JPS63271862A - 照明用電球 - Google Patents
照明用電球Info
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- JPS63271862A JPS63271862A JP10477487A JP10477487A JPS63271862A JP S63271862 A JPS63271862 A JP S63271862A JP 10477487 A JP10477487 A JP 10477487A JP 10477487 A JP10477487 A JP 10477487A JP S63271862 A JPS63271862 A JP S63271862A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業−にの利用分野〕
本発明は、照明用に使用される電球に関するものである
。
。
照明用電球としては、石英発光管内に配置されたフィラ
メントに通電して可視光を発光させる白熱電球や、石英
発光管内に対向配置された一対の電極間で放電させて可
視光を発光させる放電灯などが幅広く利用されているが
、いずれにしても石英発光管に収納された発光体から放
射された可視光は石英発光管を透過するときに損失する
。これは、石英ガラスと空気あるいは真空との1ft界
面で可視光が4%程度反射されるためであるが、石英発
光管の内表面と外表面とでそれぞれ反射されるので、結
局のところ、8%程度の可視光が損失し、照明効率がそ
れだけ低下する。
メントに通電して可視光を発光させる白熱電球や、石英
発光管内に対向配置された一対の電極間で放電させて可
視光を発光させる放電灯などが幅広く利用されているが
、いずれにしても石英発光管に収納された発光体から放
射された可視光は石英発光管を透過するときに損失する
。これは、石英ガラスと空気あるいは真空との1ft界
面で可視光が4%程度反射されるためであるが、石英発
光管の内表面と外表面とでそれぞれ反射されるので、結
局のところ、8%程度の可視光が損失し、照明効率がそ
れだけ低下する。
このような境界面における反射による光の損失を防止す
るために、光の多重干渉を利用した反射防止膜を境界面
に形成することが行われる。単層の反射防止膜を基板(
この場合は石英ガラス)にコーティングして形成すると
きは、この反射防止膜の屈折率が基板の屈折率よりも小
さいものであれば、反射率は減少し、基板の屈折率の平
方根に等しければ、反射率は極小になる。ここで、石英
ガラスの屈折率はn =1.46であるので、1.46
の平方根である1、2の屈折率を持つ反射防止膜をコー
ティングすれば、反射率を極小にすることができる。し
かしながら、屈折率が1.2の物質は存在しないので、
カメラのレンズなどにおいては、これに近い屈折率n=
1.38を有するMgF2をコーティングすることが行
われている。しかし、石英ガラスの両面にこのMgF、
をコーティングしても、両面で合計5%程度は反射する
。従って、その効果は十分とは言い難いが、何よりも、
MgF2膜は耐熱性が低く、点灯したときに、1000
℃にもなる石英発光管にコーティングすることはできな
い問題点がある。
るために、光の多重干渉を利用した反射防止膜を境界面
に形成することが行われる。単層の反射防止膜を基板(
この場合は石英ガラス)にコーティングして形成すると
きは、この反射防止膜の屈折率が基板の屈折率よりも小
さいものであれば、反射率は減少し、基板の屈折率の平
方根に等しければ、反射率は極小になる。ここで、石英
ガラスの屈折率はn =1.46であるので、1.46
の平方根である1、2の屈折率を持つ反射防止膜をコー
ティングすれば、反射率を極小にすることができる。し
かしながら、屈折率が1.2の物質は存在しないので、
カメラのレンズなどにおいては、これに近い屈折率n=
1.38を有するMgF2をコーティングすることが行
われている。しかし、石英ガラスの両面にこのMgF、
をコーティングしても、両面で合計5%程度は反射する
。従って、その効果は十分とは言い難いが、何よりも、
MgF2膜は耐熱性が低く、点灯したときに、1000
℃にもなる石英発光管にコーティングすることはできな
い問題点がある。
そこで本発明は、耐熱性の優れた反射防止膜を使用し、
発光体から放射された可視光が石英発光管を透過すると
きの損失を減少させて照度効率の優れた照明用電球を提
供することを目的とするものである。
発光体から放射された可視光が石英発光管を透過すると
きの損失を減少させて照度効率の優れた照明用電球を提
供することを目的とするものである。
本発明の照明用電球は、可視光発光体を収納する石英発
光管の外表面および/または内表面に、At20.・x
Zro、の薄膜が形成され、更に、この薄膜の上にSi
n、のRV IIIが形成されたことを特徴とするもの
である。
光管の外表面および/または内表面に、At20.・x
Zro、の薄膜が形成され、更に、この薄膜の上にSi
n、のRV IIIが形成されたことを特徴とするもの
である。
基板の上に)n1折率の異なる二層の反射防止膜をコー
ティングしたときは、一層[!の反射防止膜のJ+l折
率をno、二層1]の反射防止膜のAd指折率02とす
れば、n H/ n Zの値が基板のJl’11折率の
平方根に等しいときに反射率は極小になる。そして、本
発明の場合は、基板と二層目の反射防止膜が石英であっ
て、屈折率が共に1.46であるので、一層11の反射
防止膜の屈折率がn、=1.76であれば、反射率は極
小になる。A1□03・xZrO,のAi!折率はXの
値によって変化するが、例えばx=4程度のときのA+
I折率はn、=1.76に近く、反射率を著しく小さく
することができる。また、反射率が小さくなる光の波長
λは、一層目の反射防止膜の膜厚をdい二層目の反射防
+1】膜の膜厚をd2とするとき、n x d t =
n 2 d x ”λ/4の関係を満たす波長であり、
1漠厚を変化させることによって反射率が小さくなる光
の波長を選択することができる。そして、AI、03・
xZro、は耐熱性に優れており、石英発光管が点灯時
に1000℃にも昇温しでも状態が変化しない。
ティングしたときは、一層[!の反射防止膜のJ+l折
率をno、二層1]の反射防止膜のAd指折率02とす
れば、n H/ n Zの値が基板のJl’11折率の
平方根に等しいときに反射率は極小になる。そして、本
発明の場合は、基板と二層目の反射防止膜が石英であっ
て、屈折率が共に1.46であるので、一層11の反射
防止膜の屈折率がn、=1.76であれば、反射率は極
小になる。A1□03・xZrO,のAi!折率はXの
値によって変化するが、例えばx=4程度のときのA+
I折率はn、=1.76に近く、反射率を著しく小さく
することができる。また、反射率が小さくなる光の波長
λは、一層目の反射防止膜の膜厚をdい二層目の反射防
+1】膜の膜厚をd2とするとき、n x d t =
n 2 d x ”λ/4の関係を満たす波長であり、
1漠厚を変化させることによって反射率が小さくなる光
の波長を選択することができる。そして、AI、03・
xZro、は耐熱性に優れており、石英発光管が点灯時
に1000℃にも昇温しでも状態が変化しない。
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説明
する。
する。
第1図は、定格がll0V、65Wの一般照明用白熱電
球を示すが、石英発光管1は、その一端に圧着封止部1
1 が形成され、他端面には排気管残部12が形成され
ている。この圧着封止部11に一対のモリブデン箔2が
埋設されており、また、排気管残部12によって、一方
の内部リード棒3の端部が保持されている0石英発光管
1内のガラス片13に固定された一対の内部リード棒3
の一端がそれぞれモリブデン箔2に溶接されており、可
視光発光体であるフィラメント4の両端がこれらの内部
リード捧3に電気的に接続され、石英発光管1の管軸に
沿って保持されている。更には、一対の外部リード棒5
の一端がモリブデン箔2に溶接され、圧着対II一部l
lの外部に伸び出している。そして、石英発光管1の外
表面および内表面には、便宜、に点線で示すように、反
射防止膜6が形成されているが、この反射防止膜6は、
第2図に示すように1石英発光管1の表面に、先ずAI
。
球を示すが、石英発光管1は、その一端に圧着封止部1
1 が形成され、他端面には排気管残部12が形成され
ている。この圧着封止部11に一対のモリブデン箔2が
埋設されており、また、排気管残部12によって、一方
の内部リード棒3の端部が保持されている0石英発光管
1内のガラス片13に固定された一対の内部リード棒3
の一端がそれぞれモリブデン箔2に溶接されており、可
視光発光体であるフィラメント4の両端がこれらの内部
リード捧3に電気的に接続され、石英発光管1の管軸に
沿って保持されている。更には、一対の外部リード棒5
の一端がモリブデン箔2に溶接され、圧着対II一部l
lの外部に伸び出している。そして、石英発光管1の外
表面および内表面には、便宜、に点線で示すように、反
射防止膜6が形成されているが、この反射防止膜6は、
第2図に示すように1石英発光管1の表面に、先ずAI
。
03・xZro2薄膜61が形成され、更に、この薄膜
61の外側にSiO□薄膜62が形成されており、二重
層になっている。なお、この反射防止膜6を石英発光管
1の外表面または内表面にのみ形成してもよいが、効果
は半減する。そして、可視光発光体がフィラメントであ
る白熱電球に限られず、石英発光管内に一対の電極が対
向配置され、このrJ1極間が可視光発光体である放電
灯であっても良い。
61の外側にSiO□薄膜62が形成されており、二重
層になっている。なお、この反射防止膜6を石英発光管
1の外表面または内表面にのみ形成してもよいが、効果
は半減する。そして、可視光発光体がフィラメントであ
る白熱電球に限られず、石英発光管内に一対の電極が対
向配置され、このrJ1極間が可視光発光体である放電
灯であっても良い。
この反射防止膜6の形成方法を説明すると、先ず、Al
2O31モルに対してZ r O、が例えば4モルの割
合で溶解された所定濃度のアルコレ−1−溶液中に、石
英発光管1に形成する前の石英ガラス筒をディッピング
し、150℃で10分間程度乾燥した後に約600℃で
lO分間程度焼成し、膜厚が80no+程度のAl40
. ・4 ZrO2薄膜61 を石英ガラス筒の内外両
面に形成する。この薄膜61の屈折率はn+=1.75
程度である。次に、この石英ガラス筒を所定濃度のSi
O2アルコレート溶液中に再びディッピングし、同様の
乾燥および焼成操作で膜厚が90r+m程度の5in2
薄膜62を薄膜61の一ヒに層状に形成する。この薄膜
62の屈折率はn2=1.46である。このようにして
外表面および内表面に反射防+f−膜6が形成された石
英ガラス筒を石英発光管1の素材として使用し、前記構
成の白熱電球を製造する。
2O31モルに対してZ r O、が例えば4モルの割
合で溶解された所定濃度のアルコレ−1−溶液中に、石
英発光管1に形成する前の石英ガラス筒をディッピング
し、150℃で10分間程度乾燥した後に約600℃で
lO分間程度焼成し、膜厚が80no+程度のAl40
. ・4 ZrO2薄膜61 を石英ガラス筒の内外両
面に形成する。この薄膜61の屈折率はn+=1.75
程度である。次に、この石英ガラス筒を所定濃度のSi
O2アルコレート溶液中に再びディッピングし、同様の
乾燥および焼成操作で膜厚が90r+m程度の5in2
薄膜62を薄膜61の一ヒに層状に形成する。この薄膜
62の屈折率はn2=1.46である。このようにして
外表面および内表面に反射防+f−膜6が形成された石
英ガラス筒を石英発光管1の素材として使用し、前記構
成の白熱電球を製造する。
しかして、かかる構成の白熱電球を点灯したが、Ail
折率がn=1.46の石英発光管1の表面にJlll折
率がn、;1.75程度のΔ120.・4ZrO2薄膜
61がコーティングされ、その−ヒに屈折率がn2=1
.46のSin、薄1漠62がコーティングされている
ので、n 、/ n 2の値が石英発光管】のAil折
率n=1.46の平方根である1、2にはゾ等しくなり
、石英発光管1の外表面および内表面にて反射する可視
光は大幅に減少し、照度は大きく向上した。
折率がn=1.46の石英発光管1の表面にJlll折
率がn、;1.75程度のΔ120.・4ZrO2薄膜
61がコーティングされ、その−ヒに屈折率がn2=1
.46のSin、薄1漠62がコーティングされている
ので、n 、/ n 2の値が石英発光管】のAil折
率n=1.46の平方根である1、2にはゾ等しくなり
、石英発光管1の外表面および内表面にて反射する可視
光は大幅に減少し、照度は大きく向上した。
次に、Al2O3・xZrO2のXの値を変化させて石
英発光管】における分光反射率を調査した結果を説明す
る。第3図は、A1□03・xZro、中のAl、O,
量、すなわちXの値と屈折率n1の関係を測定した結果
を示し、第4図は、種々のXの値のAl2O,・xZr
o□を石英発光’I? 1の両面にコーティングし、そ
の上にSiO□をコーティングしたときの分光反射率の
測定結果を示すが、このときの屈折率と1漠厚の積nd
は135であり、波長が135 X 4 = 540n
mの光が最も反射が少なくて有効に透過するようになっ
ている。これから分かるように、A1.03・xZrO
2の屈折率がn=1.75のときに最も反射率が小さく
、540nmの光はほとんど反射せず、はゾ完全に透過
する。屈折率がn=1゜75より離れるにつれて反射率
は大きくなるが、n=1.75より小さくなると、特性
曲線がフラットに近ずく、シかし、n =1.55では
540na+の光の反射率は4%に近くなり、反射防止
効果は減少するため、好ましくない、一方、n=1.7
5より大きくなると、特性曲線がシャープになり、n=
1.95では540nmの光の反射率は2%程度であり
、この波長での反射防止効果は大きいが、他の波長の光
の反射率が急速に大きくなり、波長が460nmおよび
650nm程度で反射防止膜を形成していない従来のも
の(反射率=8%)とクロスする。このため、可視光の
全域に対する反射防11−の効果は小さく、更には、光
の色温度が変化することもあって好ましくない。従って
、結局のところ、h″【1折率が1.6〜1.9程度の
At20.・xZrO2を使用するのが好ましい。そし
て、第3図から分かるように、屈折率が1.6のAl2
O,・x ZrO,中のAl、O,のモル%は55%で
あり、x=1.2である。一方、屈折率が1.9のAl
2O,のモル%は8%であり、x=11.5である。従
って、Xが1.2〜11.5のAl、03”xZrO,
を使用するのが好ましい。
英発光管】における分光反射率を調査した結果を説明す
る。第3図は、A1□03・xZro、中のAl、O,
量、すなわちXの値と屈折率n1の関係を測定した結果
を示し、第4図は、種々のXの値のAl2O,・xZr
o□を石英発光’I? 1の両面にコーティングし、そ
の上にSiO□をコーティングしたときの分光反射率の
測定結果を示すが、このときの屈折率と1漠厚の積nd
は135であり、波長が135 X 4 = 540n
mの光が最も反射が少なくて有効に透過するようになっ
ている。これから分かるように、A1.03・xZrO
2の屈折率がn=1.75のときに最も反射率が小さく
、540nmの光はほとんど反射せず、はゾ完全に透過
する。屈折率がn=1゜75より離れるにつれて反射率
は大きくなるが、n=1.75より小さくなると、特性
曲線がフラットに近ずく、シかし、n =1.55では
540na+の光の反射率は4%に近くなり、反射防止
効果は減少するため、好ましくない、一方、n=1.7
5より大きくなると、特性曲線がシャープになり、n=
1.95では540nmの光の反射率は2%程度であり
、この波長での反射防止効果は大きいが、他の波長の光
の反射率が急速に大きくなり、波長が460nmおよび
650nm程度で反射防止膜を形成していない従来のも
の(反射率=8%)とクロスする。このため、可視光の
全域に対する反射防11−の効果は小さく、更には、光
の色温度が変化することもあって好ましくない。従って
、結局のところ、h″【1折率が1.6〜1.9程度の
At20.・xZrO2を使用するのが好ましい。そし
て、第3図から分かるように、屈折率が1.6のAl2
O,・x ZrO,中のAl、O,のモル%は55%で
あり、x=1.2である。一方、屈折率が1.9のAl
2O,のモル%は8%であり、x=11.5である。従
って、Xが1.2〜11.5のAl、03”xZrO,
を使用するのが好ましい。
以上説明したように、本発明の照明用電球は、可視光発
光体を収納する石英発光管の少なくとも一方の表面に、
耐熱性が非常に優れたAl2O,・xZrO,の薄膜が
形成され、更に、この薄膜の上にS i O、の薄膜が
形成されているので1発光体から放射された可視光が石
英発光管を透過するときに、石英発光管表面における反
射による損失が減少し、照度効率の優れた照明用電球と
することができる。
光体を収納する石英発光管の少なくとも一方の表面に、
耐熱性が非常に優れたAl2O,・xZrO,の薄膜が
形成され、更に、この薄膜の上にS i O、の薄膜が
形成されているので1発光体から放射された可視光が石
英発光管を透過するときに、石英発光管表面における反
射による損失が減少し、照度効率の優れた照明用電球と
することができる。
第1図は本発明実施例の断面図、第2図は要部の拡大断
面図、第:う図はAI、03・xZrOz中のALO,
と屈折率の関係説明図、第4図は分光反射率の説明図で
ある。 1・・・石英発光管 11・・・圧着封止部4・
・・フィラメント 6・・・反射防止膜61=A1
.03・x ZrO,g膜 62−−−8iO,WI膜
面図、第:う図はAI、03・xZrOz中のALO,
と屈折率の関係説明図、第4図は分光反射率の説明図で
ある。 1・・・石英発光管 11・・・圧着封止部4・
・・フィラメント 6・・・反射防止膜61=A1
.03・x ZrO,g膜 62−−−8iO,WI膜
Claims (1)
- 可視光発光体を収納する石英発光管の外表面および/ま
たは内表面に、Al_2O_3・xZrO_2の薄膜が
形成され、更に、この薄膜の上にSiO_2の薄膜が形
成されたことを特徴とする照明用電球。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10477487A JPS63271862A (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 照明用電球 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10477487A JPS63271862A (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 照明用電球 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63271862A true JPS63271862A (ja) | 1988-11-09 |
Family
ID=14389826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10477487A Pending JPS63271862A (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 照明用電球 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63271862A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002006663A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-11 | Ricoh Co Ltd | 定着部材、定着部材用のヒータ、定着装置および画像形成装置 |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP10477487A patent/JPS63271862A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002006663A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-11 | Ricoh Co Ltd | 定着部材、定着部材用のヒータ、定着装置および画像形成装置 |
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