JP3907331B2 - 半導体ウエハ固定用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハのバックグラインド(半導体ウエハの研磨)を行う際およびダイシング(半導体ウエハをチツプ状に切断・分離)を行う際に、該半導体ウエハを固定するとともに半導体チップをみだりに飛散させないための半導体ウエハ固定用シートにかかり、特に半導体ウエハに静電気を帯電させない半導体ウエハ固定用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体ウエハ固定用シートにあっては、基材シートとしての合成樹脂製シートの一方の面に粘着剤層が設けられ、さらに、該粘着剤層の保護のために該粘着剤層には剥離紙が積層されている。該半導体ウエハ固定用シートは、平板状の半導体ウエハのバックグラインドの際およびダイシングの際に該半導体ウエハを粘着剤面に貼り付けて強く固定するものであり、ダイシングして得られた半導体チップをピックアップする前に、該半導体チップのピックアップミスを防止するためにエキスパンドさせれて該半導体チップ同士の間隔を広げられるものである。
【0003】
また、エキスパンドを行なう際に、基材シートと粘着剤層が同一の割合でエキスパンドされるように、プライマ剤を使用して該基材シートの該粘着剤層を成層する面に表面処理を施し、該基材シートと該粘着剤層の密着性を向上させる場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、該半導体ウエハ固定用シートに静電気が帯電してしまうと、周辺にある粉塵やダイシングの際に発生する切削粉等を吸着して半導体ウエハ自身が汚染されてしまうという課題があった。また、帯電した静電気によりウエハに形成したIC(集積回路)が破壊されてしまうという課題があった。該半導体ウエハ固定用シートに静電気が帯電する場合としては、半導体ウエハ固定用シートの剥離紙を剥がした際、該半導体ウエハ固定用シートに固定された該半導体ウエハをバックグラインドする際、さらに、ダイシングの際に発生する切削粉を洗い流すために、電気絶縁性の高い超純水を噴射させた際などがある。
【0005】
かかる課題を解決する手段として、界面活性剤を含有した帯電防止剤層を基材シートと粘着剤層の間または基材シートとオーバーコート剤層の間に成層した半導体ウエハ固定用シートが知られている(例えば特開平9−190990号公報)。
【0006】
該手段における帯電防止剤層は、通常の使用では問題はないが、長期耐水型ではないためダイシングの際に該超純水による洗浄を長時間行うと、該半導体チップ裏面に糊残り(帯電防止剤層に浸入した超純水により該帯電防止剤層の凝集力が低下し、半導体チップの粘着剤層貼付け面に粘着剤が移行すること)が発生してしまう場合があった。また、該洗浄により該界面活性剤が該超純水中に漏洩し、帯電防止効果が低減してしまう場合もあった。
【0007】
ここで、帯電防止剤層の耐水性向上のために該帯電防止剤層へ光硬化性化合物を配合するという方法が考えられるが、単に配合するだけでは該光硬化性化合物自体に硬化性があるため、半導体ウエハ固定用シートのエキスパンド性が低下してしまうという新たな課題が生じた。
【0008】
したがって本発明の目的は、該帯電防止剤層の耐水性を向上させて上記界面活性剤の漏洩を抑え帯電防止効果を維持するとともに、エキスパンド性を低下させない半導体ウエハ固定用シートを提供することにある。また、副次的な効果としてプライマ剤が不要となる半導体ウエハ固定用シートを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記に鑑み鋭意検討を行った結果、基材シートと、該基材シートの一方の面に積層された粘着剤層を有する半導体ウエハ固定用シートにおいて、該基材シートと該粘着剤層の間および/または該基材シートの該粘着剤層の成層されていない面に、ベースポリマ100重量部、光硬化性化合物10〜200重量部、帯電防止剤0.055〜25重量部および光開始剤0.1〜10重量部を配合した光硬化型帯電防止剤層を0.1〜20g/m2の積層量で積層し光重合させ該光硬化型帯電防止剤層の構造を3次元網目状構造とすることにより、上記課題を解決できることを見出だし本発明を完成した。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明における帯電防止剤層は、光硬化型化合物を従来公知の帯電防止剤層に含有させて光硬化型帯電防止剤層としたものであり、光重合により該光硬化型帯電防止剤層の構造を3次元網目状構造とすることで耐水性を向上させたものである。また、これにより上記界面活性剤の漏洩を抑え帯電防止効果を維持することも出来た。これは、該光硬化性化合物を光重合させたことにより、該光硬化型帯電防止剤層の分子が3次元網目状構造になり、該分子の結合が強固になるとともに該界面活性剤を保持する力がより強く現れたためと考える。この光硬化型帯電防止剤層の積層量は、あまりに少ないと帯電防止効果が出ず、あまりに多いと効果が頭打ちになってしまうと共にコストだけが高くなってしまうため、0.1〜20g/m2が良い。
【0011】
該光硬化型帯電防止剤層の組成としては、ベースポリマとしてのアクリル系樹脂またはゴム系樹脂の単体若しくはこれらの混合物100重量部に対し、光硬化性化合物10〜200重量部、帯電防止剤0.055〜25重量部および光開始剤0.1〜10重量部を配合している。
【0012】
該光硬化型帯電防止剤層のベースポリマとしての該アクリル系樹脂としては、主モノマ、コモノマ、官能基含有モノマを適宜選択して主成分とし硬化剤等を適宜配合させた従来公知なものを適宜採用できる。また、該ゴム系樹脂としては、エラストマ、粘着付与樹脂を主要部材とし、軟化剤、老化防止剤、充填剤、硬化剤等の添加剤を適宜選択して添加したものを採用できる。
【0013】
該ベースポリマとしてのアクリル系樹脂の主モノマとしては、例えはエチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等がある。また、該官能基含有モノマとしては、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、アクリルアマイド、メチロールアクリルアマイド、グリシジルメタクリレート、無水マレイン酸等がある。
【0014】
該ベースポリマとしてのアクリル系樹脂で使用できる硬化剤としては、アミン系硬化剤、エポキシ系硬化剤、ポリイソシアネート、ポリアルキルフェノール、有機過酸化物等の単体または混合物がある。
【0015】
該ベースポリマとしてのゴム系樹脂に含まれるエラストマとしては、例えば天然ゴム、合成イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンブロツク共重合体、スチレン・イソプレンブロツク共重合体、ブチルゴム、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリビニルエーテル、シリコンゴム、ポリビニルイソブチルエーテル、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、グラフトゴム、再生ゴム、スチレン・エチレン・ブチレン・ブロックコポリマ、スチレン・プロピレン・ブチレン・ブロックコポリマ、スチレン・イソプレン・ブロックコポリマ、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル・アクリルエステル共重合体、メチル・メタアクリレート・ブタジエン共重合体、ポリイソブチレン・エチレン・プロピレン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリイソブチレン・シリコンゴム、ポリビニルイソブチルエーテル・クロロプレン等があり、これらの単独物のみならず混合物であっても良い。
【0016】
該ベースポリマとしてのゴム系樹脂に含まれる粘着付与樹脂としては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、水添石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂、キシレン樹脂を含むものである。ロジン系樹脂としては、ロジン、重合ロジン、水添ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエステル等がある。テルペン系樹脂としては、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、芳香族変成テルペン樹脂、ロジンフェノール樹脂等がある。水添石油樹脂としては、芳香族系のもの、ジシクロペンタジエン系のもの、脂肪族系のもの等がある。
【0017】
該ベースポリマとしてのゴム系樹脂に含まれる軟化剤としては、例えば可塑剤、ポリブテン、液状粘着付与樹脂、ポリイソブチレン低重合物、ポリビニルイソブチルエーテル低重合物、ラノリン、解重合ゴム、プロセスオイル、加流オイル等がある。
【0018】
該ベースポリマとしてのゴム系樹脂に含まれる老化防止剤としてはフエノール系老化防止剤、アミン系老化防止剤、ベンスイミダゾール系老化防止剤等があり、例えば2,6ジ・ターシヤリブチル−4−メチルフエノール、2,5ジ・ターシヤリブチルハイドロキノン、メルカプトベンゾイダゾール、1,1ビス(4ヒドロキシフエノール)シクロヘキサン、フエニールベーターナフチルアミン等がある。
【0019】
該ベースポリマとしてのゴム系樹脂に含まれる充填剤としては、例えば亜鉛華、酸化チタン、シリカ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、澱粉、クレー、タルク等がある。
【0020】
該ベースポリマとしてのゴム系樹脂に含まれる硬化剤としては、ポリイソシアネート、硫黄と加硫促進剤、ポリアルキルフェノール、有機過酸化物等の単体または混合物がある。上記ポリイソシアネートとしては、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート等がある。上記硫黄と加硫促進剤としてはチアゾール系加硫促進剤、スルフエンアミド系加硫促進剤、チウラム系加硫促進剤、ジチオ酸塩系加硫促進剤の単体または混合物がある。
上記ポリアルキルフェノールとしては、ブチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール等がある。上記有機過酸化物としては、ジクロミルパーオキサイド、ケトンパーオキサイド、パーオキシケタール、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、パーオキシエステル、パーオキシジカーボネート等がある。
【0021】
上記光硬化型帯電防止剤層における光硬化性化合物としては、具体的には分子内に2個以上の官能基を有する官能性の光硬化性化合物が良く、たとえばアクリレート系化合物、ウレタンアクリレート、ウレタンアクリレート系オリゴマおよびモノマ、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレートなどの単体または混合系がある。該光硬化性化合物のベースポリマに対する配合比があまりに少ないと耐水性および上記界面活性剤の保持力が発揮できず、あまりに多いとエキスパンド性が低下する。このため、配合量は上記ベースポリマ100重量部に対して、10〜200重量部が良い。
【0022】
該光硬化性化合物としてのアクリレート系化合物としては、例えばトリメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートあるいは1,4−ブチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、オリゴエステルアクリレート等がある。
【0023】
該光硬化性化合物としてのウレタンアクリレートとしては、例えばポリエステルウレタンアクリレート、ポリエーテルウレタンアクリレート、4官能ウレタンアクリレート、6官能ウレタンアクリレート等がある。
【0024】
該光硬化性化合物としてのウレタンアクリレート系オリゴマは、炭素−炭素二重結合を少なくとも二個以上有する光硬化性化合物であり、例えば、ポリエステル型またはポリエーテル型等のポリオール化合物と、多価イソシアネート化合物、例えば(2,4−トリレンジイソシアナート、2,6−トリレンジイソシアナート、1,3−キシリレンジイソシアナート、1,4−キシリレンジイソシアナート、ジフエニルメタン4,4−ジイソシアナート等)を反応させて得られる端末イソシアナートウレタンプレポリマに、ヒドロキシル基を有するアクリレートあるいはメタクリレート(例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ポリエチレングリコールアクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレート等)を反応させて得られるものがある。
【0025】
該光硬化性化合物としてのエポキシアクリレートとしては、エポキシ基とアクリル酸またはメタクリル酸との反応によって合成されるものであり、ビスフエノールA型、ビスフエノールS型、ビスフエノールF型、エポキシ油化型、フエノールノボラツク型、脂環型等がある。
【0026】
該光硬化性化合物としてのポリエステルアクリレートは、ジオール、ポリオールと2塩基酸より合成したポリエステル骨格に残ったOH基に、アクリル酸を縮合してアクリレートにしたものであり、例えば無水フタル酸/プロピレンオキサイドジオール/アクリル酸、アジピン酸/1,6−ヘキサンジオール/アクリル酸、トリメリツト酸/ジエチレングリコール/アクリル酸等がある。
【0027】
上記光硬化型帯電防止剤層における帯電防止剤としては、非イオン性、アニオン性、カチオン性、両イオン性の一般に公知の界面活性剤および金属系の帯電防止剤のいずれでも良いが、好ましくは非イオン性の界面活性剤が良い。該帯電防止剤の配合量は、あまりに少ないと帯電防止効果を得られず、ある一定量以上配合すると帯電防止効果が頭打ちになってしまうと共にコストだけが高くなってしまうため、上記ベースポリマ100重量部に対して0.055〜25重量部の配合量が良い。
【0028】
該帯電防止剤としての非イオン性界面活性剤としては、ポリエチレングリコールやアルキロールアミド等がある。
【0029】
該帯電防止剤としてのアニオン性界面活性剤としては、グアニジン誘導体、含リンアニオン活性剤、スルホン酸、無水マレイン酸−スチレン系アニオン等の界面活性剤がある。
【0030】
該帯電防止剤としてのカチオン性界面活性剤としては、第四アンモニウム塩、ピリジウム塩、イミダゾリン誘導体、モルホリン誘導体、アクリル系カチオン等の界面活性剤がある。
【0031】
該帯電防止剤としての両イオン性界面活性剤としては、遊離したアミノ基とカルボン酸基を一分子内に有するもの、アクリル系両性界面活性剤がある。
【0032】
該帯電防止剤としての金属系ものとしては、アンチモン−錫酸化物および/または錫−インジウム酸化物等が使用できる。これら酸化物は、完全に酸化したものよりもやや酸素の格子欠陥があるもののほうが導電性に優れるため好ましい。
【0033】
本発明においては、上記光開始剤を上記光硬化性化合物とともに帯電防止剤層に配合し紫外線照射することによって該帯電防止剤層に3次元網目構造が形成される。該光開始剤としては、例えばアセトフェノン系、ベンゾイン系、ベンゾフェノン系、チオキサンソン系、アミン類があり適宜選択して使用される。該光開始剤の配合比はあまりに少ないと硬化不足となり耐水性が発揮できないとともに帯電防止剤としての界面活性剤が漏洩してしまい、ある一定量以上配合すると効果が頭打ちになってしまうと共にコストだけが高くなるため、上記ベースポリマ100重量部に対して0.1〜10重量部が良い。
【0034】
該光開始剤としてのアセトフェノン系には、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチルトリクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−フェニル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン等がある。
【0035】
該光開始剤としてのベンゾイン系には、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインジメチルケタール等がある。
【0036】
該光開始剤としてのベンゾフェノン系にはベンゾフェノン、ο−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、クロロベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン4−ベンゾイル−4’−メチル−ジフェニルサルファイド、アクリル化ベンゾフェノン3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン等がある。
【0037】
該光開始剤としてのチオキサンソン系には、2−クロロチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、2−イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジメチルチオキサンソン、2,4−ジエチルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等がある。
【0038】
該光開始剤としてのアミン類には、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、ミヒラーケトン、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、2−ジメチルアミノ安息香酸等がある。
【0039】
また、本発明にかかる光硬化型帯電防止剤層にあっては、該光開始剤とともに必要に応じて光開始助剤を配合しても良い。該光開始助剤は、光開始剤の開始反応を促進し硬化をより効率化できるものである。
【0040】
該光開始助剤としては、主として脂肪族、芳香族アミンがあり、具体的にはn−ブチルアミン、n−メチルジエタノールアミン、ジエチルアミノエチルメタクリレート、4,4’−ジエチルアミノフエノン、4,4’−ジエチルアミノベンゾフエノン、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸(nブトキシ)エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、重合性3級アミン、トリエチルアミン、テトラエチルペンタアミン、ジメチルアミノエーテル等がある。
【0041】
上記光硬化性化合物の光重合を開始するためには、紫外線照射が必要になる。照射のタイミングは、光硬化型帯電防止剤層積層後粘着剤積層前だけでなく、粘着剤によっては粘着剤積層後であってもよい。この紫外線照射量は、光硬化性化合物や光開始剤の種類によって異なるが、例えば20〜500J/cm2(365nm)の範囲が好ましく、さらに好ましくは50〜150J/cm2(365nm)の範囲がよい。これはあまりに少ないと紫外線照射による凝集力向上が図れず、あまりに多いと紫外線照射ラインの速度が遅くなり生産性が悪くなるためである。
【0042】
本発明にかかる半導体ウエハ固定用シートの基材シートとしては、従来公知の基材シートを適宜選択して使用できるものであり、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルフイルム、エチレンビニルアルコールフイルム等がある。
【0043】
また、より効果的な帯電防止効果を得るために、該基材シート100重量部に対して上記帯電防止剤を0.05〜10重量部配合しても良い。この範囲が好ましいのは、あまりに少なすぎると何の効果も得られず、あまりに多すぎると該基材シートのエキスパンド性を阻害してしまうためである。
【0044】
本発明にかかる半導体ウエハ固定用シートの一部として積層される上記粘着剤層は、従来公知なアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等の単体若しくはこれらの混合物を使用できる。また、これら粘着剤は通常の使用では問題ないが、必要に応じて、特開平9−328663号記載の粘着剤も採用できる。該公報記載の粘着剤は、半導体チップのピックアップの際に紫外線を照射することにより、初期の180度剥離接着力(JIS Z 0237)100〜1000gf/20mm(剥離速度300mm/分)を0〜50gf/20mmに低減できるものであり、より円滑に該半導体チップのピックアップが行なえる。
【0045】
該粘着剤層としてのアクリル系粘着剤としては、アクリル酸エステル系を主たる構成単量体単位とする単独重合体(主モノマ)およびコモノマとの共重合体から選ばれたアクリル系共重合体、その他の官能性単量体(官能基含有モノマ)との共重合体およびこれら重合体の混合物を適宜選択して主成分とし、硬化剤等を適宜配合させた従来公知なものを適宜採用できる。また、該ゴム系粘着剤としては、エラストマ、粘着付与樹脂を主要部材とし、軟化剤、老化防止剤、充填剤、硬化剤等の添加剤を適宜選択して添加したものを採用できる。
【0046】
該粘着剤層としてのアクリル系樹脂の主モノマとしては、例えはエチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等がある。また、上記官能基含有モノマとしては、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、アクリルアマイド、メチロールアクリルアマイド、グリシジルメタクリレート、無水マレイン酸等がある。
【0047】
該粘着剤層としてのアクリル系粘着剤で使用できる硬化剤としては、アミン系硬化剤、エポキシ系硬化剤、ポリイソシアネート、ポリアルキルフェノール、有機過酸化物等の単体または混合物がある。
【0048】
該粘着剤層としてのゴム系粘着剤に含まれるエラストマとしては、例えば天然ゴム、合成イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンブロツク共重合体、スチレン・イソプレンブロツク共重合体、ブチルゴム、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリビニルエーテル、シリコンゴム、ポリビニルイソブチルエーテル、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、グラフトゴム、再生ゴム、スチレン・エチレン・ブチレン・ブロックコポリマ、スチレン・プロピレン・ブチレン・ブロックコポリマ、スチレン・イソプレン・ブロックコポリマ、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル・アクリルエステル共重合体、メチル・メタアクリレート・ブタジエン共重合体、ポリイソブチレン・エチレン・プロピレン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリイソブチレン・シリコンゴム、ポリイソブチルエーテル・クロロプレン等があり、これらの単独物のみならず混合物であっても良い。
【0049】
該粘着剤層としてのゴム系粘着剤に含まれる粘着付与樹脂としては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、水添石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂、キシレン樹脂を含むものである。ロジン系樹脂としては、ロジン、重合ロジン、水添ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエステル等がある。テルペン系樹脂としては、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、芳香族変成テルペン樹脂、ロジンフェノール樹脂等がある。水添石油樹脂としては、芳香族系のもの、ジシクロペンタジエン系のもの、脂肪族系のもの等がある。
【0050】
該粘着剤層としてのゴム系粘着剤に含まれる軟化剤としては、例えば可塑剤、ポリブテン、液状粘着付与樹脂、ポリイソブチレン低重合物、ポリビニルイソブチルエーテル低重合物、ラノリン、解重合ゴム、プロセスオイル、加流オイル等がある。
【0051】
該粘着剤層としてのゴム系粘着剤に含まれる老化防止剤としてはフエノール系老化防止剤、アミン系老化防止剤、ベンスイミダゾール系老化防止剤等があり、例えば2,6ジ・ターシヤリブチル−4−メチルフエノール、2,5ジ・ターシヤリブチルハイドロキノン、メルカプトベンゾイダゾール、1,1ビス(4ヒドロキシフエノール)シクロヘキサン、フエニールベーターナフチルアミン等がある。
【0052】
該粘着剤層としてのゴム系粘着剤に含まれる充填剤としては、例えば亜鉛華、酸化チタン、シリカ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、澱粉、クレー、タルク等がある。
【0053】
該粘着剤層としてのゴム系粘着剤に含まれる硬化剤としては、ポリイソシアネート、硫黄と加硫促進剤、ポリアルキルフェノール、有機過酸化物等の単体または混合物がある。上記ポリイソシアネートとしては、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート等がある。上記硫黄と加硫促進剤としてはチアゾール系加硫促進剤、スルフエンアミド系加硫促進剤、チウラム系加硫促進剤、ジチオ酸塩系加硫促進剤の単体または混合物がある。上記ポリアルキルフェノールとしては、ブチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール等がある。上記有機過酸化物としては、ジクロミルパーオキサイド、ケトンパーオキサイド、パーオキシケタール、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、パーオキシエステル、パーオキシジカーボネート等がある。
【0054】
この半導体ウエハ固定用シートは、以下の製法によって製造される。まず、上記基材シートの一方の面に光硬化型帯電防止剤層としての帯電防止剤が積層量0.5g/m2でグラビアコーターによって塗布され、該帯電防止剤の空気接触面に粘着剤層がコンマロールコーター方式によって塗布され、最後に剥離紙が該粘着剤層の表面に貼り付けられる。
【0055】
本発明にあっては従来公知の帯電防止剤層に光硬化性化合物および光開始剤を配合して紫外線照射をすることにより、該帯電防止剤層の耐水性を向上することができた。また、該光硬化性化合物および光開始剤の量を調整することにより該光硬化型帯電防止剤層のエキスパンド性を維持することができた。さらに、該帯電防止剤層はプライマ剤の代用にもなり、これら材料の調達および保管が不要になるばかりか使用する材料の数を減少させることが出来た。
【0056】
【実施例】
本発明の実施例1を、図1および表1に基づいて比較例1〜6と比較しつつ詳細に説明する。
【0057】
図1は、実施例1および比較例1〜6における半導体ウエハ固定用シートの基本構成の縦断面を模式的に示したものである。該半導体ウエハ固定用シートは、ポリ塩化ビニル製の厚さ70g/m2の基材シート2と、該基材シート2の一方の面に積層された厚さ10g/m2の粘着剤層3としてのアクリル粘着剤(東洋インキ社製オリバインBPS5448)を備えている。該基材シート2と該粘着剤層3の間には光硬化型帯電防止剤層1としてのアクリル系共重合体(コルコート社製;NR121X−9)が0.5g/m2の積層量で積層されている。なお、図中、符号Sは剥離紙である。
【0058】
【表1】
Figure 0003907331
【0059】
ここで、表1中、耐水性は半導体ウエハ固定用シートに貼り付けて固定した半導体ウエハを0.35mm角の半導体チップにダイシングし超純水による洗浄を行なった際に半導体チップが剥離しなかったものを○、剥離したものを×とした。該耐水性の基準を該半導体チップの剥離にしたのは、超純水の水圧による剥離は発生せず、該超純水が帯電防止剤層へ浸食したもののみチップの剥離が発生することがわかったからである。
【0060】
また、表1中、エキスパンド性は、該半導体ウエハ固定用シートを25%エキスパンドしてシートが破断せず均一に延伸されたものを○、破断したものを×とした。
【0061】
さらに帯電圧および半減期は、該半導体ウエハ固定用シートを帯電させた際の初期帯電圧および帯電半減期であり、帯電圧測定器ドメストメーターアナライザU(シシド静電気社製)により測定したものである。なお、糊面とは基材シート2の粘着剤層3が成層されている面をさし、背面とは基材シート2の粘着剤層3が成層されていない面をさす。
【0062】
この実施例1および比較例1から、光硬化性化合物を50重量部配合した実施例1では耐水性が得られることが確認できたが、該光硬化性化合物を配合しない比較例1では耐水性が得られないことが確認された。また、該光硬化性化合物を200重量部配合した比較例2では、エキスパンド性が低下してシートの破断が確認された。
【0063】
実施例1および比較例3から、光開始剤を3重量部配合した実施例1では耐水性が得られることが確認できたが、該光開始剤を配合しない比較例3では耐水性が得られなかった。また、該光開始剤を15重量部配合した比較例4では実施例1以上の耐水性が得られず該光開始剤の効果が頭打ちになったことが確認された。
【0064】
実施例1および比較例5から、光硬化型帯電防止剤層1の積層量10g/m2の実施例1では糊面および背面において帯電圧および半減期は低い値を示し帯電防止効果が発揮されることが確認できたが、積層量0.1g/m2の比較例5では帯電圧はほとんど変化せず、半減期も非常に長いことが確認された。また、積層量25g/m2の比較例6においては、実施例1以上の帯電防止効果は得られず該光硬化性帯電防止剤層の効果が頭打ちになったことが確認された。
【0065】
本発明の実施例2および3を、図2、3および表1に基づいて詳細に説明する。
【0066】
実施例2は、図2に示すように、基材シート2の背面に光硬化型帯電防止剤層1を成層したものであり、実施例1と比較して背面における帯電圧、半減期が低い値を示し帯電防止効果が発揮されることが確認された。
【0067】
実施例3は、図3に示すように、基材シート2と粘着剤層3の間および基材シート2の粘着剤層が成層されていない面に光硬化型帯電防止剤層1を成層したものである。該基材シート2の両面に光硬化型帯電防止剤層1を設けたため実施例1および2と比較しても、糊面、背面における帯電圧、半減期は低い値を示し帯電防止効果が発揮されることが確認された。
【0068】
実施例4について説明する。実施例4は表1への記載を省略したが、実施例1の基材シート2の配合におけるポリ塩化ビニル100重量部に対して帯電防止剤2重量部を新たに加えたものであり、耐水性およびエキスパンド性が得られ、糊面体電圧0.3kV、背面帯電圧1.3kV、糊面半減期0.5秒、背面半減期1.5秒という値が得られた。このことにより実施例1に比較して、より帯電防止効果が得られるということが確認された。
【0069】
実施例5について説明する。実施例5は表1への記載を省略したが、実施例2の基材シート2の配合におけるポリ塩化ビニル100重量部に対して帯電防止剤2重量部を新たに加えたものであり、耐水性およびエキスパンド性が得られ、糊面体電圧1.3kV、背面帯電圧0.3kV、糊面半減期1.5秒、背面半減期0.5秒という値が得られた。このことにより実施例2に比較して、より帯電防止効果が得られるということが確認された。
【0070】
実施例6について説明する。実施例6は表1への記載を省略したが、実施例3の基材シート2の配合におけるポリ塩化ビニル100重量部に対して帯電防止剤2重量部を新たに加えたものであり、耐水性およびエキスパンド性が得られ、糊面体電圧0.3kV、背面帯電圧0.3kV、糊面半減期0.5秒、背面半減期0.5秒という値が得られた。このことにより実施例1〜5および比較例1〜6に比較して、最も優れた帯電防止効果が得られるということが確認された。
【0071】
【発明の効果】
本発明にかかる半導体ウエハ固定用シートは、基材シートと、該基材シートの一方の面に積層された粘着剤層を有する半導体ウエハ固定用シートにおいて、該基材シートと該粘着剤層の間および/または該基材シートの該粘着剤層の成層されていない面に、ベースポリマ100重量部、光硬化性化合物10〜200重量部、帯電防止剤0.055〜25重量部および光開始剤0.1〜10重量部を配合した光硬化型帯電防止剤層を0.1〜20g/m2の積層量で積層し、紫外線照射により該光硬化型帯電防止剤層の構造を3次元網目状構造としたことにより該帯電防止剤層の耐水性を向上させて上記界面活性剤の漏洩を抑え帯電防止効果を維持するとともに、エキスパンド性を低下させないという効果を有する。
【0072】
さらに、該帯電防止剤層を上記基材シートと上記粘着剤層の間に成層した場合はプライマを新たに積層する必要はないため、これら材料の調達および保管が不要になるばかりか使用する材料の数を減少させることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における半導体ウエハ固定用シートの実施例1および比較例1〜4を模式的に示した縦断面図である。
【図2】本発明における半導体ウエハ固定用シートの実施例2を模式的に示した縦断面図である。
【図3】本発明における半導体ウエハ固定用シートの実施例3を模式的に示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 光硬化型帯電防止剤層
2 基材シート
3 粘着剤層

Claims (2)

  1. 基材シートと、該基材シートの一方の面に積層された粘着剤層を有する半導体ウエハ固定用シートにおいて、該基材シートと該粘着剤層のおよび該基材シートの該粘着剤層の成層されていない面に、ベースポリマ100重量部、光硬化性化合物10〜200重量部、帯電防止剤0.055〜25重量部および光開始剤0.1〜10重量部を配合した光硬化型帯電防止剤層を0.1〜20g/m2の積層量で積層し、紫外線照射により該光硬化型帯電防止剤層の構造を3次元網目状構造としたことを特徴とする半導体ウエハ固定用シート。
  2. 基材シートと、該基材シートの一方の面に積層された粘着剤層を有する半導体ウエハ固定用シートにおいて、該基材シートと該粘着剤層のまたは該基材シートの該粘着剤層の成層されていない面に、ベースポリマ100重量部、光硬化性化合物10〜200重量部、帯電防止剤0.055〜25重量部および光開始剤0.1〜10重量部を配合した光硬化型帯電防止剤層を0.1〜20g/m2の積層量で積層し、紫外線照射により該光硬化型帯電防止剤層の構造を3次元網目状構造としたことを特徴とする半導体ウエハ固定用シート。
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