JP2000214411A - 結像ユニット、拡大ユニット、光学部品及びこれらを用いた画像表示装置 - Google Patents

結像ユニット、拡大ユニット、光学部品及びこれらを用いた画像表示装置

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JP2000214411A JP11273352A JP27335299A JP2000214411A JP 2000214411 A JP2000214411 A JP 2000214411A JP 11273352 A JP11273352 A JP 11273352A JP 27335299 A JP27335299 A JP 27335299A JP 2000214411 A JP2000214411 A JP 2000214411A
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Hiroki Yoshikawa
博樹 吉川
Satoru Oishi
哲 大石
Hideo Tanide
秀雄 谷出
Goro Onishi
吾郎 大西
Naoshi Iwata
尚士 岩田
Takeshi Igarashi
毅 五十嵐
Takesuke Maruyama
竹介 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出射マイクロレンズアレイ成形時の変形、
周囲の温湿度条件での変形を補正して、両者を密着させ
る 【解決手段】 拡大ユニットを結像ユニット側に凸形状
に反らせた凹フレネルレンズで構成し、結像ユニットを
結像ユニット側に凸形状に反らせた光透過性のサポート
板と前記拡大ユニットとで挟み前記サポート板と前記拡
大ユニットの周囲を固定乃至半固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子、及
びこの液晶表示素子を照明するバックライトを備えた画
像表示装置、及びこの画像表示装置を構成する光結像ユ
ニットや光拡大ユニット、又は光学部品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの急速な進歩によ
り、画像表示装置の解像度が飛躍的に向上している。ま
たそれに伴い、表示画面も大型化の一途を辿っている。
以前から使用されてきた陰極線管タイプの画像表示装置
は、解像度はよいがこれに比例して重量、消費電力が増
加し、更には高価になった。また、大画面化する場合に
は奥行、重量が増大すると言う課題があるため、高解像
度化、大画面化には自ずと限界がある。液晶表示素子を
使った画像表示装置は解像度の点では技術革新が著し
く、常に市場ニーズに合わせて高解像度化が進められて
いるが、その殆どが半導体プロセスにより作られている
ため、大画面化の点では急速な進歩は見られない。
【0003】そこで、液晶表示素子を使用した画像表示
装置の大画面化について、いろいろな試みがなされてい
る。なかでも、一番実用化が進んでいるのが小型の液晶
表示素子を投写レンズで拡大投写する方法であるが、長
い投写距離が必要で、液晶表示素子の特長である装置の
薄型が損なわれると言った課題がある。
【0004】液晶パネルを継ぎ目無く接続する方法につ
いても、いくつかの方式が提案されている。例えば、特
開平5−188340号公報には、液晶パネルに表示画
像の結像ユニットと拡大ユニットを設け、隣接する液晶
パネル間の繋ぎ部分を埋める分だけ拡大投写する技術が
開示されている。この従来例では、拡大率が小さい分薄
型化し易い。以下、図23、24を用いて、本発明に関
連する画像表示装置について説明する。
【0005】図23は液晶パネルの継ぎ目を埋めた画像
表示装置の平面図、図24は図23のA−A1断面図で
ある。図23、24において、51a、51bは透過型
の液晶表示素子、52は前記液晶表示素子を照明するバ
ックライト、53はバックライトを構成する陰極管、5
4はバックライトの出力光の発散角を狭くする手段、即
ち発散角制御手段、55a、55bは液晶表示素子51
a、51b上の表示画像(図示せず)を正立等倍に投写
する結像ユニット、56a、56bは結像ユニット55
a、55bにより正立等倍に投写される実像を拡大する
拡大ユニット、57は背面投写型スクリーン、58はこ
れらの部品をその内部に納める筐体である。
【0006】次に、各構成部品の動作について説明す
る。バックライト52は、その構成部品である陰極管5
3の発光により、透過型の液晶表示素子51a、51b
を照明する。しかし、透過型の液晶表示素子51a、5
1bには視角特性があり、所定以上の斜めに通る光線に
対しコントラストが反転すると言った課題がある。そこ
で、バックライト52から出る余分な光線をカットする
ため、バックライトの出力光の発散角を狭くする発散角
制御手段54をこのバックライト52と透過型の液晶表
示素子51a、51bの間に設ける。バックライトの出
力光の発散角を狭くする発散角制御手段54としては、
ある角度範囲内の入射角に対して光の角度を狭くし、こ
の角度範囲内を超える入射角の光を出力させないように
もとに戻す手段がある。又、富士通技報(FUJITS
U.47、4、(07,1996)、p355)では、
円錐型の光透過性導光体を配列することにより実現して
いる。これにより、透過型の液晶表示素子51a、51
b上に表示された表示画像は、所定の発散角を持つこと
になる。この発散角よりも大きな画像取込角を持つ結像
ユニット55a、55bにより、液晶表示素子51a、
51b上に表示された表示画像は、正立等倍に投写され
る。結像ユニット55a、55bは、例えば特開昭64
−17017号公報に開示されている。この公報には、
2つのロッドレンズをその長さ方向に接合させたものを
多数並設してロッドレンズアレイを構成することによっ
て実現している。結像ユニット55a、55bにより投
写された表示画像は、拡大ユニット56a、56bによ
り拡大され、背面投写型スクリーン57上に結像され
る。拡大ユニット56a、56bとしては、例えば特開
平9−96704号公報に開示されている凹フレネルレ
ンズを使用することができる。
【0007】以上説明した様な投写ユニットを複数個並
べ、背面投写型スクリーン57上で各投写画像が切れ目
無く配置することにより、高解像度の大画面映像を得る
ことが出来る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明した従来技術では、結像ユニット55a、55bにロ
ッドレンズアレイを用いており、ロッドレンズアレイの
製法上の特徴からロッドレンズアレイを用いた結像ユニ
ット55a、55bは高価であるばかりでなく大量生産
に不向きであるといった課題がある。
【0009】結像ユニット55a、55bに、例えば特
開平9−274177号公報に開示されている2枚1対の
マイクロレンズアレイを用いれば、マイクロレンズアレ
イが型成形で容易に量産可能であることからこの課題を
解決できる。しかし、2枚1対のマイクロレンズアレイは
各々のマイクロレンズアレイの入出射面のマイクロレン
ズの光軸合わせ並びに2枚のマイクロレンズアレイの各
マイクロレンズの光軸合わせが困難で製造が極めて難し
い。特に大型のマイクロレンズアレイでは、2枚1対のマ
イクロレンズアレイを全面で密着させる必要があるにも
拘らず、薄肉の大型成形品は周囲の温湿度条件で容易に
変形することからそのままでは恒常的に密着させること
ができないと言った課題がある。
【0010】また、以上説明した従来技術では、バック
ライト52の出力光の発散角を狭くする必要がある。バ
ックライト52を構成する陰極管53の出力光は極めて
広い発散角を持っており、この発散角を狭くするには大
きな効率の低下を伴う。更に、前述した円錐型の光透過
性導光体を配列したバックライトの出力光の発散角を狭
くする手段54は奥行きが大きく、液晶表示装置の特長
である装置の薄型が損なわれると言った課題がある。
【0011】本発明の目的は、上記した課題を解決し、
薄型で効率の良い画像表示装置及び前記画像表示装置を
構成する結像ユニット又は拡大ユニット、又はこれらを
含む光学部品を提供することにある。本発明の他の目的
は成形による変形を補正した結像ユニット、この結像ユ
ニットを含む光学部品及びこれを用いた画像表示装置を
提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的はバックライトの出
力光の発散角が大きくても、迷光が生じない、高画質が
得られる結像ユニット、拡大ユニット、この結像ユニッ
トを含む光学部品及びこれを用いた画像表示装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、第1の発明では、画像表示装置は、透過型の液
晶表示素子と、前記液晶表示素子を照明するバックライ
トと、前記液晶表示素子上の表示画像を投写する結像ユ
ニットを含む光学部品と、投写映像を映出する背面投写
型スクリーンとを備え、前記光学部品は入射側マイクロ
レンズアレイと、出射側マイクロレンズアレイと、前記
入射側マイクロレンズアレイ側に凸形状に湾曲した第1
の光透過板と、前記出射側マイクロレンズアレイ側に凸
形状に湾曲した第2の光透過板から構成され、前記入射
側マイクロレンズアレイと前記出射側マイクロレンズア
レイとを前記第1及び第2の光透過板で挟み、これらの
端部を固定または半固定するように構成する。第1の発
明において、前記入射側マイクロレンズアレイと前記出
射側マイクロレンズアレイの周辺部を接着する。また、
前記入射側マイクロレンズアレイと前記出射側マイクロ
レンズアレイの周辺部は加熱溶融型フィルム状接着剤、
光硬化型接着剤、超音波溶着のいずれかで接着されるよ
うに構成する。また、第1の発明において、前記第2の
光透過板は拡大ユニットである。前記拡大ユニットは凹
フレネルレンズであると好適である。また、前記凹フレ
ネルレンズに防湿効果のあ物質でコーティングするよう
に構成する。前記凹フレネルレンズはポリメチルメタク
リレート樹脂よりも吸湿し難い材料を用いて構成され
る。
【0014】また、第1の発明において、前記凹フレネ
ルレンズはそのフレネル面が前記出射側マイクロレンズ
アレイに接触するように配置される。前記凹フレネルレ
ンズはそのフレネルの頂部に先端が平らな突起部が設け
られ、前記突起部の先端部分には遮光のための遮光部が
設けられている。前記凹フレネルレンズの前記突起部の
大きさが全て同じもの、及び周辺部から中心部になるに
従い狭くなるようにしたものから選択されようにする。
また、前記凹フレネルレンズの中心部の前記突起部が設
けられていない部分に減光フィルタを設ける。第1の発
明において、コ字状の取付具を設け、前記入射側マイク
ロレンズアレイ、前記出射側マイクロレンズアレイ、前
記第1の光透過板、前記第2の光透過板の端部を前記コ
字状の取付具の隙間に挿入して、前記コ字状の取付具の
両端で締め付けて前記取付具で半固定するように構成す
る。また、前記入射側マイクロレンズアレイと、前記出
射側マイクロレンズアレイと、前記第1及び前記第2の
光透過板の端部は接着、溶着又は粘着される。前記第1
及び第2の光透過板の板厚を等しくすると好適である。
また、前記第1及び第2の光透過板を同じ材質で構成す
る。また、前記第1及び第2の光透過板の反り量をほぼ
等しくする。
【0015】第1の発明において、前記入射側マイクロ
レンズアレイと前記出射側マイクロレンズアレイとの間
にストップアレイを設ける。前記ストップアレイは複数
の光通過部が設けられている遮光板である。また、前記
入射側及び出射側マイクロレンズアレイは各々レンズ群
から構成され、前記レンズ群の数は前記ストップアレイ
の有効に使用される光通過部の数とほぼ同じである。ま
た、前記レンズ群の光軸と前記光通過部の位置が一致す
るように構成される。前記ストップアレイに設けられた
前記光通過部の径は前記ストップアレイの中央部に比べ
て周辺部の径を大きくするように構成してもよい。前記
ストップアレイを構成する材料と前記入射側及び出射側
マイクロレンズアレイを構成する材料の線膨張率はほぼ
同じであると好適である。また、前記ストップアレイを
構成する材料は前記入射側マイクロレンズアレイ及び出
射側マイクロレンズアレイの少なくとも一方塗布され、
前記レンズ群の光軸と一致する部分を除去したフォトレ
ジスト剤である。
【0016】第2の発明では、透過型の液晶表示素子
と、前記液晶表示素子を照明するバックライトと、前記
液晶表示素子上の表示画像を投写し拡大する結像ユニッ
トを含む光学部品と、投写映像を映出する背面投写型ス
クリーンとを備え、前記光学部品は入射側マイクロレン
ズアレイと、出射側マイクロレンズアレイとを備えた結
像ユニットと、前記結像ユニット側に凸形状に反らせた
拡大ユニットと、結像ユニット側に凸形状に反らせた光
透過性のサポート板とで構成され、前記結像ユニットを
前記結像ユニット側に凸形状に反らせた拡大ユニットと
光透過性のサポート板とで挟み、前記拡大ユニットと前
記光透過性のサポート板の周囲を固定乃至半固定するよ
うに構成される。
【0017】第2の発明において、前記入射側マイクロ
レンズアレイと前記出射側マイクロレンズアレイの周辺
部を接着するように構成される。前記入射側マイクロレ
ンズアレイと前記出射側マイクロレンズアレイの周辺部
は加熱溶融型フィルム状接着剤、光硬化型接着剤、超音
波溶着のいずれかで接着される。第2の発明において、
前記拡大ユニットは凹フレネルレンズである。前記凹フ
レネルレンズに防湿効果のある物質でコーティングして
もよい。前記凹フレネルレンズはポリメチルメタクリレ
ート樹脂よりも吸湿し難い材料を用いて構成される。
【0018】第2の発明において、前記凹フレネルレン
ズはそのフレネル面が前記出射側マイクロレンズアレイ
に接触するように配置される。前記凹フレネルレンズは
そのフレネルの頂部に先端が平らな突起部が設けられ、
前記突起部の先端部分には遮光のための遮光部が設けら
れている。前記凹フレネルレンズの前記突起部の大きさ
がが全て同じもの、及び周辺部から中心部になるに従い
徐々に狭くなるようにしたものから選択されるようにす
る。また、前記凹フレネルレンズの中心部の突起部が設
けられていない部分に減光フィルタが設けられる。第2
の発明において、コ字状の取付具を設け、前記入射側マ
イクロレンズアレイ、前記出射側マイクロレンズアレ
イ、前記第1の光透過板、前記第2の光透過板の端部を
前記コ字状の取付具の隙間に挿入して、前記コ字状の取
付具の両端で締め付けて前記取付具で半固定するように
構成される。前記入射側マイクロレンズアレイと、前記
出射側マイクロレンズアレイと、前記拡大ユニット及び
前記光透過性サポート板の端部を接着又は粘着するよう
に構成される。前記拡大ユニット及び前記光透過性のサ
ポート板は略等しい板厚である。また、前記拡大ユニッ
ト及び前記光透過性のサポート板の材質を同じ材質で構
成してもよい。前記拡大ユニット及び前記光透過性のサ
ポート板の反り量をほぼ等しくすると好適である。
【0019】第2の発明において、前記入射側マイクロ
レンズアレイと前記出射側マイクロレンズアレイとの間
にストップアレイを設ける。前記ストップアレイは複数
の光通過部が設けられている遮光板である。また、前記
入射側及び出射側マイクロレンズアレイは各々レンズ群
から構成され、前記レンズ群の数は前記ストップアレイ
の有効に使用される光通過部の数とほぼ同じである。前
記レンズ群の光軸と前記光通過部の位置が一致すると好
適である。前記ストップアレイに設けられた前記光通過
部の径は前記ストップアレイの中央部に比べて周辺部の
径を大きくしてもよい。第2の発明において、前記スト
ップアレイを構成する材料と前記入射側及び出射側マイ
クロレンズアレイを構成する材料の線膨張率はほぼ同じ
である。前記ストップアレイを構成する材料は前記入射
側マイクロレンズアレイ及び出射側マイクロレンズアレ
イの少なくとも一方塗布され、前記レンズ群の光軸と一
致する部分を除去したフォトレジスト剤である。
【0020】第3の発明では、光学部品は、液晶表示素
子を照明するバックライトによって液晶表示素子上の表
示画像をスクリーンに投写するために使用する光学部品
において、入射側マイクロレンズアレイと、出射側マイ
クロレンズアレイと、前記入射側マイクロレンズアレイ
側に凸形状に湾曲した第1の光透過板と、前記出射側マ
イクロレンズアレイ側に凸形状に湾曲した第2の光透過
板から構成され、前記入射側マイクロレンズアレイと前
記出射側マイクロレンズアレイとを前記第1及び第2の
光透過板で挟み、これらの端部を固定または半固定する
ように構成される。
【0021】第3の発明において、前記入射側マイクロ
レンズアレイと前記出射側マイクロレンズアレイとを前
記入出射マイクロレンズアレイの周辺部で互いに接着す
るように構成される。前記入射側マイクロレンズアレイ
と前記出射側マイクロレンズアレイの周辺部は加熱溶融
型フィルム状接着剤、光硬化型接着剤で接着、超音波溶
着のいずれかで保持される。第3の発明において、前記
第2の光透過板は拡大ユニットである。また、前記拡大
ユニットは凹フレネルレンズである。前記凹フレネルレ
ンズに防湿効果のある物質でコーティングすると好適で
ある。前記凹フレネルレンズをポリメチルメタクリレー
ト樹脂よりも吸湿し難い材料を用いて構成してもよい。
【0022】第3の発明において、前記凹フレネルレン
ズはそのフレネル面が前記出射側マイクロレンズアレイ
に接触するように配置される。前記凹フレネルレンズは
そのフレネルの頂部に先端が平らな突起部が設けられ、
前記突起部の先端の部分には遮光のための遮光部が設け
られている。前記凹フレネルレンズの前記突起部の大き
さが全て同じもの、及び周辺部から中心部になるに従い
狭くなるようにしたものから選択してもよい。前記凹フ
レネルレンズの中心部の前記突起部が設けられていない
部分に減光フィルタを設ける。第3の発明において、コ
字状の取付具を設け、前記入射側マイクロレンズアレ
イ、前記出射側マイクロレンズアレイ、前記第1の光透
過板、前記第2の光透過板の端部を前記コ字状の取付具
の隙間に挿入して、前記コ字状の取付具の両端で締め付
けて前記取付具で半固定するように構成される。また、
前記入射側マイクロレンズアレイ、前記出射側マイクロ
レンズアレイ、前記第1及び前記第2の光透過板の端部
を接着又は粘着するように構成される。
【0023】また、第3の発明において、前記第1及び
第2の光透過板の板厚を等しくする。また、前記第1及
び第2の光透過板を同じ材質で構成する。また、前記第
1及び第2の光透過板の反り量をほぼ等しくするように
構成する。また、第3の発明において、前記入射側マイ
クロレンズアレイと前記出射側マイクロレンズアレイと
の間にストップアレイを設ける。前記ストップアレイは
複数の光通過部が設けられている遮光板である。前記入
射側及び出射側マイクロレンズアレイは各々レンズ群か
ら構成され、前記レンズ群の数は前記ストップアレイの
有効に使用される光通過部の数とほぼ同じであるように
構成される。また、前記レンズ群の光軸と前記光通過部
の位置が一致するように構成される。また、前記ストッ
プアレイに設けられた前記光通過部の径は前記ストップ
アレイの中央部に比べて周辺部の径を大きくするように
構成してもよい。前記ストップアレイを構成する材料と
前記入射側及び出射側マイクロレンズアレイを構成する
材料の線膨張率をほぼ同じにすると好適である。前記ス
トップアレイを構成する材料が前記入射側マイクロレン
ズアレイ及び出射側マイクロレンズアレイの少なくとも
一方に塗布され、前記レンズ群の光軸と一致する部分を
除去したフォトレジスト剤でもよい。
【0024】第4の発明では、液晶表示素子を照明する
バックライトによって液晶表示素子上の表示画像をスク
リーンに拡大投写するために使用する光学部品におい
て、入射側マイクロレンズアレイ及び出射側マイクロレ
ンズアレイとを備えた結像ユニットと、前記結像ユニッ
ト側に凸形状に反らせた拡大ユニットと、結像ユニット
側に凸形状に反らせた光透過性のサポート板とで構成さ
れ、前記結像ユニットを前記結像ユニット側に凸形状に
反らせた拡大ユニットと光透過性のサポート板とで挟
み、前記拡大ユニットと前記光透過性のサポート板の周
囲を固定乃至半固定するように構成される。
【0025】第4の発明において、前記入射側マイクロ
レンズアレイと前記出射側マイクロレンズアレイとを前
記入出射マイクロレンズアレイの周辺部で互いに接着す
るように構成する。また、前記入射側マイクロレンズア
レイと前記出射側マイクロレンズアレイの周辺部は加熱
溶融型フィルム状接着剤、光硬化型接着剤による接着、
超音波溶着のいずれかで保持されるように構成される。
第4の発明において、前記拡大ユニットは凹フレネルレ
ンズである。また、前記凹フレネルレンズに防湿効果の
ある物質でコーティングしてもよい。前記凹フレネルレ
ンズはポリメチルメタクリレート樹脂よりも吸湿し難い
材料を用いて構成される。
【0026】第4の発明において、前記凹フレネルレン
ズはそのフレネル面が前記出射側マイクロレンズアレイ
に接触するように配置される。前記凹フレネルレンズは
そのフレネルの頂部に先端が平らな突起部が設けられ、
前記突起部の先端の部分には遮光のための遮光部が設け
られている。前記凹フレネルレンズの前記突起部の大き
さがが全て同じものでもよいし、及び周辺部から中心部
になるに従い狭くなるようにしたものでもよい。また、
前記凹フレネルレンズの中心部の前記突起部が設けられ
ていない部分に減光フィルタを設ける。また、第4の発
明において、コ字状の取付具を設け、前記入射側マイク
ロレンズアレイ、前記出射側マイクロレンズアレイ、前
記第1の光透過板、前記第2の光透過板の端部は前記コ
字状の取付具の隙間に挿入され、前記コ字状の取付具の
両端で締め付けて前記取付具で半固定してもよい。ま
た、前記入射側マイクロレンズアレイ、前記出射側マイ
クロレンズアレイ、前記拡大ユニット及び前記光透過性
サポート板の端部を接着又は粘着してもよい。
【0027】第4の発明において、前記拡大ユニット及
び前記光透過性のサポート板は略等しい板厚にしてもよ
い。前記拡大ユニット及び前記光透過性のサポート板を
同じ材質で構成してもよい。また、前記拡大ユニット及
び前記光透過性のサポート板の反り量をほぼ等しくする
と好適である。第4の発明において、前記入射側マイク
ロレンズアレイと前記出射側マイクロレンズアレイとの
間にストップアレイを設けた。前記ストップアレイは複
数の光通過部が設けられている遮光板である。前記入射
側及び出射側マイクロレンズアレイは各々レンズ群から
構成され、前記レンズ群の数を前記ストップアレイの有
効に使用される光通過部の数とほぼ同じにしてもよい。
前記レンズ群の光軸と前記光通過部の位置が一致するよ
うに構成すると好適である。また、前記ストップアレイ
に設けられた前記光通過部の径は前記ストップアレイの
中央部に比べて周辺部の径を大きくしてもよい。前記ス
トップアレイを構成する材料と前記入射側及び出射側マ
イクロレンズアレイを構成する材料の線膨張率はほぼ同
じにしてもよい。また、前記ストップアレイを構成する
材料が前記入射側マイクロレンズアレイ及び出射側マイ
クロレンズアレイの少なくとも一方に塗布され、前記レ
ンズ群の光軸と一致する部分を除去したフォトレジスト
剤であってもよい。
【0028】第5の発明では、結像ユニットは、入射側
マイクロレンズアレイと出射側マイクロレンズアレイの
周辺部を接着するように構成される。
【0029】第5の発明において、入射側マイクロレン
ズアレイと前記出射側マイクロレンズアレイの周辺部は
加熱溶融型フィルム状接着剤、光硬化型接着剤による接
着、超音波溶着のいずれかで保持される。また、前記入
射側マイクロレンズアレイと前記出射側マイクロレンズ
アレイとの間にストップアレイを設けるように構成して
もよい。前記ストップアレイは複数の光通過部が設けら
れている遮光板であってもよい。前記入射側及び出射側
マイクロレンズアレイは各々レンズ群から構成され、前
記レンズ群の数は前記ストップアレイの有効に使用され
る光通過部の数とほぼ同じであってもよい。また、前記
レンズ群の光軸と前記光通過部の位置が一致するように
構成すると好適である。前記ストップアレイに設けられ
た前記光通過部の径は前記ストップアレイの中央部に比
べて周辺部の径を大きくするように構成してもよい。前
記ストップアレイを構成する材料と前記入射側及び出射
側マイクロレンズアレイを構成する材料の線膨張率はほ
ぼ同じにしてもよい。また、前記ストップアレイを構成
する材料は前記入射側マイクロレンズアレイ及び出射側
マイクロレンズアレイの少なくとも一方塗布され、前記
レンズ群の光軸と一致する部分を除去したフォトレジス
ト剤であってもよい。
【0030】第6の発明では、拡大ユニットは、結像ユ
ニットの出射面に対向して配置される面にフレネルを設
けた凹フレネルレンズで構成される。
【0031】第6の発明において、前記凹フレネルレン
ズを防湿効果のあ物質でコーティングする。また、前記
凹フレネルレンズはポリメチルメタクリレート樹脂より
も吸湿し難い材料を用いて構成される。第6の発明にお
いて、前記凹フレネルレンズのフレネルの頂部に突起部
が設けられ、前記突起部の先端部分に遮光部が設けられ
るように構成される。前記凹フレネルレンズの前記突起
部の大きさが略同じように構成される。また、前記凹フ
レネルレンズの前記突起部の大きさは周辺部から中心部
になるに従い小さくなるように構成してもよい。前記凹
フレネルレンズの中心部の前記突起部が設けられていな
い部分に減光フィルタを設けると好適である。
【0032】第7の発明では、画像表示装置は、結像ユ
ニットの出射面に対向して配置される面をフレネルを設
けた凹フレネルレンズで構成する拡大ユニットを用いる
ように構成される。
【0033】第8の発明では、画像表示装置は、透過型
の液晶表示素子と、前記液晶表示素子を照明するバック
ライトと、前記液晶表示素子上の表示画像を投写する結
像ユニットを含む光学部品と、投写映像を映出する背面
投写型スクリーンとを備え、前記光学部品は入射側マイ
クロレンズアレイと、出射側マイクロレンズアレイと、
弾性を有する第1の光透過板と、弾性を有する第2の光
透過板から構成され、前記入射側マイクロレンズアレイ
と前記出射側マイクロレンズアレイとを前記第1及び前
記第2の光透過板で挟み、前記第1及び前記第2の光透
過板の復元力で前記入射側マイクロレンズアレイ及び前
記出射側マイクロレンズアレイを押し付けるように構成
される。
【0034】第9の発明では、画像表示装置は、透過型
の液晶表示素子と、前記液晶表示素子を照明するバック
ライトと、前記液晶表示素子上の表示画像を投写し拡大
する結像ユニットを含む光学部品と、投写映像を映出す
る背面投写型スクリーンとを備え、前記光学部品は入射
側マイクロレンズアレイと、出射側マイクロレンズアレ
イとを備えた結像ユニットと、弾性を有する拡大ユニッ
トと、弾性を有する光透過性のサポート板とで構成さ
れ、前記結像ユニットを前記拡大ユニットと前記光透過
性のサポート板とで挟み、前記拡大ユニットと前記サポ
ート板の弾性復元力で前記結像ユニットを押し付けるよ
うに構成される。
【0035】第10の発明では、光学部品は、液晶表示
素子を照明するバックライトによって液晶表示素子上の
表示画像をスクリーンに投写するために使用する光学部
品において、入射側マイクロレンズアレイと、出射側マ
イクロレンズアレイと、弾性を有する第1の光透過板
と、弾性を有する第2の光透過板から構成され、前記入
射側マイクロレンズアレイと前記出射側マイクロレンズ
アレイとを前記第1及び前記第2の光透過板で挟み、前
記第1及び前記第2の光透過板の弾性復元力で前記入射
側マイクロレンズアレイ及び前記出射側マイクロレンズ
アレイを押し付けるように構成される。
【0036】第11の発明では、光学部品は、液晶表示
素子を照明するバックライトによって液晶表示素子上の
表示画像をスクリーンに拡大投写するために使用する光
学部品において、入射側マイクロレンズアレイ及び出射
側マイクロレンズアレイとを備えた結像ユニットと、弾
性を有する拡大ユニットと、弾性を有する光透過性のサ
ポート板とで構成され、前記結像ユニットを前記拡大ユ
ニットと前記光透過性のサポート板とで挟み、前記拡大
ユニットと前記光透過性のサポート板の弾性復元力で前
記結像ユニットを押し付けるように構成される。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、幾つかの実施例を用い、図を参照して説明する。図
1は本発明による画像表示装置の一実施例を示す平面図
であり、図2は図1に示す画像表示装置のB−B1縦断
面図である。この図に示す画像表示装置においては液晶
パネルを継ぎ目無く接続投写することができる。また、
図1、2においては、液晶表示素子を4枚用いる4面繋ぎ
の場合を例にとって示しているが、縦、横とも何面繋ぎ
であっても本発明は実現可能である。
【0038】図1、2において、1a、1bは透過型の
液晶表示素子、2はこの液晶表示素子1a、1bを照明
するバックライト、3はバックライト2を構成する陰極
管、4は陰極管3と液晶表示素子1a、1b間に設けら
れたバックライトの出力光の発散角を狭くする手段、即
ち発散角制御手段である。5a、5bは液晶表示素子1
a、1b上の表示画像(図示せず)を正立等倍に投写す
る結像ユニット、6a、6bは結像ユニット5a、5b
により正立等倍に投写される実像を拡大する拡大ユニッ
ト、7a、7bは光透過性のサポート板、8は背面投写
型スクリーン、9は隔壁板、10はこれらの部品をその
内部に納める筐体である。
【0039】次に、各構成部品の動作について説明す
る。バックライト2は、その構成部品である陰極管3の
発光により、透過型の液晶表示素子1a、1bを照明す
る。しかし、透過型の液晶表示素子1a、1bには視覚
特性があり、所定以上の斜めに通る光線に対しコントラ
ストが反転すると言った課題がある。そこで、バックラ
イト2から出る余分な光線をカットするため、バックラ
イトの出力光の発散角を狭くする発散角制御手段4をバ
ックライト2と透過型の液晶表示素子1a、1bの間に
設ける。バックライト2の出力光の発散角を狭くする発
散角制御手段4としては、例えば、特開昭60−706
01号公報に開示されているような、片面に微小プリズ
ムを形成した薄い弾性フィルムを2枚用い、この2枚の
フィルムのプリズムが直交するように重ねたものを使用
することが出来る。この発散角制御手段4を使用するこ
とにより、バックライト2の出力光の発散角を±30°
程度にすることが出来る。
【0040】透過型の液晶表示素子1a、1b上に表示
された表示画像は、結像ユニット5a、5bにより、背
面投写型スクリーン8上に正立等倍に投写される。結像
ユニット5a、5bにより投写された表示画像は、拡大
ユニット6a、6bにより拡大され、背面投写型スクリ
ーン8上に結像される。本実施例に於いては拡大ユニッ
ト6a、6bとして凹フレネルレンズを使用する。結像
ユニット5a、5b、光透過性サポート板7a、7b及
び拡大ユニット6a、6bの構成については後で詳細に
述べる。本発明の実施例では、背面投写型スクリーン8
上に結像された映像は、隣同士で重ね合せない。そのた
め、組立精度から生じる誤差や経時変化により重なる部
分が出来ないように隔壁板9が設けてある。以上説明し
た様な投写ユニットを複数個、背面投写型スクリーン8
上で各投写画像が切れ目無く配置することにより、高解
像度の大画面映像を得ることが出来る。
【0041】次に、本発明による結像ユニット5a、5
bの構成について、図3、4を用いて説明する。図3
は、本発明による結像ユニットの一実施例を示す側面図
である。図において、5は結像ユニット、11は結像ユ
ニット5を構成する入射側マイクロレンズアレイ、12
は同じく出射側マイクロレンズアレイである。入射側マ
イクロレンズアレイ11を構成する各レンズの光軸と出
射側マイクロレンズアレイ12を構成する各レンズの光
軸は、1対1で対応し、且つ一致している。
【0042】図4は図3の左側から見た結像ユニット5
の斜視図である。図において、結像ユニット5は入射側
マイクロレンズアレイ11と出射側マイクロレンズアレ
イ12から構成され、13は入射側マイクロレンズアレ
イ11のコバである。図3において、矢印Aは、液晶表
示素子1(図示せず)上に表示された画像、矢印Bは、
背面投写型スクリーン8上に正立等倍に投写された映像
である。今、入射側マイクロレンズアレイ11のレンズ
rに着目すると、画像Aの上端部pから出た光は図の実
線のような経路を辿り、映像Bの上端部uに到達する。
同じく下端部qから出た光は図の破線のような経路を辿
り、映像Bの下端部vに到達する。
【0043】以上説明したマイクロレンズアレイ11、
12は通常射出成形で作られるが、その外形寸法に対し
板厚が極めて薄い。例えば、アスペクト比4:3の対角
14.1インチの液晶表示素子1a、1bに対し、この
液晶表示素子1a、1bと入射側マイクロレンズアレイ
11の距離が30mmで光取込角±12°の場合、発明
者等の設計ではマイクロレンズアレイ11、12の外形
寸法が15.3インチ(アスペクト比4:3の対角寸
法)で板厚(レンズ部のサグ量を含まない)は1.6m
mになった。このような薄肉の大型成形品は反り変形が
課題になる。
【0044】以下、薄肉の大型成形品の反り変形のメカ
ニズムについて図5、6を用いて説明する。図5は結像
素子を製造する金型に樹脂を充填した状態を示す断面図
であり、図6は金型の中で樹脂が収縮変形した状態を示
す断面図である。図5、6において、15は可動側の金
型、16は固定側の金型、17aは上キャビティ、17
bは下キャビティ、19は樹脂を注入するスプール、2
0aは上ランナー、20bは下ランナー、21aは上キ
ャビティ17aに充填された樹脂材料、21bは下キャ
ビティ17bに充填された樹脂材料である。樹脂材料は
注入口23から注入され、スプール19、上ランナー2
0a、下ランナー20bを通して可動側の金型15と固
定側の金型16で形成された上キャビティ17aと下キ
ャビティ17bに充填される。図5は充填直後の状態を
示しており、充填された樹脂材料はキャビティ17a、
17b内に隙間無く充填されている。
【0045】図6は型内で樹脂が冷却された状態を示し
ており、充填された樹脂材料21a、21bはキャビテ
ィ17a、17b内で収縮変形し型離れを生じている。
この金型内の型離れが成形品の反り変形となって現れ
る。従って、金型でマイクロレンズアレイ11、12を
成形すると同様に型離れが起こり、反り変形が生じる。
また、成形されるマイクロレンズアレイ11、12は入
射面側と出射面側が対称であり可動側の金型15と固定
側の金型16が全く同じ場合、どちら側が型離れするか
分からない。この型離れが逆の方向に生じると逆の反り
になるため、この条件では成形品の反り変形をコントロ
ールすることは出来ない。
【0046】成形品の反り変形をコントロールする方法
として可動側の金型15と固定側の金型16に温度差を
付けることが一般的に行われる。しかしこの方法は、マ
イクロレンズアレイ11、12の入射面側と出射面側の
収縮量を変えることになり、マイクロレンズの光軸がマ
イクロレンズアレイ11、12の入射面側と出射面側の
周辺部でずれてしまうため採用できない。そこで本発明
による結像ユニット5a、5bではこれを以下の構成に
することにより解決した。
【0047】まず、本発明の結像ユニット5a、5bに
ついて説明する。図7は本発明による結像ユニットの一
実施例を示す平面図であり、図8は図7に示す結像ユニ
ットのC−C1断面図である。図において、5は結像ユ
ニット、11は結像ユニット5を構成する入射側マイク
ロレンズアレイ、12は同じく出射側マイクロレンズア
レイ、13は入射側マイクロレンズアレイ11及び出射
側マイクロレンズアレイ12のコバ、14は入射側マイ
クロレンズアレイ11と出射側マイクロレンズアレイ1
2をそのコバ13部分で接着している接着剤である。接
着剤14で接着する場合、入射側マイクロレンズアレイ
11と出射側マイクロレンズアレイ12を構成している
各レンズの軸心を一致させた状態で固化させる必要があ
る。ここで用いられる接着剤14としては、位置合わせ
をする時は接着剤として機能せず、位置合わせ完了後に
外部からの刺激により接着剤として機能させる必要があ
る。このための接着剤として以下の物が実用化されてい
る。
【0048】(1)加熱溶融型フィルム状接着剤 これは、常温で固体で加熱すると液体になる接着剤で、
本接着剤が被接着物の間に挟んであっても、常温ではシ
ート状の固体であり接着作用がないため被接着物は互い
にフリーな状態にある。以下、本発明を例にその使用法
を説明する。入射側マイクロレンズアレイ11のコバ1
3に接着剤14を仮止めしておき、次に出射側マイクロ
レンズアレイ12を載せ位置合せ後、接着剤14を外部
からコバ13を通し加熱溶融する。完全に融解した後、
冷却固化させることにより接着が完了する。この時、入
射側マイクロレンズアレイ11と出射側マイクロレンズ
アレイ12より融点が低い接着剤14を選定することは
言うまでもない。
【0049】(2)光硬化型接着剤 これは、常温で液体で紫外線を照射すると固体になる接
着剤で、本接着剤が被接着物の間に挟んであっても、常
温では液体であり接着作用がないため被接着物は互いに
フリーな状態にある。以下、本発明を例にその使用法を
説明する。入射側マイクロレンズアレイ11のコバ13
に液状の接着剤14を塗布しておき、次に出射側マイク
ロレンズアレイ12を載せ位置合せ後、接着剤14を外
部からコバ13を通し紫外線照射することにより固化さ
せる。これにより接着が完了する。この場合、入射側マ
イクロレンズアレイ11と出射側マイクロレンズアレイ
12は、紫外線が通る材料を選定することは言うまでも
ない。
【0050】(3)超音波溶着 これは接着剤ではないが、これを用いることにより本発
明が実施できる。超音波溶着は、被接着物の接着面に突
起を設けておきこの突起を挟んで被接着物の接着面を突
き合わせ外部から超音波振動子で超音波振動を加え、そ
のエネルギーでこの突起を融解させ接着する技術であ
る。以下、本発明を例にその使用法を説明する。入射側
マイクロレンズアレイ11のコバ13に突起(図示せ
ず)を設け、次に出射側マイクロレンズアレイ12を載
せ位置合せ後、超音波振動子でコバ13を通し突起に振
動エネルギーを加えこの突起を融解させ接着する。本実
施例においては、入射側マイクロレンズアレイ11と出
射側マイクロレンズアレイ12のコバ13を加熱溶融型
フィルム状接着剤、光硬化型接着剤、粘着剤又は超音波
溶着で溶着している。本発明においては、これら接着、
粘着又は溶着を含め、接着と言う。クレームにおいて
も、接着とは、接着のみならず、粘着、又は溶着を含む
ものとする。以上説明したコバ13の部分で互いに接着
した入射側マイクロレンズアレイ11と出射側マイクロ
レンズアレイ12からなる結像ユニット5は、以下の特
長がある。
【0051】図9、図10を用いて本発明による結像ユ
ニット5の効果を説明する。図9は本発明を実施しない
場合の結像ユニット5の断面図、図10は本発明を実施
した場合の結像ユニット5の断面図である。図9、図1
0において図8と同じ部品には同一番号を付ける。
【0052】図9は、入射側マイクロレンズアレイ11
と出射側マイクロレンズアレイ12をコバ13で接着し
ていない状態で入射側マイクロレンズアレイ11を加熱
した時の状態を模式的に表している。図から明らかなよ
うに、加熱された入射側マイクロレンズアレイ11が線
膨張し、入射側マイクロレンズアレイ11と出射側マイ
クロレンズアレイ12のレンズが周辺部で軸ずれを生じ
ている。マイクロレンズアレイのレンズピッチを750
μmとすると、軸ずれの許容値は50μmである。マイ
クロレンズアレイ材料の線膨張係数を7E−5cm/c
m・℃とすると、15.3インチ(アスペクト比4:3
の対角寸法)のマイクロレンズアレイの温度差の許容値
は4.8℃と小さく実用上問題がある。
【0053】図10は、本発明を実施することにより入
射側マイクロレンズアレイ11と出射側マイクロレンズ
アレイ12をコバ13で接着した状態で入射側マイクロ
レンズアレイ11を加熱した時の状態を模式的に表して
いる。図から明らかなように、加熱された入射側マイク
ロレンズアレイ11が線膨張し、出射側マイクロレンズ
アレイ12側に反っている。これは、コバ13で両マイ
クロレンズアレイが接着されているため、図9のように
ずれずに反ることによる。このように反りが生じても、
入射側マイクロレンズアレイ11と出射側マイクロレン
ズアレイ12のレンズの軸心は傾くだけでずれることは
ない。図ではわかり易く大きな反りとして表している
が、例えば、10℃温度差があっても15.3インチの
マイクロレンズアレイでは2000mm以上の曲率半径
で反る程度で実用上何等問題はない。
【0054】次に、本発明による結像ユニットを含む光
学部品について説明する。図11、12は本発明による
結像ユニットを含む光学部品の一実施例を示す側面図で
あり、図11は組立て前の状態を示し、図8は組立て後
の状態を示す。図において、5は結像ユニット、11は
結像ユニット5を構成する入射側マイクロレンズアレ
イ、12は同じく出射側マイクロレンズアレイ、14は
入射側マイクロレンズアレイ11と出射側マイクロレン
ズアレイ12を接着する接着剤、6は前記結像ユニット
5側を凸形状に反らせた凹フレネルレンズで構成される
拡大ユニット、7は光透過性のサポート板であり、好ま
しくは結像ユニット5側に凸形状に反らせた光透過性の
サポート板であり、22はコ字状の取付具である。
【0055】薄肉の大型成形品である入射側マイクロレ
ンズアレイ11と出射側マイクロレンズアレイ12から
構成される結像ユニット5を結像ユニット側に凸形状に
反らせた光透過性のサポート板7と同じく結像ユニット
側に凸形状に反らせた凹フレネルレンズで構成される拡
大ユニット6とで挟む。図11に示すように光透過性の
サポート板7と拡大ユニット6が反り成形されているた
め、図12に示すように光透過性のサポート板7と拡大
ユニット6の周囲をコ字状の取付具22の隙間に挿入
し、このコ字状の取付具22の両側を締め付けて半固定
すると結像ユニット5は両側から挟み付けられる構成に
なるため、結像ユニット5を構成する入射側マイクロレ
ンズアレイ11と出射側マイクロレンズアレイ12は初
期の反り方向に関係無く互いに密着する。
【0056】本実施例においては、光透過性のサポート
板7、結像ユニット5及び拡大ユニット6をコ字状の取
付具22で半固定しているが、光透過性のサポート板
7、結像ユニット5及び拡大ユニット6の端部に接着剤
を塗布し接着、若しくは両面テープのような粘着剤によ
り粘着してもよい。また、本発明において、固定とは接
着剤や超音波溶着によって固定することを言い、半固定
とは本実施例のように取付具やクリップで固定したり、
ボルト、ナットで固定することを言い、光透過性のサポ
ート板7、結像ユニット5や拡大ユニット6をばらばら
に取外す場合、これらを壊すこと無く取外せるように固
定することを言う。
【0057】本発明における凹フレネルレンズで構成さ
れる拡大ユニット6は、その両面にフレネルレンズ面が
形成された物でも、片面にフレネルレンズ面が形成され
た物でも本発明の効果に変わりなく適用できる。但し、
片面にフレネルレンズ面が形成された物を使う場合に
は、本発明では、フレネルレンズ面を結像ユニット5側
にする。これにより図12に示す組立て品の両側は平板
になり外部からの汚染に強くなる。また、光透過性のサ
ポート板7と拡大ユニット6は、略等しい板厚、略等し
い反り量とすることにより、図12に示す組立て品に反
り変形が残ることが無くなる。また、光透過性のサポー
ト板7と拡大ユニット6の材質を同じにすることにより
温度変化等に対しても図12に示す組立て品に反り変形
が生じることが無くなる。湿度変化に関しては、図12
に示す組立て品の両側から吸湿することになることか
ら、光透過性のサポート板7と拡大ユニット6は最初に
与えられた反り方向とは逆方向に反り変形が進む。
【0058】この吸湿による反り量が最初にサポート板
7と拡大ユニット6に与えられた反り量を上回ると、結
像ユニット5を構成する入射側マイクロレンズアレイ1
1と出射側マイクロレンズアレイ12を互いに押し付け
る力が無くなり、入射側マイクロレンズアレイ11と出
射側マイクロレンズアレイ12の間に隙間ができ結像ユ
ニット5の解像度が低下する。そこで本発明では、光透
過性のサポート板7と拡大ユニット6を防湿効果のある
有機物例えば塩化ビニリデン等、若しくは防湿効果のあ
る無機物例えば二酸化珪素等でコーティングする。若し
くは、光透過性のサポート板7と拡大ユニット6の材料
をポリメチルメタクリレート樹脂よりも吸湿し難い材料
例えばスチレンとメチルメタクリレートの共重合樹脂、
ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネイト樹
脂等にする。
【0059】次に本発明による凹フレネルレンズで構成
される拡大ユニット6について実施例を用い、図を参照
して説明する。図13は光線の入射面側がフレネルレン
ズ面になっている凹フレネルレンズの断面図、図14は
本発明による光線の入射面側がフレネルレンズ面になっ
た凹フレネルレンズの断面図である。前述のように、凹
フレネルレンズで構成される拡大ユニット6として片面
のみにフレネルレンズ面が形成された物を使う場合に
は、本発明では、フレネルレンズ面を結像ユニット5側
にしている。しかし、この場合には以下に述べる問題が
生じる。これについて図13を用いて説明する。
【0060】凹フレネルレンズ66に垂直に入射する光
線dはフレネル面iで屈折し出射面jで更に屈折するこ
とにより光線d1として出射される。同じく凹フレネル
レンズ66に垂直に入射する光線eも同様に光線e1と
して出射され、光線d1と光線e1は平行になる。しか
し、光線fはフレネル面iで屈折した後フレネル立上げ
面kで全反射し出射面jで更に屈折することにより光線
f1となり光線d1、光線e1と平行にならない。この
現象は光線gまで続き実際にはゴースト(迷光)となっ
て現れ、画質を著しく損なう。
【0061】図14は本発明による光線の入射面側がフ
レネルレンズ面になった凹フレネルレンズ6の一実施例
を示す断面図である。図13の凹フレネルレンズ66と
異なる点は、フレネルの頂部に先端が平らな突起部41
を設けた点である。また、突起部41の先端の平らな部
分には遮光のための黒色印刷が施された遮光部42が儲
けられている。これにより、凹フレネルレンズ6に垂直
に入射する光線d、e、gは図13に示す凹フレネルレ
ンズ66の場合と同じ経路を辿り出射面jから出射する
が、図13の凹フレネルレンズ66でゴースト(迷光)
になった光線fは、フレネルの頂部に設けられた先端が
平らな突起部41に施された遮光部42で遮られるため
出射面jからゴーストとして出射することはない。
【0062】次に、突起部41の幅hについて説明す
る。凹フレネルレンズ6のフレネル角θは凹フレネルレ
ンズ6の周辺部から中心部に行くに従い小さくなること
からゴーストの出る範囲も凹フレネルレンズの周辺部か
ら中心部に行くに従い小さくなって行き、中心では0に
なる。突起部41の幅hはゴーストのでない最小寸法で
良いが、これを忠実に実現しようとすると、突起部41
の幅hは凹フレネルレンズ6の中心部に行くに従い限り
なく零に近づけなければならない。しかし、これを実現
することは現状技術では極めて困難である。そこで本発
明では、突起部41の幅hは周辺部から中心部まで一定
若しくは実現可能な幅まで暫減させる。即ち、画像表示
装置として均一な輝度分布が欲しいときにはこの突起部
41の幅hは周辺部から中心部まで一定とし、画像表示
装置として中心部を若干明るくしたい時は突起部41の
幅hを周辺部から中心部まで実現可能な幅まで暫減させ
る。
【0063】本発明による突起部41の付いた凹フレネ
ルレンズ6を成形で実現するには金型を作る必要があ
る。
【0064】図15は本発明による突起部の付いた凹フ
レネルレンズを成形するための金型の突起部を実現する
ための溝を切削している状態を模式的に表した図であ
る。図において、37は金型本体、24は溝を切削する
ためのバイト、25は既に切削が終了した溝、26はそ
の内側の現在切削中の溝である。金型37の切削に於い
て、通常は金型37を回転させバイト24を金型に押し
付け切削して行く。バイト24において切削に関与する
部分は刃先部yで、その他の部分は金型に接触しないよ
うに逃げが取ってある。しかし、溝25を切った後その
内側の溝26を切るとき、溝25に対し溝26はその曲
率半径が小さくなっており、バイト24の外側の逃げ面
wが切削中の溝26に当りびびりを生じたり、最悪の場
合はバイト24は折れてしまう。
【0065】従って、金型の中心部まで突起部41を実
現するための溝を彫ることが出来ない。この様な金型3
7で成形された凹フレネルレンズ6もその最中心部には
突起部41を作ることが出来ないため、この様な凹フレ
ネルレンズを画像表示装置に用いると最中心部だけ明る
い画像になる。そこで、本発明では、突起部を設けるこ
との出来ない最中心部だけ減光フィルタ、例えばNDフ
ィルターを設けることにより解決した。
【0066】図16は本発明による突起部の付いた凹フ
レネルレンズの一実施例を示す正面図である。フレネル
溝及び突起部41は凹フレネルレンズ6全面に設けられ
ているが、図では中心部以外は省略してある。図におい
て、6は突起部41の付いた凹フレネルレンズ、27は
減光フィルタ、例えばNDフィルタである。減光フィル
タ27は凹フレネルレンズ6の中心部の突起部41のな
い部分だけに設けられる。減光フィルタ27は所定の大
きさに打ち抜いた粘着剤付きのプラスチックフィルタを
使うと便利である。減光フィルタ27の濃度は本突起部
の付いた凹フレネルレンズ6を用いて映像を映出した
時、輝度むらが生じないような濃度とすることは言うま
でもない。
【0067】本発明の一実施例において、結像ユニット
と拡大ユニットを一体に組み立てた物を光学部品として
説明したが、本発明に於いては、拡大ユニットの代わり
に他の光透過性サポート板を設けてもよい。この場合に
はこの光学部品は結像ユニットと言うことができる。他
の光透過性サポート板を設けた場合には、拡大ユニット
を更にこの他の光透過性サポート板に取り付ける必要が
ある。本発明において、結像ユニットを含む光学部品と
は結像ユニットそのもの及び結像ユニットに拡大ユニッ
トを組み合わせたものの両方を指す。
【0068】次に、本発明のその他の実施の形態につい
て実施例を用い、図17、18、19を参照して説明す
る。図17は、本発明による結像ユニットの更に他の実
施例を示す側面図である。図において、5は結像ユニッ
ト、11は結像ユニット5を構成する入射側マイクロレ
ンズアレイ、12は同じく出射側マイクロレンズアレ
イ、28は入射側マイクロレンズアレイ11と出射側マ
イクロレンズアレイ12の間に設けられたストップアレ
イである。入射側マイクロレンズアレイ11を構成する
各レンズの光軸と出射側マイクロレンズアレイ12を構
成する各レンズの光軸は、1対1で対応し、且つ一致し
ている。また、ストップアレイ28には光通過部29が
設けられており、この光通過部29は入射側及び出射側
マイクロレンズアレイ11、12の光軸と1対1で対応
し、且つ一致している。
【0069】図18は図17の左側から見た結像ユニッ
トの斜視図である。図において、入力側マイクロレンズ
アレイ11側が最前面にあり、次にストップアレイ2
8、出射側マイクロレンズアレイ12の順で並んでい
る。図17において、矢印Aは、液晶表示素子1(図示
せず)上に表示された画像、矢印Bは、背面投写型スク
リーン7(図示せず)上に正立等倍に投写された映像で
ある。今、入射側マイクロレンズアレイ11のレンズr
に着目すると、画像Aの上端部pから出た光は図の実線
のような経路を辿り、映像Bの上端部uに到達する。同
じく下端部qから出た光は図の破線のような経路を辿
り、映像Bの下端部vに到達する。この時のレンズrの
光軸と光点qの為す角をγとする。レンズrの光軸から
更に離れた光点sから出た光は、レンズrに対し一点鎖
線の様な経路を辿りレンズrに入射するが、ストップア
レイ28により遮られ出射側マイクロレンズアレイ12
に到達できない。この場合のレンズrの光軸と光点sの
為す角をδとする。ストップアレイ28の光通過部29
の径dを調節することにより、光線の通る角度γと光線
が遮光される角度δを自由に設定することが出来る。こ
れらの角度γとδは以下に述べる目的のために設定され
る。
【0070】本発明では前述のように、バックライト2
の出力光の発散角を狭くする発散角制御手段4(図1参
照)として、例えば、片面に微小プリズムを形成した薄
い弾性フィルムを2枚用い、この2枚のフィルムのプリ
ズムが直交するように重ねたものを用いている。この発
散角制御手段4を使用することにより、バックライト2
(図1参照)の出力光の発散角を±30°程度にするこ
とができるが、この角度は富士通技報(FUJITS
U.47、4、(07,1996)、p355)に開示
されている円錐型の光透過性導光体の角度に比べ広い。
通常バックライト2の出力光が広い発散角を持っている
と画質が悪くなるが、本発明を実施することにより、こ
の様な広い角度でも画質に悪い影響を与えない。本発明
を実施することにより広い発散角(角度δ)の光を遮光
することができるためである。
【0071】図19は本発明による結像ユニットのスト
ップアレイの一実施例を示す斜視図である。図19にお
いて、ストップアレイ28には同じ径の光通過部29が
設けられている。
【0072】図20は本発明による結像ユニットのスト
ップアレイの他の実施例を示す正面図である。図におい
て、30はストップアレイであり、ストップアレイ30
には径の異なる光通過部31、32が設けられている。
この光通過部は中央の光通過部32に対し周辺部の光通
過部31の径を大きくしている。これは、結像ユニット
5により投写された表示画像が、拡大ユニット6により
拡大され、背面投写型スクリーン7上に結像される時、
中央部では光線が背面投写型スクリーン7に垂直に入射
するのに対し、背面投写型スクリーン7に対し斜め入射
になり輝度劣化が生じるのを補正するためである。な
お、図20に示すストップアレイ30において、光通過
部の径は中央部では小さく、周辺部では大きくなるよう
に徐々に大きくしていってもよいし、中央部から周辺部
に段階的に大きくしいってもよい。
【0073】図19、20に示したストップアレイ2
8、30は、結像ユニット5の温湿度変化が小さい場合
は金属材料のエッチング加工等で作っても良いが、結像
ユニット5の温湿度変化が大きい場合には、結像ユニッ
ト5を構成するマイクロレンズアレイと同じ線膨張率の
材料で作ると好適である。
【0074】図21は本発明による結像ユニットの更に
の実施例を示す断面図である。図において、33はマイ
クロレンズアレイであり、34はこのマイクロレンズア
レイ33の表面に塗布されたフォトレジスト剤である。
35は写真製版用のフォトマスクである。一般にフォト
レジスト剤34は水溶性であり、紫外線を照射すること
により非水溶性になる。従って、図21に示すように、
フォトレジスト剤34を塗布したマイクロレンズアレイ
33にフォトマスク35を、フォトマスク35のストッ
プのパターンとマイクロレンズアレイ33のレンズの光
軸を一致させ、密着させる。次に、フォトマスク35側
から紫外線を照射し、フォトレジスト剤34のフォトマ
スク35のストップのパターン以外の部分を感光させた
後水洗する。以上のようにすれば、紫外線により感光さ
れなかった部分が洗い流され、マイクロレンズアレイ3
3上にストップアレイ38を形成することが出来る。完
成したフォトレジスト剤によるストップアレイ38付の
マイクロレンズアレイ36の拡大断面図を図22に示
す。
【0075】以上述べたように、片面に微小プリズムを
形成した薄い弾性フィルムを2枚設け、前記プリズムが
直交するように重ねたものはバックライトの出力光の発
散角は±30°程度あるが、本発明によればこのように
広い発散角の発散角制御手段を用いることが出来る。
【0076】また、例えばTFT液晶では発散角が±3
0°程度のバックライトの出力光を用い、従来の結像ユ
ニットを用いた場合は、これでもまだ発散角が広すぎ、
コントラストの反転が生じる。また、バックライトの出
力光の発散角を±30°程度に出来るといっても輝度半
値の値であり、低輝度で広い角度に出光される。コント
ラストが反転した光は、マイクロレンズアレイに所定以
上の角度で入射する。また、この光線は2枚のマイクロ
レンズアレイ間で最もレンズの光軸から離れた位置を通
る。しかしながら、本発明においては、2枚のマイクロ
レンズアレイ間に設けたストップアレイ28.30でこ
の光線をカットすることが出来る。これにより、製作コ
ストが安く、部品点数が少ない、従来より大幅に薄型に
した画像表示装置を提供することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、薄肉の大型成形品であ
る入射側マイクロレンズアレイと出射側マイクロレンズ
アレイの型離れによる変形を補正した結像ユニットを含
む光学部品及び画像表示装置を提供すること出来る。
【0078】また、温度変化、湿度変化等に対しても入
出射側のマイクロレンズアレイがこのマイクロレンズア
レイを構成するレンズ群の光軸ずれを起こしたり、両者
が離れること無く常に密着させておくことが出来る光学
部品及び画像表示装置を得ることが出来る。
【0079】また、本発明の一実施例の結像ユニットで
はバックライトから出る余分な光線をカットするため
に、バックライトと透過型の液晶表示素子の間に設けら
れた出力光の発散角を狭くする発散角制御手段を、片面
に微小プリズムを形成した薄い弾性フィルム2枚をこれ
らプリズムが直交するように重ねたような簡単なもので
も画質を損なうことはない。従って、発散角がある程度
広い発散角制御手段を用いることができる。
【0080】また、中央の光通過部の径に対し周辺部の
光通過部の径を大きくしたストップアレイを用いること
により、背面投写型スクリーンに対し光線が斜めに入射
するよって起こる周辺部の輝度劣化を補正することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像表示装置の一実施例を示す平
面図である。
【図2】図1に示す画像表示装置のB−B1断面図であ
る。
【図3】本発明による結像ユニットの一実施例を示す拡
大側面図である。
【図4】結像ユニットの斜視図である。
【図5】マイクロレンズアレイを製造する金型に樹脂を
充填した状態を示す断面図である。
【図6】金型の中で、成形品が変形した状態を示す断面
図である。
【図7】本発明による結像ユニットの他の実施例を示す
正面図である。
【図8】図7に示す結像ユニットC−C1断面図であ
る。
【図9】結像ユニットの周辺部が接着剤で固定されてい
ない場合の温度変化による挙動を模式的に表した断面図
である。
【図10】図8に示す結像ユニットの端部を接着した場
合の温度変化による挙動を模式的に表した断面図であ
る。
【図11】本発明による結像ユニットを含む光学部品の
組立前の一実施例を示す側面図である。
【図12】本発明による結像ユニットを含む光学部品の
組立後の一実施例を示す側面図である。
【図13】拡大ユニットに結像ユニット側にフレネル面
を持つ凹フレネルレンズを用いた時の迷光の発生メカニ
ズムを説明する断面図である。
【図14】本発明による結像ユニット側にフレネル面を
持つ凹フレネルレンズの断面図である。
【図15】本発明による結像ユニット側にフレネル面を
持つ凹フレネルレンズを成形するための金型の作成を説
明するための正面図である。
【図16】本発明による結像ユニット側にフレネル面を
持つ凹フレネルレンズの正面図である。
【図17】本発明による結像ユニットの更に他の実施例
を示す側面図である。
【図18】図17の結像ユニットを図に向かった左側か
ら見た場合の斜視図である。
【図19】本発明によるストップアレイの一実施例を示
す斜視図である。
【図20】本発明によるストップアレイの他の実施例を
示す平面図である。
【図21】本発明によるストップアレイ付マイクロレン
ズアレイの製造方法の一実施例を説明するための断面図
である。
【図22】図22は本発明によるストップアレイ付のマ
イクロレンズアレイの一実施例を示す断面図である。
【図23】本発明にに関連する画像表示装置の平面図で
ある。
【図24】図23に示す画像表示装置のA−A1側面図
である。
【符号の説明】
1a、1b…透過型の液晶表示素子、2…バックライ
ト、3…陰極管、4…発散角制御手段、5…結像ユニッ
ト、6…拡大ユニット、7…透明なサポート板、8…背
面投写型スクリーン、9…隔壁板、11…入射側マイク
ロレンズアレイ、12…出射側マイクロレンズアレイ、
14…接着剤、22…取付具、27…減光フィルタ、2
8、30…ストップアレイ、29、31…光通過部、3
6…マイクロレンズアレイ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 21/00 G03B 21/00 D (72)発明者 谷出 秀雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 大西 吾郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 岩田 尚士 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所PC事業部内 (72)発明者 五十嵐 毅 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 丸山 竹介 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透過型の液晶表示素子と、前記液晶表示素
    子を照明するバックライトと、前記液晶表示素子上の表
    示画像を投写する結像ユニットを含む光学部品と、投写
    映像を映出する背面投写型スクリーンとを備え、前記光
    学部品は入射側マイクロレンズアレイと、出射側マイク
    ロレンズアレイと、前記入射側マイクロレンズアレイ側
    に凸形状に湾曲した第1の光透過板と、前記出射側マイ
    クロレンズアレイ側に凸形状に湾曲した第2の光透過板
    から構成され、前記入射側マイクロレンズアレイと前記
    出射側マイクロレンズアレイとを前記第1及び第2の光
    透過板で挟み、これらの端部を固定または半固定するこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像表示装置において、前
    記入射側マイクロレンズアレイと前記出射側マイクロレ
    ンズアレイの周辺部を接着することを特徴とする画像表
    示装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像表示装置において、前
    記第2の光透過板は拡大ユニットであることを特徴とす
    る画像表示装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像表示装置において、前
    記拡大ユニットは凹フレネルレンズであることを特徴と
    する画像表示装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像表示装置において、前
    記凹フレネルレンズに防湿効果のあ物質でコーティング
    することを特徴とする画像表示装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の画像表示装置において、前
    記凹フレネルレンズはポリメチルメタクリレート樹脂よ
    りも吸湿し難い材料を用いて構成されることを特徴とす
    る画像表示装置。
  7. 【請求項7】請求項4記載の画像表示装置において、前
    記凹フレネルレンズはそのフレネル面が前記出射側マイ
    クロレンズアレイに接触するように配置されることを特
    徴とする画像表示装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の画像表示装置において、コ
    字状の取付具を設け、前記入射側マイクロレンズアレ
    イ、前記出射側マイクロレンズアレイ、前記第1の光透
    過板、前記第2の光透過板の端部を前記コ字状の取付具
    の隙間に挿入して、前記コ字状の取付具の両端で締め付
    けて前記取付具で半固定することを特徴とする画像表示
    装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の画像表示装置において、前
    記入射側マイクロレンズアレイと、前記出射側マイクロ
    レンズアレイと、前記第1及び前記第2の光透過板の端
    部を接着又は粘着することを特徴とする画像表示装置。
  10. 【請求項10】請求項1記載の画像表示装置において、
    前記第1及び第2の光透過板の板厚を等しくすることを
    特徴とする画像表示装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載の画像表示装置において、
    前記第1及び第2の光透過板を同じ材質で構成すること
    を特徴とする画像表示装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載の画像表示装置において、
    前記第1及び第2の光透過板の反り量をほぼ等しくする
    ことを特徴とする画像表示装置。
  13. 【請求項13】請求項1記載の画像表示装置において、
    前記入射側マイクロレンズアレイと前記出射側マイクロ
    レンズアレイとの間にストップアレイを設けることを特
    徴とする画像表示装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の画像表示装置におい
    て、前記ストップアレイは複数の光通過部が設けられて
    いる遮光板であることを特徴とする画像表示装置。
  15. 【請求項15】透過型の液晶表示素子と、前記液晶表示
    素子を照明するバックライトと、前記液晶表示素子上の
    表示画像を投写し拡大する結像ユニットを含む光学部品
    と、投写映像を映出する背面投写型スクリーンとを備
    え、前記光学部品は入射側マイクロレンズアレイと、出
    射側マイクロレンズアレイとを備えた結像ユニットと、
    前記結像ユニット側に凸形状に反らせた拡大ユニット
    と、結像ユニット側に凸形状に反らせた光透過性のサポ
    ート板とで構成され、前記結像ユニットを前記結像ユニ
    ット側に凸形状に反らせた拡大ユニットと光透過性のサ
    ポート板とで挟み、前記拡大ユニットと前記光透過性の
    サポート板の周囲を固定乃至半固定することを特徴とす
    る画像表示装置。
  16. 【請求項16】液晶表示素子を照明するバックライトに
    よって液晶表示素子上の表示画像をスクリーンに投写す
    るために使用する光学部品において、入射側マイクロレ
    ンズアレイと、出射側マイクロレンズアレイと、前記入
    射側マイクロレンズアレイ側に凸形状に湾曲した第1の
    光透過板と、前記出射側マイクロレンズアレイ側に凸形
    状に湾曲した第2の光透過板から構成され、前記入射側
    マイクロレンズアレイと前記出射側マイクロレンズアレ
    イとを前記第1及び第2の光透過板で挟み、これらの端
    部を固定または半固定することを特徴とする光学部品。
  17. 【請求項17】請求項16記載の光学部品において、前
    記入射側マイクロレンズアレイと前記出射側マイクロレ
    ンズアレイとを前記入出射マイクロレンズアレイの周辺
    部で互いに接着することを特徴とする光学部品。
  18. 【請求項18】請求項16記載の光学部品において、前
    記第2の光透過板は拡大ユニットであることを特徴とす
    る光学部品。
  19. 【請求項19】請求項18記載の光学部品において、前
    記拡大ユニットは凹フレネルレンズであることを特徴と
    する光学部品。
  20. 【請求項20】請求項19記載の光学部品において、前
    記凹フレネルレンズに防湿効果のある物質でコーティン
    グすることを特徴とする光学部品。
  21. 【請求項21】請求項19記載の光学部品において、前
    記凹フレネルレンズはポリメチルメタクリレート樹脂よ
    りも吸湿し難い材料を用いて構成されることを特徴とす
    る光学部品。
  22. 【請求項22】請求項19記載の光学部品において、前
    記凹フレネルレンズはそのフレネル面が前記出射側マイ
    クロレンズアレイに接触するように配置されることを特
    徴とする光学部品。
  23. 【請求項23】請求項16記載の光学部品において、コ
    字状の取付具を設け、前記入射側マイクロレンズアレ
    イ、前記出射側マイクロレンズアレイ、前記第1の光透
    過板、前記第2の光透過板の端部を前記コ字状の取付具
    の隙間に挿入して、前記コ字状の取付具の両端で締め付
    けて前記取付具で半固定することを特徴とするを含む光
    学部品。
  24. 【請求項24】請求項16記載の光学部品において、前
    記入射側マイクロレンズアレイ、前記出射側マイクロレ
    ンズアレイ、前記第1及び前記第2の光透過板の端部を
    接着又は粘着することを特徴とする光学部品。
  25. 【請求項25】請求項16記載の光学部品において、前
    記第1及び第2の光透過板の板厚を等しくすることを特
    徴とする光学部品。
  26. 【請求項26】請求項16記載の光学部品において、前
    記第1及び第2の光透過板を同じ材質で構成することを
    特徴とする光学部品。
  27. 【請求項27】請求項16記載の光学部品において、前
    記第1及び第2の光透過板の反り量をほぼ等しくするこ
    とを特徴とする光学部品。
  28. 【請求項28】請求項16記載の光学部品において、前
    記入射側マイクロレンズアレイと前記出射側マイクロレ
    ンズアレイとの間にストップアレイを設けることを特徴
    とする光学部品。
  29. 【請求項29】請求項28記載の光学部品において、前
    記ストップアレイは複数の光通過部が設けられている遮
    光板であることを特徴とする光学部品。
  30. 【請求項30】液晶表示素子を照明するバックライトに
    よって液晶表示素子上の表示画像をスクリーンに拡大投
    写するために使用する光学部品において、入射側マイク
    ロレンズアレイ及び出射側マイクロレンズアレイとを備
    えた結像ユニットと、前記結像ユニット側に凸形状に反
    らせた拡大ユニットと、結像ユニット側に凸形状に反ら
    せた光透過性のサポート板とで構成され、前記結像ユニ
    ットを前記結像ユニット側に凸形状に反らせた拡大ユニ
    ットと光透過性のサポート板とで挟み、前記拡大ユニッ
    トと前記光透過性のサポート板の周囲を固定乃至半固定
    することを特徴とする光学部品。
  31. 【請求項31】入射側マイクロレンズアレイと出射側マ
    イクロレンズアレイの周辺部を接着することを特徴とす
    る結像ユニット。
  32. 【請求項32】請求項31記載の結像ユニットにおい
    て、入射側マイクロレンズアレイと前記出射側マイクロ
    レンズアレイの周辺部は加熱溶融型フィルム状接着剤、
    光硬化型接着剤、超音波溶着のいずれかで接着されるこ
    とを特徴とする結像ユニット。
  33. 【請求項33】請求項31記載の結像ユニットにおい
    て、前記入射側マイクロレンズアレイと前記出射側マイ
    クロレンズアレイとの間にストップアレイを設けること
    を特徴とする結像ユニット。
  34. 【請求項34】請求項33記載の結像ユニットにおい
    て、前記ストップアレイは複数の光通過部が設けられて
    いる遮光板であることを特徴とする結像ユニット。
  35. 【請求項35】請求項33記載の結像ユニットにおい
    て、前記入射側及び出射側マイクロレンズアレイは各々
    レンズ群から構成され、前記レンズ群の数は前記ストッ
    プアレイの有効に使用される光通過部の数とほぼ同じで
    あることを特徴とする結像ユニット。
  36. 【請求項36】請求項35記載の結像ユニットにおい
    て、前記レンズ群の光軸と前記光通過部の位置が一致す
    ることを特徴と結像ユニット。
  37. 【請求項37】請求項33記載の結像ユニットにおい
    て、前記ストップアレイに設けられた前記光通過部の径
    は前記ストップアレイの中央部に比べて周辺部の径を大
    きくすることを特徴とす結像ユニット。
  38. 【請求項38】請求項33記載の結像ユニットにおい
    て、前記ストップアレイを構成する材料と前記入射側及
    び出射側マイクロレンズアレイを構成する材料の線膨張
    率はほぼ同じであることを特徴とする結像ユニット。
  39. 【請求項39】請求項33記載の結像ユニットにおい
    て、前記ストップアレイを構成する材料は前記入射側マ
    イクロレンズアレイ及び出射側マイクロレンズアレイの
    少なくとも一方塗布され、前記レンズ群の光軸と一致す
    る部分を除去したフォトレジスト剤であることを特徴と
    する結像ユニット。
  40. 【請求項40】結像ユニットの出射面に対向して配置さ
    れる面をフレネルを設けた凹フレネルレンズで構成する
    ことを特徴とする拡大ユニット。
  41. 【請求項41】請求項40記載の拡大ユニットにおい
    て、前記凹フレネルレンズを防湿効果のあ物質でコーテ
    ィングすることを特徴とする拡大ユニット。
  42. 【請求項42】請求項40記載の拡大ユニットにおい
    て、前記凹フレネルレンズはポリメチルメタクリレート
    樹脂よりも吸湿し難い材料を用いて構成されることを特
    徴とする拡大ユニット。
  43. 【請求項43】請求項40記載の拡大ユニットにおい
    て、前記凹フレネルレンズのフレネルの頂部に突起部が
    設けられ、前記突起部の先端部分に遮光部が設けられて
    いることを特徴とする拡大ユニット。
  44. 【請求項44】請求項43記載の拡大ユニットにおい
    て、前記凹フレネルレンズの前記突起部の大きさが略同
    じように構成されることを特徴とする拡大ユニット。
  45. 【請求項45】請求項43記載の拡大ユニットにおい
    て、前記凹フレネルレンズの前記突起部の大きさは周辺
    部から中心部になるに従い小さくなるように構成される
    ことを特徴とする拡大ユニット。
  46. 【請求項46】請求項43記載の拡大ユニットにおい
    て、前記凹フレネルレンズの中心部の前記突起部が設け
    られていない部分に減光フィルタを設けることを特徴と
    する拡大ユニット。
  47. 【請求項47】結像ユニットの出射面に対向して配置さ
    れる面をフレネルを設けた凹フレネルレンズで構成する
    拡大ユニットを用いることを特徴とする画像表示装置。
  48. 【請求項48】透過型の液晶表示素子と、前記液晶表示
    素子を照明するバックライトと、前記液晶表示素子上の
    表示画像を投写する結像ユニットを含む光学部品と、投
    写映像を映出する背面投写型スクリーンとを備え、前記
    光学部品は入射側マイクロレンズアレイと、出射側マイ
    クロレンズアレイと、弾性を有する第1の光透過板と、
    弾性を有する第2の光透過板から構成され、前記入射側
    マイクロレンズアレイと前記出射側マイクロレンズアレ
    イとを前記第1及び前記第2の光透過板で挟み、前記第
    1及び前記第2の光透過板の復元力で前記入射側マイク
    ロレンズアレイ及び前記出射側マイクロレンズアレイを
    押し付けるようにすることを特徴とする画像表示装置。
  49. 【請求項49】透過型の液晶表示素子と、前記液晶表示
    素子を照明するバックライトと、前記液晶表示素子上の
    表示画像を投写し拡大する結像ユニットを含む光学部品
    と、投写映像を映出する背面投写型スクリーンとを備
    え、前記光学部品は入射側マイクロレンズアレイと、出
    射側マイクロレンズアレイとを備えた結像ユニットと、
    弾性を有する拡大ユニットと、弾性を有する光透過性の
    サポート板とで構成され、前記結像ユニットを前記拡大
    ユニットと前記光透過性のサポート板とで挟み、前記拡
    大ユニットと前記サポート板の弾性復元力で前記結像ユ
    ニットを押し付けるようにすることを特徴とする画像表
    示装置。
  50. 【請求項50】液晶表示素子を照明するバックライトに
    よって液晶表示素子上の表示画像をスクリーンに投写す
    るために使用する光学部品において、入射側マイクロレ
    ンズアレイと、出射側マイクロレンズアレイと、弾性を
    有する第1の光透過板と、弾性を有する第2の光透過板
    から構成され、前記入射側マイクロレンズアレイと前記
    出射側マイクロレンズアレイとを前記第1及び前記第2
    の光透過板で挟み、前記第1及び前記第2の光透過板の
    弾性復元力で前記入射側マイクロレンズアレイ及び前記
    出射側マイクロレンズアレイを押し付けるようにするこ
    とを特徴とする光学部品。
  51. 【請求項51】液晶表示素子を照明するバックライトに
    よって液晶表示素子上の表示画像をスクリーンに拡大投
    写するために使用する光学部品において、入射側マイク
    ロレンズアレイ及び出射側マイクロレンズアレイとを備
    えた結像ユニットと、弾性を有する拡大ユニットと、弾
    性を有する光透過性のサポート板とで構成され、前記結
    像ユニットを前記拡大ユニットと前記光透過性のサポー
    ト板とで挟み、前記拡大ユニットと前記光透過性のサポ
    ート板の弾性復元力で前記結像ユニットを押し付けるよ
    うにすることを特徴とする光学部品。
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