JPH0527532B2 - - Google Patents

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JPH0527532B2
JPH0527532B2 JP60094682A JP9468285A JPH0527532B2 JP H0527532 B2 JPH0527532 B2 JP H0527532B2 JP 60094682 A JP60094682 A JP 60094682A JP 9468285 A JP9468285 A JP 9468285A JP H0527532 B2 JPH0527532 B2 JP H0527532B2
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polyester
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film
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accumulated charge
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Katsuro Kuze
Masanori Nakamura
Kozo Maeda
Ryuichi Murashige
Tooru Mizukami
Osamu Makimura
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Toyobo Co Ltd
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    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/88Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
    • B29C48/911Cooling
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    • B29C48/915Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means with means for improving the adhesion to the supporting means
    • B29C48/9165Electrostatic pinning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C48/08Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は厚みの均一性に優れたポリエステルフ
イルムを高能率で製造する方法に関するものであ
る。 (従来の技術) ポリエチレンテレフタレートで代表される飽和
線状ポリエステルは、すぐれた力学特性、耐熱
性、耐候性、電気絶縁性、耐薬品性等を有するた
めの包装用途、写真用途、電気用途、磁気テープ
等の広い分野において多く使用されている。通常
ポリエステルフイルムは、ポリエステルを溶融押
出したのち2軸延伸して得られる。この場合、フ
イルムの厚みの均一性やキヤステイングの速度を
高めるには、押出口金から溶融押出したシート状
物を回転冷却ドラム表面で急冷する際に、該シー
ト状物とドラム表面との密着性を高めなければな
らない。該シート状物とドラム表面との密着性を
高める方法として、押出口金と回転冷却ドラムの
間にワイヤー状の電極を設けて高電圧を印加し、
未固化のシート状物上面に静電気を析出させて、
該シートを冷却体表面に密着させながら急冷する
方法(以下静電密着キヤスト法という)が有効で
あることが知られている(例えば特公昭37−
6142)。 フイルムの厚みの均一性はフイルム品質の中で
極めて重要な特性であり、またフイルムの生産性
はキヤステイング速度に直接依存するため生産性
を向上させるにはキヤステイングを高めることが
極めて重要となるため、静電密着性の向上に多大
の努力がはかられている。 静電密着性は、シート状物表面の電荷量を多く
することが有効な手段であることが知られてい
る。また静電密着キヤスト法においてシート状物
表面の電荷量を多くするには、ポリエステルフイ
ルムの製膜において用いられるポリエステル原料
を改質してそのポリエステル溶融時の比抵抗(以
下、単に比抵抗という)を低くすることが有効で
あることが知られている(例えば特公昭53−
40231号公報)。 確かに比抵抗を下げることにより静電密着性を
向上させることができる。しかし第1図より明ら
かなごとく最大キヤステイング速度が50m/分附
近まで、比抵抗では約0.2×108Ω・cmまでは比抵
抗の低下と共に最大キヤステイング速度は大きく
向上するが、最大キヤステイング速度が50m/分
以上の領域、比抵抗で0.2×108Ω・cm以下の領域
では比抵抗のわずかの低下で最大キヤステイング
速度が大きく変化する。たとえば最大キヤステイ
ング速度が70m/分と80m/分との比抵抗の差は
わずかに0.01×108Ω・cmである。 また、第1図の曲線は数多くの実験データに基
づき平均値的に描いたものであり実際には50m/
分以上の領域では最大キヤステイング速度と比抵
抗との相関は非常に悪くなる。このことは最大キ
ヤステイング速度が50m/分以上、比抵抗で約
0.2×108Ω・cm以下の場合は静電密着性を向上さ
せるための手段としては単に比抵抗を下げるのみ
では不充分であることを示している。 静電密着性はシート状物と回転冷却ロールとの
静電誘引力により引き起こされ、この静電誘引力
はシート状物表面に発生する電荷量に比例する。
そこでシート状物表面に発生する電荷量をいかに
多くするかが静電密着性を向上させるための重要
ポイントとなる。 シート状物表面に発生する電荷量は高電圧の印
加条件すなわち電極構造、電極と回転冷却体およ
び押出し口金への距離、印加電圧等のほかに原料
ポリエステルの電気的特性に大きく依存する。比
抵抗を低くすることは、このシート状物表面の電
荷量を多くすることの必要条件の一つであるが十
分条件を満たしていないため上記のような現象を
示すものであると思われる。 すなわち、シート状物表面に電荷を発生させる
ためにはシート内部で発生したイオンがシート状
物表面に移動しなければならなく、そのためには
シート状物の比抵抗を低くする必要がある。従つ
て比抵抗を下げることにより静電密着性の向上を
はかることができる。しかし、たとえば比抵抗を
下げイオンがシート状物表面に移動し易くしたと
してもその移動が遅いとシート状物表面で電荷が
中和されてしまい、結果として表面電荷量が増加
しなくなるため、高度な静電密着性の領域では単
に比抵抗を下げるのみでは不充分となる。 そこで本発明者らはシート状物表面に発生する
電荷量に対応するポリエステル原料の電気特性評
価法を確立すべき鋭意努力した結果以下に示すよ
うな方法で測定されるポリマーの溶融状態での初
期蓄積電荷量(以下単に初期蓄積電荷量と略称す
る)がこの目的に合うことを見出し本発明を完成
するにいたつた。すなわち第2図に示した測定装
置で求めたポリエステルの初期蓄積電荷量を特定
値以上にすることにより極めて高度な静電密着性
が付与できることを見出した。 初期蓄積電荷量の測定は以下の方法で行なつ
た。 1cmの距離をおいて平行に設置した電極間に試
料をはさみ温度コントローラ5で275℃に保たれ
た恒温槽4にセツトし高電圧電源1を用い1200V
の電圧をスイツチ回路2で3分間印加した時の電
圧および電流値を電圧検出回路および電流検出回
路7で検出し、A/Dコンバーター8でデジタル
値に変換したのちデータ処理装置9によつてデー
タ10として記録する。この方法により得られた
電圧、電流特性の一例を第3図に示す。 初期の電流値(ip)が比抵抗に対応する値であ
り、icが充電電流、itが伝導電流である。また、
面積イが電極界面に蓄積される蓄積電荷量であ
り、面積ロが電極で消失される消失電荷量であ
る。 静電密着性はシート状物と回転冷却ロールとの
静電誘引力により引き起される。この静電誘引力
はシート状物表面に発生する電荷量に比例すると
考えられる。同一条件で静電密着法を実施した場
合は蓄積電荷量の多いポリエステルほどシート状
物表面に発生する電荷量が多くなることが予想さ
れる。従つて、蓄積電荷量を多くすることにより
静電密着性が向上することが期待される。そこで
本発明者等は該蓄積電荷量に注目した。 蓄積電荷量は第3図の面積イより求めることが
できる。しかし本発明方法による測定では充電電
流の減衰速度が遅く、完全に減衰するのに約3分
間を要する。一方、実際の静電密着キヤスト法で
の電荷が誘引されてから冷却ロールに密着するま
での時間は極く短時間であり、面積イより求めら
れる蓄積電荷量では実際にそぐわない。極く短時
間に蓄積される電荷量が重要となる。電荷が誘引
されてから冷却ロールに密着するまでの時間は電
極の位置やキヤステイング速度により変化するが
一般には0.1〜0.2秒である。本発明者等は、0.5秒
以内に蓄積される電荷量(以下、初期蓄積電荷量
と称する。)に注目し本発明を発成した。実際の
静電密着キヤスイング法により時間を若干長くと
つたのは本発明方法での測定における印加電圧が
実際の静電密着キヤスイング法に比べほぼ1オー
ダー低いためである。 該初期蓄積電荷量は第4図のようにして求め
た。すなわち第4図の面積イ′より求められる蓄
積電荷量(μc)を電極面積(mm2)で除し、μc/
mm2で表示した。 本発明方法の有用性をよりわかり易くするため
に第4図を例示した。第4図のAとBとは初期電
流値(ip)が同じであるが電流値の経時変化に大
きな差があるケースを示している。すなわちAは
初期蓄積電荷量の割合が高く、Bは逆に消費電荷
量の割合が高い典形例である。 初期電流値(ip)が比抵抗に対応する値であり
比抵抗では両レジンの静電密着性に差がないこと
になる。しかし、実際の最大キヤステイング速度
はAの方が高く初期蓄積電荷量の方が比抵抗より
良好な尺度であるといえる。更に第1図に示すご
とく該初期蓄積電荷量と最大キヤステイング速度
との間には良好な相関がある。特に従来公知の比
抵抗の場合と異なり最大キヤステイング速度が50
m/分を越えた静電密着性が高度に高い領域で両
者の相関の傾斜が大きく、この領域において特に
有用な尺度であることがわかる。一方50m/分以
下の最大キヤステイングの領域では比抵抗の方が
有効な尺度であり初期蓄積電荷量とは最大キヤス
テイング速度50m/分を境にお互に補完関係にあ
るといえる。 静電密着性はシート状物と回転冷却ロールとの
静電誘引力により引き起され、この静電誘引力は
シート状物表面に発生する電荷量に比例すると考
えられる。該初期蓄積電荷量は静電密着キヤステ
イングの時のシート状物表面に発生する電荷量を
直接測定したものではないが両電荷量の間に良好
な相関があるために好結果がえられたものと考え
られる。 またポリエステルフイルムは厚みの均一性が高
いのみでは十分な品質特性を有しているとはいえ
ず耐熱性にすぐれたものではなければならない。
耐熱性が悪くなると延伸工程で生ずるフイルムの
耳の部分や規格外のフイルムを溶融して再使用す
ることが難しくなるので好ましくない。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は前記した欠点を改善し、静電密着キヤ
スト法におけるポリエステルフイルムの製膜にお
いて、用いるポリエステル原料の電気特性を改質
し、表示欠陥がなく、かつ厚みの均一性に優れた
高品質のポリエステルフイルムを高速度で成膜し
得る方法を提供せんとするものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、本文中に定義した方法により測定さ
れる溶融ポリマーの初期蓄積電荷量が2.9μc/mm2
以上であるポリエステル組成物をフイルム状に溶
融押出しし、ついで溶融押出ししたフイルムを回
転冷却ロールに静電気的に密着させ、急冷固化さ
せることを特徴とするポリエステルフイルムの製
造方法である。 本発明の好ましい実施態様(1)は前記本発明にお
いて本文中に定義した方法により測定される耐熱
性が0.210以下であるポリエステル組成物を用い
るポリエステルフイルムの製造方法である。 本発明のさらに好ましい実施態様(2)は前記発明
および実施態様(1)のいずれかにおいて、ポリエス
テルフイルムを更に少なくとも1方向に1.1倍以
上延伸するポリエステルフイルムの製造方法であ
る。 本発明のポリエステルはその繰り返し単位の80
モル%以上がエチレンテレフタレートからなるも
のであり、他の共重合成分としてはイソフタル
酸、p−β−オキシエトキシ安息香酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸、4,4′−ジカルボキシ
ルジフエニール、4,4′−ジカルボキシルベンゾ
フエノン、ビス(4−カルボキシルフエニール)
エタン、アジピン酸、セバシン酸、5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸等のジカルボン酸成分があ
げられる。またグリコール成分としてはプロピレ
ングリコール、ブタンジオール、ネオベンチルグ
リコール、ジエチレングリコール、シクロヘキサ
ンジメタノール、ビスフエノールAのエチレンオ
キサイド付加物等を任意に選択使用することがで
きる。この他共重合成分として少量のアミド結
合、ウレタン結合、エーテル結合、カーボネート
結合等を含んでいてもよい。 本発明方法において用いられるポリエステル組
成物は初期蓄積電荷量が2.9μc/mm2以上、好まし
くは3.3μc/mm2以上、より好ましくは4.1μc/mm2
上である必要がある。初期蓄積電荷量が2.9μc/
mm2未満では高度な静電密着性を附与することが出
来ず、また表面欠点がなく厚みの均一性の高い高
品質なフイルムを高速度で製膜することが出来な
くなるので好ましくない。 また本発明方法において用いられるポリエステ
ル組成物は耐熱性が0.210以下、好ましくは0.190
以下、より好ましくは0.170以下である必要があ
る。耐熱性が0.210を越えると延伸工程で生ずる
耳の部分や規格外のフイルムを溶融して再使用す
ることが難かしくなるので好ましくない。 また本発明方法におけるフイルムは未延伸フイ
ルム、一軸延伸フイルム、二軸延伸フイルムのい
ずれかでもかまわないが、少なくとも1方向に
1.1倍以上、好ましくは2.5倍以上延伸する事が力
学特性その他の物性を向上させ、種々の用途に供
する上で好ましい。 本発明方法で用いられるポリエステル組成物は
以上の条件を満足すれば特に限定されず、たとえ
ばエステル交換法で製造されたポリエステルを用
いてもよいし、直接重合法で製造されたポリエス
テルを用いてもよい。また回分式で製造されたポ
リエステルを用いてもよい。 更に無機あるいは有機微粒子からなる滑剤を含
有してもよいし、以上の要件を満たせばポリエス
テル製造工程で析出する粒子いわゆる内部粒子を
含有していてもよい。 上記要件を満たすポリエステル組成物はMg化
合物とp化合物とをポリエステルに可溶化した形
で含有させることにより達成可能である。更に
Ca化合物、Sr化合物、Na化合物、K化合物、Co
化合物およびZr化合物等を併用することにより
容易に達成が可能である。すなわち、より具体的
にはポリエステルに可溶化したMgおよびp化合
物を下記一般式を同時に満足する量含有してなる
組成物である。 30≦Mg≦400 ……() 0.8≦Mg/p≦3 ……() 〔式中、MgはMg化合物のポリエステルに対
するMg原子としての含有量(ppm)、Mg/pは
原子比を示す。〕 より好ましくはポリエステルに可溶化した下記
一般式を満足する量のアルカリ金属化合物を含有
してなるポリエステル組成物である。 3≦M1≦50 ……() 別の好ましい組成物としては前記(),()
式を同時に満足するポリエステル組成物、あるい
は前記(),(),()式を同時に満足するポ
リエステル組成物において更に、ポリエステルに
可溶化したCo化合物およびp化合物を下記一般
式を同時に満足する量含有してなるポリエステル
組成物である。 3.0≦Co≦50 ……() 0.8≦(Mg+Co)/p≦3 ……() 〔式中、CoはCo化合物のポリエステルに対す
るCo原子としての含有量(ppm)、(Mg+
Co)/pは原子比を示す。〕 別の好ましい組成物としては前記(),()
式を同時に満足するポリエステル組成物、あるい
は前記(),(),()式を同時に満足するポ
リエステル組成物において更に、ポリエステル可
溶化した金属およびp化合物を下記一般式を同時
に満足する量含有してなるポリエステル組成物で
ある。 30≦Mg+M2≦400 ……() 2≦Mg/M2≦100 ……() 0.8≦(Mg+M2)/p≦3 ……() 〔式中、MgはMg化合物のポリエステルに対
するMg原子としての含有量(ppm)、M2はCa,
CrおよびBa化合物より選ばれた少くとも1種の
アルカリ土類金属化合物のポリエステルに対する
それぞれの金属原子としての含有量(ppm)、
Mg/M2および(Mg+M2)/pはそれぞれの原
子比を示す。〕 別の好ましい組成物としては前記(),(),
(),(),()式を同時に満足するポリエス
テル組成物、あるいは前記(),(),(),
(),(),()式を同時に満足するポリエス
テル組成物において更に、ポリエステルに可溶化
したCo化合物およびp化合物を下記一般式を同
時に満足する量含有してなるポリエステル組成物
である。 3.0≦Co≦50 ……() 0.8≦(Mg+M2+Co)/p≦3 ……() 〔式中、CoはCo化合物のポリエステルに対す
るCo原子としての含有量(ppm)、(Mg+M2
Co)/pは原子比を示す。〕 別の好ましい組成物としては前記(),()
式を同時に満足するポリエステル組成物、あるい
は前記(),(),(),式を同時に満足する
ポリエステル組成物において更に、ポリエステル
に可溶化したZr化合物およびp化合物を下記一
般式を同時に満足する量含有してなるポリエステ
ル組成物である。 3.0≦Zr≦19 ……(XI) 0.8≦(Mg+Zr)/p≦3 ……(XII) 〔式中、ZrはZr化合物のポリエステルに対す
るZr原子としての含有量(ppm)、(Mg+Zr)/
pは原子比を示す。〕 別の好ましい組成物としては前記(),(),
(),()式を同時に満足するポリエステル組
成物、あるいは前記(),(),(),(),
()式を同時に満足するポリエステル組成物に
おいて更に、ポリエステルに可溶化したZr化合
物およびp化合物を下記一般式を同時に満足する
量含有してなるポリエステル組成物である。 3.0≦Zr≦19 ……() 0.8≦(Mg+Co+Zr)/p≦3 ……() 〔式中、ZrはZr化合物のポリエステルに対す
るZr原子としての含有量(ppm)、(Mg+Co+
Zr)/pは原子比を示す。〕 別の好ましい組成物としては前記(),(),
(),(),()式を同時に満足するポリエス
テル組成物、あるいは前記(),(),(),
(),(),()式を同時に満足するポリエス
テル組成物において更に、ポリエステルに可溶化
したZr化合物およびp化合物を下記一般式を同
時に満足する量含有してなるポリエステル組成物
である。 3.0≦Zr≦19 ……() 0.8≦(Mg+M2+Zr)/p≦3 ……() 〔式中、ZrはZr化合物のポリエステルに対す
るZr原子としての含有量(ppm)、(Mg+M2
Zr)/pは原子比を示す。〕 別の好ましい組成物としては前記(),(),
(),(),(),(),()式を同時に

足するポリエステル組成物、あるいは前記(),
(),(),(),(),(),(),
()
式を同時に満足するポリエステル組成物において
更に、ポリエステルに可溶化したZr化合物およ
びp化合物を下記一般式を同時に満足する量含有
してなるポリエステル組成物である。 3.0≦Zr≦19 ……() 0.8≦(Mg+M2+Co+Zr)/p≦3
……() 〔式中、ZrはZr化合物のポリエステルに対す
るZr原子としての含有量(ppm)、(Mg+M2
Co+Zr)/pは原子比を示す。〕 勿論上記条件を満せば前記した組成物に必ずし
も限定されるものではない。 本発明方法においては静電印加装置の構造や静
電印加条件に対する限定はなく、任意に設定すれ
ばよい。たとえば静電印加装置の構造としては電
極構造、対電極の有無、電極や対電極と押出口や
冷却ロール等の位置関係、静電印加条件としては
設定電圧および電流値を任意に設定すればよい。 (実施例) 次に本発明の実施例および比較例を示す。実施
例中の部は、特にことわらないかぎりすべて重量
部を意味する。 また用いた測定法を以下に示す。 (1) エステル化率 反応生成物中に残存するカルボキシル基の量と
反応生成物のケン化値とから求める。 (2) 固有粘度 ポリマーをフエノール(6重量部)とテトラク
ロルエタン(4重量部)の混合溶媒に溶解し、30
℃で測定する。 (3) ポリマーの溶融比抵抗 275℃で溶融したポリエステル中に2枚の電極
板をおき、120Vの電圧を印加した時の電流値
(ip)を測定し、比抵抗値(pi)を次式により求め
る。 pi(Ω・cm)=A/l×V/ip A=電極面積(cm2)、l=電極間距離(cm) V=電圧() (4) 静電密着性 押出し機の口金部と冷却ドラムとの間にダング
ステンワイヤー製の電極を設け、電極とキヤステ
イングドラム間に10〜15KVの電圧を印加してキ
ヤステイングを行ない、得られたキヤステイング
原反の表面を肉眼で観察し、ピンナーバブルの発
生が起り始めるキヤステイング速度で評価する。
キヤステイング速度が大きいポリマー程、静電密
着性が良好である。 (5) ポリマーの耐熱性 ポリマーを100mmHgの窒素減圧下でガラスアン
プルに封入し、300℃で4時間加熱処理した時の
固有粘度変化を測定する。耐熱性は、加熱処理に
よる固有粘度低下(△IV)で表示する。△IVが
小さい程、耐熱性は良好である。 (実施例 1) 攪拌装置、分縮器、原料仕込口および生成物取
り出し口を設けた第1エステル化反応装置、反応
缶内を2つの槽に分割し各反応槽に攪拌装置を付
し、分縮器、原料仕込口および生成物取り出し口
を設けた第2エステル化反応装置よりなる3段の
完全混合槽型の連続エステル反応装置を用いた。
その第1エステル化反応缶のエステル反応生成物
が存在する系へ、テレフタル酸(TPA)に対す
るエチレングリコール(EG)のモル比1.7に調整
したTPAのEGスラリーを連続的に供給した。同
時にTPAのEGスラリー供給口とは別の供給口よ
り酢酸マグネシウム四水塩のEG溶液および酢酸
ジルコニルのEG溶液を反応缶内を通過する反応
生成物中のポリエステル単位ユニツト当りMg原
子として100ppmおよびZr原子として15ppmとな
るように連続的に供給し、常圧にて平均滞留時間
4.5時間、温度255℃で反応させた。 この反応生成物を連続的に系外に取り出して第
2エステル化反応缶の第1槽目に供給し、第2槽
目より連続的に取り出した。第1槽目から第2槽
目への移送はオーバーフロー方法を採用した。 反応缶内を通過する反応生成物中のポリエステ
ル単位ユニツトに対して0.9重量部のEGおよびSb
原子として250ppmとなるような量の三酸化アン
チモンのEG溶液およびp原子として48ppmとな
るような量のトリメチルホスフエートのEG溶液
を第1槽目に、Ca原子として20ppmとなるよう
な量の酢酸カルシウム一水塩のEG溶液、Na原子
として5ppmとなるような量の酢酸ナトリウムの
EG溶液およびp原子として86ppmとなるような
量のトリメチルホスフエートのEG溶液を第2槽
目に連続的に供給し常圧にて各槽の平均滞留時間
2.5時間、温度260℃で反応させた。 第1エステル化反応缶の反応生成物のエステル
化率は70%であり、第2エステル化反応缶の反応
生成物のエステル化率は98%であつた。 該エステル化反応生成物を目開き400メツシユ
のステンレス金網製のフイルターで連続的に濾過
し、ついで攪拌装置、分縮器、原料仕込口および
生成物取り出し口を設けた2段の連続重縮合反応
装置に連続的に供給して重縮合を行ない、固有粘
度0.620のポリエステルAを得た。このポリマー
の初期蓄積電荷量は6.53μc/mm2、最大キヤステイ
ング速度は72m/分、耐熱性は0.139であつた。
また上記原料を用い、下記条件でフイルム厚みを
一定に保持しながら製膜速度を高めた時に得られ
るフイルムの特性を表1に示した。 製膜条件 フイルム厚み:12μ(2軸延伸后) 押出し温度:290℃ 静電密着条件:0.25mmφSUS電極、印加電圧
10〜15KV 縦延伸倍率:3.5倍 縦延伸温度:90℃ 横延伸倍率:3.5倍 横延伸温度:130℃ 熱セツト温度:220℃ 表1の結果から分るようにポリエステルAは
245m/分の引取速度で製膜しても高品質のフイ
ルムが得られる。 (比較例 1) 実施例1におけるポリエステルAの製造法と同
じような方法で金属化合物として酢酸マグネシウ
ム四水塩のEG溶液をMg原子として120ppmとな
る様に第1エステル反応缶へ、三酸化アンチモン
のEG溶液をSb原子として250ppmとなる様に第
2エステル化反応缶の第1槽へ、酢酸コバルト四
水塩のEG溶液をCo原子として30ppmとなる様に
第2エステル化反応缶の第2槽目へ、そしてp化
合物としてトリメリルホスフエートのEG溶液を
p原子として140ppmとなるように第2エステル
化反応缶の第1槽目へ連続的に供給するように変
更し固有粘度0.620のポリエステルBを得た。こ
のポリマーの初期蓄積電荷量は2.12μc/mm2、最大
キヤステイング速度は42m/分、耐熱性は0.145
であつた。また上記原料を用いて実施例1と同じ
方法で得られたフイルムの特性を表1に示した。
表1の結果から分るようにポリエステルBは175
m/分以上の引取速度で製膜した場合商品価値の
ない極めて低品質のフイルムしかえられない。
【表】 (発明の効果) 本発明方法でポリエステルフイルムを製造する
と表面欠点がなく、かつ厚みの均一性に優れた高
品質のポリエステルフイルムが高速度で製膜する
ことが出来るのでその経済的価値は極めて大きい
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は最大キヤステイング速度と初期蓄積電
荷量および溶融比抵抗との関係を示すグラフであ
る。第2図は本発明における溶融ポリマーの初期
蓄積電荷量の測定法を示す概略図である。 第2図中の符号、1……高電圧電源(1200V)、
2……マイコン9からの信号でON−OFFできる
スイツチ回路(高耐圧トランジスター)、3……
電極およびサンプル、4……恒温槽(275℃)、5
……温度コントローラー、6……電流検出回路、
7……電圧検出回路、8……A/Dコンバータ
ー、9……データ処理装置(マイコン)、10…
…データアウトプツト装置。 第3図および第4図は第2図の装置で求めた電
圧、電流特性の代表例である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記に定義した方法により測定される溶融ポ
    リマーの初期蓄積電荷量が2.9μc/mm2以上である
    ポリエステル組成物フイルム状に溶融押出しし、
    ついで溶融押出ししたフイルムを回転冷却ロール
    に静電気的に密着させ、急冷固化させることを特
    徴とするポリエステルフイルムの製造方法。 〔初期蓄積電荷量の測定法とは1cmの距離をお
    いて平行に設置した電極間に試料をはさみ温度コ
    ントローラで275℃に保たれた恒温槽にセツトし
    高電圧電源を用い1200Vの電圧をスイツチ回路で
    3分間印加した時の電圧および電流値を電圧検出
    回路および電流検出回路で検出し、A/Dコンバ
    ーターでデジタル値に変換したのちデータ処理装
    置によつてデータとして記録する方法をいう。〕 2 下記に定義した方法により測定される耐熱性
    0.210以下であるポリエステル組成物を用いる特
    許請求の範囲第1項記載のポリエステルフイルム
    の製造方法。 〔耐熱性とはポリマーを100mmHgの窒素減圧下
    でガラスアンプルに封入し、300℃で4時間加熱
    処理した時の固有粘変化を測定し加熱処理による
    固有粘度低下(△IV)で表示したものである。〕 3 特許請求の範囲第1項ないし第2項のいずれ
    かにおけるポリエステルフイルムを更に少なくと
    も1方向に1.1倍以上延伸するポリエステルフイ
    ルムの製造方法。
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