JPH074009A - 二重床 - Google Patents

二重床

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JPH074009A
JPH074009A JP15796893A JP15796893A JPH074009A JP H074009 A JPH074009 A JP H074009A JP 15796893 A JP15796893 A JP 15796893A JP 15796893 A JP15796893 A JP 15796893A JP H074009 A JPH074009 A JP H074009A
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JP
Japan
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base
floor
double floor
soft
double
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Pending
Application number
JP15796893A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Yoshimoto
多嘉雄 吉本
Yoshio Inoue
善男 井上
Seiji Endo
誠治 遠藤
Osamu Yoshikawa
治 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toli Corp
Original Assignee
Toli Corp
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Publication date
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Publication of JPH074009A publication Critical patent/JPH074009A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本願発明は、不陸に対応し、耐荷重性が高い
置き式型二重床を提供する。 【構成】 一定の厚さを有する矩形または正方形の軟質
樹脂の床下地面側に貫通部が設けられるとともに、該軟
質樹脂基台の表面に基台より硬い表面板が複数枚貼着し
たことを特徴とする二重床。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は置敷き用二重床に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来よりオフィスビルに床下配線・配管可
床材として二重床が広く使用されてきている。二重床に
は脚の高さ調整型と高さ非調整型(置き敷き型)があ
る。高さ調整としては実公平2−181714号公報が
公知であり、四隅に脚部を一体に有する小パネル片を連
接して単位の集合体を形成し、該集合体表面にタイルカ
ーペット(TCP)等の比較的柔らかい床仕上げ材を貼
着した床パネルが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
-2- 高さ調整型は二重床間のレベルを同一にすることが出来
るが、その脚の長さ調整に多大の労力を要するという欠
点があった。
【0004】ところで不陸に対応するには、床材の材質
を軟質にすることが考えられるが、二重床の場合、単に
全体の材質を軟らかくするだけでは、二重床の上に重量
物を載せた場合荷重に耐えられず、天板が内側に曲がっ
て変形するか、破壊され使用に耐えられなかった。
【0005】一方二重床全体を硬く仕上げた場合は耐荷
重性は良くなるが、「図4」の断面図に示されるように
床下地Gに不陸があると表面1が不陸に対応せず二重床
2間の目地3で段差が生じたり、二重床端部を踏むとグ
ラグラと上下に動くいわゆるシーソー状になり危険であ
った。更に、対衝撃性が低く破壊されやすかった。
【0006】実公平2−181714号公報でも不陸に
対する対応が不充分であり、また耐荷重性も不満足であ
った。
【0007】
【問題点を解決する手段】本願発明は、上記問題点、即
ち、床下地の多少の不陸があっても二重床を構成する単
位間のレベルを同一に仕上げることができ、置敷可能で
あり、又汚れ性等において優れた二重床を提供するもの
で、一定の厚さを有する矩形または正方形の軟質樹脂板
の床下地面側に貫通部が設けられるとともに、該軟質樹
脂基台の表面に硬質表面板が貼着されたことを特徴とす
る二重床をその要旨とし、基台により不陸になじむとと
もに、硬質表面板により耐荷重性が得られることを技術
思想としている。
【0008】とくに望ましい構成としては、一定の厚さ
を有する矩形または正方形の軟質樹脂小単位の床下地面
側に貫通部が設けられ、小単位が反復されて基台が形成
さ -3- れ、該小単位位置に対応して小単位境界に目地を設けて
基台表面に基台より硬い硬質表面板を貼着したことを特
徴とする二重床が示される。
【0009】以下図面に基づいて説明する。「図1」は
本願発明二重床の断面図である。4は好ましくは10〜
50mmの一定厚さの軟質樹脂からなる小単位であり、
軟質樹脂は荷重がかかると曲がることができる可撓性を
有する意味である。小単位は軟質または半硬質ポリ塩化
ビニル(PVC)、ポリウレタン、エチレン−酢酸、ビ
ニルコポリマー、非晶質ポリα−オレフィン(APA
O)、ポリプロピレン、ポリエチレン、合成ゴム、天然
ゴム等の樹脂、もしくはこれらの混合物が好適である。
基台を構成する材料としては、TCP等の粉砕くず等も
利用することができ、リサイクルに有利である。
【0010】小単位は床下地面Gから、硬質表面板5と
が接する面まで、一定厚さで1辺が好ましくは5〜50
cmの矩形または正方形に形成される。
【0011】小単位の床下地側に1個または複数個の貫
通部6が設けられる。貫通部が1個の時は小単位中心に
設けられる。貫通部は柱状脚部間、またはアーチ状に形
成される。貫通部の高さは好ましくは5〜30mmであ
る。本願発明において、この貫通部内に配線、配管を施
すことができる。貫通部がアーチ状である場合はさらに
大きい耐荷重性が得られる。
【0012】本願で述べる小単位は硬質表面板以外の部
分を指し、主にプラスチック、ゴム等を主成分とする軟
質組成物、例えば、EVA,軟質・半硬質PVC、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、合成ゴム、天然ゴム等を主
成分とする樹脂によって成形される。 -4- また上記軟質基台またはおよび硬質表面板側面に雄実、
雌実構造を付与することにより、二重床同士を篏合施工
することができる。
【0013】上記の通り本願発明において、小単位を縦
方向、横方向に反復して形成し、軟質樹脂基台を得るこ
とができる。なお軟質樹脂基台は別に小単位を反復形成
することなく、比較的大きい均一厚の板状体の床下地側
に配線溝を設けた構成でもよい。
【0014】基台下地接地面は平滑であっても良いが、
さらに二重床の不陸対応性能を向上させるため、凹凸7
が付与されるのが望ましい。
【0015】基台の表面には分離した複数枚の表面板
5、5’が貼着される。表面板は目地を設けて適宜基台
上に形成しても良いが、この時表面板は目地部分が貫通
部の直上以外の位置にくるように貼着されるのが耐荷重
性の点から望ましい。
【0016】硬質表面板は、鋼板、天然木、ゴム、ポリ
マーセメント、天然石、陶器、各種プラスチックが例示
される。本願発明において硬質表面板は基台よりも硬
い。
【0017】本願発明における硬質表面板はJISA5
705のへこみ試験方法で(温度20℃供試品厚み2m
m)0〜0.5mmが好適であり、一方軟質樹脂基台は
0.2〜1.5mmが好適である。
【0018】目地部分8、8’の形状と一致して基台に
目地溝9、9’を形成してもよい。該溝は通常0.1〜
7mm幅であり溝を形成することにより、二重床さらに
可撓性を付与することができる。
【0019】硬質表面板の目地8、8’の直下にも基台
の床下地側から細溝10、10’を -5- 設けるのが好ましい。基台の小単位の境界には目地状溝
9、9’が形成されている。該溝は深さが通常0.5〜
5mmであり溝を設けることにより、床パネルに可撓性
を付与することができる。硬質表面板の目地部分更にも
と台の目地条項ともと台の床下地側よりの細溝によっ
て、肉薄になった境界11、11’により、二重床の可
撓性は更に向上する。
【0020】また基台および硬質表面板に雄実、雌実構
造付与することにより、二重床同士を噛合施工すること
ができる。
【0021】硬質表面板は1辺が30cm以下が好まし
く、さらに好ましくは1〜20cmの正方形または矩形
である。硬質表面板自身が装飾材となりうるものであっ
てもよく、またその表面板に装飾層、耐摩耗層または防
汚層等を施してもよい。さらにノンスリップ性や意匠性
を向上させるため、表面にエンボスを付与してもよい。
【0022】本願発明において、上記二重床を縦方向、
および横方向に複数個繰返し形成することにより、床面
下に配線あるいは配管可能な床面が形成される。
【0023】本願発明において、軟質樹脂基台表面に基
台より硬い硬質表面板を被覆することにより、二重床に
負荷がかかっても、二重床の天板部分が歪むことはない
ので、平滑な床面が得られる。
【0024】「図2」は本願発明の一部切欠いた二重床
平面図である。基台13上部には目地状溝9が形成され
ており、目地状溝を含む目地部分は小単位4の境界に形
成される。
【0025】 -6- 基台表面の目地状溝間には、硬質表面板5が貼着され
る。硬質表面板の1辺が30cm以下の正方形または矩
形が好ましく、さらに好ましくは一辺が1〜20cmで
あって、硬質表面板の一辺の長さが小さいほど、本願発
明二重床15の可撓性が向上されて、不陸対応性が向上
する。
【0026】軟質基台表面には、硬質表面板が貼着され
ているので、硬質表面板により耐荷重性が向上する。所
望により、硬質表面板表面にTCP等の床仕上げ材が貼
着される。
【0027】基台13’の下方では貫通部6が設けら
れ、貫通部には配線14が通される。
【0028】本願二重床15に連接される二重床15’
を置き敷き施工することにより床面16が完成する。
【0029】「図3」は本願発明二重床施工状態の断面
図であり、不陸のある下地G上にアーチ状貫通部6を設
けた軟質基台12の表面に複数枚の硬質表面板5、5’
を貼着した二重床が連接される。表面板は目地部分8、
8’によって分離され可撓性が得られる。
【0030】このような軟質樹脂基台と硬質表面板の積
層体からなる二重床15は不陸に非常になじみやすく、
この二重床を連接して得られた床面16は可撓性が高く
地面の形状に即した状態で、床下地に対応し、がたつか
ない。
【0031】
【発明の作用】軟質樹脂よりなる基台表面に、分離した
硬質表面板を複数枚貼着し、とくに基台を形成する小単
位間に目地溝を設けたり、肉薄部を形成することにより
可撓性のある不陸対応性の優れた二重床が得られ、荷重
がかかっても硬質表面板により二重床表面が歪むことが
防止される。 -7-
【0032】
【実施例】組成物Aからなる数種のカラーチップ混合物
を形成してなる硬質表面板(98×98mm)を作成し
た。
【0033】組成物A PVC(P=1000) 100重量部 DOP 10重量部 安定剤 3重量部 充填剤 30重量部 顔料 適量
【0034】次に組成物Bの軟質樹脂で形成された1辺
100mm厚さ40mmの正方形の下地面側に巾20m
m高さ25mmの配線用貫通部2個形成した小単位を縦
方向、横方向に5個づつ反復形成した基台を得た。
【0035】組成物B PVC(P=1000) 100重量部 DOP 70重量部 安定剤 3重量部 充填剤 150重量部 顔料 適量
【0036】上記小単位境界の表面側に幅2mm深さ1
mmの目地状溝が設けられ、一方目地状溝の直下に床下
地側から3mm幅で10mmの深さの細溝が形成され、
目地状溝の下は薄肉部となった。
【0037】この基台上に目地部分を除いて上記硬質表
面板を貼着して本願発明の二重床を -8- 得た。
【0038】得られた二重床は床下地不陸面にも良く追
随し、置敷き可能であり、軟質下駄を使用しているので
クッション性にも優れ、耐圧性も良い優れた二重床であ
った。
【0039】
【発明の効果】二重床が不陸に対応することにより、二
重床表面が平滑であった。さらに荷重に対し、変形また
は破壊されることはなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願二重床の断面図である。
【図2】 二重床の一部切欠いた平面図である。
【図3】 二重床施工状態の断面図である。
【図4】 従来の二重床の断面図である。
【符号の簡単な説明】
4・・・小単位 5、5’・・・硬質表面板 6・・・貫通部
15、15’・・・二重床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 治 兵庫県伊丹市東有岡5丁目125番地 東リ 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の厚さを有する軟質樹脂基台の床下
    地面側に貫通部が設けられるとともに、該軟質樹脂基台
    の表面に分離された硬質表面板が複数枚貼着されたこと
    を特徴とする二重床。
  2. 【請求項2】 隣接する表面板の目地部分に一致した目
    地状溝が基台表面に設けられた請求項1の二重床。
  3. 【請求項3】 隣接する表面板の目地部分直下の基台が
    肉厚である請求項1または請求項2の二重床。
  4. 【請求項4】 一定の厚さを有する矩形または正方形の
    軟質樹脂小単位の床下地面側に貫通部が設けられ、小単
    位が反復されて基台が形成され、該小単位位置に対応し
    て小単位境界に目地を設けて基台表面に硬質表面板を貼
    着したことを特徴とする二重床。
JP15796893A 1993-06-02 1993-06-02 二重床 Pending JPH074009A (ja)

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JP15796893A JPH074009A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 二重床

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