JPH05279642A - 表面保護シート及び表面保護方法 - Google Patents

表面保護シート及び表面保護方法

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JPH05279642A
JPH05279642A JP10884992A JP10884992A JPH05279642A JP H05279642 A JPH05279642 A JP H05279642A JP 10884992 A JP10884992 A JP 10884992A JP 10884992 A JP10884992 A JP 10884992A JP H05279642 A JPH05279642 A JP H05279642A
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JP
Japan
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electron beam
surface protecting
sensitive adhesive
pressure
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Withdrawn
Application number
JP10884992A
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English (en)
Inventor
Makoto Sunakawa
誠 砂川
Tetsuo Sakai
哲男 坂井
Hiromitsu Fukumoto
博光 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の被保護体に対し安定した接着力を示し
て汚染や傷付きの防止性に優れ、接着力が経日上昇しに
くくて種々の被保護体より糊残りなく容易に剥離できる
表面保護シートないし表面保護方法を得ること。 【構成】 電子線硬化型の粘着剤層を電子線透過性基材
に設けてなる表面保護シート、及びかかる表面保護シー
トを被保護体に接着したのち電子線を照射し、粘着剤層
を硬化処理して非粘着化する表面保護方法。 【効果】 基材との密着力等に優れて表面保護に適した
各種の基材を選択使用でき、種々の被保護体に対し安定
して接着し、ゴミ等の付着防止や傷付き防止などの保護
機能に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板や樹脂板等にお
ける表面の汚染や傷付き防止などに好適な表面保護シー
ト、及びそれを用いた表面保護方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属板や樹脂板等の表面保護に用
いる表面保護シートとしては、プラスチックフィルムに
ゴム系やアクリル系の粘着剤層、エチレン・酢酸ビニル
共重合体系接着剤層、又は光硬化型粘着剤層(特公昭5
8−30809号公報)を設けたものが知られていた。
【0003】しかしながら、アクリル系等の粘着剤層を
設けたものにあっては、種々の被保護体に対して安定し
た接着性と剥離性を示すものが得にくい上に接着力の経
日上昇が大きくて剥離困難や剥離不可を生じやすい問題
点があった。また被保護体より剥離した場合に粘着剤層
が残留(糊残り)し、その除去のために洗浄処理する必
要がある問題点もあった。
【0004】一方、エチレン・酢酸ビニル共重合体系接
着剤層を設けたものにあっては、前記と同様に接着力の
経日上昇による剥離困難や剥離不可を生じやすい問題点
があった。他方、光硬化型粘着剤層を設けたものにあっ
ては、着色フィルムや紙等の不透明基材を使用できない
上に、被保護体の種類により接着特性が大きくバラツ
キ、糊残り、あるいは接着力の経日上昇による剥離困難
や剥離不可を生じやすい問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、種々の被保
護体に対し安定した接着力を示して汚染や傷付きの防止
性に優れ、接着力が経日上昇しにくくて種々の被保護体
より糊残りなく容易に剥離できる表面保護シートないし
表面保護方法の開発を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子線硬化型
の粘着剤層を電子線透過性基材に設けてなることを特徴
とする表面保護シート、及びかかる表面保護シートを被
保護体に接着したのち電子線を照射し、粘着剤層を硬化
処理して非粘着化することを特徴とする表面保護方法を
提供するものである。
【0007】
【作用】上記した構成の表面保護シートとすることによ
り、電子線硬化型の粘着剤層による接着及び硬化処理に
基づいて、各種のプラスチックフィルム等の種々の電子
線透過性基材を用いることができ、かつ種々の被保護体
に対して安定した初期接着力を示すと共に、接着力が経
日上昇しにくくて種々の被保護体より糊残りなく容易に
剥離できる。
【0008】
【発明の構成要素の例示】本発明において、粘着剤層の
支持ベースを兼ねる、被保護体の傷付き防止等の保護膜
として用いられる基材としては、電子線を透過する適宜
な材質からなるものを用いうる。被保護体、特に板状体
の表面保護性などの点より好ましく用いうる電子線透過
性基材は、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニ
ル、ポリエステルの如きプラスチック類からなるフィル
ムや紙類などである。
【0009】電子線透過性基材の厚さは、必要な保護機
能や電子線による硬化性などに応じて適宜に決定してよ
いが、一般には20〜200μmとされる。なお基材
は、必要に応じ粘着剤層との密着力の向上等を目的とし
てコロナ処理等の表面処理が施される。
【0010】電子線硬化型の粘着剤としては、例えばゴ
ム系やアクリル系等の粘着剤に電子線反応性不飽和結合
を有する化合物を配合してなるものなどの適宜なものを
用いてよく、公知の電子線硬化型粘着剤のいずれも用い
うる。
【0011】粘着剤におけるベースポリマーの一般的な
ものとしては、天然ゴムや各種合成ゴムからなるゴム系
ポリマー、炭素数が20以下のアルキル基を有するアク
リル酸ないしメタクリル酸のアルキルエステルを主成分
とするアクリル系共重合体などがあげられる。分子中に
電子線反応性不飽和結合を有するベースポリマーも用い
うる。接着性等の点より一般に用いられるベースポリマ
ーの重量平均分子量は、1万〜200万であるが、これ
に限定されない。
【0012】前記のアクリル系共重合体は、改質用単量
体を共重合したものであってもよい。その一般的な改質
用単量体としては、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸
(モノ,ジ)エステル、N−メチロールアクリルアミ
ド、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸、ヒドロキシエチルアクリレートないしメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレートないしメタクリレ
ート、ポリエチレングリコールモノアクリレートないし
メタクリレート、ポリプロピレングリコールモノアクリ
レートないしメタクリレート、ジビニルベンゼンなどが
あげられる。
【0013】電子線反応性不飽和結合を有する化合物と
しては、電子線反応性不飽和結合を2〜6個有する分子
量が約1万以下のものなどがあげられる。その具体例と
しては、トリメチロールプロパントリアクリレートない
しメタクリレート、テトラメチロールメタンテトラアク
リレートないしメタクリレート、ペンタエリスリトール
トリアクリレートないしメタクリレート、ペンタエリス
リトールテトラアクリレートないしメタクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレートないしメタク
リレート、エチレングリコールジアクリレートないしメ
タクリレート、ポリエチレングリコール(ジ、トリ、ポ
リ)アクリレートないしメタクリレート、ポリプロピレ
ングリコール(ジ、トリ、ポリ)アクリレートないしメ
タクリレート、ブチレングリコールジアクリレートない
しメタクリレート、ヘキサンジオールジアクリレートな
いしメタクリレート、オリゴエステルアクリレートない
しメタクリレート、ウレタンアクリレートないしメタク
リレート、エポキシアクリレートないしメタクリレート
などがあげられる。
【0014】電子線反応性不飽和結合を有する化合物
は、1種又は2種以上が配合され、その配合量は通例、
ベースポリマー100重量部あたり1〜100重量部で
ある。その配合量が過少であると硬化不足で糊残りや接
着力の経日上昇を誘発しやすく、過多では粘着剤が可塑
化し、硬化処理で形成される橋架け構造の粘着剤層が硬
くなって被保護体より剥がれやすくなる。
【0015】粘着剤には、接着力や凝集力などの調整を
目的として必要に応じ種々の添加剤が配合される。その
例としては、ポリイソシアネート系化合物、エポキシ系
化合物、メラミン系化合物の如き架橋剤、不飽和結合を
有する低分子量体等の化合物、充填剤、粘着付与樹脂、
着色剤、老化防止剤、顔料、紫外線吸収剤の如き公知の
各種添加剤などがあげられる。なお、架橋剤の配合量は
適宜に決定されるが、一般にはベースポリマー100重
量部あたり0.1〜10重量部程度である。またかかる
添加剤は、必要に応じて電子線透過性基材にも適宜に配
合することができる。
【0016】本発明の表面保護シートの形成は、例えば
電子線透過性基材に粘着剤を適宜な方式で塗工する方式
など、従来の接着シートの形成方法等に準じて行うこと
ができる。粘着剤層の厚さは、被保護体の表面への馴染
性、被保護体からの剥がれ防止などの点より5μm以上
とすることが好ましい。なお一般に、約50μm以下の
厚さで充分な接着力や保護機能等が発現するが、本発明
においてはこれに限定されず使用目的等に応じた適宜な
厚さとしてよい。
【0017】本発明の表面保護方法は、前記の表面保護
シートを被保護体に接着したのち電子線を照射し、粘着
剤層を硬化処理して非粘着化するものである。接着は、
例えばロール方式やラミネーター方式などの適宜な方式
で行ってよい。硬化処理時における一般的な電子線の照
射量は、0.5〜20Mradであるが、これに限定されな
い。なお被保護体に対する接着力は、使用目的等に応じ
て適宜に決定してよいが、一般には180度ピール値に
基づいて2g/20mm〜5kg/20mmとされる。
【0018】本発明の表面保護シートないし表面保護方
法は、各種の金属板や樹脂板などの種々の被保護体に適
用することができる。特に、密着性よく接着できる点よ
り表面の凹凸が大きく、表面が傷付きやすい塗装鋼板等
の被保護体に好ましく用いうる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、被保護体に接着したの
ち電子線で硬化処理して非粘着化させるので、基材との
密着力等に優れて表面保護に適した種々の電子線透過性
基材を選択使用できる。また種々の被保護体に対し安定
して接着し、接着力が経日上昇しにくくて被保護体より
糊残りなくスムーズに剥離することができる。さらにゴ
ミ等の付着防止や傷付き防止などの保護機能に優れてい
る。
【0020】
【実施例】
参考例 アクリル酸ブチル100部(重量部、以下同じ)、アク
リロニトリル10部、メタクリル酸メチル5部、及びア
クリル酸2部を酢酸エチル中で常法により重合処理し
て、重量平均分子量50万のアクリル系共重合体を得
た。
【0021】実施例1 参考例で得たアクリル系共重合体100部にポリイソシ
アネート化合物5部とジペンタエリスリトールモノヒド
ロキシペンタアクリレート50部を加えて均一に混合
し、電子線硬化型の粘着剤を得、その粘着剤を厚さ60
μmのポリエチレンフィルムのコロナ処理面に塗工して
厚さ20μmの粘着剤層を形成し、表面保護シートを得
た。次に、前記の表面保護シートをステンレス板にロー
ルを用いて接着し、それに電子線を3Mrad照射して硬化
処理し、表面保護体を得た。
【0022】前記で得た表面保護体を所定の場所に設置
し、ついで表面保護シートを引き剥がしたところ、極め
て容易に剥離でき、ステンレス板に粘着剤の残留も認め
られず、洗浄処理は不要であった。
【0023】実施例2 参考例で得たアクリル系共重合体100部に、オリゴエ
ステルアクリレート20部、ウレタンアクリレート20
部、及び多官能エポキシ化合物0.3部を加えて均一に
混合し、電子線硬化型の粘着剤を得、その粘着剤を厚さ
40μmのポリプロピレン・ポリエチレンブレンドフィ
ルムのコロナ処理面に塗工して厚さ30μmの粘着剤層
を形成して表面保護シートを得た。次に前記の表面保護
シートを塗装鋼板にラミネートローラーを用いて接着
し、電子線を2Mrad照射して硬化処理し、表面保護体を
得た。
【0024】前記で得た表面保護体を所定の場所に設置
して6ヵ月放置したのち表面保護シートを引き剥がした
ところ容易に剥離でき、かつ塗装鋼板に粘着剤の残留も
認められず、洗浄処理は不要であった。
【0025】実施例3 分子中にヒドロキシル基を平均2.2個有する水添ポリ
ブタジエンと、分子中のヒドロキシル基の平均1個がア
クリロイル基で置換された水添ポリブタジエンの混合物
100部に、多官能イソシアネート化合物15部とウレ
タンアクリレート20部を加えて均一に混合し、電子線
硬化型の粘着剤を得、その粘着剤を厚さ25μmのポリ
エステルフィルムに塗工して厚さ10μmの粘着剤層を
形成して表面保護シートを得た。次に、前記の表面保護
シートをアクリル板にラミネートローラーを用いて接着
し、電子線を3Mrad照射して硬化処理し、表面保護体を
得た。
【0026】前記で得た表面保護体を所定の場所に設置
して3ヵ月放置したのち表面保護シートを引き剥がした
ところ容易に剥離でき、かつアクリル板に粘着剤の残留
も認められず、洗浄処理は不要であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 5/12 9267−4F (72)発明者 福本 博光 千葉県市川市高谷新町7番地の1 日新製 鋼株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子線硬化型の粘着剤層を電子線透過性
    基材に設けてなることを特徴とする表面保護シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表面保護シートを被保
    護体に接着したのち電子線を照射し、粘着剤層を硬化処
    理して非粘着化することを特徴とする表面保護方法。
JP10884992A 1992-03-31 1992-03-31 表面保護シート及び表面保護方法 Withdrawn JPH05279642A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008069095A1 (ja) * 2006-12-01 2008-06-12 Lintec Corporation 再剥離粘着シート
US20110236653A1 (en) * 2010-03-25 2011-09-29 Nitto Denko Corporation Base material for surface protective sheet and surface protective sheet
JP2012148263A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Gogo:Kk 糊残り除去方法並びに、金属体表面の清浄化方法、塗装前処理方法及び塗装方法

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WO2008069095A1 (ja) * 2006-12-01 2008-06-12 Lintec Corporation 再剥離粘着シート
US20110236653A1 (en) * 2010-03-25 2011-09-29 Nitto Denko Corporation Base material for surface protective sheet and surface protective sheet
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Effective date: 19990608