JPH0527475Y2 - - Google Patents

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JPH0527475Y2
JPH0527475Y2 JP1988028455U JP2845588U JPH0527475Y2 JP H0527475 Y2 JPH0527475 Y2 JP H0527475Y2 JP 1988028455 U JP1988028455 U JP 1988028455U JP 2845588 U JP2845588 U JP 2845588U JP H0527475 Y2 JPH0527475 Y2 JP H0527475Y2
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JP
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ceramic
sealing material
woven fabric
outer periphery
braiding
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、特に高温雰囲気下でも良好なシール
特性を有するグランドパツキンないしドアパツキ
ンとして用いられる高温用シール材に関する。
考案の技術的背景ならびにその問題点 高温用シール材としては、金属線入り石綿ヤー
ンやセラミツクヤーンを、袋編み、格子編み、八
つ編み等の編組手段で編組し、断面が矩形もしく
は円形の紐状にしたパツキンが従来から知られて
いる。
しかしながら、金属線入り石綿ヤーンを用いた
高温用シール材にあつては、石綿を用いているこ
とから、500℃程度までの耐熱性を有するが、そ
れ以上の高温では使用することができないという
不都合を有していた。また、石綿は、使用規制上
の問題および環境問題があり、それを用いない高
温用シール材が望まれていた。
また、セラミツクヤーンを用いたシール材にあ
つては、セラミツクヤーンを集束し、この束の外
周をセラミツクヤーンで袋編み等の編組手段で編
組して紐状に形成してあるが、セラミツクヤーン
は脆く、編組の際に繊維が折れ易いと共に、繊維
がヤーンから離脱してしまい、十分な編組が行い
得ず、十分な強度を有するシール材を得られない
虞があつた。
考案の目的 本考案は、上記従来技術の有する不都合を一挙
に解消するためになされたもので、特に500℃以
上の高温雰囲気下でも良好なシール特性を有する
と共に、十分な強度および耐久性を有し、成形が
容易な高温用シール材を提供することを目的とし
ている。
考案の概要 かかる目的を達成するために、本考案に係るシ
ール材は、セラミツクヤーンを集束してなる芯材
と、この芯材の外周に巻付けられたセラミツク製
織布から成る中間材と、この中間材の外周に編組
された金属線から成る外皮とを有することを特徴
としている。
このような本考案に係る高温用シール材によれ
ば、その構成材料がセラミツクと金属とから成つ
ているので、500℃以上の高温で用いても、シー
ル特性が低下することがない。また、本考案によ
れば、セラミツクヤーンを紐状に編組する必要が
ないので、ヤーンが折れたりすることなく、十分
な強度を有し、耐久性に優れたシール材を容易に
製造することができる。さらに、外皮として編組
された金属線を用いていることから、シール材の
補強効果が大きく、この点でもシール材の強度向
上に寄与する。
考案の具体的説明 以下、本考案を図面に示す実施例に基づき説明
する。
第1図は本考案の一実施例に係る高温用シール
材の要部斜視図、第2〜4図は同シール材の製造
工程を示す斜視図である。
第1図に示すように、本考案に係る高温用シー
ル材2は、セラミツクヤーンを集束してなる芯材
4と、この芯材4の外周に巻付けられたセラミツ
ク製織布から成る中間材6と、この中間材6の外
周に編組された金属線から成る外皮8とを有す
る。
芯材4を構成するセラミツクヤーンは、セラミ
ツク繊維を、綿、ガラス、ないし金属の糸にから
みつけてセラミツク製単糸を作り、この単糸を2
〜5本撚り合せたものである。セラミツク繊維を
構成するセラミツクスとしては、アルミナ系、硅
素系等の酸化系セラミツクスや、炭化硅素、窒化
硅素、ジルコニア系等の非酸化系セラミツクス等
が用いられる。
中間材6を構成するセラミツク製織布は、上述
したようなセラミツクヤーンを平織、綾織等の任
意の編組手段で予め編組したものであり、金属線
が混入されることもある。セラミツク製織布に
は、金属箔が片面もしくは両面、全面に貼付して
あることが好ましい。シール材2をパツキン等と
して用いる場合に、このパツキンを通して流体が
浸透漏洩するのを防止するためである。金属箔と
しては、アルミニウム箔、ステンレス箔、ニツケ
ル箔、ないしはその他の金属箔が用いられる。
外皮8を構成する金属線としては、ステンレス
線材、モネル合金線材、インコネル合金線材、な
いしはその他の金属線材が用いられる。これらの
金属線を編組して外皮8を形成するための編組手
段としては、公知の編組手段が用いられるが、作
業の容易性等から袋編みが好ましく用いられる。
次に、このような高温用シール材2の製造方法
について説明する。
まず、第2図に示すように、セラミツクヤーン
10を約30〜200本程度集束し、束の表面を糸1
2で巻き付け、ばらけないようにする。糸12は
セラミツクス製であることが好ましい。なお、セ
ラミツクヤーン10を束ねる本数は、完成したシ
ール材2の寸法に合わせて任意に決められ、上述
した範囲外であつても良い。また、芯材4を構成
するセラミツクヤーン10に、多小の金属線を沿
わせるようにしても良い。
次に、第3,4図に示すように、セラミツク製
織布14を、芯材4の外周に、好ましくは1.5〜
2周程度巻き付けて、中間材6を形成する。な
お、セラミツク製織布14を芯材4の外周に巻き
付ける巻回数は、上記範囲に限定されない。ま
た、セラミツク製織布14には、予め接着剤を塗
布しておくことが好ましい。セラミツク製織布1
4を芯材4の外周に巻回すると同時に、この織布
14が芯材4に良好に接着し、次工程で行なう金
属線の編組作業が容易となるからである。
次に、第1図に示すように、中間材6の外周に
金属線で編組して外皮8を形成すれば、断面円形
状のシール材2が完成する。金属線を編組するた
めの手段としては、公知の編組手段が採用され得
るが、袋編みが好ましいことは前述した通りであ
る。
なお、本考案は、上述した実施例に限定される
ものではなく、本考案の範囲内で種々に改変する
ことができる。
たとえば、上述した実施例では、シール材2を
断面円形状に形成したが、本考案はこれに限ら
ず、断面矩形状に形成するようにしても良いし、
その他の断面形状でも良い。
考案の効果 以上説明してきたように、本考案によれば、シ
ール材の構成材料がセラミツクと金属とから成つ
ているので、500℃以上の高温で本考案に係るシ
ール材を用いても、シール特性が低下することが
ない。また、本考案によれば、セラミツクヤーン
を紐状に編組する必要がないので、ヤーンが折れ
たりすることなく、十分な強度を有し、耐久性に
優れたシール材を容易に製造することができる。
さらに、外皮として編組された金属線を用いてい
ることから、シール材の補強効果が大きく、この
点でもシール材の強度向上に寄与する。
特に、中間材を構成するセラミツク製織布に、
予め接着剤を塗布してある本考案に係るシール材
によれば、中間材と芯材との接着性が良好とな
り、次工程で行なう金属線の編組作業が容易とな
り、シール材の製造上好ましい。
また、中間材を構成するセラミツク製織布に金
属箔を貼付してなる本考案に係るシール材によれ
ば、金属箔が流体の浸透漏洩を防止するのでシー
ル性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る高温用シール
材の要部斜視図、第2〜4図は同シール材の製造
工程を示す斜視図である。 2……高温用シール材、4……芯材、6……中
間材、8……外皮、10……セラミツクヤーン、
14……セラミツク製織布。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 セラミツクヤーンを集束してなる芯材と、こ
    の芯材の外周に巻付けられたセラミツク製織布
    から成る中間材と、この中間材の外周に編組さ
    れた金属線から成る外皮とを有することを特徴
    とする高温用シール材。 2 前記中間材を構成するセラミツク製織布は、
    接着剤が塗布されて、前記芯材に接着されるこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の高温用シ
    ール材。 3 前記中間材を構成するセラミツク製織布に
    は、金属箔を貼付してなる請求項第1項または
    第2項に記載の高温用シール材。
JP1988028455U 1988-03-03 1988-03-03 Expired - Lifetime JPH0527475Y2 (ja)

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JPH01136148U JPH01136148U (ja) 1989-09-18
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58181062U (ja) * 1982-05-27 1983-12-03 日本バルカ−工業株式会社 グランドパツキン
JPS6093737U (ja) * 1983-12-01 1985-06-26 ニチアス株式会社 耐熱パツキング

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JPH01136148U (ja) 1989-09-18

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