JPH0527497A

JPH0527497A - 画像処理装置

Info

Publication number: JPH0527497A
Application number: JP3186170A
Authority: JP
Inventors: Shiyouji Tsutsumi; 尚児堤; Eiichi Tanabe; 栄一田邊; Masami Kurata; 正實倉田
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1991-07-25
Filing date: 1991-07-25
Publication date: 1993-02-05

Abstract

(57)【要約】【目的】すでにフィードされてしまった不要な用紙を
自動的に再利用できる画像処理装置を提供すること。【構成】各原稿束の先頭には動作指示シート（ジョブ
コントロールシート）がセットされているので、自動原
稿送り装置等により順次画像処理装置の原稿読み取り部
に動作指示シートとそれによりジョブ設定される原稿が
搬送される。異なるジョブの原稿束セットの連続読み取
り時にジョブの境目で動作指示シートが識別されるが、
既に用紙搬送が開始している時は用紙サイズが現ジョブ
と同一時には既に搬送された用紙は転写部での転写はせ
ず用紙搬送経路を経由して再び転写部に向け搬送され
る。次ジョブの用紙サイズが現ジョブと異なり、すでに
搬送された用紙が不要となった場合にはそれぞれの用紙
サイズに合った給紙トレイに戻す動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は原稿を読み取り、記録す
る画像処理装置に係わり、とくにジョブコントロールシ
ートの内容を読み取って、動作設定を行う画像処理装置
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】ジョブ内容またはジョブＩＤ番号が機械
読み取り可能な形式で印刷されたジョブコントロールシ
ートの内容を読み取って、動作設定を行う画像処理装置
が、例えば特開平２−１７８６７８号公報に記載されて
いる。前記公報記載のものは原稿の先頭または末尾にジ
ョブコントロールシートを重ねておき、この原稿の束を
自動原稿送り装置にセットして、順次画像処理装置の画
像読み取り部に搬送させる。前記画像読み取り部ではジ
ョブ読み取り装置によって、ジョブコントロールシート
で指定されている複数のジョブ内容またはジョブＩＤ番
号を読み取ることで一度に複数の異なるジョブを実行で
きる機能を備えている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開平２
−１７８６７８号公報記載の装置では一度に複数の異な
るジョブを実行すると不要な用紙を出力してしまう問題
がある。これを図６を用いて用紙が給紙トレイからフィ
ードされるタイミングによって説明する。

【０００４】用紙が給紙トレイからフィードされるタイ
ミングは、例えば、像を感光体上の露光ポイントＨから
転写ポイントＪに移動させるのに必要な時間をＴａ、用
紙をレジゲートＧから転写ポイントＪに搬送させるのに
必要な時間をＴｂ、用紙を給紙トレイからレジゲートＧ
に搬送させるのに必要な時間をＴｃとする。原稿読み取
り装置の光をそのまま露光に使うアナログ複写機では、
露光タイミングと原稿読み取り開始タイミングが同時な
ので、原稿読み取り開始より少なくとも（Ｔｂ＋Ｔｃ−
Ｔａ）時間分だけ早く、用紙を給紙トレイから搬送を始
めなければならない。原稿読み取り装置の読み込んだ画
像データを記憶するメモリを持っているデジタル複写機
でもコピー速度を上げるためには原稿読み取り開始タイ
ミングをできるだけ露光タイミングに合わせた方がよい
ので、やはり用紙は原稿読み取り開始より（Ｔｂ＋Ｔｃ
−Ｔａ）時間だけ早く給紙トレイから搬送させた方がよ
い。そこで、複数のジョブコントロールシートを用いて
複数のジョブを自動原稿送り装置で順次搬送させて複数
ジョブを上記一連の搬送操作で実行する場合、ジョブと
ジョブの境目で新しいジョブのジョブコントロールシー
トを認識する必要がある。しかし、新しいジョブコント
ロールシートの認識をしたときには既に前回のジョブに
従った用紙が給紙トレイから搬送開始されている。も
し、前回のジョブと新しいジョブで用紙サイズが異なる
場合には給紙トレイから搬送開始されてしまった用紙は
不要となる。特開平２−１７８６７８号公報記載の装置
では発生した不要な用紙は白紙のままで画像処理用紙が
排出される排出トレイに排出していただけなのでユーザ
ーが一枚一枚給紙トレイに戻さないかぎり無駄な用紙を
消費したことになるという問題があった。この不具合を
防止するためにはジョブコントロールシート使用時の画
像処理操作を遅らせて、画像処理の生産性を低下される
ほかなかった。

【０００５】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、すで
にフィードされてしまった不要な用紙を自動的に再利用
できる画像処理装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、順次搬送されるシ
ート上の原稿画像を読み取り、記録するに必要なジョブ
設定情報を前記原稿とともに搬送されるジョブコントロ
ールシートの内容から読み取って、ジョブ設定を行う画
像処理装置において、（ａ）読み取られた画像が原稿か
ジョブコントロールシートかを識別する手段と、（ｂ）
画像処理装置内に設けられた給紙トレイから転写部に向
けて給紙された用紙を再び転写部、給紙トレイもしくは
排出トレイのいずれかに導くように配置された用紙搬送
手段と、（ｃ）前記用紙搬送手段の各用紙搬送経路切り
換え手段と、（ｄ）前記用紙搬送経路切り換え手段を切
り換えて用紙を排出トレイに排出するか再度転写部へ導
くか前記給紙トレイに回収するかの動作を制御する手段
とを有する画像処理装置である。

【０００７】

【作用】各原稿束のフロントページにはジョブコントロ
ールシートがセットされているので、自動原稿送り装置
等により順次画像処理装置の原稿読み取り部にジョブコ
ントロールシートとそれによりジョブ設定される原稿が
順次搬送されてくる。このとき同一ジョブコントロール
シートによりジョブ設定された原稿が読み取られている
間は給紙トレイからの用紙には転写部で原稿画像が転写
されて、排出トレイに順次出力される。

【０００８】しかし、異なるジョブの原稿束セットを連
続して読み取っている時にジョブの境目でジョブコント
ロールシートが識別される。このときは既に搬送が開始
されている用紙サイズが現行ジョブと同じときには、す
でにフィードされた用紙には転写部での転写は行わない
で、用紙搬送路を経由して再び転写部に向けて搬送され
る。そして、次のジョブの用紙サイズが現行ジョブと異
なり、すでにフィードされた用紙が不要となった場合に
はそれぞれの用紙サイズに合った給紙トレイに戻す動作
を行う。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例により説明する。（１）マーク認識装置図１は、ジョブコントロールシートを用いた画像処理装
置の機能ブロック図である。図中実線部分は画信号の流
れで、破線部分は制御信号の流れである。自動両面原稿
搬送装置（ＤｕａｌＡｕｔｏｍａｔｉｃＤｏｃｕｍ
ｅｎｔＦｅｅｄｅｒ：以下、ＤＡＤＦと呼ぶ。）２に
よりジョブコントロールシートとそのジョブコントロー
ルシートで設定された動作（ジョブ）に従って画像処理
される一般原稿の束が二次元画像を読み取る画像読取装
置である画像読み取りブロック３に送られる。画像読み
取りブロック３により読み込まれた読み込み画像信号は
シート識別ブロック５で後述のジョブコントロールシー
トに付与されている原稿識別マークの認識を行う。原稿
識別マークが検出されなかった場合は、システム制御ブ
ロック１はセレクタ６を制御して読み込み画像信号を画
像形成ブロック８に送り、ユーザーインターフェース４
によって指示されたジョブに応じた画像処理を行う。ま
たシート識別ブロック５により読み込まれた画像信号が
ジョブコントロールシートであると判断された場合は、
システム制御ブロック１はセレクタ６を制御して読み込
み画像信号をジョブ認識ブロック７に送り、ジョブコン
トロールシートで設定されているジョブの内容をジョブ
／座標情報テーブル９に従って、ジョブ内容の認識を行
わせる。

【００１０】（２）ジョブコントロールシート図２にはジョブコントロールシートを示す。ジョブコン
トロールシート１０は、原稿識別マーク（バーコード）
１００、座標原点１０１／対角点１０４、ジョブ指定欄
（チェックマーク欄）１０２から構成される。このと
き、原稿識別マーク１００には、ジョブコントロールシ
ートの種類を表すコードなどのジョブコントロールシー
ト属性を持たせておく。座標原点１０１／対角点１０４
はジョブ指定欄１０２の座標を決める際の基準点となる
ものである。また、図１のジョブ／座標情報テーブル９
内に、ジョブコントロールシート１０の座標原点１０１
や対角点１０４、チェックサークル１０３などの座標情
報と、チェックサークル１０３をユーザーがマークした
ときに行わせるべきジョブの内容情報コードをあらかじ
め登録しておき、この情報を原点識別マーク（バーコー
ド）１００から得られるジョブコントロールシート属性
を用いて検索できるようにしておく。

【００１１】ユーザーはマシンに行わせたいジョブをジ
ョブ指定欄１０２から選択するが、この選択方法は各項
目に対応する位置にある円をマークすることによって行
うこととする。ジョブコントロールシート１０を使用す
るには、図３に示すようにユーザーが行わせたいジョブ
をマークしたジョブコントロールシート１０を、そのジ
ョブを行わせたい原稿束１１の上に重ねて、その束をＤ
ＡＤＦ２等の原稿搬送装置にセットする。こうして当該
原稿束１１のジョブの予約をしたことと同様になる。ま
た、現行ジョブが実行されている最中に、次ジョブを設
定したい場合は、図３のように次ジョブを実行したい原
稿束１３の上に次ジョブ用のジョブコントロールシート
１２を重ねて置くことにより次ジョブ設定が完了するの
で、ユーザーは次ジョブの設定のために現行ジョブの終
了を待つ必要はない。

【００１２】（３）用紙搬送経路用紙搬送経路を中心に
した画像処理装置の要部概略図を図４に示す。画像処理
装置２０には感光ドラム２１とその周囲に配置されるチ
ャージコロトロン２２、露光部２３、現像部２５、転写
部２６からなるゼロ回りと用紙に原稿画像を定着させる
フューザー２７が設けられている。これらの各装置の下
方には用紙サイズ毎の給紙トレイ２９、３０、３１とが
設けられている。また、画像処理装置２０のプラテン部
３２にはジョブコントロールシート１０を最初にプラテ
ン部３２に向けて搬送するジョブコントロールシート１
０と原稿束１１からなるユニットが複数組セットされて
いるＤＡＤＦ２が配置されている。

【００１３】手差しトレイ３３または給紙トレイ２９、
３０、３１から用紙搬送経路を経て転写部２６に向け
て用紙を搬送する用紙搬送路３５は用紙を排出トレイ３
４に導くため用紙搬送経路と再び給紙トレイ２９、３
０、３１に向けて搬送するための搬送経路に分岐して
いる。この用紙搬送経路、の分岐点には経路切り換
え機Ａが設けられている。また用紙搬送経路に続き、
給紙トレイ２９、３０、３１を経ないでレジゲート３６
を経由して再び転写部２６へ用紙を導くための用紙搬送
経路と給紙トレイ２９、３０、３１側に用紙を搬送す
るための経路とは切り換え機Ｃで切り換えられる。用
紙搬送経路に続く、給紙トレイ３１に用紙を搬送する
ための経路と給紙トレイ３１の下方の給紙トレイ２
９、３０に用紙を搬送するための経路とは切り換え機
Ｄにより切り換え制御される。互いに用紙サイズの異な
る用紙を収納した給紙トレイ２９、３０は切り換え機Ｅ
と用紙搬送経路と経路とにより用紙が搬送制御され
る。図示のように経路および給紙トレイ２９、３０、
３１とは用紙搬送経路に接続している。そして次に説
明するジョブとジョブの間に発生した不要な用紙を転写
部２６から経路、、またはに搬送できる構成に
なっている。

【００１４】（４）用紙搬送制御用紙搬送制御は図１の
システム制御ブロックによりおこなわれ、その制御フロ
ーは図５に示されている。まず画像を読み込んだ時点で
その画像が原稿１１かジョブコントロールシート１０か
を識別する。この画像識別作業の一定時間前に用紙は給
紙トレイ２９、３０、３１のいずれかからフィード開始
されている。画像がジョブコントロールシート１０でな
い場合、すなわち原稿画像である場合は給紙トレイ２
９、３０、３１のいずれかからフィードされた用紙には
転写部２６で原稿画像が記録され排出トレイ３４に出力
される。画像がジョブコントロールシート１０の場合は
切り換え機Ａを切り換えて、用紙には記録せずに経路
に送る。そして、その間にシステム制御ブロック１でジ
ョブコントロールシート１０に設定された内容を認識
し、用紙種類が前ジョブと同じであったら、切り換え機
Ｃを切り換えて、用紙を経路に導き、用紙先端がセン
サ３７にかかった所で一旦止めておく。そして、当該ジ
ョブコントロールシート１０によって再選択された給紙
トレイからの用紙送り出しタイミングに合わせて起動す
る。つまり、画像データを記憶するメモリを持っている
デジタル複写機で本実施例の効用があるのはコピー速度
を下げずに済むことつまり生産性をキープすることにあ
る。かかる複写機では、ジョブコントロールシート１０
を認識／解読すると直ぐにコピー動作を開始する。

【００１５】従って、不要用紙が経路に至った時には
既にコピー用の用紙が給紙トレイから排出されており、
その排出タイミングに合うように不要用紙を挿入する必
要がある。用紙種類が前ジョブと異なる場合は切り換え
機Ｃは用紙を経路へ送るべく切り換える。そして、用
紙サイズに合わせて経路、、を選択させる。な
お、両面コピー時には片面コピー済みの原稿を経路か
ら経路に搬送させて停止させた後、切り換え機Ｃを切
り換えて当該用紙を経路に搬送させる。

【００１６】

【発明の効果】本発明によればジョブコントロールシー
トを用いて複数のジョブを各ジョブを実行したい原稿束
の上にそれぞれ重ねて、これを総て自動原稿送り装置に
セットし、一度のスタート操作で全ジョブを実行する場
合において画像処理装置の持つ最大プリント速度を発揮
し、かつ用紙種類の異なるジョブ間に発生してしまう不
要な用紙を無駄にせずに再利用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例のジョブコントロールシートを
用いた画像処理装置の機能ブロック図である。

【図２】本発明の実施例のジョブコントロールシートの
構成を示す概略図である。

【図３】本発明の実施例のジョブコントロールシートの
使用例を示す図である。

【図４】本発明の実施例の画像処理装置の用紙搬送経路
を中心にした概略図である。

【図５】本発明の実施例の用紙搬送の制御フローを示す
図である。

【図６】用紙のフィードタイミングを示す図である。

【符号の説明】

１０、１２ジョブコントロールシート１１、１３原稿束２０画像処理装置２６転写部２９、３０、３１給紙トレイ３４排出トレイＡ、Ｃ、Ｄ、Ｅ用紙搬送経路切り換え機

Claims

【特許請求の範囲】【請求項１】順次搬送されるシート上の原稿画像を読
み取り、記録するに必要なジョブ設定情報を前記原稿と
ともに搬送されるジョブコントロールシートの内容から
読み取って、ジョブ設定を行う画像処理装置において、（ａ）読み取られた画像が原稿かジョブコントロールシ
ートかを識別する手段と、（ｂ）画像処理装置内に設けられた給紙トレイから転写
部に向けて給紙された用紙を再び転写部、給紙トレイも
しくは排出トレイのいずれかに導くように配置された用
紙搬送手段と、（ｃ）前記用紙搬送手段の各用紙搬送経路切り換え手段
と、（ｄ）前記用紙搬送経路切り換え手段を切り換えて用紙
を排出トレイに排出するか再度転写部へ導くか前記給紙
トレイに回収するかの動作を制御する手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。