JPS6058347B2 - タイルカ−ペツト - Google Patents

タイルカ−ペツト

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Publication number
JPS6058347B2
JPS6058347B2 JP9190280A JP9190280A JPS6058347B2 JP S6058347 B2 JPS6058347 B2 JP S6058347B2 JP 9190280 A JP9190280 A JP 9190280A JP 9190280 A JP9190280 A JP 9190280A JP S6058347 B2 JPS6058347 B2 JP S6058347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
carpet
plastic resin
weight
backing material
Prior art date
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Expired
Application number
JP9190280A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5719465A (en
Inventor
重夫 岸
一秀 末益
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIGASHI KAGAKU KK
Original Assignee
HIGASHI KAGAKU KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS6058347B2 publication Critical patent/JPS6058347B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タブゼットカーペット、ウールトンカーペッ
ト、ニードルパンチフェルトカーペット等を30〜10
0cm角の方形に、或は90×180C71iの畳状の
矩形に裁断し、その複数枚を互に裁断面を突き合わせて
使用するタイルカーペットに関するものである。
タイルカーペットの施工は、床面への接着又は置敷によ
り行われるが、施工や取替手間を考慮するとき、床面に
接着することなく、置敷施工することが望ましい。
ただ、繊維構造物としてのカーペットは、柔軟且つ軽量
であり、又、寸法安定性を欠くため、その裁断片をタイ
ルカーペットとして置敷施工するとき、使用による足任
擦過を受けてずれ移動し、温湿度の影響を受けて周辺か
らの反り返り変形を生じ易い。
このため、特公昭54−26090号、特開昭54一1
25829号、特開昭54−152017号、実開昭M
一169183号等に開示される如く、カーペットの裏
面に合成樹脂やアスファルトによる重厚な裏打層を積層
する試みがなされているが、合成樹脂やアスファルトは
材質的に柔軟且つ軽量であり、又、塑性変形し易く、特
にアスファルトは夏期の熱気により室内に悪臭を充満さ
せ、或は可燃性物質として特別な防火処理を必要とする
等、必すしも満足な結果が得られていない。
本発明は、これらの問題を解決し、置敷施工に適したタ
イルカーペット4を経済的に提供するものであり、カー
ペット表面材1の裏面に、セメント、無機質粉粒物、可
塑性樹脂エマルジョン(可塑性樹脂ラテックスを含む)
を主材とする組成物で形成された裏基材2を、接着剤3
によつて貼り合わせて一体化することを要旨とするもの
である。
表面材としてのカーペットには、タブゼットカーペット
、ウールトンカーペット等のパイル布帛やニードルパン
チフェルトカーペットの如き不織布が成布直後の原反の
形態で、或は、裏打糊剤、発泡シート、二次裏布等によ
り裏打処理のされた形態で使用される。
セメントには、一型焼石こう、三厘焼石こう、半水石こ
うの如く水和反応より硬化形成する石こう類を配合して
使用することができる。
無機質粉粒物には主として砂を用いるが、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、或は鉛粉等を用いることもできる。
又、可塑性樹脂エマルジョンないしはラテックスとして
は、スチレンブタジエン共重合体ラテックス、その他の
合成又は天然ゴムラテックス、酢酸ビニルエマルジョン
、エチレン酢酸ビニル共重合体エマルジョン等が使用さ
れる。これらを主材とする組成物は、セメントの水和反
応に適量の水を配合し、セメントと無機質粉粒物(骨材
)とを混合して後、水及び可塑性樹脂エマルジョンない
しはラテックスを配合して調製し、離形性基台上に塗布
積層し、セメントの水和反応と余剰の水の発散によつて
裏基材を形成する。
裏基材とカーペット表面材との接着は、有機溶剤に樹脂
を溶解した溶剤タイプの接着剤により、更に好ましくは
、ポリウレタン樹脂によることが望ましく、そのウレタ
ン成分に水又はフレオンを発泡剤として添加し発泡させ
て裏基材と表面材との間に積層するとき、接着剤は発泡
により増容され、裏基材及び表面材の塗布面に生じた僅
かな凹凸を充填し、又、ウレタン成分の−0H基を有す
るポリエステル又はポリエーテルと−NCO基を有する
トリレン●ジイソシアネートやジフェニルメタン・ジイ
ソシアネート等とのアミン系又は金属系触媒によるウレ
タン反応により乾燥機等の重設備を要することなく技術
的にも経済的にも効率.的に両者を一体化することがで
きる。
かくして、裏基材への無機質骨材の配合によつてずれ移
動を回避するに必要な自重が付与され、可塑性樹脂の配
合によつて起状のある床面に対しても密着しうる可撓性
のある形状及び寸法安定性.に優れたタイルカーペット
を得ることができる。
即ち、本発明によると、無機質骨材は従来のカーペット
裏打樹脂体に配合される無機質充填剤の如く、樹脂体の
中にあつて個々の粉粒物として分離された形態に存在す
るのではなく、セメントに−よつて連結されて肥大化し
て複雑に曲折起状する多孔質砕石状ないしは粒塊状の立
体構造を成し、相互に嵌合係絡して存在するものと考え
られ、その肥大化した無機質粒塊の嵌合係絡が可塑性樹
脂の塑性変形を規制して形状及び寸法安定性をもたらし
、他方、可塑性樹脂が無機質粒塊の嵌合隙間を充填して
それらの間に一種の滑剤の如く使用して可撓性をもたら
し、これらセメントと無機質粒粉物とで形成される無機
質粒塊と可塑性樹脂との相互に他を補完する相乗作用に
よつて可撓性と形状及び寸法安定性とに優れたタイルカ
ーペットが形成されるものと考えられる。従つて、裏基
材の組成物の調製に当つては、可塑性樹脂エマルジョン
ないしはラテックス中にセメントと無機質粉粒物とを別
々に配合することは適当でなく、セメントと無機質粉粒
物とを好ましくは水を加えつつ混合して後、エマルジョ
ンないしはラテックスを配合することが肝要である。
又、これらの配合比率も本発明を効果的に実施する上で
重要であり、セメントと無機質粉粒物(砂)との混合重
量部を100とするとき、エマルジョンないしはラテッ
クスの樹脂固形分重量部を5〜301好ましくは10〜
20にすることが望ましく、樹脂固形分が5重量部以下
とするときは裏基材が脆弱化して床面に密着させるため
の可撓性に欠き、3喧量部とするときは可塑性樹脂中に
セメントと無機質粉粒物とによる粒塊相互の嵌合係絡が
不十分になり、又、裏基材を高重量化する上でも適切で
ない。かかる配合比率が維持する限りにおいて、炭酸ソ
ーダ、硅酸ソーダ等のセメント急結剤やセメント水和反
応促進剤等を裏基材の組成物に適宜配合することができ
、更に、若干量のゴム粉粒の如き高分子弾性粉粒物を配
合して裏基材の可撓性を調整して好ましい弾性を付与す
ることもできる。
以上により明らかな如く、本発明に係るタイルカーペッ
トは、1 セメントと無機質粉粒物との結合体(粒塊)
と可塑性樹脂との相乗作用によつて床面への密着性ない
しは可撓性と形状及び寸法安定性に優れ、使用中も足圧
擦過による反り返り、その他保管中の変形等がない。
2裏基材に高比重で安価なセメント及び無機質粉粒物(
砂)を高比率で配合するのて原料コストの低減が図られ
、自重による置敷施工性及び防火性を有し、水洗による
吸湿その他による経時変化を生じない。
3 カーペット表面材への裏基材の積層一体化は、カー
ペット裏面に直接裏基材の組成物を塗布するのではなく
、予め均一厚さに調製された裏基材を接着剤により接着
して行われるので、積層過程において形状安定性に欠け
るカーペット表面材が裏基材の重圧によつて変形するこ
となく、均一厚さに積層される。
等の効用を有する。
尚、かかる効用は、タイルカーペットの裏面、即ち、裏
基材の下面に商業上必要とされる紙、不織布、プラスチ
ックフィルム等の装飾被膜を積層するとしても左右され
ず、それによつて本発明の技術的範囲が減縮されない。
次に実施例により本発明を具体的に説明する。実施例1
ボルトランドセメント10鍾量部と珪砂5号300重量
部とを混合し、これに水1暉量部とエチレン酢酸ビニル
共重合体エマルジョン11鍾量部(エチレンと酢酸ビニ
ルとの比率が田対82で樹脂固形分55重量%)とを混
練しつつ配合し、その混練物を深さ5m/mの型枠に流
し込み、常温の下で24時間放置して厚さ5Tr1,/
mの均一厚さの裏基材2を作成した。次いで、ポリオキ
シプロピレングリコール7鍾量部とトリオールポリエー
テル25重量部との混合物と水1.5重量部とトリエチ
レンジアミン0.5重量部とから成る混合物及びトリレ
ンジイソシアネート3踵量部とを混合して発泡させ、こ
の発泡組成物3をタフテツドカーペツト11の裏面に厚
さ2m/mのフォームバック12したカーペット表面材
1の裏面に200y/イ塗布し、直ちに前記の裏基材2
に貼り合わせ、常温の下で丘時間放置してタイルカーペ
ット4を得た。
実施例2 ポリエーテル10鍾量部、モカ10重量部、トリエチレ
ンジアミン0.5重量部、フレオンNO.ll、10重
量部及びクルドROl(インデックス125)125重
量部を混合して発泡させ、二次裏布で裏打したタフテツ
ドカーペツトの裏面に200y/dの割合で塗布し、こ
れを直ちに実施例1による裏基材に貼り合わせ、常温の
下で1紛間放置してタイルカーペットを得た。
上記実施例1及び2りよるタイルカーペットは可撓性を
有し、これらを突き合せて床面に置敷施工して使用した
が、使用中のずれ移動は生じなかつた。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係るタイルカーペットの斜視図である。 1・・・・・・カーペット表面材、2・・・・・・裏基
材、3・・・・・接着剤、11・・・・・・タフテツド
カーペツト、12・・フォームバック、4・・・・・・
タイルカーペット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カーペット表面材の裏面に、セメント(焼石膏を配
    合したセメント、半水石膏を配合したセメント、及び焼
    石膏と半水石膏とを配合したセメントを含む)と無機質
    粉粒物と可塑性樹脂エマルジョン(可塑性樹脂ラテック
    スを含む)とを主材とし必要に応じゴム粉粒の如き高分
    子弾性粉粒物やセメント急結剤等を配合した組成物で形
    成された裏基材を、接着剤によつて貼り合わせて一体化
    したことを特徴とするタイルカーペット。 2 前掲特許請求の範囲第1項記載の裏基材を形成する
    組成物は、セメントと無機質粉粒物とを合わせた重量部
    を100とするとき、可塑性樹脂エマルジョンの樹脂固
    形分の重量部が5〜30となる組成比率で組成されてい
    ること。
JP9190280A 1980-07-04 1980-07-04 タイルカ−ペツト Expired JPS6058347B2 (ja)

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JP9190280A JPS6058347B2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04 タイルカ−ペツト

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JPS5719465A JPS5719465A (en) 1982-02-01
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JP9190280A Expired JPS6058347B2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04 タイルカ−ペツト

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EP0560325B1 (en) * 1992-03-12 1999-01-20 Mitsubishi Yuka Badische Co., Ltd. Process for producing carpet

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EP0560325B1 (en) * 1992-03-12 1999-01-20 Mitsubishi Yuka Badische Co., Ltd. Process for producing carpet

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JPS5719465A (en) 1982-02-01

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