JP2882900B2 - 吸収冷凍機の吸収器 - Google Patents

吸収冷凍機の吸収器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却用流体を通流する
パイプ群と、前記パイプ群の上方箇所より冷媒蒸気の吸
収液を滴下する吸収液供給部とを設けた吸収式冷凍機の
吸収器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の吸収式冷凍機の吸収器は、吸収
器に供給する時点の吸収液の温度は吸収液の冷媒蒸気の
吸収可能な温度に比して高いため、並びに、冷媒蒸気の
吸収に伴い吸収液の温度が上昇するため、冷却用流体に
より吸収液の冷却を行いながら吸収液への冷媒蒸気の吸
収を行うものである。従来は、例えば、図3に示すよう
に、冷却用流体4を通流するパイプ1群の上方箇所よ
り、吸収液3がパイプ1の外周部に沿って流れるよう
に、吸収液3を吸収液供給部2から滴下し、パイプ1内
を通流する冷却用流体4により吸収液3を冷却しなが
ら、雰囲気中の冷媒蒸気を吸収液3に吸収するようにし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の吸収冷凍機の吸収器では、吸収液供給部から滴下し
た直後の吸収液の温度は、冷媒蒸気の吸収可能な温度に
比して高いため、図3に示す如く、冷媒蒸気の吸収が全
く行われずパイプ内を通流する冷却用流体により吸収液
の冷却のみが行われる予冷域が存在し、その予冷域で冷
媒蒸気の吸収可能な温度にまで吸収液の冷却が行われた
後、予冷域の下方側の吸収域において冷媒蒸気の吸収と
吸収液の冷却が共に行われるのである。従って、吸収器
において所望の性能を得るには前記の予冷域を考慮した
設計が必要であり、この予冷域が吸収器の小型化を行う
上で障害となっていた。本発明は、かかる実情に鑑みて
なされたものであり、その目的は、上述した問題の解消
を図り、所望の性能を得ながら小型化し得る吸収冷凍機
の吸収器を得る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による吸収冷凍機
の吸収器の第1の特徴構成は、前記冷却用流体の通流に
よって滴下前の前記吸収液を冷却する冷却手段を、前記
吸収液供給部に設けてある点にある。第2の特徴構成は
第1の特徴構成を実施する際の好ましい具体構成を特定
するものであって、詳しくは下記の通りである。即ち、
第2の特徴構成は、前記吸収液供給部を、液体溜部とそ
の下面側に滴下口を形成して構成し、前記冷却手段を、
前記冷却用流体を通流する筒状体を前記液体溜部内に配
置させることにより構成してある点にある
【0005】
【作用】第1の特徴構成によれば、吸収液を滴下前に冷
媒蒸気の吸収可能温度にまで予冷却するようにしてある
ので、吸収液を滴下した直後から吸収液による冷媒蒸気
の吸収が可能である。また、前述の従来装置の如き滴下
後の拡散状態にある吸収液を冷却するのではなく、滴下
前の集中状態にある吸収液を冷却するようにしてある。
つまり、前述の従来装置では、吸収液供給部から滴下し
た後の拡散状態にある吸収液を冷却するようにしている
ので、予冷域のスペースを大きくせざるを得ないこと、
及び、この予冷域では、本来、冷媒蒸気の吸収が行われ
ていないから、吸収液の冷却を別の所で行っても冷媒蒸
気の吸収には影響がないことに着目して、滴下前でしか
も集中状態にある吸収液を冷却するようにした。第2の
特徴構成によれば、液体溜部内に冷却用流体を通流する
筒状体を配置し、滴下前の液体溜部に滞留している吸収
液を冷媒蒸気の吸収可能温度にまで予冷却するととも
に、吸収液と熱交換対象の筒状体表面(正確には筒状体
内を通流する冷却用流体)との接触面積を大きくするよ
うにしてある。
【0006】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、所定の冷媒蒸
気の吸収を行いながら、従来装置の如き予冷域をなくす
ることができるとともに、集中状態にある吸収液を冷却
することから冷却手段の構成を小型化することができ、
結果的に、所望の性能を得ながら吸収器全体の小型化を
図ることが可能となり、もって、吸収冷凍機の小型化を
図る等において極めて便利な吸収器を得るに至った。第
2の特徴構成によれば、所定の冷媒蒸気の吸収を行いな
がら、より一層冷却手段の構成を小型化することができ
ることから、所望の性能を得ながら、更に、吸収器全体
の小型化を図ることが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。
【0008】図2は、吸収冷凍機における吸収器Kと蒸
発器Wの概略構造を示しており、吸収器Kと蒸発器Wと
を容器内に一体的に構成してある。蒸発器Wは、冷媒供
給部10によりパイプ11の上方から滴下した冷媒を所
定の低圧下で蒸発させることにより、その蒸発潜熱によ
りパイプ11内を通流する水を冷却するように構成して
ある。又、吸収器Kは、吸収液供給部2によりパイプ1
群の上方箇所から臭化リチウム等の吸収液3を滴下し、
パイプ1群用を通流する冷却用流体4により吸収液3を
冷却しながら、蒸発器Wで発生した冷媒蒸気を吸収液3
に吸収するように構成してある。
【0009】次に、吸収器について詳細に説明する。吸
収器Kは、上下方向及び横方向に並設したパイプ1群
と、その上方部分に配設した吸収液供給部2を有してい
る。そして、吸収液供給部2から、吸収液3を、パイプ
1群の上方箇所より、吸収液3がパイプ1の外周を薄い
膜状で伝いながら上側のパイプ1から下側のパイプ1へ
流下していくように滴下し、並びに、パイプ1夫々に冷
却用流体4を通流することにより、冷却用流体4とパイ
プ1外周の薄い膜状の吸収液3との間で熱交換を行わせ
て吸収液3を冷却しながら、雰囲気中の冷媒蒸気を吸収
液3に吸収するように構成してある。
【0010】吸収液供給部2について説明すると、箱状
の液体溜部5に再生器(図示せず)から吸収液3を供給
する供給管7を連通接続するとともに、前記液体溜部5
の下面側に断面形状が円形状である突起状の滴下口6の
複数を形成してある。前記滴下口6は、パイプ1夫々に
対して、パイプ1の真上でかつその長手方向に沿う列状
に形成してある。
【0011】冷却手段8について説明すると、断面形状
が矩形の筒状体9の複数を、夫々が液体溜部5を貫通す
る状態で液体溜部5内に配置し、冷却用流体4を筒状体
9夫々に通流するようにしてある。そして、吸収液供給
部2の液体溜部5内に滞留している吸収液3と、筒状体
9内を通流する冷却用流体4との間で熱交換を行わせ
て、液体溜部5内に滞留している吸収液3を、冷媒蒸気
の吸収が可能な温度まで冷却するようにしてある。
【0012】従って、吸収液3を吸収液供給部2から滴
下した直後から、冷媒蒸気の吸収が可能となるので、図
3で示す従来例の如き予冷域をなくすることができ、滴
下口6列の下方全域を、冷媒蒸気の吸収と吸収液の冷却
とが行われる吸収域とすることができる。
【0013】〔別実施例〕次に別実施例を列記する
上記実施例では、複数の筒状体11を、筒状体11の夫
々が液体溜部7を貫通する状態で液体溜部7内に配置す
る場合を例示したが、1本の筒状体11を蛇行させる状
態で、液体溜部7内に配置しても良い。
【0014】 冷却手段8を、液体溜部7全体を内部
に収容するウオータジャケットで構成し、液体溜部7の
周辺部全体から冷却するようにしても良い。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸収器の断面斜視図
【図2】吸収器と蒸発器の概略構造図
【図3】従来例を示す吸収器の概略断面図
【符号の説明】
1 パイプ 2 吸収液供給部 3 吸収液 4 冷却用流体 5 液体溜部 6 滴下口 8 冷却手段 9 筒状体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却用流体(4)を通流するパイプ
    (1)群と、前記パイプ(1)群の上方箇所より冷媒蒸
    気の吸収液(3)を滴下する吸収液供給部(2)とを設
    けた吸収式冷凍機の吸収器であって、前記冷却用流体
    (4)の通流によって滴下前の前記吸収液(3)を冷却
    する冷却手段(8)を、前記吸収液供給部(2)に設け
    てある吸収冷凍機の吸収器。
  2. 【請求項2】 前記吸収液供給部(2)を、液体溜部
    (5)とその下面側に滴下口(6)を形成して構成し、
    前記冷却手段(8)を、前記冷却用流体(4)を通流す
    る筒状体(9)を前記液体溜部(5)内に配置させるこ
    とにより構成してある請求項1記載の吸収冷凍機の吸収
    器。
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