JPH0527427Y2 - - Google Patents

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JPH0527427Y2
JPH0527427Y2 JP6984588U JP6984588U JPH0527427Y2 JP H0527427 Y2 JPH0527427 Y2 JP H0527427Y2 JP 6984588 U JP6984588 U JP 6984588U JP 6984588 U JP6984588 U JP 6984588U JP H0527427 Y2 JPH0527427 Y2 JP H0527427Y2
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rope
groove
clamp body
bottom wall
receiving groove
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はロープのクランプ装置、詳しくは例え
ば巻上機等に懸吊して、鋼材等の荷物に巻回する
巻掛ロープの途中部分を直接クランプするロープ
のクランプ装置に関する。
(従来の技術) 一般にこの種ロープのクランプ装置は、第5図
に示すように相対向する二つの側壁D,Dと底壁
Eを備えたフレームAの前記両側壁D,D間に、
ロープの押圧溝bをもつたカム体Bを揺動可能に
ピンCにて支持し、前記カム体Bを揺動させて該
カム体Bの押圧溝bを前記底壁Eへ接近させ、前
記カム体Bの押圧溝bと前記底壁EとでロープR
を狭圧するようにしている。
ところで、このクランプ装置に第6図のように
巻掛ロープRをセツトする場合、一般に巻掛ロー
プRはその両端部に吊環r等を備えており、前記
底壁Eと押圧溝bとの間隔は前記両側壁D,Dに
よつて閉鎖されているから、前記吊環r邪魔にな
つて前記間隔を挿通できないのである。このた
め、前記ピンCを外してフレームA、カム体B、
ピンCに分解した後、前記ロープRの中間部をセ
ツトする必要があつた。
そこで、本出願人は前記した従来例における相
対向する二つの側壁D,Dの一方の側壁Dをなく
して、前記底壁Eを側方に開放させることによ
り、クランプ装置を分解することなく、巻掛ロー
プRの途中部分を簡単にクランプすることができ
るロープのクランプ装置を考案し、出願した。
(実願昭62−160638号) (考案が解決しようとする課題) ところが、先に提案したものによれば、前記フ
レームにカム体を、ピンを介して片持状に揺動可
能に支持する構造としているため、前記カム体
は、前記ピンに対する揺動クリアランスから、ガ
タつきが生じ、この結果、前記カム体と前記底壁
との間で前記巻掛ロープを押圧するとき、前記カ
ム体揺動のガタつきにより、前記カム体の押圧に
対応して前記ロープが側方外方に変形し、前記カ
ム体の押圧力が側方外方に逸らされて、前記ロー
プをしつかりと押圧挟持できない問題があつた。
本考案の目的は、前記巻掛ロープ等のロープの
途中部分を、クランプ装置を分解することなく、
簡単にクランプでき、しかも前記ロープの押圧挟
持による側方外方への変形によつて、前記ロープ
を押圧する押圧力が側方外方に逸されることな
く、確実にロープを挟圧保持でき、両持構造と同
等の効果が得られるクランプ装置を提供しようと
するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために考案したも
のであつて、フレーム1の下部一側に、側方に向
つて突出する底壁11を開放状に設けて、この底
壁11の上面にロープの受溝12を形成すると共
に、前記フレーム1の前記底壁突設側側面に、下
部に前記受溝12に対向するロープの押え溝22
をもち、上部に吊掛部21を備えたクランプ体2
を揺動可能に支持する一方、前記フレーム1の底
壁11における前記受溝12の側方外方に、前記
クランプ体2に向つて立上る係合片15を設け、
かつ、前記クランプ体2における前記押え溝22
の側方外方に、前記係合片15を受入れる係合溝
25を設けたものである。
(作用) しかして、前記受溝12にロープの途中部分を
セツトするには、クランプ体2を、該クランプ体
2のロープの押え溝22が前記フレーム1のロー
プの受溝12から離れるように揺動させて、即ち
前記クランプ体2をロープセツト位置から離脱す
るように揺動させることにより前記フレーム位置
の底壁11は側方に開放させられるのである。従
つて、斯くの如く開放状にした底壁11のロープ
受溝12に前記ロープの途中部分を載置した後、
前記クランプ体2をロープセツト位置に戻すこと
により、前記ロープのセツトを簡単に行なえるの
である。またこのようにクランプ体2を揺動させ
てロープをセツトすると、前記係合片15が前記
係合溝25に係合するから、前記クランプ体2の
揺動にがたつきがあつても、前記クランプ体2は
両持状に支持されることになり、前記押え溝22
と前記受溝12の押圧による前記ロープの側方外
方への変形によつて、前記クランプ体2の下端部
が前記フレーム位置の底壁11から側方外方へ離
れようとするのを確実に防止できるのである。即
ち、前記係合片15の前記係合溝25への係合に
よつて、前記下端部を底壁11から側方外方へ離
れないようにすることができるのであるから、前
記ロープを押圧する力が、ロープの側方外方に逸
れることなく、前記ロープをしつかりと前記押え
溝2と前記受溝12との間に押圧挟持することが
できるのである。
(実施例) 以下第1図〜第4図に例示した本考案にかゝる
クランプ装置の実施例を説明する。
第1図に示すものは、フレーム1とクランプ体
2よりなるクランプ装置の組立図であつて、前記
クランプ体2の上部には、フツク等を引掛けて、
前記クランプ装置を吊下げる吊掛部21を設けて
いる。そして、このクランプ体2は前記フレーム
1に、該フレーム1の上部に設けたピン孔14と
前記クランプ体2の長さ方向中央部より稍下方部
に設けたピン孔24とに、先端にねじ部31をも
つたピン3を挿通すると共に、前記ねじ部31に
ナツト4を螺合させることにより、揺動可能に支
持している。
又前記フレーム1の下部一側には、第3図に示
すように側方に向つて突出する底壁11を開放状
に設けて、この底壁11の上面にロープの受溝1
2を形成し、更に、この受溝12の側方外方に、
前記クランプ体2に向つて立上る係合片15を前
記受溝12に沿つて突設している。この受溝12
の溝底は第1図点線で示したように、S字状に波
を打たせるように湾曲させている。
一方前記クランプ体2の下部には、前記受溝1
2に対向するロープの押え溝22を形成すると共
に、この押え溝22の側方外方に、前記係合片1
5を受入れる係合溝25を前記押え溝22に沿つ
て設けている。この押え溝22は、第1図点線で
示したように、円弧状にしており、前記した受溝
12における円弧状部分に対向させ、前記クラン
プ体2の揺動によつて前記ロープの受溝12と前
記ロープの押え溝22との対向距離が連続的に変
化するようにしているのである。
尚、前記係合溝25の側方外方には、カバー片
23を設けて、前記クランプ体2がロープセツト
位置に位置するとき、前記カバー片23が前記底
壁11に重合し、前記底壁11が側方外方より隠
すようにしている。又、第1図及び第4図におい
て13は前記底壁11の側方外方で、かつ、前記
クランプ体2の揺動方向前方位置に設けたストツ
パーであつて、前記クランプ体2の前記カバー片
23が接当し、前記クランプ体2の一定以上の揺
動を制限するためのものである。
以上のように構成した本考案にかゝるクランプ
装置を、例えば巻掛ロープの途中部分にクランプ
させるには、先ず前記クランプ体2を第1図の位
置から反時計方向に揺動させるのであつて、この
揺動により前記フレーム1における前記受溝12
を側方外方に開放するのである。そして、斯くの
如く前記受溝12を開放した後、前記ロープを第
2図のように前記受溝12に沿わせて載置し、し
かる後に前記係合片15を前記係合溝25に係合
させながら、前記クランプ体2を第2図時計方向
に揺動させることによつて、前記受溝12と押え
溝22とで前記ロープを狭圧するのである。そし
て、前記吊掛部21を上方に引上げれば、前記ク
ランプ体2は前記係合片15の前記係合溝25へ
の係合によつて案内されながら、更に揺動して前
記ロープを強く狭圧することになるのである。こ
のとき、前記受溝12と押え溝22とにより上下
から挟圧されて、側方外方に変形しようとするロ
ープが前記クランプ体2の下端部を第3図に矢印
で示すように、前記下壁11から離すように押圧
しても、前記係合片15と前記係合溝25との係
合によつて、前記クランプ体2の下端部は前記フ
レーム1から矢印方向へ移動することはないか
ら、前記ロープを上下に押圧する力が側方外方に
逸れることなく、前記ロープをしつかりと前記押
え溝22と前記受溝12との間に押圧挟持するの
である。
又、前記ロープに曲り癖がついていたり、又、
前記ナツト4の小さな緩みや、ピン孔14,24
と前記ピン3との間隙等によつて前記ピン3がガ
タついたりしても、前記カバー片23と、前記係
合片15の係合溝25への係合とにより前記ロー
プが前記受溝12と押え溝22との間に案内され
て、前記ロープが前記受溝12から離脱したり、
はみ出したりすることなく、これら各溝12,2
2間に確実に、かつ、強固に狭圧保持されるので
ある。
更に前記ストツパー13によつて前記クランプ
体2の揺動が制限されるので、定格荷重に耐えな
いロープは吊上げ時直ちに滑ることになるので、
安全確認ができる。
又前記受溝12と押え溝22との間隔が連続的
に変化するから、ロープの局部に集中的に押圧力
が作用することがなく、ロープを傷めつけること
は少ないのである。
尚、本実施例では荷物に巻回する巻掛ロープの
途中部分をクランプして、揚程を少なくするよう
にしたが、前記巻掛ロープ以外に例えば、ビル建
築時に用いるプレスワイヤの緊張引留め具や、船
舶、山林等における緊張ワイヤの引留め具として
用いられるし、トラツクにおける荷締めワイヤや
その他吊上げワイヤなどの揚程調節具など、長い
ロープ(ワイヤ)の途中部分をクランプして牽引
及び巻上げ作業する場合に使用することができる
ので、その使用範囲は広いものである。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、フレーム1の下部一側
に、側方に向つて突出する底壁11を開放状に設
けて、この底壁11の上面にロープの受溝12を
形成すると共に、前記フレーム1の前記底壁突設
側側面に、下部に前記受溝12に対向するロープ
の押え溝22をもち、上部に吊掛部21を備えた
クランプ体2を揺動可能に支持する一方、前記フ
レーム1の底壁11における前記受溝12の側方
外方に、前記クランプ体2に向つて立上る係合片
15を設け、かつ、前記クランプ体2における前
記押え溝22の側方外方に、前記係合片15を受
入れる係合溝25を設けたから、前記クランプ体
2の揺動操作により長いロープの途中部分を簡単
にクランプすることができ、しかも、前記クラン
プ体2の揺動にガタツキがあつても、押圧による
前記ロープの側方外方への変形によつて、ロープ
を押圧する力が側方外方に逸れることなく、しつ
かりとロープを押圧挟持することができるのであ
る。従つて、前記ロープがクランプ装置より離脱
したり、はみだしたりすることなくロープの途中
部分を簡単に、かつ、しつかりと挟圧保持するク
ランプ装置を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はクランプ装置の側面図、第2図はロー
プ載置時の側面図、第3図は第1図の−線断
面図、第4図は第1図−線断面図、第5図は
従来のクランプ装置の概略断面図、第6図は第5
図クランプ装置の使用状態の説明図である。 1……フレーム、2……クランプ体、12……
受溝、15……係合片、22……押え溝、25…
…係合溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレーム1の下部一側に、側方に向つて突出す
    る底壁11を開放状に設けて、この底壁11の上
    面にロープの受溝12を形成すると共に、前記フ
    レーム1の前記底壁突設側側面に、下部に前記受
    溝12に対向するロープの押え溝22をもち、上
    部に吊掛部21を備えたクランプ体2を揺動可能
    に支持する一方、前記フレーム1の底壁11にお
    ける前記受溝12の側方外方に、前記クランプ体
    2に向つて立上る係合片15を設け、かつ、前記
    クランプ体2における前記押え溝22の側方外方
    に、前記係合片15を受入れる係合溝25を設け
    たことを特徴とするロープのクランプ装置。
JP6984588U 1988-05-26 1988-05-26 Expired - Lifetime JPH0527427Y2 (ja)

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JPH01172587U JPH01172587U (ja) 1989-12-07
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