JPH0527929A - プリンタ装置制御部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタ装置の電源を切っても、画像データ
が消えてしまわないようにすることにある。 【構成】 上位装置から送られてきた印刷情報は上位イ
ンタフェース制御部２で受け取られ、内部バス１を介し
て印刷情報記憶部５へ送られ、記憶される。ファームウ
エア３と中央処理装置４により、印刷情報記憶部５に記
憶された情報が１ページ分ずつ解読演算処理され、画像
データとして画像メモリ８へ送られ、記憶される。この
画像データは、ファームウエア３と中央処理装置４によ
り、ハードディスク制御部６を介して、ハードディスク
７へも送られて記憶される。プリンタ装置の電源が遮断
されると、画像メモリ８内のデータは消失するが、ハー
ドディスク７内に記憶されたデータは消失せず、次に、
プリンタ装置の電源が入ると利用可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はプリンタ装置制御部に関
し、特に、画像データの記憶に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のプリンタ装置制御部は、画像デー
タの記憶媒体がダイナミックランダムアクセスメモリ
（ＤＲＡＭ）のみであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この従来のプリンタ装
置制御部は、プリンタ装置の電源を切ることにより、Ｄ
ＲＡＭ（画像メモリ）の内容が消えてしまうため、次
に、電源を投入して、前回と同じ印刷を行う場合におい
ても、再び上位装置からプリンタ装置へ印刷情報を送
り、プリンタ装置制御部で処理を行い、画像データを生
成して、前記ＤＲＡＭへ記憶する必要があった。特に、
処理時間が長い場合、印刷結果を得るまで、それだけ待
たされるという問題点があった。

【０００４】本発明の目的は、プリンタ装置の電源を切
っても、画像データが消えてしまわないようにすること
にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、上位装置から送られてくる印刷情報を受
信する上位インタフェース制御部と、演算処理を行う中
央処理装置と、中央処理装置への命令の集合体であるフ
ァームウエアと、印刷情報を記憶する印刷情報記憶部
と、プリンタエンジンに送られる画像データを記憶する
画像メモリと、付加記憶部を有するプリンタ装置制御部
において、前記付加記憶部をハードディスクで構成した
ものである。

【０００６】

【実施例】次に、本発明について、図面を参照して説明
する。

【０００７】図１は本発明の一実施例の構成図である。
図１において、プリンタ装置の内部バス１には、上位装
置（例えば、パーソナルコンピュータ）から送られてく
る印刷情報を受け取る上位インタフェース制御部２と、
制御部内全体の動作を制御するプログラムの集合である
ファームウエア３と、プログラム内の命令を実行する中
央処理装置４と、上位装置から送られてきた印刷情報を
記憶する印刷情報記憶部５と、ハードディスク７とのデ
ータ授受を制御するハードディスク制御部６と、上位装
置から送られてきた印刷情報から生成され、プリンタエ
ンジン部９へ送られて印刷される画像データを記憶する
画像メモリ８とが、それぞれ接続されている。

【０００８】上位装置から送られてきた印刷情報は、上
位インタフェース制御部２で受け取られ、内部バス１を
介して印刷情報記憶部５へ送られ、記憶される。ファー
ムウエア３と中央処理装置４により、印刷情報記憶部５
に記憶された情報が、１ページ分ずつ、解読、演算処理
され、画像データとして画像メモリ８へ送られ、記憶さ
れる。この画像データは、ファームウエア３と中央処理
装置４により、ハードディスク制御部６を介して、ハー
ドディスク７へも送られて記憶される。１ページ分の画
像データが、画像メモリ８に記憶されると、このデータ
は、プリンタエンジン９へ送られ、印刷用紙等に印刷さ
れる。

【０００９】プリンタ装置の電源が、遮断されると、Ｄ
ＲＡＭを媒体とする画像メモリ８内のデータは、消失す
るが、ハードディスク７内に記憶されたデータは、消失
せず、次に、プリンタ装置の電源が入ると利用可能とな
る。画像メモリ８は、通常、１ページ分の容量を持つ
が、ハードディスク７は、複数ページ分の容量を有して
いるので、上位装置から送られてくる複数ページ分の画
像データを記憶することができる。これらの各ページ分
の画像データには、上位装置からの指定により、固有の
名称が付され、区別される。一度このような名称を付し
た画像データが、ハードディスク７に記憶されると、上
位装置は、この名称のみを指定した印刷情報をプリンタ
装置に送ることにより、その名称の画像データが、ハー
ドディスク７から読み出されて、画像メモリ８に記憶さ
れ、プリンタエンジン９へ送られて印刷される。

【００１０】この場合、上位装置からの印刷情報の解読
等の処理は、ハードディスク７内の画像データの名称に
対するもののみとなる。

【００１１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、プリン
タ装置制御部内において、画像データの付加記憶媒体と
して、ハードディスクを有しているので、プリンタ装置
の電源が、遮断されても、画像データが消失せず、ハー
ドディスクに記憶された画像データの名称のみを、上位
装置から、印刷情報として、プリンタ装置へ送ればよい
ので、この転送時間が短くてすみ、また、制御部内の処
理も少ないので、２回目以降は高速な印刷が可能となる
という効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成図である。

【符号の説明】 １ 内部バス ２ 上位インタフェース制御部 ３ ファームウエア ４ 中央処理装置 ５ 印刷情報記憶部 ６ ハードディスク制御部 ７ ハードディスク ８ 画像メモリ ９ プリンタエンジン

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】上位装置から送られてくる印刷情報を受信
   する上位インタフェース制御部と、演算処理を行う中央
   処理装置と、中央処理装置への命令の集合体であるファ
   ームウエアと、印刷情報を記憶する印刷情報記憶部と、
   プリンタエンジンに送られる画像データを記憶する画像
   メモリと、付加記憶部を有するプリンタ装置制御部にお
   いて、前記付加記憶部がハードディスクであることを特
   徴とするプリンタ装置制御部。
2. 【請求項２】上位装置がパーソナルコンピュータで構成
   されている請求項１記載のプリンタ装置制御部。