JP3269717B2 - カメラにおける電装品の組み込み構造 - Google Patents
カメラにおける電装品の組み込み構造Info
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Description
の組み込み構造、詳しくは、カメラの電装部品の配置に
関する。
品であるDC/DCコンバータは、体積が大きく、ま
た、DC/DCコンバータの基板上にはトランス,コイ
ルのように背の高い部品が林立する形となるので、その
収納性が非常に悪かった。そこで、例えば、実開昭60
−70834号公報に提案されたカメラは、スプール室
と電池室の間に生じた凹所および、グリップ部内に形成
した空間内にDC/DCコンバータを収納するものであ
った。
回路を含むのでノイズ発生が避けられないものでる。一
方、カメラ制御用の演算制御回路は、周囲のノイズを嫌
うものである。そこで、実開平1−77625号公報に
開示されたカメラでは、昇圧回路を測光・演算回路部か
ら遠く離れたフィルム巻取室下方の位置に収容し、その
周りをモーター,底カバーで覆うことで演算回路へのノ
イズの影響を減らすことが提案されている。
834号公報に開示されたカメラは、DC/DCコンバ
ータがカメラの構造物の形状で凹部になった所に配設さ
れ、スペ−スが有効利用されている。しかし、平坦なス
ペースにDC/DCコンバータを配設しようとする場合
には、DC/DCコンバータの各部品によって生じる凹
凸が、はまり合う部品がなく、スペースの無駄が多くな
ってしまう。
のカメラでは、DC/DCコンバータを主要回路から遠
く離す必要がある。また、周りを覆うものがモーター,
底カバーという既存部品であるため形状の自由度がない
といった欠点があった。
されたものであり、その目的とするところは、ノイズを
発生し易い回路装置と、ノイズを嫌う回路装置とをシー
ルドされた状態で、しかも、スペース効率の良い状態で
配設させることができるカメラにおける電装品の組み込
み構造を提供することである。
カメラにおける電装品の組み込み構造は、ノイズ発生源
となる回路を構成する少なくとも2つの第1電気部品が
表面に対して突出して実装された第1の電気基板と、ノ
イズに弱い回路を構成する第2電気部品が実装されてい
て、上記第2電気部品が上記第1の電気基板上に実装さ
れた少なくとも上記2つの第1電気部品の間に近接さ
れ、且つ上記第1の電気基板に垂直な方向で上記第1電
気部品と重なり合うように配置して実装された第2の電
気基板と、一部が電気的に接地されていて、上記第1及
び第2の電気基板上に実装された上記第1電気部品と上
記第2電気部品との隙間を縫うように略クランク状に折
り曲げて形成して、近接する上記第1電気部品と上記第
2電気部品との間を遮断する板状のシールド部材とを具
備したことを特徴とする。また、本発明によるカメラに
おける電装品の組み込み構造は、上記第2の電気基板と
上記シールド部材とは一体に形成された折り曲げ自在な
フレキシブル基板で形成されていて、該フレキシブル基
板は上記第1電気部品と上記第2電気部品との間を電気
的に遮断するように覆う範囲にシールドパターンを設け
ていることを特徴とする。
る。図1は本発明の第1実施例の電装品の組み込み構造
を有するカメラの斜視図であって、本体上部に配設され
る回路装置を併せて示している。図2は、その正面図で
ある。図1,2に示すように、ノイズ発生源となる回路
用の第1の基板であるDC/DCコンバータ基板1は、
カメラ本体2のフィルム巻取スプール室2aの上方に配
置され、ビス3,ビス4で本体2にビス止めされてい
る。DC/DCコンバータの回路を構成する部品とし
て、トランス1a,コイル1b,1c,コンデンサ1d
が上記DC/DCコンバータ基板1の上面に実装されて
いる。
ある主基板5は、DC/DCコンバータ基板1の上方に
配置され、ビス6で本体2にビス止めされている。上記
主基板5には、演算制御回路構成部材であって、カメラ
の各機構の作動を制御する主CPU5a、および、表示
制御CPU5bが、本基板5の下面側に実装されてい
る。上記主CPU5aは、カメラ用ICとしては最大級
の体積を持っており、その配設位置としては、DC/D
Cコンバータ基板1上の背の高い部品である上記トラン
ス1a,コイル1b,1cと互いにはまり合うように配
置されている。なお、該主基板5は、フレキシブル基板
で構成されており、ペンタプリズム6の上方、或いは、
更にその先へと延出して配設されている。
主基板5の間にシールド手段である金属板7が配設され
ている。該金属板7は、DC/DCコンバータ基板1上
の背の高い部品トランス1a,コイル1b,1cと、主
基板5上の主CPU5aの隙間を縫うように折り曲げ部
7a,7b,7c,7dでクランク状に折り曲げて形成
されている。そして、該金属板7は、ビス8で本体2に
ビス止めされている。なお、リード線9が金属板7と、
主基板5上の接地パターンに各々半田付されている。
ータと演算制御回路とを内蔵する本実施例のカメラにお
いて、カメラを作動させると、DC/DCコンバータ基
板5に配設されるDC/DCコンバータは、トランス1
a,コイル1b,1cなどで発振回路が構成されている
ので、周囲の回路に誘導起電力によるノイズを発生させ
易い状態になる。ところが、主基板5との間を回路上接
地された金属板7に覆われ、シールドされているため、
主基板5上の主CPU5aが、DC/DCコンバータ
に、接近しているにもかかわらず、ノイズの影響を及ぼ
さない。
コンバータ基板1上に形成される凹部に主基板5の主C
PU5aがはまり込むように配設することによって、カ
メラ上部のスペ−スを有効に利用し、カメラのコンパク
ト化を可能となっている。
込み構造を有するカメラについて説明する。図3は、上
記第2実施例のカメラの斜視図を示し、本体上部に配設
される回路装置を併せて示している。図4は、その正面
図である。図3,4に示すように、ノイズ発生源となる
第1の基板のDC/DCコンバータ基板11は、第1実
施例と同様にカメラ本体12の上部に配置される。そし
て、ノイズ発生源となる部品のトランス11a,コイル
11b,11cが実装されている。
の基板の主基板15は、フレキシブル基板で形成され、
主CPU15a,表示制御CPU15b等が実装され
る。そして、上記DC/DCコンバータ基板11の上方
に配置される。主基板15の形状は、主CPU15aよ
りも左側の折り曲げ部15hにて下側に折り返して曲げ
られ、更に、主CPU15aとDC/DCコンバータ基
板11上の背の高い部品であるトランス11a,コイル
11b,11cの間を縫って配設されるように、折り曲
げ部15c,15d,15e,15fでクランク状に折
り曲げた形状を有している。そして、主基板15の該折
り曲げ部15hより先の折り返し部であって、DC/D
Cコンバータ基板11上の部品を覆う範囲は、全面にシ
ールド手段となる銅箔15gが貼られていて、回路上接
地されている。なお、主基板15はビス16,ビス18
で本体12にビス止めされている。
における作用は、前記第1実施例のカメラと同様である
が、第1実施例における金属板7が、本実施例のもので
は、主基板15上の銅箔15gに置き換えられている。
また、第1実施例におけるリード線9が本実施例では省
略され、回路上に接地しているる主基板15上のシール
ド手段である銅箔15gのパターンにより置き換えられ
ている。従って、本実施例のカメラは、前記第1実施例
のものと同様の効果の他に、部品点数,組立工数ともに
少なくする効果を有しており、製造原価を低減させるこ
とができる。
における電装品の組み込み構造は、ノイズ発生源となる
回路を構成する少なくとも2つの第1電気部品が表面に
対して突出して実装された第1の電気基板と、ノイズに
弱い回路を構成する第2電気部品が実装されていて、上
記第2電気部品が上記第1の電気基板上に実装された少
なくとも上記2つの第1電気部品の間に近接され、且つ
上記第1の電気基板に垂直な方向で上記第1電気部品と
重なり合うように配置して実装された第2の電気基板と
を配設し、更に、一部が電気的に接地されていて、上記
第1及び第2の電気基板上に実装された上記第1電気部
品と上記第2電気部品との隙間を縫うように略クランク
状に折り曲げて形成して、近接する上記第1電気部品と
上記第2電気部品との間を遮断する板状のシールド部材
を設けて構成されるので、第1の電気基板に実装される
回路と第2の電気基板に実装される回路とが少ないスペ
ースに収納可能となり、カメラのコンパクト化ができる
と同時に、第2の電気基板に実装されるノイズに弱い回
路は、シールド部材によりノイズの影響は遮断され、カ
メラの動作が安定し、高精度の制御が可能となる。
造を組み込んだカメラの斜視図。
造を組み込んだカメラの斜視図。
品) 1b,1c,11b,11c……………コイル(ノイズ
発生源となる部品) 5,15……………………………主基板(第2の基板) 5a,15a…………………主CPU(ノイズに弱い部
品) 5b,15b…………表示制御CPU(ノイズに弱い部
品) 7 …………………………金属板(シールド手段) 15g ………………………銅箔(シールド手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 ノイズ発生源となる回路を構成する少な
くとも2つの第1電気部品が表面に対して突出して実装
された第1の電気基板と、ノ イズに弱い回路を構成する第2電気部品が実装されて
いて、上記第2電気部品が上記第1の電気基板上に実装
された少なくとも上記2つの第1電気部品の間に近接さ
れ、且つ上記第1の電気基板に垂直な方向で上記第1電
気部品と重なり合うように配置して実装された第2の電
気基板と、 一部が電気的に接地されていて、上記第1及び第2の電
気基板上に実装された上記第1電気部品と上記第2電気
部品との隙間を縫うように略クランク状に折り曲げて形
成して、近接する上記第1電気部品と上記第2電気部品
との間を遮断する板状のシールド部材と、 を具備したことを特徴とするカメラにおける電装品の組
み込み構造。 - 【請求項2】 上記第2の電気基板と上記シールド部材
とは一体に形成された折り曲げ自在なフレキシブル基板
で形成されていて、該フレキシブル基板は上記第1電気
部品と上記第2電気部品との間を電気的に遮断するよう
に覆う範囲にシールドパターンを設けていることを特徴
とする請求項1に記載のカメラにおける電装品の組み込
み構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25452393A JP3269717B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | カメラにおける電装品の組み込み構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25452393A JP3269717B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | カメラにおける電装品の組み込み構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07110519A JPH07110519A (ja) | 1995-04-25 |
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Family
ID=17266227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25452393A Expired - Fee Related JP3269717B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | カメラにおける電装品の組み込み構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3269717B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP4922840B2 (ja) * | 2007-06-05 | 2012-04-25 | 株式会社日立製作所 | スイッチング電源装置 |
JP7370829B2 (ja) * | 2019-11-28 | 2023-10-30 | 日立Astemo株式会社 | ミリ波電波センサ及びこれを備えた車両 |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP25452393A patent/JP3269717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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