JPH0527509U - ヒータ付き電子レンジ - Google Patents

ヒータ付き電子レンジ

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JPH0527509U
JPH0527509U JP7792491U JP7792491U JPH0527509U JP H0527509 U JPH0527509 U JP H0527509U JP 7792491 U JP7792491 U JP 7792491U JP 7792491 U JP7792491 U JP 7792491U JP H0527509 U JPH0527509 U JP H0527509U
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JP
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door
microwave oven
heater
space
wall
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JP7792491U
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啓司 中井
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Tiger Corp
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Tiger Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドア2側に調理用スイッチ3を設けたヒータ
付き電子レンジにおいて、ヒータ13の発熱時に、ドア
2の空間部26内の空気が過度に加熱されないようにし
て、調理用スイッチ3がヒータ13からの熱で悪影響を
受けないようにするとともに、ドア2全体が過度に加熱
されないようにする。 【構成】 加熱室11内にヒータ13を設けた電子レン
ジ本体1と、該電子レンジ本体1の開口部14を開閉す
るドア2とを備え且つドア2に調理用スイッチ3を設け
たヒータ付き電子レンジにおいて、ドア2は外壁24と
内壁25を有し且つ該両壁24,25間に空間部26を
設けた内外二重壁構造となし、ドア2の空間部26内に
前記調理用スイッチ3を設けるとともに、ドア2の上部
寄り位置又は電子レンジ本体1の壁体17に、ドア側の
前記空間部26内と外部とを連通させる熱気逃し口1
9,29を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、オーブンレンジやトースターレンジのようなヒータ付き電子レン ジに関し、さらに詳しくはドア側に調理用スイッチを設けたヒータ付き電子レン ジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ドア側に調理用スイッチを設けたヒータ付き電子レンジとして、本出願人は、 図4及び図5に示すようなものを既に実用新案登録出願をしている。この既出願 のヒータ付き電子レンジでは、ドア102が電子レンジ本体101前面の全面を 被覆する面積を有しており、又ドア102に、例えば「仕上り調理」、「トース ト」、「解凍」、「あたため」、「取消」などの、使用頻度の高い調理用スイッ チ103をドアの上下方向中間部に設けている。このように、調理用スイッチ1 03をドア側に設けると、ドアが電子レンジ本体前面の全面を被覆するものであ っても、スイッチ操作を閉ドア状態で行うことができる。
【0003】 又、図4及び図5に示すヒータ付き電子レンジでは、ドア102は内外二重壁 構造となっており、該二重壁内の空間部126はほぼ密閉状態となつている。又 、各調理用スイッチ103は、該空間部126内に設置されている。ドア102 の内壁125には、加熱室111内を外部から透視するために、上下方向にかな り大面積のガラス窓127及び高周波シールド用の多孔板(図示省略)が設けら れている。このガラス窓127及び多孔板部分は熱透過性が大きく、加熱室11 1の天井部に設けたヒータ113の発熱時にそのガラス窓127部分を透過した 熱でドアの空間部126内の空気が加熱されるようになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図4及び図5に示す既出願のヒータ付き電子レンジでは、ヒータ1 13の発熱時にその輻射熱によりドア102の空間部126内の空気も加熱され る(特にドア内壁125のガラス窓127部分は輻射熱が透過し易く、空間部1 26内の空気が加熱され易くなっている)が、ドア102内の空間部126はほ ぼ密閉状態となっているので、該空間部126内がかなりの高温状態まで加熱さ れるようになる。このように、空間部126内が高温状態まで加熱されると、そ こに設置されている調理用スイッチ103の基板131が加熱によって悪影響を 受け易くなり、該基板131が加熱され過ぎると誤作動の原因になるという問題 があった。又、該空間部126内の空気が高温加熱されると、ドア102の外壁 124も熱くなり、ドアに触れると火傷の危険があるという問題もあった。
【0005】 本願考案は、上記の問題点に鑑み、ヒータの発熱時に、ドアの空間部内の空気 が過度に加熱されないようにして、ドアに設けた調理用スイッチが熱で悪影響を 受けないようにするとともに、ドア全体が過度に加熱されないようにしたヒータ 付き電子レンジを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の考案は、加熱室内にヒータを設けた電子レンジ本体と、該電 子レンジ本体の開口部を開閉するドアとを備え且つドア側に調理用スイッチを設 けたヒータ付き電子レンジにおいて、ドアは外壁と内壁を有し且つ該両壁間に空 間部を設けた内外二重壁構造となし、さらにドアの空間部内に前記調理用スイッ チを設けるとともに、ドアの上部寄り位置にドア側の前記空間部内と外部とを連 通させる熱気逃し口を設けたことを特徴としている。
【0007】 又、本願の請求項2の考案は、加熱室内にヒータを設けた電子レンジ本体と、 該電子レンジ本体の開口部を開閉するドアとを備え且つドア側に調理用スイッチ を設けたヒータ付き電子レンジにおいて、ドアは外壁と内壁を有し且つ該両壁間 に空間部を設けた内外二重壁構造となし、さらにドアの空間部内に前記調理用ス イッチを設けるとともに、電子レンジ本体の壁体に閉ドア状態において該ドア側 の前記空間部内と連通する連通室を設け、しかも電子レンジ本体の壁体に前記連 通室と外部とを連通させる熱気逃し口を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】
本願請求項1のヒータ付き電子レンジでは、ヒータによる加熱調理時に、該ヒ ータからの輻射熱によってドアの空間部内の空気も加熱されるが、該空間部内で 加熱された熱気はドアに設けた熱気逃し口から外部に逃げるようになる。特に、 空間部内の空気は熱せられると上昇する性質があり、他方熱気逃し口はドアの上 部寄り位置に設けているので、該空間部内の熱気はスムーズに熱気逃し口から外 部に放出されるようになる。空間部内の熱気が熱気逃し口から外部に放出される と、その放出された空気量だけ、新しい(冷たい)空気がドアの内外二重壁間あ るいは調理用スイッチ設置部分などの隙間から空間部内に流入して、該空間部内 が冷やされる。尚、ドアに空間部内に空気を取入れるための空気取入れ口を特別 に設けてもよく、その場合には、該空気取入れ口は調理用スイッチ設置位置より 下方に設けるとよい。
【0009】 又、本願請求項2のヒータ付き電子レンジでは、ドアの空間部内の空気が加熱 されると、該空間部内の熱気が電子レンジ本体側の連通室を通って該電子レンジ 本体側の熱気逃し口から外部に放出されるようになり、この場合も該空間部内は さほど高温状態になることはない。
【0010】
【考案の効果】
このように、本願請求項1及び2の各ヒータ付き電子レンジでは、調理用スイ ッチをドアの空間部内に設けたものであっても、該空間部内が調理用スイッチ( 特に調理用スイッチの基板)に悪影響を及ぼすほどの高温になることがなくなっ て、該調理用スイッチを熱による悪影響から保護できるとともに、ドア全体がさ ほど熱くならないので該ドアに触れても火傷の危険が少なくなるという効果があ る。
【0011】
【実施例】
以下、図1ないし図3を参照して本願考案の実施例を説明すると、図1及び図 2には本願請求項1に対応する実施例(第1実施例)のヒータ付き電子レンジを 示し、図3には本願請求項2に対応する実施例(第2実施例)のヒータ付き電子 レンジを示している。
【0012】 図1及び図2に示す第1実施例のヒータ付き電子レンジは、横向きに開口する 加熱室11を有する電子レンジ本体1と、該電子レンジ本体1の開口部14を開 閉するドア2とを備えている。
【0013】 電子レンジ本体1の加熱室11内には、被加熱物Yを高周波による加熱とは別 に輻射熱によって加熱するためのヒータ13が取付られている。このヒータ13 は、加熱室11内の天井部に設けられている。又、加熱室11の底部には、回転 テーブル15が設けられている。
【0014】 ドア2は、この実施例では、電子レンジ本体1の前面下端部においてヒンジ結 合(符号10)されていて、上部側が枢動開放されるようになっている。又、この 実施例では、該ドア2は、電子レンジ本体1の前面の全面積部分を被覆し得る大 きさ(電子レンジ本体1の前面外形と同大きさ)を有している。尚、他の実施例で は、ドア2は、横開き式あるいは下開き式などに変更することもでき、又、該ド ア2は、電子レンジ本体1の前面側部に操作パネル部を設けたものにも適用でき 、その場合には、該ドア2は加熱室の開口部のみを被覆し得る程度の大きさのも のを採用してもよい。
【0015】 このドア2は、適宜の厚さ(例えば30mm〜50mmの厚さ)を有している。又、 該ドア2は、外壁24と内壁25の間に空間部26を設けた内外二重壁構造とし ている。
【0016】 ドア2の外壁24は、電子レンジ本体1前面の全面積と同面積を有する前面部 24aの周囲に、それぞれドアの厚さ幅を有する上面部24b、下面部24c、 両側面部24d,24dを一体成形している。
【0017】 又、ドア2の外壁24には、ドアの外側から加熱室11内を覗き見るための透 視窓22が設けられている。この透視窓22は、ドア外壁24の上部側寄り位置 において、加熱室11内の横幅とほぼ同幅の横長さで且つ加熱室11の入口高さ の30〜40%程度の縦長さを有する横長長方形状に形成されている。ドア2の 内壁25には、その中央部に内部透視用の大面積のガラス窓27及び高周波シー ルド用の多孔板(図示省略)が設けられている。
【0018】 そして、この電子レンジでは、図2に示すように、ドア外側の斜め上方から透 視窓22を通して覗き込むことにより、回転テーブル15の大部分の面積を見渡 せるようになつている。従って、このように透視窓22を比較的小面積としたも のであっても、加熱室11内で調理される被加熱物Yを外部から目視するのにな んら支障がない。
【0019】 ドア2における透視窓22形成部分より上部には、その横幅方向の中央部にド ア開閉用の取手20が設けられている。
【0020】 又、該ドア2における透視窓22形成部分よりやや下部には、調理メニューを 実行又は停止せしめる各種調理用スイッチ3,3・・が設けられている。この調 理用スイッチ3としては、例えば「仕上り調整」、「トースト」、「解凍」、「あたた め」、「取消」などの操作用のものが設けられている。
【0021】 この各調理用スイッチ3は、閉ドア時において電子レンジ本体1の開口部14 に対応する位置で、ドア2の空間部26内に設置している。この調理用スイッチ 3は、図2に示すように、ドア外壁24の内面に取付けたスイッチボックス33 内に基板31を設け、ドア外壁24の外面側から操作ボタン30を押すことによ り、基板31に設けたタクトスイッチ32を操作し得るようになっている。スイ ッチボックス33の後面側には、ヒータ13からの輻射熱がスイッチボックス3 3の基板31取付け部分に直接照射するのを阻止する遮熱板34が設けられてい る。
【0022】 このヒータ付き電子レンジにおいては、ヒータ13による加熱調理時に、該ヒ ータ13からの輻射熱でドア2も加熱されるようになる。特に、ドア内壁25の ガラス窓27は、熱透過性が大きく、ヒータ13からの輻射熱が該ガラス窓27 を透過してドア空間部26内の空気を加熱するようになる。
【0023】 ところで、このヒータ付き電子レンジでは、ドア2の空間部26内の空気が加 熱されると、その空間部26内の熱気を自動的に外部へ放出し得るようになって いる。即ち、この第1実施例の電子レンジでは、ドア外壁24の上面部24bと 左右両側面部24d,24dの各上部寄り位置に、それぞれ熱気逃し口29,2 9・・を設けている。又、ドア外壁24の下面部24cには、空気取入れ口28 を設けている。
【0024】 そして、この第1実施例のヒータ付き電子レンジでは、ヒータ13による加熱 調理時に、ドア2の空間部26内の空気が加熱されると、その空間部26内で加 熱された熱気は上昇して各熱気逃し口29,29・・から外部に放出されるとと もに、空気取入れ口28から該空間部26内に外気が流入するようになっている 。従って、ヒータ13による加熱調理時にドア2の空間部26内の空気が加熱さ れても、その加熱された熱気は順次熱気逃し口29から外部に放出され且つ空気 取入れ口28から空間部26内に外気が流入するので、該空間部26内がさほど 高温状態になることがない。このように、ドア2の空間部26内は常に比較的低 温度に維持されるので、該空間部26内に取付けられている調理用スイッチ3( 特に、熱に弱い基板31)に熱による悪影響が生じなくなり、しかもドア2の外 壁24がさほど高温にならないのでドア外壁24に触れても火傷の危険が少なく なる。
【0025】 図3に示す第2実施例のヒータ付き電子レンジでは、電子レンジ本体1の上部 壁体17内に、閉ドア時においてドア2側の空間部26内と連通する連通室18 を設けている。この連通室18とドア2側の空間部26とは、連通口26a,1 8aを介して相互に連通するようにしている。又、電子レンジ本体1側の上部壁 体17には、連通室18に連通する熱気逃し口19が設けられている。そして、 この第2実施例の場合は、ドア2の空間部26内の空気が加熱されると、該空間 部26内の熱気が上昇して各連通口26a,18aを通って電子レンジ本体1側 の連通室18内に流入し、続いて熱気逃し口19から外部に放出されるとともに 、ドアの下部に設けた空気取入れ口28から空間部26内に外気が流入するよう になり、該空間部26内の空気はさほど高温状態まで加熱されることがないよう になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の第1実施例にかかるヒータ付き電子
レンジの斜視図である。
【図2】図1のIIーII断面図である。
【図3】本願考案の第2実施例にかかるヒータ付き電子
レンジの一部断面図である。
【図4】本出願人の既出願にかかるヒータ付き電子レン
ジの正面図である。
【図5】図4のVーV断面図である。
【符号の説明】
1は電子レンジ本体、2はドア、3は調理用スイッチ、
11は加熱室、13はヒータ、14は開口部、17は壁
体、18は連通室、19は熱気逃し口、24は外壁、2
5は内壁、26は空間部、28は空気取入れ口、29は
熱気逃し口、31は基板である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室(11)内にヒータ(13)を設
    けた電子レンジ本体(1)と、該電子レンジ本体(1)
    の開口部(14)を開閉するドア(2)とを備え且つド
    ア(2)側に調理用スイッチ(3)を設けたヒータ付き
    電子レンジであって、 前記ドア(2)は外壁(24)と内壁(25)を有し且
    つ該両壁(24,25)間に空間部(26)を設けた内
    外二重壁構造となし、 さらに前記ドア(2)の空間部(26)内に前記調理用
    スイッチ(3)を設けるとともに、 前記ドア(2)の上部寄り位置にドア(2)側の前記空
    間部(26)内と外部とを連通させる熱気逃し口(2
    9)を設けた、 ことを特徴とするヒータ付き電子レンジ。
  2. 【請求項2】 加熱室(11)内にヒータ(13)を設
    けた電子レンジ本体(1)と、該電子レンジ本体(1)
    の開口部(14)を開閉するドア(2)とを備え且つド
    ア(2)側に調理用スイッチ(3)を設けたヒータ付き
    電子レンジであって、 前記ドア(2)は外壁(24)と内壁(25)を有し且
    つ該両壁(24,25)間に空間部(26)を設けた内
    外二重壁構造となし、 さらに前記ドア(2)の空間部(26)内に前記調理用
    スイッチ(3)を設けるとともに、 前記電子レンジ本体(1)の壁体(17)に閉ドア状態
    において該ドア(2)側の前記空間部(26)内と連通
    する連通室(18)を設け、 しかも電子レンジ本体(1)の前記壁体(17)に前記
    連通室(18)と外部とを連通させる熱気逃し口(1
    9)を設けた、 ことを特徴とするヒータ付き電子レンジ。
JP7792491U 1991-09-26 1991-09-26 ヒータ付き電子レンジ Pending JPH0527509U (ja)

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