JP5192193B2 - クランプ - Google Patents

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本発明は、吊上機に連結され、吊上対象物を吊上げる際に吊上対象物を挟持するクランプに関する。
建設現場や土木現場では、種々の鋼材類、例えば、形鋼(山形鋼、みぞ形鋼、I形鋼、H形鋼)、鉄骨、鋼板等が使用される。そして、これら鋼材類を吊上げて運搬するために、吊上機と吊上対象物(鋼材類)とを連結するクランプが使用される。
図5は、従来から使用されているクランプを説明した図である。同図に示したように、クランプ100は、カバー体20を有しており、カバー体20は、平板状に形成された2つの外側体を互いに対向させて形成されている。このカバー体20に、吊上対象物の平板部が差込まれる締付用溝22が形成されている。この締付用溝22に上記平板部を差込み、差し込まれた平板部をカム部24で締付用溝22の下側に押し付けて挟持するようにして締付を行なうものである。カム部24はカバー体20の外側体間のカム用回転軸26に軸着されている。
また、カバー体20内部には、カバー体20に設けられた回転軸28に第1リンク部30がその中間部分で軸着され、一方側と他方側に一端側回動部30aと他方側回動部30bを有した構成となっている。そして、第1リンク部30とカム部24とは第2リンク部32で連結されている。この連結状態は、第2リンク部32の両端部をそれぞれ、第1リンク部30の他方側回動部30bとカム部24の回動端側位置とに軸着させ、各軸着部で各部材が互いに回動可能に装着されている。
第1リンク部30の一端側回動部30aには、吊上機との結合を行なうための結合用部材34の一端が回転軸36で回転自由に軸着されている。結合用部材34の他端部には、吊上機の吊上部との結合用部分である環体38が設けられている。そして、上記吊上機による吊上時には、結合用部材34が回動して、環体38が略垂直上方に引っ張られる。これにより、結合用部材34は矢印300方向に、第1リンク部30は矢印400方向に、その吊荷重により回動する。そして、第2リンク部32により、カム部24が図の下方向に押し下げられ、カム部24と締付用溝22の底部との間で挟持した状態で締付が行なわれる。従って、吊荷重に応じた締付力がカム部24から吊上対象物へ付加される。
符号40は、ロック装置で、スプリングを有しており(図示せず)、ロック装置は、カム部24の締付方向の回動と解除方向の回動の双方にスプリングの付勢力が切り替わるように設けられている。
図6は、従来から使用されているクランプの他の形態を示している。ここで、図5に示したものと同様の要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示したクランプ110は、第1リンク部30が全回動動作領域で完全にカバー体20内部に納められている。そして、第1リンク部30には、一端側回動部30aに、回転軸36で結合用部材34が回動自由に軸着されている。図5に示したクランプ100と異なる点は、結合用部材34の端部に切り込み部34aが形成され、切り込み部34aを横切る位置に設けられた回転軸35に、中間部材37が軸着されていることである。中間部材37には、環体38が設けられている。これにより環体38は、中間部材37への取付部(図示していない孔部)を中心に回動する構成になっている。なお、回転軸35は、第1リンク部30の一端側回動部30aに設けられた回転軸36と略直交する方向に設けられている。
図7は、図5に示したクランプ100を使用して鋼板42の吊上を行なった状態を説明した図である。同図では、略L字状に折り曲げられた鋼板42を、折り曲げた部位を上側に向け、その端部位置にて2個のクランプ100を使用して締付を行い、2個の吊上具44を使用して鋼板42の吊上を行なっている。吊上具44は、フック44a、44bをチェーン44cの各端部に備えている。吊上においては、各吊上具44のフック44aをクランプ100の環体38に係合させ、フック44bを一個の吊上環46に係合させて、吊上機械(図示せず)でワイヤー45を吊り上げ、これによりワイヤー45が結合した吊上環46を吊上げている(矢印204方向)。従って、クランプ100には、垂直方向から傾斜した方向(矢印200、202方向)から吊上力が作用し、これにより、クランプ100を吊上方向(矢印200、202の方向)に傾ける力が作用する。このため、カム部24に作用する締付力がカム部24の鋼板42への接触面全体で均一に作用せず、吊上方向の傾斜側に応力が集中し、この箇所でカム部24の角部が鋼板42の表面に「キズ」を付けることとなる。
更に、鋼板42の吊上の開始時点では、カム部24は、装着されているスプリングによる小さい締付力しか発揮していないので、吊荷重が十分に掛かるまでの過程で、クランプ100が吊上方向に締付箇所を中心に若干回転してしまうおそれがある。これは、挟持角度のずれや締付位置のずれを生起される原因ともなる。
しかしながら、まず、上記各従来のクランプの機構では、カム部に連結される2つのリンク部は、カバー体内の空間内で回動する構成を取っていることから、それらリンク部に更に連結する部材に揺動する構成を設けることになるが、どうしてもカム部の吊上対象物への挟持の作用点からその揺動動作のポイントとが離れた箇所となるという欠点がある。これは、図5に示したクランプで特に顕著に現れている。図6に示したクランプでは、締付箇所に近い位置で環体を結合した中間部材が揺動する揺動構造が構成されているが、まだ十分に短くされているとはいえない。
また、上述した種類のクランプを使用する場合、吊上状態で加わる吊上力や吊上方向以外に、吊上を行なっていない状態から吊上を行なう移行状態と、吊上対象物が他の設備等に衝突して発生する、いわゆる「衝撃荷重」が加わる場合を考慮する必要がある。このような吊上状態が変化する場合には、図6に示したクランプの中間部材の両端部に回転軸を設けた構成では、2つの軸によって環体を適切な方向に回動させるのに、時間的な遅れが発生するおそれがある。この場合、吊上対象物にキズが発生する可能性が生じる。
更に、図6に示したクランプでは、2つの軸により構成した揺動構造において、吊上力が加えられる方向によっては、デッド状態が発生し、吊上機との結合を行なう環体に作用する吊荷重がカム部に適切に伝わらず十分な締付力が得られないおそれもある。また、結合部材の両端部に回転軸を設けると、吊荷重がかかる部位に設けられる回転軸等の部材点数か増えることになり、メンテナンスに手間がかかり、好ましくない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、吊上げる鋼材類にキズが発生せず、またデッド状態が発生しにくいコンパクトなクランプを安価に提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
対向する2つの外側体を有するカバー体に挟まれた空間に稼動部を備えたクランプにおいて、前記稼動部は、前記外側体間に軸着され、回動動作により吊上対象物の締付動作を行なうカム部と、前記外側体間に、その中間部分で軸着され、一端側回動部が前記カバー体から突出した状態で回動する第1リンク部と、一端部が前記第1リンク部の他端側回動部に、他端部が前記カム部の回動端側位置にそれぞれ回動自在に軸着された第2リンク部と、を有し、前記第1リンク部の前記一端側回動部には、該一端側回動部に対して任意の方向に揺動自在に連結された揺動部が設けられ、該揺動部にて吊上機との結合が行なわれることを特徴とする。
この構成によれば、従来においてカバー体内空間で回動していた第1リンク部材、すなわち、カム部に第2リンク部を介して連結されている部材の一端側をカバー体から突出させ、その一端側回動部に直接、揺動部を任意の方向に揺動可能に連結している。従って、吊上対象物の締付を行なうカム部の作用点からできるだけ近い位置で吊上機からの引っ張り力の方向への部材の揺動動作を行なうことができる。従って、吊上機からの引っ張り力の加えられる点とカム部の吊上対象物への締付の作用点との間の腕の長さ、すなわち回転モーメントを可級的に短くすることができる。なお、揺動部は、全体を一体の環体として構成することや複数部材を軸着することなど種々の構成を取ることができる。
これにより、吊上対象物を吊上げていない状態から、吊上げた状態に移行する途中状態や、いわゆる「衝撃荷重」が加わる場合に、上記のようにクランプに加わる回転モーメントが小さくなっていることにより、カム部に作用する締付力の偏りが減少し、吊上対象物にキズが発生しない。また、第1リンク部材に直に揺動部を設けたことで、吊上げ開始時や吊上げ中に引っ張力が加えられた際に時間的な遅れのない迅速な方向の揺動動作が達成される。更に、稼動部を構成する部品点数が減少し、メンテナンスの軽減が図られる。
請求項2に記載の発明は、
前記揺動部は、前記第1リンク部の前記一端側回動部に、該一端側回動部に対して任意の方向に揺動自在に連結された揺動連結体と、該揺動連結体に回動自在に軸着され前記吊上機との結合を行なう結合部材と、を有していることを特徴とする。
これにより、吊上開始時等や吊上中に引っ張力が加えられた場合に結合部材も回動すことになり、揺動連結体の揺動動作の円滑化が図られる。また、クランプを使用しない場合には結合部材を揺動連結体側に回動させて、コンパクトな収納状態とすることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、
前記揺動部の前記第1リンク部の一端側回動部との揺動連結構造は、前記第1リンク部の一端側回動部及び前記揺動連結体に形成された連結用穴部がそれぞれ鎖状に挿通連結されて構成されたことを特徴とする。
この構成によれは、第1リンク部の一端側回動部と揺動部との連結を簡単な構成で形成することができ、製造コストの低減が図られている。
請求項4に記載の発明は、
前記第1リンク部の一端側回動部及び前記揺動連結体に形成された連結用穴部の内周は、角のない凸円弧状の外表面を有する形状とされたことを特徴とする。
この構成によれば、揺動連結体の揺動が円滑になる。従って、揺動連結体の揺動時に各部材間での振動が抑制され、吊上対象物の安定した挟持が達成される。更に、各連結用穴部の損耗が抑制され、揺動連結体の長寿命化を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、
前記第1リンク部の一端側回動部の連結用穴部は、長穴状に形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、揺動連結体が、前記第1リンク部に対して揺動するのみならず、長穴状に形成された上記連結用穴部をスライドする動作も可能となる。従って、揺動連結体に衝撃荷重が加わった場合、揺動部が第1リンク部の一端側回動部の連結用穴部をスライドすることにより、第1リンク部に衝撃荷重が直接的に伝わることが防止され、吊上対象物の安定した挟持が達成される。
請求項6に記載の発明は、
前記第1リンク部の長穴状の連結用穴部の一部が、前記揺動連結体の吊上方向に円弧状に拡張された2段型の環部構造とされたことを特徴とする。
この構成によれば、クランプによる吊上作業時には、揺動連結体の連結用穴部が、第1リンク部の連結用環の上記拡張部分に移動し、その揺動範囲を広範囲に維持することが可能となる。
請求項7に記載の発明は、
前記第1リンク部の前記一端側回動部には、前記揺動部がその揺動動作時に係合して前記揺動を規制するための係合部が前記一端側回動部の先端から回動半径外側へ突出形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、吊上対象物の締付解除時に、揺動部が係合部に係合した状態で揺動されることで、第1リンク部材を所定の位置まで回動させておく動作を簡単に行なうことができる。これにより、次の動作への準備を容易に行なうことができる。
本発明のクランプによれば、吊上方向が傾斜した場合であっても吊上対象物にキズが発生せず、また締付にデッド状態が発生しにくいクランプをコンパクト且つ安価に構成することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかるクランプ10を示している。ここで、図5に示したものと同様の要素には同一の符号を付しその説明を省略する。本実施の形態のクランプ10は、第1リンク部30の構成に1つの特徴を有しており、その一端側回動部30aがカバー体20から常に突出した状態で回動動作するように装着されている。そして、第1リンク部30の一端側回動部30aには、長穴状の連結用穴部30cが形成されている。
そして、更に特徴的なことは、この第1リンク部30の一端側回動部30aに、揺動連結体48が設けられていることである。揺動連結体48は、略U字状に形成された連結用穴部48aを有しており、この連結用穴部48aが、第1リンク部30の長穴状の連結用穴部30cに鎖状に挿通連結されている。また、長穴状の連結用穴部30cと連結用穴部48aとのサイズ関係は、連結用穴部48aがあそびを持って揺動できる程度に調整されている。
この揺動連結体48と第1リンク部30の一端側回動部30aとの揺動連結構造により、揺動連結体48は、第1リンク部30の一端側回動部30aに対して所定範囲を任意の方向にスムーズに揺動可能となっている。例えば、揺動連結体48は、矢印310、312の方向に回動可能である。更に、本実施の形態では、連結用穴部30cと連結用穴部48aの内周部の形状は、角のない凸円弧状の外表面を有している。これにより、揺動連結体48の揺動がより円滑なものとなり、また、揺動時における部材間の連結用穴部間での振動が抑制され、吊上対象物の安定した挟持が達成される。更に、各連結用穴部の損耗が抑制され、揺動連結体の長寿命化を図ることができる。
この様に、第1リンク部30の一端側回動部30aに揺動可能な部材が直接設けられたことにより、カム部24の挟持作用点から揺動連結体までの腕の長さを可及的に短くすることが可能となっている。すなわち、揺動連結体をカバー体20の外縁部の直近に位置させることが可能となっている。なお、本実施の形態では、揺動連結体48には環体38から連続形成された結合用部材39が回動自由に軸着されている。環体38は吊上機との結合部材であり、環体38と揺動連結体48で揺動部を構成している。なお、揺動部は、全体を一体の環体として構成することや複数部材を軸着することなど種々の構成を取ることができる。
図2は、図1に示したクランプ10のカバー体20を構成する外側体の片側とロック装置40を外し、稼働部全体の構成を示している。図示のように、第1リンク部30は、従来よりもやや大きく構成されており、カバー体20の外側に一端側回動部30aが突出していることが理解される。
以下、図1に示したクランプ10の実際の使用状態を説明する。図3は、上記図7に示した状況と同様の吊り下げ状況が示されている。なお、図7に示した要素と同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。本図では、2個のクランプ10を使用し、図7に示した状態と同様の状態で鋼板42の締付を行っている。ここで、本発明の実施の形態にかかるクランプ10は、第1リンク部30の、カバー体20から突出した部位である一端側回動部30aから、揺動連結体48が吊上方向(図中矢印200、202の方向)に傾斜している。このように、揺動連結体48がカバー体20の外縁部直近に位置しているので、吊上機からの引っ張り力の加えられる点とカム部24の鋼板42への締付の作用点との間の腕の長さは短く、すなわち、揺動連結構造が設けられていない場合と比較して、クランプ10による鋼板42締付箇所に加わる回転モーメントは小さくなっている。従って、カム部24と鋼板42の接触面の全面で、カム部24の締付力の偏りが減少し、鋼板42に許容範囲を超える「キズ」が生じることが防止される。
更に、揺動連結体48は、第1リンク部30に対して任意の方向に揺動可能とされていることから、鋼板42を吊上げていない状態から、吊上げた状態に移行する途中状態や、いわゆる「衝撃荷重」が加わる場合にも、同様の原理によりクランプ10の挟持角度のずれや締付箇所の位置ずれが発生せず、更にデッド状態が回避される。
また、連結用穴部48aと連結用穴部30cとは、鎖状に連結されているので、使用状況の変化に対して揺動連結体48が適切な方向に迅速に揺動可能である。これにより、揺動連結体48に吊上げ開始時や吊上げ中に引っ張力が加えられた際に時間的な遅れのない迅速な方向の揺動動作が達成されている。
更に、連結用穴部48aと連結用穴部30cの内周は、凸円弧状の外表面を有しているので、揺動連結体48の連結用穴部48aの揺動は円滑である。従って、揺動連結体48の揺動時における各部材間での振動の抑制や、鋼板42の安定した挟持が達成され、結果として損耗が抑制され、揺動連結体48の長寿命化が達成される。
また、環体38が、揺動連結体48に設けられた回転軸50を中心に回動する構成になっていることから、この部分の回動機構によっても、揺動連結体48の揺動動作の円滑化が図られている。更に、クランプ10を使用しない場合にはコンパクトな収納が可能となる。
図4は、第1リンク部とこれに連結された揺動連結体の他の実施の形態を説明している。ここで、図1に示したものと同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態では、第1リンク部30の連結用穴部30cの一部が円弧状に拡張され、拡張された部分に孔拡張部分30dが設けられた2段構造となっている。孔拡張部分30dは、連結用穴部30cの吊上方向の上部位置に拡張して形成されている。また、連結用穴部30cには、係合部31が一端側回動部30aの先端から回動半径外側へ突出形成されている。係合部31は、揺動連結体48の揺動動作を規制するためのものである。
吊上機による吊上が行われた状態では、揺動連結体48の連結用穴部48aは、第1リンク部30の連結用穴部30cの孔拡張部分30dに位置するようになる。これにより、揺動連結体48が第1リンク部30の連結用穴部30cに対する揺動範囲を広範囲に確保するものである。そして、締付状態の解除は、吊上対象物が移動先で降ろされた状態になることで行なわれる。この時、揺動連結体48のみが孔拡張部分30dの部分で回動し、第1リンク部30が元に戻っていない状態が上記係合部31の存在によって防止される。すなわち、揺動連結体48が係合部31に係合し、その重量で一緒に回動させることとなる。更に、着地状態で、カム部24が上述のスプリングによって付勢されている状態をこの揺動連結体48を係合部31に係合させた状態で回動させることにより解除することができる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変更が可能である。例えば、図1に示した実施の形態では、第1リンク部30の連結用穴部30cは、長孔状に形成されたが、これに限られるものではなく、全体を円弧に近い形状にすることも可能である。
また、図1に示した実施の形態では、揺動連結体48には環体38から連続形成された結合用部材39が回動自由に軸着されているとしたが、環体38を揺動連結体48に固定して設けるようにして良い。
本発明の実施の形態にかかるクランプを示した説明図である。 図1に示したクランプの構成を説明した図である。 図1に示したクランプを使用した状態を説明した図である。 第1リンク部と第1リンク部に連結された揺動連結体の他の実施の形態を説明した図である。 従来から使用されているクランプを説明した図である。 従来から使用されているクランクの他の形態を説明した図である。 図5に示したクランプを使用して鋼板の吊上を行なった状態を説明した図である。
符号の説明
10 クランプ
20 カバー体
22 締付用溝
24 カム
26 カム用回転軸
28 回転軸
30 第1リンク部
32 第2リンク部
34 結合用部材
42 鋼板
44 吊上具
48 揺動連結体

Claims (7)

  1. 対向する2つの外側体を有するカバー体に挟まれた空間に稼動部を備えたクランプにおいて、
    前記稼動部は、
    前記外側体間に軸着され、回動動作により吊上対象物の締付動作を行なうカム部と、
    前記外側体間に、その中間部分で軸着され、一端側回動部が前記カバー体から突出した状態で回動する第1リンク部と、
    一端部が前記第1リンク部の他端側回動部に、他端部が前記カム部の回動端側位置にそれぞれ回動自在に軸着された第2リンク部と、
    を有し、
    前記第1リンク部の前記一端側回動部には、該一端側回動部に対して任意の方向に揺動自在に連結された揺動部が設けられ、該揺動部にて吊上機との結合が行なわれることを特徴とするクランプ。
  2. 前記揺動部は、
    前記第1リンク部の前記一端側回動部に、該一端側回動部に対して任意の方向に揺動自在に連結された揺動連結体と、
    該揺動連結体に回動自在に軸着され前記吊上機との結合を行なう結合部材と、を有していることを特徴とする請求項1に記載のクランプ。
  3. 前記揺動部の前記第1リンク部の一端側回動部との揺動連結構造は、
    前記第1リンク部の一端側回動部及び前記揺動連結体に形成された連結用穴部がそれぞれ鎖状に挿通連結されて構成されたことを特徴とする請求項2に記載のクランプ。
  4. 前記第1リンク部の一端側回動部及び前記揺動連結体に形成された連結用穴部の内周は、
    角のない凸円弧状の外表面を有する形状とされたことを特徴とする請求項3に記載のクランプ。
  5. 前記第1リンク部の一端側回動部の連結用穴部は、長穴状に形成されたことを特徴とする請求項3又は4の何れか1項に記載のクランプ。
  6. 前記第1リンク部の長穴状の連結用穴部の一部が、前記揺動連結体の吊上方向に円弧状に拡張された2段型の環部構造とされたことを特徴とする請求項5に記載のクランプ。
  7. 前記第1リンク部の前記一端側回動部には、前記揺動部がその揺動動作時に係合して前記揺動を規制するための係合部が前記一端側回動部の先端から回動半径外側へ突出形成されたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のクランプ。
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