JP2580764Y2 - ケトルの注口開閉体取付構造 - Google Patents
ケトルの注口開閉体取付構造Info
- Publication number
- JP2580764Y2 JP2580764Y2 JP759393U JP759393U JP2580764Y2 JP 2580764 Y2 JP2580764 Y2 JP 2580764Y2 JP 759393 U JP759393 U JP 759393U JP 759393 U JP759393 U JP 759393U JP 2580764 Y2 JP2580764 Y2 JP 2580764Y2
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- Japan
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- closing body
- shaft
- spout
- opening
- mounting
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ケトルの注口開閉体取
付構造に関するものである。
付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の注口開閉体取付構造は一般に次の
ような構造である。
ような構造である。
【0003】ケトルの注筒の先端の注口を開閉自在に閉
塞し得る注口開閉体の取付基部に垂下対向片を設け、こ
の垂下対向片に取付孔を形成し、一方注筒の上面部にこ
の注口開閉体を枢着するための軸着取付部を付設してい
る。この軸着取付部は、前記垂下対向片と重合する立設
対向片を左右に設けたコ字状金具で構成され、この、コ
字状金具を注筒上面に溶接したもので、この立設対向片
にも取付孔を形成している。
塞し得る注口開閉体の取付基部に垂下対向片を設け、こ
の垂下対向片に取付孔を形成し、一方注筒の上面部にこ
の注口開閉体を枢着するための軸着取付部を付設してい
る。この軸着取付部は、前記垂下対向片と重合する立設
対向片を左右に設けたコ字状金具で構成され、この、コ
字状金具を注筒上面に溶接したもので、この立設対向片
にも取付孔を形成している。
【0004】取り付けに際しては、前記垂下対向片と立
設対向片とを重合して、連通状態となる取付孔に軸ピン
を挿通し、この軸ピンを支軸として注口開閉体を起伏動
自在に枢着し、注口をこの注口開閉体で開閉自在に閉塞
するように構成し、また、注口開閉体の閉塞状態を保持
したり、開口状態を保持させたりするための板バネを枢
着取付部に設けている。
設対向片とを重合して、連通状態となる取付孔に軸ピン
を挿通し、この軸ピンを支軸として注口開閉体を起伏動
自在に枢着し、注口をこの注口開閉体で開閉自在に閉塞
するように構成し、また、注口開閉体の閉塞状態を保持
したり、開口状態を保持させたりするための板バネを枢
着取付部に設けている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従って、このような従
来のケトルの注口開閉体取付構造においては、前述のよ
うに、取り付けに際しては取付孔が連通状態となるよう
に対向片同志を重合し、更に軸ピンを挿通させなければ
ならない。この軸ピン挿通作業は非常に厄介な手作業
で、この作業工程のため、ケトルの量産性が著しく低下
する欠点がある。
来のケトルの注口開閉体取付構造においては、前述のよ
うに、取り付けに際しては取付孔が連通状態となるよう
に対向片同志を重合し、更に軸ピンを挿通させなければ
ならない。この軸ピン挿通作業は非常に厄介な手作業
で、この作業工程のため、ケトルの量産性が著しく低下
する欠点がある。
【0006】本考案は、このような欠点を解決し、極め
て注口開閉体の枢着取付作業が容易となり、量産性に秀
れた構造となるケトルの注口開閉体取付構造を提供する
ことを目的としている。
て注口開閉体の枢着取付作業が容易となり、量産性に秀
れた構造となるケトルの注口開閉体取付構造を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本考
案の要旨を説明する。
案の要旨を説明する。
【0008】ケトル1の注筒2の上面部に、この注筒2
の先端の注口3を開閉自在に閉塞し得る注口開閉体4の
取付基部5を軸着する軸着取付部6を設けたケトルの注
口開閉体取付構造において、注口開閉体4の取付基部5
を樹脂で成形する際、この取付基部5の左右に軸部7を
一体に突設成形し、左右に対向片8を形成すると共にこ
の対向片8間に前記取付基部5を配し得るように前記軸
着取付部6を構成し、この左右の対向片8の前記注口3
側の端縁を内方へ切欠して、前記左右の軸部7を係止す
る係止切欠縁9を対向片8に形成し、この係止切欠縁9
の軸部7導入部となる前記注筒2側の切欠導入部10に、
この切欠導入幅を狭める抜止部11が対向片8の上縁側よ
り下側に向けて形成されるように、前記係止切欠縁9並
びに切欠導入部10を形成し、少なくとも前記軸部7を前
記抜止部11により抜け止め状態となる位置の係止切欠縁
9に当接する方向に付勢すると共に少なくとも前記注口
開閉体4が前記注口3を閉塞する方向に付勢する弾性体
12を軸着取付部6に設けたことを特徴とするケトルの注
口開閉体取付構造に係るものである。
の先端の注口3を開閉自在に閉塞し得る注口開閉体4の
取付基部5を軸着する軸着取付部6を設けたケトルの注
口開閉体取付構造において、注口開閉体4の取付基部5
を樹脂で成形する際、この取付基部5の左右に軸部7を
一体に突設成形し、左右に対向片8を形成すると共にこ
の対向片8間に前記取付基部5を配し得るように前記軸
着取付部6を構成し、この左右の対向片8の前記注口3
側の端縁を内方へ切欠して、前記左右の軸部7を係止す
る係止切欠縁9を対向片8に形成し、この係止切欠縁9
の軸部7導入部となる前記注筒2側の切欠導入部10に、
この切欠導入幅を狭める抜止部11が対向片8の上縁側よ
り下側に向けて形成されるように、前記係止切欠縁9並
びに切欠導入部10を形成し、少なくとも前記軸部7を前
記抜止部11により抜け止め状態となる位置の係止切欠縁
9に当接する方向に付勢すると共に少なくとも前記注口
開閉体4が前記注口3を閉塞する方向に付勢する弾性体
12を軸着取付部6に設けたことを特徴とするケトルの注
口開閉体取付構造に係るものである。
【0009】
【作用】注口開閉体4の取付基部5の左右に一体成形し
た軸部7を、軸着取付部6の左右に形成した対向片8の
切欠導入部10より弾性体12に抗して導入し、この軸部7
を対向片8の係止切欠縁9に弾性体12の付勢力で押圧当
接させ抜止部11に抜止係止する。すると軸部7を支軸と
して注口開閉体4は枢着され、注口開閉体4はケトル1
の注口3を開閉自在に閉塞し得ることとなる。
た軸部7を、軸着取付部6の左右に形成した対向片8の
切欠導入部10より弾性体12に抗して導入し、この軸部7
を対向片8の係止切欠縁9に弾性体12の付勢力で押圧当
接させ抜止部11に抜止係止する。すると軸部7を支軸と
して注口開閉体4は枢着され、注口開閉体4はケトル1
の注口3を開閉自在に閉塞し得ることとなる。
【0010】
【実施例】本実施例の注口開閉体4について説明する。
【0011】ケトル1内の蒸気が通過すると警笛音を発
生する鳴子構造を有する注口開閉部4Aの上部に、この
注口開閉部4Aを後述する軸部7を支軸として起伏動さ
せる指掛け部13を突設し、この指掛け部13の基部に注筒
2上面に沿いケトル1側へ向けて取付基部5を突設し、
この取付基部5の左右両縁にピン状の軸部7を突設して
いる。
生する鳴子構造を有する注口開閉部4Aの上部に、この
注口開閉部4Aを後述する軸部7を支軸として起伏動さ
せる指掛け部13を突設し、この指掛け部13の基部に注筒
2上面に沿いケトル1側へ向けて取付基部5を突設し、
この取付基部5の左右両縁にピン状の軸部7を突設して
いる。
【0012】また、この注口開閉部4Aの鳴子構造を施
す基板部,指掛け部13,取付基部5及び軸部7は樹脂で
一体成形している。
す基板部,指掛け部13,取付基部5及び軸部7は樹脂で
一体成形している。
【0013】次に前記注口開閉体4の取付基部5の軸部
7を軸着する軸着取付部6について説明する。
7を軸着する軸着取付部6について説明する。
【0014】注筒2の上面に止着する基板材の注口3側
先端部左右縁を上方に立ち起こして対向片8を立設し、
この対向片8の間隔を前記取付基部5幅にほぼ合致させ
て、対向片8間に取付基部5を介存し得るように構成し
ている。
先端部左右縁を上方に立ち起こして対向片8を立設し、
この対向片8の間隔を前記取付基部5幅にほぼ合致させ
て、対向片8間に取付基部5を介存し得るように構成し
ている。
【0015】また、この左右の対向片8の前記注口3側
の端縁を反対側の内方から上方へ湾曲切欠して、前記左
右の軸部7を下方より導入する前記注筒2側の切欠導入
部10を形成すると共に、この切欠開口路が上方へせり上
がるように形成している。このせり上がった切欠開口路
の上側の内周縁に、この切欠導入部10より導入する前記
左右の軸部7を当接状態で係止する係止切欠縁9を形成
している。また、各対向片8の注口3側の先端には、上
縁より垂下形成される抜止部11が形成されることとな
り、この抜止部11は切欠導入部10の切欠導入幅を狭めて
いることとなる。また、この軸着取付部6に前記注口開
閉体4の取付基部5を軸着した際、少なくとも前記軸部
7を前記抜止部11により抜け止め状態となる位置の係止
切欠縁9に当接する方向に付勢すると共に少なくとも前
記注口開閉体4が前記注口3を閉塞する方向に付勢する
ように板バネ状の弾性体12をこの軸着取付部6の左右の
対向片8間に敷設状態に配している。この弾性体12の基
端部を軸着取付部6の注筒2基端側の端部に溶接して固
定し、反対側の先端部をS字状に上方に折り返し折曲
し、S状部が軸部7を押圧付勢するように構成してい
る。
の端縁を反対側の内方から上方へ湾曲切欠して、前記左
右の軸部7を下方より導入する前記注筒2側の切欠導入
部10を形成すると共に、この切欠開口路が上方へせり上
がるように形成している。このせり上がった切欠開口路
の上側の内周縁に、この切欠導入部10より導入する前記
左右の軸部7を当接状態で係止する係止切欠縁9を形成
している。また、各対向片8の注口3側の先端には、上
縁より垂下形成される抜止部11が形成されることとな
り、この抜止部11は切欠導入部10の切欠導入幅を狭めて
いることとなる。また、この軸着取付部6に前記注口開
閉体4の取付基部5を軸着した際、少なくとも前記軸部
7を前記抜止部11により抜け止め状態となる位置の係止
切欠縁9に当接する方向に付勢すると共に少なくとも前
記注口開閉体4が前記注口3を閉塞する方向に付勢する
ように板バネ状の弾性体12をこの軸着取付部6の左右の
対向片8間に敷設状態に配している。この弾性体12の基
端部を軸着取付部6の注筒2基端側の端部に溶接して固
定し、反対側の先端部をS字状に上方に折り返し折曲
し、S状部が軸部7を押圧付勢するように構成してい
る。
【0016】従って、注口開閉体4の取付基部5の左右
に一体成形した軸部7を軸着取付部6の左右に形成した
対向片8の切欠導入部10より弾性体12に抗して導入する
と、弾性体12の付勢力で軸部7が対向片8の係止切欠縁
9に押圧当接し、抜止部11により抜止係止することとな
る。
に一体成形した軸部7を軸着取付部6の左右に形成した
対向片8の切欠導入部10より弾性体12に抗して導入する
と、弾性体12の付勢力で軸部7が対向片8の係止切欠縁
9に押圧当接し、抜止部11により抜止係止することとな
る。
【0017】また、本実施例では、軸着取付部6を被覆
するカバー部材14を設けており、このカバー部材14によ
り取付構造が外部に露出せず体裁が良好となり、また、
このカバー部材14により取付構造が保護されることとな
る。また、このカバー部材14の上面に取手15を取り付け
る取手部16を立設している。
するカバー部材14を設けており、このカバー部材14によ
り取付構造が外部に露出せず体裁が良好となり、また、
このカバー部材14により取付構造が保護されることとな
る。また、このカバー部材14の上面に取手15を取り付け
る取手部16を立設している。
【0018】
【考案の効果】本考案は上述のように構成したから、従
来のように軸ピン挿通作業も一切不要となり、軸ピンの
部品点数も削減でき、極めて注口開閉体の枢着取付作業
が容易となり、量産性に秀れたケトルの注口開閉体取付
構造となる。
来のように軸ピン挿通作業も一切不要となり、軸ピンの
部品点数も削減でき、極めて注口開閉体の枢着取付作業
が容易となり、量産性に秀れたケトルの注口開閉体取付
構造となる。
【図1】本実施例のケトルの側面図である。
【図2】本実施例の分解斜視図である。
【図3】本実施例の注口開閉体閉塞状態の拡大側断面図
である。
である。
【図4】本実施例の注口開閉体開状態の拡大側断面図で
ある。
ある。
1 ケトル 2 注筒 3 注口 4 注口開閉体 5 取付基部 6 軸着取付部 7 軸部 8 対向片 9 係止切欠縁 10 切欠導入部 11 抜止部 12 弾性体
Claims (1)
- 【請求項1】 ケトルの注筒の上面部に、この注筒の先
端の注口を開閉自在に閉塞し得る注口開閉体の取付基部
を軸着する軸着取付部を設けたケトルの注口開閉体取付
構造において、注口開閉体の取付基部を樹脂で成形する
際、この取付基部の左右に軸部を一体に突設成形し、左
右に対向片を形成すると共にこの対向片間に前記取付基
部を配し得るように前記軸着取付部を構成し、この左右
の対向片の前記注口側の端縁を内方へ切欠して、前記左
右の軸部を係止する係止切欠縁を対向片に形成し、この
係止切欠縁の軸部導入部となる前記注筒側の切欠導入部
に、この切欠導入幅を狭める抜止部が対向片の上縁側よ
り下側に向けて形成されるように、前記係止切欠縁並び
に切欠導入部を形成し、少なくとも前記軸部を前記抜止
部により抜け止め状態となる位置の係止切欠縁に当接す
る方向に付勢すると共に少なくとも前記注口開閉体が前
記注口を閉塞する方向に付勢する弾性体を軸着取付部に
設けたことを特徴とするケトルの注口開閉体取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP759393U JP2580764Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ケトルの注口開閉体取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP759393U JP2580764Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ケトルの注口開閉体取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666522U JPH0666522U (ja) | 1994-09-20 |
JP2580764Y2 true JP2580764Y2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=35395465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP759393U Expired - Fee Related JP2580764Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ケトルの注口開閉体取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580764Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP759393U patent/JP2580764Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0666522U (ja) | 1994-09-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |