JPH05273658A - 透過型投影スクリーン - Google Patents

透過型投影スクリーン

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Publication number
JPH05273658A
JPH05273658A JP4097017A JP9701792A JPH05273658A JP H05273658 A JPH05273658 A JP H05273658A JP 4097017 A JP4097017 A JP 4097017A JP 9701792 A JP9701792 A JP 9701792A JP H05273658 A JPH05273658 A JP H05273658A
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JP
Japan
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screen
light
sheet
joining
screen sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP4097017A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sekiguchi
博 関口
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像光の妨害がなくしかも十分な強度をもつ
ことを可能とする。 【構成】 入光面に集光性のあるレンズ素子11が形成
され、出光側の表面に光を出光しない非出光部12を有
する集光性スクリーンシート10と、1枚以上の他のス
クリーンシート20とを光軸方向に重ねるときに、集光
性スクリーンシート10の少なくとも1つの非出光部1
2に接合される第1接合部31及び前記他のスクリーン
シート20の少なくとも1枚の端面に接合される厚さの
薄い第2接合部32を有する接合部材30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のスクリーンシー
トを光軸方向に重ねた、マルチスクリーン等に用いられ
る透過型投影スクリーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プロジェクション映像システムは、映像
をスクリーン上に拡大投写して観察するシステムである
ので、100インチ以上の大型画像が容易に得られる。
このようなプロジェクション映像システムの中で、背面
から投写した映像を透過型投影スクリーンを通して観察
する透過型プロジェクションシステムは、コントラスト
が高く、視認性のよい映像が得られる。
【0003】透過型投影スクリーンは、コントラストが
高く、解像性や明るさの均一性のよい映像を得るため
に、複数枚のレンズシートを組み合わせて使用され、し
かも各レンズシートのレンズ形状が微細で精度のよいも
のでなければならない。この要求を満たすために、通常
の透過型投影スクリーンは、金型を用いて、アクリル樹
脂等の透過性のよい合成樹脂を、熱成形またはキャステ
ィング成形等により製造されている。
【0004】このように金型を用いて精度よく成形し
て、100〜200インチもしくはそれ以上の大型のス
クリーンを単体で製造するのは、技術的に困難であり、
コストも高くなるので、実用的ではない。従って、この
ような大型のスクリーンを得るためには、複数枚のスク
リーンユニットを画像面方向に配列して接合する必要が
ある。
【0005】一方、映像を投写するプロジェクタを複数
個用いるマルチ映像システムは、投写装置として輝度が
あまり高くできないCRTを用いる場合には画面サイズ
を大型化するのに有効であるものの、スクリーンの大小
にかかわらずスクリーンユニットを接合する必要があ
る。
【0006】従来、スクリーンユニットを接合して、大
型のスクリーンを得るために、各スクリーンユニットを
透明基板に金属製のビス等で止める方法や、合成樹脂、
金属などの格子状の枠体を作り、その枠体の中に各スク
リーンユニットを挿入する方法があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のビス止
めする方法では、ビスが映像を妨害するうえ、加工が難
しく、また、温・湿度等の環境変化によってスクリーン
ユニットが伸縮した場合に、各スクリーンユニットがビ
スで固定されているので伸縮ができず、そのスクリーン
ユニットを構成する複数のスクリーンシート(レンズシ
ート)の間に間隙が生じてしまうという欠点があった。
【0008】また、後者の枠体に挿入する方法では、ス
クリーンユニットを枠体により挟持するので、枠体自体
に十分な強度が必要である。しかも、環境変化等により
スクリーンユニットが伸縮した場合にも、枠体から外れ
ないようにするためには、枠体はある程度の幅(少なく
とも数mm程度)が必要となるので、スクリーンユニッ
トの接合部が帯状に黒く観察されてしまうという欠点が
あった。
【0009】この場合に、枠体を透明な樹脂にして、画
像を妨害しないようにすることも考えられるが、枠体を
アクリル樹脂等の強度の弱い樹脂で成形しなければなら
ず、枠体自体の厚みが1mm以上になってしまい、枠体
と枠体が接合する部分には、2mm程度のスクリーンの
ない部分、つまり、画像の存在しない部分ができてしま
うという欠点があった。また、スクリーンを端面で接着
する方法もあるが、複数の接合部が一致するように、精
度よく接着するのはたいへん難しく、接着を均一に外観
よく仕上げることは難しい。
【0010】本発明は、このような欠点に鑑みてなされ
たものであり、映像光の妨害がなくしかも十分な強度を
もった透過型投影スクリーンを提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による透過型投影スクリーンは、入光面に集
光性のあるレンズ素子が形成され、出光側の表面に光を
出光しない非出光部を有する集光性スクリーンシート
と、1枚以上の他のスクリーンシートとを光軸方向に重
ねる透過型投影スクリーンであって、前記集光性スクリ
ーンシートの少なくとも1つの非出光部に接合される第
1接合部及び前記他のスクリーンシートの少なくとも1
枚の端面に接合される第2接合部を有する接合部材を設
けた構成としてある。
【0012】この場合に、前記接合部材は、前記他のス
クリーンシートのうちで最も入光側のスクリーンシート
の入光面と接合する第3接合部を有することを特徴とす
ることができる。また、前記接合部材の少なくとも一部
は、可撓性のある部材であることを特徴とすることがで
きる。さらに、前記接合部材は、前記第1接合部の表面
に反射率を低下させる加工が施されていることを特徴と
することができる。
【0013】一方、前記集光性スクリーンシートは、前
記非出光部が凸状部となっていることを特徴とすること
ができる。また、前記他のスクリーンシートは、最も入
光側及び/又は最も出光側に透明基板を含み、前記接合
部材の第1接合部及び/又は第3接合部と接合されるこ
とを特徴とすることができる。
【0014】
【作用】本発明では、複数のスクリーンシートの内の1
枚は、集光要素を有しており、出光面に非出光部が形成
される、例えば、レンチキュラーレンズシートのような
集光性スクリーンシートが用いられているので、この非
出光部に接合部材の一端を接着して(第1接合部)、こ
の接合部材の他端を他のスクリーンシートと接着するこ
とにより(第2接合部)複数のスクリーンシートを重ね
て接合することができる。このときに、レンチキュラー
レンズシートの端面には、接着剤等は使用しないように
して、レンチキュラーレンズの谷部に接着剤等がはみ出
したりするのを防止している。
【0015】また、他のスクリーンシートは、その端面
で接合部材と接着するか(第2接合部)、光線を通過し
ない部分を有するフレネルレンズシート等の場合には、
その光線非通過部分を利用して接着し(第3接合部)、
接合面積を大きくすることができる。
【0016】また、接合部材を透明にして、集光性スク
リーンシートの複数枚の非出光部と接着するようにすれ
ば、接合強度を向上させることができる。さらに、接合
部材は、単一の材質ではなく、集光性スクリーンシート
の非出光部と接着する第1接合部の接合部材を透明な部
材として複数の非出光部と接着するようにし、他のスク
リーンシートの端面に接着する第2接合部の接合部材
は、できるだけ薄く、強度の高い部材(透明である必要
はない)とすることにより、画像の妨害をさらに減らし
てかつ強度を高くすることができる。
【0017】
【実施例】以下、図面等を参照しながら、実施例につい
て、本発明を詳細を説明する。図1は、本発明による透
過型投影スクリーンの第1の実施例を示す斜視図、図2
は、第1の実施例にかかるスクリーンの接合部の構造を
示す斜視図である。この実施例の透過型投影スクリーン
1Aは、スクリーンシート10、20を接合部材30に
よって接合したものである。
【0018】スクリーンシート10は、入光面に集光性
のあるレンズ素子11が多数配置されており、その出光
側の表面に光を出光しない非出光部12を有するシート
であって、例えば、レンチキュラーレンズシート等があ
げられる。スクリーンシート20は、そのほかのレンズ
素子が形成されたシートであって、例えば、フレネルレ
ンズシート等があげられる。接合部材30は、スクリー
ンシート10、20を接合するための部材であって、ス
クリーンシート10の出光側の非出光部12に接着され
る第1接合部31と各スクリーンシート10、20の側
端面に当接する比較的薄い第2接合部32とから構成さ
れている。この接合部材30は、図2に示すように、第
1接合部31が非出光部12と接着されている。また、
第2接合部32は、スクリーンシート10は接着されて
おらず、スクリーンシート20とのみ接着されている。
【0019】ここで、このような接合部材30によりス
クリーンシート10、20を接合する理由を説明する。
スクリーンシート10は、図3に示すように、非出光部
12にブラックストライプ等の光吸収部50を設けて、
コントラストを向上させることが多い。したがって、こ
のようなスクリーンシート10では、出光面の一部を非
出光部12としなければならないので、スクリーンのピ
ッチPと厚みTは独立に設定することはできず、厚みT
は、ピッチPに対して1〜1.5倍程度でなければなら
ない。
【0020】例えば、画面サイズが40inでNTSC
方式の場合に、十分な解像度を得るためには、ピッチP
は1mm程度であることが必要であり、高品位TVで
は、0.5mm程度であることが必要である。したがっ
て、スクリーン10の厚みTは、0.5〜1.5mm程
度に薄い必要がある。このため、スクリーンシート10
の端面E0で他のスクリーンシートと接着することは非
常に困難であって、十分な強度も得られない。
【0021】また、図4に示すように、スクリーンシー
ト10の端面Eに別の部材60を接合し、映像に影響を
与えないようにすることも考えられるが、接着剤のはみ
出し等がないようにきれいに仕上げることは困難であ
る。スクリーンシート10の入光面には、光を集光する
レンズ素子11が凸形状に形成されているので、別の部
材とレンズ素子11の接点は、谷の底になってしまい、
接着剤のはみ出しによりバリ等が発生する可能性があ
り、そのバリを取り除く作業が非常に困難になるからで
ある。また、端面Eの幅は、1mm程度以下と限られて
いるので、得られる接合部の強度にも限界がある。
【0022】そこで、この実施例の透過型投影スクリー
ン1Aでは、図2に示すように、入光側に光を集光する
ようなレンズ素子11を有するスクリーンシート10を
配置し、そのスクリーンシート10の出光側の非出光部
12と接合部材30の第1接合部31とを接着し、スク
リーンシート20の端面と第2接合部32とを接着する
ことにより、光軸方向に重ねた複数のスクリーンシート
10、20を一体化している。
【0023】スクリーンシート10の非出光部12に接
合部材30を接合するには、非出光部12以外の部分を
粘着シート等によりマスキングして、その非出光部12
に接着剤又は粘着剤を塗布して、接合部材30を貼り合
わせればよい。
【0024】ここで、接合部材30には、ステンレス、
銅などの金属製の薄い板、又は、アクリル、塩化ビニ
ル、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスチレンな
どの合成樹脂製の薄い板若しくはフィルムを使用するこ
とができる。その場合に、接合部材30の厚みは、材質
により異なるが、0.01〜0.1mm程度であれば、
十分な強度が得られる。
【0025】図5は、本発明による透過型投影スクリー
ンの第2の実施例を示す斜視図である。環境条件の変動
がかなり大きいときには、接合されるスクリーンシート
10、20の温湿度等の環境変化による挙動が異なる場
合がある。そこで、第2の実施例の透過型投影スクリー
ン1Bでは、接合部材30Bとして第2接合部32が可
撓性のあるフィルム状のものを用い、スクリーンシート
10、20に伸縮量の差が生じたときに、図5に示すよ
うに、第2接合部部32が曲り、伸縮量差に追従するよ
うにしたものである。
【0026】図6は、本発明による透過型投影スクリー
ンの第3の実施例を示す斜視図である。第3の実施例の
透過型投影スクリーン1Cでは、スクリーンシート10
の非出光部12を凸状部13として、その凸状部13に
接合部材30の第1接合部31を接着している。このよ
うにすれば、スクリーンシート10の非出光部12をマ
スキングすることなく、凸状部13に印刷法、コーティ
ング法などにより接着剤を塗布することができ、接合部
材30を簡単に接合することができる。
【0027】図7は、本発明による透過型投影スクリー
ンの第4の実施例を示す斜視図である。第4の実施例の
透過型投影スクリーン1Dでは、非出光部12を凸状部
13とすることは、第3の実施例と同様であるが、接合
部材30Dとして、少なくとも第1接合部31Dが透明
であって、複数の凸状部13と接合できる長さのものを
用いている。このようにすれば、接合部材30Dの第1
接合部31Dが透明であるので、画像を妨害することな
い。また、第1接合部31Dが長いので、スクリーンシ
ート10の接合の強度を上げることができる。
【0028】図8は、本発明による透過型投影スクリー
ンの第5の実施例を示す斜視図である。第5の実施例の
透過型投影スクリーン1Eでは、非出光部12である凸
状部13を有するスクリーンシート10と、出光面にフ
レネルレンズを有し、入光側の面の端部に投写光の通過
しない部分を有するフレネルレンズシートようなスクリ
ーンシート20を接合している。この場合には、接合部
材30Eは、第1接合部31、第2接合部32の他に、
第3接合部33が設けられているものを用い、スクリー
ンシート20の入光側の端部と接合するようにしてあ
る。このようにすれば、スクリーンシート10,20を
挟むようにして接合でき、接合強度を上げることができ
る。また、第3接合部33は、投写光の通過しない部分
と接合されるので、画像を妨害することもない。
【0029】図9は、本発明による透過型投影スクリー
ンの第6の実施例を示す斜視図である。第6の実施例の
透過型投影スクリーン1Fでは、接合部材40として、
比較的厚い透明な第1接合部材41と、薄いが強度のあ
る第2接合部材42とを、第1接合部材41の端部で接
合したものである。このように、第1接合部材41は透
明で厚いものを用いると、接合部の接合強度を上げる
ことができる。これに対して、第2接合部材42は、透
明でも不透明でもよく、薄くて強度のあるもの、例え
ば、金属板などを用いることができ、画像の表示ができ
ない部分を少なくすることができる。
【0030】また、他のスクリーンシート20との接合
部は、そのスクリーンシート20が厚い場合には、十
分な強度を持たせることができるし、薄い場合には、さ
らに透明基板を入光側に設けるようにすればよい。さら
に、スクリーンシート10の非出光部12は、平面であ
って凸状部13としてあるので、この部分に接着剤を
塗布することは、スクリーン印刷、グラビアコート、ロ
ールコート等により簡単に行うことができる。また、複
数の凸状部13と接合すれば、接着面積を広くでき、接
合強度を上げることができる。
【0031】このようにすれば、接合部材を単純なテー
プやアルミニウム枠のような単一の構造ではなく、異な
った材質のものを組み合わせることができ、画像妨害が
少なくかつ十分な強度を持たせることができる。
【0032】この場合にも、スクリーンシート10の端
面は、凸状のレンズ素子11の谷間で接着しなければ
ならず、接着剤がはみ出してきれいに接着する場合が困
難であるので、接着しなくてよい。スクリーンシート1
0の端面同士で接着すると、強度が十分でない理由は、
前述したように、レンチキュラーレンズシートを例にす
れば1mmと薄く、接着面積が小さく、また、レンチキ
ュラーレンズシートの材質は、アクリル樹脂などの合成
樹脂であるので、40インチ又はそれ以上の大きな面積
になると、剛性が低く、簡単に変形してしまうからであ
る。接合部の付近が変形すると、接合部に応力がかか
り、接合部が剥がれる原因になる。したがって、レンチ
キュラーレンズシートを端面で接合したものは、接合後
の移動、枠への取り付け作業などが困難であり、そのと
きに、接合部付近が変形しないように、保持しなければ
ならないので、スクリーンが組み上がった後にも、振動
や衝撃によって接合部が剥がれやすい。
【0033】これに対して、本発明の透過型投影スクリ
ーン1では、レンチキュラーレンズシート同士を接合す
るのではなく、レンチキュラーレンズシートと十分な剛
性のある他のスクリーンシート又は透明基板を接合する
ので、接合後のスクリーンは、剛性が高く変形がしにく
い。したがって、移動なども容易で、組み上がった後
も、振動や衝撃に強い。また、前述したように、本発明
の透過型投影スクリーンは、接合部の面積を広げること
ができ、十分な接着強度を得ることができる。
【0034】以上説明したように、本発明の透過型投影
スクリーン1は、スクリーンシート10,20の端部で
接合されているので、1枚の拡散板などと同様に取り扱
うことができ、また、取り付けることができる。すなわ
ち、投写光の妨害にならないように、上下方向を枠構造
で保持したり、枠構造で上部から吊り下げるなどする画
面構成、画面サイズに応じた保持構造により、保持する
ことができる。例えば、画像を横に並べた画面構成にす
る場合には、図10に示すように、接合した端部同士を
突き合わせて、本発明の透過型投影スクリーン1を並
べ、それぞれの上部から枠構造71で吊り下げ、下部は
枠構造72で押えればよい。前述したように、接合部材
30の厚みは、0.01〜0.1mm程度であるので、
透過型投影スクリーン1,1間の映像が表示できない部
分は、0.02〜0.2mm程度になり、各透過型投影
スクリーン1の端部まで、画像が映写される有効画面と
することができる。
【0035】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形を施すことができる。例えば、スクリーンシート
は、2枚以上であってもよく、また、その内の1枚が端
面で接合されていたり、また、非出光部を有するスクリ
ーンシートと透明基板が接合されていてもよい。また、
接合部材30は、その表面に反射率を低下させるような
コーティング等を施すことができる。このようにすれ
ば、接合部材30が見えにくくなり、好ましい。さら
に、各実施例のスクリーンシート10の非出光部12に
は、光吸収部又は光遮光部を設けることができる。この
ような光吸収部又は光遮光部は、光吸収性又は光遮光性
の塗料又はインキ等を用いて、印刷、塗布、転写などの
方法により形成することができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、スクリーンシートを非出光部を用いて接合してい
るので、映像光の妨害が少なく、かつ、強度が強い透過
型スクリーンを簡単に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による透過型投影スクリーンの第1の実
施例を示す斜視図である。
【図2】第1の実施例に係る透過型投影スクリーンの接
合部分を示す斜視図である。
【図3】出光側に非出光部を有するスクリーンシートの
一例を示す斜視図である。
【図4】出光側に非出光部を有するスクリーンシートの
端部に別の部材を接合した場合を示す斜視図である。
【図5】本発明による透過型投影スクリーンの第2の実
施例を示す斜視図である。
【図6】本発明による透過型投影スクリーンの第3の実
施例を示す斜視図である。
【図7】本発明による透過型投影スクリーンの第4の実
施例を示す斜視図である。
【図8】本発明による透過型投影スクリーンの第5の実
施例を示す斜視図である。
【図9】本発明による透過型投影スクリーンの第6の実
施例を示す斜視図である。
【図10】本発明による透過型投影スクリーンの取付構
造の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1A〜1F 透過型投影スクリーン 10 スクリーンシート 20 スクリーンシート 30,40 接合部材 50 光吸収部 71,72 枠構造

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入光面に集光性のあるレンズ素子が形成
    され、出光側の表面に光を出光しない非出光部を有する
    集光性スクリーンシートと、1枚以上の他のスクリーン
    シートとを光軸方向に重ねる透過型投影スクリーンであ
    って、 前記集光性スクリーンシートの少なくとも1つの非出光
    部に接合される第1接合部及び前記他のスクリーンシー
    トの少なくとも1枚の端面に接合される第2接合部を有
    する接合部材を設けたことを特徴とする透過型投影スク
    リーン。
  2. 【請求項2】 前記接合部材は、前記他のスクリーンシ
    ートのうちで最も入光側のスクリーンシートの入光面と
    接合する第3接合部を有することを特徴とする請求項1
    に記載の透過型投影スクリーン。
  3. 【請求項3】 前記他のスクリーンシートは、最も入光
    側及び/又は最も出光側に透明基板を含み、前記接合部
    材の第1接合部及び/又は第3接合部と接合されること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の透過型投影
    スクリーン。
JP4097017A 1992-03-24 1992-03-24 透過型投影スクリーン Pending JPH05273658A (ja)

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