JPH05273765A - シート材料処理装置 - Google Patents
シート材料処理装置Info
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- JPH05273765A JPH05273765A JP7146292A JP7146292A JPH05273765A JP H05273765 A JPH05273765 A JP H05273765A JP 7146292 A JP7146292 A JP 7146292A JP 7146292 A JP7146292 A JP 7146292A JP H05273765 A JPH05273765 A JP H05273765A
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- JP
- Japan
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- plate
- roller
- sheet material
- blade
- water
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- Pending
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 処理液の消費量を増加させることなく、受け
皿での循環効率を向上して、洗浄等の処理を安定して行
うシート材料処理装置を得る。 【構成】 受け皿62には、搬送ローラ52の上流側に
案内ブレード97が配設され、下端部97Aは、受け皿
62内の水洗水に浸漬され、かつ受け皿62の底部とは
離反されている。上端部97Bは、搬送ローラ52の周
面と極めて小さい押圧力で接触され、汲み上げられる水
洗水の移動(矢印A方向の移動)を妨げない。PS版1
2の裏面の洗浄が終了し、搬送ローラ52の周面に沿っ
て落下する水洗水を案内ブレード97で抑止し、案内ブ
レード97の外側の面に案内して受け皿62へ戻す(矢
印B方向の移動)。このため、処理直後の水洗水は搬送
ローラ52から離反された位置で受け皿62に戻される
ことになり、搬送ローラ52によって汲み上げられる水
洗水を比較的新鮮な水洗水とすることができる。なお、
受け皿62とPS版12の裏面との間に吸水部材を設け
てもよい。
皿での循環効率を向上して、洗浄等の処理を安定して行
うシート材料処理装置を得る。 【構成】 受け皿62には、搬送ローラ52の上流側に
案内ブレード97が配設され、下端部97Aは、受け皿
62内の水洗水に浸漬され、かつ受け皿62の底部とは
離反されている。上端部97Bは、搬送ローラ52の周
面と極めて小さい押圧力で接触され、汲み上げられる水
洗水の移動(矢印A方向の移動)を妨げない。PS版1
2の裏面の洗浄が終了し、搬送ローラ52の周面に沿っ
て落下する水洗水を案内ブレード97で抑止し、案内ブ
レード97の外側の面に案内して受け皿62へ戻す(矢
印B方向の移動)。このため、処理直後の水洗水は搬送
ローラ52から離反された位置で受け皿62に戻される
ことになり、搬送ローラ52によって汲み上げられる水
洗水を比較的新鮮な水洗水とすることができる。なお、
受け皿62とPS版12の裏面との間に吸水部材を設け
てもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート材料を搬送しな
がら処理液を供給し、このシート材料を一対のローラで
挟持搬送することにより、過剰な処理液を絞り取って処
理するシート材料処理装置に関する。
がら処理液を供給し、このシート材料を一対のローラで
挟持搬送することにより、過剰な処理液を絞り取って処
理するシート材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート材料、例えば感光性平版印刷版
(以下「PS版」という)を処理する感光性平版印刷版
自動現像機(以下「PS版プロセッサー」という)で
は、一般に装置内でPS版を略水平搬送しながら現像、
水洗、ガム処理等の処理を行っている。
(以下「PS版」という)を処理する感光性平版印刷版
自動現像機(以下「PS版プロセッサー」という)で
は、一般に装置内でPS版を略水平搬送しながら現像、
水洗、ガム処理等の処理を行っている。
【0003】焼付装置等で画像が記録されたPS版は、
このPS版プロセッサーへ送られ現像槽内を搬送されな
がら現像液に浸漬され、或いは現像液が画像記録面(表
面)に吹きつけられて現像処理される。
このPS版プロセッサーへ送られ現像槽内を搬送されな
がら現像液に浸漬され、或いは現像液が画像記録面(表
面)に吹きつけられて現像処理される。
【0004】現像処理されたPS版は、水洗部で水洗さ
れた後(水洗処理)、フィニッシャー部でガム液が塗布
されて版面保護され(不感脂化処理)、次いで乾燥処理
される。
れた後(水洗処理)、フィニッシャー部でガム液が塗布
されて版面保護され(不感脂化処理)、次いで乾燥処理
される。
【0005】ところが、水洗部では、二対の搬送ローラ
間で多量の水洗水をスプレーで版面に吹きつけた後、絞
りローラで過剰な水洗水を絞り取って除去するようにし
ている。また、フィニッシャー部においても同様な構造
となっている。
間で多量の水洗水をスプレーで版面に吹きつけた後、絞
りローラで過剰な水洗水を絞り取って除去するようにし
ている。また、フィニッシャー部においても同様な構造
となっている。
【0006】このため、水洗水は5から40リットル程
度の処理タンク及び大容量の送液ポンプを設ける必要が
ある。さらに、多量の水洗水をスプレーするために多数
の吐出口のあいたスプレーパイプが必要となり装置が大
型となる。
度の処理タンク及び大容量の送液ポンプを設ける必要が
ある。さらに、多量の水洗水をスプレーするために多数
の吐出口のあいたスプレーパイプが必要となり装置が大
型となる。
【0007】これを解消するため、搬送路下側のローラ
の一部を水洗水が貯留された受け皿に浸漬させ、この下
側のローラによって水洗水を汲み上げてPS版の裏面を
洗浄することが考えられる。
の一部を水洗水が貯留された受け皿に浸漬させ、この下
側のローラによって水洗水を汲み上げてPS版の裏面を
洗浄することが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PS版
の搬送方向長さ寸法が短い場合は問題ないが、図5の一
点鎖線に示される如く、この長さが長ければ長くなるほ
ど、その後端側下面を処理する水洗水が汚れ、PS版上
に残存する現像液量が増加することになる。これは、受
け皿内でその中の水洗水がうまく循環されず、ローラ周
面近傍の汚れた水洗水を繰り返し使用することに起因し
ている。なお、一度汲み上げられた水洗水を受け皿に戻
さずに廃棄すればよいが、水洗水の消費量が増加するた
め、好ましくない。
の搬送方向長さ寸法が短い場合は問題ないが、図5の一
点鎖線に示される如く、この長さが長ければ長くなるほ
ど、その後端側下面を処理する水洗水が汚れ、PS版上
に残存する現像液量が増加することになる。これは、受
け皿内でその中の水洗水がうまく循環されず、ローラ周
面近傍の汚れた水洗水を繰り返し使用することに起因し
ている。なお、一度汲み上げられた水洗水を受け皿に戻
さずに廃棄すればよいが、水洗水の消費量が増加するた
め、好ましくない。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、処理液の消費
量を増加させることなく、受け皿での循環効率を向上し
て、洗浄等の処理を安定して行うことができるシート材
料処理装置を得ることが目的である。
量を増加させることなく、受け皿での循環効率を向上し
て、洗浄等の処理を安定して行うことができるシート材
料処理装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シート材料を搬送しながら処理液を供給し、このシ
ート材料を一対のローラで挟持搬送することにより、過
剰な処理液を絞り取って処理するシート材料処理装置で
あって、前記一対のローラの上流側上方に設けられ処理
液を滴下するスプレーパイプと、前記スプレーパイプの
上流側に設けられ先端部がシート材料の上面と摺接する
ブレードと、前記一対のローラのうち前記シート材料の
搬送路の下側に設けられたローラの一部が浸漬する処理
液を貯留すると共にこのシート材料の幅方向端部から落
下した処理液を受け止める受け皿と、一端が前記ローラ
よりも上流側で前記受け皿内の処理液に浸漬され他端が
前記下側のローラの周面に接触するように配設された案
内ブレードと、を有している。
は、シート材料を搬送しながら処理液を供給し、このシ
ート材料を一対のローラで挟持搬送することにより、過
剰な処理液を絞り取って処理するシート材料処理装置で
あって、前記一対のローラの上流側上方に設けられ処理
液を滴下するスプレーパイプと、前記スプレーパイプの
上流側に設けられ先端部がシート材料の上面と摺接する
ブレードと、前記一対のローラのうち前記シート材料の
搬送路の下側に設けられたローラの一部が浸漬する処理
液を貯留すると共にこのシート材料の幅方向端部から落
下した処理液を受け止める受け皿と、一端が前記ローラ
よりも上流側で前記受け皿内の処理液に浸漬され他端が
前記下側のローラの周面に接触するように配設された案
内ブレードと、を有している。
【0011】請求項2に記載の発明は、シート材料を搬
送しながら処理液を供給し、このシート材料を一対のロ
ーラで挟持搬送することにより、過剰な処理液を絞り取
って処理するシート材料処理装置であって、前記一対の
ローラの上流側に設けられ処理液を滴下するスプレーパ
イプと、前記スプレーパイプの上流側に設けられ先端部
がシート材料の上面と摺接するブレードと、前記一対の
ローラのうち前記シート材料の搬送路の下側に設けられ
たローラの一部が浸漬する処理液を貯留すると共にこの
シート材料の幅方向端部から落下した処理液を受け止め
る受け皿と、一端が前記ローラよりも上流側で前記受け
皿内の処理液に浸漬され他端が前記シート材の下面に摺
接するように配設された処理液を吸液する吸液部材と、
を有している。
送しながら処理液を供給し、このシート材料を一対のロ
ーラで挟持搬送することにより、過剰な処理液を絞り取
って処理するシート材料処理装置であって、前記一対の
ローラの上流側に設けられ処理液を滴下するスプレーパ
イプと、前記スプレーパイプの上流側に設けられ先端部
がシート材料の上面と摺接するブレードと、前記一対の
ローラのうち前記シート材料の搬送路の下側に設けられ
たローラの一部が浸漬する処理液を貯留すると共にこの
シート材料の幅方向端部から落下した処理液を受け止め
る受け皿と、一端が前記ローラよりも上流側で前記受け
皿内の処理液に浸漬され他端が前記シート材の下面に摺
接するように配設された処理液を吸液する吸液部材と、
を有している。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、シート材料が
搬送されるとシート材料の上面には、ブレードの先端部
が摺接する。このブレード、シート材料及び前記一対の
ローラの上側のローラによって囲まれた部分が処理液の
受け部となるため、スプレーパイプによって少量の処理
液が滴下されることによって、処理液はシート材料の表
面に滞留する。このため、シート材料の表面はこの処理
液によって処理することができる。
搬送されるとシート材料の上面には、ブレードの先端部
が摺接する。このブレード、シート材料及び前記一対の
ローラの上側のローラによって囲まれた部分が処理液の
受け部となるため、スプレーパイプによって少量の処理
液が滴下されることによって、処理液はシート材料の表
面に滞留する。このため、シート材料の表面はこの処理
液によって処理することができる。
【0013】シート材料の表面に貯留された処理液は、
シート材料の幅方向端部から落下して受け皿に受けとめ
られる。受け皿に貯留された処理液は、下側のローラに
汲み上げられてシート材料の裏面を処理した後、この受
け皿に戻される。
シート材料の幅方向端部から落下して受け皿に受けとめ
られる。受け皿に貯留された処理液は、下側のローラに
汲み上げられてシート材料の裏面を処理した後、この受
け皿に戻される。
【0014】ここで、受け皿から汲み上げられる処理液
は、一対のローラのうち回転する下側のローラの、案内
ブレードと対向する面側によって汲み上げられ、処理が
終了した処理液は、この案内ブレードの端部がローラの
周面と軽い押圧力で接触しているため、案内ブレードの
外側の面に案内されて受け皿へと戻される。
は、一対のローラのうち回転する下側のローラの、案内
ブレードと対向する面側によって汲み上げられ、処理が
終了した処理液は、この案内ブレードの端部がローラの
周面と軽い押圧力で接触しているため、案内ブレードの
外側の面に案内されて受け皿へと戻される。
【0015】このため、処理後の処理液は、ローラの周
面近傍から離反した位置で受け皿へ戻されるため、受け
皿内の処理液の循環効率がよくなる。従って、同一の処
理液を繰り返し使用することがないので、シート材料の
長さが長くてもその先端及び後端で平均的に処理するこ
とができる。
面近傍から離反した位置で受け皿へ戻されるため、受け
皿内の処理液の循環効率がよくなる。従って、同一の処
理液を繰り返し使用することがないので、シート材料の
長さが長くてもその先端及び後端で平均的に処理するこ
とができる。
【0016】また、処理後の処理液を再度受け皿に戻す
ので、処理液の消費量を増加させることはない。
ので、処理液の消費量を増加させることはない。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、吸液部材
が一端が受け皿内の処理液に浸漬され他端が一対のロー
ラの上流側でシート材の裏面に接触されている。このた
め、シート材が前処理を終えて搬送されてくると、受け
皿の内の処理液による処理の前に、吸液部材で受け皿内
の処理液を汲み上げてシート材の裏面を処理すると共に
前処理での処理液(例えば現像液)を吸液するため、ま
た、接触による物理的作用も加わって異なる処理液の置
換性を促進することができる。また、吸液された前処理
での処理液は、受け皿内のローラとは離反した位置で受
け皿に至るので、前処理の処理液の消費量を増加させる
ことなく、ローラによる汲み上げられる処理液を比較的
新鮮な処理液とすることができる。
が一端が受け皿内の処理液に浸漬され他端が一対のロー
ラの上流側でシート材の裏面に接触されている。このた
め、シート材が前処理を終えて搬送されてくると、受け
皿の内の処理液による処理の前に、吸液部材で受け皿内
の処理液を汲み上げてシート材の裏面を処理すると共に
前処理での処理液(例えば現像液)を吸液するため、ま
た、接触による物理的作用も加わって異なる処理液の置
換性を促進することができる。また、吸液された前処理
での処理液は、受け皿内のローラとは離反した位置で受
け皿に至るので、前処理の処理液の消費量を増加させる
ことなく、ローラによる汲み上げられる処理液を比較的
新鮮な処理液とすることができる。
【0018】
【実施例】 〔第1実施例〕図1及び図2には、本実施例に係る感光
性平版印刷版自動現像機(以下「PS版プロセッサー」
と言う)10が示されている。PS版プロセッサー10
は、図示しない焼付装置によって画像が焼付けられた感
光性平版印刷版(以下「PS版」と言う)12をこのP
S版プロセッサー10で現像処理した後に乾燥するよう
になっている。
性平版印刷版自動現像機(以下「PS版プロセッサー」
と言う)10が示されている。PS版プロセッサー10
は、図示しない焼付装置によって画像が焼付けられた感
光性平版印刷版(以下「PS版」と言う)12をこのP
S版プロセッサー10で現像処理した後に乾燥するよう
になっている。
【0019】図1に示されるように、PS版プロセッサ
ー10は、内部の処理部がケーシング14で覆われてい
る。ケーシング14には、PS版12(図2参照)の挿
入口近傍に挿入台16が取り付けられている。PS版1
2は、この挿入台16に載置されて挿入口からケーシン
グ14内部へ挿入される。
ー10は、内部の処理部がケーシング14で覆われてい
る。ケーシング14には、PS版12(図2参照)の挿
入口近傍に挿入台16が取り付けられている。PS版1
2は、この挿入台16に載置されて挿入口からケーシン
グ14内部へ挿入される。
【0020】ケーシング14の内部には、図2に示され
る如く、PS版12を現像処理するための現像槽18及
び現像槽18からオーバーフローした現像液を回収する
オーバーフロー槽20を備えた現像部22と、PS版1
2に付着した現像液を水洗して水洗処理する水洗部24
と、水洗後のPS版12にガム液を塗布して不感脂化処
理するフィニッシャー部26と、が配設されている。
る如く、PS版12を現像処理するための現像槽18及
び現像槽18からオーバーフローした現像液を回収する
オーバーフロー槽20を備えた現像部22と、PS版1
2に付着した現像液を水洗して水洗処理する水洗部24
と、水洗後のPS版12にガム液を塗布して不感脂化処
理するフィニッシャー部26と、が配設されている。
【0021】なお、水洗部24には、水洗槽28が配設
され、フィニッシャー部26には、ガム液槽30が配設
されている。
され、フィニッシャー部26には、ガム液槽30が配設
されている。
【0022】図1に示されるように、フィニッシャー部
26の下流側には、乾燥部31が設けられている。この
乾燥部31は、図示しない多数のローラによって、フィ
ニッシャー部26から送り出されたPS版12(図2参
照)を搬送しながら、このPS版12の表面に温風を吹
きつけて乾燥するようになっている。乾燥されたPS版
12は、PS版プロセッサー10から排出されて、例え
ば、PS版12を立て掛けて貯版するストッカー(図示
省略)等に排出される。
26の下流側には、乾燥部31が設けられている。この
乾燥部31は、図示しない多数のローラによって、フィ
ニッシャー部26から送り出されたPS版12(図2参
照)を搬送しながら、このPS版12の表面に温風を吹
きつけて乾燥するようになっている。乾燥されたPS版
12は、PS版プロセッサー10から排出されて、例え
ば、PS版12を立て掛けて貯版するストッカー(図示
省略)等に排出される。
【0023】図2に示される如く、現像部22の現像槽
18へのPS版12の挿入側には、一対の搬送ローラ3
2が配設されており、この一対の搬送ローラ32の間に
画像が焼付けられたPS版12が挿入されるようになっ
ている。一対の搬送ローラ32は、PS版12を水平方
向に対して下方15°の角度で現像槽18へ向けて送り
出すようになっている。
18へのPS版12の挿入側には、一対の搬送ローラ3
2が配設されており、この一対の搬送ローラ32の間に
画像が焼付けられたPS版12が挿入されるようになっ
ている。一対の搬送ローラ32は、PS版12を水平方
向に対して下方15°の角度で現像槽18へ向けて送り
出すようになっている。
【0024】現像槽18は上方が開口され底部中央部が
下方に向けて突出された略逆山形状とされている。この
現像槽18内には、現像液が収容されている。また、現
像槽18内には、底部に沿って同じ径の多数のガイドロ
ーラ34が配設されている。これらのガイドローラ34
は、串型ローラとされ現像槽18の一対の側板の間に回
転可能に掛け渡されている。
下方に向けて突出された略逆山形状とされている。この
現像槽18内には、現像液が収容されている。また、現
像槽18内には、底部に沿って同じ径の多数のガイドロ
ーラ34が配設されている。これらのガイドローラ34
は、串型ローラとされ現像槽18の一対の側板の間に回
転可能に掛け渡されている。
【0025】上流のガイドローラ34の上方には、ガイ
ドローラ34より大径のガイドローラ36が、下流部の
ガイドローラ34の上方には、回転ブラシローラ38及
びガイドローラ40が各々配設され、現像槽18の一対
の側板の間に回転可能に支持されている。
ドローラ34より大径のガイドローラ36が、下流部の
ガイドローラ34の上方には、回転ブラシローラ38及
びガイドローラ40が各々配設され、現像槽18の一対
の側板の間に回転可能に支持されている。
【0026】また、現像槽18内の中央部には、PS版
12の表面をスクイズする機能を備えた一対の絞りロー
ラ42が配設されている。これらのガイドローラ34、
36、40、回転ブラシローラ38及び絞りローラ42
には、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転
し、PS版12を一定速度で搬送する。
12の表面をスクイズする機能を備えた一対の絞りロー
ラ42が配設されている。これらのガイドローラ34、
36、40、回転ブラシローラ38及び絞りローラ42
には、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転
し、PS版12を一定速度で搬送する。
【0027】なお、現像槽18の底部近傍では、一対の
絞りローラ42及びこれに隣接する複数のガイドローラ
34とによって、PS版12を300〜350mmの曲率
半径で搬送するように配置されている。したがって、一
対の搬送ローラ32に挟持搬送されて現像槽18へ挿入
されたPS版12は、ガイドローラ34とガイドローラ
36との間を通って斜めに搬送され、複数のガイドロー
ラ34によって斜め下方に搬送されて絞りローラ42の
間へ挿入される。絞りローラ42は、PS版12の感光
層側(図2の紙面上方側)に浮遊している老廃物をその
表面から除去し、老廃物がPS版12の移動と共に下流
側へ搬送されないように隔離する。
絞りローラ42及びこれに隣接する複数のガイドローラ
34とによって、PS版12を300〜350mmの曲率
半径で搬送するように配置されている。したがって、一
対の搬送ローラ32に挟持搬送されて現像槽18へ挿入
されたPS版12は、ガイドローラ34とガイドローラ
36との間を通って斜めに搬送され、複数のガイドロー
ラ34によって斜め下方に搬送されて絞りローラ42の
間へ挿入される。絞りローラ42は、PS版12の感光
層側(図2の紙面上方側)に浮遊している老廃物をその
表面から除去し、老廃物がPS版12の移動と共に下流
側へ搬送されないように隔離する。
【0028】絞りローラ42から送り出されたPS版1
2は、ガイドローラ34によって斜め上方へ向けられ、
回転ブラシローラ38によってさらに現像作用を受けた
後にガイドローラ40によって案内されて現像槽18か
ら排出される。これによって、PS版12は無理な力が
加えられことなく滑らかにかつ確実に現像液に浸漬され
ながら搬送される。
2は、ガイドローラ34によって斜め上方へ向けられ、
回転ブラシローラ38によってさらに現像作用を受けた
後にガイドローラ40によって案内されて現像槽18か
ら排出される。これによって、PS版12は無理な力が
加えられことなく滑らかにかつ確実に現像液に浸漬され
ながら搬送される。
【0029】絞りローラ42の下流側の最も接近したガ
イドローラ34はその軸の外周に弾性回転部材が複数個
軸支された串型ローラを形成していると共に、ローラ軸
は中空パイプとされている。この中空パイプには、軸方
向に沿って複数の吐出口が開口されたスプレーパイプ4
4を形成している。また、PS版12の搬送路の上方
で、一対の絞りローラ42の近傍には、スプレーパイプ
46、48が配設されている。スプレーパイプ46、4
8は中空パイプの外周面に軸方向に沿って内部と連通す
る図示しない多数の吐出口が設けられ、軸方向が搬送路
の幅方向に沿って設けられている。これらのスプレーパ
イプ46、48及びガイドローラ34のスプレーパイプ
44は、現像液をPS版12の表面及び裏面に向けて吐
出するようになっている。スプレーパイプ44、46、
48は、現像液をPS版12の上流へ向けて吐出するも
ので、現像初期のPS版12の上面から老廃物を排除し
て新鮮な現像液を供給する。
イドローラ34はその軸の外周に弾性回転部材が複数個
軸支された串型ローラを形成していると共に、ローラ軸
は中空パイプとされている。この中空パイプには、軸方
向に沿って複数の吐出口が開口されたスプレーパイプ4
4を形成している。また、PS版12の搬送路の上方
で、一対の絞りローラ42の近傍には、スプレーパイプ
46、48が配設されている。スプレーパイプ46、4
8は中空パイプの外周面に軸方向に沿って内部と連通す
る図示しない多数の吐出口が設けられ、軸方向が搬送路
の幅方向に沿って設けられている。これらのスプレーパ
イプ46、48及びガイドローラ34のスプレーパイプ
44は、現像液をPS版12の表面及び裏面に向けて吐
出するようになっている。スプレーパイプ44、46、
48は、現像液をPS版12の上流へ向けて吐出するも
ので、現像初期のPS版12の上面から老廃物を排除し
て新鮮な現像液を供給する。
【0030】現像槽18の搬送方向の下流側には、オー
バーフロー槽20が配設されており、このオーバーフロ
ー槽20の上方をPS版12が搬送されるようになって
いる。また、現像槽18の搬送方向下流側の壁面は、外
側へ向けて屈曲され先端がオーバーフロー槽20の上方
に位置されている。したがって、現像槽18内の現像液
が充満して溢れた場合、現像液がオーバーフローしてオ
ーバーフロー槽20内へ流れ込むようになっている。こ
のオーバーフロー槽の上方には、一対の現像液絞りロー
ラ54が設けられており、PS版の上下両面に付着して
いる現像液を絞り取り、オーバーフロー槽20へ落下さ
せる。
バーフロー槽20が配設されており、このオーバーフロ
ー槽20の上方をPS版12が搬送されるようになって
いる。また、現像槽18の搬送方向下流側の壁面は、外
側へ向けて屈曲され先端がオーバーフロー槽20の上方
に位置されている。したがって、現像槽18内の現像液
が充満して溢れた場合、現像液がオーバーフローしてオ
ーバーフロー槽20内へ流れ込むようになっている。こ
のオーバーフロー槽の上方には、一対の現像液絞りロー
ラ54が設けられており、PS版の上下両面に付着して
いる現像液を絞り取り、オーバーフロー槽20へ落下さ
せる。
【0031】また、現像槽18内の現像液の液面は、浮
蓋50で覆われている。この浮蓋50は、現像液が空気
中の炭酸ガスを吸収して、現像液中のアルカリ成分を中
和することによりおきる現像液の劣化を防止するように
なっている。この浮蓋50は、発泡ナイロンで形成され
ているため、現像槽18内の現像液の液面に浮くように
なっており、また液面が上下しても追従するようになっ
ている。
蓋50で覆われている。この浮蓋50は、現像液が空気
中の炭酸ガスを吸収して、現像液中のアルカリ成分を中
和することによりおきる現像液の劣化を防止するように
なっている。この浮蓋50は、発泡ナイロンで形成され
ているため、現像槽18内の現像液の液面に浮くように
なっており、また液面が上下しても追従するようになっ
ている。
【0032】一方、PS版プロセッサー10には、現像
部22のオーバーフロー槽20の下流側に水洗部24の
水洗槽28が配設されている。水洗槽28の上方には、
図3乃至図5に示される如く、それぞれ一対の搬送ロー
ラ52が配設されている。これらの搬送ローラ52は、
図示しない側板に回転可能に支持されており、図示しな
い駆動手段の駆動力が伝達されて回転するようになって
おり、現像部22から送られたPS版12の搬送路を形
成している。
部22のオーバーフロー槽20の下流側に水洗部24の
水洗槽28が配設されている。水洗槽28の上方には、
図3乃至図5に示される如く、それぞれ一対の搬送ロー
ラ52が配設されている。これらの搬送ローラ52は、
図示しない側板に回転可能に支持されており、図示しな
い駆動手段の駆動力が伝達されて回転するようになって
おり、現像部22から送られたPS版12の搬送路を形
成している。
【0033】水洗槽28には、現像槽18から送り出さ
れたPS版12から現像液を洗い落とした後の水洗水が
貯留されている。搬送ローラ52の上流側、かつ搬送路
よりも上側には、スプレーパイプ56が配設されてお
り、このスプレーパイプ56の外周には内部と連通する
3個の吐出口58(図3参照)が設けられている。この
水洗水はスプレーパイプ56からPS版12の表面にそ
の幅方向中央付近に滴下され、PS版12の表面が水洗
水によって洗浄される。
れたPS版12から現像液を洗い落とした後の水洗水が
貯留されている。搬送ローラ52の上流側、かつ搬送路
よりも上側には、スプレーパイプ56が配設されてお
り、このスプレーパイプ56の外周には内部と連通する
3個の吐出口58(図3参照)が設けられている。この
水洗水はスプレーパイプ56からPS版12の表面にそ
の幅方向中央付近に滴下され、PS版12の表面が水洗
水によって洗浄される。
【0034】また、スプレーパイプ56の上流側には、
可撓性を有するブレード60が配置されている。ブレー
ド60は、その先端が搬送路の移動軌跡と干渉する位置
に配置されており、搬送されるPS版12の表面と摺接
するようになっている。このため、ブレード56は、ス
プレーパイプ56から滴下された水洗水をPS版12の
上面に滞留させる役目を有している。
可撓性を有するブレード60が配置されている。ブレー
ド60は、その先端が搬送路の移動軌跡と干渉する位置
に配置されており、搬送されるPS版12の表面と摺接
するようになっている。このため、ブレード56は、ス
プレーパイプ56から滴下された水洗水をPS版12の
上面に滞留させる役目を有している。
【0035】また、下側の搬送ローラ52の下部は、受
け皿62に収容されている。受け皿62には、水洗水が
貯留されるようになっており、下側の搬送ローラ52で
汲み上げられて、PS版12の裏面を洗浄すると共にP
S版12がない場合にも上側の搬送ローラ52が乾くの
を抑えている。
け皿62に収容されている。受け皿62には、水洗水が
貯留されるようになっており、下側の搬送ローラ52で
汲み上げられて、PS版12の裏面を洗浄すると共にP
S版12がない場合にも上側の搬送ローラ52が乾くの
を抑えている。
【0036】図2に示される如く、スプレーパイプ56
には、配管64の一端が接続され、この配管64の他端
は、ポンプ66を介して水洗補充槽68内へ至ってい
る。水洗補充槽70には、新鮮な水洗水が貯留されてお
り、適宜ポンプ90を作動させることにより、スプレー
パイプ56の吐出口58から水洗水を適量滴下すること
ができる。なお、本実施例では、ポンプ90による吐出
能力は、33cc/m2である。ポンプ90はスタート
で多く吐出し、素早くブレード60とPS版12と上側
ロール52で囲まれる領域に水洗水を貯留する。
には、配管64の一端が接続され、この配管64の他端
は、ポンプ66を介して水洗補充槽68内へ至ってい
る。水洗補充槽70には、新鮮な水洗水が貯留されてお
り、適宜ポンプ90を作動させることにより、スプレー
パイプ56の吐出口58から水洗水を適量滴下すること
ができる。なお、本実施例では、ポンプ90による吐出
能力は、33cc/m2である。ポンプ90はスタート
で多く吐出し、素早くブレード60とPS版12と上側
ロール52で囲まれる領域に水洗水を貯留する。
【0037】図3に示される如く、スプレーパイプ56
から水洗水が滴下し、ブレード60上に至ると、この水
洗水は、このブレード60、PS版12の表面及び上側
の搬送ローラ52によって受け部が形成されるため、少
ない量でPS版12上に貯留され、PS版12の幅方向
に沿って拡散することになる。このため、搬送されてく
るPS版12の表面を順次水洗することができる。
から水洗水が滴下し、ブレード60上に至ると、この水
洗水は、このブレード60、PS版12の表面及び上側
の搬送ローラ52によって受け部が形成されるため、少
ない量でPS版12上に貯留され、PS版12の幅方向
に沿って拡散することになる。このため、搬送されてく
るPS版12の表面を順次水洗することができる。
【0038】ここで、貯留される水洗水は、ブレード6
0の先端部がPS版12の表面と当接しているため、逆
流することが防止されている。
0の先端部がPS版12の表面と当接しているため、逆
流することが防止されている。
【0039】また、貯留された水洗水は、PS版12の
幅方向両端部から下方の受け皿62へ落ちる構成となっ
ている。
幅方向両端部から下方の受け皿62へ落ちる構成となっ
ている。
【0040】図4に示される如く、受け皿62には、下
側搬送ローラ52の上流側に案内ブレード97が配設さ
れている。この案内ブレード97は、可撓性を有してお
り、その長手方向両端部がブラケット98を介して受け
皿62の長手方向両側部に取付けられている。
側搬送ローラ52の上流側に案内ブレード97が配設さ
れている。この案内ブレード97は、可撓性を有してお
り、その長手方向両端部がブラケット98を介して受け
皿62の長手方向両側部に取付けられている。
【0041】案内ブレード97の下端部97Aは、受け
皿62内の水洗水に浸漬され、かつ受け皿62の底部と
は離反している。一方、案内ブレード97の上端部97
Bは、前記搬送ローラ52の周面と接触している。この
接触時の押圧力は極めて小さく、前記搬送ローラ52に
よって汲み上げられる水洗水の移動(図4の矢印A方向
の移動)を妨げないようになっている。
皿62内の水洗水に浸漬され、かつ受け皿62の底部と
は離反している。一方、案内ブレード97の上端部97
Bは、前記搬送ローラ52の周面と接触している。この
接触時の押圧力は極めて小さく、前記搬送ローラ52に
よって汲み上げられる水洗水の移動(図4の矢印A方向
の移動)を妨げないようになっている。
【0042】ここで、搬送ローラ52によって汲み上げ
られた水洗水は、PS版12の下面の洗浄が終了する
と、搬送ローラ52の周面に沿って落下することになる
が、本実施例では、この落下する水洗水を案内ブレード
97で抑止するようになっている。すなわち、落下して
くる水洗水は案内ブレード97の内側の面には入り込ま
ずに、外側の面に案内されて受け皿62へと至るように
なっている(図4の矢印B方向の移動)。このため、処
理直後の水洗水は搬送ローラ52から離反した位置で受
け皿62に戻されることになり、搬送ローラ52によっ
て汲み上げられる水洗水は、比較的新鮮な水洗水とする
ことができる。
られた水洗水は、PS版12の下面の洗浄が終了する
と、搬送ローラ52の周面に沿って落下することになる
が、本実施例では、この落下する水洗水を案内ブレード
97で抑止するようになっている。すなわち、落下して
くる水洗水は案内ブレード97の内側の面には入り込ま
ずに、外側の面に案内されて受け皿62へと至るように
なっている(図4の矢印B方向の移動)。このため、処
理直後の水洗水は搬送ローラ52から離反した位置で受
け皿62に戻されることになり、搬送ローラ52によっ
て汲み上げられる水洗水は、比較的新鮮な水洗水とする
ことができる。
【0043】受け皿62へはPS版12の上面を洗浄し
た水洗水が流下するため、受け皿からもオーバーフロー
させるが、その際、受け皿の中の最も汚れた水洗水をオ
ーバーフローさせるのがよく、例えば、案内ブレード9
7の外側面に案内されて受け皿へ回収された水洗水を優
先的にオーバーフローさせるのが好ましい。
た水洗水が流下するため、受け皿からもオーバーフロー
させるが、その際、受け皿の中の最も汚れた水洗水をオ
ーバーフローさせるのがよく、例えば、案内ブレード9
7の外側面に案内されて受け皿へ回収された水洗水を優
先的にオーバーフローさせるのが好ましい。
【0044】図2に示される如く、フィニッシャー部2
6のガム液槽30の上方には、一対の搬送ローラ78が
設けられている。この搬送ローラ78と前記の水洗部2
4との間には、搬送路の下側に串型ローラのガイドロー
ラ80が配設されている。水洗部24の搬送ローラ52
によって挟持されて送り出されたPS版12は、このガ
イドローラ80によって搬送ローラ78へ案内されるよ
うになっている。
6のガム液槽30の上方には、一対の搬送ローラ78が
設けられている。この搬送ローラ78と前記の水洗部2
4との間には、搬送路の下側に串型ローラのガイドロー
ラ80が配設されている。水洗部24の搬送ローラ52
によって挟持されて送り出されたPS版12は、このガ
イドローラ80によって搬送ローラ78へ案内されるよ
うになっている。
【0045】また、ガイドローラ80と搬送ローラ78
との間には、搬送路の上方にスプレーパイプ82が配設
されている。これらのスプレーパイプ82も外周に内部
と連通する吐出口(図示省略)が設けられている。これ
らのスプレーパイプ82からは、ガム液が吐出され、搬
送ローラ78近傍のPS版12の表面に吐出される。
との間には、搬送路の上方にスプレーパイプ82が配設
されている。これらのスプレーパイプ82も外周に内部
と連通する吐出口(図示省略)が設けられている。これ
らのスプレーパイプ82からは、ガム液が吐出され、搬
送ローラ78近傍のPS版12の表面に吐出される。
【0046】上側の搬送ローラ78の外周の一部には、
可撓性を有するブレード84の先端が摺接している。ブ
レード84と上側の搬送ローラ78との境界部上にスプ
レーパイプ82からのガム液が滴下されると、搬送ロー
ラ78の当接面に沿ってPS版12の幅方向両端部へ拡
がり、搬送ローラ78の表面に液膜が形成されてブレー
ド84と搬送ローラ78との間の隙間によってPS版1
2の幅方向全域に行き渡るようになっている。このた
め、少ないガム液量でPS版12の表面のガム液塗布処
理を行うことができる。
可撓性を有するブレード84の先端が摺接している。ブ
レード84と上側の搬送ローラ78との境界部上にスプ
レーパイプ82からのガム液が滴下されると、搬送ロー
ラ78の当接面に沿ってPS版12の幅方向両端部へ拡
がり、搬送ローラ78の表面に液膜が形成されてブレー
ド84と搬送ローラ78との間の隙間によってPS版1
2の幅方向全域に行き渡るようになっている。このた
め、少ないガム液量でPS版12の表面のガム液塗布処
理を行うことができる。
【0047】搬送ローラ78は、PS版12を挟持して
搬送すると共に、PS版12の表面に付着したガム液を
スクイズするようになっている。PS版12の表面から
スクイズされたガム液は、ガム液槽30に回収される。
搬送すると共に、PS版12の表面に付着したガム液を
スクイズするようになっている。PS版12の表面から
スクイズされたガム液は、ガム液槽30に回収される。
【0048】また、下側の搬送ローラ78の下部には、
受け皿86が配設されており、搬送ローラ78によって
スクイズされたガム液の一部が貯留されるようになって
いる。下側の搬送ローラ78の一部は、この受け皿86
に貯留されたガム液に浸されており、PS版12の下面
側は、下側の搬送ローラ78が、受け皿86からガム液
を汲み上げることにより、塗布処理を行っている。これ
によって、搬送ローラ78がガム液を汲み上げてPS版
12の下面の不感脂化処理を行うと共にPS版12が搬
送されていないときに上側の搬送ローラ78の乾きが抑
えられ、搬送ローラ78の表面に処理液の成分が析出し
ないようになっている。
受け皿86が配設されており、搬送ローラ78によって
スクイズされたガム液の一部が貯留されるようになって
いる。下側の搬送ローラ78の一部は、この受け皿86
に貯留されたガム液に浸されており、PS版12の下面
側は、下側の搬送ローラ78が、受け皿86からガム液
を汲み上げることにより、塗布処理を行っている。これ
によって、搬送ローラ78がガム液を汲み上げてPS版
12の下面の不感脂化処理を行うと共にPS版12が搬
送されていないときに上側の搬送ローラ78の乾きが抑
えられ、搬送ローラ78の表面に処理液の成分が析出し
ないようになっている。
【0049】ブレード84は、ガム液が単に塗布すれば
性能を発揮するものであれば、搬送ローラ78に摺接さ
せ、ある程度現像液をガム液と置換する必要がある場合
は、ブレード60と同様にPS版12に直接的に摺接さ
せて処理液溜まりを形成するのが好ましい。
性能を発揮するものであれば、搬送ローラ78に摺接さ
せ、ある程度現像液をガム液と置換する必要がある場合
は、ブレード60と同様にPS版12に直接的に摺接さ
せて処理液溜まりを形成するのが好ましい。
【0050】図2に示される如く、スプレーパイプ82
には、配管88の一端が接続され、この配管88の他端
は、ポンプ66を介してガム液補充槽68内へ至ってい
る。ガム液補充槽68には、新鮮なガム液が貯留されて
おり、適宜ポンプ66を作動させることにより、スプレ
ーパイプ82の吐出口からガム液を適量滴下することが
できる。なお、本実施例では、ポンプ66による吐出能
力は、33cc/m2である。
には、配管88の一端が接続され、この配管88の他端
は、ポンプ66を介してガム液補充槽68内へ至ってい
る。ガム液補充槽68には、新鮮なガム液が貯留されて
おり、適宜ポンプ66を作動させることにより、スプレ
ーパイプ82の吐出口からガム液を適量滴下することが
できる。なお、本実施例では、ポンプ66による吐出能
力は、33cc/m2である。
【0051】以下に本実施例の作用を説明する。図示し
ない焼付装置等によって画像が記録されたPS版12
は、挿入台16からPS版プロセッサー10の現像部2
2に挿入される。PS版プロセッサー10はPS版12
が挿入されると、搬送ローラ32によって現像槽18へ
送り込まれる。
ない焼付装置等によって画像が記録されたPS版12
は、挿入台16からPS版プロセッサー10の現像部2
2に挿入される。PS版プロセッサー10はPS版12
が挿入されると、搬送ローラ32によって現像槽18へ
送り込まれる。
【0052】PS版12は搬送ローラ32によって水平
に対して下方15°の角度で送りだされ、ガイドローラ
34等によって現像槽18内を搬送される。この際、P
S版12には、スプレーパイプ44、46、48によっ
て現像液が吹き付けられながら搬送されて現像処理され
る。
に対して下方15°の角度で送りだされ、ガイドローラ
34等によって現像槽18内を搬送される。この際、P
S版12には、スプレーパイプ44、46、48によっ
て現像液が吹き付けられながら搬送されて現像処理され
る。
【0053】スプレーパイプ44、46、48から現像
槽18の液中で吐出される比較的新鮮な現像液が、PS
版12の現像の進行と共にその感光層側近傍に溶出した
老廃物を吹き飛ばして現像を促進する。また、スプレー
パイプ44、46、48から吐出される現像液は、絞り
ローラ42により老廃物が排除されたPS版12の表面
に供給されるので、さらに、PS版12の現像を促進さ
せることができる。しかる後に、PS版12の感光層側
表面は、回転ブラシ38でこすられて現像が促進され、
非画像部分の感光層が除去される。
槽18の液中で吐出される比較的新鮮な現像液が、PS
版12の現像の進行と共にその感光層側近傍に溶出した
老廃物を吹き飛ばして現像を促進する。また、スプレー
パイプ44、46、48から吐出される現像液は、絞り
ローラ42により老廃物が排除されたPS版12の表面
に供給されるので、さらに、PS版12の現像を促進さ
せることができる。しかる後に、PS版12の感光層側
表面は、回転ブラシ38でこすられて現像が促進され、
非画像部分の感光層が除去される。
【0054】現像処理されたPS版12は、水洗部24
へ送られ、搬送ローラ52によって挟持搬送される。こ
の際、PS版12には、スプレーパイプ56から吐出さ
れる水洗水によって洗浄される。この水洗部24での処
理については後述する。
へ送られ、搬送ローラ52によって挟持搬送される。こ
の際、PS版12には、スプレーパイプ56から吐出さ
れる水洗水によって洗浄される。この水洗部24での処
理については後述する。
【0055】水洗処理が終了すると、PS版12は、搬
送ローラ54に案内されてフィニッシャー部26へ送ら
れ、搬送ローラ78によって挟持搬送される。ここで、
スプレーパイプ82から吐出されるガム液によって不感
脂化処理される。フィニッシャー部26から排出された
PS版12は、乾燥部31で乾燥処理されて、PS版プ
ロセッサー10から排出されて処理は終了する。
送ローラ54に案内されてフィニッシャー部26へ送ら
れ、搬送ローラ78によって挟持搬送される。ここで、
スプレーパイプ82から吐出されるガム液によって不感
脂化処理される。フィニッシャー部26から排出された
PS版12は、乾燥部31で乾燥処理されて、PS版プ
ロセッサー10から排出されて処理は終了する。
【0056】フィニッシャー部26において、ブレード
84は上側の搬送ローラ78の周面に接触しており、ス
プレーパイプ82から吐出されたガム液は、このブレー
ド84と上側の搬送ローラ78との間に貯留され、PS
版12の幅方向両端部に拡がって、液膜が形成される。
このため、PS版12の表面の不感脂化処理を確実に行
うことができる。また、PS版12の裏面側は受け皿8
6に貯留されたガム液を下側の搬送ローラ78が汲み上
げて処理するため、このPS版12の裏面側の不感脂化
処理も確実になされる。
84は上側の搬送ローラ78の周面に接触しており、ス
プレーパイプ82から吐出されたガム液は、このブレー
ド84と上側の搬送ローラ78との間に貯留され、PS
版12の幅方向両端部に拡がって、液膜が形成される。
このため、PS版12の表面の不感脂化処理を確実に行
うことができる。また、PS版12の裏面側は受け皿8
6に貯留されたガム液を下側の搬送ローラ78が汲み上
げて処理するため、このPS版12の裏面側の不感脂化
処理も確実になされる。
【0057】ここで、水洗部24における水洗処理を詳
細に説明すると、搬送ローラ52に挟持された状態でP
S版12の表面には、ブレード60の先端が摺接してい
る。このため、ブレード60、PS版12の表面及び上
側の搬送ローラ52によってスプレーパイプ56から吐
出される水洗水の受け部が形成される。従って、水洗水
が少量であってもここに水洗水を貯留しておくことがで
きるため、スプレーパイプ56からの水洗水の吐出量は
極めて少なくて済む。本実施例では、スプレーパイプ5
6に3個の吐出口58を形成し、少量の水洗水(約33
cc/m2 )を供給している。
細に説明すると、搬送ローラ52に挟持された状態でP
S版12の表面には、ブレード60の先端が摺接してい
る。このため、ブレード60、PS版12の表面及び上
側の搬送ローラ52によってスプレーパイプ56から吐
出される水洗水の受け部が形成される。従って、水洗水
が少量であってもここに水洗水を貯留しておくことがで
きるため、スプレーパイプ56からの水洗水の吐出量は
極めて少なくて済む。本実施例では、スプレーパイプ5
6に3個の吐出口58を形成し、少量の水洗水(約33
cc/m2 )を供給している。
【0058】受け部に貯留された水洗水は、PS版12
の幅方向両端部に拡がり、この結果、PS版12の表面
には、液膜が形成され、確実に表面の洗浄を行うことが
できる。また、ブレード60によって水洗水の逆流が防
止されているため、現像部への流出はない。
の幅方向両端部に拡がり、この結果、PS版12の表面
には、液膜が形成され、確実に表面の洗浄を行うことが
できる。また、ブレード60によって水洗水の逆流が防
止されているため、現像部への流出はない。
【0059】PS版12の幅方向両端部に至った水洗水
は表面上から落下して受け皿62へと至る。この受け皿
62には、長手方向両端部から流入される。
は表面上から落下して受け皿62へと至る。この受け皿
62には、長手方向両端部から流入される。
【0060】受け皿62に浸漬されている下側の搬送ロ
ーラ52は、回転によってこの受け皿60内の水洗水を
汲み上げ、PS版12の裏面側の洗浄を行う。ここで、
水洗水は、搬送ローラ52の周面に沿って汲み上げられ
るため(図4の矢印A方向の移動)、案内ブレード97
の上端部97Bと干渉するが、この案内ブレード97の
上端部97Bの接触押圧力は極めて小さいため、この水
洗水の移動(汲み上げ)を妨げることはない。
ーラ52は、回転によってこの受け皿60内の水洗水を
汲み上げ、PS版12の裏面側の洗浄を行う。ここで、
水洗水は、搬送ローラ52の周面に沿って汲み上げられ
るため(図4の矢印A方向の移動)、案内ブレード97
の上端部97Bと干渉するが、この案内ブレード97の
上端部97Bの接触押圧力は極めて小さいため、この水
洗水の移動(汲み上げ)を妨げることはない。
【0061】PS版12の裏面の洗浄が終了した水洗水
は、搬送ローラ52の周面に沿って落下する。このと
き、その途中で案内ブレード97の上端部97Bが搬送
ローラ52の周面と接触状態となっているため、水洗水
は、この案内ブレード97の外側の面に沿って受け皿6
2へと戻される(図4の矢印B方向の移動)。すなわ
ち、搬送ローラ52の周面近傍からは、離反した位置に
戻される。
は、搬送ローラ52の周面に沿って落下する。このと
き、その途中で案内ブレード97の上端部97Bが搬送
ローラ52の周面と接触状態となっているため、水洗水
は、この案内ブレード97の外側の面に沿って受け皿6
2へと戻される(図4の矢印B方向の移動)。すなわ
ち、搬送ローラ52の周面近傍からは、離反した位置に
戻される。
【0062】従って、受け皿62内での水洗水の循環効
率を向上させることができ、順次搬送ローラ52によっ
て汲み上げられる水洗水は比較的新鮮な水洗水となる。
率を向上させることができ、順次搬送ローラ52によっ
て汲み上げられる水洗水は比較的新鮮な水洗水となる。
【0063】このため、図5の実線で示される如く、P
S版12の長さ寸法の先端及び後端に拘らず、常に平均
した現像液残像量となり、安定した洗浄処理を行うこと
ができる。
S版12の長さ寸法の先端及び後端に拘らず、常に平均
した現像液残像量となり、安定した洗浄処理を行うこと
ができる。
【0064】このように本実施例では、案内ブレード9
7によって受け皿62から汲み上げられる水洗水の案内
路と、処理が終了した水洗水を戻す案内路とを分けたた
め、受け皿62内での水洗水の循環効率が向上し、比較
的新鮮な水洗水を汲み上げて安定した洗浄処理を行うこ
とができる。
7によって受け皿62から汲み上げられる水洗水の案内
路と、処理が終了した水洗水を戻す案内路とを分けたた
め、受け皿62内での水洗水の循環効率が向上し、比較
的新鮮な水洗水を汲み上げて安定した洗浄処理を行うこ
とができる。
【0065】また、本実施例に適用されるシリケート系
現像液は、水洗水に混入してpHが10以下だとヘドロ
が出来易く、長期間使用すると水洗槽28の底部に堆積
することがあったが、案内ブレード97を取付けたこと
により、このような不具合を解消することができる。
現像液は、水洗水に混入してpHが10以下だとヘドロ
が出来易く、長期間使用すると水洗槽28の底部に堆積
することがあったが、案内ブレード97を取付けたこと
により、このような不具合を解消することができる。
【0066】さらに、ガム液は酸性であり、案内ブレー
ド97が無いとフィニッシャー部26の搬送ローラ78
の表面上でPS版12の残存現像液との中和反応が起こ
り、析出物が生成されて、搬送ローラ78の表面に堆積
するため、定期的に洗浄する必要があった。しかし、本
実施例の案内ブレード97を取付けることにより、残存
現像液量を減少させることができるので、搬送ローラ7
8の汚れを激減させることができる。また、残存現像液
が不感脂化処理後も画像部上に残ることがなくなり、着
肉枚数の減少や耐刷枚数の増加等の印刷性能を向上させ
ることができる。
ド97が無いとフィニッシャー部26の搬送ローラ78
の表面上でPS版12の残存現像液との中和反応が起こ
り、析出物が生成されて、搬送ローラ78の表面に堆積
するため、定期的に洗浄する必要があった。しかし、本
実施例の案内ブレード97を取付けることにより、残存
現像液量を減少させることができるので、搬送ローラ7
8の汚れを激減させることができる。また、残存現像液
が不感脂化処理後も画像部上に残ることがなくなり、着
肉枚数の減少や耐刷枚数の増加等の印刷性能を向上させ
ることができる。
【0067】なお、本実施例では、水洗部28の受け皿
62に案内ブレード97を設け、水洗水の循環性を向上
するようにしたが、フィニッシャー部26の受け皿86
についても同一の構成とすれば、同様の効果を得ること
ができる。
62に案内ブレード97を設け、水洗水の循環性を向上
するようにしたが、フィニッシャー部26の受け皿86
についても同一の構成とすれば、同様の効果を得ること
ができる。
【0068】また、本実施例ではブレード97の下端部
97Aを底部と離反させて取付けたが、このブレード9
7の長手方向両端部と受け皿62の長手方向側部とを離
反させてもよい。 〔第2実施例〕以下に本発明の第2実施例について説明
する。なお、この第2実施例において、上記第1実施例
と同一構成部分については、同一の符号を付してその構
成の説明を省略する。
97Aを底部と離反させて取付けたが、このブレード9
7の長手方向両端部と受け皿62の長手方向側部とを離
反させてもよい。 〔第2実施例〕以下に本発明の第2実施例について説明
する。なお、この第2実施例において、上記第1実施例
と同一構成部分については、同一の符号を付してその構
成の説明を省略する。
【0069】図6に示される如く、第2実施例の水洗部
24の受け皿62には、搬送ローラ52の上流側に吸水
ブレード99が配設されている。この吸水ブレード99
は、可撓性を有すると共に吸水性の高い部材で形成され
ており、その長手方向両端部がブラケット98を介して
受け皿62の長手方向両側部に取付けられている。
24の受け皿62には、搬送ローラ52の上流側に吸水
ブレード99が配設されている。この吸水ブレード99
は、可撓性を有すると共に吸水性の高い部材で形成され
ており、その長手方向両端部がブラケット98を介して
受け皿62の長手方向両側部に取付けられている。
【0070】吸水ブレード99の下端部99Aは、受け
皿62内の搬送ローラ52とは離反した位置の水洗水に
浸漬されている。一方、吸水ブレード99の上端部99
Bは、前記搬送ローラ52の上流側でPS版12の下面
側と接触している。
皿62内の搬送ローラ52とは離反した位置の水洗水に
浸漬されている。一方、吸水ブレード99の上端部99
Bは、前記搬送ローラ52の上流側でPS版12の下面
側と接触している。
【0071】ここで、現像部22から搬送されてくるP
S版12は、現像液を多く含んでいるが、この吸水ブレ
ード99によって下面側の現像液は拭い取られると共に
吸水性のある吸水ブレード99によって汲み上げられた
受け皿62内の水洗水によって予備的に洗浄されるよう
になっている。ここで、吸水ブレード99で拭い取られ
た現像液は、搬送ローラ52とは離反した位置の受け皿
62内へ案内されるようになっている。すなわち、PS
版12が搬送ローラ52へ到達する依然で現像液を希釈
することによって、搬送ローラ52による洗浄性を向上
し、PS版12上の現像液から水洗水の置換効率の向上
するようになっている。
S版12は、現像液を多く含んでいるが、この吸水ブレ
ード99によって下面側の現像液は拭い取られると共に
吸水性のある吸水ブレード99によって汲み上げられた
受け皿62内の水洗水によって予備的に洗浄されるよう
になっている。ここで、吸水ブレード99で拭い取られ
た現像液は、搬送ローラ52とは離反した位置の受け皿
62内へ案内されるようになっている。すなわち、PS
版12が搬送ローラ52へ到達する依然で現像液を希釈
することによって、搬送ローラ52による洗浄性を向上
し、PS版12上の現像液から水洗水の置換効率の向上
するようになっている。
【0072】以下に第2実施例の作用を説明する。現像
部22から水洗部24へ搬送されてきたPS版12は、
現像液を多く含んでいる。このPS版12の下面は、ま
ず吸水ブレード99に接触しているため、この吸水ブレ
ード99によって現像液が拭い取られる(図6の矢印C
参照)。また、これと同時に吸水ブレード99によって
汲み上げられた受け皿62内の水洗水によってPS版1
2の下面は予洗浄される。この拭い取られた現像液は、
搬送ローラ52とは離反した受け皿62内に収容され
る。
部22から水洗部24へ搬送されてきたPS版12は、
現像液を多く含んでいる。このPS版12の下面は、ま
ず吸水ブレード99に接触しているため、この吸水ブレ
ード99によって現像液が拭い取られる(図6の矢印C
参照)。また、これと同時に吸水ブレード99によって
汲み上げられた受け皿62内の水洗水によってPS版1
2の下面は予洗浄される。この拭い取られた現像液は、
搬送ローラ52とは離反した受け皿62内に収容され
る。
【0073】この予洗浄によって、PS版12は、現像
液が希釈された状態で搬送ローラ52へと至る。次に、
この搬送ローラ52によって汲み上げられた水洗水(図
6の矢印D参照)によって再度洗浄されることになる。
なお、吸水ブレード99によって受け皿62へ収容され
た現像液は、搬送ローラ52とは離反された位置に至る
ので、受け皿62内での水洗水の循環効率を向上させる
ことができ、順次搬送ローラ52によって汲み上げられ
る水洗水は比較的新鮮な水洗水となる。
液が希釈された状態で搬送ローラ52へと至る。次に、
この搬送ローラ52によって汲み上げられた水洗水(図
6の矢印D参照)によって再度洗浄されることになる。
なお、吸水ブレード99によって受け皿62へ収容され
た現像液は、搬送ローラ52とは離反された位置に至る
ので、受け皿62内での水洗水の循環効率を向上させる
ことができ、順次搬送ローラ52によって汲み上げられ
る水洗水は比較的新鮮な水洗水となる。
【0074】このように、搬送ローラ52に至る前に吸
水ブレード99によって予めPS版12に含まれた現像
液を拭いとるようにしたため、PS版12上の現像液と
水洗水との置換効率が良くなる。
水ブレード99によって予めPS版12に含まれた現像
液を拭いとるようにしたため、PS版12上の現像液と
水洗水との置換効率が良くなる。
【0075】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るシート材
料処理装置は、処理液の消費量を増加させることなく、
受け皿での循環効率を向上して、洗浄等の処理を安定し
て行うことができるという優れた効果を有する。
料処理装置は、処理液の消費量を増加させることなく、
受け皿での循環効率を向上して、洗浄等の処理を安定し
て行うことができるという優れた効果を有する。
【図1】第1実施例に係るPS版プロセッサーの斜視図
である。
である。
【図2】第1実施例に係るPS版プロセッサーの概略構
成図である。
成図である。
【図3】第1実施例に係る水洗部の構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】水洗処理後のPS版の先端から後端にかけての
現像液残存量を示す特性図である。
現像液残存量を示す特性図である。
【図6】第2実施例に係る水洗部の構成を示す図4に対
応する断面図である。
応する断面図である。
10 PS版プロセッサー 12 PS版 52 搬送ローラ 56 スプレーパイプ 60 ブレード 62 受け皿 97 案内ブレード 99 吸水ブレード(吸水部材)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】現像槽18の最下流側には、一対の現像液
絞りローラ54が設けられており、PS版の上下両面に
付着している現像液を絞り取る。
絞りローラ54が設けられており、PS版の上下両面に
付着している現像液を絞り取る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】一方、PS版プロセッサー10には、現像
部22の下流側に水洗部24の水洗槽28が配設されて
いる。水洗槽28の上方には、図3乃至図5に示される
如く、それぞれ一対の搬送ローラ52が配設されてい
る。これらの搬送ローラ52は、図示しない側板に回転
可能に支持されており、図示しない駆動手段の駆動力が
伝達されて回転するようになっており、現像部22から
送られたPS版12の搬送路を形成している。
部22の下流側に水洗部24の水洗槽28が配設されて
いる。水洗槽28の上方には、図3乃至図5に示される
如く、それぞれ一対の搬送ローラ52が配設されてい
る。これらの搬送ローラ52は、図示しない側板に回転
可能に支持されており、図示しない駆動手段の駆動力が
伝達されて回転するようになっており、現像部22から
送られたPS版12の搬送路を形成している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (2)
- 【請求項1】 シート材料を搬送しながら処理液を供給
し、このシート材料を一対のローラで挟持搬送すること
により、過剰な処理液を絞り取って処理するシート材料
処理装置であって、前記一対のローラの上流側上方に設
けられ処理液を滴下するスプレーパイプと、前記スプレ
ーパイプの上流側に設けられ先端部がシート材料の上面
と摺接するブレードと、前記一対のローラのうち前記シ
ート材料の搬送路の下側に設けられたローラの一部が浸
漬する処理液を貯留すると共にこのシート材料の幅方向
端部から落下した処理液を受け止める受け皿と、一端が
前記ローラよりも上流側で前記受け皿内の処理液に浸漬
され他端が前記下側のローラの周面に接触するように配
設された案内ブレードと、を有するシート材料処理装
置。 - 【請求項2】 シート材料を搬送しながら処理液を供給
し、このシート材料を一対のローラで挟持搬送すること
により、過剰な処理液を絞り取って処理するシート材料
処理装置であって、前記一対のローラの上流側に設けら
れ処理液を滴下するスプレーパイプと、前記スプレーパ
イプの上流側に設けられ先端部がシート材料の上面と摺
接するブレードと、前記一対のローラのうち前記シート
材料の搬送路の下側に設けられたローラの一部が浸漬す
る処理液を貯留すると共にこのシート材料の幅方向端部
から落下した処理液を受け止める受け皿と、一端が前記
ローラよりも上流側で前記受け皿内の処理液に浸漬され
他端が前記シート材の下面に摺接するように配設された
処理液を吸液する吸液部材と、を有するシート材料処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7146292A JPH05273765A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | シート材料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7146292A JPH05273765A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | シート材料処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05273765A true JPH05273765A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=13461284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7146292A Pending JPH05273765A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | シート材料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05273765A (ja) |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP7146292A patent/JPH05273765A/ja active Pending
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