JPH05280670A - 管の継手用パッキング - Google Patents

管の継手用パッキング

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Publication number
JPH05280670A
JPH05280670A JP4077725A JP7772592A JPH05280670A JP H05280670 A JPH05280670 A JP H05280670A JP 4077725 A JP4077725 A JP 4077725A JP 7772592 A JP7772592 A JP 7772592A JP H05280670 A JPH05280670 A JP H05280670A
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JP
Japan
Prior art keywords
packing
port
mountain
rubber ring
rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP4077725A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Takamatsu
高松輝雄
Hirotada Kato
加藤弘忠
Ryuichi Kataoka
片岡隆一
Yataro Yamatani
弥太郎 山谷
Takeshi Kikuchi
菊地武志
Hideyuki Ogura
小倉英之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nitto Kako Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Nitto Kako Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp, Nitto Kako Co Ltd filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP4077725A priority Critical patent/JPH05280670A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下水道用鋼管の継手、特に鞘管方式の継手
の止水を目的として、波型に変形し、管壁との面圧によ
る止水用パッキングを提供する。 【構成】 ゴム材から可撓性を備えた筒体に少なくとも
一組の折れ溝を有して成形し、該筒体を長手方向に変形
させることで波型を形成させ、その山形部と管壁との面
圧で止水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管の継手、特に鞘管方
式の継ぎ手用パッキングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の管の継手、特に、水道鋼管の継手
には、代表的なものとして、図9に示すように、台形断
面の角ゴム輪aにさらに丸ゴム輪bを備えて一体物とし
て加硫成型したゴム輪cを、図10に示すように、鉄管
の受口9に設けられた円錐状のスタフィングボックスに
装着し、このゴム輪cの背面を押輪11を介してボルト
12で締めつけることにより、ゴム輪cに均等な圧力を
与え、受口9と押し口10面に面圧を発生させ水密性を
保持させるものが良く知られている。
【0003】前記の管の接合方法は、ゴム輪cの内面及
び押し口10の外面に滑剤を塗布してゴム輪cを押し口
10に預け入れ、次いで、押し口10外面、ゴム輪cの
外面及び受口9の内面に滑剤を塗布した上で、押し口1
0を受口9に挿入し、そして、ゴム輪cの背面を押輪1
1を介してボルト12で締めつけて接合する。
【0004】又、図11に示すように、図10に示す継
手のメカニズムを管の内面からゴム輪cを割輪hと押輪
eを介してボルトfのねじ出しにより圧着させて接合を
行う構造のものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたゴ
ム輪は、何れの構造の継手においても、水密性が高く、
可撓性、伸縮性にも優れ且つ外圧による隙間変化にも順
応する耐変形性に優れているとしても、ゴム輪の取り付
け作業が極めて困難なものである。即ち、この種の従来
継手の構造は、ゴム輪によって設計上の面圧を得るため
に、受口と挿し口面にピッチリした状態で挿入されなけ
ればならず、受口、挿し口及びゴム輪の相互間はクリア
ランスのない設計となる。それ故に、ゴム輪の挿着を容
易にするには専用の滑剤の塗布が必要となるが、滑剤を
塗布したとしても、ゴム肉厚が厚いために、大きい挿入
力が要求されるばかりでなく、挿入角のヅレに対する追
従性も乏しくなる。更に、季節の変化により、例えば、
夏と冬とではゴムの収縮が生じるためにゴム輪の装着作
業は困難となる。しかも、ゴム輪を装着するためのスタ
ンフィンボックスはゴム輪の形状に合致する精密な構造
が要求される等の問題点があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、筒体に折れ溝を設け、押
し輪によって圧縮させた際に、折れ溝によって中央部が
外側へ断面三角状の山形に変形膨出させて、それぞれの
折れ部で受口と挿し口面に面圧を発生させるパッキング
を提供するものである。
【0007】更に本発明の目的は、筒体を圧縮させて中
央部を外側へ山形に変形膨出するパッキングを提供する
ことにより、受口、挿し口及びパッキングをゆとりのあ
る設計寸法に形成し、滑剤を塗布しなくても小さな挿入
力が容易に装着することができるようにすると共にゴム
肉厚を従来のゴム輪に較べて薄く形成し、季節の変化に
よるゴムの収縮率を小さくして装着作業を容易にしたも
のである。
【0008】また更に、本発明の目的は、筒体に形成す
ることにより、挿入角のツレに対する追従性を備えさ
せ、装着作業を容易にしたものである。
【0009】なお更に本発明の目的は、筒体を圧縮させ
て中央部を外側へ山形に変形するパッキングを提供する
ことにより管の継手の構造を断面方形若しくは鞘方式の
簡素化したものを採用するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る管の継手用パッキングは、ゴム材から
可撓性を備えた筒体に形成され、長さ方向へ圧縮させた
ときに、中央部で外側へ断面三角形に変形して山形部を
膨出させる少なくとも一組の折れ溝を有して成形し、山
形部の陵部で受口面に面圧を発生させ且つ両側の裾部若
しくは谷部で挿し込み口面に面圧を発生させてなるもの
である。
【0011】又、前記パッキングを形成する筒体の中央
部の内面に山形部の陵部となる折れ溝を周設し、筒体の
外面には前記陵部の折れ溝の左右対称する位置それぞれ
山形部の裾部となる折れ溝を周設するのが好ましい。
【0012】更に、前記パッキングを形成する筒体は、
圧縮されて外側へ2以上の山形部を連続して変形膨出す
る陵部となる折れ溝と裾部若しくは谷部となる折れ溝を
筒体の外面及び内面に一定間隔を置いて交互に設けるの
が好ましい。
【0013】
【作用】本発明によるパッキングは、受口に挿着してお
き、挿し口を受口に挿入することにより、筒体が圧縮さ
れて折り溝を介して外側へ断面三角形に変形して山形部
が形成膨出され、この山形部の陵部となる折り溝の部位
で受口面に圧接すると共に山形部の裾部若しくは谷部と
なる折れ溝の部位で挿し口面に圧接し、複数の面接触に
より、従来ゴム輪の有する面圧と同等以上の設計上の水
密性を得る。パッキングの変形により面圧を得る構造に
形成されているので、パッキング自体及び継手のスタフ
ィングボックスの構造は、ゆとりのある設計をすること
ができるばかりでなくパッキングのゴム厚も薄く設計さ
れるので、専用の滑剤の塗布を必要とせずに小さな挿入
力でパッキングを装着することができるし、受口、挿し
口及びパッキング相互の製品上のバラツキに追従させる
ことができ、また、パッキングの挿入角度のヅレに対し
ても容易に追従することができる。しかも、季節の変化
においてもゴムの収縮率が小さくパッキング製品の保管
も容易となる。更に、受口はパッキングの筒体の肉厚と
圧縮されて変形する山形部が膨出するスペースを備えた
断面方形の単純な形状構造に形成するだけで良く、鞘方
式の簡易継手を採用することができる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
すると、図1において、パッキングPは、例えばスチレ
ンブタジュンゴムのような合成ゴム材から、可撓性を備
えた筒体1に形成され、長さ方向へ圧縮させたときに、
図2に示すように、中央部で外側へ断面三角形に変形し
て山形部2を膨出させる一組の折れ溝3,4,5を有し
て加硫成形する。即ち、前記筒体1は内面の中央部に山
形部2の陵部6となる折れ溝3を周設し、前記筒体1の
外面には前記山形部2の陵部6となる折れ溝3の左右等
間隔位置に前記山形部2の左右裾部7,8となる折れ溝
4及び5を周設する。
【0015】前記パッキングPを、図3に示す継手に装
着する場合、受口9はパッキングPの筒体1の肉厚x
と、この筒体1が圧縮されて変形する山形部2を形成す
るためのスペースlの割合、x:l=6:4とする断面
方形の単純な形状構造に形成し、パッキングPを挿し口
10に預け入れ、そして挿し口10を受口9に挿入し、
そしてパッキングPの端部を押輪11を介してボルト1
2で締めつけて接合する。押輪11で圧縮されたパッキ
ングPは、折れ溝3,4,5を介して筒体1を外側へ三
角形に変形して山形部2を膨出し、山形部2の陵部6で
受口9の面に圧接し、両側の裾部7,8となる部位で挿
し込み口10の面に圧接する。
【0016】尚、前記パッキングPを形成する筒体1
は、図4,図5に示すように、圧縮されたときに外側へ
2つの山形部2,2を連続して膨出する陵部6となる折
れ溝3と裾部7,8若しくは谷部となる折れ溝4,5を
筒体1の外面及び内面に一定間隔を置いて交互に設け、
更に、図6,図7に示すように、3つの山形部2を形成
する陵部6となる折れ溝3及び裾部7,8若しくは裾部
を共通する谷部となる折れ溝4,5を周設するのが好ま
しい。
【0017】又、本発明に係るパッキングPを使用する
ためには、図8に示すように、鞘方式の受口管13とパ
ッキングストッパー15を周設した押し口管14の継手
を形成するのが好ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明によるパッキングは、上記のよう
な構成になるものであるから、筒体が圧縮されて折り溝
を介して外側へ断面三角形に変形して山形部が膨出さ
れ、この山形部の陵部と山形部の裾部若しくは谷部とな
る部位での複数の面接触により、従来ゴム輪の有する面
圧と同等以上の設計上の水密性を得る。継手の受口はパ
ッキングの筒部の厚みと圧縮されて山形に膨出する空間
を備えた断面方形の単純な構造に形成するだけで足り、
従来のようなゴム輪の形状に対応するスタフィングボッ
クスの設計を不要とし、ゆとりのある設計をすることが
でき滑剤の塗布を必要とせずに小さな挿入力でパッキン
グを装着することができるし、受口、挿し口及びパッキ
ング相互の製品上のバラツキに追従させることができ、
また、パッキングの挿入角度のヅレに対しても容易に追
従することができ、しかも、季節の変化においてもゴム
の収縮率が小さくパッキング製品の保管も容易となる等
の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパッキングの1つの山形部を膨出する
要部断面図。
【図2】図1のパッキングが圧縮された状態の要部断面
図。
【図3】本発明のパッキングが装着された継手の構造を
示す要部断面図。
【図4】2つの山形部を膨出するパッキングの要部断面
図。
【図5】図4のパッキングが圧縮された状態の要部断面
図。
【図6】3つの山形部を膨出するパッキングの要部断面
図。
【図7】図6のパッキングが圧縮された状態の要部断面
図。
【図8】本発明のパッキングが装着される継手の構造例
を示す要部断面図。
【図9】従来ゴム輪の要部断面図。
【図10】従来ゴム輪が装着されて示す継手の要部断面
図。
【図11】従来ゴム輪を装着して示す他の継手の要部断
面図。
【符号の説明】
1…筒体 2…山形部 3,4,5…折れ溝 6…陵部 7,8…裾部 9…受け口 10…押し口 11…押輪 12…ボルト 13…受け口管 14…押し口管 15…パッキング
ストッパー P…パッキング a…角ゴム輪 b…丸ゴム輪 c…ゴム輪 d…受け口 e…押輪 f…ボルト h…割輪
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来の管の継手、特に、水道鋼管の継手
には、代表的なものとして、図9に示すように、台形断
面の角ゴム輪aにさらに丸ゴム輪bを備えて一体物とし
て加硫成型したゴム輪cを、図10に示すように、鉄管
の受口9に設けられた円錐状のスタフィングボックスに
装着し、このゴム輪cの背面を押輪11を介してボルト
12で締めつけることにより、ゴム輪cに均等な圧力を
与え、受口9と押し口10面に面圧を発生させ水密性
を保持させるものが良く知られている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】更に本発明の目的は、筒体を圧縮させて中
央部を外側へ山形に変形膨出するパッキングを提供する
ことにより、受口、挿し口及びパッキングをゆとりのあ
る設計寸法に形成し、滑剤を塗布しなくても小さな挿入
容易に装着することができるようにすると共にゴム
肉厚を従来のゴム輪に較べて薄く形成し、季節の変化に
よるゴムの収縮率を小さくして装着作業を容易にしたも
のである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】前記パッキングPを、図3に示す継手に装
着する場合、受口9はパッキングPの筒体1の肉厚x
と、この筒体1が圧縮されて変形する山形部2を形成す
るためのスペースlの割合、x:l=6:4とする断面
方形の単純な形状構造に形成し、パッキングPを挿し口
10に預け入れ、そして挿し口10を受口9に挿入し、
そしてパッキングPの端部を押輪11を介してボルト1
2で締めつけて接合する。押輪11で圧縮されたパッキ
ングPは、折れ溝3,4,5を介して筒体1を外側へ三
角形に変形して山形部2を膨出し、山形部2の陵部6で
受口9の面に圧接し、両側の裾部7,8となる部位で
し口10の面に圧接する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡隆一 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 山谷 弥太郎 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 菊地武志 神奈川県高座郡寒川町一之宮6−1−3 日東化工株式会社内 (72)発明者 小倉英之 神奈川県高座郡寒川町一之宮6−1−3 日東化工株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム材から可撓性を備えた筒体に形成さ
    れ、長さ方向へ圧縮させたときに、中央部で外側へ断面
    三角形に変形して山形部を膨出させる少なくとも一組の
    折れ溝を有し、山形部の陵部で受口面に面圧を発生させ
    且つ両側の裾部若しくは谷部で挿し込み口面に面圧を発
    生させる機能を有することを特徴とする管の継手用パッ
    キング。
JP4077725A 1992-03-31 1992-03-31 管の継手用パッキング Pending JPH05280670A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4077725A JPH05280670A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 管の継手用パッキング

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JP4077725A JPH05280670A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 管の継手用パッキング

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JPH05280670A true JPH05280670A (ja) 1993-10-26

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ID=13641879

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JP4077725A Pending JPH05280670A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 管の継手用パッキング

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012122520A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Kurimoto Ltd 管体連結部の防食方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120392U (ja) * 1984-07-09 1986-02-05 甲子男 稲葉 電気掃除機で黒板ふきの吸引もみ取り式粉取り箱
JPH0243586B2 (ja) * 1984-05-29 1990-09-28

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960820