器としてメッシュフィンタイ
プの熱交換器を水平で使用することによって、吸収面積
の増大、毛細管現象を利用した液流れ制御によるぬれの
均一化、被吸収蒸気の伝熱面への接触増加、器内抵抗の
均一化による温度・濃度分布の均一化を図る。 【構成】 上部に吸収液Ldを散布する散布器12が配
設され、下部に被吸収蒸気Gを導入する蒸気導入部14
が配設された容器11を備えた吸収式冷凍装置用吸収器
において、前記容器14内における前記散布器12と蒸
気導入部14との間に、水平に並ぶ多数の伝熱管15,
15・・と該伝熱管15,15・・の管軸に平行な多数
の網目状フィン16,16・・とからなり、前記伝熱管
15,15・・内を冷却流体Wの通路となしたメッシュ
フィンタイプの熱交換器13を配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、水ーアンモニア系あ
るいは水ーリチウムブロマイド系等の吸収式冷凍装置に
用いられる吸収器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸収式冷凍装置は従来から良く知られて
おり、例えば水ーアンモニア系吸収式冷凍装置の場合、
図4に示すように、高濃度のアンモニアガスを発生させ
る発生器1と、該発生器1で得られたアンモニアガスを
凝縮させる凝縮器2と、該凝縮器2において得られたア
ンモニア液を蒸発させる蒸発器3と、該蒸発器3で得ら
れたアンモニアガスをアンモニア希溶液に吸収させる吸
収器4とを備えた構成とされている。
【0003】ところで、上記のような構成の吸収式冷凍
装置において使用される吸収器としては、容器11内に
おいて、上部から吸収液を散布器12により散布し、該
吸収液と接触し得るように下方から被吸収蒸気を供給し
て、被吸収蒸気を吸収液に吸収せしめるようにしたもの
が良く知られており、その際生じる吸収熱を外部へ持ち
運ぶために冷却用の熱交換器13が前記容器11内に配
設されるのが通例である(例えば、特公昭51ー419
37号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸収器内で
の伝熱管の配置は水平配置が主流をなしており、水平管
群に上方から吸収液を滴下散布する方式がとられてい
る。この際、管表面を流れる吸収液は薄膜状となるが、
より一層の伝熱抵抗の低減を図るべくより一層の薄膜化
が要求されるようになってきている。このような吸収液
の薄膜化を追及するために、ローフィンチューブ等のフ
ィン付管を使用する試みがなされているが、それによる
伝熱面積の増加に見合うまでの吸収能力の向上を達成す
るには至っていない。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、吸収器内熱交換器としてメッシュフィンタイプの
熱交換器を水平で使用することによって、吸収面積の増
大、毛細管現象を利用した液流れ制御によるぬれの均一
化、被吸収蒸気の伝熱面への接触増加、器内抵抗の均一
化による温度・濃度分布の均一化を図ることを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明では、上記課題
を解決するための手段として、図面に示すように、上部
に吸収液Ldを散布する散布器12が配設され、下部に
被吸収蒸気Gを導入する蒸気導入部14が配設された容
器11を備えた吸収式冷凍装置用吸収器において、前記
容器14内における前記散布器12と蒸気導入部14と
の間に、水平に並ぶ多数の伝熱管15,15・・と該伝
熱管15,15・・の管軸に平行な多数の網目状フィン
16,16・・とからなり、前記伝熱管15,15・・内
を冷却流体Wの通路となしたメッシュフィンタイプの熱
交換器13を配設している。
【0007】
【作用】本願発明では、上記手段によって次のような作
用が得られる。
【0008】即ち、被吸収蒸気Gは、伝熱管15,15
・・回りを迂回しつつ均一に上昇し、熱交換器13を構
成する網目状フィン16,16・・に均一に散布された
吸収液Ldは、前記被吸収蒸気Gを吸収した後、毛細管
現象により伝熱管15,15・・側へ引き寄せられた後
下方に滴下され、その時発生する吸収熱は、網目状フィ
ン16,16・・内における伝導と移動した吸収液Ldの
接触によって伝熱管15,15・・内を流通する冷却流
体Wと熱交換される。従って、吸収面積の増大、毛細管
現象を利用した液流れ制御によるぬれの均一化、被吸収
蒸気Gの伝熱面への接触増加、器内抵抗の均一化による
温度・濃度分布の均一化が図れるのである。
【0009】
【発明の効果】本願発明によれば、上部に吸収液Ldを
散布する散布器12が配設され、下部に被吸収蒸気Gを
導入する蒸気導入部14が配設された容器11を備えた
吸収式冷凍装置用吸収器において、前記容器11内にお
ける前記散布器12と蒸気導入部14との間に、水平に
並ぶ多数の伝熱管15,15・・と該伝熱管15,15・
・の管軸に平行な多数の網目状フィン16,16・・と
からなり、前記伝熱管15,15・・内を冷却流体Wの
通路となしたメッシュフィンタイプの熱交換器13を配
設して、被吸収蒸気Gが、伝熱管15,15・・回りを
迂回しつつ均一に上昇し、熱交換器13を構成する網目
状フィン16,16・・に均一に散布された吸収液Ld
が、前記被吸収蒸気Gを吸収した後、毛細管現象により
伝熱管15,15・・側へ引き寄せられた後下方に滴下
され、その時発生する吸収熱が、網目状フィン16,1
6・・内における伝導と移動した吸収液Ldの接触によ
って伝熱管15,15・・内を流通する冷却流体Wと熱
交換されるようにしたので、吸収面積の増大、毛細管現
象を利用した液流れ制御によるぬれの均一化、被吸収蒸
気Gの伝熱面への接触増加、器内抵抗の均一化による温
度・濃度分布の均一化が図れることとなり、吸収能力の
大幅な向上が図れるという優れた効果がある。
【0010】また、熱交換器13の占有面積が小さくて
すむので、吸収器のコンパクト化にも大いに寄与すると
いう効果もある。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の好
適な実施例を説明する。
【0012】本願発明の吸収器は、従来技術の項におい
て説明した水ーアンモニア系吸収式冷凍装置において使
用されるものであり、図1に示すように、上部に吸収液
(即ち、アンモニア希溶液)Ldを散布する散布器12が
配設され、下部に被吸収蒸気(即ち、アンモニアガス)G
を導入する蒸気導入部14が配設された容器11を備
え、該容器11内における前記散布器12と蒸気導入部
14との間に、3枚のメッシュフィンタイプの熱交換器
13,13,13を3段に配設して構成されている。ここ
で、前記散布器12は、発生器1(図4参照)に接続さ
れ、蒸気導入部14は蒸発器(図4参照)に接続されてい
る。
【0013】前記各熱交換器13は、図2に示すよう
に、水平に並ぶ多数の伝熱管15,15・・と該伝熱管
15,15・・の管軸に平行な多数の網目状フィン16,
16・・とによって構成されており、前記伝熱管15,
15・・が水平となるように設置されている。なお、前
記伝熱管15,15・・内は、冷却流体Wの通路とされ
ている。
【0014】符号16は吸収液Ldに被吸収蒸気Gが吸
収されて得られた高濃度液Lcを貯溜する液溜部、17
は高濃度液Lcを取り出すための液導出部であり、該液
導出部17は、発生器1(図4参照)に接続されている。
【0015】上記のように構成したことにより、被吸収
蒸気Gは、伝熱管15,15・・回りを迂回しつつ均一
に上昇し、熱交換器13を構成する網目状フィン16,
16・・に均一に散布された吸収液Ldは、前記被吸収
蒸気Gを吸収した後、毛細管現象により伝熱管15,1
5・・側へ引き寄せられた後下方に滴下され、その時発
生する吸収熱は、網目状フィン16,16・・内におけ
る伝導と移動した吸収液Ldの接触によって伝熱管15,
15・・内を流通する冷却流体Wと熱交換されることと
なるため、吸収面積の増大、毛細管現象を利用した液流
れ制御によるぬれの均一化、被吸収蒸気Gの伝熱面への
接触増加、器内抵抗の均一化による温度・濃度分布の均
一化が図れるのである。その結果、吸収能力の大幅な向
上が図れる。また、熱交換器13の占有面積が小さくて
すむので、吸収器のコンパクト化にも大いに寄与するこ
ととなる。
【0016】3段配置の熱交換器13,13,13におい
ては、一段目の熱交換器13の伝熱管15,15・・に
引き寄せられた吸収液Ldがその下の熱交換器13の網
目状フィン16上に落下し、そこでまた伝熱管15,1
5・・側へ引き寄せられた後、前記と同様にして3段目
の熱交換器13の網目状フィン16上に落下する。この
ような現象を確実に実現するためには、熱交換器13,
13,13における伝熱管15,15・・は、上下方向に
千鳥配列となるようにするのが望ましい。また、熱交換
器13,13,13間には、適当な隙間を介在せしめるこ
とが望ましい。
【0017】なお、前記熱交換器13における網目状フ
ィン16,16・・を、図3に示すように、上向きに湾
曲させると、熱交換器13において同一伝熱面積に対す
る水平方向寸法を小さくできることとなり、吸収器のよ
り一層のコンパクト化が図れる。この場合には、熱交換
器13,13,13における網目状フィン16,16・・
は接触状態となっても差し支えない。
【0018】さらに、熱交換器13,13,13におい
て、下段に位置するものほど網目状フィン16の網目を
小さくしたり、下段に位置するものほど網目状フィン1
6の枚数を増やしたり、伝熱管15近傍の網目を他の個
所より小さくしたりすると、吸収液Ldの流れを促進す
ることができる(換言すれば、吸収液Ldの滞溜を防止す
ることができる)。
【0019】本願発明は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる吸収式冷凍装置用吸
収器の縦断面図である。
【図2】本願発明の実施例にかかる吸収式冷凍装置用吸
収器に用いられている熱交換器の斜視図である。
【図3】本願発明の実施例にかかる吸収式冷凍装置用吸
収器に用いられている熱交換器の他の例を示す要部断面
図である。
【図4】一般の吸収式冷凍装置の冷媒回路図である。
【符号の説明】
11は容器、12は散布器、13は熱交換器、14は蒸
気導入部、15は伝熱管、16は網目状フィン、Ldは
吸収液、Gは被吸収蒸気、Wは冷却流体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に吸収液(Ld)を散布する散布器(1
    2)が配設され、下部に被吸収蒸気(G)を導入する蒸気
    導入部(14)が配設された容器(11)を備え、該容器
    (11)内における前記散布器(12)と蒸気導入部(14)
    との間には、水平に並ぶ多数の伝熱管(15),(15)・
    ・と該伝熱管(15),(15)・・の管軸に平行な多数の
    網目状フィン(16),(16)・・とからなり、前記伝熱
    管(15),(15)・・内を冷却流体(W)の通路となした
    メッシュフィンタイプの熱交換器(13)を配設したこと
    を特徴とする吸収式冷凍装置用吸収器。
JP7686192A 1992-03-31 1992-03-31 吸収式冷凍装置用吸収器 Pending JPH05280833A (ja)

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JP7686192A JPH05280833A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 吸収式冷凍装置用吸収器

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JP7686192A JPH05280833A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 吸収式冷凍装置用吸収器

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JPH05280833A true JPH05280833A (ja) 1993-10-29

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ID=13617435

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JP7686192A Pending JPH05280833A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 吸収式冷凍装置用吸収器

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JP (1) JPH05280833A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102128522A (zh) * 2010-10-09 2011-07-20 苏州新亚科技有限公司 吸附床

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102128522A (zh) * 2010-10-09 2011-07-20 苏州新亚科技有限公司 吸附床

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