JP3008852U - 嵌合タイル - Google Patents

嵌合タイル

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JP3008852U
JP3008852U JP1994007931U JP793194U JP3008852U JP 3008852 U JP3008852 U JP 3008852U JP 1994007931 U JP1994007931 U JP 1994007931U JP 793194 U JP793194 U JP 793194U JP 3008852 U JP3008852 U JP 3008852U
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Japan
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tile
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JP1994007931U
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Inventor
多嘉雄 吉本
誠治 遠藤
治 吉川
Original Assignee
東リ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 意匠性が優れ、施工後のおさまり性のよい嵌
合タイルを提供する。 【構成】 正方形または矩形のタイル基板の周縁部が露
出し、タイル基板の少なくとも2に嵌合凹部と嵌合凸部
が形成され、嵌合凹部先端よりも内側に盛上り模様部分
が形成された嵌合タイルと、この嵌合タイルの嵌合凹部
と嵌合凸部が嵌合されて連接された床材の構成により、
不陸があっても、嵌合タイル目地部分が蹴り上げられる
ことはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は意匠性の高い床用に適した嵌合タイルに関する。
【0002】
【従来技術】
従来より特開平5−331997号公報に示されるようなロッキングタイルは 公知である。同公報中には外周部に凸出部および/または凹入部を有し嵌め込 んで使用されること、およびロッキングタイルの表面に目地溝を切刻すること が開示されている。
【0003】
【考案が解決すべき課題】
しかし「図8」の従来のロッキングタイルの平面図で示される平板なロッキン グタイル1を施工しても以下に述べる欠点があった。 不陸があると嵌合部分、凸部2、凹部2’において、「図8」のタイルの断面 図である「図9」に示されるようにタイル1の目地部分3が目立つ上段差が生 じ、好ましくなかった。 即ち目地模様部分で嵌合するため、その嵌合部が目立ち、意匠性を著しく損ね た。また均一厚さの平板同士を嵌合させるため、下地の不陸またはタイル同士 の厚み差等により嵌合部に段差が生じた。この結果施工後、タイルの仕上り が、非常に見苦しくなり、またタイルの上を人が歩行した場合、段差部で引っ かかり、つんのめったりタイルを蹴り上げて破損する等の欠点があった。
【0004】
【問題を解決するための手段】
本考案の目的は、施工性が良く、意匠性、歩行性が改善された床材を提供する にある。本願は模様部分よりも低い位置のタイル基板に嵌合部を設けることに より、目的を達することが出来ることを見い出したもので、正方形または矩形 のタイル基板の周縁部が露出し、タイル基板の少なくとも2辺に嵌合凹部と嵌 合凸部が形成され、嵌合凹部先端よりも内側に盛上り模様部分が形成されてい る嵌合床タイル、をその要旨とする。
【0005】 「図1」は本願考案嵌合床タイルの断面図であり、「図2」は同床タイルの平 面図である。 4はタイル基板であり、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、スチレン樹脂、合 成ゴム、ポリウレタン等の合成樹脂が好適である。他に木板、無機質板状体で あっても差し支えない。 タイル基板は通常のプラスチックタイルに使用される材料を使用するのが好適 で、床下地の不陸に対応する為若干の可撓性を有する方が望ましい。 また各種PVC床材や樹脂で裏打ちされたタイルカーペットの使用済品や製造 失敗品の粉砕物を混練圧延したものも使用できる。 タイル基板は1辺が好ましくは25〜80cmの正方形または長方形であり、 厚さは1.5〜20mmが好適である。
【0006】 タイル基板周縁の少なくとも2辺に嵌合凹部5と嵌合凸部5’が形成されてい る。上記凹部および凸部はタイル基板周縁の3辺または4辺であってよい。 嵌合凹部および嵌合凸部はタイル基板の端縁6から5〜10mmの深さhを有 することが望ましい。 嵌合部分は「図2」の凹部5および凸部5’に示されるように直角に切り込ん だまたは突出した部分の他、斜めに切り込みを入れるか、「図3」の嵌合部分 7のような半円形、および「図4」の嵌合部分8の波形に示されるように嵌合 凹部嵌合凸部を形成してもよい。 互いに隣接する嵌合部の露出したタイル基板部分はタイルの目地部分を形成し ている。
【0007】 「図1」「図2」においてタイル基板の嵌合凹部よりも内側の位置に盛上り模 様部分(以下模様部分という)9が形成される。模様部分の厚さは0.5〜8 mmが好ましい。 なお嵌合タイル全体の厚さは2〜50mmが望ましく2mm未満では嵌合部分 の強度が不足であり、50mmを越えるとタイルが重くなりすぎて取扱い性が 悪くなる。 模様部分とタイル基板周縁の間は、タイル基板の表面がそのまま残され、本願 タイル状床材が嵌合されて施工された時に目地を形成する。
【0008】 盛上り模様は任意の模様でよいが、特に好ましくは「図1」、「図2」に示さ れる小タイル片状の模様である。 タイル小片状の模様部9a、9b、9c、9dの中間の嵌合凹部と嵌合凸部を 結ぶ位置にはそのままタイル基板が残され、化粧目地模様10が形成される。
【0009】 かくて本願床タイル11には比較的高い部分である模様部分表面と、比較的低 い部分である目地模様のタイル基板とが得られ、明瞭な立体感が得られる。 模様部分、タイル基板は各々単層であっても、また積層体によって構成されて もよく、その表面が平滑であっても、任意のエンボスが施されていてもよい。 またタイル基板の裏面にエンボスが施されてもよい。
【0010】 「図5」は本願タイルの他の実施態様の平面図であり、基材4上の嵌合凹部 12よりも内側に小タイル片模様が縦横に複数列並べられた状態が模様部分 13が形成され、模様部分間に化粧目地状の基材露出部分14が形成されてい る。 基材4は正方形に形成されており、1対の辺の中央には各々嵌合凹部12と嵌 合凸部12’が形成されいている。 嵌合凹部12および嵌合凸部12’は斜めに切り込みを入れて形成される。 このようにして本願考案嵌合タイル15が得られる。
【0011】 また「図6」の嵌合タイル平面図に示されるように、基材4の内側に分割され ない平板状の模様部分16が形成された嵌合タイル17が得られる。
【0012】 「図7」は「図2」の嵌合タイルを敷設した床材の平面図であり、嵌合凹部と 凸部が嵌合した状態の床タイル単位の集合体である床材18が得られる。 本願床材において、タイル基板4の表面は模様部分9の表面より低くなるよう に設計されており、タイル基材端縁の嵌合凹部と同凸部を嵌合させることによ り、だれにでも簡単確実に床材を施工できる。
【0013】 また、タイルの端縁にのみ目地部分としてのタイル基板表面が露出している場 合もあるし、さらに加えて、タイル内側に模様部分と模様部分の間の嵌合凹部 嵌合凸部間に化粧目地溝に相当するタイル基材露出部分10が形成されてもよ い。
【0014】 上記床材において嵌合凹部と嵌合凸部が嵌合された目地部分19は2〜30 mmの巾が望ましい。目地部巾が2mm未満であるとすると、実質的に嵌合凹 部、および嵌合凸部が形成されず好ましくない。 また、目地部巾が30mmを越えると、巾が広過ぎて意匠性が悪くなり、また 不陸をひろって嵌合部が蹴り上げられる恐れが増し、好ましくない。
【0015】
【作用】
本願考案ではより低い位置のタイル周縁部分に嵌合部を設け、より高い位置の 模様部分には嵌合部がないので嵌合部が目立たず意匠性が向上し、嵌合部で多 少段差が生じても、床材の歩行者がタイルを蹴り上げることがない。
【0016】
【考案の効果】
タイル単位の嵌合部が目立たず意匠性が向上した。 不陸の多少ある床下地に施工しても、目地がより低い凹部に設けられてお り、段差が生じず、美観も良く、つんのめることも、タイル単位を蹴り上げ ることもなく、おさまり性が良好であった。 タイル単位を嵌合するだけで良いので施工性は良好であった。
【図面の簡単な説明】
「図1」・・・・嵌合床タイルの断面図。 「図2」・・・・嵌合床タイルの平面図。 「図3」・・・・嵌合部分の平面図。 「図4」・・・・嵌合部分の平面図。 「図5」・・・・本願嵌合床タイルの他の実施態様の平面
図。 「図6」・・・・模様部分が分割されない嵌合床タイル。 「図7」・・・・「図2」の嵌合タイルを敷設した床材。 「図8」・・・・従来のインターロッキング床材平面図。 「図9」・・・・従来のインターロッキング床材断面図。
【符号の説明】
4・・・・基板 9・・・・・盛上り模様部分 5、12・・・
・嵌合凹部 5’、12’・・・・嵌合凹部 9、15・・・・嵌合床タイ
ル 18・・・・床材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正方形または矩形のタイル基板の周縁部
    が露出し、タイル基板の少なくとも2辺に嵌合凹部と嵌
    合凸部が形成され、嵌合凹部先端よりも内側に盛上り模
    様部分が形成されたことを特徴とする嵌合タイル。
  2. 【請求項2】 タイル基板の周縁部の4辺に2ヶ所ずつ
    の嵌合凹部と嵌合凸部が形成された請求項1の嵌合タイ
    ル。
  3. 【請求項3】 盛上り模様部分がタイル小片状であっ
    て、タイル小片間が化粧目地状に間隔があけられた請求
    項1の嵌合タイル。
  4. 【請求項4】 盛上り模様部分が分割されない平板状で
    ある請求項1の嵌合タイル。
  5. 【請求項5】 タイルの全厚さが2〜50mmである請
    求項1〜4の嵌合タイル。
  6. 【請求項6】 互いに隣接する請求項1の床タイルの嵌
    合凹部と嵌合凸部が嵌合されて、敷設された床材。
  7. 【請求項7】 嵌合凹部と嵌合凸部が嵌合されて形成さ
    れた目地部分が2〜30mmの巾である請求項2の床
    材。
JP1994007931U 1994-06-09 1994-06-09 嵌合タイル Expired - Lifetime JP3008852U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3402851B2 (ja) 1995-06-16 2003-05-06 広利 増田 道路等における境界ブロック及び施工方法
KR100767417B1 (ko) * 2000-11-28 2007-10-17 엘지전자 주식회사 탄소 나노튜브 전계 방출 소자 및 그 제조 방법

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