JPH1181208A - 敷石材 - Google Patents

敷石材

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JPH1181208A
JPH1181208A JP24522997A JP24522997A JPH1181208A JP H1181208 A JPH1181208 A JP H1181208A JP 24522997 A JP24522997 A JP 24522997A JP 24522997 A JP24522997 A JP 24522997A JP H1181208 A JPH1181208 A JP H1181208A
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JP
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stone
joint
paving
stone material
porous rubber
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JP24522997A
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Takaaki Hashida
隆明 橋田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】目地の施工が不要であり、湾曲等する路面等に
対しても容易に敷設可能な敷石材を提供する。 【解決手段】自然石を矩形板状に切り出し加工した石材
11と、廃ゴム及び廃プラスチックから作製した多孔質
ゴム材20とからなり、多孔質ゴム材20は、石材11
の裏面全域に積層した下地様部分21と、石材10の相
平向する二組の側面の内、各一方に積層したL字状の目
地様部分22とに区分される。石材11の表面及び残り
の二側面は外部に露出する。目地様部分22を、互いに
隣接する各敷石材10間に挟持して弾性的に圧縮変形さ
せることにより、敷石材10は湾曲面に沿っても密に敷
設することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は敷石材、特に床や路
面等に敷設・舗設する敷石材に関する。
【0002】
【従来の技術】石材を床等に敷設する石張り施工には、
無目地張りと目地取りの二通りあるが、無目地とする場
合、各石材を正確に密着させる必要があり、施工上及び
加工上に困難が伴い、コストも高騰するため、例えば大
板の大理石張りによって外観を豪華にする等の特殊な場
合を除き、専ら目地取りが採用され、目地によって石材
の寸法誤差を吸収するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、目地に
モルタル等を充填して目地止めする作業は非常に面倒で
ある。
【0004】また、舗石材を路面等に無目地で密に舗設
する場合、水平面に対しては特に問題は生じないが、雨
水を流下させるためあるいは自然の形状をそのまま活か
すため等により、湾曲等する路面に対しては、舗石材間
に見苦しい隙間が生じるため、目地無しでは適用するこ
ができない。
【0005】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、目地の施工が不要であ
り、湾曲等する路面等に対しても容易に敷設可能な敷石
材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る敷石材(以
下、本欄において「本敷石材」という。)は、石材と多
孔質ゴム材とを少なくとも当該石材の表面が露出するよ
うに一体化してなる敷材であって、前記多孔質ゴム材
が、前記石材の裏面に積層した下地様部分と、前記石材
の側面の少なくとも一部に積層した目地様部分とを含む
ことを特徴とする。なお、本敷石材の敷設対象面には床
や路面以外に壁も含まれる。
【0007】即ち、本敷石材では、石材の裏面及び少な
くとも一部の側面に多孔質ゴム材を接着剤等によって一
体に積層し、石材側部の多孔質ゴム材部分を隣接される
別個の敷石材との間を埋めるように位置させて、目地様
部分として石材の寸法誤差の吸収等を担持する目地様あ
るいは目地材様に機能させることができる。
【0008】また、路面等に水勾配のRあるいは緩やか
な凹凸等があっても、相隣接する各敷石材間で目地様部
分を僅かに押圧して弾性的に圧縮変形させることによ
り、上記Rや凹凸等に対しても本敷石材を隙間なく密に
敷設することができる。
【0009】なお、目地様部分は、石材側部に積層され
ていればよく、既述したように別個の敷石材間を埋める
ように位置された場合は目地材用に機能するものの、必
ず隣接敷石材間に位置させなければならないといった性
格の部分ではなく、その形状も自由である。
【0010】また、石材の表面、裏面及び側面は、かよ
うな各面を石材が備えていない例えば球形に近い非加工
の自然形状等の場合、上部、底部及び側部を意味するも
のとする。
【0011】石材裏面の多孔質ゴム材による下地様部分
は、本出願人等の出願に係る特開平9−53320号公
報に詳述される通り、表面は研磨される一方、裏面には
うねりや凹凸等が放置される等、不均一な石材厚を多孔
質ゴム層を付加して一定とする役割や歩行感を柔らげる
役割を果たす。
【0012】「多孔質ゴム材」は、上記公報に作製方法
と共に開示される多孔質ゴム(層)に相当するものであ
り、たとえば廃タイヤを機械的に破砕してタイヤ補強材
としての有機繊維コード、金属コード等を除去した後の
破砕ゴム(平均最大流径0.2〜25mm(同公報図2
(a)参照))に結合剤((株)日本ポリウレタン社製
の商品名コロネード2011等)を混合し、次いで、そ
の破砕ゴムを、金型を用いて加熱、加圧して成型した所
要寸法の圧縮成型体にて構成することができるものであ
り、通気性にすぐれた連続空孔を有するものである。な
お、本発明では、上記廃タイヤ等の加硫ゴム以外に、ペ
ットボトル、農業ビニール、プラスチック包材等、従来
専ら焼却処理されていた廃プラスチック類を原材料の少
なくとも一部とし、上記廃タイヤの場合と同様に、破
砕、結合剤の混合及び圧縮成型を経て作製したものをも
多孔質ゴム材に含む。
【0013】また、石材と多孔質ゴム材との一体化は所
要の接着剤以外に、上記公報にも記載されるように、破
砕ゴム・プラスチックの圧縮成型時において上記結合剤
を利用して行うこともできる。
【0014】目地様部分には、上記連続空孔によって透
水性が備わり、そのため特に屋外の舗石材として用いる
場合、雨水が表面に溜らない等の利点がある。
【0015】石材としては、自然石の他、インターロッ
キング・ブロック、舗石等のセメントの二次製品等が含
まれ、その形状としては矩形板状や直方体状等が一般的
であるが、特に限定されるものではなく、成型加工が容
易な多孔質ゴム材の目地様部分を所望する形状とするこ
とにより、本敷石材を例えばひょうたん形状、星形状、
十文字形状、多角形状等、石材のみでは困難な形状とす
ることができる。
【0016】本敷石材を屋外に敷設した場合、石油系廃
棄物からなる多孔質ゴム材は、長期的には地盤中のバク
テリア等によって分解され、アミノ酸化がなされ、残っ
た石材によって独特の石畳様の風合いを醸し出すことが
できる。バクテリア等の付着等を促進する所要の薬品を
多孔質ゴム材の作製工程中に混入したりあるいは作製後
に塗布することにより、上記分解を早めることも可能で
ある。
【0017】また、本敷石材は、床や路面等のみならず
壁面に用いることもできる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0019】図1は、本発明に係る敷石材10の一例を
示す斜視図である。敷石材10は、自然石を矩形板状に
切り出し加工した石材11と、廃ゴム及び廃プラスチッ
クから作製した多孔質ゴム材20とからなる矩形板状の
ものであり、多孔質ゴム材20は、石材11の裏面全域
に被覆・積層した下地様部分21と、石材10の相平向
する二組の側面の内、各一方に被覆・積層したL字状の
目地様部分22とに区分され、石材11の表面及び残り
の二側面は外部に露出する。
【0020】図2は、敷石材10を床や路面等に密に敷
設する際の配列パターンの例(イ)、(ロ)及び(ハ)
を示す平面図であり、かような石張り面は、石材11が
呈する自然石の色合いや模様及び目地様部分22の配列
パターンの他、目地様部分22の色彩を適宜選定するこ
とによって、人を和ませる外観とすることができ、更
に、目地様部分22に多種多様な色彩や模様のものが市
販されているビニールタイル(図示せず)を貼り付ける
ことによって、石材11との調和を図ったり、色彩等を
より豊かに表現することができる。
【0021】図3は、水勾配のRが設定される外路面
(図示せず)に敷石材10を敷設する場合の側面図であ
り、目地様部分22は、互いに隣接する各敷石材10間
に挟持されて弾性的に圧縮変形し、これによって敷石材
10を湾曲に沿って密に敷設することができる。なお、
上記圧縮変形の反作用によって各敷石材10の嵌め込み
も強固となる。
【0022】図4は、各敷石材10(便宜のため図1乃
至図3と同一の参照番号を付す。参照番号11,21,
22についても同じ。)間のジョイント部分に互いに嵌
合する凹凸段部23,24を設けた例を示す側面図であ
り、この場合、下地(図示せず)に多少凹凸等があって
も凹凸段部23,24を嵌め合わせることによって、ジ
ョイント部分上面に段差が生じることはなく、敷設時の
継ぎ足し感覚も明確になって作業性が向上する。なお、
図示されない前後の側面にも同様の凹凸段部が設定され
る。
【0023】図5は、本発明に係る敷石材50の他の例
を示す斜視図であり、敷石材50は、複数(図において
十二個)の石材51と多孔質ゴム材60とからなる矩形
板状のものであり、石材51はセメント二次製品の直方
体状の舗石であり、また、多孔質ゴム材60は、敷石材
10と同様の下地様部分61及び目地様部分62を構成
すると共に、縦横に整然と配された各石材51間を埋め
る部分63をなす。
【0024】敷石材50では、敷石材10と同様の利点
を享受する他、従来、一個単位で並べられて張り手間が
掛かった舗石を、複数単位で迅速に配設可能となる。
【0025】図6及び図7は、本発明に係る敷石材70
を内装材として家屋の壁面に配設した状態を便宜的に示
す正面図及び縦断面図(図6の矢印に沿う。)である。
敷石材70は、図4に示す凹凸段部23,24(図7に
おいて83,84)が付与された敷石材10と同様のも
のであって石材71と多孔質ゴム材80とからなり、多
孔質ゴム材80は下地様部分81と目地様部分82とを
なす。
【0026】各敷石材70は、間柱、胴縁、軽量鉄骨等
から構成される壁下地90に対し、接着剤91を介在し
て貼着された後、最上方の目地様部分81及びそれ以下
の凸段部84を通してタッピングビス92,93によっ
て固定される。各敷石材70間は縦横の凹凸段部92,
93が嵌め合わされ、また、上下のジョイントゴム部分
に設けたダボ穴に連結ピン94を接着剤と共に挿入して
連結される。
【0027】なお、外部に露出する目地様部分82の表
面に対し、エアーミストバーナー法合結材等の防炎材を
塗布したり、ビニールタイル95等の難燃材を貼り付け
ることが望ましい。
【0028】以上の実施例では、専らL字状の目地様部
分を備える敷石材について説明したが、他の例を図8
(イ),(ロ)及び(ハ)に示す。(イ)の敷石材10
0は、比較的小さな直方体状の石材101を隅に備える
矩形板状のものであり、多孔質ゴム材の目地様部分11
2は石材101の側部全域を包囲している。
【0029】(ロ)の敷石材120は、円柱状の石材1
21を中央に備え、多孔質ゴム材が石材121の側部全
域を包囲して、十文字状の目地様部分132を形成して
いる。
【0030】(ハ)の敷石材140は、多数の自然形状
の小石141を石材として用いた矩形板状のものであ
り、各小石141は上層部分を除き多孔質ゴム材に埋設
される形となり、目地様部分152は小石群を包囲する
形となる。小石141の目地様部分表面からの突出高は
僅かであり、歩行を阻害するようなことはない。
【0031】なお、敷石材100,120の表面は面一
であり、また、敷石材100,120,140には下地
様部分も備わる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る敷石材
では、石材に一体化した多孔質ゴム材の目地様部分によ
って隣接される別個の敷石材との間を目地材様に埋める
ことができるため、目地止め作業が不要であり、敷設工
程及び費用を低減することができる。
【0033】また、石材の寸法誤差や敷設対象面の湾曲
等を敷石材間における目地様部分の圧縮変形によって吸
収しながら、湾曲面等に対しても敷石材を密に敷設する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る敷石材を示す斜視図である。
【図2】敷石材の配列パターン(イ)、(ロ)及び
(ハ)を例示する平面図である。
【図3】湾曲面に敷石材を敷設する場合の側面図であ
る。
【図4】各敷石材間のジョイント部分に凹凸段部を設け
た例を示す側面図である。
【図5】本発明に係る敷石材の他の例を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明に係る敷石材を内装材として壁面に用い
る例を示す正面図である。
【図7】図6の矢印に沿う断面図である。
【図8】本発明に係る敷石材の他の例(イ)、(ロ)及
び(ハ)を更に示す平面図である。
【符号の説明】
10,50,70,100,120,140 敷石材 11,51,71,101,121,141 石材 20,60,80 多孔質ゴム材 21,61,81 下地様部分 22,62,82,112,152 目地様部分 23,24,83,84 凹凸段部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石材と多孔質ゴム材とを少なくとも当該
    石材の表面が露出するように一体化してなる敷石材であ
    って、前記多孔質ゴム材が、前記石材の裏面に積層した
    下地様部分と、前記石材の側面の少なくとも一部に積層
    した目地様部分とを含むことを特徴とする敷石材。
  2. 【請求項2】 前記多孔質ゴム材が、廃ゴム及び/又は
    廃プラスチックを原材料とするものである請求項1に記
    載の敷石材。
  3. 【請求項3】 前記石材が矩形板状のものであり、前記
    多孔質ゴム材を当該石材の相平行する二組の側面におけ
    る各一方に積層して前記目地様部分がL字状となる請求
    項1又は請求項2に記載の敷石材。
JP24522997A 1997-09-10 1997-09-10 敷石材 Pending JPH1181208A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001040605A (ja) * 1999-08-03 2001-02-13 Nitto Kenzai Kogyo:Kk 敷設部材及び敷設部材の製造方法
JP2003321802A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Hayakawa Rubber Co Ltd 弾性ブロック
JP2009121164A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Assist:Kk 床用シート材
KR101459209B1 (ko) * 2013-01-23 2014-11-12 주식회사 녹수 조립식 바닥재
JP2018184818A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 東リ株式会社 硬質床材

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