JPH0528075B2 - - Google Patents

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JPH0528075B2
JPH0528075B2 JP61222162A JP22216286A JPH0528075B2 JP H0528075 B2 JPH0528075 B2 JP H0528075B2 JP 61222162 A JP61222162 A JP 61222162A JP 22216286 A JP22216286 A JP 22216286A JP H0528075 B2 JPH0528075 B2 JP H0528075B2
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JP
Japan
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inverter
voltage
dead time
signal
phase
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JP61222162A
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JPS6380790A (ja
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Keijiro Sakai
Nobuyoshi Muto
Akiteru Ueda
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、交流電動機を可変速制御するパルス
幅変調(PWM)インバータの出力に計器用変成
器(PT)を用いず、PWMゲート信号からイン
バータの出力電圧を検出する装置に係り、特にイ
ンバータの正負アームの短絡防止用デツドタイム
を有するインバータで、正弦波電流が流れるよう
にPWM電圧制御されるインバータの出力電圧検
出装置に関する。
〔従来の技術〕
一般的に交流機のベクトル制御における2次鎖
交磁束の検出や、電動機発生トルクの検出、更に
電動機温度変化に伴う2次抵抗補正等を行うため
には、交流電動機に印加されるインバータ出力電
圧を正確に検出する必要がある。そこで、インバ
ータの出力電圧を検出する方法としては、一般的
に、計器用変成器(PT)が用いられるが、低速
時、PTの磁気飽和などで振幅や位相誤差が生じ、
正確に電圧検出ができない。このため、例えば特
開昭60−229676号公報に記載のようにインバータ
のPWM信号からインバータ出力電圧を検出する
方法がある。上記公報に記載された技術において
は、デツドタイムによるインバータ出力電圧の歪
を防止して正弦波状の電動機電流にするため、正
弦波の変調波信号にインバータ出力電流の極性に
応じて180゜区間、デツドタイムに比例した信号を
重畳している。
また、逆に、正弦波状の電動機電流になるよう
に制御を行つた場合、PWM信号の方に歪が生じ
ることになり、インバータのPWM信号から直接
インバータ出力電圧を正確に検出することはでき
ない。そこで、正確な電圧検出を行うにはこの歪
を消去する必要がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したように、PWM信号の歪を消去するに
はPWM信号から、電動機電流の極性に応じて
180゜区間デツドタイムによる電圧分を減じれば良
い。しかしながら、実験によれば、正弦波状の電
動機電流が流れるようにPWM電圧制御した場
合、変調波信号は60゜区間ごとに変化しており、
正弦波の基準信号に、180゜区間、ヅデツドタイム
による電圧補正信号が重畳された変調波信号にな
つていないことが確認された。この結果、PWM
信号から電極の極性に応じて180゜区間、デツドタ
イム電圧分を減じるだけでは正確なインバータ出
力電圧が検出できないと言う問題がある。
また、デツドタイム分補正前の電流指令値から
インバータ出力電圧を検出することは、負荷の状
況によつてインバータの出力電圧が変動する場合
があり困難であり、特に、正弦波電流になるよう
に電流制御を行つた場合、インバータのPWM信
号から直接インバータ出力電圧を検出することが
できない。さらに、計器用変成器PTを使用して
インバータの出力電圧を検出しようとしても、電
動機が低速時には、すなわち、インバータの出力
周波数が低いときには、正確なインバータ電圧を
検出することができない。
本発明は、前述の問題点を解決し、PTを用い
ずにPWM信号と電動機電流極性とを基にして正
確なインバータ出力電圧を検出することのできる
インバータ出力電圧検出装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
誘導電動機に正弦波電流が流れるようにインバ
ータのPWM電圧を制御した場合、PWM信号に
デツドタイムによるインバータ出力電圧増加分が
60゜間隔で重畳され出力されることを実験により
確認した。この増加分の重畳される区間は、イン
バータ出力線間電圧で観測した場合、電動機電流
の正負切替わり時点から120゜区間で、電流の極性
に応じて生じることを確認した。
更に、重畳される電圧の大きさはインバータ入
力電圧とデツドタイムに比例する。
なお、PWM線間電圧信号にデツドタイム電圧
が重畳される原因として、例えばPWM線間電圧
指令を正弦波状に与えた場合、デツドタイムの
間、インバータのスイツチング素子と並列に接続
されるフライホイルダイオードを介して電流が流
れ、デツドタイム電圧が発生する。このデツドタ
イム電圧はPWM線間電圧指令に、電動機の力率
角に対応した位相でインバータ出力電圧が減少す
る方向に重畳され、歪んだインバータ出力電圧と
なる。そこで、逆にインバータ出力電圧を正弦波
状に制御した場合、デツドタイム電圧分PWM線
間電圧信号が大きくなるように重畳される。この
ようなことから、上記目的は変調波信号を用いず
PWM線間電圧信号から求めた瞬時のインバータ
出力電圧信号からデツドタイムによる線間電圧重
畳分を減じる様構成することにより達成される。
〔作用〕
負荷に応じて変化するデツドタイムによるイン
バータ出力電圧が重畳される位相を、電動機電流
の正負切替わり時点から120゜区間電圧補正するこ
とで、該デツドタイムによるインバータ出力電圧
重畳分を自動的に消去できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図で
あつて、1はインバータ装置、2は直流電源、3
は誘導電動機、4はベクトル制御回路、5は速度
検出器、6は電流検出器、7U,7V,7Wは減
算器、8U,8V,8Wは(比例+積分)補償
器、9U,9V,9Wは比較器、10は三角波発
生回路、11はラツプ防止回路、12はインバー
タ出力電圧検出回路、13は線間電圧検出回路、
14はデツドタイム電圧検出回路、15a,15
b,15cは減算器、16a,16b,16cは
全波整流回路、17は加算器、18はフイルタ回
路である。
同図において、インバータ装置1は直流電源2
を交流に変換し、誘導電動機3を可変速駆動す
る。また、ベクトル制御回路4では速度検出器5
の出力ωrと、速度指令ωr *を入力としてベクトル
制御演算を行い、瞬時の正弦波の電動機電流指令
iu *,iv *,iw *を出力する、また、この電動機電流
指令iu *,iv *,iw *から電流検出器6U,6V,6
Wの出力iu,iv,iwを減算器7U,7V,7Wで
減算し、その差分を(比例+積分)補償器8U,
8V,8Wを介して3相の変調波信号MU,MV
MWとして出力する。この変調波信号は、デツド
タイムによる歪を含んだものとなつている。比較
器9U,9V,9Wでは変調波信号MU,MV
MWと三角波発生回路10の出力である搬送波信
号を比較し、その出力を、インバータ正負アーム
がデツドタイムだけ動作しないようにするラツプ
防止回路11を介して、インバータ装置1の
PWMゲートパルス信号GU +,GV +,GW +として出
力する。
次に、本発明の主要部であるインバータ出力電
圧検出回路12はインバータ装置1の各相ゲート
パルス信号となる3層のPWM信号GU +,GV +
GW +を入力として各相間の瞬時のインバータ線間
電圧信号VUVD,VVWD,VWUDを出力する線間電圧
フイルタ回路13と、電流検出器6U,6V,6
Wの出力iU,iV,iWを入力としてデツドタイムに
よるインバータ出力電圧ΔVUV,ΔVVW,ΔVWU
検出するデツドタイム電圧検出回路14と、線間
電圧フイルタ回路13の出力VUVD,VVWD,VWUD
からデツドタイム電圧検出回路の出力ΔVUVD
ΔVVWD,ΔVWUDを減じて瞬時のインバータ出力電
圧VUV,VVW,VWUを出力する減算器15a,1
5b,15cと、瞬時のインバータ出力電圧検出
値VUV,VVW,VWUを全波整流回路16a,16
b,16cで全波整流し、加算器17で加算後、
フイルタ回路18を介してインバータ出力電圧の
大きさ|V|を検出する。なお、インバータ出力
電圧の大きさを1/√3倍すると電動機の相電圧
検出値となる。
第2図は線間電圧フイルタ回路の詳細を示すブ
ロツク図であつて、13は線間電圧フイルタ回
路、19a,19b,19cは線間電圧信号フイ
ルタ回路、20は排他的論理和回路、21P,2
1Nは論理積回路、22P,22Nはフイルタ回
路、23は減算器である。
同図において、線間電圧信号フイルタ回路19
aは排他的論理和回路20と論理積回路21P,
21N、フイルタ回路22P,22N、減算器2
3から構成され、排他的論理和回路20はインバ
ータのU相正アームのゲート信号となるGV +信号
と、V相正アームのゲート信号となるGV +信号を
入力として、U相、V相間の線間電圧信号GUV
出力する。また、論理積回路21Pの出力は、線
間電圧信号GUVと、PWM信号GU +の論理積とな
り、U相、V相間線間電圧でU相の方が高電圧区
間の信号となる。また、逆に、論理積回路21N
の出力はU相、V相間線間電圧でV相の方が高電
圧区間の信号となる。また、論理積回路21Pお
よび21Nの出力はフイルタ回路22P,22N
を介してPWM線間電圧信号のパルス幅に比例し
たアナログ量に変換され、減算器23により減算
後、PWM線間電圧信号から検出したU相、V相
間のインバーダ出力電圧信号VUVDとなる。
なお、線間電圧信号フイルタ回路19b,19
cは19aと同一の回路構成であり、PWM信号
線間電圧信号から検出したV相、W相間のインバ
ータ出力電圧信号VVWDとW相、U相間のインバ
ータ出力信号VWUDを出力する。また、インバー
タ入力電圧VDCが変化する場合は、PWM線間電
圧信号から検出したインバータ出力電圧信号
VUVD,VVWD,VWUDをインバータ入力電圧VDC
比例して変えればよい。
次に、第1図に示すデツドタイム電圧検出回路
14の詳細を説明する。
第3図はデツドタイム電圧検出回路の詳細を示
すブロツク図であつて、14はデツドタイム電圧
検出回路、24U,24V,24Wは比較器、2
5a,25b,25cはデツドタイム線間電圧検
出回路、26は排他的論理和回路、27P,27
Nは論理積回路、28は減算器、29は増幅器で
ある。
同図において、比較器24U,24V,24W
は、電流検出器6U,6V,6Wの出力iU,iV
iWを入力として零電圧を比較し、電動機電流の極
性を示す信号SU,SV,SWを出力する。また、デ
ツドタイム線間電圧検出回路25aは、排他的論
理和回路26、論理積回路27P,27N、減算
器28、増幅器29から構成している。排他的論
理和回路26は電流極性信号SU,SV信号を入力
として排他的論理和をとり、120゜区間のパルス幅
をもつ信号SUVを出力する。また、論理積回路2
7PはU相の電流極性信号SUと、排他的論理和
回路出力SUVの論理積をとりU相電流の負から正
への切替わり時点から120゜区間、振幅一定のパル
ス幅をもつ信号SUVPを出力する。逆に論理積回路
27Nでは、U相電流の正から負への切換わり時
点から120゜区間のパルス幅をもつ信号SUVNを出力
し、減算器28で(SUVP−SUVN)処理を行い、正
負信号に分ける。また、減算器28の出力を増幅
器29で、ゲイン調整しデツドタイムに比例した
振幅のU相、V相間インバータ出力電圧ΔVUV
出力する。
デツドタイム線間電圧検出回路25b,25c
は前記回路25aと同一回路構成でV相、W相間
及び、W相、U相間のデツドタイムによるインバ
ータ出力電圧ΔVVW,ΔVWUを出力する。
次に、インバータ出力電圧検出回路12の全体
的な動作波形を説明する。
第4図はインバータ出力電圧検出回路の各部動
作波形図である。
以下、第4図を参照して第1図の動作を説明す
る。
第1図において正弦波電流が流れるように
PWM電圧制御した場合、線間電圧フイルタ回路
の出力VUVD,VVWD,VWUDは第4図に示すような
波形となる。つまり、VUVD,VVWD,VWUD信号は
実際のインバータ出力電圧にデツドタイムによる
インバータ出力電圧が120゜区間重畳された波形と
なる。なお、VUVD信号でデツドタイムによる重
畳分電圧は破線で示す部分であり、U相電流iU
極性切替わり点から120゜区間、電流の極性に応じ
て重畳され、その大きさΔVは次の(1)式で示され
ることを確認した。
ΔV=2・VDC・TD/Tfc ……(1) ここで、VDCはインバータ入力電圧、TDはデツ
ドタイム、Tfcは三角波発生回路10の周期であ
る。なお、(1)式で2倍してあるのは、三角波1周
期の間にデツドタイムが2回生じるからで、2相
の電動機巻線間にはインバータ入力電圧VDCが印
加されることになる。
次に、第3図に示すデツドタイム電圧検出回路
14の動作波形を第4図を用いて説明する。デツ
ドタイムによるインバータ出力電圧ΔVUVはU相
電流極性切替わり時定から120゜区間、電流極性に
応じて出力している。なお、ΔVUVの振幅ΔVは
(1)式で示される値に増幅器29のゲインを設定し
ている。また、V相、W相間のデツドタイムによ
る電圧ΔVUWはV相電流極性切替わり点から120゜
区間、W相、U相間のデツドタイムによる電圧
ΔVWUはW相電流極性切替わり点から120゜区間出
力している。
そこで、PWM信号から求めたインバータ出力
電圧VUVD,VVWD,VWUDからデツドタイムによる
インバータ出力電圧ΔVUV,ΔVVW,ΔVWUを、そ
れぞれ減じた信号が正確なインバータ出力電圧
VUV,VVW,VWUとなり、第4図に示すVUVD
VVWD,VWUD信号の破線で示す部分を除いた正弦
波の信号となる。
以上述べた本発明によれば、PWM線間電圧信
号のパルス幅に比例した出力電圧からデツドタイ
ムによるインバータ出力電圧重畳分を電動機電流
の極性切替わり点から120゜区間正確に補償してい
る。この結果、計器用変成器(PT)が不要とな
ると共に、デツドタイムによるインバータ出力電
圧重畳分が消去され、低速領域から高速領域まで
正確なインバータ出力電圧を検出できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、電動機
電流が正弦波状になるようにPWM電圧制御した
場合、PWM線間電圧信号のパルス幅に比例した
出力電圧に含まれるデツドタイムによるインバー
タ出力電圧誤差を正確に補償できるので計器用変
成器が不要となると共に、低速領域から高速領域
まで、正確にインバータ出力電圧を検出でき、上
記従来技術の欠点を除いて優れた機能のインバー
タの出力電圧検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図は第1図に示す線間電圧フイルタ回路の詳
細回路図、第3図は第1図に示すデツドタイム電
圧検出回路の詳細回路図、第4図はインバータ出
力電圧検出回路の各部動作波形図である。 1……インバータ装置、2……直流電源、3…
…誘導電動機、4……ベクトル制御回路、6……
電流検出器、8U,8V,8W……比例+積分補
償器、9……比較器、10……三角波発生回路、
11……ラツプ防止回路、12……インバータ出
力電圧検出回路、13……線間電圧フイルタ回
路、14……デツドタイム電圧検出回路、15
a,15b,15c……減算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 正負アームのスイツチング素子により直流入
    力電圧を交流に変換して交流電圧を出力するイン
    バータと、該インバータの交流電圧出力端に負荷
    を接続したときに流れる交流出力電流を検出し、
    その検出値を出力する電流検出器と、前記交流出
    力電流の指令値を出力する電流指令手段と、前記
    交流出力電流の指令値と前記電流検出手段からの
    検出値とに基づいて、デツドタイムによる歪を含
    む交流出力電圧指令値を出力する電流制御手段
    と、該交流出力電圧指令値に基づいてパルス幅変
    調信号を演算し、該信号に前記正負アームの短絡
    を防止するデツドタイムを設定して前記インバー
    タの各相スイツチング素子を点弧制御するゲート
    パルス信号を出力する手段とを有するインバータ
    装置において、 前記インバータ各相に対するゲートパルス信号
    からインバータ各相間の線間電圧パルス信号を演
    算し、該線間電圧パルス信号のパルス幅から前記
    インバータに与えられる瞬時の線間電圧指令を演
    算する手段と、前記交流出力電流の検出値より前
    記デツドタイムに比例した電圧を演算する手段
    と、前記線間電圧指令の演算値と前記デツドタイ
    ムに比例した電圧とを加算して前記インバータの
    出力電圧を検出する手段とを備えたことを特徴と
    するインバータの出力電圧検出装置。
JP61222162A 1986-09-22 1986-09-22 インバ−タの出力電圧検出装置 Granted JPS6380790A (ja)

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