JP2001165528A - 吸収式冷凍装置 - Google Patents

吸収式冷凍装置

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JP2001165528A
JP2001165528A JP34747199A JP34747199A JP2001165528A JP 2001165528 A JP2001165528 A JP 2001165528A JP 34747199 A JP34747199 A JP 34747199A JP 34747199 A JP34747199 A JP 34747199A JP 2001165528 A JP2001165528 A JP 2001165528A
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Japan
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shell
transfer tube
absorber
ammonia
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Toshitaka Takei
俊孝 武居
Tadahiko Yamamoto
忠彦 山本
Takaya Ishiguro
貴也 石黒
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収式冷凍装置の吸収器について、その小型
化を図る。 【解決手段】 直方体状のシェル(31)の内部に、複数
の伝熱管(53)を立設する。シェル(31)の上部には入
口ヘッダ(60)を設け、下部には出口ヘッダ(65)を設
ける。この入口ヘッダ(60)を通じて、各伝熱管(53)
の内部にアンモニア蒸気を導入する。また、入口ヘッダ
(60)の上部にスプレーヘッダ(62)を設ける。スプレ
ーヘッダ(62)のスプレーノズル(64)からアンモニア
希溶液を散布し、これを伝熱管(53)の内部に導入す
る。シェル(31)側には、冷却水を通水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収式冷凍装置に
関し、特に吸収器の構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、吸収式冷凍装置が知られてい
る。この種の冷凍装置としては、「冷凍空調便覧(基礎
編)新版・第4版」p.34〜43に開示されているよ
うに、アンモニアを冷媒として水を吸収媒体とするもの
や、水を冷媒として臭化リチウム水溶液を吸収媒体とす
るものが存在する。
【0003】上記吸収式冷凍装置の構成について、アン
モニアを冷媒とするものを例に説明する。この冷凍装置
は、発生器、精留器、凝縮器、蒸発器及び吸収器を主要
な構成機器として構成される。発生器では、アンモニア
水溶液が加熱され、アンモニア蒸気が発生すると同時に
アンモニア水溶液の濃度が低下する。その際、水溶液中
の水も蒸発するため、精留器においてアンモニア蒸気を
分離する。約99.8%のアンモニア蒸気は、凝縮器に
送られて凝縮する。凝縮したアンモニアは、減圧後に蒸
発器に送られる。
【0004】蒸発器では、アンモニア液がブライン等の
対象物から吸熱して蒸発する。これによって、ブライン
等を−50〜−20℃程度にまで冷却する。蒸発器のア
ンモニア蒸気は、吸収器へ送られる。この吸収器には、
発生器から吸収力の強いアンモニア希溶液も供給され
る。吸収器では、蒸発器からのアンモニア蒸気(冷媒蒸
気)がアンモニア希溶液(吸収液)に吸収され、アンモ
ニア希溶液が濃度上昇して吸収力の弱いアンモニア濃溶
液となる。このアンモニア濃溶液は、発生器及び精留器
において再びアンモニア希溶液とアンモニア蒸気とに分
離される。以上の動作によって、上記冷凍装置は冷熱を
生成している。
【0005】上記吸収器は、シェル&チューブ型の熱交
換器により構成されるのが一般的である。その際、シェ
ル内の空間にアンモニア蒸気及びアンモニア希溶液を導
入する一方、伝熱管内に冷却水を通水するような使い方
をするのが通常である。以下、従来の吸収器の構成につ
いて、図7を参照しながら説明する。
【0006】上記吸収器(a)のシェル(b)は、横長の
円筒状に形成されており、シェル(b)の内の空間に蒸
発器からのアンモニア蒸気が導入される。シェル(b)
を円筒状とするのは、アンモニア蒸気の圧力に耐え得る
ように圧力容器とする必要があるからである。シェル
(b)の内部には、多数の伝熱管(c)が水平姿勢で設け
られている。この伝熱管(c)は、その端面側から見て
碁状形に配列され、内部に冷却水が通水されている。
【0007】また、シェル(b)の頂部には、スプレー
ヘッダ(e)が設けられている。このスプレーヘッダ
(e)は、発生器からのアンモニア希溶液を各スプレー
ノズル(f)に分配する。アンモニア希溶液は、スプレ
ーノズル(f)から伝熱管群(d)に上方から散布され
る。そして、アンモニア蒸気をアンモニア希溶液に吸収
させると同時に、その際に生じる吸収熱を冷却水によっ
て奪うようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の吸収器(a)は、伝熱管(c)内に冷却水を流す一
方、伝熱管(c)外で冷媒蒸気(アンモニア蒸気)を吸
収液(アンモニア希溶液)に吸収させる構成を採ること
から、その小型化が極めて困難であった。以下、この点
について説明する。
【0009】先ず、シェル(b)について、内容積を同
一とした場合には、シェル(b)の形状を直方体状(角
形)とする方が設置面積等の面では有利である。しかし
ながら、上述のようにシェル(b)には耐圧性が要求さ
れため、シェル(b)を直方体状とすると、円筒状とし
た場合に比べてその肉厚を大幅に厚くしなければならな
い。具体的には、約10倍程度の肉厚が必要となる。従
って、伝熱管(c)外で吸収を行う構成をとりつつシェ
ル(b)を角形にするのは、加工が困難となり材料費も
嵩んでしまうことから、現実的ではない。
【0010】また、伝熱管(c)が碁盤形に四角く配列
された伝熱管群(d)を円筒状のシェル(b)に収納して
いるため、伝熱管群(d)とシェル(b)との間に空間が
できてしまう。この空間は、シェル(b)の全体に冷媒
蒸気(アンモニア蒸気)を行き渡らせるためにある程度
の広さが必要である。その反面、この空間を確保する必
要からシェル(b)が大型化し、ひいては吸収器(a)全
体の大型化を招いていた。
【0011】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、吸収式冷凍装置の吸
収器について、その小型化を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸収器(30)
において、伝熱管(53)内で冷媒ガスの吸収を行い、伝
熱管(53)外に冷却媒体を流通させるようにしたもので
ある。
【0013】本発明が講じた第1の解決手段は、吸収式
冷凍装置を対象とし、容器状のシェル(31)と該シェル
(31)の内部に立設された複数の伝熱管(53)とを有
し、該伝熱管(53)の上端から管内に冷媒蒸気及び吸収
液を導入すると共に、上記シェル(31)の内部における
伝熱管(53)の外部に冷却水を流通させる吸収器(30)
を設けるものである。
【0014】本発明が講じた第2の解決手段は、アンモ
ニアを冷媒として用いる吸収式冷凍装置を対象とする。
そして、立設された複数の伝熱管(53)を有し、該伝熱
管(53)の上端から管内に冷媒蒸気及び吸収液を導入す
ると共に、伝熱管(53)の外部に冷却用流体を流通させ
る吸収器(30)を設けるものである。
【0015】本発明が講じた第3の解決手段は、上記第
2の解決手段において、吸収器(30)は、容器状に形成
されて内部に伝熱管(53)を収納するシェル(31)を備
え、該シェル(31)の内部における伝熱管(53)の外部
に冷却用流体である冷却水を流通させるものである。
【0016】本発明が講じた第4の解決手段は、上記第
1又は第3の解決手段において、吸収器(30)のシェル
(31)は、中空の直方体状に形成されるものである。
【0017】本発明が講じた第5の解決手段は、上記第
4の解決手段において、吸収器(30)は、シェル(31)
の下端部に形成された冷却水の入口(41)と、上記シェ
ル(31)の上端部に形成された冷却水の出口(42)と、
上記シェル(31)の内部に上下方向に所定間隔で複数設
けられて冷却水を左右に蛇行して流すためのバッフル板
(43)とを備えるものである。
【0018】本発明が講じた第6の解決手段は、上記第
4の解決手段において、吸収器(30)の複数の伝熱管
(53)は、碁盤目状に配列される一方、吸収器(30)の
シェル(31)は、上記伝熱管(53)の軸方向に沿った側
面部(32)のうち少なくとも1つが開閉可能に構成され
るものである。
【0019】本発明が講じた第7の解決手段は、上記第
4の解決手段において、吸収器(30)は、シェル(31)
の対向する一対の側面部(33,34)を互いに連結する支
持部材(45)を備えるものである。
【0020】本発明が講じた第8の解決手段は、上記第
1,第2又は第3の解決手段において、吸収器(30)
は、伝熱管(53)の上方に配置されて吸収液を下方に向
けて散布することにより伝熱管(53)内に吸収液を供給
するためのスプレー部材(64)を備えるものである。
【0021】本発明が講じた第9の解決手段は、上記第
8の解決手段において、吸収器(30)は、各伝熱管(5
3)が貫通して該伝熱管(53)の上端部を支持する管板
(51)と、上記管板(51)の上面に立設されて該管板
(51)の上面を複数の領域に区画するための堰板(56)
とを備えるものである。
【0022】本発明が講じた第10の解決手段は、上記
第1,第2又は第3の解決手段において、吸収器(30)
は、各伝熱管(53)と連通して各伝熱管(53)に冷媒蒸
気を分配するための入口ヘッダ(60)と、上記入口ヘッ
ダ(60)に冷媒蒸気を導入するための複数の冷媒導入口
(61)とを備えるものである。
【0023】本発明が講じた第11の解決手段は、上記
第1,第2又は第3の解決手段において、吸収器(30)
は、各伝熱管(53)と連通して各伝熱管(53)に冷媒蒸
気を分配するための入口ヘッダ(60)と、上記入口ヘッ
ダ(60)の内部へ上記伝熱管(53)の軸に対して斜め方
向に冷媒蒸気を導入する冷媒導入口(61)とを備えるも
のである。
【0024】本発明が講じた第12の解決手段は、上記
第1,第2又は第3の解決手段において、吸収器(30)
の伝熱管(53)には、線材を螺旋状に形成した螺旋部材
(55)が伝熱管(53)の内面に沿うように挿入されるも
のである。
【0025】−作用− 上記第1,第2,第3の解決手段では、吸収式冷凍装置
の吸収器(30)において、複数の伝熱管(53)が立設さ
れる。即ち、各伝熱管(53)は、その軸方向がほぼ鉛直
方向となる姿勢で設けられる。この吸収器(30)では、
伝熱管(53)の上端からその内部に冷媒蒸気及び吸収液
が導入される。従って、伝熱管(53)の内壁を伝って吸
収液が流れ落ち、伝熱管(53)内において吸収液に冷媒
蒸気が吸収される。特に、第2の解決手段では、アンモ
ニア蒸気が冷媒蒸気として伝熱管(53)内に導入され
る。その際、冷媒蒸気の圧力は、専ら伝熱管(53)に作
用する。伝熱管(53)は円形断面であり、肉厚をさほど
厚くしなくても耐圧性が確保される。
【0026】また、上記吸収器(30)では、伝熱管(5
3)の外部に冷却水又は冷却用流体を流している。従っ
て、伝熱管(53)が冷却水等によって冷却され、伝熱管
(53)内での吸収により生じる吸収熱が奪われる。特
に、第1,第3の解決手段では、伝熱管(53)をシェル
(31)内に収納し、シェル(31)内の空間に冷却水を流
している。上述のように、吸収器(30)に導入される冷
媒蒸気の圧力は、専ら伝熱管(53)に作用するため、シ
ェル(31)には作用しない。従って、シェル(31)につ
いて、圧力容器としての耐圧性は必要とされない。
【0027】上記第4の解決手段では、シェル(31)が
直方体状に形成される。上述のように、本解決手段にお
いて、圧力容器としての耐圧性をシェル(31)に与える
必要はない。従って、シェル(31)を直方体状とした場
合であっても、その肉厚は薄く維持される。
【0028】上記第5の解決手段では、シェル(31)の
下部に冷却水が導入され、シェル(31)の上部から冷却
水が流出する。その際、冷却水の入口(41)からシェル
(31)内に入った冷却水は、シェル(31)内を左右に蛇
行しながら上方の冷却水の出口(42)に向かって流れ
る。つまり、伝熱管(53)の内部では吸収液が上から下
に向かって流れるのに対し、伝熱管(53)の外部では冷
却水が蛇行しつつ下から上に向かって流れる。従って、
伝熱管(53)の内外における熱交換の態様は、対向流と
なる。
【0029】上記第6の解決手段では、シェル(31)の
内部において複数の伝熱管(53)が碁盤目状に配列され
る。即ち、伝熱管(53)の配列は、伝熱管(53)の端面
側から見て縦横に直線上に並んだいわゆる碁盤形配列と
される。また、直方体状に形成されたシェル(31)の側
面部(32)のうち、少なくとも1つの側面部(35)が開
閉可能に構成される。
【0030】上記第7の解決手段では、直方体状に形成
されたシェル(31)の側面部(32)のうち対向する一対
の側面部(33,34)が、支持部材(45)によって互いに
連結される。ここで、シェル(31)の内部には冷却水が
流れるため、循環駆動力として冷却水に付与される圧力
は、シェル(31)を膨らませる方向に作用する。これに
対し、本解決手段では、対向する一対の側面部(33,3
4)を支持部材(45)で連結している。従って、シェル
(31)の側面部(33,34)に作用する冷却水の圧力の一
部は、支持部材(45)が負担する。
【0031】上記第8の解決手段では、スプレー部材
(64)によって吸収液が散布される。このスプレー部材
(64)の下方には、複数の伝熱管(53)の上端が開口し
ている。そして、スプレー部材(64)から飛散した吸収
液は、伝熱管(53)の内部に入り、伝熱管(53)の内壁
を伝って流れ落ちる。
【0032】上記第9の解決手段では、各伝熱管(53)
が管板(51)を貫通して設けられる。この管板(51)
は、伝熱管(53)の上端部を支持しており、管板(51)
の上面には伝熱管(53)の上端が開口している。本解決
手段では、スプレー部材(64)から散布することによっ
て吸収液を伝熱管(53)に導入している。散布された吸
収液は、その一部は伝熱管(53)に直接入るが、残りは
管板(51)の上面に当たった後に伝熱管(53)に流れ込
む。その際、管板(51)が傾いていると、その傾斜に沿
って吸収液が流れることとなる。そのため、各伝熱管
(53)に吸収液を均等に分配できなくなるおそれがあ
る。
【0033】これに対し、本解決手段では、管板(51)
の上面に所定の堰板(56)を設け、管板(51)の上面を
複数の領域に区画している。従って、管板(51)の上面
の一つの領域に到達した吸収液は、必ずその領域内に開
口する伝熱管(53)に流入し、吸収液が堰板(56)を超
えて他の領域に流入することはない。
【0034】上記第10の解決手段では、吸収器(30)
に入口ヘッダ(60)が設けられる。この入口ヘッダ(6
0)は、全ての伝熱管(53)と連通している。また、複
数の冷媒導入口(61)が、入口ヘッダ(60)に設けられ
る。複数の冷媒導入口(61)から入口ヘッダ(60)に導
入された冷媒蒸気は、その後に各伝熱管(53)に分配さ
れる。
【0035】上記第11の解決手段では、吸収器(30)
に入口ヘッダ(60)が設けられる。入口ヘッダ(60)
は、各伝熱管(53)と連通している。即ち、入口ヘッダ
(60)の内部には、立設された伝熱管(53)の上端が開
口している。この入口ヘッダ(60)には、冷媒導入口
(61)を通じて冷媒蒸気が導入される。その際、冷媒蒸
気は、伝熱管(53)の軸方向、即ち鉛直方向に対して斜
めの方向に向かって入口ヘッダ(60)内へ導入される。
【0036】上記第12の解決手段では、螺旋部材(5
5)が伝熱管(53)の内面に沿って挿入される。上述の
ように、伝熱管(53)に導入された吸収液は、その内面
に沿って流れ落ちる。その際、伝熱管(53)には螺旋部
材(55)が挿入されているため、吸収液は螺旋部材(5
5)によって案内されて旋回しつつ下方へ流れ落ちる。
従って、吸収液が直線的に流れ落ちる場合に比べ、吸収
液が伝熱管(53)の上端から下端に至るまでの時間が延
長される。また、伝熱管(53)の内面から内側に螺旋部
材(55)が突出している。このため、伝熱管(53)の内
面に沿わずに落下する吸収液の液滴も、螺旋部材(55)
に接触して捕集される。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る吸収器(30)では、従来の
伝熱管(53)外で冷媒蒸気の吸収を行うものとは逆に、
伝熱管(53)内で冷媒蒸気の吸収を行うようにしてい
る。つまり、冷媒蒸気の圧力は、専ら伝熱管(53)に作
用する。また、上述のように、伝熱管(53)は円形断面
であることから、従来と同様の肉厚の伝熱管(53)を用
いても充分な耐圧性が確保される。更に、この伝熱管
(53)は、上記従来のものも含めて吸収器(30)には必
要な構成要素である。従って、本発明によれば、吸収器
(30)に必要とされる伝熱管(53)によって、吸収器
(30)に求められる耐圧性を確保することが可能とな
る。このため、吸収器(30)について耐圧性を確保する
ための形状の制約をなくすことができ、吸収器(30)の
形状を自由に設定できることから、吸収器(30)の小型
化が可能となる。
【0038】また、上記第1,第3の解決手段では、伝
熱管(53)をシェル(31)内に収納する構成としている
が、この場合も、冷媒蒸気の圧力がシェル(31)に作用
することはない。従って、このシェル(31)に対して圧
力容器としての耐圧性は要求されない。このため、シェ
ル(31)の肉厚を薄く維持しつつ、シェル(31)の形状
を小型化に有利な形状(例えば直方体状)とすることが
可能となる。
【0039】特に、上記第4の解決手段では、具体的に
シェル(31)を直方体状に形成している。従って、同一
の容積を確保した場合、従来のようなシェル(31)を円
筒状とする場合に比べ、吸収器(30)の設置面積を小さ
くすることができる。
【0040】上記第5の解決手段によれば、伝熱管(5
3)の内外における熱交換の態様を、対向流とすること
ができる。従って、伝熱管(53)内外での熱交換量を充
分に確保でき、吸収熱の放熱を確実に行って吸収性能の
向上を図ることができる。
【0041】上記第6の解決手段によれば、シェル(3
1)の側面部(35)を開いて伝熱管(53)の洗浄を確実
に行うことができる。つまり、シェル(31)の内部には
冷却水が流れるため、装置の運転によって伝熱管(53)
の外周面にスケール等の汚れが付着し、この汚れによっ
て熱交換が阻害される。従って、定期的に伝熱管(53)
の洗浄を行うことにより、吸収器(30)の性能を確実に
維持することができ、ひいては装置の冷凍能力を長期に
亘って充分に発揮させることができる。その際、伝熱管
(53)の配列をいわゆる碁盤形配列としているため、伝
熱管(53)の表面から確実に汚れを擦り取ることができ
る。
【0042】上記第7の解決手段によれば、シェル(3
1)において一対の側面部(33,34)を支持部材(45)で
連結しているため、シェル(31)に作用する冷却水の圧
力を支持部材(45)にも負担させることができる。従っ
て、シェル(31)の形状を一対の側面部(33,34)が他
の側面部(35)に比べて大幅に広くなるような形状とし
た場合であっても、シェル(31)の肉厚を厚くすること
なく、支持部材(45)によって側面部(33,34)の膨出
量を低減できる。
【0043】上記第8の解決手段では、スプレー部材
(64)で吸収液を散布することによって伝熱管(53)に
吸収液を導入している。従って、吸収液を複数の伝熱管
(53)にほぼ均等に分散させることができ、各伝熱管
(53)を流れる吸収液の量を均一化することができる。
このため、各伝熱管(53)における冷媒蒸気の吸収量を
確保することができ、吸収器(30)の性能を充分に発揮
させることが可能となる。
【0044】上記第9の解決手段では、堰板(56)によ
って管板(51)の上面を複数の領域に区画している。従
って、スプレー部材(64)から飛散して管板(51)の上
面に区画された一つの領域に到達した吸収液を、その領
域内に開口する伝熱管(53)に導入することができる。
このため、管板(51)が完全に水平でない場合、管板
(51)の上面側において、一つの領域内では吸収液が偏
在し得るものの、堰板(56)を超えて吸収液が偏ること
はない。この結果、管板(51)が傾いてしまった場合で
も、吸収器(30)全体で見ると各伝熱管(53)に対する
吸収液の供給量の偏りを少なくすることができ、吸収器
(30)の性能を確保することが可能となる。
【0045】上記第10の解決手段では、入口ヘッダ
(60)に複数の冷媒導入口(61)を設けている。従っ
て、入口ヘッダ(60)の内部において冷媒蒸気を平均的
に存在させることができ、各伝熱管(53)に対する冷媒
蒸気の供給量を均一化することができる。この結果、各
伝熱管(53)における冷媒蒸気の吸収を確実に行うこと
ができ、吸収器(30)の性能を充分に発揮させることが
可能となる。
【0046】上記第11の解決手段では、入口ヘッダ
(60)に冷媒蒸気を導入する際に、伝熱管(53)の軸に
対して斜めに冷媒蒸気を導入している。ここで、入口ヘ
ッダ(60)への冷媒蒸気の導入時に、伝熱管(53)の軸
方向に冷媒蒸気を吹き出すこととすると、冷媒導入口
(61)に対向する箇所の伝熱管(53)に集中的に冷媒蒸
気が送り込まれ、各伝熱管(53)への冷媒蒸気の均等分
配が困難となる。一方、伝熱管(53)の軸と直角方向に
冷媒蒸気を吹き出すこととすると、冷媒蒸気の流れによ
って伝熱管(53)への吸収液の流入が妨げられる場合も
あり、これでは吸収性能の低下を招く。これに対し、本
解決手段のように冷媒蒸気を斜めに導入することとする
と、上記の問題を緩和することができ、各伝熱管(53)
へ導入される冷媒蒸気の量を相対的に均一化できる。
【0047】上記第12の解決手段によれば、伝熱管
(53)に螺旋部材(55)を挿入することによって、吸収
液が伝熱管(53)の上端から下端に至るまでの時間を引
き延ばすことができる。また、吸収液が伝熱管(53)と
接触する時間が延びるため、伝熱管(53)外の冷却水や
冷却用流体との熱交換量を確保でき、吸収熱の放熱を充
分に行うことができる。このため、吸収液に吸収される
冷媒蒸気の量を増大させることができ、吸収器(30)の
吸収性能を向上させることができる。また、伝熱管(5
3)の内面に沿わずに落下する吸収液の液滴も存在する
が、そのような液滴を螺旋部材(55)によって捕集する
ことも可能となる。従って、伝熱管(53)の内面に沿っ
て流れる吸収液の量を確保でき、これによっても吸収性
能の向上を図ることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本実施形態に係る吸収式冷凍
装置(10)は、アンモニアを冷媒とし、水を吸収剤とし
て吸収式冷凍サイクルを行うものである。
【0049】−吸収式冷凍装置の全体構成及びその動作
−本実施形態に係る吸収式冷凍装置(10)の全体構成に
ついて、図1を参照しながら説明する。この冷凍装置
(10)は、蒸発器(11)、吸収器(30)、発生器(1
2)、精留器(13)及び凝縮器(14)を主要な構成機器
として構成されている。これらの機器が配管接続されて
閉回路を構成し、冷媒であるアンモニア及び吸収剤であ
る水(アンモニア水溶液)が閉回路内を循環する。
【0050】蒸発器(11)には、冷媒液であるアンモニ
ア液と、冷却対象物であるブラインとが供給されてい
る。蒸発器(11)では、アンモニア液とブラインとが熱
交換を行い、ブラインがアンモニアに対して放熱する一
方、アンモニア液がブラインから吸熱して蒸発する。こ
れによって、ブラインが所定温度(例えば−30〜−2
0℃)まで冷却される。
【0051】吸収器(30)には、蒸発器(11)からのア
ンモニア蒸気と、発生器(12)からのアンモニア希溶液
が供給されている。吸収器(30)では、アンモニア蒸気
と吸収力の強いアンモニア希溶液とが接触し、アンモニ
ア蒸気がアンモニア希溶液に吸収される。アンモニア希
溶液は、吸収によって濃度が上昇し、アンモニア濃溶液
となる。ここで、アンモニア蒸気が吸収される際には、
吸収熱が発生する。従って、吸収器(30)に冷却水を供
給し、この冷却水によって吸収熱を放熱している。
【0052】この吸収器(30)は、シェル(31)内に多
数の伝熱管(53)を収納して構成されており、その意味
ではシェル&チューブ型の熱交換器といえる。しかしな
がら、この吸収器(30)は、立設された伝熱管(53)の
内部でアンモニア蒸気の吸収を行うように構成されてい
る。吸収器(30)の詳細構成については、後述する。
【0053】吸収力の弱いアンモニア濃溶液は、吸収器
(30)から精留器(13)及び発生器(12)に送られて、
アンモニア蒸気とアンモニア希溶液とに分離される。具
体的に、吸収器(30)でアンモニア蒸気を吸収したアン
モニア濃溶液は、溶液ポンプ(15)によって精留器(1
3)に送られる。その際、アンモニア濃溶液は、溶液熱
交換器(16)において発生器(12)から吸収器(30)に
送られるアンモニア希溶液と熱交換し、加熱された後に
精留器(13)へ送り込まれる。アンモニア濃溶液は、精
留器(13)においてやや濃度を低下させた後に発生器
(12)へ流入する。
【0054】発生器(12)は、アンモニア濃溶液を加熱
するボイラを構成している。発生器(12)の加熱源とし
ては、高温水蒸気やガス・油等の燃焼ガスが用いられ
る。発生器(12)では、アンモニア濃溶液が加熱され、
アンモニアが蒸発してアンモニア濃溶液の濃度が低下す
る。その際、アンモニア濃溶液からは、アンモニアだけ
でなく水も蒸発する。従って、発生器(12)では、アン
モニア蒸気と水蒸気の混合蒸気が発生する。この混合蒸
気は、精留器(13)へ送られる。一方、濃度の低下した
アンモニア希溶液は、溶液熱交換器(16)を通って放熱
し、減圧弁(17)で減圧された後に吸収器(30)へ送ら
れる。
【0055】精留器(13)は、発生器(12)で発生した
アンモニア蒸気と水蒸気の混合蒸気が導入され、この混
合蒸気からアンモニア蒸気を分離するものである。具体
的に、精留器(13)は、縦長の円筒容器状に構成され、
内部にはバブルキャップ式等のトレイが複数段設けられ
ている。精留器(13)の下段部には、発生器(12)から
の混合蒸気が導入される。また、精留器(13)の中段部
には、吸収器(30)からのアンモニア濃溶液が導入され
る。更に、精留器(13)の上段部には、凝縮器(14)で
生成したほぼ純粋なアンモニア液(例えば99.8%)
が導入される。
【0056】精留器(13)では、アンモニア濃溶液及び
アンモニア液が各トレイを流れ落ちる一方、アンモニア
蒸気と水蒸気の混合蒸気が上方に向かって流れる。その
間にアンモニア濃溶液等と混合蒸気が気液接触し、混合
蒸気中の水蒸気がアンモニア濃溶液等に吸収されると同
時に、アンモニア濃溶液等に含まれるアンモニアが蒸発
し、最終的に高純度(例えば99.8%)のアンモニア
蒸気が得られる。
【0057】凝縮器(14)には、精留器(13)からのア
ンモニア蒸気と、冷却水とが供給されている。蒸発器
(11)では、アンモニア蒸気と冷却水とが熱交換を行
い、アンモニア蒸気が冷却水に対して放熱して凝縮す
る。
【0058】凝縮器(14)で生成したアンモニア液は、
一部がリフラックスポンプ(18)によって精留器(13)
に送られる。その際、制御弁(19)の開度を調節するこ
とにより、精留器(13)へ送られるアンモニア液の流量
を調節している。制御弁(19)の開度は、精留器(13)
の出口におけるアンモニア蒸気の温度に基づいて制御さ
れている。そして、精留器(13)へのアンモニア液の供
給量を調節して、精留器(13)で生成されるアンモニア
蒸気を高純度(例えば99.8%)に維持している。一
方、凝縮器(14)で生成したアンモニア液の残りは、膨
張弁(20)を通って減圧された後に蒸発器(11)に供給
され、ブラインの冷却に利用される。
【0059】−吸収器の構成− 本実施形態に係る吸収器(30)について、図2〜図5を
参照しながら説明する。
【0060】吸収器(30)は、直方体容器状のシェル
(31)を備え、このシェル(31)の内部に多数の伝熱管
(53)を立設して構成されている。また、吸収器(30)
には、入口ヘッダ(60)、出口ヘッダ(65)及びスプレ
ーヘッダ(62)が設けられている。そして、この吸収器
(30)は、伝熱管(53)の管内でアンモニア蒸気の吸収
を行うように構成されている。
【0061】吸収器(30)のシェル(31)は、幅広で奥
行きの短い直方体状に形成されている。シェル(31)に
おいて鉛直方向に広がる4つの側面部(32)のうち、面
積の広い方の一対が正面側部(33)又は背面側部(34)
を構成している。具体的に、図2の紙面に対して手前側
が正面側部(33)に、奥側が背面側部(34)にそれぞれ
構成されている。一方、上記4つの側面部(32)のう
ち、面積の狭い方の一対が横側部(35)を構成してい
る。具体的に、図2において左右に位置する側面部(3
2)が横側部(35)を構成している。
【0062】一対の横側部(35)のうち一方(図2にお
ける右側)は、平板状の蓋部材(36)によって構成され
ている。この蓋部材(36)は、複数のボルト(37)によ
って取付固定されている。即ち、蓋部材(36)からなる
シェル(31)の横側部(35)は、開閉可能に構成されて
いる。また、蓋部材(36)には、冷却水入口(41)及び
冷却水出口(42)が形成されている。冷却水入口(41)
は蓋部材(36)の下端部に設けられ、冷却水出口(42)
は蓋部材(36)の上端部に設けられている。また、冷却
水入口(41)及び冷却水出口(42)には、フランジが形
成されている。
【0063】シェル(31)の内部には、複数のバッフル
板(43)が設けられ、このバッフル板(43)によって左
右に蛇行する冷却水通路(44)が形成されている。この
冷却水通路(44)は、下端部で冷却水入口(41)と連通
し、上端部で冷却水出口(42)と連通している。
【0064】また、シェル(31)の正面側部(33)と背
面側部(34)とは、アンカー部材(45)を介して連結さ
れている。アンカー部材(45)は、中空円筒状に形成さ
れている。そして、アンカー部材(45)は、正面側部
(33)及び背面側部(34)を貫通して設けられ、一端部
が正面側部(33)に、他端部が背面側部(34)にそれぞ
れ溶接接合されている。このアンカー部材(45)は、冷
却水の水圧による正面側部(33)及び背面側部(34)の
膨出を抑制する支持部材を構成している。
【0065】シェル(31)には、その上部に上管板(5
1)が設けられ、下部に下管板(52)が設けられてい
る。上管板(51)及び下管板(52)は、共に平板状に形
成され、水平姿勢で設けられている。上管板(51)及び
下管板(52)には、伝熱管(53)が垂直方向に貫通して
設けられている。即ち、伝熱管(53)は、その軸が鉛直
方向となる姿勢で設けられている。そして、上管板(5
1)は伝熱管(53)の上端部を支持固定し、下管板(5
2)は伝熱管(53)の下端部を支持固定している。ま
た、伝熱管(53)は、その上端面が上管板(51)の上面
とほぼ一致する状態で上管板(51)に固定されている。
【0066】複数の伝熱管(53)は、いわゆる碁盤目状
に配列されている(図4参照)。具体的に、伝熱管(5
3)は、その端面側から見て縦横に一列に並ぶように配
列されている。伝熱管(53)は、所定の本数毎にまとま
って管群(54)を構成している。本実施形態の吸収器
(30)では、上管板(51)の長手方向、即ち吸収器(3
0)の幅方向に5つの管群(54)が一定の間隔をおいて
設けられている。
【0067】上管板(51)の上面には、堰板(56)が立
設されている。堰板(56)は、比較的幅の狭い薄板状に
形成され、各管群(54)の間に位置して4枚設けられて
いる。従って、上管板(51)の上面は、4枚の堰板(5
6)によって5つの領域に区画されている。即ち、上管
板(51)の上面に区画された一つの領域には、一つの管
群(54)を構成する伝熱管(53)の上端が開口してい
る。
【0068】シェル(31)の上部には、入口ヘッダ(6
0)が設けられている。入口ヘッダ(60)は、上管板(5
1)の上面を覆うように設けられ、その内部が各伝熱管
(53)と連通している。また、入口ヘッダ(60)には、
フランジの形成された冷媒導入口(61)が二つ設けられ
ている。この冷媒導入口(61)を通じて蒸発器(11)か
らのアンモニア蒸気が入口ヘッダ(60)に導入され、そ
の後に各伝熱管(53)に分配される。
【0069】冷媒導入口(61)は、入口ヘッダ(60)に
斜めに取り付けられている。具体的に、冷媒導入口(6
1)は、入口ヘッダ(60)における背面側の角部に取り
付けられている(図3参照)。そして、この冷媒導入口
(61)は、入口ヘッダ(60)の内部に向かって、伝熱管
(53)の軸に斜めの方向へアンモニア蒸気を導入するよ
うに構成されている。
【0070】入口ヘッダ(60)には、スプレーヘッダ
(62)が設けられている。スプレーヘッダ(62)は、入
口ヘッダ(60)の幅方向(図2における左右方向)に延
びる管状に形成され、入口ヘッダ(60)の上部に設置さ
れている。スプレーヘッダ(62)には、背面側に延びる
溶液入口(63)が設けられている(図3参照)。この溶
液入口(63)を通じて、発生器(12)からのアンモニア
希溶液がスプレーヘッダ(62)内に導入される。
【0071】また、スプレーヘッダ(62)には、その長
手方向に4つのスプレーノズル(64)が等間隔で設けら
れている。各スプレーノズル(64)は、下端が入口ヘッ
ダ(60)内に開口しており、スプレーヘッダ(62)内の
アンモニア希溶液を下方に向かって散布する。即ち、ス
プレーノズル(64)は、伝熱管(53)の上方から該伝熱
管(53)内にアンモニア希溶液(吸収液)を供給するス
プレー部材を構成している。
【0072】シェル(31)の下部には、出口ヘッダ(6
5)が設けられている。出口ヘッダ(65)は、下管板(5
2)の下面を覆うように設けられ、その内部が各伝熱管
(53)と連通している。各伝熱管(53)内でアンモニア
蒸気を吸収したアンモニア水溶液は、吸収によって濃度
が上昇し、アンモニア濃溶液となって出口ヘッダ(65)
内に流入する。また、出口ヘッダ(65)には、フランジ
の形成された溶液出口(66)が設けられている。そし
て、アンモニア濃溶液は、溶液出口(66)を通って流出
し、その後に精留器(13)へと送られる。また、出口ヘ
ッダ(65)の下部には、一対の脚部(38)が取り付けら
れている。
【0073】図5に示すように、各伝熱管(53)の内部
には、螺旋部材(55)が挿入されている。この螺旋部材
(55)は、線材を螺旋状に形成したもので、伝熱管(5
3)の内面に沿って設けられている。
【0074】−吸収器の動作− 吸収式冷凍装置(10)の運転中は、蒸発器(11)からの
アンモニア蒸気と、発生器(12)からのアンモニア希溶
液とが吸収器(30)に供給される。具体的に、アンモニ
ア蒸気は、二つの冷媒導入口(61)を通じてシェル(3
1)内に導入される。また、アンモニア希溶液は、溶液
入口(63)からスプレーヘッダ(62)へ入り、4つのス
プレーヘッダ(62)から入口ヘッダ(60)内に散布され
る。そして、アンモニア蒸気及びアンモニア希溶液が各
伝熱管(53)の内部に導入される。ここで、上管板(5
1)の上面は、堰板(56)によって5つの領域に区画さ
れている。このため、一つの領域内に散布されたアンモ
ニア希溶液は、必ずその領域内に位置する管群(54)の
伝熱管(53)に供給される。
【0075】伝熱管(53)内に導入されたアンモニア水
溶液(アンモニア希溶液)は、伝熱管(53)の内面に沿
って流れ落ちる。上述のように、伝熱管(53)には、螺
旋部材(55)がその内面に沿って挿入されている。従っ
て、アンモニア水溶液は、螺旋部材(55)によって案内
されて旋回しつつ下方へ流れ落ち、その間にアンモニア
蒸気を吸収する。また、伝熱管(53)の内面に沿わずに
落下する吸収液の液滴も、螺旋部材(55)に接触して捕
集され、その後は伝熱管(53)の内面に沿って流れる。
アンモニア水溶液は、伝熱管(53)内においてアンモニ
ア蒸気を吸収し、アンモニア濃溶液となって伝熱管(5
3)の下端から出口ヘッダ(65)へ流入する。各伝熱管
(53)から流出したアンモニア濃溶液は、出口ヘッダ
(65)内で合流し、溶液出口(66)を通じて精留器(1
3)へと送られる。
【0076】また、吸収器(30)には、クーリングタワ
ー等で冷却された冷却水が供給されている。冷却水は、
冷却水入口(41)を通じてシェル(31)内に導入され、
冷却水通路(44)を流れる。この冷却水は、シェル(3
1)内を左右に蛇行しながら上方に向かって流れ、その
間に伝熱管(53)の外周面と接触する。従って、伝熱管
(53)の内部におけるアンモニア蒸気の吸収により生じ
た吸収熱は、伝熱管(53)の外部を流れる冷却水に対し
て放熱される。
【0077】その際、伝熱管(53)の内部ではアンモニ
ア水溶液が上から下に向けて流れるのに対し、伝熱管
(53)の外部では冷却水が蛇行しつつ下から上に向けて
流れる。このため、伝熱管(53)の内外における熱交換
の態様は、擬似的に対向流となる。その後、冷却水は冷
却水出口(42)を通って流出し、クーリングタワー等で
冷却されてから再び吸収器(30)に送られる。
【0078】−実施形態の効果− 本実施形態では、吸収器(30)において、伝熱管(53)
の内部にアンモニア蒸気を導入し、シェル(31)側に冷
却水を通水するようにしている。このため、アンモニア
蒸気の圧力は、伝熱管(53)、入口ヘッダ(60)及び出
口ヘッダ(65)に作用することとなる。即ち、シェル
(31)の側面部(32)には、アンモニア蒸気の圧力は作
用せず、シェル(31)に圧力容器としての耐圧性は要求
されない。このため、シェル(31)の形状について、耐
圧性を確保するための制約がなくなり、シェル(31)の
形状を自由に設定して吸収器(30)の小型化を図ること
が可能となる。具体的に、図7に示すようなシェル(3
1)を円筒状とした従来のものに比べ、本実施形態のよ
うにシェル(31)を直方体状とすることにより、据付面
積を半分以下に削減できる。
【0079】また、本実施形態では、スプレーノズル
(64)からアンモニア希溶液を散布することによって伝
熱管(53)にアンモニア希溶液を導入している。従っ
て、アンモニア希溶液を複数の伝熱管(53)にほぼ均等
に分散させることができ、各伝熱管(53)を流れるアン
モニア希溶液の量を均一化することができる。このた
め、各伝熱管(53)におけるアンモニア蒸気の吸収量を
確保することができ、吸収器(30)の性能を充分に発揮
させることが可能となる。
【0080】また、本実施形態では、堰板(56)によっ
て上管板(51)の上面を複数の領域に区画している。従
って、上管板(51)が完全に水平姿勢ではなく、やや傾
いた状態となった場合でも、各伝熱管(53)に対するア
ンモニア希溶液の供給量の偏りを少なくできる。この点
について、図6を参照しながら説明する。
【0081】先ず、図6(a)は、堰板(56)を全く設け
ない場合を示している。上管板(51)が傾いた状態とな
ると、スプレーノズル(64)から散布されて直接伝熱管
(53)に入らなかったアンモニア希溶液は、上管板(5
1)の傾いた側に流れる。そして、堰板(56)を設けな
い場合、上管板(51)の全面のアンモニア希溶液が傾い
た側に集中することとなる。このため、特定箇所の伝熱
管(53)に流入するアンモニア希溶液の量が他の箇所に
比べて極端に増加してしまう。
【0082】これに対し、図6(b)は、堰板(56)を設
けた本実施形態に係る吸収器(30)を示している。この
場合、上管板(51)の上面が堰板(56)で区画されてい
るため、上管板(51)が傾いていたとしても、上管板
(51)の表面のアンモニア希溶液が堰板(56)を超えて
流れることはない。従って、一つの領域内で見ると伝熱
管(53)への液供給量は若干偏るものの、吸収器(30)
の全体としてみれば液供給量の偏りを比較的少なくする
ことができる。このため、本実施形態によれば、上管板
(51)が完全に水平姿勢でない場合であっても、各伝熱
管(53)へのアンモニア希溶液の供給量を比較的均一に
維持でき、吸収器(30)の性能を確実に発揮させること
ができる。
【0083】また、本実施形態では、入口ヘッダ(60)
に冷媒導入口(61)を二つ設けると共に、冷媒導入口
(61)からはアンモニア蒸気を斜め方向に導入してい
る。このため、横長に形成された入口ヘッダ(60)に対
して平均的にアンモニア蒸気を送り込むことができ、こ
れによって、各伝熱管(53)に対してアンモニア蒸気を
平均的に供給することが可能となる。更に、冷媒導入口
(61)を複数として導入時のアンモニア蒸気の流速を低
減すると同時に、アンモニア蒸気を斜めに導入してい
る。このため、アンモニア蒸気の流れに起因する上管板
(51)の上面におけるアンモニア希溶液の波立ちを抑制
でき、各伝熱管(53)への液供給量を均一化できる。従
って、本実施形態によれば、各伝熱管(53)へのアンモ
ニア蒸気及びアンモニア希溶液の供給量を均一化でき、
吸収器(30)の性能を充分に発揮させることが可能とな
る。
【0084】また、本実施形態によれば、伝熱管(53)
に螺旋部材(55)を挿入することによって、アンモニア
水溶液(アンモニア希溶液)が伝熱管(53)の上端から
下端に至るまでの時間を延長することができる。また、
アンモニア水溶液が伝熱管(53)と接触する時間が延び
るため、伝熱管(53)外の冷却水との熱交換量を増大さ
せることができ、吸収熱の充分に放熱することができ
る。このため、アンモニア水溶液に吸収されるアンモニ
ア蒸気の量を増大させることができ、吸収器(30)の吸
収性能を向上させることができる。また、伝熱管(53)
の内面に沿わずに落下するアンモニア水溶液の液滴も存
在するが、そのような液滴を螺旋部材(55)によって捕
集することも可能となる。従って、伝熱管(53)の内面
を伝って流れるアンモニア水溶液の量を確保でき、これ
によっても吸収性能の向上を図ることができる。
【0085】また、本シェルば、蓋部材(36)を取り外
すことによってシェル(31)の内部を洗浄することがで
きる。このため、伝熱管(53)の外周面に付着したスケ
ール等の汚れを確実に除去することができる。更に、伝
熱管(53)の配列をいわゆる碁盤形としているため、伝
熱管(53)の表面から汚れを確実に擦り取ることができ
る。従って、吸収器(30)の性能を確実に維持すること
ができ、ひいては冷凍装置(10)の冷凍能力を長期に亘
って充分に発揮させることができる。
【0086】また、本実施形態によれば、シェル(31)
の正面側部(33)と背面側部(34)とをアンカー部材
(45)で連結しているため、シェル(31)に作用する冷
却水の圧力をアンカー部材(45)にも負担させることが
できる。従って、本実施形態のようにシェル(31)を直
方体状に形成した場合であっても、シェル(31)の肉厚
を厚くすることなくその強度を確保でき、アンカー部材
(45)によって側面部(32)の膨出量を低減できる。
【0087】
【発明のその他の実施の形態】上記実施形態では、アン
モニアを冷媒として水を吸収剤とする吸収式冷凍サイク
ルを行うようにしているが、これに代えて、水を冷媒と
して臭化リチウム水溶液を吸収剤とする吸収式冷凍サイ
クルを行うようにしてもよい。
【0088】また、上記実施形態では、伝熱管(53)の
外部に冷却用流体として冷却水を通水し、この冷却水に
よって吸収熱を放熱させているが、これに代えて、伝熱
管(53)の外部に冷却用流体として外気を流し、外気に
よって吸収熱を放熱させるようにしてもよい。この場
合、冷却水通路(44)を形成しなくてもよいことからシ
ェル(31)を設ける必要はなくなる。ただし、空気側の
伝熱面積を稼ぐため、伝熱管(53)の外側にフィンを設
置する必要がある。
【0089】また、上記実施形態では、5つの管群(5
4)に対して4つのスプレーノズル(64)からアンモニ
ア希溶液を供給しているが、管群(54)と同数のスプレ
ーノズル(64)を設け、一つの管群(54)に対して一つ
のスプレーノズル(64)からアンモニア希溶液を供給す
るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る吸収式冷凍装置の全体構成図で
ある。
【図2】実施形態に係る吸収器の構成を示す正面図であ
る。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】図2におけるB−B断面図である。
【図5】実施形態に係る吸収器の要部拡大図である。
【図6】実施形態に係る吸収器における堰板の効果を説
明するための説明図である。
【図7】従来技術に係る吸収器の正面図及びC−C断面
図である。
【符号の説明】
(30) 吸収器 (31) シェル (32) 側面部 (33) 正面側部(側面部) (34) 背面側部(側面部) (35) 横側部(側面部) (41) 冷却水入口 (42) 冷却水出口 (43) バッフル板 (45) アンカー部材(支持部材) (51) 上管板 (53) 伝熱管 (55) 螺旋部材 (56) 堰板 (60) 入口ヘッダ (61) 冷媒導入口 (64) スプレーノズル(スプレー部材)
フロントページの続き (72)発明者 石黒 貴也 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器状のシェル(31)と該シェル(31)
    の内部に立設された複数の伝熱管(53)とを有して、該
    伝熱管(53)の上端から管内に冷媒蒸気及び吸収液を導
    入すると共に、上記シェル(31)の内部における伝熱管
    (53)の外部に冷却水を流通させる吸収器(30)を備え
    ている吸収式冷凍装置。
  2. 【請求項2】 アンモニアを冷媒として用いる吸収式冷
    凍装置であって、 立設された複数の伝熱管(53)を有して、該伝熱管(5
    3)の上端から管内に冷媒蒸気及び吸収液を導入すると
    共に、伝熱管(53)の外部に冷却用流体を流通させる吸
    収器(30)を備えている吸収式冷凍装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の吸収式冷凍装置におい
    て、 吸収器(30)は、容器状に形成されて内部に伝熱管(5
    3)を収納するシェル(31)を備え、該シェル(31)の
    内部における伝熱管(53)の外部に冷却用流体である冷
    却水を流通させる吸収式冷凍装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載の吸収式冷凍装置に
    おいて、 吸収器(30)のシェル(31)は、中空の直方体状に形成
    されている吸収式冷凍装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の吸収式冷凍装置におい
    て、 吸収器(30)は、シェル(31)の下端部に形成された冷
    却水の入口(41)と、上記シェル(31)の上端部に形成
    された冷却水の出口(42)と、上記シェル(31)の内部
    に上下方向に所定間隔で複数設けられて冷却水を左右に
    蛇行して流すためのバッフル板(43)とを備えている吸
    収式冷凍装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の吸収式冷凍装置におい
    て、 吸収器(30)の複数の伝熱管(53)は、碁盤目状に配列
    される一方、 吸収器(30)のシェル(31)は、上記伝熱管(53)の軸
    方向に沿った側面部(32)のうち少なくとも1つが開閉
    可能に構成されている吸収式冷凍装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の吸収式冷凍装置におい
    て、 吸収器(30)は、シェル(31)の対向する一対の側面部
    (33,34)を互いに連結する支持部材(45)を備えてい
    る吸収式冷凍装置。
  8. 【請求項8】 請求項1,2又は3記載の吸収式冷凍装
    置において、 吸収器(30)は、伝熱管(53)の上方に配置されて吸収
    液を下方に向けて散布することにより伝熱管(53)内に
    吸収液を供給するためのスプレー部材(64)を備えてい
    る吸収式冷凍装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の吸収式冷凍装置におい
    て、 吸収器(30)は、各伝熱管(53)が貫通して該伝熱管
    (53)の上端部を支持する管板(51)と、上記管板(5
    1)の上面に立設されて該管板(51)の上面を複数の領
    域に区画するための堰板(56)とを備えている吸収式冷
    凍装置。
  10. 【請求項10】 請求項1,2又は3記載の吸収式冷凍
    装置において、 吸収器(30)は、各伝熱管(53)と連通して各伝熱管
    (53)に冷媒蒸気を分配するための入口ヘッダ(60)
    と、上記入口ヘッダ(60)に冷媒蒸気を導入するための
    複数の冷媒導入口(61)とを備えている吸収式冷凍装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1,2又は3記載の吸収式冷凍
    装置において、 吸収器(30)は、各伝熱管(53)と連通して各伝熱管
    (53)に冷媒蒸気を分配するための入口ヘッダ(60)
    と、上記入口ヘッダ(60)の内部へ上記伝熱管(53)の
    軸に対して斜め方向に冷媒蒸気を導入する冷媒導入口
    (61)とを備えている吸収式冷凍装置。
  12. 【請求項12】 請求項1,2又は3記載の吸収式冷凍
    装置において、 吸収器(30)の伝熱管(53)には、線材を螺旋状に形成
    した螺旋部材(55)が伝熱管(53)の内面に沿うように
    挿入されている吸収式冷凍装置。
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