JPH0528076B2 - - Google Patents

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JPH0528076B2
JPH0528076B2 JP60077070A JP7707085A JPH0528076B2 JP H0528076 B2 JPH0528076 B2 JP H0528076B2 JP 60077070 A JP60077070 A JP 60077070A JP 7707085 A JP7707085 A JP 7707085A JP H0528076 B2 JPH0528076 B2 JP H0528076B2
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signal
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JP60077070A
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Yasufumi Yamada
Masami Nagata
Hirotaka Takeuchi
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0528076B2 publication Critical patent/JPH0528076B2/ja
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/06Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current
    • H02P7/18Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power
    • H02P7/24Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices
    • H02P7/28Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices
    • H02P7/285Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only
    • H02P7/29Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only using pulse modulation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多相多重チヨツパの各相の電流の均
一化をはかる構成に関するもので、直流電動機の
速度制御等に用いるものに関する。
〔従来の技術〕
多相多重チヨツパで直流電動機を制御する場
合、各相の抵抗分、インダクタンス、制御素子等
の回路定数のバラツキにより、各相の電流に不平
衡を生じる。この問題に対して、従来は第9図の
様に各相の電流を検出し、不平衡分を修正してい
る。この第9図において、バツテリ1は、電動機
2の駆動用電源であり、結合リアクトル4を介し
て、トランジスタTr1,Tr2,Tr3により電圧制御
を行う。3はフリーホイールダイオードである。
5は各種センサであり例えば温度、回転数などの
情報をピツクアツプするものである。そして、こ
のセンサ5の出力はマイクロコンピユータ6に入
力されている。12は電流検出器で、各相毎に相
電流を検出し、この検出値を増幅器9で増幅し、
相電流加算器11に入力している。この相電流加
算器11で電動機電流を算出し、この算出した値
をマイクロコンピユータ6に取り込んでいる。
又、増幅器9の出力信号と、相電流加算器11の
出力信号とは、バランサ10に取り込まれてい
る。このバランサ10はアンバランス是正分を決
定し、分配器7へアンバランス是正信号を入力し
ている。マイクロコンピユータ6からのベース出
力信号は、前記アンバランス是正信号により分配
器7内で修正されて、ベース信号増幅器8を通し
て、トランジスタTr1,Tr2,Tr3のベースを駆動
する。又、リアクトル21およびコンデンサ22
は、入力フイルタ用である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この方法だと、各相に全て、電流検出
器12、増幅器9、バランサ10が一ケずつ必要
になるし、又、相電流加算器11も必要となり、
装置の大型化、複雑化を導いている。
本発明は、かかる問題に対して、各相電流を検
出して修正するのではなく、電源電流のみの検出
で、平衡化をはかる事により、一組の電流検出
器、増幅器だけで構成できるようにして回路の簡
略化を計り、装置の小型化、簡単化を達成するこ
とを目的としたものである。
なお、本件出願人が先に出願した特願昭60−
13229号は負荷電流を検出するものであるが、本
発明は電源電流を検出するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このために本発明はスイツチ手段と直流電源と
負荷とを備えた多相多重チヨツパにおいて少なく
とも指令値から前記スイツチ手段の基本デユーテ
イ比(TON)を決定する手段200、該基本デ
ユーテイ比(TON)が実質50%以上か否かを判
別するモード判別手段300、前記直流電源の電
源電流を所定のタイミングで検出する電流検出手
段400、 前記スイツチ手段をONせしめる信号および前
記モード判別手段の出力から前記電流検出手段が
電流を検出して出力するタイミングを決定するタ
イミング決定手段500、 前記電流検出手段の出力に基づいて前記各スイ
ツチ手段を流れる各々の相電流と、該各々の相電
流の和である負荷電流とを演算し、かつ各々の相
電流相互間の不平衡分を算出する演算手段60
0、および 該演算手段の演算結果により前記スイツチ手段
をONせしめる信号を出力し、該スイツチ手段の
ON時間を制御するON時間制御手段700を備
えたものである。
〔作用〕
それにより、1つの電流検出手段で電源電流を
所定のタイミングで検出し、その値から各相電流
を算出する。すなわち、電源電流の中には各相電
流の情報が含まれているので、あるタイミングで
その電源電流の瞬時値をピツクアツプすることに
より、それがそのまま特定の相の相電流を表すこ
とになる。しかし、チヨツパのデユーテイ比が大
きい領域では、電源電流の瞬時値がそのまま相電
流を表すことにはならないので、チヨツパのデユ
ーテイ比を判別するモード判別手段を設け、特定
モードの時は電源電流の瞬時値から求める相電流
を算出するものである。よつて、チヨツパの運転
モードにより、相電流算出の仕方は変化する。各
相電流が算出できれば相互間の不平衡分が判明す
るので、この不平衡をなくすべく、各スイツチ手
段のON時間が修正される。
〔発明の効果〕
このようにして、電源電流を単一の電流検出手
段により検出することによつて多相多重チヨツパ
の各相のスイツチ手段を流れる電流の平衡がなし
とげられるから、簡単で安価な構成とすることが
できる。
〔実施例〕
以下一実施例について説明する。
まず、この実施例の概要について説明する。こ
の一実施例は第2図に示したとおりの三相三重チ
ヨツパである。第3図aないしhには各相のトラ
ンジスタのベース信号a〜cと共に、各相の電流
波形d〜f、モータ電流波形g、バツテリ電流波
形hを示す。又、第4図ないし第7図に、この場
合生ずる三つのモード、、に於けるベース
信号a〜cとバツテリ波形eの内容とを図解して
示す。この第4図ないし第7図から、三つのトラ
ンジスタTr1,Tr2,Tr3のベース信号の論理をと
れば、モード、モードで同じタイミング、
又、モードとモードで同じタイミングで、あ
る一相(図ではTr1が接続された相)だけの相電
流情報が得られる事が判別する。従つて、モード
の中間、つまりデユーテイ比が50%付近で、こ
れらの検出動作を切換えてやる事により、各モー
ドの切換点での連続性を保ちつつ、各相の相電流
が検出できる。そして、この検出信号を用いて、
各相の電流の平衡化が達成できる。又、モータ電
流も、モード情報から、推定演算が可能となり、
装置の小型化が計れる。
そして、本実施例では、第2図においてスイツ
チ手段をトランジスタTr1,Tr2,Tr3で構成し、
基本デユーテイ比を決定する手段とモード判別手
段と演算手段とをコンピユータ6内のプログラム
処理で構成している。又、電流検出手段は、電流
検出器12と、増幅器9とA/D変換器15とで
構成され、タイミング決定手段はこの場合、コン
ピユータ6外部のタイミング決定器20で構成し
ている。更に、スイツチ手段Tr1,Tr2,Tr3
ON時間を制御するON時間制御手段は分配器7
とベース信号増幅器8とコンピユータ6内のプロ
グラム処理で構成されている。
以下具体的に実施例を説明する。
第2図において、1はバツテリ、2は電動機、
3はフリーホイールダイオード、4は結合リアク
トル、5は各種センサー、6はマイクロコンピユ
ータ、7は分配器、8はトランジスタのベース信
号増幅器、9は増幅器であり、これらは第9図の
従来例と同一のものである。
電流検出器12は、トランジスタTr1,Tr2
Tr3のエミツタ側から、入力フイルタ用のコンデ
ンサ22のマイナス側までの間に挿入されてい
る。この電流検出器12で検出する電流を電動機
電流iaに対して、バツテリ電流iBと呼ぶことにす
る。そして、電流検出器12でバツテリ電流iB
検出し、増幅器9で信号を増幅した後、A/D変
換器15に入力され、A/D変換される。一方、
マイクロコンピユータ6からの、ベース出力信号
Sb1,Sb2,Sb3と、制御信号SCとにより、読み込
みのためのタイミング決定器20で決定されたタ
イミングで、A/D変換器15を起動させ、前述
のA/D変換された後のA/D変換器15の出力
を、マイクロコンピユータ6に取り込み読み込み
を行う。すなわち、マイクロコンピユータ6は所
定の制御された特定時刻にバツテリ電流信号を読
み込むのである。
その他の第9図と同番号を付された第2図のも
のの機能は、第9図の従来例と同一である。
従来は、第9図の様に、相電流を平衡化させる
ために、各相毎に相電流を検出する合計3つの電
流検出器12、その検出器出力を増幅する3つの
増幅器9、更には、その検出結果から各相電流の
平均値が等しくなるように、作動するバランサ1
0などを備える構成である。従つて、N相の多相
多重チヨツパであれば、上記の機器や回路が全て
N個ずつ必要となり、回路構成も複雑で、大型
化、高コスト化を導いていた。
これに対して、本発明実施例では、第2図の様
に、バツテリ電流を単1の電流検出器12で検出
し、この多相多重チヨツパの動作モードを考慮に
入れる事により、各相の電流を分離検出したこと
特徴としている。
従つて、一組の電流検出器12と増幅器9及
び、A/D変換器15があれば、各相全ての相電
流を検出する事ができ、こうして検出した各相電
流をもとにトランジスタTr1,Tr2,Tr3をフイー
ドバツク制御すれば、各相の電流平衡化が、簡単
にかつ、小形で達成できる。
第3図に第2図図示回路の動作波形の一例をト
ランジスタTr1,Tr2,Tr3のオン、オフ状態と、
各相電流i1,i2,i3と、電動機電流iaと、バツテリ
iBとについて示す。この場合三相であるから、各
トランジスタTr1,Tr2,Tr3のオンのタイミング
は、周期T内に於いて、1/3・Tずつずらしてあ
る。この時ON時間が、3ケのトランジスタ共同
じだとすると、回路定数、例えば各相の抵抗、イ
ンダクタンス、トランジスタのスイツチング時間
などのバラツキにより、一例として第3図d,
e,fの各相電流i1,i2,i3の様に、平均値的に
電流値のアンバランスが生じてくる。しかしなが
ら、これら各相電流i1,i2,i3を合成した電動機
電流iaは、第3図gの波形の様に、ほぼ均等にな
る。各相電流i1,i2,i3の差異により、電動機電
流iaのピーク値に相違(変化)はみられるもの
の、このような変化幅の小さい所での判別は困難
であり回路構成部品の精度が要求される。よつ
て、電動機電流iaを検出したのでは本発明の目的
を達成しがたい。特に高周波スイツチングの場合
は、このピーク値の相違は小さい。これに対し
て、バツテリ電流iBの波形は、第3図hからも解
る様に、オンしているトランジスタのみの相の、
オン期間だけの電流の合成である。そのため、第
3図hに示されたバツテリ電流iBには、トランジ
スタTr1,Tr2,Tr3のうちいずれか2つのトラン
ジスタがONしているときの二相の電流の和と、
いずれか1つのみのトランジスタがONしている
ときの一相の電流とが交互に現れている。
つまり、タイミング(測定時期)を考慮したバ
ツテリ電流iBの検出を電流検出器12、増幅器
9、A/D変換器15を介して行えば、それが、
とりもなおさず、ある特定の相の電流を検出でき
る事になる。以下、この方法を詳述する。
第3図aの周期Tに対し、各トランジスタ
Tr1,Tr2,Tr3のオン時間が0〜1/3・T迄のチ
ヨツパのデユーテイ比領域をモード、1/3・T
〜2/3・T迄をモード、2/3・T〜Tまでをモー
ドとし、これらのモード、モード、モード
におけるトランジスタTr1,Tr2,Tr3のオン期
間、第1相の電流の検出タイミング(P1の矢印
にて示す時点)、及びバツテリ電流iBを第4図な
いし第7図に示す。
バツテリ電流iBの波形の○印に位置する符号
iBP,iBBは、検出タイミング(P1の矢印)の時点
の検出値(瞬時値)を示している。又、丸印の中
の1、2、3は第1相、第2相、第3相を意味し
ている。
注意すべきは、検出タイミングを指令するP1
信号は、各トランジスタTr1,Tr2,Tr3のベース
信号の論理計算結果を用いるため、検出タイミン
グ(P1の矢印)の時点でのバツテリ電流iBの値
は、トランジスタTr1,Tr2,Tr3のスイツチング
動作の遅れによつて、バツテリ電流iBの変化する
直前の値を検出している事である。
第4図および第5図のモード、モードの場
合、前述した如くバツテリ電流iBの波形から明ら
かな様に、ある一相だけの波形が現れている所が
必ず存在する。この期間は、一相のトランジスタ
だけがオンしている期間であり、第一相について
は信号P1のパルス幅である。そして、信号P1
下り、つまりP1の矢印のタイミングでバツテリ
電流iBを検出すれば、モードではピーク値iBP
モードではボトム値iBBが得られる。ここで特
筆すべきは、この様にトランジスタTr1,Tr2
Tr3のベース電流の論理をとる事により、多相多
重チヨツパの基本デユーテイ比が変化してモード
からモードへ移行したときでも、連続的に特
定相の相電流を検出できる事である。つまり、モ
ードの移行点での特定相の相電流の測定ミスがな
い事である。
同様にして第二相の図示せぬP2、第三相の図
示せぬP3の立下りのタイミングでバツテリ電流iB
を検出すれば第二相、第三相の相電流が検出でき
る。なお、ここでP2,P3とは前述のP1相当する
第二相、第三相の検出タイミング信号である。
次に、第6図および第7図にモードとモード
の場合を示す。
この場合は、第4図、第5図のチヨツパの基本
デユーテイ比の小さい場合と違い、破線内領域
t1,t2で示した期間内での電動機電流iaとバツテ
リ電流iBとの差に、ある一相だけの波形(第6
図、第7図では丸印の中に1を記して示した第一
相の波形)が現れている所が必ず存在する。
この期間t1,t2は二つの相のトランジスタが共
にオンしている所であり、図示した第一相につい
ていえばトランジスタTr2,Tr3がオンしている
所である。よつて、この場合の検出タイミング信
号はP1′の様であり、P1′の立下り、つまり矢印の
タイミングで検出したバツテリ電流iBP又はiBB
その時点の電動機電流iaから差し引けば、モード
では第一相の電流のピーク値i1P、モードで
は第一相の電流のボトム値i1Bが得られる。
検出タイミングのための信号波形P1′は、他の
二つの相がオンしている所を取れば良く、各トラ
ンジスタTr1,Tr2,Tr3のベース電流の論理計算
から容易に得られる。そして、この第6図、第7
図においても第4図、第5図と同様、モードか
らモードへの移行点においても連続的に特定の
相電流が検出できる。従つて、モードの略中間
点、つまり、この多相多重チヨツパの基本デユー
テイ比50%の点付近で、第4図、第5図から第6
図、第7図の相電流演算プログラムの切換を行え
ば、検出系での連続性は保たれ、全てのモードに
おいて相電流を1つの電流検出器12で検出する
ことができる。
この基本デユーテイ比50%での切換え点は必ず
モードの中であるから、同じモードの状態で
演算プログラムが切換わるだけである。よつて、
モード移行時の相電流測定ミスはおこらない。い
いかえれば、モード移行時のチヤタリングによる
誤検出はあり得ない。
以上の様に、第4図ないし第7図で示された通
り、どのモードでも各相の電流が検出可能とな
る。ここで、多相多重チヨツパのメリツトは非常
に電流のリツプルが小さい事であり、一般に、直
流分に対して、交流リツプル分は非常に小さく無
視し得る。従つて、各相のピーク値(例えばiBP
i1P)でもボトム値(iBB,i1B)でも、それらはほ
ぼ各相の平均電流値を意味するため、平均電流値
の平衡化を計る目的であれば、平均電流値として
ピーク値をとろうがボトム値をとろうが値に大差
はなく、これで充分フイードバツク制御可能であ
る。
しかしながら、更に精度を上げたい場合には、
回路定数、回転数、温度などの情報で測定した相
電流値を修正すれば良いし、あるいは又、検出タ
イミング信号波形のP1およびP1′の立上り、立下
りの双方でバツテリ電流iBをマイクロコンピユー
タ6に読み込んで演算すれば求める特定相のピー
ク値及びボトム値の両方が求まるから、これらか
ら正確な平均値を演算して求めても良い。
第2図の読み込みタイミング決定器20とは、
第4図ないし第7図の検出タイミング信号P1
P1′の立下りで、A/D変換器15をトリガし、
バツテリ電流iBを検出し、マイクロコンピユータ
6にデータを取り込ませるものである。この信号
P1,P1′は上記の通りモードからモードの中
間点迄、つまりチヨツパの基本デユーテイ比が50
%以下の時の論理式は、第4図、第5図におい
て、P1=∩∩であり、モードの中間点
からモードまで、つまり基本デユーテイ比が50
%以上の時は、第6図、第7図において、P1′=
∩∩の論理式で求められる。
又、その時、マイクロコンピユータ6から基本
デユーテイ比が50%より大か小かの制御信号SC
(第2図)を、タイミングを決定するタイミング
決定器20に入力しておけば良い。
次に第8図a,bにフローチヤートを示し、説
明する。第8図aは、メインルーテンで第8図b
は割り込みルーチンである。これらのプログラム
は第2図のマイクロコンピユータ6内のROMに
格納されている。本システムが起動されると、第
8図aのメインルーチンの処理がマイクロコンピ
ユータ6内のCPUによつて開始され、まず、ス
テツプ100において制御回路の初期設定を実行す
るもので、マイクロコンピユータ6内のRAMの
クリア、マイクロコピユータ6内の入出力ポート
の設定などを行い次のステツプ110に移る。そし
て、ステツプ110以下のステツプにより、分配器
7へマイクロコンピユータ6から出力するベース
信号のデユーテイ比を演算し、出力するための一
連の処理を実行する。
この処理が開始されると、まずステツプ110で
各種センサ5及び指令値等の各種条件がマイクロ
コンピユータ6内の入力ポートより取り込まれ、
次のステツプ120で、その情報を基にベース信号
の基本デユーテイ比TONが演算される。基本デユ
ーテイ比TONの演算とは、検出された電動機電流
Iaと指令値から演算された目標となる電動機負荷
電流Iacとの差から、演算して得るものである。
なお、電動機電流Iaとは各相電流平均値I1,I2
I3の和である。この様にして得られた基本デユー
テイ比TONはマイクロコンピユータ6内のRAM
内にストアしておく。
続くステツプ130では、基本デユーテイ比TON
が50%以上か否かを判定し、ONかYESで夫々分
岐し、ステツプ140又は150に移行し、そこでは、
第8図bの割り込みルーチンで得られた各相電流
ioをRAMから取り出し、相電流平均値Ioに換算
する。この場合、前述の通り、回路定数、回転数
等から修正を加えても良いし、また検出をピーク
値とボトム値の両方の値を取り込んでいるなら、
その2点の近似により相電流平均値Ioを求めても
良い。
つまり、基本デユーテイ比TONが50%以下の場
合は、ステツプ150において、検出した各相電流
io(nは1、2、3)からそのま平均値Io=f1(io
で求められるし、基本デユーテイ比TONが50%以
上の場合はステツプ140においてIo=f2(ia−io)で
求まる。この様にして求められた相電流平均値Io
から、次のステツプ160で電動機電流IaをIa=I1
I2+I3で求め、更に次のステツプ170で、この電
動機電流Iaと各相の平均電流Ioとから各相の不平
衡分△Ioの算出を△Io=Ia/3−Ioの式から求め
る。
この不平衡分△Ioを基に、次のステツプ180で、
各相トランジスタTr1,Tr2,Tr3のON時間DTRo
の補正を行う。これには、基本デユーテイ比TON
に、△Ioによる補正項fD(△Io)を加算する事によ
り求める。そして次のステツプ190で、各トラン
ジスタのON時間信号DTRoをマイクロコンピユー
タ6内の出力ポートから、分配器7に出力して、
初期設定のあとのステツプ110に戻る。
次に第8図bの割り込みルーチンを説明する。
これは、A/D変換器15からの出力がマイクロ
コンピユータ6に入力されたときに処理されるル
ーチンである。前述の様に、A/D変換器15に
は、各ベース信号相当の信号Sb1,Sb2,Sb3と、
マイクロプロセツサ6からの基本デユーテイ比が
50%以上か否かの制御信号SCとにより、タイミン
グ決定器20で決定された読み込みタイミング信
号が入力されている。
この読み込みタイミング信号に同期して、バツ
テリ電流iBのA/D変換を実行するのであるが、
読み込みタイミング信号に同期とは、第4図ない
し第7図に示した信号P1,P1′の立下りの矢印に
同期することである。
前述の様に、この時点で検出した値はP1
P1′ならば第一相の相電流i1、P2,P2′ならばi2
P3,P3′ならびi3に相当し、メインルーチンのス
テツプ140、150でこれらi1,i2,i3の値を用いて、
各相電流平均値I1,I2,I3を求めるものである。
従つて、A/D変換が開始され、終了した時
に、この割り込みルーチンがリクエストされ、そ
の値ioをマイクロコンピユータ6に最初のステツ
プ191で取り込む。次のステツプ192で、ioがi1
i2,i3のいずれなのかの情報を取り込んで(ある
いは、ベース信号出力からマイクロコンピユータ
6自身が判断しても良い)、それに対応する
RAM領域に、A/D変換値データを格納して、
再び割り込みされる以前の処理へ帰つて、プログ
ラムの実行を継続するのである。
以上のごとく作用する本システムにおける多相
多重チヨツパは、わずか一組の電流検出のための
装置、すなわち電流検出器12、増幅器9、A/
D変換器15及び該A/D変換器のトリガのため
のタイミング決定器20を有するのみで極めて経
済的な小型・軽量化がなされている。しかし、そ
れにも拘らず、3相それぞれの相電流平均値Io
分離検出ができるため、高精度かつ簡単な演算で
三相の平衡化が行える優れた多相多重チヨツパと
なるのである。
上記一実施例では、分配器7、読み込みのため
のタイミング決定器20を用いているが、マイク
ロコンピユータ6の内部で直接、位相1/3・Tず
つずれたベース信号を生成し、該ベース信号をベ
ース信号増幅器8に出力する事もできる。又、そ
うした時に、読み込みタイミング決定器20で生
成される検出タイミング信号も、マイクロコンピ
ユータ6の内部で生成可能であるから、A/D変
換器15に、マイクロコンピユータ6から直接
A/D変換開始をトリガする事もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、第2図は本発
明の一実施例に係る電気回路図、第3図aないし
第3図hは第2図図示回路の各部波形図、第4図
および第5図の夫々aないしeは、上記一実施例
においてデユーテイ比50%以下の場合における各
部波形図、第6図および第7図の夫々aないしe
は、デユーテイ比50%以上の場合における各部波
形図、第8図aおよび第8図bは上記一実施例で
実行されるプログラムのフローチヤート、第9図
は従来回路図である。 1……直流電源、2……負荷、Tr1,Tr2,Tr3
……スイツチ手段、200……基本デユーテイ比
決定手段、300……モード判別手段、400…
…電流検出手段、500……タイミング決定手
段、600……演算手段、700……ON時間制
御手段、3……フリーホイールダイオード、5…
…各種センサ、6……マイクロコンピユータ、9
……増幅器、15……A/D変換器、20……タ
イミング決定器、Sb1,Sb2,Sb3……ベース出力
信号、SC……制御信号、iB……バツテリ電流、i1
i2,i3……各相電流、ia……電動機電流、P1
P1′……検出タイミング信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直流電源から負荷に供給する直流電流を複数
    の並列接続された相電流チヨツピング用のスイツ
    チ手段でチヨツピング制御し、前記各スイツチ手
    段は互いにON開始時点をずらせて所定の制御さ
    れたデユーテイ比でON、OFFする多相多重チヨ
    ツパにおいて、 少なくとも指令値から前記スイツチ手段の基本
    デユーテイ比(TON)を決定する手段200、 該基本デユーテイ比(TON)が実質50%以上
    か否かを判別するモード判別手段300、 前記直流電源の電源電流を所定のタイミングで
    検出する電流検出手段400、 前記スイツチ手段をONせしめる信号および前
    記モード判別手段の出力から前記電流検出手段が
    電流を検出して出力するタイミングを決定するタ
    イミング決定手段500、 前記電流検出手段の出力に基づいて前記各スイ
    ツチ手段を流れる各々の相電流と、該各々の相電
    流の和である負荷電流とを演算し、かつ各々の相
    電流相互間の不平衡分を算出する演算手段60
    0、および 該演算手段の演算結果により前記スイツチ手段
    をONせしめる信号を出力し、該スイツチ手段の
    ON時間を制御するON時間制御手段700を備
    えたことを特徴とする多相多重チヨツパ。
JP60077070A 1985-04-11 1985-04-11 多相多重チヨツパ Granted JPS61236387A (ja)

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