JPH0527425U - 車両の変速操作装置 - Google Patents

車両の変速操作装置

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JPH0527425U
JPH0527425U JP7597491U JP7597491U JPH0527425U JP H0527425 U JPH0527425 U JP H0527425U JP 7597491 U JP7597491 U JP 7597491U JP 7597491 U JP7597491 U JP 7597491U JP H0527425 U JPH0527425 U JP H0527425U
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shaft
lever
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stopper plate
coil spring
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政宏 新井
正彦 古矢
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セレクト位置の感知を安定して実施でき、作
動時の摩耗を低減可能とする車両の変速操作装置を提供
することにある。 【構成】 変速操作装置は、変速機側のアッパケース5
内に回転可能に配置されたトーションシャフト6と、こ
のトーションシャフト6にスプライン係合されたスラン
ディグレバー9と、アッパケース5に対する回転が阻止
された状態で、トーションシャフト6上を移動自在に取
り付けられたストッパプレート13と、このストッパプ
レート13をスライディングレバー側の止め12に押圧
するコイルスプリング15とを備えて構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、手動型変速機の変速操作をなす車両の変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の変速操作装置は、変速機に取り付けられたケース内にシャフトを回転 可能に配置する一方、このシャフト上にスライディングレバーをスプライン係合 して構成されている。従って、この種の変速操作装置は、変速機の変速レバーに より、スライディングレバーがシャフト上を所定の位置まで摺動することで、変 速段のセレクト操作がなされ、また、シャフトを介しスライディングレバーが回 動されることで、選択したセレクト位置にて、所望の変速段へのシフト操作がな されるものとなっている。
【0003】 また、上述した変速操作装置には、セレクト位置の選択操作がなされたか否か を運転者に感知させるための感知手段を備えているものもある。この感知手段は 、従来、シャフトを大径部と小径部とからなる段付きシャフトとして、その大径 部にスプライン部を形成する一方、段付きシャフトの段差とケースとの間にスプ リングリテーナを介し、コイルスプリングを配置して構成されている。
【0004】 このような感知手段によれば、スライディングレバーがスプライン部上を一方 向に摺動され、そして、このスライディングレバーがコイルスプリングの一方の スプリングリテーナに当接して、コイルスプリングを収縮させると、このコイル スプリングの反発力がスライディングレバーを介して、変速レバーに伝達される 。従って、運転者は、変速レバーから受ける抵抗感により、所定のセレクト位置 が選択されたことを感知できる。
【0005】
【考案が解決しようする課題】
ところで、上述したセレクト位置感知手段にあっては、スライディングレバー により、コイルスプリングが収縮されているとき、スライディングレバーは段付 きシャフトのスプライン部に対し、その噛み合いが一部外れた状態となり、スラ イディングレバーの摺動が安定しない不具合がある。
【0006】 また、前記セレクト位置にてシフト操作がなされるときには、スライディング レバーとコイルスプリングの一方のスプリングリテーナとが当接した状態にある から、スライディングレバーとともにスプリングリテーナが引き摺られて回転し 、コイルスプリングに捻れが生じる場合がある。このため、コイルスプリングの 反発力が不安定なものとなって、変速レバーの抵抗感が一定とならない不具合が ある。
【0007】 更に、段付きシャフトの段差には、コイルスプリングがリテーナを介して常時 押し付けられた状態にあるので、前記セレクト位置以外の他のセレクト位置にて 、シフト操作がなされる度にも、段付きシャフトとともにコイルスプリングが回 転してしまい、このため、スプリングリテーナやケースの摩耗が大となる不具合 もある。
【0008】 この考案は、上述した事情に基づいてなされたもので、その目的とするところ は、セレクト操作時、スライディングレバーの摺動案内を安定して実施でき、ま た、変速レバーに与える抵抗感を安定させ、且つ、シフト操作時の摩耗を低減す ることができる車両の変速操作装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は、車両の変速機に取り付けられるケースと、このケース内に回転可 能に配置されたシャフトと、このシャフトにスプライン係合されたスランディグ レバーと、このスライディングレバーがシャフト上を軸線方向に所定のセレクト 位置まで移動されたときに、スライディングレバーを介して変速機の変速レバー 側に所定の抵抗力を付与し、これにより、前記セレクト位置が選択されたことを 感知させるセレクト位置感知手段とを備えた車両の変速操作装置に於いて、この 考案の変速操作装置の場合、前記セレクト位置感知手段は、ケースに対する回転 が阻止された状態で、シャフト上を軸線方向に移動自在に取り付けられたストッ パプレート、ケースの内面に形成され、スライディングレバー側へのストッパプ レートの移動を阻止する止めと、ストッパプレートとケースとの間にシャフトを 囲むようにして配置され、ストッパプレートを止めに対して押圧付勢するコイル スプリングとを備えて構成されている。
【0010】
【作用】
上述した変速操作装置によれば、スライディングレバーがシャフト上を摺動し 、ストッパプレートを介してコイルスプリングを収縮させれば、このコイルスプ リングからの反発力がスライディングレバーを介して変速レバーに伝達され、こ れにより、変速レバーに抵抗感が与えられることになる。
【0011】 一方、コイルスプリングが収縮された状態で、シャフトの回転によりシフト操 作が実施されても、ストッパプレートの回転は阻止された状態にあるから、スラ イディングレバーは、ストッパプレートに対し摺接して回動されるだけとなる。 また、コイルスプリングが収縮されていない状態では、コイルスプリング側と シャフトとは機械的に係合してないので、シフト操作によりシャフトが回転され ても、この回転がコイルスプリング側に伝達されることはない。
【0012】
【実施例】
図1を参照すると、車両の手動型変速機1が示されており、この変速機1のエ ンジン側には、クラッチハウジング2が取り付けられている。 変速機1には、変速操作装置3が設けられており、この変速操作装置3は、変 速機1の上部に取り付けられたロワーケース4及びアッパケース5を備えている 。
【0013】 アッパケース5内には、図2に示されているように、シャフト即ちトーション シャフト6が配置されている。このトーションシャフト6は、その一端がアッパ ケース5に回転自在に嵌合されており、その他端側は、変速機1の変速レバー7 (図1参照)側に接続されている。 トーションシャフト6には、アッパケース5内に露出した部位にスプライン部 8が形成されており、このスプライン部8には、スライディングレバー9が摺動 自在に噛み合わされている。詳細には図示されていないが、スライディングレバ ー9は、変速レバー7の操作により、スプライン部8上を摺動されるものとなっ ており、また、変速レバー7の操作により、トーションシャフト6が回転されて 、スラインディングレバー9の回動がなされるようになっている。
【0014】 また、アッパケース5の内面には、平坦なガイド面10が形成されており、こ のガイド面10は、トーションシャフト6と平行にして所定の長さに亘り延びて いる。 更に、スライディングレバー9側のガイド面10の端部は、アッパケース5内 に向かって突出した段部11となっており、この段部11とガイド面10との間 の段差面が止め12として形成されている。
【0015】 トーションシャフト6のスプライン部8には、ストッパプレート13がその軸 方向に移動自在に取り付けられている。このストッパプレート13は、硬質な材 料例えばステンレス鋼からなり、その一辺は、ガイド面10に摺接する摺接縁1 4として形成されている。従って、ストッパプレート13は、トーションシャフ ト6の軸方向にはガイド面10に案内されて摺動自在であるが、しかしながら、 トーションシャフト6の軸回りの回転は、図3から明かなようにガイド面10に よって阻止された状態にある。
【0016】 更に、ストッパプレート13とアッパケース5との間には、トーションシャフ ト6即ちそのスプライン部8を囲むようにして、コイルスプリング15が配置さ れている。従って、ストッパプレート13は、コイルスプリング15の付勢力を 受けて、前述した止め12に当接されている。 この実施例の場合、ストッパプレート13は、コイルスプリング15の一端の スプリングリテーナをも兼用しており、また、コイルスプリング15の他端は、 スプリングリテーナ16を介してアッパケース5の内面に当接されている。
【0017】 前述したスライディングレバー9が図2に示したP23位置にあるとき、そのセ レクト位置は、2/3速となっており、そして、スライディングレバー9が矢印 方向に移動されて、P45位置、P6位置及びP1R位置に位置付けられたとき、セ レクト位置の夫々は、4/5速、6速及び1/R速となっている。なお、Rはリ バースを示している。
【0018】 従って、この実施例の場合、変速操作装置は、前進6段後進1段の変速機に適 用されるものである。 なお、図2中、参照符号16は、シフトレールを示している。 上述した変速操作装置によれば、変速レバー7により、スライディングレバー 9がP6位置まで、トーションシャフト6のスプライン部8上を移動すると、ス ライディングレバー9は、ストッパプレート13と当接し、このストッパプレー ト13を介してコイルスプリング15を収縮させる。従って、コイルスプリング 15からの反発力がスライディングレバー9を介して変速レバー7に伝達され、 これにより、運転者は、変速レバー7の操作抵抗から、そのセレクト位置が6速 であることを感知できる。
【0019】 この後、変速レバー7により、トーションシャフト6の回転を介してスライデ ィングレバー9が回動されると、図示しないけれども、スライディングレバー9 と所定のシフトレール16とが係合され、これにより、変速機1は、6速にシフ トされることになる。 なお、スライディングレバー9が他のセレクト位置に位置付けられ、そして所 定の方向に回動されることで、変速機1が1速乃至5速又はリバースの1つの変 速段にシフトされることは言うまでもない。
【0020】 上述した変速操作装置によれば、スライディングレバー9がP6位置のセレク ト位置まで移動されても、スライディングレバー9は、トーションシャフト6の スプライン部8に完全に噛み合った状態に維持されているから、スライディング レバー9の摺動案内を安定して実施することができる。 また、P6位置にてシフト操作されるとき、つまり、スライディングレバー9 が回動されるとき、ストッパプレート13は回転しないので、コイルスプリング 15に捻れが生じることはない。従って、P6位置までスライディングレバー9 が移動されたとき、コイルスプリング15は一定の反発力を発生するから、この ときの変速レバー7の操作抵抗もまた一定となり、変速レバー7の操作感を良好 にすることができる。
【0021】 更に、ストッパレバー13の回転が阻止されているから、このストッパプレー ト13とコイルスプリング15とが相対的に回転することもないし、また、コイ ルスプリング15のスプリングリテーナ16がアッパケース5に対して回転する ようなこともない。従って、コイルスプリング15、スプリングリテーナ16及 びアッパケース5の摩耗による損傷を大幅に低減することができる。
【0022】 また、この実施例の場合、P6位置以外のセレクト位置にスライディングレバ ー9が移動されてシフト操作されても、トーションシャフト6は、コイルスプリ ング15側に対してフリーとなっているので、このシフト操作によって、コイル スプリング15やそのスプリングリテーナ16が回転することもない。 この考案は、上述した一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能 である。例えば、一実施例では、変速レバー7に対して、その操作抵抗を与える セレクト位置をP6位置としたが、そのセレクト位置は必ずしも、P6位置即ち6 速位置に限定されるものではない。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の車両の変速操作装置によれば、ケースに対す る回転が阻止された状態で、ストッパプレートを設ける一方、このストッパプレ ートを、コイルスプリングにより、ケース側の止めに押圧してあるから、スライ ディングレバーの摺動案内をなすシャフト上のスプライン部を十分に長く確保で き、スライディグレバーの摺動案内を安定して実施することができる。また、ス トッパプレートの回転が阻止されているから、スライディングレバーの回動によ るシフト操作時にあっても、コイルスプリングが回転したり又は捻れたりするこ ともないので、コイルスプリングの反発力を一定にでき、また、各部の摩耗をも 低減できる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】手動型変速機の概略的側面図である。
【図2】一実施例の変速操作装置を示した断面図であ
る。
【図3】ストッパプレートの正面図である。
【符号の説明】
5 アッパケース 6 トーションシャフト 8 スプライン部 9 スライディングレバー 10 ガイド面 12 止め 13 ストッパプレート 15 コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 古矢 正彦 神奈川県川崎市中原区大倉町10番地 三菱 自動車エンジニアリング株式会社東京事業 所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の変速機に取り付けられるケース
    と、このケース内に回転可能に配置されたシャフトと、
    このシャフトにスプライン係合されたスランディグレバ
    ーと、このスライディングレバーがシャフト上を軸線方
    向に所定のセレクト位置まで移動されたときに、スライ
    ディングレバーを介して変速機の変速レバー側に所定の
    抵抗力を付与し、これにより、前記セレクト位置が選択
    されたことを感知させるセレクト位置感知手段とを備え
    た車両の変速操作装置に於いて、 前記セレクト位置感知手段は、ケースに対する回転が阻
    止された状態で、シャフト上を軸線方向に移動自在に取
    り付けられたストッパプレート、ケースの内面に形成さ
    れ、スライディングレバー側へのストッパプレートの移
    動を阻止する止めと、ストッパプレートとケースとの間
    にシャフトを囲むようにして配置され、ストッパプレー
    トを止めに対して押圧付勢するコイルスプリングとを具
    備したことを特徴とする車両の変速操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57202140U (ja) * 1981-06-18 1982-12-23

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