JP2607619Y2 - ロープ万力 - Google Patents

ロープ万力

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JP2607619Y2
JP2607619Y2 JP1993052013U JP5201393U JP2607619Y2 JP 2607619 Y2 JP2607619 Y2 JP 2607619Y2 JP 1993052013 U JP1993052013 U JP 1993052013U JP 5201393 U JP5201393 U JP 5201393U JP 2607619 Y2 JP2607619 Y2 JP 2607619Y2
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rope
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安経 三原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はロープ万力を容易に形成
することができるロープ万力治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラックの積み荷は運送中に荷崩れが起
きないように、幌をかけた上からロープを架け渡して荷
台に緊締されるが、その際図3に示すように、荷台フッ
クFの近傍のロープR途中にロープ自体にてロープ万力
用ループLを形成し、上記荷台フックFに引っかけて持
ち上げたロープRの先端をループL内に通し、このロー
プRを下方に引き下げることによりループLを下方に引
っ張るようにしてロープを緊張させる方式を採用してい
るが、上記ループLの形成は熟練を要し、未熟者のルー
プLは解け易く、引っ張り途中にループLが解けて怪我
の原因になるなど危険である。このため、実開昭58−
98247号、同59−26040号、同59−755
40号、同60−66472号、同61−49149
号、同62−9747号、同62−80057号などの
種々の治具が提案されている。実開昭58−98247
号、同61−49149号、同62−9747号、同6
2−80057号以外はやや複雑な構造を採用しており
安価に提供するには問題があるとともに、壊れやすく簡
易迅速に形成するロープ万力の要求には沿いにくいとい
う問題がある。それに対して実開昭58−98247号
のものは簡易ではあるが、ロープに対する取り付けが上
方の引掛部のみで行われるため、下方の引掛部がロープ
の引っ張りの時に起き上がり、ロープ外れの原因になり
易い。実開昭61−49149号は簡易な構造である
が、第1および第2ロープ係止部が治具上方にあり、し
かも折り返しロープの引掛部が荷物に対して水平方向に
位置するため、操作性に問題が残る。実開昭62−97
47号はほぼE型金具を使用するもので構造簡単である
が、単に2つの切り欠きにロープを挿通するだけでは外
れ易く、しかも折り返しロープの引掛部が荷物に対して
水平方向に位置するため、操作性に問題が残る。同62
−80057号はロープとの係合方法が複雑であり、操
作性に問題がある。他方、安全性を高めるためにジャッ
キ式にロープを牽引する方法もあるが、牽引ロープが金
属ワイヤとなって、ワイヤの荷物との接触部が締まり過
ぎのために損傷を受けるなどの問題があるだけでなく、
ロープによる緊締に比し使い辛く操作性に大きな問題が
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このため、ロープ万力
として使用される治具としてはロープに対する取り付け
作業が簡単で、しかも引っ張り作業時のロープの緊締に
より治具が確実に固定されるように安全性を考慮する必
要がある。そこで、本考案は通常のロープによる積み荷
の緊締において、上記ロープ自体によるループ形成より
取り扱いが安易で、しかも一旦形成されると作業中は決
して解けることのないロープ万力を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を達成するための手段】本考案は、積み荷などの
荷物に架け渡したロープRを荷台フックFを介して緊締
する際に用いる治具であって、上記ロープRに対する治
具取り付け部1と上記荷台フックFからのロープRを掛
けるフック部2とからロープ万力形成治具を構成し、上
記治具取付け部1を上端部でロープを下面から上面に案
内し、該ロープを側方からの切り欠き穴を介して巻き付
けるようにし、これを再び下端部で上面から下面に案内
する絡み板形式とすると、治具のロープへの取付けが簡
単であるだけでなく、治具の荷物面への密着性が図れる
ことを見出し、完成したもので、図1に示すように、上
記取り付け部1が絡み板10からなり、その上端部10
aにおいて上記ロープRを下面から上面に案内する第1
ガイド穴11と、その下端部10bにおいて上記ロープ
Rを上面から下面に案内する第2ガイド穴12と、上記
第1および第2ガイド穴の中間にいずれか一方の側縁か
らほぼ水平に切り込まれた巻付け穴13とを少なくとも
備え、上記フック部2は上記絡み板10の下端部から下
方に垂下して取り付けられ、上記ロープRを上記絡み板
10の上端部10aの下面から第1ガイド穴11を通し
て上面に、次いで巻付け穴13を上面から下方に通して
側方に逃がし、側縁部を少なくとも半巻して最後に第2
ガイド穴12を表面から下方に通し、下方に垂下するロ
ープを荷台フックに引っかけて持ち上げ、上記フック部
2に掛けて下方に引っ張るようにして取り付けられるロ
ープ万力にある。
【0005】
【作用】本考案に係るロープ万力は、荷造りロープRが
図2に示すように、上記絡み板10の上端部10aの下
面から第1ガイド穴11を通って上面に、次いで巻付け
穴13を上面から下方に通すので、第1ガイド穴と巻付
け穴との間に存在する押圧部分14がロープRにより下
方に押し付けられる一方、そしてロープRは側方に逃げ
て、側縁部を少なくとも半巻させるので、絡み板10に
対しロープRを容易に解けないように、絡まる。最後に
第2ガイド穴12を上面から下方に通すので、巻付け穴
13と第2ガイド穴12との間の部分15がロープRに
より下方に押し付けられ、その結果、絡み板10の上下
端はロープRと一体となって積み荷面に押し付け固定さ
れることになり、この絡み板10の下端に位置するフッ
ク部2はしっかりと位置決めされることになる。
【0006】上記第1ガイド穴11は斜め上方に向けて
切り込まれ、上記第2ガイド穴12が斜め下方に向けて
切り込まれていると、ロープRは取り付け板10から外
れる方向とは逆方向に第1および第2ガイド穴11、1
2に食い込むことになり、取り付け板10のロープRへ
の固定が確実になる。
【0007】上記実施例では第1および第2ガイド穴を
側方からの切り欠き穴によって形成したが、図4に示す
ように上端部10aにおいて側方から水平に切り込んで
その平行に延びる上縁中央を上方に切り込んで形成した
切込み穴11Aで第1ガイド穴を構成する一方、上記巻
付け穴および第2ガイド穴を下端部10bにおいて側方
から水平に切り込んでその平行に延びる下縁中央を下方
に切り込んで形成した切込み穴12Aで構成するように
してもよい。
【0008】また、図5に示すように第1ガイド穴を上
端部10aに穿設した丸穴11Bで構成してもよい。そ
の際、第2ガイド穴は上記第1実施例のように切り欠き
穴であってもよいが、図4に示すように巻付け穴13の
平行に延びるほぼ中央部を下方に切り込んで形成した切
り込み穴12Aで構成してもよい。
【0009】上記万力形成治具をナイロン6樹脂で製造
することができ、その場合、図6に示すように、巾4.
4cm、長さ19cm、厚み1.1cmで縁部を6mm巾、凹部
深さ4mmに射出成形すると、84gの重量で引張力40
0kgに耐えるロープ万力形成治具を製造することができ
た。なお、同一部分には同一番号を付して説明を省略す
る。
【0010】
【考案の効果】以上のように説明で明らかなように、本
考案によれば、図3に示すようにロープRを第1ガイド
穴11に嵌め込み、巻付け穴に少なくとも半巻きして第
2ガイド穴に嵌め込むことによりロープRの所要箇所に
嵌め込み形式で容易にロープ万力を形成することができ
るので、ロープ荷造りに不慣れなものでも容易にロープ
万力を形成することができる。しかもこのロープ万力は
ロープ自体で形成したものと異なり、ロープへの取り付
けは容易であるが、ロープに緊張を与えている限り巻付
け穴を中心に絡み板の上下は荷物面に押し付けられて容
易に解けないので、作業上の危険は減少する。なお、ロ
ープが細い場合は巻付け穴への巻き付けを1回以上行う
ようにすれば絡み板の機能を十分に発揮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るロープ万力治具の第1実施例を
示す正面図である。
【図2】 (a)は本考案に係るロープ万力治具を用い
てロープ万力を形成したときの正面図、(b)はその側
面図である。
【図3】 従来のロープ万力での荷造り形態を示す全体
図(a)および部分拡大図(b)である。
【図4】 本考案に係るロープ万力治具の第2実施例を
示す正面図である。
【図5】 本考案に係るロープ万力治具の第3実施例を
示す正面図である。
【図6】 樹脂成形により形成された図1に示す治具の
具体例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 治具取付け部 10 絡み板 10a 上端部 10b 下端部 11、11A 第1ガイド穴 12、12A 第2ガイド穴 13 巻付け穴

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積み荷などの荷物に架け渡したロープ
    (R) を荷台フック(F) 及びロープ万力形成治具を介して
    緊締するようにしたロープ万力であって、上記ロープ万力形成治具は 上記ロープ(R) に対する治具
    取り付け部(1) と上記荷台フック(F) からのロープ(R)
    を掛けるフック部(2) とからなり、上記治具取り付け部
    (1) が絡み板(10)からなり、該絡み板(10)はその上端部
    (10a) において上記ロープ(R) を下面から上面に案内す
    る第1ガイド穴(11)と、その下端部(10b) において上記
    ロープ(R) を上面から下面に案内する第2ガイド穴(12)
    と、上記第1および第2ガイド穴の中間にいずれか一方
    の側縁からほぼ水平に切り込まれた巻付け穴(13)とを少
    なくとも備え、上記フック部(2) は上記絡み板(10)の下
    端部から下方に垂下して取り付けられ、 上記ロープ(R) は上記絡み(10)の上端部(10a) の裏面
    から第1ガイド穴(11)を通されて上面に、次いで巻付け
    (13)を上面から下方に通されて押圧部分(14)を下方に
    押しつけるとともに側方に逃がされ、側縁部を少なくと
    も半巻されて絡み板(10)に絡まされ、最後に第2ガイド
    (12)を上面から下方に通され、下方に垂下する部分が
    荷台フックに引っかけて持ち上げられ、上記フック部
    (2) に掛けられて下方に引っ張られるようにして取り付
    けられることを特徴とするロープ万力。
  2. 【請求項2】 積み荷などの荷物に架け渡したロープ
    (R) を荷台フック(F)を介して緊締してロープ万力を形
    成する際に用いる治具であって、 上記ロープ(R) に対する治具取り付け部(1) と上記荷台
    フック(F) からのロープ(R) を掛けるフック部(2) とか
    らなり、 上記治具取り付け部(1) が絡み板(10)からなり、該絡み
    板(10)はその上端部(10a) において上記ロープ(R) を下
    面から上面に案内する第1ガイド穴(11)と、その下端部
    (10b) において上記ロープ(R) を上面から下面に案内す
    る第2ガイド穴(12)と、上記第1および第2ガイド穴の
    中間にいずれか一方の側縁からほぼ水平に切り込まれた
    巻付け穴(13)とを少なくとも備え、 上記フック部(2) は上記絡み板(10)の下端部から下方に
    垂下して取り付けられていることを特徴とするロープ万
    力形成治具。
  3. 【請求項3】 上記第1ガイド穴が絡み板(10)の上端部
    側縁から斜め上方に傾斜した切り欠き穴であって、上記
    第2ガイド穴が絡み板(10)の下端部側縁から斜め下方に
    傾斜した切り欠き穴である請求項記載のロープ万力形
    成治具。
  4. 【請求項4】 上記第1ガイド穴が絡み板(10)の上端部
    (10a) の中央部に形成された貫通穴である請求項記載
    のロープ万力形成治具。
  5. 【請求項5】 上記第2ガイド穴が上記巻付け穴(13)
    平行に延びる下辺部を一部切り込んで形成されている請
    求項記載のロープ万力形成治具。
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