JPH05278163A - 金属はく張り積層板 - Google Patents
金属はく張り積層板Info
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- JPH05278163A JPH05278163A JP4082551A JP8255192A JPH05278163A JP H05278163 A JPH05278163 A JP H05278163A JP 4082551 A JP4082551 A JP 4082551A JP 8255192 A JP8255192 A JP 8255192A JP H05278163 A JPH05278163 A JP H05278163A
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Abstract
変化率を小さくする。 【構成】 基材層の樹脂分を40〜44重量%とし、坪
量145g/m2 以上かつ厚さ0.1〜0.2mmのガ
ラス繊維基材を最低1枚使用する。両面の金属はくの厚
さが異なる場合は、金属はくの厚い側に坪量145g/
m2 以上かつ厚さ0.1〜0.2mmのガラス繊維基材
を置く。
Description
はく張り積層板、特に多層プリント配線板の内層材又は
外層材として使用する金属はく張り積層板に関する。
板用プリプレグとを重ね、加熱加圧して製造される。積
層板用プリプレグは、例えばガラスクロスのような樹脂
含浸可能な繊維基材に、樹脂ワニスを含浸し、加熱し
て、含浸した樹脂がBステージ状態になる迄半硬化させ
たものである。プリプレグに含浸する樹脂量は、塗工機
のカットバーやスクイズロールによって調整され、また
硬化度は、乾燥速度、温度により調整される。
なり、使用される金属はく張り積層板も薄くなり、厚さ
が0.1mm〜0.5mmの積層板が使用されるように
なった。
く、寸法安定性も悪い。それに加えて、プリント配線板
の製造工程が自動化され、エッチングライン、多層プリ
ント配線板製造工程における外層材、プリプレグ及び内
層材の構成ラインなどにロボットによる自動作業が行わ
れるようになり、銅張積層板に対する要求も厳しくな
り、わずかな反りや寸法変化があっても製造上の障害と
なるようになった。
のラックへのひっかかり、エッチング槽内でのひっかか
り、ロボットで吸着しようとした時の吸着エラーなど、
反りが一定値以上大きくなると搬送経路でのトラブルが
増加する。
積層端部に断熱材を配置し、端部からの放熱を防止し、
均一加熱する方法が提案された(特開昭59−1013
32号公報参照)。また、プリプレグの基材方向(たて
方向)をそろえて成形した積層板が提案された(特開昭
63−34132号公報参照)。さらに、プレス成形後
の積層板をガラス転移点以上の温度に再加熱する方法が
提案された(特開平1−202425号公報参照)。
放熱を防止し、均一加熱する方法によっても厚さが0.
4mm以下のように薄い場合には、薄い積層板の反りが
小さくならない。また、プリプレグの基材方向(たて方
向)をそろえて成形した積層板でも、積層板が0.1〜
0.4mmと薄くなると、10〜20mmの大きな反り
はなくなるものの、反りを5〜10mm程度にしか改善
できず、反り1〜2mmのレベルには、改善されない。
また、プレス成形後の積層板をガラス転移点以上の温度
に再加熱する方法は、新たに加熱工程を入れなければな
らず、作業効率が低下する。いずれの場合も、一側の銅
はくの厚さが18μm、他方の銅はくの厚さが70μm
といった変則構成の場合や、片側がグランド層、他側が
信号層のように残銅率が異なる場合に金属量の多い側が
凸となるように反ってしまうことを防止できない。本発
明は、薄くても、反りがなく寸法安定性のよい積層板を
提供することを目的とするものである。
ラス繊維基材及び硬化した熱硬化性樹脂からなる基材層
とこの基材層の片面又は両面に貼付された金属はくとか
らなり、前記基材層が、厚さ0.1〜0.5mm、樹脂
分40〜44重量%であり、少なくとも1枚のガラス繊
維基材が坪量145g/m2 以上かつ厚さ0.1〜0.
2mmであることを特徴とする金属はく張り積層板であ
る。積層板面上にある金属量が異なる場合は、金属量の
多い側に、坪量145g/m2 以上かつ厚さ0.1〜
0.2mmのガラス繊維基材を配するようにするとよ
い。
った織布、不織布などが使用でき、特に制限はない。熱
硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂な
どが使用でき、特に制限はない。熱硬化性樹脂含有量
は、40〜44重量%にすることが必要である。さら
に、ガラス繊維基材として、坪量145g/m2以上、
好ましくは、坪量150〜215g/m2の基材を少な
くとも1枚使用する。
には、銅はくと接する側のプリプレグの樹脂量を、他の
内側に配置するプリプレグの樹脂量より2〜4重量%多
くすることにより、成形性が良好となりボイドやかすれ
を発生せず、銅はく表面の粗さを小さくすることができ
る。
るので、過剰の樹脂を含む部分がなく、プレス成形中の
積層板内樹脂含有量ばらつきが少なくなり、硬化収縮量
が小さくなるので積層板内の歪が小さくなる。また、坪
量145g/m2 以上のガラス繊維基材は剛性が高く、
反りに対する抵抗が大となる。
504UB80 油化シェル株式会社商品名)90部
(重量部、以下同じ)に、クレゾールノボラック系エポ
キシ樹脂(ECN1273 ダウケミカル社商品名)1
0部、ジシアンジアミド1.5部、2エチル4メチルイ
ミダゾール0.05部をメチルエチルケトンに溶解して
エポキシ樹脂ワニスとした。このワニスを、ガラスクロ
スA(厚さ0.15mm、坪量165g/m2 )に樹脂
分が44重量%となるように含浸、加熱してプリプレグ
Aを得た。別に、ガラスクロスB(厚さ0.10mm、
坪量107g/m2 )に同じエポキシ樹脂ワニスを樹脂
分40重量%となるように含浸、加熱してプリプレグB
を得た。プリプレグAを中心とし両側にプリプレグBを
置き、その外側両面に厚さ70μmの銅はくを置き、圧
力4MPa、温度175℃で90分間、プレス成形し銅
張積層板を得た。
枚づつ重ね、プリプレグAの外側に厚さ70μmの銅は
くを重ね、プリプレグBの外側に厚さ18μmの銅はく
を重ね、以下実施例1と同様にして銅張積層板を得た。
48重量%となるように含浸、加熱してプリプレグCを
得た。また、ガラスクロスBに同じエポキシ樹脂ワニス
を樹脂分45重量%となるように含浸、加熱してプリプ
レグDを得た。以下実施例1と同様にして銅張積層板を
得た。
張積層板を得た。
40重量%となるように含浸、加熱してプリプレグEを
得た。プリプレグEを中心とし両側にプリプレグBを置
き、以下実施例1と同様にして銅張積層板を得た。
を重ね、反対側に厚さ18μmの銅はくを重ね、以下実
施例1と同様にして銅張積層板を得た。
のはね上がり量)、寸法変化(基準点を設け、その位置
を初期値とし、銅はくを全面エッチングして除き、E−
0.5/170処理後の寸法変化率)、耐熱性(プレッ
シャークッカーテスト、121℃、気圧0.12MPa
で2時間処理後、260℃、270℃、280℃のはん
だに20秒間浸漬し表面ミーズリング及びふくれを観
察、試料数=5のうち異常が認められた試料数を表示)
を調べた。その結果は次の通りであった。
2%、横方向寸法変化:−0.008%、銅はく表面粗
さ(Zmax):2.5μm、260℃はんだ耐熱性:
0、270℃はんだ耐熱性:0、280℃はんだ耐熱
性:1
方向寸法変化:−0.02%、銅はく表面粗さ(Zma
x):2.5μm、260℃はんだ耐熱性:0、270
℃はんだ耐熱性:0、280℃はんだ耐熱性:1
方向寸法変化:−0.015%、銅はく表面粗さ(Zm
ax):2.2μm、260℃はんだ耐熱性:0、27
0℃はんだ耐熱性:0、280℃はんだ耐熱性:0
%、横方向寸法変化:−0.010%、銅はく表面粗さ
(Zmax):2.3μm、260℃はんだ耐熱性:
0、270℃はんだ耐熱性:0、280℃はんだ耐熱
性:0
横方向寸法変化:−0.003%、銅はく表面粗さ(Z
max):3.5μm、260℃はんだ耐熱性:0、2
70℃はんだ耐熱性:1、280℃はんだ耐熱性:3
向寸法変化:−0.003%、銅はく表面粗さ(Zma
x):2.3μm、260℃はんだ耐熱性:0、270
℃はんだ耐熱性:0、280℃はんだ耐熱性:1
ングし、ボイド及びかすれの有無を観察した。その結
果、比較例3の積層板のみ、端部カスレが発生した。
m以下の薄い積層板であっても、硬化収縮量が低下し、
積層板内の歪が小さくなり、基材の剛性が高いため、反
りが小さく、また寸法安定性が良好となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数枚数のガラス繊維基材及び硬化した
熱硬化性樹脂からなる基材層とこの基材層の片面又は両
面に貼付された金属はくとからなり、前記基材層が、厚
さ0.1〜0.5mm、樹脂分40〜44重量%であ
り、少なくとも1枚のガラス繊維基材が坪量145g/
m2 以上かつ厚さ0.1〜0.2mmであることを特徴
とする金属はく張り積層板。 - 【請求項2】 積層板面上にある金属量が多い側に坪量
145g/m2 以上かつ厚さ0.1〜0.2mmのガラ
ス繊維基材を配したことを特徴とする請求項1記載の金
属はく張り積層板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08255192A JP3542612B2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 金属はく張り積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08255192A JP3542612B2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 金属はく張り積層板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05278163A true JPH05278163A (ja) | 1993-10-26 |
JP3542612B2 JP3542612B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=13777640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08255192A Expired - Lifetime JP3542612B2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 金属はく張り積層板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3542612B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9933185B2 (en) | 2014-02-24 | 2018-04-03 | Noritz Corporation | Fan and water heater provided with the same, and impeller and water heater provided with the same |
-
1992
- 1992-04-06 JP JP08255192A patent/JP3542612B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9933185B2 (en) | 2014-02-24 | 2018-04-03 | Noritz Corporation | Fan and water heater provided with the same, and impeller and water heater provided with the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3542612B2 (ja) | 2004-07-14 |
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