JPH0527357Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0527357Y2 JPH0527357Y2 JP16394188U JP16394188U JPH0527357Y2 JP H0527357 Y2 JPH0527357 Y2 JP H0527357Y2 JP 16394188 U JP16394188 U JP 16394188U JP 16394188 U JP16394188 U JP 16394188U JP H0527357 Y2 JPH0527357 Y2 JP H0527357Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mooring line
- rat guard
- shape
- elastic
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 2
- 241000700159 Rattus Species 0.000 description 19
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 2
- 239000005028 tinplate Substances 0.000 description 2
- 241000283984 Rodentia Species 0.000 description 1
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Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案はラツトガードすなわち船舶を係止する
ための係船索からネズミが乗船又は上陸すること
を防止するために係船索上に装着する器具に関す
る。ラツトガードの装着は防疫及びネズミ移入防
止の目的で世界各地の港で義務付けられている。
ための係船索からネズミが乗船又は上陸すること
を防止するために係船索上に装着する器具に関す
る。ラツトガードの装着は防疫及びネズミ移入防
止の目的で世界各地の港で義務付けられている。
(ロ) 従来の技術
従来使われているラツトガードは、以下に添付
の第4図に斜視図で示すように、円板1の中心付
近から円周部まで延びるU字形の切欠きを設け、
該切欠きに、係船索2に跨る鞍部3を接着し、該
鞍部3を係船索に固定するための扉4,4′を該
鞍部部3に取り付けてある。各部分はいずれもブ
リキ板製であり、円板1と鞍部3とはハンダ付け
され、そして鞍部3と扉4,4′とは蝶番で接続
され、扉4,4′の先端のL字形曲げ部を鞍部3
にかぶせて扉4,4′を閉じた状態で保てるよう
にしてある。
の第4図に斜視図で示すように、円板1の中心付
近から円周部まで延びるU字形の切欠きを設け、
該切欠きに、係船索2に跨る鞍部3を接着し、該
鞍部3を係船索に固定するための扉4,4′を該
鞍部部3に取り付けてある。各部分はいずれもブ
リキ板製であり、円板1と鞍部3とはハンダ付け
され、そして鞍部3と扉4,4′とは蝶番で接続
され、扉4,4′の先端のL字形曲げ部を鞍部3
にかぶせて扉4,4′を閉じた状態で保てるよう
にしてある。
扉4の上端部は略半円弧状に切欠いてあり、鞍
部3の上端部の略半円弧状部分と共に、係船索2
を通す開口部を形成している。扉4の下端部は円
板1のU字形切欠きの円周部まで延びている。扉
4′は扉4の閉鎖により鞍部3が変形することを
防ぎ、扉4の閉鎖を確実にするためのものであ
り、従つて円板1のU字形切欠きの中央部のみを
閉鎖する、寸法の小なるものでよい。
部3の上端部の略半円弧状部分と共に、係船索2
を通す開口部を形成している。扉4の下端部は円
板1のU字形切欠きの円周部まで延びている。扉
4′は扉4の閉鎖により鞍部3が変形することを
防ぎ、扉4の閉鎖を確実にするためのものであ
り、従つて円板1のU字形切欠きの中央部のみを
閉鎖する、寸法の小なるものでよい。
円板1のU字形切欠きと反対側の円周部には小
径の穴5が開けてある。この穴5に細いロープ
(図示してない)の一端部を固定してその他端部
を船舷に保持し、ラツトガードのずり落ちを防ぐ
と共に、扉4,4′が開いて落下したときの回収
を可能とするようにしてある。
径の穴5が開けてある。この穴5に細いロープ
(図示してない)の一端部を固定してその他端部
を船舷に保持し、ラツトガードのずり落ちを防ぐ
と共に、扉4,4′が開いて落下したときの回収
を可能とするようにしてある。
(ハ) 従来技術の問題点
ラツトガードは係船索を張つた後に装着するも
のであるので、装着方法がなるべく簡便なものが
よい。従来のものも係船索の上に乗せて2枚の扉
を閉じればよいようにしてあるが、2枚の扉を閉
じるためには両手で操作する必要があるので、ご
く船舷に近い位置に装着する場合はともかく、少
し離れた位置に装着する場合には扉を閉じること
ができず、止むを得ず開放のまま係船索上をすべ
り落して回収用ローブで保持する結果となる。こ
のような場合には当然に係船索から外れて落下す
る確率が高く、またネズミの通過が容易となる。
のであるので、装着方法がなるべく簡便なものが
よい。従来のものも係船索の上に乗せて2枚の扉
を閉じればよいようにしてあるが、2枚の扉を閉
じるためには両手で操作する必要があるので、ご
く船舷に近い位置に装着する場合はともかく、少
し離れた位置に装着する場合には扉を閉じること
ができず、止むを得ず開放のまま係船索上をすべ
り落して回収用ローブで保持する結果となる。こ
のような場合には当然に係船索から外れて落下す
る確率が高く、またネズミの通過が容易となる。
さらに、扉を閉じることができた場合でも、こ
の扉を閉じるという操作が必要であるということ
の外に、係船索の上に跨つているだけの状態であ
るので、係船索を中心として振れ回り、姿勢の安
定が悪いという問題がある。すなわち、風圧や振
動の影響により容易に上下逆となり、そのために
又は振動により扉が開いて係船索から落下し易
い。また、蝶番に変形を受けて扉が閉じなくな
る。さらに、係船索直径は種種多様であるので、
これを通す開口部はやや大き目に設計してある。
従つて、細い係船索の場合、係船索と扉上端部と
の間〓が大となり、ネズミが通過する可能性があ
る。さらに、ハンダ付けや蝶番の使用は製造コス
トを高め、保守及び修理の手数がかかる。
の扉を閉じるという操作が必要であるということ
の外に、係船索の上に跨つているだけの状態であ
るので、係船索を中心として振れ回り、姿勢の安
定が悪いという問題がある。すなわち、風圧や振
動の影響により容易に上下逆となり、そのために
又は振動により扉が開いて係船索から落下し易
い。また、蝶番に変形を受けて扉が閉じなくな
る。さらに、係船索直径は種種多様であるので、
これを通す開口部はやや大き目に設計してある。
従つて、細い係船索の場合、係船索と扉上端部と
の間〓が大となり、ネズミが通過する可能性があ
る。さらに、ハンダ付けや蝶番の使用は製造コス
トを高め、保守及び修理の手数がかかる。
(ニ) 本考案による問題点解決
本考案は、従来のラツトガードのこれらの問題
点を、その扉4,4′に代えてスリツト付弾性フ
ラツプを設けることによつて、解決するものであ
る。
点を、その扉4,4′に代えてスリツト付弾性フ
ラツプを設けることによつて、解決するものであ
る。
(ホ) 本考案の作用
本考案によれば、剛性の円板に、該円板の中心
部付近から円周部まで延びるU字形の切欠きを設
け、該切欠きに、係船索の該U字形底部への導入
を許すと共に係船索を該U字形底部で密着挟持す
るスリツトを備えた、弾性のフラツプを固定して
成る、フラツトガードが提供される。そのスリツ
トにより、係船索への脱着は片手で押込み又は引
上げるだけの簡単な操作で可能となり、その弾性
フラツプにより係船索を弾性的に把握するので姿
勢が安定し、上下逆の位置になつたとしても落下
せず、またネズミの通過可能な間〓もない。ハン
ダ付けも蝶番も不要であるので、製造コストが低
く、保守及び修理も容易である。
部付近から円周部まで延びるU字形の切欠きを設
け、該切欠きに、係船索の該U字形底部への導入
を許すと共に係船索を該U字形底部で密着挟持す
るスリツトを備えた、弾性のフラツプを固定して
成る、フラツトガードが提供される。そのスリツ
トにより、係船索への脱着は片手で押込み又は引
上げるだけの簡単な操作で可能となり、その弾性
フラツプにより係船索を弾性的に把握するので姿
勢が安定し、上下逆の位置になつたとしても落下
せず、またネズミの通過可能な間〓もない。ハン
ダ付けも蝶番も不要であるので、製造コストが低
く、保守及び修理も容易である。
(ヘ) 実施例
本考案の1実施例を以下に添付の第1〜3図を
参照しつつ説明する。
参照しつつ説明する。
第1図は本考案ラツトガードの1実施例を示す
正面図、第2図はその側面図そして第3図はその
背面図である。
正面図、第2図はその側面図そして第3図はその
背面図である。
本例のラツトガードは、メツキ鋼板たとえばブ
リキ板製の円板11に、中心部付近から円周部ま
で延びるU字形の切欠きを設け、この切欠きにゴ
ム製のフラツプ14をあてがい、そしてU字形の
押え金具16を表裏両側からあてがいビス17で
固定して構成してある。
リキ板製の円板11に、中心部付近から円周部ま
で延びるU字形の切欠きを設け、この切欠きにゴ
ム製のフラツプ14をあてがい、そしてU字形の
押え金具16を表裏両側からあてがいビス17で
固定して構成してある。
フラツプ14は左右対称の一対のゴム片14
A,14Bから成り、各ゴム片は、固定した位置
で、U字形の底部に係船索の直径より僅かに小径
の略円形の空間18をそしてU字形入口付近に係
船索装入方向に谷状の入口19を形成し、U字形
内部で互いに重なり合う略菱形部分間の間〓と該
空間18と該入口19とでスリツトを形成するよ
うな、寸法及び形状としてある。
A,14Bから成り、各ゴム片は、固定した位置
で、U字形の底部に係船索の直径より僅かに小径
の略円形の空間18をそしてU字形入口付近に係
船索装入方向に谷状の入口19を形成し、U字形
内部で互いに重なり合う略菱形部分間の間〓と該
空間18と該入口19とでスリツトを形成するよ
うな、寸法及び形状としてある。
円板11のU字形の頂部付近には鋼製のバラン
スウエイト20を表裏両側から接合してある。ま
た、円板11のU字形と反対の円周部付近には回
収用ロープを固定するための穴21が開けてあ
る。
スウエイト20を表裏両側から接合してある。ま
た、円板11のU字形と反対の円周部付近には回
収用ロープを固定するための穴21が開けてあ
る。
このラツトガードを係船索に装着するには、穴
21付近を片手でもつて、入口19を係船索にあ
てがい、係船索を空間18内に押込めばよい。係
船索はゴム片14A,14Bにより密着挟持さ
れ、ラツトガードを安定な姿勢で保持する。取外
すには単にラツトガードを上方に引上げればよ
い。
21付近を片手でもつて、入口19を係船索にあ
てがい、係船索を空間18内に押込めばよい。係
船索はゴム片14A,14Bにより密着挟持さ
れ、ラツトガードを安定な姿勢で保持する。取外
すには単にラツトガードを上方に引上げればよ
い。
以上、本考案をその1実施例について詳細に説
明したが、本考案はこれに限定されることなく、
本考案の範囲で種種の変化変形が可能であること
は明らかである。たとえば弾性フラツプは1個の
又は複数個の対称又は非対称のゴム片により形成
することができるし、スリツトは偏心してたとえ
ばU字形切欠きの一方の偏に沿つて形成すること
ができるし、押え金具はゴム片をサツシ状に形成
することによつて不要とすることができるし、ゴ
ム片はU字形切欠きの底部まで延びて係船索の周
囲全体を囲むようにすることができるし、円板は
平面状ないしスリバチ状とすることができる。
明したが、本考案はこれに限定されることなく、
本考案の範囲で種種の変化変形が可能であること
は明らかである。たとえば弾性フラツプは1個の
又は複数個の対称又は非対称のゴム片により形成
することができるし、スリツトは偏心してたとえ
ばU字形切欠きの一方の偏に沿つて形成すること
ができるし、押え金具はゴム片をサツシ状に形成
することによつて不要とすることができるし、ゴ
ム片はU字形切欠きの底部まで延びて係船索の周
囲全体を囲むようにすることができるし、円板は
平面状ないしスリバチ状とすることができる。
(ト) 本考案による効果
以上の説明から明らかなように、本考案によ
り、取扱いが簡単で姿勢安定性が良く落下しにく
い、そしてネズミ阻止効果が高く、保守修理の容
易な、極めて有用なラツトガードが得られる。
り、取扱いが簡単で姿勢安定性が良く落下しにく
い、そしてネズミ阻止効果が高く、保守修理の容
易な、極めて有用なラツトガードが得られる。
第1図は本考案ラツトガードの1実施例を示す
正面図、第2図はその側面図そして第3図はその
背面図である。第4図は従来のラツトガードを示
す斜視図である。 11……円板、14……フラツプ、16……押
え金具、18……空間、19……入口、20……
バランスウエイト、21……穴。
正面図、第2図はその側面図そして第3図はその
背面図である。第4図は従来のラツトガードを示
す斜視図である。 11……円板、14……フラツプ、16……押
え金具、18……空間、19……入口、20……
バランスウエイト、21……穴。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 剛性の円板に、該円板の中心部付近から円周
部まで延びるU字形の切欠きを設け、該切欠き
に、係船索の該U字形底部への導入を許すと共
に係船索を該U字形底部で密着挟持するスリツ
トを備えた、弾性のフラツプを固定して成る、
ラツトガード。 (2) 弾性フラツプとして、該U字形の底部に係船
索の直径より僅かに小径の略円形の空間を形成
するスリツトを備えたものを使つた前項(1)に記
載のラツトガード。 (3) 弾性フラツプとして、係船索挿入方向に谷状
の入口を形成するスリツトを備えたものを使つ
た前項(1)又は(2)に記載のラツトガード。 (4) 弾性フラツプとして、一端部を該U字形の左
右両辺の一方に固定し他端部を該U字形の左右
両辺の他方に向つて延ばした弾性部片と、これ
と左右が逆であり該U字形内部で互いに重なり
合う寸法をもつもう一つの弾性部片とから成
る、一対の弾性部片を含むものを使つた前項(1)
〜(3)のいずれかに記載のラツトガード。 (5) 円板としてメツキ鋼板製のものをそして弾性
フラツプとしてゴム製のものを使つた前項(1)に
記載のラツトガード。 (6) 弾性フラツプをU字形の押え金具により剛性
の円板に固定して成る前項(1)又は(5)に記載のラ
ツトガード。 (7) 剛性の円板の該U字形の頂部付近にバランス
ウエイトを付して成る前項(1)、(5)又は(6)に記載
のラツトガード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16394188U JPH0527357Y2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16394188U JPH0527357Y2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0284792U JPH0284792U (ja) | 1990-07-02 |
JPH0527357Y2 true JPH0527357Y2 (ja) | 1993-07-12 |
Family
ID=31449114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16394188U Expired - Lifetime JPH0527357Y2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0527357Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-20 JP JP16394188U patent/JPH0527357Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0284792U (ja) | 1990-07-02 |
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