JPH05273891A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH05273891A
JPH05273891A JP4071214A JP7121492A JPH05273891A JP H05273891 A JPH05273891 A JP H05273891A JP 4071214 A JP4071214 A JP 4071214A JP 7121492 A JP7121492 A JP 7121492A JP H05273891 A JPH05273891 A JP H05273891A
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JP
Japan
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image
data
magnification
analog
unit
Prior art date
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JP4071214A
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English (en)
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Kenichi Muroki
賢一 室木
Shoji Imaizumi
祥二 今泉
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変倍率にかかわらずアナログ画像とディジタ
ルの読み取り画像との主走査方向のずれを補正できる複
写機を提供する。 【構成】 アナログ光学系は、原稿支持手段上の原稿画
像を感光体上に投影すると共に、その投影倍率を変更可
能である。カラーイメージセンサー23は、原稿画像を
ライン単位で読み取る。マークアドレス検出部101
は、カラーイメージセンサー23によって読み取られた
画像情報における基準マークの位置を検出する。主走査
電気変倍部100は、アナログ光学系の投影倍率に応じ
て、画像情報を電気的に変倍する。LEDヘッド6は、
主走査電気変倍部100によって変倍された画像情報に
基づいて感光体を露光する。CPU85は、検出された
基準マークの位置と投影倍率とに応じて、アナログ光学
系によって投影される画像とLEDヘッド6によって露
光される画像との、感光体上における主走査方向の相対
位置を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログの画像情報と
ディジタルの画像情報とを変倍可能に合成するプロセス
を実行する複写機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログの画像情報とディジタル
の画像情報とを変倍可能に合成するプロセスを実行する
複写機として、例えばアナログ画像をディジタル・イレ
ースするフルカラー複写機があった。すなわち、露光ラ
ンプやミラーおよびレンズからなる読取光学系を通じて
原稿画像(アナログ画像)を感光体表面に照射し、アナ
ログ画像の静電潜像を形成する一方で、アナログ画像の
不要部分を、LEDヘッドを点灯させ静電的にイレース
(ディジタル・イレース)するというプロセスを所要回
数繰り返すものである。ここに、ディジタル・イレース
処理は、K(ブラック)像を好ましく得るために行われ
る。即ち、K像を作像する場合に、Y(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)の3色の像を重ね合わせる
合成方法によっても或る程度達成できるが、合成色では
黒らしい黒にならないとか、或いは濃度が不足するとい
った難点があるため、感光体表面に形成されるKの静電
潜像にKトナーを供給してK像を得る方法が採られる。
そして、そのためには、Y,M,Cの静電潜像に各々含
まれるKの静電潜像をその都度イレースする必要がある
ので、LEDヘッドによりディジタル・イレース処理が
行われるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の複写機にお
いて、組み立て誤差などの各種要因によりラインイメー
ジセンサの主走査方向中央位置がアナログ光学系の主走
査方向中央位置からずれた場合、静電潜像領域とイレー
ス領域とが主走査方向にずれてしまい、良好な画像が得
られないが、従来の複写機ではこのような問題を解決で
きなかった。特に、読み取り画像を電気的に変倍する場
合、拡大率に比例して上記のずれが大きくなり、大きな
問題であった。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、変倍率にかかわらずアナログ画像とディジタル
の読み取り画像との主走査方向のずれを補正できる複写
機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿を支持す
る原稿支持手段と、この原稿支持手段上の原稿画像を感
光体上に投影すると共に、その投影倍率を変更可能なア
ナログ光学系と、前記原稿画像をライン単位で読み取る
ラインイメージセンサと、前記原稿支持手段の所定位置
に設けられた基準マークと、前記ラインイメージセンサ
によって読み取られた画像情報における前記基準マーク
の位置を検出する検出手段と、前記アナログ光学系の投
影倍率に応じて、前記画像情報を電気的に変倍する変倍
手段と、この変倍手段によって変倍された画像情報に基
づいて前記感光体を露光する露光手段と、検出された基
準マークの位置と前記投影倍率とに応じて、前記アナロ
グ光学系によって投影される画像と前記露光手段によっ
て露光される画像との、前記感光体上における主走査方
向の相対位置を補正する補正手段とを備えたことを特徴
としている。
【0006】
【作用】原稿支持手段は、原稿を支持する。アナログ光
学系は、原稿支持手段上の原稿画像を感光体上に投影す
ると共に、その投影倍率を変更可能である。ラインイメ
ージセンサは、原稿画像をライン単位で読み取る。基準
マークは、原稿支持手段の所定位置に設けられている。
検出手段は、ラインイメージセンサによって読み取られ
た画像情報における基準マークの位置を検出する。変倍
手段は、アナログ光学系の投影倍率に応じて、画像情報
を電気的に変倍する。露光手段は、変倍手段によって変
倍された画像情報に基づいて感光体を露光する。補正手
段は、検出された基準マークの位置と投影倍率とに応じ
て、アナログ光学系によって投影される画像と露光手段
によって露光される画像との、感光体上における主走査
方向の相対位置を補正する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例における複写機の概
略構成を示す断面図で、複写機本体1の略中央部には、
時計回り方向に回転駆動可能な感光体ドラム2が配置さ
れ、その周囲には、クリーナーユニット3や、メインイ
レーサランプ4や、帯電チャージャ5や、LEDアレイ
を備えたLEDヘッド6や、現像装置7〜10や、AI
DCセンサー12や、中間転写媒体としての転写ベルト
13などが配置されている。
【0008】感光体ドラム2は、その表面に感光体層を
設けたもので、回転に伴ってメインイレーサランプ4お
よび帯電チャージャ5との対向部分を通過することによ
り、表面が一様に帯電され、光学系から画像露光をうけ
る。光学系は、原稿ガラス14の下方で原稿の画像を走
査可能に設置したもので、光源15と、可動ミラー16
〜18と、主レンズ19と、フィルターミラー部20
と、ミラー21とから構成されている。等倍型のカラー
イメージセンサー23は、光源15からの光路長が感光
体ドラム2と等しくなる位置に配置されている。カラー
イメージセンサー23が原稿を読み取る際には、フィル
ターミラー部20のハーフミラーからなるNDフィルタ
ー20aを、破線で示すように光路24に対して垂直に
なる位置に止めて、原稿からの反射光をカラーイメージ
センサー23に入射させる。フィルターミラー部20
は、回転可能なNDフィルター20aとフィルターミラ
ー20b,20c,20dとにより構成されており、フ
ィルターミラー20bにはブルーフィルターが、フィル
ターミラー20cにはグリーンフィルターが、フィルタ
ーミラー20dにはレッドフィルターが、各々表面に蒸
着されている。フルカラーコピーを作成する際のイエロ
ー像作像行程時にはフィルターミラー20bが、マゼン
タ像作像工程時にはフィルターミラー20cが、シアン
像作像工程時にはフィルターミラー20dが、各々光路
25を介して感光体ドラム2表面に原稿からの反射光を
導く位置に切り換えられる。これは、図外のステッピン
グモーターで駆動され、図外のメカニカル機構により、
確実に位置決めされるようになっている。フィルターミ
ラー部20の基準位置を検出する基準位置検出センサー
26は、光路24に対してNDフィルター20aが垂直
になる位置に配置されている。光源15および可動ミラ
ー16を備えた第1スライダー27は、感光体ドラム2
の周速度vに対してv/h(hは複写倍率)の速度で移
動し、可動ミラー17,18を備えた第2スライダー2
8は、v/2hの速度で移動するように構成されてお
り、スキャンモーター29により駆動される。現像装置
7〜10としては、適宜な形式の装置を用いることがで
きるが、本実施例では、第1の現像装置7にはイエロー
トナーが使用され、第2の現像装置8にはマゼンタトナ
ーが使用され、第3の現像装置9にはシアントナーが使
用され、第4の現像装置10にはブラックトナーが使用
されている。現像装置7〜10には、各現像装置7〜1
0内のトナー濃度をコントロールするための濃度センサ
ー31〜34が配置されている。現像装置7の上方に
は、湿度を検出するための湿度センサー35が配置され
ている。転写ベルト13の表面には、感光体ドラム2の
表面に形成された可視化されたトナー像が転写される。
転写ベルト13の周囲には、転写ベルト13にトナー像
を転写する転写チャージャー36と、ファーブラシから
なる転写ベルトクリーナー37と、ペーパーにトナー像
を転写する転写チャージャー38と、ペーパー分離チャ
ージャー39とが配置されている。転写ベルト13に付
された図外のマークを検出するマーク検出センサー41
は、転写ベルト13に多重転写する際のタイミングをと
るために用いられる。転写ベルトクリーナー37は、図
外のソレノイドおよびメカ機構によって、転写ベルト1
3への圧接および脱着が選択的に可能な構成となってい
る。感光体ドラム2および転写ベルト13などは、モー
ター42によって駆動される。ペーパーを収納するペー
パーカセット43,44には、給紙ローラー45,46
の駆動により、ペーパーが供給される。ペーパーカセッ
ト43,44の内部には、ペーパーカセット43,44
に収容されているペーパーサイズを検出するペーパーサ
イズ検出センサー47,48が配置されている。エンプ
ティ検出センサー49,50は、各ペーパーカセット4
3,44内のペーパーがなくなったことを検出する。ロ
ーラー対52は、ペーパーカセット44からのペーパー
を次段へ導く。ローラー対53は、ペーパーカセット4
3からのペーパーあるいはペーパーカセット44からの
ペーパーを次段に導く。ローラー対53の近傍には、ペ
ーパーを検出するペーパー検出センサー54が配置され
ている。タイミングローラーとしてのローラー対55
は、前段のペーパー検出センサー56によってペーパー
先端が検出された後、転写ベルト13表面のトナー像と
タイミングをとってペーパーを搬送させるように駆動さ
れる。転写ベルト13表面のトナー像は、転写チャージ
ャー38によりペーパー表面に転写され、次にペーパー
分離チャージャー39によりペーパーが転写ベルト13
と分離され、搬送部57に送られる。搬送部57に送ら
れたペーパーは、定着部58に送られてペーパー表面の
トナーが溶融定着され、排紙ローラー対59により外部
へ送出される。モーター61は、給紙系と搬送系と定着
系とを駆動する。ペーパー検出センサー62は、排出部
にてペーパーを検出する。定着部58には、上定着ロー
ラー63の内部に2本の定着ヒーター64,65が配置
され、下定着ローラー66の内部に1本の定着ヒーター
67が配置されており、定着ヒーター64,65,67
は選択的にコントロールされて定着部58の温度コント
ロールを行える構成となっている。温度検出センサー6
8,69は、上定着ローラー63および下定着ローラー
66の温度を検出する。手差し扉71は、ペーパーの手
差しを行う際に手差し口を開放するためのもので、ペー
パー検出センサー72は、手差し口より挿入されたペー
パーを検出する。ローラー対73は、手差し口より挿入
されたペーパーを次段に導く。複写機本体1の外部に
は、ソーター74や排出トレイ75などが配置されてい
る。原稿ガラス14の一端部には、第1スライダー27
のホームポジションの上方位置に原稿スケール76が配
置されており、複写機本体1の内部には、複写機全体を
制御する制御装置(図1には図示せず)が配置されてい
る。
【0009】図2はLEDヘッド6の説明図で、LED
ヘッド6の各画素に対応する多数の発光部77は、感光
体ドラム2の表面に対向しており、主走査方向すなわち
図1の紙面に対して垂直な方向に一定のピッチPで配列
されている。また各発光部77は、それぞれ独立して点
灯および消灯を制御できるように構成されている。図3
はカラー複写動作の作像プロセス概念の説明図で、作像
プロセスの前工程として、先ず原稿情報を読取るための
読取り動作が実行される。これは、第1スライダー27
および第2スライダー28の走査と、光源15による原
稿照射とにより、原稿の情報を主レンズ19とNDフィ
ルター20aとを通して、カラーイメージセンサー23
に入射させて読取るものであり、その詳細は後述する。
読取られた原稿情報は、制御装置内の画像処理部79に
よって処理され、後述の画像メモリに蓄えられる。カラ
ーイメージセンサー23は、すでに公知のものであるの
で詳述は省くが、前面にR,G,Bのフィルターが蒸着
されており、原稿からの入射光をR,G,Bの光成分に
分解して取り込むので、後処理にて色情報の判断が可能
となる。この読取り動作により、原稿情報が、カラー図
柄等の色領域と、黒文字等の白/黒領域とに分離されて
画像メモリにデータとして蓄えられる。図3では、例と
して図中の原稿のように、カラー図柄部Xと黒文字部Y
とが分かれて存在する原稿として説明する。作像プロセ
スでは、上記の読み取られた画像情報により、LEDヘ
ッド6によって、潜像をイレース操作していく。
【0010】第1回目の作像工程では、主レンズ19の
後段のフィルターとしては、フィルターミラー部20の
フィルターミラー20bすなわちBフィルターが配置さ
れる。したがって、光学系の走査により感光体ドラム2
表面には、a1に示すように、B成分の光の状態に応じ
た静電潜像が形成される。b1は、LEDヘッド6によ
る画像処理のメモリ内容に基づいたイレース操作後の静
電潜像のようすを示している。ここでは、黒文字部Yの
潜像をイレースする。判り易いように、イレースされた
部分を破線で示す。次に、第1回目はY(黄色)現像工
程であるので、現像装置7が可動可能状態にされてい
る。その現像工程後のトナー可視像のようすをc1に示
す。すなわちカラー図柄部Xに、図柄に対応するB成分
光量に応じた量のYトナーが付着する。現像後、感光体
ドラム2表面の像は、転写ベルト13表面に転写され
る。d1にそのようすを示す。
【0011】第2回目の作像工程では、主レンズ19の
後段のフィルターとしては、フィルターミラー部20の
フィルターミラー20cすなわちGフィルターが配置さ
れる。したがって、光学系の走査により、感光体ドラム
2表面には、a2に示すようにG成分の光の状態に応じ
た静電潜像が形成される。b2は、LEDヘッド6によ
る画像処理のメモリ内容に基づいたイレース操作後の静
電潜像のようすを示す。ここでは、黒文字部Yの潜像を
イレースする。イレースされた部分を破線で示す。第2
回目はM(マゼンタ)現像工程であるので、現像装置8
が可動可能状態にされている。その現像工程後のトナー
可視像のようすをc2に示す。カラー図柄部Xに、図柄
に対応するG成分光量に応じた量のMトナーが付着す
る。この像はd2のように、転写ベルト13表面の、第
1回目の像と重なる位置に転写される。
【0012】第3回目の作像工程では、主レンズ19の
後段のフィルターとしては、フィルターミラー部20の
フィルターミラー20dすなわちRフィルターが配置さ
れる。それで、光学系の走査により、感光体ドラム2表
面には、a3に示すように、R成分の光の状態に応じた
静電潜像が形成される。b3は、LEDヘッド6による
画像処理のメモリ内容に基づいたイレース操作後の静電
潜像のようすを示している。ここでは、黒文字部Yの潜
像をイレースする。イレースされた部分を破線で示す。
次に、第3回目はC(シアン)現像工程であるので、現
像装置9が可動可能状態にされている。その現像工程後
のトナー可視像のようすをc3に示す。すなわちカラー
図柄部Xに、図柄に対応するR成分光量に応じた量のC
トナーが付着する。この像は、d3のように、転写ベル
ト13表面の、前回までの像と重なる位置に転写され
る。
【0013】以上の第1〜3の作像工程で、転写ベルト
13表面には、カラー図柄部Xに対応するアナログプロ
セスによるカラー像が作成される。第4回目の作像工程
では、主レンズ19の後段のフィルターとしては、フィ
ルターミラー部20のNDフィルター20aが配置され
る。したがって、光学系の走査により、感光体ドラム2
表面には、a4に示すように透過光の状態に応じた静電
潜像が形成される。b4は、LEDヘッド6による画像
処理のメモリ内容に基づいたイレース操作後の静電潜像
を示している。この第4工程は、黒トナーによる再現工
程であるので、カラー図柄部Xの静電潜像がイレースさ
れる。イレースされた部分を破線で示す。次に、第4回
目は黒現像工程であるので、現像装置10が可動可能状
態にされている。その現像工程後のトナー可視像のよう
すをc4に示す。すなわち黒文字部Y部に、文字に対応
する光量に応じた量の黒トナーが付着する。この像は、
転写ベルト13表面に転写される。
【0014】d4のように転写ベルト13表面に作成さ
れたトナー可視像は、eのようにペーパー表面に転写さ
れ、定着された後、ペーパーが複写機本体1の外部に排
出される。このような作像プロセスによって、カラー図
柄部XにはアナログプロセスによるY,M,Cトナーを
用いたカラー像が、また黒文字部Yには黒トナーを用い
た像が、各々得られる。
【0015】図4はアナログ像作成動作の説明図、図5
はディジタル像作成動作の説明図で、原稿スケール76
の裏面中央には、光学系の主走査方向中央を示すための
センターマーク81が付されている。このセンターマー
ク81は、主レンズ19の光軸上にあり、主レンズ19
を介してカラーイメージセンサー23によりプレスキャ
ン開始時に読み取られる。画像処理部79は、プレスキ
ャン開始時におけるセンターマーク81の検出により、
1ライン中の有効領域Lを決定し、有効データのみを制
御装置内の画像メモリ82に送る。アナログ画像作像時
には、画像メモリ82から画像データが読み出され、イ
レースのためにLEDヘッド6により感光体ドラム2表
面に書き込まれる。このとき、感光体ドラム2表面のア
ナログ潜像の画像先端とLEDヘッド6による書き込み
開始位置とが一致するように、制御装置により書き込み
をT秒間遅らせる制御がなされる。
【0016】図6は制御装置の要部の構成図で、先ずプ
レスキャンにおける画像データの入力動作について説明
する。操作パネル84からCPU85へのコピー入力に
より複写動作が開始される。プレスキャン開始時に、カ
ラーイメージセンサー23が、原稿スケール76の裏面
中央にあるセンターマーク81を1ライン分読取る。こ
の詳細は後述する。このとき第1スライダー27および
第2スライダー28は停止したままである。フィルター
ミラー部20は、CPU85からの切り換え信号により
NDフィルター20aが光路24と直交するように切り
換えられ、原稿の色情報は全てカラーイメージセンサー
23に入力される。カラーイメージセンサー23はCC
Dなどの色情報読み取り素子からなり、原稿の色情報に
応じてR,G,Bデータを画像処理部79に供給する。
画像処理部79は、注目画素を中心としたマトリクスの
データから注目する点の領域情報(色領域/文字領域)
を、例えば色領域なら“1”、文字領域なら“0”とい
うように算出する。またカラーイメージセンサー23
は、原稿上の1ライン分のデータを1度に読み込み、画
像処理部79からのクロック信号CLK0に同期して、
各色のデータを1ビットずつ画像処理部79に供給す
る。画像処理部79は、1ビットずつ入力されるR,
G,B信号を処理し、まとまったビット数(本実施例で
は8ビット)になると、CPU85に信号READYを
供給すると同時に、データバス86に8ビットデータを
出力する。CPU85は、信号READYを受け取る
と、画像メモリ82にアドレスと書き込み信号WRとを
供給する。これにより、画像処理部79からの8ビット
データが画像メモリ82に書き込まれる。以上の動作を
繰り返し、1ライン分の原稿データを画像メモリ82に
書き込んだ後、次のラインの画像データを読み込むため
にCPU85がスキャン信号を出力し、第1スライダー
27および第2スライダー28を1ライン分移動させ
る。以下、最終ラインまで同様の動作を行い、原稿の1
画面分の領域情報を画像メモリ82に書き込む。画像処
理部79は、プレスキャン時にカラーイメージセンサー
23が読み取ったセンターマーク81のアドレス位置を
求め、CPU85に知らせる。CPU85は、そのアナ
ログ系の中央アドレスから、変倍率mに応じた位置補正
データNを求め、倍率データMと共に画像処理部79に
供給する。画像処理部79は、読み取った画像データに
対し、倍率データMと位置補正データNとに基づいて変
倍処理を行い、画像メモリ82に転送する。この詳細は
後述する。
【0017】次に画像データの読み出しについて説明す
る。これは、プレスキャンによって画像メモリ82に入
力された1画面分の領域データを、Y,M,C,Kの各
作像工程に応じて繰り返し読み出す動作である。先ずY
工程において、CPU85からのスキャン開始命令によ
り、第1スライダー27および第2スライダー28がス
キャンを開始し、感光体ドラム2表面にアナログ潜像を
作像する。このとき、画像メモリ82からのデータの読
み出しを、後述する所定のタイミングで開始する。CP
U85からは、アドレスと、信号RDと、LEDヘッド
6へのデータを反転・非反転させるための信号Sele
ctとが出力される。セレクタ88に供給される信号S
electは、Y,M,C工程のときに非反転側をセレ
クトするようにローレベルになり、8ビット単位のメモ
リデータの色領域“1”と文字領域“0”とがそのまま
パラレル−シリアル変換部87に転送される。パラレル
−シリアル変換部87は、画像メモリ82から送られて
来た8ビット単位のデータを1ビット単位のシリアルデ
ータに変換して、CPU85からのクロック信号CLK
1に同期して1ライン分のデータをLEDヘッド6に転
送する。LEDヘッド6には、CPU85から1ライン
同期信号であるラッチパルス信号が出力され、このとき
の1ライン分のデータに応じてデータの“0”のところ
の発光部77が点灯し、感光体ドラム2表面に書き込ま
れる。これにより感光体ドラム2表面の対応部分の潜像
がイレースされる。これを1画面分繰り返すことで、原
稿内の文字領域の像が消され、色領域のみがYトナーで
可視化されることになる。これは、M工程、C工程も同
様である。K工程では信号Selectがハイレベルに
なり、画像メモリ82からのデータが反転され、色領域
が消されて、文字領域はKトナーのみで可視化される。
【0018】図7は画像処理部79の構成図で、カラー
イメージセンサー23により検出された原稿の色情報
は、R,G,Bのアナログ信号として同時に出力され、
増幅部89,90,91でそれぞれゲイン調整され、A
/D変換部92に入力される。A/D変換部92は、
R,G,Bのアナログ信号をそれぞれ6ビットのディジ
タル信号に変換する。シェーディング補正部93は、カ
ラーイメージセンサー23自体の出力むらや光学系のむ
ら等を補正し、それぞれ5ビットの信号として次段に供
給する。シェーディング補正部93で補正されたR,
G,Bデータは、副走査位置ずれ・変倍補正部94に入
力され、カラーイメージセンサー23自体の副走査方向
の位置ずれの補正と、変倍率mに関連する副走査方向の
R,G,B信号の位置補正とを、電気的遅延操作によっ
て実行される。副操作方向に位置合わせされたR,G,
B信号は、色判断部95に入力され、色データに変換さ
れる。この変換はR,G,Bのセットで1画素単位に実
行され、黒/白/灰/有彩色を示す2ビットの色データ
が決定される。ピッチ変換部96は、カラーイメージセ
ンサー23による読取り単位(200dpi)のデータ
を、LEDヘッド6によるイレース単位(100dp
i)のデータに変換する、データ単位変換作業を実行す
る。ピッチ変換されたデータは、黒トナー再現領域判断
部97およびマーカー領域検出部102に入力される。
黒トナー再現領域判断部97は、注目部のデータを、黒
トナー単色で再現するのか、アナログフルカラーで再現
するのかを判定し、黒/白/フルカラーを示す2ビット
の色データを出力する。一方、マーカー領域検出部10
2は、原稿上にペイントされたマーカーエリアを検出
し、2ビットの検出信号を出力する。境界判断部98
は、黒トナー単色再現部とアナログフルカラー再現部と
の境界部に、LEDヘッド6のイレース操作の光のまわ
り込みによる白ぬけが発生するのを防止するために、そ
の境界部を識別し、境界データのデータ補正処理を実行
する。境界判断部98からの信号およびピッチ変換部9
6からの信号は、セレクタ99の入力端に個別に入力さ
れ、操作パネル84で選択されたコピーモードに応じ
て、いずれかの信号がセレクトされて主走査電気変倍部
100に入力される。フルカラー(4c)モードのとき
は、境界判断部98からの信号が選択され、マーカー編
集モードのときは、マーカー領域検出部102からの信
号が選択される。主走査電気変倍部100は、操作パネ
ル84で選択されている倍率設定値に応じて、主走査方
向のデータの補正を実行する。このとき、CPU85か
らの位置補正データNに基づいて電気変倍が行われる。
マークアドレス検出部101は、アナログ系の中央であ
るセンターマーク81のアドレスを検出し、CPU85
に送る。CPU85は、そのデータ(アナログ像の中
央)に基づいて、変倍率mに応じた位置補正データNを
決定する。このように処理された1原稿分(本実施例で
はA3相当)のデータが画像メモリ82に格納される。
画像メモリ82に格納されたデータは、作像工程におい
て、CPU85によるDMA転送でLEDヘッド6に転
送される。
【0019】図8は主走査電気変倍部100の構成図
で、この主走査電気変倍部100は、セレクタ103,
104と、ライトアドレスカウンタ105と、リードア
ドレスカウンタ106と、セレクタ107,108と、
RAM109,110と、バッファ111,112と、
セレクタ113と、ラッチ114とを備えていると共
に、変倍クロック制御部を備えているが、変倍クロック
制御部については後述する。この主走査電気変倍部10
0は、主走査方向の画像データを変倍率mに応じて増減
し、またデータを所定容量のRAM109,110の所
定位置に格納することにより、主走査方向の電気的変倍
処理を行う。すなわち、CPU85から変倍率mに応じ
て画像データに同期したクロックを間引くためのデータ
が入力され、そのデータを基に間引いたクロックを発生
させる。それで、2個のRAM103,104をリード
/ライトするときに、RAM103,104のアドレス
作成用クロックを基本クロックと間引きクロックとで切
換えて、変倍率mに応じたデータの増減を行う。またデ
ータ取り込み位置補正については、CPU85からの変
倍率mに応じたデータに基づいて、リード/ライトする
RAM103,104の初期アドレス値を切り換えるこ
とによって実行される。
【0020】例えば、信号SEL1がハイレベル、信号
SEL2がローレベルの場合、RAM109は書き込み
モードになり、セレクタ107を介して供給される書き
込み用のアドレスに基づいて、バッファ111を介して
供給される読み取りデータが書き込まれる。一方、RA
M110は読み出しモードになり、セレクタ108を介
して供給される読み出し用のアドレスに基づいて、セレ
クタ113にデータが出力される。このときバッファ1
12は、RAM110の出力と干渉しないように、ハイ
インピーダンス出力になる。すなわちバッファ111,
112は、3ステート出力タイプである。また、信号S
EL1がローレベル、信号SEL2がハイレベルの場
合、RAM109は読み出しモードになり、セレクタ1
07を介して供給される読み出し用のアドレスに基づい
て、セレクタ113にデータが出力される。一方、RA
M110は書き込みモードになり、セレクタ108を介
して供給される書き込み用のアドレスに基づいて、バッ
ファ112を介して供給される読み取りデータが書き込
まれる。以上の動作が1ライン毎に切り換えられ、結果
的に書き込みおよび読み出しが連続的に行われる。
【0021】図9は主走査電気変倍部100の拡大動作
時(具体的には2倍)の各部信号波形図で、拡大動作時
には、先ず画像クロック信号LAT2と同期した基本ク
ロックであるライトアドレスクロックでライトアドレス
を発生させ、RAM103,104にデータを書き込
む。次に間引きクロックであるリードアドレスクロック
によってリードアドレスを発生させ、RAM103,1
04からデータを読み出す。次に基本クロックであるラ
ッチクロックで上記読み出したデータをラッチして出力
する。この際、倍率による主走査方向のデータ取り込み
位置を補正するために、リードアドレスカウンタ106
のイニシャル値をCPU85からの補正値とする。ライ
トアドレスカウンタ105のイニシャル値は0である。
【0022】図10は主走査電気変倍部100の縮小動
作時(具体的には0.5倍)の各部信号波形図で、縮小
動作時には、先ず間引きクロックであるライトアドレス
クロックでライトアドレスを発生させ、RAM103,
104にデータを書き込む。次に画像クロック信号LA
T2と同期したリードアドレスクロックでリードアドレ
スを発生させ、RAM103,104からデータを読み
出す。次に画像クロック信号LAT2と同期したラッチ
クロックで上記読み出したデータをラッチして出力す
る。この際、倍率による主走査方向のデータ取り込み位
置を補正するために、ライトアドレスカウンタ105の
イニシャル値をCPU85からの補正値とする。リード
アドレスカウンタ106のイニシャル値は0である。
【0023】図11は主走査電気変倍部100に備えら
れた変倍クロック制御部の構成図で、この変倍クロック
制御部は、ラッチ116と、セレクタ117と、加算器
118と、論理和回路119と、反転回路120とを備
えている。この変倍クロック制御部は、12ビットの倍
率データMによって、画像クロック信号LAT2を間引
く割合を決定する。すなわち、倍率データMを1画像デ
ータ毎に繰り返し加算し、そのキャリーによって画像ク
ロック信号LAT2をイネーブルにする。なお、変倍率
mと倍率データMとの関係を下記表1に、また画像クロ
ック信号LAT2の間引きの状態を下記表2に示す。等
倍時の倍率データMは0FFFH であり、画像クロック
信号LAT2の間引きは行わない。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】図12はLEDヘッド6に備えられた駆動
回路の構成図で、この駆動回路は、例えば1300個の
D−フリップフロップ122と、1個のD−フリップフ
ロップ123と、1個のドライブ回路124と、130
0個のLEDからなる発光部77と、1300個の抵抗
125とを備えている。D−フリップフロップ122
は、プレスキャン時に読み取ったシリアル画像データが
パラレル−シリアル変換部87から供給され、クロック
信号CLK1のタイミングで順次入力されて、1ライン
分の画像データを蓄える。次にD−フリップフロップ1
23は、1ライン同期信号すなわちラッチパルスが入力
されることにより、D−フリップフロップ122に蓄え
られた1ライン分の画像信号をラッチする。このとき、
CPU85からの信号ENABLEがローレベルであれ
ば、ドライブ回路124が発光部77を駆動し、発光部
77が1ライン分のデータに応じて点灯する。なお信号
ENABLEは、Y,M,C,K工程中はローレベルに
制御される。このように、ラッチパルスが入力される毎
に1ライン分のデータがラッチされ、発光部77が同時
点灯する。
【0027】図13は画像データの読み出し開始タイミ
ングの説明図で、画像メモリ82からの読み出しは、
Y,M,C,K工程に同期して、4回読み出される。マ
ーク検出センサー41にて転写ベルト13の多重転写基
準であるマークを読み取り、信号STが発生する。これ
を基準にスキャンの開始と画像メモリデータの読み出し
とが行われる。CPU85は、この信号STを検出する
と、スキャンモーター29からのエンコーダパルスを基
準に1ラインの同期信号であるラッチパルスを発生さ
せ、所定のスピードでメモリアドレスを発生させてデー
タを読み出す。読み出されたデータはLEDヘッド6に
て感光体ドラム2表面に書き込まれるが、このとき、ス
キャンによって感光体ドラム2表面に得られたアナログ
潜像の先端に対し、LEDヘッド6の書き込み開始位置
が合うように、CPU85が、メモリ読み出し開始タイ
ミングを図4のようにT秒間時間調整する。
【0028】図14はアナログ系と読み取り系との中央
のずれによる変倍時のアナログ像とディジタル像とのず
れの説明図で、まず等倍時において、アナログ系の中央
(レンズ中央)はCA 、読み取り系の中央(有効エリア
中央)はCD の位置とすると、感光体ドラム2表面にL
EDヘッド6で書き込むときは、アナログ像のCA の位
置にCD の位置の像が書き込まれることになり、(a)
(b)のように主走査方向に2ドット分ずれた画像とな
る。
【0029】次に2倍に拡大した場合について述べる。
アナログ像は作像時に主レンズ19によって光学的に拡
大されるのでCA 位置を中心に2倍に拡大され、(c)
のようになるが、センサー読み取り時(プレスキャン
時)は、主レンズ19は等倍位置のままなので、(b)
のように等倍像として読み取り、これを画像処理部79
において主走査方向に電気変倍処理を行っている。この
とき、電気変倍は有効エリアの中央つまりCD の位置を
中央として処理を行うため、(d)のようになる。その
結果、アナログ像とは4ドット分ずれた画像となる。
【0030】このように、アナログ系と読み取り系との
中央がずれていると、変倍率mによってずれ量が変わっ
てしまい、その補正が複雑になってしまうことがわか
る。次に、拡大時における倍率による主走査方向のデー
タ取り込み位置補正について説明する。先ず、RAM1
09,110へのデータの書き込みは、0番地からと
し、RAM109,110のデータを読み出すときにX
番地からとすることにより、無効データを除去して、1
216個のLEDヘッド6のデータを作成する。なお、
Xの値は変倍率mにより変化し、下記数1で表される。
また変倍率mが2倍の場合を図15に示す。
【0031】
【数1】
【0032】次に、縮小時における倍率による主走査方
向のデータ取り込み位置補正について説明する。先ずR
AM109,110へのデータの書き込みはX番地から
とし、RAM109,110のデータを読み出すときに
1番地からとすることにより、無効データを含ませて、
1216個のLEDヘッド6のデータを作成する。な
お、Xの値は変倍率mにより変化し、下記数2で表され
る。また変倍率mが0.5倍の場合を図16に示す。
【0033】
【数2】
【0034】次にアナログ系の中央基準のデータ取り込
み位置補正について説明する。上記説明では、Xによ
り、倍率に応じた読み出し又は書き込みの開始アドレス
を求めた。しかし、これは電気変倍における中央を基準
とした相対アドレスである。そこで、アナログ系の中央
にあわせた絶対アドレスを求める必要がある。すなわ
ち、アナログ系の中央アドレスを求め、それとxの値と
から、絶対アドレスの位置補正データNを求めることが
できる。
【0035】次にアナログ中央画素の検出について説明
する。図17はマークアドレス検出部101の構成図、
図18はカラーイメージセンサー23の出力の説明図、
図19はマークアドレス検出部101の動作を説明する
タイミングチャートで、マークアドレス検出部101
は、アドレスカウンタ127と、コンパレータ128
と、データラッチ129とを備えている。アドレスカウ
ンタ127は、1ライン同期信号である信号AREAS
Tを基準としたクロック信号CLK1(クロック信号C
LK0を2分周したもの)をカウントする。プレスキャ
ン開始時、まず原稿スケール76の裏面を1ライン読み
取る。原稿スケール76の裏面には中央部にセンターマ
ーク81が形成されており、コンパレータ128は、セ
ンターマーク81を読み取ったデータと80H とを比較
する。これにより、図18のように、センターマーク8
1のところのみがハイレベルとなる出力結果が得られ
る。この出力をデータラッチ129にトリガとして入力
すると、マーク検出した立上りでの主走査アドレスがラ
ッチされる。このアドレスをCPU85に送る。このア
ドレスはアナログ系の中央であり、これを基にディジタ
ル系の有効アドレスを決定する。
【0036】次に、位置補正データNの検出について説
明する。CPU85は、画像処理部79から送られて来
たマークアドレス(アナログ系中央)Uと倍率データM
とから、絶対アドレスに対する読出し、書き込み開始ア
ドレスを算出する。等倍および拡大時の算出式を下記数
3に、また縮小時の算出式を下記数4に示す。
【0037】
【数3】
【0038】
【数4】
【0039】これを図19のタイミングチャートの例で
計算すると、この場合アナログ系の中央アドレスは65
0で、これがLEDヘッド6のアドレス608に対応し
ているので、拡大時においては、RAM109,110
には等倍のまま書き込まれる。変倍率mが2倍の場合、
ほしいデータはアナログ系の中心アドレス650を中心
とした346〜954の斜線部の領域である。これを読
み出し時に346から2倍しながら読み出せば、LED
ヘッド6のアドレス608の位置に650画素のデータ
がくる。したがって、倍率に関係なく、ずれ分だけXの
値に足してやればよい。一方、縮小時は、RAM10
9,110に書き込むときに、間引いて(縮小して)書
き込まれる。したがって、有効領域42〜1258を縮
小してRAM109,110に書き込んだときに、アナ
ログ系の中心とそろうようにするには、有効領域先頭が
304になればよい。したがって、書き込み開始アドレ
スとしては、倍率に応じたずれ量(この場合42の半
分)を考える必要がある。計算により、283より書き
込みを開始すれば、304に先頭がくる。読み出し時は
0から始めれば、アナログ系と中心を倍率に応じて合わ
せることができる。
【0040】このように、アナログ系の中央に応じてデ
ィジタル系画像の電気変倍を制御することにより、変倍
時に、アナログ像とディジタル像とがずれることがな
い。図20はCPU85のメイン制御動作を説明するフ
ローチャートで、先ずCPU85のレジスタや周辺I/
0などの初期設定を行う(ステップS1)。次に、CP
U85に入力されている各スイッチ類の入力信号に応じ
て、複写モード設定などのキー入力処理を行う(ステッ
プS2)。次に、ステップS2におけるキー入力などに
より設定された複写モードの表示を行う(ステップS
3)。以下、複写動作のシーケンス制御が行われる。す
なわち、先ず給紙、通紙関係の処理を行う(ステップS
4)。次に、感光体ドラム2周辺の作像プロセス関係の
処理および画像処理部79の制御を行う(ステップS
5)。次に、光学スキャン系の処理を行う(ステップS
6)。次に、メインルーチンの1ルーチンタイマーの終
了を判定し(ステップS7)、タイマーが終了すると、
ステップS2にジャンプして再び処理を開始する。な
お、実際の複写動作の制御では、本実施例に示すフロー
以外の複雑な制御を行っているのであるが、本発明とは
直接関係しないので説明を省略する。
【0041】図21は作像処理動作を説明するフローチ
ャートで、これは図20のステップS5に対応してい
る。先ず画像処理系のメモリ制御を行う(ステップS1
1)。次に、設定された倍率に応じてアナログ系および
ディジタル系の変倍処理制御を行う(ステップS1
2)。次に、LEDヘッド6への1ライン同期信号すな
わちラッチパルスを作成する(ステップS13)。次
に、感光体ドラム2周辺の作像プロセス関係の処理など
のその他の処理を行う(ステップS14)。
【0042】図22は画像メモリ82への書き込みおよ
び読み出し制御動作を説明するフローチャートで、これ
は図21のステップS11に対応している。先ずプレス
キャン動作状態か否かを判別する(ステップS21)。
これは、ここでは説明を省いているスキャン処理ルーチ
ンにて設定されたフラグにより判断する。プレスキャン
中なら、画像メモリ82へのデータ書き込みを行い、信
号WRをローレベル、信号RDをハイレベルにする(ス
テップS22)。次にアドレス設定をして(ステップS
23)、データ書き込みが行われる。アドレス設定で
は、1ライン分のアドレスが順次設定される。ステップ
S21においてプレスキャン中でないと判断すれば、
Y,M,C工程中であるか否かを判定する(ステップS
24)。Y,M,C工程中であれば、メモリデータの読
み出しであるので、信号WRをハイレベル、信号RDを
ローレベルに設定する(ステップS25)。次に、読み
出しのアドレスを設定する(ステップS26)。このと
きの開始タイミングは既に説明した。次に信号Sele
ctをローレベルにする(ステップS27)。これは既
に説明したようにデータの反転・非反転をセレクトする
ためのものである。ステップS24においてY,M,C
工程中でないと判別すれば、K工程であるか否かを判別
する(ステップS28)。K工程であれば、同じくメモ
リデータの読み出しであるので、信号WRをハイレベ
ル、信号RDをローレベルに設定する(ステップS2
9)。次に、読み出しのアドレスを設定する(ステップ
S30)。このときの開始タイミングは既に説明した。
次に信号Selectをハイレベルにする(ステップS
31)。これも既に説明したようにデータの反転・非反
転をセレクトするためのものである。ステップS28に
おいてK工程でないと判別すれば、すなわちどの工程で
もない場合は、WR信号およびRD信号をハイレベルに
し(ステップS32)、画像メモリ82はアクセスされ
ない。以上でこのルーチンは終了する。
【0043】図23は変倍処理動作を説明するフローチ
ャートで、これは図21のステップS12に対応してい
る。先ず設定された倍率に応じてレンズ移動などのアナ
ログ系の制御を行う(ステップS41)。次に、ディジ
タル系における電気変倍処理を制御する(ステップS4
2)。図24はディジタル系変倍処理動作を説明するフ
ローチャートで、これは図23のステップS42に対応
している。先ず操作パネル84のプリントスイッチがオ
ンされたか否かを判定する(ステップS51)。プリン
トスイッチがオンされれば、画像処理からのマークアド
レスUを検知する(ステップS52)。次に、現在設定
されている変倍率mを検知する(ステップS53)。次
に、上記数3あるいは数4により位置補正データNを求
める(ステップS54)。これにより、アナログ系の中
央を基準とした設定倍率による画像読み出し、書き込み
アドレスが求まる。次に、変倍率データMおよび位置補
正データNを画像処理部79に出力する(ステップS5
5)。以上でこのルーチンを終了する。
【0044】図25はラッチパルス信号作成動作を説明
するフローチャートで、これは図21のステップS13
に対応しており、この手順により、LEDヘッド6への
1ラインの同期信号であるラッチパルス信号が作成され
る。先ず本スキャン状態(Y,M,C,K各工程中)か
否かを判定し(ステップS61)、本スキャン状態であ
ればクロック信号CLK1をカウントする処理を行う
(ステップS62)。次に、そのカウント値が、例えば
1ライン分を1300画素とするなら、1300以上で
あるか否かを判定する(ステップS63)。1300以
上であれば、ラッチパルスを出力し、カウント値をリセ
ットする(ステップS64)。ステップS63において
カウント値が1300以上でなければ、そのままこのル
ーチンを終了する。またステップS61において本スキ
ャン状態でなければ、そのままこのルーチンを終了す
る。
【0045】このように、原稿を支持する原稿ガラス1
4と、原稿ガラス14上の原稿画像を感光体ドラム2表
面に投影すると共に、その投影倍率を変更可能な主レン
ズ19などのアナログ光学系と、原稿画像をライン単位
で読み取るカラーイメージセンサー23と、原稿ガラス
14の所定位置に設けられたセンターマーク81と、カ
ラーイメージセンサー23によって読み取られた画像情
報におけるセンターマーク81の位置を検出するマーク
アドレス検出部101と、主レンズ19などのアナログ
光学系の投影倍率に応じて、画像情報を電気的に変倍す
る主走査電気変倍部100と、主走査電気変倍部100
によって変倍された画像情報に基づいて感光体ドラム2
表面を露光するLEDヘッド6と、検出されたセンター
マーク81の位置と投影倍率とに応じて、主レンズ19
などのアナログ光学系によって投影される画像とLED
ヘッド6によって露光される画像との、感光体ドラム2
表面における主走査方向の相対位置を補正するCPU8
5とを備えたので、変倍率にかかわらずアナログ画像と
ディジタルの読み取り画像との主走査方向のずれを補正
できる。
【0046】なお、上記実施例ではセンターマーク81
をアナログ系の主走査方向中央に設けたが、必ずしも中
央に設ける必要はない。この場合、位置補正データNを
求める式を下記数5および数6のように一般化すればよ
い。なおKはセンターマーク81の位置である。
【0047】
【数5】
【0048】
【数6】
【0049】また、上記実施例では原稿ガラス14上に
アナログ系の主走査方向中央を基準として原稿を載置し
たが、原稿の一辺の位置を基準に原稿ガラス14上に載
置するように構成してもよい。この場合、原稿のサイズ
によって中央が移動するので、ディジタル画像の位置補
正もそれに応じて電気的に補正する必要がある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
稿を支持する原稿支持手段と、原稿支持手段上の原稿画
像を感光体上に投影すると共に、その投影倍率を変更可
能なアナログ光学系と、原稿画像をライン単位で読み取
るラインイメージセンサと、原稿支持手段の所定位置に
設けられた基準マークと、ラインイメージセンサによっ
て読み取られた画像情報における基準マークの位置を検
出する検出手段と、アナログ光学系の投影倍率に応じ
て、画像情報を電気的に変倍する変倍手段と、変倍手段
によって変倍された画像情報に基づいて感光体を露光す
る露光手段と、検出された基準マークの位置と投影倍率
とに応じて、アナログ光学系によって投影される画像と
露光手段によって露光される画像との、感光体上におけ
る相対位置を補正する補正手段とを備えたので、変倍率
にかかわらずアナログ画像とディジタルの読み取り画像
との主走査方向のずれを補正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における複写機の概略構成を
示す断面図である。
【図2】LEDヘッドの説明図である。
【図3】カラー複写動作の作像プロセス概念の説明図で
ある。
【図4】アナログ像作成動作の説明図である。
【図5】ディジタル像作成動作の説明図である。
【図6】制御装置の要部の構成図である。
【図7】画像処理部の構成図である。
【図8】主走査電気変倍部の構成図である。
【図9】主走査電気変倍部の拡大動作時の各部信号波形
図である。
【図10】主走査電気変倍部の縮小動作時の各部信号波
形図である。
【図11】主走査電気変倍部に備えられた変倍クロック
制御部の構成図である。
【図12】LEDヘッドに備えられた駆動回路の構成図
である。
【図13】画像データの読み出し開始タイミングの説明
図である。
【図14】アナログ系と読み取り系との中央のずれによ
る変倍時のアナログ像とディジタル像とのずれの説明図
である。
【図15】拡大時における主走査方向のデータ取り込み
位置補正の説明図である。
【図16】縮小時における主走査方向のデータ取り込み
位置補正の説明図である。
【図17】マークアドレス検出部の構成図である。
【図18】カラーイメージセンサーの出力の説明図であ
る。
【図19】マークアドレス検出部の動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【図20】CPUのメイン制御動作を説明するフローチ
ャートである。
【図21】作像処理動作を説明するフローチャートであ
る。
【図22】画像メモリへの書き込みおよび読み出し制御
動作を説明するフローチャートである。
【図23】変倍処理動作を説明するフローチャートであ
る。
【図24】ディジタル系変倍処理動作を説明するフロー
チャートである。
【図25】ラッチパルス信号作成動作を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
2 感光体ドラム 6 LEDヘッド 14 原稿ガラス 15 光源 19 主レンズ 20 フィルターミラー部 23 カラーイメージセンサー 81 センターマーク 85 CPU 100 主走査電気変倍部 101 マークアドレス検出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を支持する原稿支持手段と、 前記原稿支持手段上の原稿画像を感光体上に投影すると
    共に、その投影倍率を変更可能なアナログ光学系と、 前記原稿画像をライン単位で読み取るラインイメージセ
    ンサと、 前記原稿支持手段の所定位置に設けられた基準マーク
    と、 前記ラインイメージセンサによって読み取られた画像情
    報における前記基準マークの位置を検出する検出手段
    と、 前記アナログ光学系の投影倍率に応じて、前記画像情報
    を電気的に変倍する変倍手段と、 前記変倍手段によって変倍された画像情報に基づいて前
    記感光体を露光する露光手段と、 検出された基準マークの位置と前記投影倍率とに応じ
    て、前記アナログ光学系によって投影される画像と前記
    露光手段によって露光される画像との、前記感光体上に
    おける主走査方向の相対位置を補正する補正手段とを備
    えたことを特徴とする複写機。
JP4071214A 1992-03-27 1992-03-27 複写機 Pending JPH05273891A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5754276A (en) * 1993-11-02 1998-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Exposure control for a reader-printer projection apparatus
JP2009075608A (ja) * 2002-02-28 2009-04-09 Oki Data Corp 画像形成装置

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