JP2000241044A - 吸収式冷凍機 - Google Patents
吸収式冷凍機Info
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- JP2000241044A JP2000241044A JP11046696A JP4669699A JP2000241044A JP 2000241044 A JP2000241044 A JP 2000241044A JP 11046696 A JP11046696 A JP 11046696A JP 4669699 A JP4669699 A JP 4669699A JP 2000241044 A JP2000241044 A JP 2000241044A
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸収冷凍機の吸収器や蒸発器で液を散布する
散布装置は、液を一度分配箱３３に入れ、この分配箱に
開けられた孔４３から液を下方へ分配するが、吸収式冷
凍機が全負荷のみならず部分負荷の場合にも、この液の
分配が一様に行えるよう孔を工夫する。 【解決手段】 分配箱３３の液入り口から離れる孔４３
ほど、孔径を大きくし（図１（Ａ））、あるいは孔ピッ
チを狭くし（図１（Ｂ））、または分配箱に対する上下
位置を下にする（図１（Ｃ））。このようにすることで
液入り口３５から離れ圧力が低下した孔においても、分
配量を多くでき（同図（Ａ））、隣合う孔で分配量を補
い合い（同図（Ｂ））、あるいは分配箱内の液面に対す
る深さを大きくすることで圧力の低下を補い分配量を大
きくできる。
散布装置は、液を一度分配箱３３に入れ、この分配箱に
開けられた孔４３から液を下方へ分配するが、吸収式冷
凍機が全負荷のみならず部分負荷の場合にも、この液の
分配が一様に行えるよう孔を工夫する。 【解決手段】 分配箱３３の液入り口から離れる孔４３
ほど、孔径を大きくし（図１（Ａ））、あるいは孔ピッ
チを狭くし（図１（Ｂ））、または分配箱に対する上下
位置を下にする（図１（Ｃ））。このようにすることで
液入り口３５から離れ圧力が低下した孔においても、分
配量を多くでき（同図（Ａ））、隣合う孔で分配量を補
い合い（同図（Ｂ））、あるいは分配箱内の液面に対す
る深さを大きくすることで圧力の低下を補い分配量を大
きくできる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、吸収式冷凍機の
吸収器または蒸発器に設けられ濃吸収液や冷媒液を散布
する散布装置に関し、特に、散布装置に備えられて液を
全体に一様に分配するための分配箱に関する。
吸収器または蒸発器に設けられ濃吸収液や冷媒液を散布
する散布装置に関し、特に、散布装置に備えられて液を
全体に一様に分配するための分配箱に関する。
【０００２】
【従来の技術】吸収式冷凍機に設けられる吸収器や蒸発
器には、それぞれ濃吸収液や冷媒液を散布するための散
布装置が設けられる。これらの散布装置では、散布され
る液は、一度分配箱に入り、複数の孔から、できるだけ
均一に分配されて流下される。分配箱の下にはトレーが
配置され、流下した液を受け、更に細かい多数の孔から
液を下方に滴下する。この滴下された液が伝熱管の上に
降り注がれ、熱交換を行う。伝熱管には、吸収器におい
ては冷却水が流れ、蒸発器においては冷水が流れる。
器には、それぞれ濃吸収液や冷媒液を散布するための散
布装置が設けられる。これらの散布装置では、散布され
る液は、一度分配箱に入り、複数の孔から、できるだけ
均一に分配されて流下される。分配箱の下にはトレーが
配置され、流下した液を受け、更に細かい多数の孔から
液を下方に滴下する。この滴下された液が伝熱管の上に
降り注がれ、熱交換を行う。伝熱管には、吸収器におい
ては冷却水が流れ、蒸発器においては冷水が流れる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術におい
ては、図１（Ｅ）に示すように、分配箱１０１に開けら
れた孔１０３は、液入口１０５から離れる方向、つまり
流れ方向にほぼ等間隔に分布して設けられる。このほぼ
等間隔の分布は、吸収式冷凍機が全負荷を想定し、液を
分配箱へ圧縮充填し、その充填量を１００％以上にした
状態で、各孔から十分な圧力で液が噴出し、一様な分配
ができることを前提にしたものである。
ては、図１（Ｅ）に示すように、分配箱１０１に開けら
れた孔１０３は、液入口１０５から離れる方向、つまり
流れ方向にほぼ等間隔に分布して設けられる。このほぼ
等間隔の分布は、吸収式冷凍機が全負荷を想定し、液を
分配箱へ圧縮充填し、その充填量を１００％以上にした
状態で、各孔から十分な圧力で液が噴出し、一様な分配
ができることを前提にしたものである。
【０００４】しかしながら、このような分配箱による
と、吸収式冷凍機が部分負荷である場合に、分配が一様
にならないと云う問題点があった。
と、吸収式冷凍機が部分負荷である場合に、分配が一様
にならないと云う問題点があった。
【０００５】この発明は、上記問題点を解決するに成さ
れたもので、吸収式冷凍機が全負荷のみならず部分負荷
である場合にも、分配箱がほぼ一様な分配を行え、した
がって一様な散布が行われる散布装置を備えた吸収式冷
凍機を提供することを目的とする。
れたもので、吸収式冷凍機が全負荷のみならず部分負荷
である場合にも、分配箱がほぼ一様な分配を行え、した
がって一様な散布が行われる散布装置を備えた吸収式冷
凍機を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、第１の発明は、吸収器で濃吸収液を散布し、また
は蒸発器で冷媒液を散布する散布装置に備えられ、この
液を前記吸収器または前記蒸発器全体に分配するための
分配箱が、この液が分配箱に入る液入口と、液が分配さ
れる複数の孔とを有し、前記液入口から離れるほど孔径
を大きくしたことを特徴とする吸収式冷凍機である。
めに、第１の発明は、吸収器で濃吸収液を散布し、また
は蒸発器で冷媒液を散布する散布装置に備えられ、この
液を前記吸収器または前記蒸発器全体に分配するための
分配箱が、この液が分配箱に入る液入口と、液が分配さ
れる複数の孔とを有し、前記液入口から離れるほど孔径
を大きくしたことを特徴とする吸収式冷凍機である。
【０００７】第２の発明は、吸収器で濃吸収液を散布
し、または蒸発器で冷媒液を散布する散布装置に備えら
れ、この液を前記吸収器または前記蒸発器全体に分配す
るための分配箱が、この液が分配箱に入る液入口と、液
が分配される複数の孔とを有し、前記液入口から離れる
ほど孔ピッチを狭くしたことを特徴とする吸収式冷凍機
である。
し、または蒸発器で冷媒液を散布する散布装置に備えら
れ、この液を前記吸収器または前記蒸発器全体に分配す
るための分配箱が、この液が分配箱に入る液入口と、液
が分配される複数の孔とを有し、前記液入口から離れる
ほど孔ピッチを狭くしたことを特徴とする吸収式冷凍機
である。
【０００８】第３の発明は、吸収器で濃吸収液を散布
し、または蒸発器で冷媒液を散布する散布装置に備えら
れ、この液を前記吸収器または前記蒸発器全体に分配す
るための分配箱が、この液が分配箱に入る液入口と、液
が分配される複数の孔とを有し、前記液入口から離れる
孔ほど孔の分配箱に対する上下位置を下にしたことを特
徴とする吸収式冷凍機である。
し、または蒸発器で冷媒液を散布する散布装置に備えら
れ、この液を前記吸収器または前記蒸発器全体に分配す
るための分配箱が、この液が分配箱に入る液入口と、液
が分配される複数の孔とを有し、前記液入口から離れる
孔ほど孔の分配箱に対する上下位置を下にしたことを特
徴とする吸収式冷凍機である。
【０００９】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図１
（Ａ）、図２、乃至図５において説明する。まず、図５
において、吸収式冷凍機の全体概略を説明する。図にお
いて、１は蒸発吸収器胴（下胴）であり、この蒸発吸収
器胴１に蒸発器２及び吸収器３が収納されている。４は
高温再生器でありバーナ５を備える。吸収器３から高温
再生器４に至る稀吸収液配管６の途中に吸収液ポンプＰ
１、低温熱交換器７及び高温熱交換器８が設けられてい
る。
（Ａ）、図２、乃至図５において説明する。まず、図５
において、吸収式冷凍機の全体概略を説明する。図にお
いて、１は蒸発吸収器胴（下胴）であり、この蒸発吸収
器胴１に蒸発器２及び吸収器３が収納されている。４は
高温再生器でありバーナ５を備える。吸収器３から高温
再生器４に至る稀吸収液配管６の途中に吸収液ポンプＰ
１、低温熱交換器７及び高温熱交換器８が設けられてい
る。
【００１０】１０は高温胴（上胴）であり、この高温胴
１０に低温再生器１１及び凝縮器１２が収納されてい
る。そして、１３は高温再生器４から低温再生器１１に
至る冷媒蒸気管、１６は凝縮器１２から蒸発器２に至る
冷媒液流下管、１７は蒸発器２に配管接続された冷媒循
環管、Ｐ２は冷媒ポンプである。２１は蒸発器２に接続
された冷水管である。
１０に低温再生器１１及び凝縮器１２が収納されてい
る。そして、１３は高温再生器４から低温再生器１１に
至る冷媒蒸気管、１６は凝縮器１２から蒸発器２に至る
冷媒液流下管、１７は蒸発器２に配管接続された冷媒循
環管、Ｐ２は冷媒ポンプである。２１は蒸発器２に接続
された冷水管である。
【００１１】２２は高温再生器４から高温熱交換器８に
至る中間吸収液管、２３は高温熱交換器８から低温再生
器１１に至る中間吸収液管である。２５は低温再生器１
１から低温熱交換器７に至る濃吸収液管、２６は低温熱
交換器７から吸収器３に至る濃吸収液管である。又、２
９は冷却水管である。
至る中間吸収液管、２３は高温熱交換器８から低温再生
器１１に至る中間吸収液管である。２５は低温再生器１
１から低温熱交換器７に至る濃吸収液管、２６は低温熱
交換器７から吸収器３に至る濃吸収液管である。又、２
９は冷却水管である。
【００１２】上記のように構成した吸収式冷凍機の運転
時、高温再生器４のバーナ５が燃焼し、吸収器３から流
れて来た稀吸収液が加熱される。この稀吸収液は、例え
ば臭化リチウム（ＬｉＢｒ）水溶液（界面活性剤を含
む）などである吸収液が、水などの冷媒を多く含んだも
のである。この加熱により、稀吸収液が沸騰し、冷媒蒸
気が稀吸収液から分離する。これにより稀吸収液が濃縮
され、濃度が中程度の中間吸収液になる。
時、高温再生器４のバーナ５が燃焼し、吸収器３から流
れて来た稀吸収液が加熱される。この稀吸収液は、例え
ば臭化リチウム（ＬｉＢｒ）水溶液（界面活性剤を含
む）などである吸収液が、水などの冷媒を多く含んだも
のである。この加熱により、稀吸収液が沸騰し、冷媒蒸
気が稀吸収液から分離する。これにより稀吸収液が濃縮
され、濃度が中程度の中間吸収液になる。
【００１３】冷媒蒸気は冷媒蒸気管１３を経て低温再生
器１１へ流れる。そして、低温再生器１１で高温再生器
４からの中間吸収液を加熱して凝縮した冷媒液が、凝縮
器１２へ流れる。凝縮器１２では低温再生器１１から流
れて来た冷媒蒸気が、冷却水管２９の冷却水により冷却
され凝縮して冷媒液になり、低温再生器１１から流れて
来た冷媒液と共に、蒸発器２へ流下する。
器１１へ流れる。そして、低温再生器１１で高温再生器
４からの中間吸収液を加熱して凝縮した冷媒液が、凝縮
器１２へ流れる。凝縮器１２では低温再生器１１から流
れて来た冷媒蒸気が、冷却水管２９の冷却水により冷却
され凝縮して冷媒液になり、低温再生器１１から流れて
来た冷媒液と共に、蒸発器２へ流下する。
【００１４】蒸発器２では冷媒ポンプＰ２の運転によっ
て、冷媒液が散布装置３１により散布される。そして、
この散布によって冷却されて温度が低下した冷水管２１
の冷水が、負荷に供給される。蒸発器２で気化した冷媒
蒸気は吸収器３へ流れ、散布される濃吸収液に吸収され
る。
て、冷媒液が散布装置３１により散布される。そして、
この散布によって冷却されて温度が低下した冷水管２１
の冷水が、負荷に供給される。蒸発器２で気化した冷媒
蒸気は吸収器３へ流れ、散布される濃吸収液に吸収され
る。
【００１５】他方、高温再生器４で冷媒蒸気が分離して
濃度が上昇した中間吸収液は中間吸収液管２２、高温熱
交換器８、中間吸収液管２３を経て低温再生器１１へ流
れる。この低温再生器１１において、中間吸収液は、高
温再生器４からの冷媒蒸気が内部を流れる加熱器１４に
よって加熱される。そして、中間吸収液から冷媒蒸気が
分離して吸収液の濃度はさらに上昇し、濃吸収液にな
る。
濃度が上昇した中間吸収液は中間吸収液管２２、高温熱
交換器８、中間吸収液管２３を経て低温再生器１１へ流
れる。この低温再生器１１において、中間吸収液は、高
温再生器４からの冷媒蒸気が内部を流れる加熱器１４に
よって加熱される。そして、中間吸収液から冷媒蒸気が
分離して吸収液の濃度はさらに上昇し、濃吸収液にな
る。
【００１６】この濃吸収液は濃吸収液管２５へ流入して
低温熱交換器７及び濃吸収液管２６を経て吸収器３へ流
れ、散布装置３０から冷却水管２９の上に滴下する。そ
して、冷却水管２９によって冷却された濃吸収液は、蒸
発器２を経由して入ってくる冷媒蒸気を、よく吸収して
冷媒濃度が高くなり、稀吸収液になる。この稀吸収液
は、吸収液ポンプＰ１の駆動力により、低温熱交換器７
および高温熱交換器８で予熱され、高温再生器４に流入
する。
低温熱交換器７及び濃吸収液管２６を経て吸収器３へ流
れ、散布装置３０から冷却水管２９の上に滴下する。そ
して、冷却水管２９によって冷却された濃吸収液は、蒸
発器２を経由して入ってくる冷媒蒸気を、よく吸収して
冷媒濃度が高くなり、稀吸収液になる。この稀吸収液
は、吸収液ポンプＰ１の駆動力により、低温熱交換器７
および高温熱交換器８で予熱され、高温再生器４に流入
する。
【００１７】そして、このような吸収式冷凍機に備えら
れる冷却水管２９は、例えば図示しない冷却塔に繋がれ
て冷却水が循環するように配管される。
れる冷却水管２９は、例えば図示しない冷却塔に繋がれ
て冷却水が循環するように配管される。
【００１８】さて、図３及び図４に示すように、蒸発器
２の散布装置３１、及び吸収器３の散布装置３０には、
この実施形態に係る分配箱３３が設けられる。分配箱３
３は細長い立方体形状を有しており、長手方向の１か所
に冷媒循環管１７あるいは濃吸収液管２６が接続され
る。この接続部が、冷媒液や濃吸収液の液入り口３５と
なる。
２の散布装置３１、及び吸収器３の散布装置３０には、
この実施形態に係る分配箱３３が設けられる。分配箱３
３は細長い立方体形状を有しており、長手方向の１か所
に冷媒循環管１７あるいは濃吸収液管２６が接続され
る。この接続部が、冷媒液や濃吸収液の液入り口３５と
なる。
【００１９】この分配箱３３のすぐ下には、蒸発器２あ
るいは吸収器３の内部の上方全体を覆う広さを有するト
レー３７が設けられる。このトレーには、均一に多数の
孔３９が形成される。このトレー３７の下に、伝熱管４
１として、冷水管２１あるいは冷水管２９の器内部分が
配管される。
るいは吸収器３の内部の上方全体を覆う広さを有するト
レー３７が設けられる。このトレーには、均一に多数の
孔３９が形成される。このトレー３７の下に、伝熱管４
１として、冷水管２１あるいは冷水管２９の器内部分が
配管される。
【００２０】さて、分配箱３３の下側には、孔４３は一
対ずつが複数設けられ、図１（Ａ）に示すように、液入
り口から離れるほど孔径が大きくなっている。孔ピッチ
は従来例（図１（Ｅ））とほぼ同じである。
対ずつが複数設けられ、図１（Ａ）に示すように、液入
り口から離れるほど孔径が大きくなっている。孔ピッチ
は従来例（図１（Ｅ））とほぼ同じである。
【００２１】（作用）分配箱３３内部の液の圧力は、液
入り口３５から離れるほど、すなわち下流側になるほど
小さくなる。特に、吸収式冷凍機が部分負荷になると、
液入り口３５から遠く離れた部分では十分な圧力が得ら
れない。
入り口３５から離れるほど、すなわち下流側になるほど
小さくなる。特に、吸収式冷凍機が部分負荷になると、
液入り口３５から遠く離れた部分では十分な圧力が得ら
れない。
【００２２】孔４３から流下する液の流下量は、圧力と
孔４３の径に比例するので、圧力が低下した分を補うよ
うに孔径を大きくすることで、液の流下量を均一にでき
る。そして、孔径を大きくする程度を設計段階で調整す
ることにより、全負荷のみならず部分負荷においても、
おおよそ一様な分配が行われるようにすることが可能で
ある。これにより液の一様な散布が可能となる。
孔４３の径に比例するので、圧力が低下した分を補うよ
うに孔径を大きくすることで、液の流下量を均一にでき
る。そして、孔径を大きくする程度を設計段階で調整す
ることにより、全負荷のみならず部分負荷においても、
おおよそ一様な分配が行われるようにすることが可能で
ある。これにより液の一様な散布が可能となる。
【００２３】（他の実施形態）以上の実施形態において
は、圧力の低下に伴う流下量の減少を、孔径を大きくす
ることで補うものであったが、他の実施形態においては
図１（Ｂ）に示すように、孔径は同じままで、液入り口
３５から離れるほど孔ピッチを狭くすることも可能であ
る。
は、圧力の低下に伴う流下量の減少を、孔径を大きくす
ることで補うものであったが、他の実施形態においては
図１（Ｂ）に示すように、孔径は同じままで、液入り口
３５から離れるほど孔ピッチを狭くすることも可能であ
る。
【００２４】孔ピッチを狭くすることで、液の流下量が
少なくなっても、隣り合う孔同士で流下量を補うことが
できる。すなわち、液入り口３５から離れた部分の孔４
３の数を多くすることで、トレー３７の面積に対する孔
４３の数の割合を多くし、したがって液の流下量を補う
ことが可能となる。
少なくなっても、隣り合う孔同士で流下量を補うことが
できる。すなわち、液入り口３５から離れた部分の孔４
３の数を多くすることで、トレー３７の面積に対する孔
４３の数の割合を多くし、したがって液の流下量を補う
ことが可能となる。
【００２５】また、他の実施形態においては、図１
（Ｃ）に示すように、液入り口３５から離れる孔４３
（４３ａ、４３ｂ、４３ｃ、４３ｄの順に離れる）ほ
ど、孔４３の分配箱３３に対する上下位置を下にするこ
とが可能である（同図（Ｄ））。
（Ｃ）に示すように、液入り口３５から離れる孔４３
（４３ａ、４３ｂ、４３ｃ、４３ｄの順に離れる）ほ
ど、孔４３の分配箱３３に対する上下位置を下にするこ
とが可能である（同図（Ｄ））。
【００２６】上下位置を下にすることで、分配箱３３内
の液面４５に対する深さを深くでき、したがって低下し
た圧力を補うことができる。換言すれば、液入り口３５
に近い孔４３は、深さを浅くすることで、圧力があまり
高くならないようにすることが可能である。
の液面４５に対する深さを深くでき、したがって低下し
た圧力を補うことができる。換言すれば、液入り口３５
に近い孔４３は、深さを浅くすることで、圧力があまり
高くならないようにすることが可能である。
【００２７】また、以上の３つの実施形態（図１（Ａ）
（Ｂ）（Ｃ））では、孔径を大きくすること、孔ピッチ
を狭くすること、孔の上下位置を下にすることの３つの
要素をそれぞれ単独に用いたものであったが、他の実施
形態においては任意の２つの要素、あるいは３つの要素
を同時に組み合わせて採用することが可能である。
（Ｂ）（Ｃ））では、孔径を大きくすること、孔ピッチ
を狭くすること、孔の上下位置を下にすることの３つの
要素をそれぞれ単独に用いたものであったが、他の実施
形態においては任意の２つの要素、あるいは３つの要素
を同時に組み合わせて採用することが可能である。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よれば、分配箱の孔を液入り口から離れるほど孔径を大
きくすることで、液入り口から離れ液の圧力が低下した
孔からも、十分な量の液が分配され、したがって均一な
液の散布が可能となる。
よれば、分配箱の孔を液入り口から離れるほど孔径を大
きくすることで、液入り口から離れ液の圧力が低下した
孔からも、十分な量の液が分配され、したがって均一な
液の散布が可能となる。
【００２９】請求項２の発明によれば、分配箱の孔を液
入り口から離れるほど孔ピッチを狭くすることで、液入
り口から離れ圧力が低下した孔から分配される液の量が
減少しても、近接する孔で不足分を補い、全体として均
一な散布が行える。
入り口から離れるほど孔ピッチを狭くすることで、液入
り口から離れ圧力が低下した孔から分配される液の量が
減少しても、近接する孔で不足分を補い、全体として均
一な散布が行える。
【００３０】請求項３の発明によれば、分配箱の孔を液
入り口から離れるほど分配箱に対する上下位置を下にす
ることで、液入り口から離れ圧力が低下した孔ほど液面
からの深さを深くでき、圧力の低下をできるだけ補うこ
とにより、均一な散布を可能にできる。
入り口から離れるほど分配箱に対する上下位置を下にす
ることで、液入り口から離れ圧力が低下した孔ほど液面
からの深さを深くでき、圧力の低下をできるだけ補うこ
とにより、均一な散布を可能にできる。
【図１】（Ａ）はこの発明の第１実施形態に係る吸収式
冷凍機の分配箱の底面図、（Ｂ）はこの発明の第２実施
形態に係る吸収式冷凍機の分配箱の底面図、（Ｃ）はこ
の発明の第３実施形態に係る吸収式冷凍機の分配箱の正
面図、（Ｄ）は（Ｃ）の孔の上下位置を示す断面図、
（Ｅ）は従来例の分配箱を示す底面図である。
冷凍機の分配箱の底面図、（Ｂ）はこの発明の第２実施
形態に係る吸収式冷凍機の分配箱の底面図、（Ｃ）はこ
の発明の第３実施形態に係る吸収式冷凍機の分配箱の正
面図、（Ｄ）は（Ｃ）の孔の上下位置を示す断面図、
（Ｅ）は従来例の分配箱を示す底面図である。
【図２】図１の（Ａ）の分配箱を備えた蒸発器または吸
収器の側面図である。
収器の側面図である。
【図３】図２のＸ方向から見た正面図である。
【図４】図２をＹ方向から見た底面図である。
【図５】吸収式冷凍機全体の配管を示す回路図である。
１ 蒸発吸収器胴 ２ 蒸発器 ３ 吸収器 ４ 高温再生器 ５ バーナ ６ 稀吸収液配管 ７ 低温熱交換器 ８ 高温熱交換器 １０ 高温胴 １１ 低温再生器 １２ 凝縮器 １３ 冷媒蒸気管 １６ 冷媒液流下管 １７ 冷媒循環管 ２１ 冷水管 ２２ 中間吸収液管 ２３ 中間吸収液管 ２５ 濃吸収液管 ２６ 濃吸収液管 ２９ 冷却水管 ３０、３１ 散布装置 ３３ 分配箱 ３５ 液入り口 ３７ トレー ４１ 伝熱管 ４３、４３ａ、４３ｂ、４３ｃ、４３ｄ 孔 Ｐ１ 吸収液ポンプ Ｐ２ 冷媒ポンプ
Claims (3)
- 【請求項１】 吸収器で濃吸収液を散布し、または蒸発
器で冷媒液を散布する散布装置に備えられ、この液を前
記吸収器または前記蒸発器全体に分配するための分配箱
が、この液が分配箱に入る液入口と、液が分配される複
数の孔とを有し、前記液入口から離れるほど孔径を大き
くしたことを特徴とする吸収式冷凍機。 - 【請求項２】 吸収器で濃吸収液を散布し、または蒸発
器で冷媒液を散布する散布装置に備えられ、この液を前
記吸収器または前記蒸発器全体に分配するための分配箱
が、この液が分配箱に入る液入口と、液が分配される複
数の孔とを有し、前記液入口から離れるほど孔ピッチを
狭くしたことを特徴とする吸収式冷凍機。 - 【請求項３】 吸収器で濃吸収液を散布し、または蒸発
器で冷媒液を散布する散布装置に備えられ、この液を前
記吸収器または前記蒸発器全体に分配するための分配箱
が、この液が分配箱に入る液入口と、液が分配される複
数の孔とを有し、前記液入口から離れる孔ほど孔の分配
箱に対する上下位置を下にしたことを特徴とする吸収式
冷凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11046696A JP2000241044A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 吸収式冷凍機 |
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| JP11046696A JP2000241044A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 吸収式冷凍機 |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102519181A (zh) * | 2011-12-09 | 2012-06-27 | 广东美的电器股份有限公司 | 平行流换热器 |
| JP2013083405A (ja) * | 2011-10-11 | 2013-05-09 | Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd | 散布装置 |
| KR20200090775A (ko) * | 2017-10-20 | 2020-07-29 | 존슨 컨트롤스 테크놀러지 컴퍼니 | 강하막 열 교환기 |
| CN114857799A (zh) * | 2018-04-24 | 2022-08-05 | 松下知识产权经营株式会社 | 吸收式制冷机 |
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-
1999
- 1999-02-24 JP JP11046696A patent/JP2000241044A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP7182622B2 (ja) | 2017-10-20 | 2022-12-02 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー | 流下液膜式熱交換器 |
| CN114857799A (zh) * | 2018-04-24 | 2022-08-05 | 松下知识产权经营株式会社 | 吸收式制冷机 |
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