JPH0527734U - カメラの電気回路実装構造 - Google Patents
カメラの電気回路実装構造Info
- Publication number
- JPH0527734U JPH0527734U JP9707791U JP9707791U JPH0527734U JP H0527734 U JPH0527734 U JP H0527734U JP 9707791 U JP9707791 U JP 9707791U JP 9707791 U JP9707791 U JP 9707791U JP H0527734 U JPH0527734 U JP H0527734U
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- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カメラボディに内装されるDC−DCコンバ
ータを電源近くの空スペースに配置し、カメラボディの
コンパクト化を図り、結線内部抵抗損失を減少させる。 【構成】 カメラボディ1のグリップ部5には電源収納
室11を有しており、この電源収納室11の上部には通
電接片19が設けられている。またグリップ部5におけ
る電源収納室11とレリーズ釦6との間には空間部を有
しており、この空間部にDC−DCコンバータが配置さ
れる。DC−DCコンバータ21の上部にはメインフレ
キシブル基板23が接続される。
ータを電源近くの空スペースに配置し、カメラボディの
コンパクト化を図り、結線内部抵抗損失を減少させる。 【構成】 カメラボディ1のグリップ部5には電源収納
室11を有しており、この電源収納室11の上部には通
電接片19が設けられている。またグリップ部5におけ
る電源収納室11とレリーズ釦6との間には空間部を有
しており、この空間部にDC−DCコンバータが配置さ
れる。DC−DCコンバータ21の上部にはメインフレ
キシブル基板23が接続される。
Description
【0001】
本考案は、カメラボディ内に備えられる電気回路、特に直流電圧変換部(DC −DCコンバータ)の実装構造に関するものである。
【0002】
カメラボディの内部には、ミラー駆動機構、フィルム巻き上げ巻き戻し機構、 オートフォーカス機構、絞り制御機構、等の各種カメラ作動機構が内蔵され、こ れらの機構を自動的に作動させるための電子回路が複雑に配置されている。これ ら駆動機構は電源からDC−DCコンバータを介して給電される。DC−DCコ ンバータは電源からの直流電流を定電圧変換するためのものであり、そのユニッ トの取り付けは比較的広いスペースが必要である。
【0003】 図6は従来のDC−DCコンバータの取り付け位置を概略的に示したものであ り、DC−DCコンバータ30はカメラボディ31のスプール室下部であって、 グリップ部33の内部に有する電源収納室32の近傍に配置されている。しかし ながら、このような位置にDC−DCコンバータ30を配置すると、カメラボデ ィ1の下端部の高さ方向の寸法が大きくなるという問題がある。また電源収納室 11の底面部に有する電池蓋の開閉機構部と隣接することから、その開閉機構部 との干渉を避けるため、左右方向の寸法も大きくしなければならないという問題 もある。
【0004】 さらに、電源収納室11の上部に有する通電接片とは、幅広なフレキシブルパ ターンやリード線で接続しており、これら結線をDC−DCコンバータ30の下 端部から電源収納室32の上部まで回し込んで接続するため、その接続作業が面 倒であるばかりか、通電接片との距離があるため、通電効率が低下するという問 題もあった。なお、DC−DCコンバータ30をグリップ部と反対側のカメラボ ディ側面部に設けると、電源の通電接片との距離がさらに長くなるため通電効率 の点から好ましくなく、その他の位置ではカメラボディの外観形状の変更を伴う 等の問題がある。
【0005】
本考案は、カメラ内部に有する空間部を有効利用して上述したDC−DCコン バータを配置し、カメラボディのコンパクト化を図ると共に、電源部との結線距 離を短くして通電効率の向上を図ることをその目的とするものである。
【0006】
上記課題を解決するための本考案の第1の手段は、上述の電源収納室の上方に 有するグリップ内部空間部に直流電圧変換部を配置したことを特徴とする。 また本考案の第2の手段は、前記電源収納室の上部に通電接片を備え、前記直 流電圧変換部を該通電接片に近接して配置すると共に、直流電圧変換部とメイン フレキシブル回路基板を前記電源収納室の上方に有するグリップ内部空間部にお いて接続したことを特徴とする。
【0007】
以下、本考案の実施例につき図1ないし図5に従って説明する。図4及び図5 は、本考案が適用される一眼レフカメラのカメラボディの外観構成を示したもの であり、図4は平面図、図5は側面図である。
【0008】 カメラボディ1の上部には表示パネル2、内蔵ストロボ開閉蓋3が設けれられ 、その上部背面部にはファインダー部4が設けられている。またカメラボディの 一側部に有するグリップ部5は上面が前方にやや傾斜した形状となっており、そ の傾斜部にレリーズボタン6、露出補正・設定ボタン7が備えられている。なお 、カメラボディの他側部にも電源スイッチ8、セルフタイマーボタン9等の各種 操作ボタンが備えられている。
【0009】 グリップ部5の内部背面部には、図2に示すようにフィルム巻き取り室12が 設けられ、その室内にフィルム巻き取りリール13が設けられている。またフィ ルム巻き取り室12の近傍にはフィルム移送用のスプロケット14が設けられて おり、フィルムは裏蓋の内面に備えられたフィルム押え板15で押えられながら フィルム巻き取り室12に巻き取られるようになっている。
【0010】 前記グリップ部5の前面膨出部には電源収納室11を有しており、その近傍に はストロボチャージ用コンデンサの収納室16を有している。また電源収納室1 1の底部には図3に示すように電池蓋17が枢軸18において開閉可能となるよ うに装着されている。電源収納室11の上部には、下方に付勢された通電接片1 9がビス20によってカメラボディ1の内壁部に固定されている。
【0011】 電源収納室11の上方部は前述したグリップ部5の傾斜面と対応しており、レ リーズボタン6の下部と電源収納室11の間にはデルタ状の空間部を有している 。本考案ではこの空間部を利用して図1及び図3に示すようにDC−DCコンバ ータ21が配置される。DC−DCコンバータ21は基板21cに各種電子部品 を組み込んでユニット化したものであり、ビス22(図2参照)によって基板2 1cが電源収納室11の上部隔壁に固定される。
【0012】 DC−DCコンバータ21を電源取納室11の上部に取り付ける場合、DC− DCコンバータ21を構成する電子部品、例えばコンデンサ等の高さを考慮し、 図3に示すように高さのある電子部品21aが空間の大きい通電接片19の上部 に位置するようにし、高さの低い電子部品21bがビス20近くの狭い空間に位 置するように取り付ける。
【0013】 DC−DCコンバータ21の基板21cは、図2に示すように電源収納室11 の水平断面形状に対応した形状となっいる。また図示しないがDC−DCコンバ ータ21と電源収納室11の通電接片19はリード線等で結線されている。さら にDC−DCコンバータ基板21cにはピン21dが突設されており、このピン 21dにメインフレキシブル回路基板23が差し込まれると共に、両基板の接点 部がハンダ付けされる。これらDC−DCコンバータ21の取り付け作業は、図 3に示すカメラボディ1の上カバー24を装着する前に行われる。
【0014】 前述した実施例は本考案の一例を示したものであり、カメラボディ1、DC− DCコンバータ21、電源収納室11等は図示した構成に限定されるものではな く、電源収納室11の上部にDC−DCコンバータ21を収納できる空間があれ ば、あらゆるカメラに応用することができる。
【0015】
以上説明したように、本考案によれば、グリップ内に電源収納室を有するカメ ラにおいて、直流電圧変換部を電源収納室の上方に有するグリップ内部空間部に 配置したことにより、空スペースが有効利用されるためカメラボディのコンパク ト化を図ることができる。また直流電圧変換部を電源収納室の通電接片の近くに 配置するため、その通電接片との結線距離が短くなり結線抵抗損失が減少して通 電効率が向上する。さらに通電接片との結線作業及びメインフレキシブル回路基 板との結線作業が簡単になる。
【図1】本考案の実施例を示すカメラグリップ部の正面
概略図である。
概略図である。
【図2】本考案の実施例を示すカメラグリップ部の平面
概略図である。
概略図である。
【図3】本考案の実施例を示すカメラグリップ部の正面
方向からみた内部構成概略図である。
方向からみた内部構成概略図である。
【図4】本考案を適用したカメラボディの平面図であ
る。
る。
【図5】本考案を適用したカメラボディの側面図であ
る。
る。
【図6】従来のDC−DCコンバータの配置例を示すカ
メラグリップ部の正面概略図である。
メラグリップ部の正面概略図である。
1 カメラボディ 5 グリップ部 6 レリーズ釦 11 電源収納室 19 通電接片 12 ミラーボックス 21 DC−DCコンバータ 23 メインフレキシブル回路基板
Claims (2)
- 【請求頂1】 グリップ部に電源収納室を有するカメラ
において、 該電源収納室の上方に有するグリップ内部空間部に直流
電圧変換部を配置したことを特徴とするカメラの電気回
路実装構造。 - 【請求項2】 前記電源収納室の上部に通電接片を備
え、前記直流電圧変換部を該通電接片に近接して配置す
ると共に、直流電圧変換部とメインフレキシブル回路基
板を前記電源収納室の上方に有するグリップ内部空間部
において接続したことを特徴とする請求項1に記載のカ
メラの電気回路実装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9707791U JPH0527734U (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | カメラの電気回路実装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9707791U JPH0527734U (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | カメラの電気回路実装構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0527734U true JPH0527734U (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=14182584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9707791U Pending JPH0527734U (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | カメラの電気回路実装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0527734U (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6096256A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-29 | 丹平製薬株式会社 | こたつ用消臭剤 |
JPS61278830A (ja) * | 1985-06-04 | 1986-12-09 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | ストロボ内蔵カメラ |
JPH01287546A (ja) * | 1988-05-13 | 1989-11-20 | Minolta Camera Co Ltd | カメラにおける電気回路実装構造 |
JPH02302741A (ja) * | 1989-05-18 | 1990-12-14 | Minolta Camera Co Ltd | フラッシュ内蔵カメラ |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP9707791U patent/JPH0527734U/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6096256A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-29 | 丹平製薬株式会社 | こたつ用消臭剤 |
JPS61278830A (ja) * | 1985-06-04 | 1986-12-09 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | ストロボ内蔵カメラ |
JPH01287546A (ja) * | 1988-05-13 | 1989-11-20 | Minolta Camera Co Ltd | カメラにおける電気回路実装構造 |
JPH02302741A (ja) * | 1989-05-18 | 1990-12-14 | Minolta Camera Co Ltd | フラッシュ内蔵カメラ |
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