JPH0527795Y2 - - Google Patents

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JPH0527795Y2
JPH0527795Y2 JP10907588U JP10907588U JPH0527795Y2 JP H0527795 Y2 JPH0527795 Y2 JP H0527795Y2 JP 10907588 U JP10907588 U JP 10907588U JP 10907588 U JP10907588 U JP 10907588U JP H0527795 Y2 JPH0527795 Y2 JP H0527795Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、先端に排気管残部を有してなる一端
封止型のガラス製の発光管を備えてなる自動車用
電球であつて、黄色系統の光を放射する自動車用
電球に関する。
〔従来の背景〕
自動車の例えばフオグランプとして用いられる
自動車用電球においては、黄色系統の照明光が望
まれる。
従来においては、先端に排気管残部を有してな
る一端封止型のガラス製の発光管の外表面に黄色
系統の光を透過する多層膜を設けて黄色系統の照
明光を得る技術が知られている。
斯かる多層膜は、蒸着法またはデイツピング法
により形成されるが、発光管の先端の排気管残部
の外表面は複雑な形状を有しているため、所期の
厚さの多層膜を形成することができない。そのた
め、排気管残部から放射される光は、複雑な波長
成分をもつた光となり、黄色系統の照明光を阻害
する問題があつた。
そこで、従来は、排気管残部を含む発光管の先
端の外表面に黒色の遮光膜を設けて、当該排気管
残部から前方に向かう光を遮光していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、排気管残部から前方に向かう光を遮光
すると、当然のことながら照明光の放射効率が低
下する問題がある。
本考案は以上の如き事情に基づいてなされたも
のであつて、その目的は、高い放射効率で黄色系
統の照明光を得ることができる自動車用電球を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、先端に排
気管残部を有してなる一端封止型のガラス製の発
光管を備えてなる自動車用電球において、発光管
の外表面に黄色系統の光を透過する多層膜を設
け、さらに当該発光管の前記排気管残部を含む先
端の外表面に黄色系統の光を透過する塗料よりな
る膜を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
発光管の外表面に黄色系統の光を透過する多層
膜を設けたうえ、さらに発光管の排気管残部を含
む先端の外表面に黄色系統の光を透過する塗料よ
りなる膜を設けたので、排気管残部から前方に向
かう光をも黄色系統の光とすることができる。
従つて、高い放射効率で黄色系統の照明光を得
ることができる。
また、排気管残部を含む先端の外表面に設ける
膜の材料が塗料であるので、当該排気管残部が凹
凸のある複雑な形状であつても所期の透過特性を
有する膜を形成することができる。
〔考案の具体的構成〕
以下、本考案の構成を具体的に説明する。
第1図は本考案に係る自動車用電球の一例を示
す説明図である。
10は先端に排気管残部20を有してなる一端
封止型のガラス製の発光管、11はフイラメン
ト、30はシール部、41,42はリード棒、5
0は黄色系統の光を透過する多層膜、60は黄色
系統の光を透過する塗料よりなる膜である。
多層膜50は発光管10の外表面のほぼ全体に
設けられている。この多層膜50は、例えば酸化
チタン(TiO2)層と酸化シリコン(SiO2)層と
を交互に積層して形成することができる。膜の形
成手段としては、蒸着法またはデイツピング法を
用いることができる。
塗料よりなる膜60は、黄色系統の光を透過す
る塗料を適宜の手段により塗布し、乾燥させて形
成することができる。
斯かる塗料としては、耐熱性の優れたものが必
要であり、具体的には、例えば50%以上の酸化シ
リコン(SiO2)と、酸化アルミニウム(Al2O3
と、五酸化リン(P2O5)と、黄色の耐熱顔料と
を含む塗料(朝日化学社製)等の市販品を好適に
用いることができる。
この塗料よりなる膜60の厚さは、例えば0.01
〜0.2mm程度である。
以上の構成の自動車用電球によれば、発光管1
0の外表面に多層膜50を設けたうえ、さらに発
光管10の排気管残部20を含む先端の外表面
に、黄色系統の光を透過する塗料よりなる膜60
を設けたので、当該排気管残部20を透過する光
をも黄色系統の光とすることができる。従つて、
従来は遮光されていた光をも照明光として有効に
利用することができ、結局、高い放射効率で黄色
系統の照明光を得ることができる。
〔実施例〕
以上の構成に基づいて作製した本考案に係る自
動車用電球と、塗料よりなる膜の代わりに黒色の
遮光膜を設けてなる従来の自動車用電球とをそれ
ぞれ実際に点灯して、黄色系統の光(波長550〜
650nm)の放射効率を測定したところ、従来の自
動車用電球を100%としたとき、本考案に係る自
動車用電球は120%と格段に優れていることが実
証された。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、発光管
の外表面に黄色系統の光を透過する多層膜を設け
たうえ、さらに発光管の排気管残部を含む先端の
外表面に黄色系統の光を透過する塗料よりなる膜
を設けたので、高い放射効率で黄色系統の照明光
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車用電球の一例を示
す説明図である。 10……発光管、11……フイラメント、20
……排気管残部、30……シール部、41,42
……リード棒、50……黄色系統の光を透過する
多層膜、60……黄色系統の光を透過する塗料よ
りなる膜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先端に排気管残部を有してなる一端封止型のガ
    ラス製の発光管を備えてなる自動車用電球におい
    て、 発光管の外表面に黄色系統の光を透過する多層
    膜を設け、さらに当該発光管の前記排気管残部を
    含む先端の外表面に黄色系統の光を透過する塗料
    よりなる膜を設けたことを特徴とする自動車用電
    球。
JP10907588U 1988-08-22 1988-08-22 Expired - Lifetime JPH0527795Y2 (ja)

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JP10907588U JPH0527795Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22

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JPH0231059U JPH0231059U (ja) 1990-02-27
JPH0527795Y2 true JPH0527795Y2 (ja) 1993-07-15

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