JPS6139578Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はリストバインダーに関するもので、同
一出願人の考案にかかる実願昭53−163767号（実
開昭55−81077号）や実願昭54−13658号（実開昭
55−113275号）などを改良して、開閉レバーが長
期間にわたつて発揮しなければならない十分な開
閉発条力を保持しつづけることができるリストバ
インダーを提供することを目的とするものであ
る。

本考案の構成および作用を図面の実施例につい
て説明する。

１は基台で、この基台の上側面にはその一端部
に架設した支軸２を介して開閉する蓋板３を設け
る。４はこの蓋板３の開口部側の中央にほぼ水平
方向に設けた突片、５は前記基台１においてやや
高くなつている部分を示す。６は基台１の開口部
側の中央に設けた通口で、この通孔に開閉用のレ
バー７の脚部８を嵌挿する。この脚部８は、前記
レバー７の下側に開口部をおいて左右側に設けた
支持部９，９とこの支持部間に連設して後側方に
側面半Ｕ字形に曲折しかつ直立した取付片１０を
設けて構成している。このうち左右の支持部９，
９は開閉レバーの開閉作動時にバネ作用をし、ま
た取付片１０の上側後部の凹部１１を前記基台１
の通口６の手前側の切断部端面１２に掛止めて取
付ける。１３，１３は脚部８の左右支持部９，９
から後方に突設した規制片で、開閉レバーの開閉
度を規制する。

而して、開閉レバー７の脚部８を基台１の通孔
６に嵌挿しその中央の取付片１０の後側凹部を基
台１の通口６を切断部端面１２に掛止めれば、こ
れでレバー７が基台１に取付くようになる。そこ
で、このレバー７を軽くタツチすれば、レバーは
その左右側の支持部９，９によるバネ作用を介し
て開くから、係止していた蓋板３の突片４を解放
して蓋板を開口する。また、蓋板３を閉口すると
きは、これをそのまま押し下げれば突片４がレバ
ー７の下側に係止して固定されるようになる。

本考案はこのように、基台１の開口部側に設け
た通孔６に嵌挿する開閉レバー７の脚部８を左右
側の支持部９，９とこれから独立して中央に後側
方に曲折しかつ直立した取付片１０を設けて構成
し、この脚部の取付片の上側後部の凹部１１を基
台１の通口６の手前側の切断部端面１２に掛止め
て取付けて成ることを特徴とするものであるた
め、開閉レバーの取付け組立機構が簡単になり製
作コストを安価にすることができ、また開閉レバ
ー部全体は開閉レバー本体と開口部を有する左右
支持部と取付片部が一体に構成されており、しか
も前記取付片部が側面半Ｕ字形に形成されている
ことによつて、開閉レバー部全体が発揮する発条
力がきわめて良好になり、長期間にわたつて無理
な集中力が作用することなく常に全体的に弾性発
条力を発揮して軽いタツチで開閉することができ
るようになり、その実用的効果は大きいものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は全体の
斜視図、第２図は要部の底斜視図、第３図は閉口
時の全体の側断面図、第４図および第５図は要部
の作用状態を示す側断面図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基台の開口部側に設けた通口に嵌挿する開閉レ
   バーの脚部を、左右側の支持部とそれらから独立
   して中央において後側方に曲折しかつ直立した取
   付片により構成し、この脚部の取付片の上側後部
   の凹部を基台の通口の切断部端面に掛止めて取付
   けて成るリストバインダー。