JPH05276625A - 丸型配線器具 - Google Patents

丸型配線器具

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JPH05276625A
JPH05276625A JP4067759A JP6775992A JPH05276625A JP H05276625 A JPH05276625 A JP H05276625A JP 4067759 A JP4067759 A JP 4067759A JP 6775992 A JP6775992 A JP 6775992A JP H05276625 A JPH05276625 A JP H05276625A
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JP
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plate frame
switch
round
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Hideki Yokoyama
秀樹 横山
Hiroyasu Kobayashi
裕康 小林
Masaaki Nakamura
正明 中村
Shigenori Kato
重徳 加藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレート枠に対して中枠をがたつかないよう
に取り付ける。中枠に対して器具をがたつかないように
取り付ける。 【構成】 プレート枠1と、中枠9と、スイッチ14や
コンセント等の器具とで構成される丸型配線器具におい
て、中枠9の外面にがたつき防止用ダボAを突設してこ
のがたつき防止用ダボAをプレート枠1の内面に当接す
る。また中枠9の内面にがたつき防止用ダボBを突設し
てこのがたつき防止用ダボBを器具の外面に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、造営面にスイッチやコ
ンセント等の器具を配設する丸型の配線器具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】造営面に穿設する穴を角形から丸形にす
ることで、穴明け作業が容易になることから、最近、丸
型配線器具が提案されている。この種の丸型配線器具に
あっては、略中央に開口部を有し造営面に固定される丸
型のプレート枠と、プレート枠の開口部内にはめ込まれ
てプレート枠に着脱自在に装着される中枠と、中枠内に
はめ込まれて中枠に着脱自在に装着されるスイッチと、
プレート枠の前面を覆う化粧枠等で構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、合成樹脂で
形成される中枠、プレート枠、及び器具のボディは成形
時の収縮を見込んでいるため互いにはめ込んだときギャ
ップが生じる基本寸法に設定してある。このため実際に
はめ込んで組み立てたときがたつきが生じるという問題
がある。この器具としてスイッチを取り付けたスイッチ
系列のものでは中枠が条件の悪い側にずれたときスイッ
チを操作するハンドルが当って動作不良となる。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところはプレート枠に対
して中枠ががたつかないように取り付けたり、中枠に対
して器具ががたつかないように取り付けたりできる丸型
配線器具を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明丸型配線器具は、略中央に開口部2を有し造営面
に固定される丸型のプレート枠1と、プレート枠1の開
口部2内にはめ込まれてプレート枠1に着脱自在に装着
される中枠9と、中枠9内にはめ込まれて中枠9に着脱
自在に装着されるスイッチ14やコンセント55等の器
具を備えた丸型配線器具において、中枠9の外面にがた
つき防止用ダボAを突設してこのがたつき防止用ダボA
をプレート枠1の内面に当接して成ることを特徴とす
る。
【0006】また中枠9の内面にがたつき防止用ダボB
を突設してこのがたつき防止用ダボBを器具の外面に当
接して成ることを特徴とすることも好ましい。
【0007】
【作用】上記構成によれば、中枠9の外面のがたつき防
止用ダボAをプレート枠1の内面に当接したことにより
中枠9をプレート枠1にがたつかないように取り付ける
ことができ、また中枠9の内面のがたつき防止用ダボB
を器具の外面に当接したことにより中枠9に器具をがた
つかないように取り付けることができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の全体を示す分解斜
視図である。造営面の前面に配設されるプレート枠1は
図3に示すように丸型に形成されており、略中央に開口
部2を形成してある。プレート枠1の背面の両側には断
面コ字状の脚3が一体に突設されており、造営面に穿設
した円形の穴に脚3を挿通するようになっている。
【0009】合成樹脂製のネジ止め4を基部に装着した
ネジ5がプレート枠1の挿通孔6及び脚3内に挿通さ
れ、脚3の下端に配置した挟み金具7に上記ネジ5の先
端を螺合してある。そしてネジ5を締め付けることで、
プレート枠1の背面周囲と外方に突出するように回動し
た挟み金具7とで造営材を挟持してプレート枠1が造営
材に取り付けられる。またプレート枠1の両側には造営
面に直接ねじ止めするためのネジ穴8が穿孔してある。
【0010】プレート枠1の開口部2内に着脱自在に装
着される中枠9の4隅には図4に示すように係止爪10
が一体に形成され、プレート枠1の開口部2の内側には
係止凹所11が形成されており、プレート枠1の開口部
2内に中枠9を配置し、係止爪10を係止凹所11に挿
入係止することにより、プレート枠1に中枠9を着脱自
在に取り付けてある。
【0011】中枠4内にはスイッチ14が配設されるも
のであり、スイッチ14の両側に突設した一対の係止突
起15を中枠4の係止穴13に挿入係止することで、ス
イッチ14が中枠9に着脱自在に装着されるようになっ
ている。尚、中枠9はスイッチ14が2個装着できる大
きさであるが、本実施例の場合、スイッチ14を1個装
着するようにしている。この場合、中枠9の内側の2つ
の係止穴13にスイッチ14の係止突起15を係止す
る。
【0012】尚、中枠9はピアノ操作式の押釦スイッチ
のようなスイッチ14の場合に使用されるものであり、
係止穴13は両側に2組穿設されていて、スイッチ14
が2個装着できるようになっている。スイッチ14を2
個装着する場合と、1個装着する場合とで中枠9を共用
するため、ピッチ合わせのため、内側の係止穴13を外
側のものより長く形成している。
【0013】また、中枠9の一方の側片12の長手方向
の中央の外面より撓み変形防止突起Cを突設してある。
そしてプレート枠1の開口部2内に中枠9をはめ込んで
取り付けたとき、撓み変形防止突起Cがプレート枠1の
内面に当接するようになっている。これにより、スイッ
チ14のハンドル22を押したりして外力を加え、側片
12が外方に広がろうとする力を受けても、撓み変形防
止突起Cにて変形を防止できる。そして中枠9が広がっ
て係止穴13と係止突起15の係止が外れてスイッチ1
4が外れることがない。
【0014】また中枠9の外面の適所(本実施例の場合
外面の8ケ所)には図2に示すように外方に突出するが
たつき防止用ダボAを突設してあり、中枠9をプレート
枠1の開口部2内にはめ込んで取り付けたときがたつき
防止用ダボAがプレート枠1の内面に当接してプレート
枠1に中枠9ががたつかないように取り付けることがで
きると共に中枠9を所定の位置に位置決めして取り付け
ることができる。
【0015】また中枠9の内面の適所(本実施例の場合
内面の4ケ所)には図2に示すように内方に突出するが
たつき防止用ダボBを突設してあり、スイッチ14を中
枠9内にはめ込んで取り付けたときがたつき防止用ダボ
Bがスイッチ14の外面に当接して中枠9にスイッチ1
4ががたつかないように取り付けることができると共に
スイッチ14を所定の位置に位置決めして取り付けるこ
とができる。
【0016】プレート枠1の前面には図5に示すような
金属製の耐火パネル16が装着されるようになってお
り、中央にはスイッチ14を露出させる穴17が穿孔さ
れている。また耐火プレート16の周囲には上記ネジ5
を逃げるための円形の穴18と、ネジ穴8に螺合したネ
ジを逃げるための半円形の穴19とが形成されている。
耐火パネル16の周縁の4ケ所に、プレート枠1の孔2
0に挿入係止する爪21が形成してある。
【0017】スイッチ14の上面に着脱自在に装着され
る操作用のハンドル22は円盤状に形成されており、ハ
ンドル22の一端側には指先で押し操作するための操作
用目印23が形成され、ハンドル22の他端側には表示
窓24が形成されている。スイッチ14の上面には点灯
表示させるための表示部25が設けられ、この表示の光
を集光して表示窓24に伝えるレンズ26がハンドル2
2の下面に取り付けられている。
【0018】ハンドル22よりやや大きい開口部27を
内側に穿設した化粧枠28は、丸型枠状に形成されてい
て、図7に示すように、裏面に係止爪29が一体に形成
されている。この係止爪29はプレート枠1に穿孔した
係止凹所30に挿入係止することで、化粧枠28が着脱
自在に装着されるようになっている。また、化粧枠28
の背面を示す図7のように、化粧枠28の背面の周囲に
はプレート枠1との嵌合時のガイド用のリブ31が形成
され、また、開口部27に沿って内部隠し用のリブ32
が一体に形成されている。
【0019】尚、組み立ては、スイッチ14を中枠9に
装着し、中枠9をプレート枠1に装着する手順でスイッ
チ14をプレート枠1に固定することができる。ところ
で、スイッチ14は図8に示すような構造になってい
る。すなわち、ハンドル22により押し操作されて上下
方向に移動可能な押釦33と、この押釦33を上方へ付
勢するバネ34と、バネ34により付勢されて押釦33
の下面に横方向に移動自在に装着されているスライダー
35と、スライダー35の下方への移動により反転する
反転ハンドル36等で構成されている。
【0020】ここで、スライダー35が下動すると、反
転ハンドル36の係合突起37が付勢されて反転ハンド
ル36を回転させると共に、該反転ハンドル36の回転
により係合突起37がスライダー35の係合部を押し
て、スライダー35を横方向に移動させる。反転ハンド
ル36が回転して行き反転すると、コイルスプリング3
9で連結されている開閉板40が反転し、接点を切り換
えるようになっている。
【0021】次に、ハンドル22の装着構造及び操作に
ついて説明する。図8〜図10において、ハンドル22
の下面の一端側に器具操作時の弾性を有する支点リブ4
1が一対垂設され、他端側には操作復帰時の弾性を有す
るストッパーリブ42が一対垂設されている。また、ス
トッパーリブ42の外側には操作時のストッパーとなる
リブ43が形成され、ハンドル22の下面の中央部には
スイッチ14の押釦33の突部45を押接する作用点リ
ブ44が一体に突設してある。
【0022】スイッチ14の上面の一端にはハンドル2
2の支点リブ41が挿入されて支持される凹所46が形
成され、また他端側にはストッパーリブ42が挿入され
る凹部47が形成されている。ここで、ハンドル22は
ストッパーリブ42の縁部42aが内隅部に係止して、
ハンドル22の抜け止めを行っている。ハンドル22の
操作用目印23を指先で押すと、図8及び図10に示す
ように、支点リブ41を支点として回動し、作用点リブ
44がスイッチ14の押釦33の突部45を押接して、
スイッチ14を上述のように開閉する。また、ハンドル
22の押し操作を止めると、ハンドル22が復帰し、接
点はその状態を保持する。ハンドル22を再度押し操作
すると、押釦33を押接して接点を反転復帰させる。
【0023】また耐火パネル16は図5に示すように耐
火パネル16の外周部の4ケ所に爪21を折曲して形成
し、該爪21の外側面がわに爪部54を切り起こして形
成している。従って、耐火パネル16をプレート枠1の
前面に装着して爪21を孔20に挿入したときに爪部5
4が孔20の内側面に係止することで、耐火パネル16
をプレート枠1に確実に固定することができる。
【0024】また、耐火パネル16の外周部分には、化
粧枠28の係止爪29を挿通させる逃がし用として角穴
状の穴51が4ケ所に形成してある。従って、耐火パネ
ル16が邪魔することなく、化粧枠28をプレート枠1
に固定することができる。更に、耐火パネル16の中央
には前述のように角穴状の穴17が穿設してあり、スイ
ッチ14の前面を穴17から露出させて操作しやすいよ
うにしてある。また、穴17の形状は用いられる器具の
形状に合わせて加工することができる。
【0025】またネジ5を挿通させる穴18の大きさ
は、ネジ5の頭より大きく、そのため耐火パネル16単
品が脱落するおそれがある。そこで穴18の内縁の両側
より内方に向かって凸部52を突設している。凸部52
間の寸法は、ネジ5の頭より小さくしているため、凸部
52にネジ5の頭が引っ掛かって耐火パネル16単品の
脱落を防止することができる。
【0026】一方、造営面にプレート枠1を直付けする
場合に、ネジを挿通させる耐火パネル16の穴19に
も、上記と同様な凸部53を形成している。この場合も
耐火パネル16単品の脱落を防ぐことができる。また耐
火パネル16の穴19には舌状の凸部53が形成されて
おり、造営面にネジにてプレート枠1を直付けした場
合、凸部53にてネジの頭を受けて、耐火パネル16ご
とプレート枠1を造営面に取り付けることができるよう
になっている。従って、火災発生時に化粧枠28などの
合成樹脂の成形品部分等が燃えてしまっても、耐火パネ
ル16はネジにて造営面に固定されているため、造営面
の器具取り付け穴が露出せず、炎の延焼を防ぐことがき
る。
【0027】次に本発明の他の実施例を図11により説
明する。この実施例では、器具としてスイッチ14の代
わりにコンセント55を用い、カバー55aとボディ5
5bを組み立て結合する組み立て枠56に係止突起15
を形成している。中枠9の一方の側片12には弾性片を
設けてコンセント55の一方の係止突起15を係止自在
とし、また、他方の係止突起15を他方の側片12の一
対の係止穴13に挿入係止させるようになっている。こ
の構成は一般の配線器具用取り付け枠の構造と同じであ
り、コンセント55を取り外す場合、上記弾性片をドラ
イバー等の先端で外側に撓ませて、コンセント55を外
すことができる。
【0028】この実施例の場合も、中枠9の外面にはが
たつき防止用ダボAを突設してあり、中枠9をプレート
枠1の開口部2にはめ込んで取り付けたときがたつき防
止用ダボAがプレート枠1の内面に当接してがたつかな
いように取り付けることができる。中枠9の内面にはが
たつき防止用ダボBを突設してあり、コンセント55を
中枠9内にはめ込んで取り付けたときがたつき防止用ダ
ボBがコンセント55の外面に当接してコンセント55
ががたつかないように取り付けることができる。
【0029】耐火パネル16は前記実施例と基本的に同
じであるが、耐火パネル16の中央部には一段高くした
段差部60を設けてある。また段差部60の外周にはド
ライバー等の先端を挿入する貫通孔57を穿設してあ
る。また本実施例の場合、コンセント55を取り付ける
ものであるため、上記実施例のハンドル22の代わりに
化粧カバー59を用いており、化粧カバー59を中枠9
に着脱自在に装着してある。この化粧カバー59の中央
にはコンセント55を露出させるための穴58を設けて
ある。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述のように中枠の外面にがた
つき防止用ダボを突設してこのがたつき防止用ダボをプ
レート枠の内面に当接しているので、中枠をプレート枠
の開口部にがたつかないように取り付けることができ、
また中枠の内面にがたつき防止用ダボを突設してこのが
たつき防止用ダボを器具の外面に当接しているので、中
枠に器具をがたつかないように取り付けることができる
ものであり、従ってプレート枠、中枠、器具の間でがた
つきがなくなってこれらの部材を所定の位置に位置決め
して取り付けることができるものであり、殊に器具とし
てスイッチを取り付けたスイッチ系列のものではハンド
ルを操作するときの操作不良がなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同上の中枠を示し、(a)は平面図、(b)は
正面図、(c)は側面図である。
【図3】同上のプレート枠と挟み金具を拡大した斜視図
である。
【図4】同上の中枠とスイッチを拡大した斜視図であ
る。
【図5】同上の耐火パネルとネジを拡大した斜視図であ
る。
【図6】同上の化粧枠とハンドルを拡大した斜視図であ
る。
【図7】同上の化粧枠の背面図である。
【図8】同上のスイッチの断面図である。
【図9】同上のハンドルの断面図である。
【図10】同上の全体の組み立て状態の断面図である。
【図11】同上の他の実施例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 プレート枠 2 開口部 9 中枠 14 スイッチ 55 コンセント A がたつき防止用ダボ B がたつき防止用ダボ
フロントページの続き (72)発明者 加藤 重徳 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略中央に開口部を有し造営面に固定され
    る丸型のプレート枠と、プレート枠の開口部内にはめ込
    まれてプレート枠に着脱自在に装着される中枠と、中枠
    内にはめ込まれて中枠に着脱自在に装着されるスイッチ
    やコンセント等の器具を備えた丸型配線器具において、
    中枠の外面にがたつき防止用ダボを突設してこのがたつ
    き防止用ダボをプレート枠の内面に当接して成ることを
    特徴とする丸型配線器具。
  2. 【請求項2】略中央に開口部を有し造営面に固定される
    丸型のプレート枠と、プレート枠の開口部内にはめ込ま
    れてプレート枠に着脱自在に装着される中枠と、中枠内
    にはめ込まれて中枠に着脱自在に装着されるスイッチや
    コンセント等の器具を備えた丸型配線器具において、中
    枠の内面にがたつき防止用ダボを突設してこのがたつき
    防止用ダボを器具の外面に当接して成ることを特徴とす
    る丸型配線器具。
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