JPH0527515Y2 - - Google Patents

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JPH0527515Y2
JPH0527515Y2 JP9015986U JP9015986U JPH0527515Y2 JP H0527515 Y2 JPH0527515 Y2 JP H0527515Y2 JP 9015986 U JP9015986 U JP 9015986U JP 9015986 U JP9015986 U JP 9015986U JP H0527515 Y2 JPH0527515 Y2 JP H0527515Y2
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chloride resin
vinyl chloride
crushed
soft vinyl
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、タイルカーペツト、更に詳しく
は、パイル層の裏面に設ける裏打層の構造に関す
るものである。
〔従来の技術と問題点〕
タイルカーペツトの一般的な構造は、基布上に
パイルを植設したパイル層の裏面に所望肉厚の裏
打層を設けて形成されている。
ところで、タイルカーペツトには、敷設時に床
面形状に沿いやすく、温度変化に対する伸縮性が
少ないと共に、上下方向の加圧及び側面方向から
の圧力に対して強いという機能が要求され、これ
らの機能には裏打層が大きく関与している。
裏打層の一般的な材質として塩化ビニル樹脂、
特に前記機能の要求を満たすために軟質塩化ビニ
ル樹脂が使用されている。
ところで、軟質塩化ビニル樹脂の単用は、床面
に沿いやすく弾力性に富むという効果はあるが、
逆に上下からの加圧及び側面方向からの圧力に対
して強度的に弱く、温度変化に対する伸縮性が大
きいと共に、材料コストも高くつくという問題が
ある。
この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたものであり、上下の加圧や側面方向か
らの圧力に対して強く、伸縮性も少ないと共に、
コストダウンを図ることができるタイルカーペツ
トを提供することが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記のような問題点を解決するため、この考案
は、パイル層の裏面に設けた裏打層を、軟質塩化
ビニル樹脂内に硬質塩化ビニル樹脂の粉砕物を混
合して形成した構造としたものである。
〔作用〕
軟質塩化ビニル樹脂に硬質塩化ビニル樹脂の粉
砕物を混合して形成した裏打層は、粉砕物間に軟
質樹脂が介在する断面構造になり、曲りが良いか
ら床面形状に沿うと共に、粉砕物により全体の硬
度が上り、伸縮性が少なく上下及び側面方向から
の圧力に対して強くなり、敷設時に浮上つたり継
目部分に隙間が生じるという不都合の発生がな
い。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
図示のように、タイルカーペツトは、基布1上
にループやカツト等のパイル2を植設したパイル
層3の裏面に裏打層4を設け、裏打層4の下面に
底シート5を重ね、例えば30cm角や50cm角に切断
して形成されている。
前記裏打層4は、軟質の塩化ビニル樹脂6内に
硬質塩化ビニル樹脂の粉砕物7を混合した材料を
用い、押出成形によりシート状に成形して形成さ
れている。
軟質の塩化ビニル樹脂6は、例えば軟質塩化ビ
ニル樹脂のパウダーに可塑剤としてDOPを1対
1で配合し、これに充填材として炭酸カルシウム
を加えた材料を用いて形成される。
また、粉砕物7は、硬質塩化ビニル樹脂製のフ
イルムを2〜3mm角程度の大きさに粉砕したもの
を用い、軟質塩化ビニル樹脂に対して30〜50%重
量程度の量を混合し、増量材の役目と硬度の向上
を図るようにする。
この粉砕物7は、硬質であるため、軟質塩化ビ
ニル樹脂6よりも融点が高く、溶融した軟質塩化
ビニル樹脂6に混合しても溶融することがないと
共に、再生品を利用することにより裏打層4の形
成に要するコスト低減を図ることができる。
粉砕物7を混合した軟質塩化ビニル樹脂6をノ
ズルから押出して例えば2〜3mm厚のシート状に
成形すると、フイルムの角形粉砕物7はシートの
流れ方向に面方向が沿うよう自然に整列し、丁度
粉砕物7がレンガ積のような状態で配置される。
従つて、裏打層4は、粉砕物7をつなぐ軟質の
塩化ビニル樹脂6により柔軟性を確保でき、床面
形状に対して沿いやすいと共に、硬質粉砕物7の
混入で硬度が増して伸縮性が少なくなり、しかも
上下及び側面方向からの耐圧性も向上し、敷設状
態において、浮上つたり継目に隙間が生じるとい
うようなことがなくなる。
なお、軟質の塩化ビニル樹脂6に対して混合す
る粉砕物7の材質は、硬度のあるものであればよ
いが、同質の粉砕物の方が表面に溶着性がよく、
品質性に好ましい。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、軟質塩化ビ
ニル樹脂内に同質の硬質粉砕物を混合して裏打層
を形成したので、以下に示す効果がある。
() 軟質塩化ビニル樹脂の硬度を増し、伸縮
性を少なくすると同時に上下及び側面方向から
の圧力に対する強度が向上し、敷設時に浮上つ
たり継目部分に隙間が生じるというようなこと
がなくなる。
() 軟質塩化ビニル樹脂の軟質性を生かすこ
とができ、床面形状に沿いやすいと共に、カー
ペツトに弾力性を確保できる。
() 粉砕物が増量材となり、再生物の利用に
より、タイルカーペツトのコストダウンを図る
ことができる。
() 同質樹脂の混合により、相互の接着性が
良くなり、曲げや圧力に対して層に剥離が生じ
るというようなことがない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るタイルカーペツトの縦断
面図である。 1……基布、2……パイル、3……パイル層、
4……裏打層、6……軟質塩化ビニル樹脂、7…
…硬質塩化ビニル樹脂の粉砕物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パイル層の裏面に設けた裏打層を、軟質塩化
    ビニル樹脂内に硬質塩化ビニル樹脂の粉砕物を
    混合して形成したタイルカーペツト。 (2) 粉砕物が硬質塩化ビニル樹脂のフイルムを2
    〜3mm角に粉砕して形成され、この粉砕物を軟
    質塩化ビニル樹脂に対し、30〜50%重量を混合
    した実用新案登録請求の範囲第1項に記載のタ
    イルカーペツト。
JP9015986U 1986-06-12 1986-06-12 Expired - Lifetime JPH0527515Y2 (ja)

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JPS62203291U JPS62203291U (ja) 1987-12-25
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JP4659365B2 (ja) * 2004-01-07 2011-03-30 株式会社トーワ 敷きマット

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