JPH05280546A - 軸継手構造及び軸着脱装置 - Google Patents

軸継手構造及び軸着脱装置

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JPH05280546A
JPH05280546A JP4081081A JP8108192A JPH05280546A JP H05280546 A JPH05280546 A JP H05280546A JP 4081081 A JP4081081 A JP 4081081A JP 8108192 A JP8108192 A JP 8108192A JP H05280546 A JPH05280546 A JP H05280546A
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JP
Japan
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shaft
joint
roller
fitting
connecting cylinder
Prior art date
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JP4081081A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tsujii
剛 辻井
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸同士の連結を容易かつ確実に行う。 【構成】 雌継手20にテーパー状の嵌入穴25を設
け、雄継手30にテーパー状の嵌入部33を設ける。雌
継手20にその軸方向にスライド可能にスリーブ40を
装着し、このスリーブ40の内周面と雄継手30の外周
面とに互いに螺合する雌ねじ43及び雄ねじ部37を形
成する。そして、両者を螺合した状態で、上記スリーブ
40の装着部41が雌継手20端部の大径部27に当た
り、かつ嵌入穴25及び嵌入部33のテーパー面同士が
接触するようにスリーブ40の軸方向寸法を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中止水壁施工機械や
地盤改良機械をはじめとする基礎工事機械等において用
いられる軸継手構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような基礎工事機械等において
は、長尺の軸が使用されることが多い。例えば、地中撹
拌式の地盤改良装置においては、何十メートルにも及ぶ
撹拌軸が上下方向に設置される。このような長尺の軸
は、そのままでは製造、運搬が極めて困難であるため、
一般には軸方向に複数に分割され、工事現場で適宜継ぎ
足されながら使用される。従って、このような軸には、
分割軸同士を連結するための軸継手が必要となる。
【0003】このような軸継手としては、ねじ式、ピン
式、フランジ式等が知られているが、このうちねじ式の
ものは使用中にねじが緩むおそれがあるため、一般には
ピン式やフランジ式のものが多用されている。
【0004】図7はフランジ式の軸継手構造の一例を示
したものである。図において、互いに連結される軸90
の端部には、雄側フランジ91及び雌側フランジ92が
各々固定され、雄側フランジ91の中央には円筒状の嵌
合突出部91aが、雌側フランジ92の中央部には上記
嵌入部92aが嵌入可能な形状をもつ嵌入穴92aが形
成されている。そして、両者を嵌合した状態で、上記雄
側フランジ91の周縁部に設けられたボルト穴91b及
び雌側フランジ92の周縁部に設けられたボルト穴92
bにボルト93を通し、これにナット94を締め付ける
ことにより、両軸90の連結が行われている。
【0005】また、図8,9に示すピン式のものでは、
雄継手95に図9に示すような断面六角形状の嵌入部9
5aが形成されているのに対し、雌継手96には上記嵌
入部95aが嵌入可能な嵌入穴96aが設けられてお
り、この嵌入がなされた状態で側方からピン99が挿入
されることにより、両継手95,96が連結される。な
お、図において97,98はシール部材、100はピン
抜け止め用のCリングである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、基礎工事機械
等に用いられる大型の軸では、各分割軸を吊り上げ、こ
れらを連結するためにクレーン等の大がかりな機械が用
いられる。従って、上記図7に示したようなフランジ式
の継手では、その芯出し作業が困難であり、雄側の嵌入
部95aと雌側の嵌入部96aとを嵌合させるまでに相
当の手間を要する。また、ボルト、ナットの締結・緩脱
に時間がかかるとともに、土にまみれるボルト・ナット
のメンテナンスも必要となり、大幅なコストアップ及び
施工能率の低下は免れ得ない。
【0007】一方、図8,9に示すピン式のものでは、
両継手を嵌合して連結した後も、両嵌合部の間には軸径
方向のすきまが必ず生じるので、このすきまに起因して
両継手ががたつき、この継手部分で軸90の向きが微妙
に変わって、軸90が精密に一直線上に並んだ状態で連
結されない不都合がある。また、上記がたつきを削減す
るために嵌め合いをきつくすると、その分嵌入作業はま
すます困難化することになる。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、連結作
業を容易にし、しかも連結後のがたつきを防ぐことがで
きる軸継手構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸同士を連結
するための軸継手構造であって、一方の軸の端部に装着
される雌継手と、他方の軸の端部に装着される雄継手と
を備え、雌継手に、上記軸が装着される側と反対側の方
向に開口しかつ開口に向かうに従って拡径するテーパー
状の嵌入穴を設け、雄継手に、上記軸が装着される側と
反対側に突出し、かつ上記雌継手の嵌入穴内に嵌入可能
なテーパー状の嵌入部を設け、これら雄継手、雌継手の
いずれか一方の継手に継手側ねじを設け、他方の継手の
周面に上記軸が装着される側の隣接部分よりも大きな外
径をもつ大径部を設けるとともに、両継手にまたがる連
結筒を備え、この連結筒に、上記大径部の外径よりも小
さくかつこの大径部の隣接部分の外径以上の内径を有
し、大径部に隣接する部分に軸方向にスライド可能に外
側から嵌められる装着部と、上記継手側ねじに螺合可能
な筒側ねじとを設け、上記嵌入穴に嵌入部が嵌入され、
かつ上記継手側ねじと筒側ねじとが螺合された状態で上
記装着部が上記大径部に当接し、かつ上記嵌入穴及び嵌
入部のテーパー面同士が接触するように連結筒の軸方向
寸法を設定したものである(請求項1)。
【0010】さらに、上記雌継手に、円形以外の断面形
状をもつ異形断面穴を設け、雄継手に、上記嵌入穴内に
上記嵌入部が嵌入された状態で上記異形断面穴に嵌入さ
れる異形断面部を設けたり(請求項2)、上記大径部が
設けられる側の継手に、連結筒の装着部が上記大径部に
当接した状態でこの連結筒が螺合緩み方向に移動するの
を規制する拘束状態と開放する解放状態とに切換えられ
る連結筒移動規制手段を設けたりする(請求項3)こと
により、後述のようなより優れた効果が得られる。
【0011】また本発明は、上記継手同士を連結及び切
離しするための装置であって、着脱用ローラと、この着
脱用ローラを上記両継手が装着された軸と略平行な軸回
りに回転可能に支持する着脱用ローラ支持部材と、上記
着脱用ローラを回転駆動する回転駆動手段と、上記雌継
手の嵌入穴に雄継手の嵌入部が嵌入された状態で上記連
結筒の外周面に着脱用ローラが圧接する位置と連結筒の
外周面から着脱用ローラが離間する位置との間で上記着
脱用ローラ及び着脱用ローラ支持部材を移動させる着脱
用ローラ進退駆動手段とを備えたものである(請求項
4)。
【0012】さらに、反力受け用ローラと、この反力受
け用ローラを上記両継手が装着された軸と略平行な軸回
りに回転可能に支持する反力受け用ローラ支持部材と、
上記雌継手の嵌入穴に雄継手の嵌入部が嵌入された状態
で上記連結筒の外周面において上記着脱用ローラと反対
側の位置に反力受け用ローラが圧接する位置と連結筒の
外周面から反力受け用ローラが離間する位置との間で上
記反力受け用ローラ及び反力受け用ローラ支持部材を移
動させる反力受け用ローラ進退駆動手段とを備えれば、
より好ましいものとなる(請求項5)。
【0013】
【作用】請求項1記載の構造において、各軸を連結する
際には、まず連結筒の装着部を大径部から離間させた状
態で、雌継手の嵌入穴内に雄継手の嵌入部を嵌入する。
次いで、連結筒を所定方向に回してその筒側ねじを相手
方の継手の継手側ねじに螺合し、上記連結筒の装着部が
大径部に当接する位置まで上記螺合を進行させると、こ
の連結筒により、一方の継手の大径部と他方の継手の継
手側ねじ部分とが互いに軸方向に引き寄せられることと
なり、これにより両継手の連結が完了する。
【0014】この連結状態では、上記連結筒の存在によ
り、雄継手は雌継手から抜けなくなり、両継手間に作用
する軸方向引張力は上記連結筒を媒介として伝達され
る。しかも、上記連結筒の引き付けで嵌入部及び嵌入穴
のテーパー面同士が接触することにより、両継手の剛性
が高められる。特に、両軸が土中内に貫入される際に
は、雌継手及び雄継手はその軸方向に沿って互いに近づ
く向きの圧縮力を受けるので、この力により、上記テー
パー面同士の圧接力が増し、軸連結部の剛性は飛躍的に
高められる。
【0015】さらに、請求項2記載の構造では、雄継手
の異形断面部が雌継手の異形断面穴内に嵌入されること
により、この部分で両継手間のトルク伝達が行われるこ
ととなる。
【0016】これに対し、両軸を切り離したい場合に
は、上記連結筒を上記と逆の方向に回し、この連結筒の
筒側ねじと継手の継手側ねじとの螺合を解除すればよ
い。
【0017】また、請求項3記載の構造では、上記螺
合、連結が完了した後、連結筒移動規制部材を解放状態
から拘束状態に切換えることにより、連結筒の筒側ねじ
と上記継手側ねじとの螺合の緩みが防がれる。
【0018】請求項4記載の装置では、例えば次のよう
にして両継手の連結を行うことができる。
【0019】まず、着脱用ローラ進退駆動手段により、
着脱用ローラ及びその支持部材を後退させた状態で、雌
継手の嵌入穴に雄継手の嵌入部を嵌入する。次いで、上
記着脱用ローラ及びその支持部材を前進させて上記着脱
用ローラを連結筒の周面に圧接させる。この状態で、回
転駆動手段により着脱用ローラを所定方向に回転させる
と、この着脱用ローラと連結筒との圧接による摩擦力
で、この着脱用ローラと略同期して連結筒が回転し、こ
の連結筒の筒側ねじと継手側ねじとの螺合が進められ、
これによって両継手の自動連結がなされる。逆に、この
状態から着脱用ローラを上記と逆の方向に回転駆動する
ことにより、上記連結筒は螺合緩み方向に回転し、この
連結筒による両継手の連結が解除される。
【0020】さらに、請求項5記載の構造によれば、上
記着脱用ローラを連結筒外周面に圧接させる際、反力受
け用ローラ進退駆動手段によって反力受け用ローラ及び
その支持部材を前進させ、反力受け用ローラを上記着脱
用ローラと反対側から連結筒外周面に押付けておくこと
により、上記着脱用ローラの押付けによる反力を上記反
力受け用ローラからとることができる。しかも、上記着
脱用ローラによる連結筒の回転駆動の際、この回転と同
期して反力受け用ローラが回転することにより、連結筒
の円滑な回転が確保される。
【0021】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜4に基づいて説
明する。なお、図1,2では便宜上各部材を水平状態で
描いているが、実際には図の左側が上、右側が下の状態
で上下方向に軸が連結される。ただし、本発明では使用
中の各部材の方向は問わない。
【0022】図において、11,12は互いに連結され
る軸である。この実施例では、地盤改良装置に用いられ
る撹拌軸、すなわち内部にグラウトが通される軸であっ
て、グラウト供給管15,16をそれぞれ有する管状の
軸11,12を示している。
【0023】一方の軸11の端部には、筒状の雌継手2
0が固定されている。詳しくは、雌継手の外周面に設け
られた軸装着部23に上記筒状の軸11が外篏、固定さ
れるとともに、雌継手20の中央部に設けられた貫通路
24内に上記軸11内のグラウト供給管15が嵌入、固
定されている。
【0024】この雌継手20の外周面において上記軸1
1が連結される側と反対側の端部(図1,2では右側端
部;以下、開口端部22と称する。)に近い位置には小
径部(大径部に隣接する部分)21が形成され、この小
径部21は、この小径部21に対して上記開口端部22
と反対側に隣接する部分の外径よりも小さな外径を有し
ている。従って、この小径部21と上記隣接部分との境
界部には段部21aが形成された状態になっている。
【0025】この雌継手20の略中央部には、上記開口
端部22側(図1,2では右方)に開口する嵌入穴25
が設けられ、この嵌入穴25は、開口端部22に向かう
に従って拡径するテーパー状に形成されている。この嵌
入穴25と開口端部22との間には、図3に示すような
異形断面(図例では正六角形断面)をもつ異形断面穴2
6が形成されている。
【0026】さらに、雌継手20の開口端部22におい
ては、上記異形断面穴26よりも一回り大きな円形穴が
設けられている。また、この開口端部22の外周面に
は、図略のボルト等によってリング部材が固定されるこ
とにより、上記小径部21よりも大きな外径をもつ大径
部27が形成されている。
【0027】他方の軸12の端部には、筒状の雄継手3
0が固定されている。この雄継手30の外周面に設けら
れた軸装着部31には、上記軸12が外篏、固定される
とともに、この雄継手30の中央に設けられた貫通路3
2に上記軸12内のグラウト供給管16が接続、固定さ
れている。この雄継手30において上記軸12が装着さ
れる側と反対側の端部(図1では左側端部;以下、突出
端部と称する)には、先端に向かうに従って縮径するテ
ーパー状の嵌入部33が形成されており、その形状は上
記雌側部材20における嵌入穴25に嵌入可能な形状に
設定されている。また、この嵌入部33の端部外周面に
は、シール用のOリング34が嵌着されている。
【0028】上記嵌入部33よりも軸12に近い位置に
は、図3に示すような異形断面(図例では正六角形断
面)をもつ異形断面部35が形成されており、上記嵌入
穴25に嵌入部33が嵌入された状態で、上記異形断面
部35が上記異形断面穴26に嵌入されるように、これ
ら異形断面部35及び異形断面穴26の形状及び配設位
置が設定されている。
【0029】雄継手30において上記異形断面部35と
軸装着部31との間の部分には、上記異形断面部35に
近い側から順に、小径部36、雄ねじ部37、及び大径
部39が形成され、これらの順に外径が大きくなってお
り、小径部36の外径が、上記開口端部22の円形穴内
に嵌入可能な径に設定されている。雄ねじ部37の外周
面には雄ねじ(継手側ねじ)が形成され、この雄ねじ部
37と大径部39との境界端部には、全周にわたるOリ
ング38が固定されている。
【0030】さらに、この構造では、両継手20,30
を連結するためのスリーブ(連結筒)40が備えられて
いる。このスリーブ40は、装着部41と本体部42と
からなっている。
【0031】装着部41の軸方向寸法は、上記段部21
aから大径部27までの寸法よりも小さく設定されてい
る。装着部41の内径は、上記雌継手20の小径部21
の外径と同等もしくはそれよりも僅かに大きく設定され
ており、この装着部41が小径部21の外側に嵌められ
ている。従って、この装着部41は雌継手20に対して
その軸方向にスライド可能となっており、その移動範囲
は、段部21aと大径部27との間の領域に規制されて
いる。また、この装着部41の内周面には、シール用の
Oリング44が装着されている。
【0032】本体部42の外径は、雄継手30の雄ねじ
部37と略等しく設定されており、この本体部42の端
部内周面には、上記雄ねじ部37の雄ねじと螺合可能な
雌ねじ(筒側ねじ)43が形成されている。そして、図
1に示すように両ねじが螺合した状態(両ねじの螺合が
完全に終了した状態でも完全に終了する前の状態でもよ
い。)で、上記装着部41が大径部27に当接し、かつ
嵌入部穴25及び嵌入部33の両テーパー面同士が接触
するように、スリーブ40の軸方向寸法が設定されてい
る。
【0033】次に、両継手20,30による軸11,1
2同士の連結及び切離し要領を説明する。
【0034】まず、各軸11,12の端部を雌継手20
及び雄継手30にそれぞれ外篏、固定し、かつスリーブ
40の装着部41を段部21a側にスライドさせた状態
(図2の状態)で、雌継手20の嵌入穴25内に雄継手
30の嵌入部33を嵌入する。ここで、上記嵌入穴25
及び嵌入部33はテーパー状とされており、嵌入穴25
の入口側内径(図1では右側内径)は嵌入部33の端部
側外径(図1では左側外径)よりも十分大きいので、両
者の嵌合(すなわち軸11,12同士の芯出し)は図7
〜9に示した従来構造の継手と比べてはるかに容易に行
うことができる。
【0035】なお、この嵌合の際には、図1に示すよう
に両継手20,30の間にシール部材48を介在させて
おくことがより好ましい。
【0036】上記嵌入完了後、上記スリーブ40を所定
方向に回し、スリーブ40の雌ねじ43と雄継手30の
雄ねじ部37との螺合を進行させる。これにより、スリ
ーブ40は雄継手30側(図1,2では右側)に漸次ス
ライドするが、このスリーブ40の装着部41が上記大
径部27に圧接し、かつ嵌入穴25及び嵌入部33のテ
ーパー面同士が接触した時点で、スリーブ40の回転す
なわち螺合の進行を止める。
【0037】これにより、雌継手20の大径部27と雄
継手30の雄ねじ部37とは互いに軸方向に引き付けら
れた状態となり、両継手20,30がスリーブ40を介
して連結された状態となる。この状態では、両継手2
0,30間の軸方向の引張力がスリーブ40を媒介とし
て伝達される。しかも、上記スリーブ40の引き付け
で、嵌入穴25及び嵌入部33のテーパー面同士が接触
しているので、両継手20,30の剛性が高められる。
特に、軸11,12が土中内に嵌入される際には、雌継
手20及び雄継手30はその軸方向に沿って互いに近づ
く向きの圧縮力を受けるので、この力により上記テーパ
ー面同士の圧接力が増し、これによって軸連結部の剛性
は飛躍的に高められる。
【0038】さらに、この状態では、図3に示すように
雄継手30の異形断面部35が雌継手20の異形断面穴
26内に嵌入されているので、この部分で両継手20,
30間のトルク伝達が行われる。
【0039】これに対し、両継手20,30を切り離し
たい場合には、上記スリーブ40を上記と逆の方向に回
せばよい。これにより、スリーブ40の雌ねじ43と雄
継手30の雄ねじ部37との螺合が解かれ、スリーブ4
0を媒介としての連結が解除される。
【0040】以上のように、この構造では、テーパー状
の嵌入部33を同じくテーパー状の嵌入穴25内に嵌入
するといった簡単な作業で、両軸11,12の芯出し作
業を行うことができ、しかも、この状態からスリーブ4
0を回してその雌ねじ43を雄ねじ部37に螺合するだ
けの簡単な作業で両継手20,30の連結を確実に行う
ことができる。また、この連結状態からスリーブ40を
逆方向に回せば、後は雌継手20から雄継手30を引き
抜くだけの作業で、両軸11,12を容易に切り離すこ
とができる。
【0041】さらに、この構造では、図4に示すような
スリーブ移動規制部材(連結筒移動規制部材)50を備
えることにより、より優れた効果を得ることが可能であ
る。このスリーブ移動規制部材50は、プラスチック等
の比較的硬質の弾性材で形成され、周方向の一部に切欠
52をもつ平面視C状に形成されており、その内径は雌
継手20の小径部21と略等しく設定されている。ま
た、その軸方向寸法は、上記装着部41が大径部27に
圧接した状態(図1の状態)での、装着部41と段部2
1aとの間の寸法と略等しく設定されている。
【0042】このようなスリーブ移動規制部材50を拡
径させながら、上記連結が完了した状態での上記段部2
1aと装着部41との間の領域に嵌め込めば、このスリ
ーブ移動規制部材50の介在によって、スリーブ40の
螺合緩み方向への移動(すなわち段部21へ近づく方向
への移動)を規制することができ、これにより、雌ねじ
43と雄ねじ部37との螺合の緩みを簡単に防ぐことが
できる。
【0043】上記のように、この継手構造では、スリー
ブ40の回転で両継手20,30を連結できることか
ら、その連結作業及び切離し作業の自動化を図ることが
可能である。そこで、この着脱作業を自動的に行うため
の装置の一例を図5,6に基づいて説明する。
【0044】図5は掘削機を示し、この掘削機は、軸1
1,12,…を順に継足しながら超臨界抽出装置へ貫入
すべく構成されている。この掘削機は、地盤60上を走
行する基台62を備え、この基台62上に一方向に延び
るガイドレール63が敷設されており、このガイドレー
ル63に沿って走行可能に軸収納装置64が設置されて
いる。同じ基台62上の所定位置には、軸貫入引抜装置
66が設置されており、この軸貫入引抜装置66に対
し、上記軸収納装置64の走行によって同装置64に収
納される軸11,12,…が順次供給されるようになっ
ている。
【0045】軸貫入引抜装置66は、基台62上に立設
される門型フレーム67を備え、この門型フレーム67
に沿って昇降可能に昇降ハウジング68が設けられてい
る。この昇降ハウジング68には、軸11,12,…の
上端部を把持する把持部69が設けられ、この把持状態
で軸11,12,…を自軸回りに回転駆動しながら昇降
ハウジング68自体が下降することにより、軸11,1
2,…の貫入が行われるようになっている。
【0046】従って、この掘削機では、例えば軸11を
その上端部のみを残して他の部分を地中に貫入した後、
次の軸12の下端部を上記軸11の上端部に連結して軸
12の貫入を行うことにより、軸11,12,…の継足
し貫入を順次行うことが可能となっている。そして、こ
の軸11,12同士の連結作業が行われる位置、すなわ
ち、軸貫入引抜装置66の下端部の位置に、図6に示す
ような軸着脱装置70が設置されている。
【0047】この軸着脱装置70は、上記基台62上に
立設される左右の支柱71,72を備えている。一方の
支柱71には、内側向きに油圧シリンダ(着脱用ローラ
進退駆動手段)74が固定され、この油圧シリンダ74
のロッド74aの先端に、正面視コ字状のブラケット
(着脱用ローラ支持部材)76が固定されており、この
ブラケット76に、垂直軸78を中心に回動可能にブラ
ケット(着脱用ローラ支持部材)80が取付けられてい
る。
【0048】このブラケット80は、3つの水平壁81
〜83と、これら水平壁81〜83をつなぐ柱84とか
らなる正面視E字状の全体形状を有し、上記柱84の背
部に取付部85が突設されており、この取付部85が上
記垂直軸78を介して上記ブラケット76に連結されて
いる。このブラケット80において、最上段の水平壁8
1には、ローラ駆動モータ(回転駆動手段)86が下向
きに固定されており、このローラ駆動モータ86の出力
軸86aが上記水平壁81を上から下に貫いた状態とな
っている。
【0049】中段及び下段の水平壁82,83には、上
下に延びるローラ中心軸88が回転可能に支持され、こ
のローラ中心軸88の上端がカップリング90を介して
上記ローラ駆動モータ86の出力軸86aに連結されて
いる。このローラ中心軸88において、上記水平壁8
2,83同士の間に位置する部分には、着脱用ローラ9
2が固定されており、上記ローラ駆動モータ86の作動
によって、着脱用ローラ92がローラ中心軸88回りに
回転駆動されるようになっている。この着脱用ローラ9
2は、その外周部が例えばゴムのようにスリーブ40と
の摩擦係数の高い材料で形成され、あるいは外周面にロ
ーレットの模様が刻まれるなどして、この着脱用ローラ
92とスリーブ40との間の摩擦係数の増大が図られて
いる。
【0050】そして、この構造において、上記油圧シリ
ンダ74が最も伸長した状態で図6実線に示すように上
記着脱用ローラ92がスリーブ40の外周面に圧接し、
逆に油圧シリンダ74が最も収縮した状態で同図二点鎖
線に示すように上記着脱用ローラ92がスリーブ40の
外周面から離間するように、各部材のレイアウト及び油
圧シリンダ74のストロークが設定されている。
【0051】他方の支柱72には、内側向きに油圧シリ
ンダ94が固定されている。この油圧シリンダ94のロ
ッド94aの端部には、正面視コ字状のブラケット(反
力受け用ローラ支持部材)95が固定されており、この
ブラケット95には、垂直軸96を中心として回転可能
に反力受け用ローラ98が支持されている。そして、上
記油圧シリンダ94が最も伸長した状態で図6実線に示
すように上記反力受け用ローラ98がスリーブ40の外
周面に上記着脱用ローラ92と反対の側から圧接し、逆
に油圧シリンダ94が最も収縮した状態で同図二点鎖線
に示すように上記反力受け用ローラ98がスリーブ40
の外周面から離間するように、各部材のレイアウト及び
油圧シリンダ94のストロークが設定されている。
【0052】このような軸着脱装置70によれば、雌継
手20の嵌入穴25に雄継手30の嵌入部33を嵌入さ
せた状態で、両油圧シリンダ74,94の伸長により上
記着脱用ローラ92及び反力受け用ローラ98をスリー
ブ40の外周面に圧接させ(すなわち両ローラ92,9
8でスリーブ40を挾持し)、ローラ駆動モータ86を
作動させて着脱用ローラ92をローラ中心軸88を中心
に回転駆動すれば、この着脱用ローラ92と同期してス
リーブ40が回転することにより、このスリーブ40に
おける雌ねじ43と雄継手30における雄ねじ部37と
の螺合を進行させ、あるいは緩めることができ、これに
よって継手20,30の着脱を行うことができる。
【0053】なお、本発明は以上記した実施例に限定さ
れるものではなく、例として次のような態様を採ること
も可能である。
【0054】(1) 前記各実施例では、トルク伝達を行う
ための異形断面部として六角断面状のものを示したが
(図3)、本発明における異形断面部の断面形状はこれ
に限らず、他の多角形や、キー、スプライン等を設けた
ものなど、円以外の断面形状を有して良好にトルクを伝
達できるものであればよい。
【0055】(2) 上記実施例では、雌継手20側にスリ
ーブ40を装着し、雄継手30側に雄ねじ部37を設け
たものを示したが、逆に、雌継手20側に雄ねじを設
け、雄ねじ30側にスリーブ40を装着するようにして
も上記と同様の効果を得ることができる。
【0056】(3) 上記実施例では、スリーブ40側に雌
ねじ43を設け、継手側に雄ねじ部37を設けたものを
示したが、逆に、スリーブ40の外周面に雄ねじを設
け、継手側に雌ねじを設けるようにしてもよい。この場
合には、継手を例えば二重筒構造とし、その外側筒の内
周面に上記雄ねじと螺合する雌ねじを刻めばよい。
【0057】(4) 上記図6には、着脱用ローラ92と反
力受け用ローラ98の双方でスリーブ40を挾持するも
のを示したが、軸11,12が他の個所で確実に固定さ
れている場合には、反力受け用ローラ98を省略するこ
とが可能である。ただし、この場合でも、反力受け用ロ
ーラ98を用いれば、着脱用ローラ92とスリーブ40
との圧接をより確実に行うことが可能となる。しかも、
着脱用ローラ92によるスリーブ40の回転駆動中、こ
のスリーブ40の回転に伴って反力受け用ローラ98も
回転するため、この反力受け用ローラ98がスリーブ4
0の回転を阻害することはなく、スリーブ40の円滑な
回転を確保することができる。
【0058】(5) 上記図6では、着脱用ローラ92及び
反力受け用ローラ98の回転中心軸(ローラ中心軸88
及び垂直軸96)が軸11,12の長手方向と完全に平
行な装置を示したが、例えばスリーブ40の外周面がテ
ーパー状に傾斜している場合には、これに合わせて両ロ
ーラ92,98の回転中心軸を若干傾斜させてもよい。
【0059】(6) 本発明において、スリーブ40の移動
を規制する手段としては、種々のものが考えられる。そ
の変形例を図7及び図8に示す。
【0060】図7において、雌継手20周面の適所に
は、抜け止め部材100が設けられている。この抜け止
め部材100の径方向内側端部(図では右側端部)に
は、他の部分よりも上方に突出した被係止部101が形
成される一方、雌継手20側には径方向外側に開口する
収納穴102が設けられ、この収納穴102内に、上記
抜け止め部材100の径方向内側端部が収納されてい
る。また、収納穴102の入口上辺には、上記被係止部
101を係止するための係止部104が下方に突設され
るとともに、抜け止め部材100と収納穴102の奥壁
との間にはスプリング(付勢手段)106が圧入されて
おり、このスプリング106の弾発力により、通常は上
記被係止部101が係止部104に圧接する位置(拘束
位置)に抜け止め部材100が保持されている。そし
て、この拘束位置で上記抜け止め部材100が上記スリ
ーブ40の下端に当接するように、抜け止め部材100
の突出寸法が設定されている。
【0061】このような構造において、図示のように抜
け止め部材100に外力を加えない状態では、スプリン
グ106の弾発力によって抜け止め部材100が上記拘
束位置まで突出するため、この抜け止め部材100によ
りスリーブ40の下方への移動(すなわち螺合の緩み)
が防がれることとなり、これによって両継手20,30
の連結の確実性がより向上する。これに対し、継手2
0,30の切離しを行いたい場合には、抜け止め部材1
00を上記スプリング106の弾発力に抗して上記解放
位置まで径方向内側に押し込み、この状態でスリーブ4
0を螺合緩み方向に回すことにより、両継手20,30
の切離しを行うことができる。
【0062】図8においては、雌継手20の外周部に、
正面視略扇形の収納穴117が設けられるとともに、こ
の収納穴117に対して入出可能に同じく扇形の抜け止
め部材120が設けられている。この抜け止め部材12
0は、雌継手20側に設けられた水平軸118を中心に
回動可能に構成され、この回動により、上記収納穴11
7から大きく突出する位置(図の実線位置;拘束位置)
と、収納穴117内に没入する位置(図の二点鎖線位
置;解放位置)との間を移動するとともに、上記水平軸
118の周囲に設けられたねじりバネ124により、図
8の時計回り方向(すなわち拘束位置へ向かう方向)に
付勢されている。
【0063】このような構造においても、スリーブ40
を締め付けた状態では、抜け止め部材120がねじりバ
ネ124の付勢力で拘束位置に保持されるため、スリー
ブ40の螺合の緩みが防がれる。これに対し、上記抜け
止め部材120をねじりバネ124の付勢力に抗して上
から押圧し(図示の力F)、解放位置まで押し込むこと
により、スリーブ40を螺合緩み方向に回すことができ
る。
【0064】なお、この実施例では抜け止め部材120
を水平軸118回りに回動させるものを示したが、抜け
止め部材を垂直軸(すなわち継手の軸方向と平行な軸)
回りに回動させるようにしても、この抜け止め部材を上
記拘束位置と解放位置との間で移動させることが可能で
ある。
【0065】(7) 本発明では、嵌入部と異形断面部との
相対位置関係、及び嵌入穴と異形断面穴との相対位置関
係を問わず、例えば雄継手において同じ個所に嵌入部と
異形断面部とを形成する、すなわち異形断面をもったテ
ーパー状の嵌入部を形成し、雌継手において異形断面を
もったテーパー状の嵌入穴を形成するようにしてもよ
い。
【0066】(8) 本発明では、互いに連結される軸の種
類を問わず、各図に示した管状のもののほか、中実のも
のであってもよい。また、軸継手の断面形状も適宜設定
すればよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば次のよう
な効果を得ることができる。
【0068】まず、請求項1記載の構造では、雌継手に
おける嵌入穴へ雄継手における嵌入部を嵌入するだけで
両継手の芯出しを行うことができ、しかも上記嵌入作業
を極めて容易に行うことができる。しかもその後は、連
結筒を回してこの連結筒の筒側ねじと継手側ねじとを螺
合するだけの簡単な作業で両継手を連結し、また逆方向
の回転によって容易に切離しを行うことができる効果が
ある。そして、連結状態では、連結筒による引き付けで
嵌入穴及び嵌入部のテーパー面同士が圧接しているため
に、継手の剛性を高めることができ、特に、軸方向圧縮
力を受けた場合には、その圧縮力だけ上記テーパー面同
士の圧接力が増すため、両継手の剛性を飛躍的に高める
ことができる。
【0069】さらに、請求項2記載の構造によれば、異
形断面穴と異形断面部とを嵌合するだけの簡単な構造
で、継手間のトルク伝達を確実に行うことができ、また
請求項3記載の構造によれば、連結作業終了後、連結筒
移動規制手段を開放状態から拘束状態に切換えることに
より、連結筒と継手との螺合の緩みを確実に防ぐことが
できる効果がある。
【0070】また、上記のような構造の採用に伴い、請
求項4記載の装置を用いて、その着脱用ローラの回転に
よって上記連結筒を回すことにより、継手同士の連結及
び切離し作業の自動化さらには無人化を図ることができ
る。さらに、請求項5記載の装置によれば、上記着脱用
ローラと反対の側から反力受け用ローラを連結筒の外周
面に押し当てることにより、この反力受け用ローラで反
力を取りながら上記着脱用ローラによる連結筒の回転駆
動をより円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例において継手同士を連結し
た状態を示す断面正面図である。
【図2】上記実施例において継手同士を切り離した状態
を示す半断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】上記継手同士を連結した状態で用いられるスリ
ーブ移動規制部材の斜視図である。
【図5】上記継手が設けられた軸を順次継足し貫入する
ための掘削機の全体正面図である。
【図6】上記掘削機に設置された軸着脱装置の正面図で
ある。
【図7】スリーブ移動規制手段の変形例を示す断面図で
ある。
【図8】スリーブ移動規制手段の変形例を示す断面図で
ある。
【図9】従来のフランジ式軸連結構造の一例を示す一部
断面正面図である。
【図10】従来のピン通し式軸連結構造の一例を示す断
面正面図である。
【図11】図10のB−B線断面図である。
【符号の説明】
11,12 軸 15,16 グラウト供給管 20 雌継手 21 小径部(大径部に隣接する部分) 21a 段部 23 軸装着部 25 嵌入穴 26 異形断面穴 27 大径部 30 雄継手 31 軸装着部 33 嵌入部 35 異形断面部 37 雄ねじ部 40 スリーブ(連結筒) 41 装着部 42 本体部 43 雌ねじ 50 スリーブ移動規制部材 70 軸着脱装置 74 油圧シリンダ(着脱用ローラ進退駆動手段) 80 ブラケット(着脱用ローラ支持部材) 86 ローラ駆動モータ(回転駆動手段) 92 着脱用ローラ 94 油圧シリンダ(反力受け用ローラ進退駆動手段) 98 反力受け用ローラ 100,120 抜け止め部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸同士を連結するための軸継手構造であ
    って、一方の軸の端部に装着される雌継手と、他方の軸
    の端部に装着される雄継手とを備え、雌継手に、上記軸
    が装着される側と反対側の方向に開口しかつ開口に向か
    うに従って拡径するテーパー状の嵌入穴を設け、雄継手
    に、上記軸が装着される側と反対側に突出し、かつ上記
    雌継手の嵌入穴内に嵌入可能なテーパー状の嵌入部を設
    け、これら雄継手、雌継手のいずれか一方の継手に継手
    側ねじを設け、他方の継手の周面に上記軸が装着される
    側の隣接部分よりも大きな外径をもつ大径部を設けると
    ともに、両継手にまたがる連結筒を備え、この連結筒
    に、上記大径部の外径よりも小さくかつこの大径部の隣
    接部分の外径以上の内径を有し、大径部に隣接する部分
    に軸方向にスライド可能に外側から嵌められる装着部
    と、上記継手側ねじに螺合可能な筒側ねじとを設け、上
    記嵌入穴に嵌入部が嵌入され、かつ上記継手側ねじと筒
    側ねじとが螺合された状態で上記装着部が上記大径部に
    当接し、かつ上記嵌入穴及び嵌入部のテーパー面同士が
    接触するように連結筒の軸方向寸法を設定したことを特
    徴とする軸継手構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の軸継手構造において、上
    記雌継手に、円形以外の断面形状をもつ異形断面穴を設
    け、雄継手に、上記嵌入穴内に上記嵌入部が嵌入された
    状態で上記異形断面穴に嵌入される異形断面部を設けた
    ことを特徴とする軸継手構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の軸継手構造にお
    いて、上記大径部が設けられる側の継手に、連結筒の装
    着部が上記大径部に当接した状態でこの連結筒が螺合緩
    み方向に移動するのを規制する拘束状態と解放する解放
    状態とに切換えられる連結筒移動規制手段を設けたこと
    を特徴とする軸継手構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の継手同
    士を連結及び切離しするための装置であって、着脱用ロ
    ーラと、この着脱用ローラを上記両継手が装着された軸
    と略平行な軸回りに回転可能に支持する着脱用ローラ支
    持部材と、上記着脱用ローラを回転駆動する回転駆動手
    段と、上記雌継手の嵌入穴に雄継手の嵌入部が嵌入され
    た状態で上記連結筒の外周面に着脱用ローラが圧接する
    位置と連結筒の外周面から着脱用ローラが離間する位置
    との間で上記着脱用ローラ及び着脱用ローラ支持部材を
    移動させる着脱用ローラ進退駆動手段とを備えたことを
    特徴とする軸着脱装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の軸着脱装置において、反
    力受け用ローラと、この反力受け用ローラを上記両継手
    が装着された軸と略平行な軸回りに回転可能に支持する
    反力受け用ローラ支持部材と、上記雌継手の嵌入穴に雄
    継手の嵌入部が嵌入された状態で上記連結筒の外周面に
    おいて上記着脱用ローラと反対側の位置に反力受け用ロ
    ーラが圧接する位置と連結筒の外周面から反力受け用ロ
    ーラが離間する位置との間で上記反力受け用ローラ及び
    反力受け用ローラ支持部材を移動させる反力受け用ロー
    ラ進退駆動手段とを備えたことを特徴とする軸着脱装
    置。
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