JPH05272602A - 歯車変速機のリバース機構 - Google Patents
歯車変速機のリバース機構Info
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- JPH05272602A JPH05272602A JP4097046A JP9704692A JPH05272602A JP H05272602 A JPH05272602 A JP H05272602A JP 4097046 A JP4097046 A JP 4097046A JP 9704692 A JP9704692 A JP 9704692A JP H05272602 A JPH05272602 A JP H05272602A
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- shaft
- speed
- idler
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/02—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
- F16H3/08—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
- F16H3/087—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears
- F16H3/089—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears all of the meshing gears being supported by a pair of parallel shafts, one being the input shaft and the other the output shaft, there being no countershaft involved
-
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- F16H2003/0822—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the arrangement of at least one reverse gear
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H2200/00—Transmissions for multiple ratios
- F16H2200/003—Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds
- F16H2200/0047—Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds the gear ratios comprising five forward speeds
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】軸長を長くせず、かつ入力軸および出力軸上に
後退専用ギヤを設けずに、円滑なリバースシフトが可能
な歯車変速機のリバース機構を提供すること。 【構成】入力軸2上に固設された第1速ギヤ6は、出力
軸3上で空転している第1速ギヤ14を経て第1アイド
ラギヤ31に噛み合っている。第2アイドラギヤ32は
入力軸2上で空転している第3速ギヤ8を経て出力軸3
に固設された第3速ギヤ17に噛み合っている。第1ア
イドラギヤ31と第2アイドラギヤ32は後退用同期装
置33によって選択的に連結される。
後退専用ギヤを設けずに、円滑なリバースシフトが可能
な歯車変速機のリバース機構を提供すること。 【構成】入力軸2上に固設された第1速ギヤ6は、出力
軸3上で空転している第1速ギヤ14を経て第1アイド
ラギヤ31に噛み合っている。第2アイドラギヤ32は
入力軸2上で空転している第3速ギヤ8を経て出力軸3
に固設された第3速ギヤ17に噛み合っている。第1ア
イドラギヤ31と第2アイドラギヤ32は後退用同期装
置33によって選択的に連結される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯車変速機のリバース機
構に関するものである。
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、歯車変速機のリバース機構とし
て、入力軸および出力軸と平行なアイドラ軸を設け、こ
の軸にアイドラギヤを軸方向に移動可能に設けるととも
に、入力軸上に後退用入力ギヤを一体に設け、出力軸の
1−2速切換用同期装置のスリーブに後退用出力ギヤを
一体に設けたものが知られている(実開昭64−218
42号公報)。この場合、前進段ではアイドラギヤを後
退用入力ギヤおよび後退用出力ギヤに対して非噛合状態
としておき、後退段を得る時にはアイドラギヤを軸方向
にシフトし、後退用入力ギヤおよび後退用出力ギヤに対
して噛み合わせている。
て、入力軸および出力軸と平行なアイドラ軸を設け、こ
の軸にアイドラギヤを軸方向に移動可能に設けるととも
に、入力軸上に後退用入力ギヤを一体に設け、出力軸の
1−2速切換用同期装置のスリーブに後退用出力ギヤを
一体に設けたものが知られている(実開昭64−218
42号公報)。この場合、前進段ではアイドラギヤを後
退用入力ギヤおよび後退用出力ギヤに対して非噛合状態
としておき、後退段を得る時にはアイドラギヤを軸方向
にシフトし、後退用入力ギヤおよび後退用出力ギヤに対
して噛み合わせている。
【0003】しかしながら、このような歯車変速機にお
いては、リバース機構が選択噛合式であるため、リバー
スシフト時にアイドラギヤと後退用入力ギヤおよび後退
用出力ギヤのチャンファ稜線が互いに当接すると、ギヤ
の頭突きを起こし、シフト不能となる恐れがある。ま
た、車両が完全に停車していない状態で後退段へシフト
操作を行った時、入力軸または出力軸が回転しているた
めにギヤ鳴りが発生することがある。
いては、リバース機構が選択噛合式であるため、リバー
スシフト時にアイドラギヤと後退用入力ギヤおよび後退
用出力ギヤのチャンファ稜線が互いに当接すると、ギヤ
の頭突きを起こし、シフト不能となる恐れがある。ま
た、車両が完全に停車していない状態で後退段へシフト
操作を行った時、入力軸または出力軸が回転しているた
めにギヤ鳴りが発生することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するため、リバース機構を常時噛合式でかつ同期方式と
し、ギヤの頭突きやギヤ鳴りを解消した歯車変速機が提
案されている(実開平2−60747号公報)。この変
速機は、入力軸上に後退用入力ギヤを固設し、出力軸上
に後退用出力ギヤを固設するとともに、アイドラ軸上に
後退用入力ギヤに常時噛み合う第1アイドラギヤと後退
用出力ギヤに常時噛み合う第2アイドラギヤとを回転自
在に設けてある。そして、第1アイドラギヤと第2アイ
ドラギヤとを同期装置によって連結させることにより、
後退段を得ている。
するため、リバース機構を常時噛合式でかつ同期方式と
し、ギヤの頭突きやギヤ鳴りを解消した歯車変速機が提
案されている(実開平2−60747号公報)。この変
速機は、入力軸上に後退用入力ギヤを固設し、出力軸上
に後退用出力ギヤを固設するとともに、アイドラ軸上に
後退用入力ギヤに常時噛み合う第1アイドラギヤと後退
用出力ギヤに常時噛み合う第2アイドラギヤとを回転自
在に設けてある。そして、第1アイドラギヤと第2アイ
ドラギヤとを同期装置によって連結させることにより、
後退段を得ている。
【0005】ところが、この場合には入力軸だけでなく
出力軸上にも後退専用ギヤを設けなければならないた
め、ギヤ個数が増え、重量増加を招くだけでなく、変速
機の軸方向長さが長くなる欠点がある。特に、FF車用
変速機のように軸方向寸法が厳しく制約される変速機に
は好ましい構造ではない。
出力軸上にも後退専用ギヤを設けなければならないた
め、ギヤ個数が増え、重量増加を招くだけでなく、変速
機の軸方向長さが長くなる欠点がある。特に、FF車用
変速機のように軸方向寸法が厳しく制約される変速機に
は好ましい構造ではない。
【0006】また、FR車用変速機において、上記と同
様に常時噛合式のリバース機構を設けたものもある(実
開平1−148143号公報)。この場合も、上記と同
様に入力軸および出力軸上に後退専用ギヤを設ける必要
があり、軸長が長くなるとともに、部品数が増える欠点
がある。そこで、本発明の目的は、軸長を長くせず、か
つ入力軸および出力軸上に後退専用ギヤを設ずに、円滑
なリバースシフトが可能な歯車変速機のリバース機構を
提供することにある。
様に常時噛合式のリバース機構を設けたものもある(実
開平1−148143号公報)。この場合も、上記と同
様に入力軸および出力軸上に後退専用ギヤを設ける必要
があり、軸長が長くなるとともに、部品数が増える欠点
がある。そこで、本発明の目的は、軸長を長くせず、か
つ入力軸および出力軸上に後退専用ギヤを設ずに、円滑
なリバースシフトが可能な歯車変速機のリバース機構を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力側の第1軸と、第1軸に対して平行
な出力側の第2軸と、第1軸に固設された第1ギヤと、
第2軸上に回転自在に支持され、第1ギヤと常時噛み合
う第2ギヤと、第1軸上に相対回転自在に支持された第
3ギヤと、第2軸に固設され、第3ギヤと常時噛み合う
第4ギヤと、第2ギヤを第2軸に対してまたは第3ギヤ
を第1軸に対して択一的に連結する前進用同期装置とを
備え、第1ギヤと第2ギヤ、および第3ギヤと第4ギヤ
が夫々前進用変速ギヤ対を構成する歯車変速機におい
て、上記第1軸および第2軸に対して平行に配置され、
上記第2ギヤに常時噛み合う第1アイドラギヤと、第1
アイドラギヤに対して同軸上でかつ相対回転自在に配置
され、上記第3ギヤに常時噛み合う第2アイドラギヤ
と、第1,第2アイドラギヤを選択的に連結する後退用
同期装置とを備えたものである。
に、本発明は、入力側の第1軸と、第1軸に対して平行
な出力側の第2軸と、第1軸に固設された第1ギヤと、
第2軸上に回転自在に支持され、第1ギヤと常時噛み合
う第2ギヤと、第1軸上に相対回転自在に支持された第
3ギヤと、第2軸に固設され、第3ギヤと常時噛み合う
第4ギヤと、第2ギヤを第2軸に対してまたは第3ギヤ
を第1軸に対して択一的に連結する前進用同期装置とを
備え、第1ギヤと第2ギヤ、および第3ギヤと第4ギヤ
が夫々前進用変速ギヤ対を構成する歯車変速機におい
て、上記第1軸および第2軸に対して平行に配置され、
上記第2ギヤに常時噛み合う第1アイドラギヤと、第1
アイドラギヤに対して同軸上でかつ相対回転自在に配置
され、上記第3ギヤに常時噛み合う第2アイドラギヤ
と、第1,第2アイドラギヤを選択的に連結する後退用
同期装置とを備えたものである。
【0008】
【作用】後退時、つまり後退用同期装置によって第1ア
イドラギヤと第2アイドラギヤとを連結した時、第2ギ
ヤは第2軸上で空転し、第3ギヤは第1軸で空転してい
るため、第1軸の駆動力は第1ギヤ、第2ギヤ、第1ア
イドラギヤ、第2アイドラギヤ、第3ギヤ、第4ギヤへ
と順次伝えられ、第2軸は前進時と逆方向に回転するこ
とになる。
イドラギヤと第2アイドラギヤとを連結した時、第2ギ
ヤは第2軸上で空転し、第3ギヤは第1軸で空転してい
るため、第1軸の駆動力は第1ギヤ、第2ギヤ、第1ア
イドラギヤ、第2アイドラギヤ、第3ギヤ、第4ギヤへ
と順次伝えられ、第2軸は前進時と逆方向に回転するこ
とになる。
【0009】このように、前進用の変速ギヤを利用して
後退段を得ているので、第1軸および第2軸に後退専用
ギヤを設ける必要がなく、軸長を延長させずに済む。ま
た、第1アイドラギヤと第2ギヤ、第2アイドラギヤと
第3ギヤは常時噛み合っているので、ギヤ鳴りや頭突き
は発生せず、しかも同期装置によって切り換えるため、
円滑なリバースシフトが可能となる。さらに、後退専用
ギヤは第1アイドラギヤと第2アイドラギヤの2個であ
るから、ギヤ個数が最少となり、しかも第1,第2アイ
ドラギヤを従来のアイドラギヤに比べて小径のギヤにで
きるので、変速機を小型軽量化できる。
後退段を得ているので、第1軸および第2軸に後退専用
ギヤを設ける必要がなく、軸長を延長させずに済む。ま
た、第1アイドラギヤと第2ギヤ、第2アイドラギヤと
第3ギヤは常時噛み合っているので、ギヤ鳴りや頭突き
は発生せず、しかも同期装置によって切り換えるため、
円滑なリバースシフトが可能となる。さらに、後退専用
ギヤは第1アイドラギヤと第2アイドラギヤの2個であ
るから、ギヤ個数が最少となり、しかも第1,第2アイ
ドラギヤを従来のアイドラギヤに比べて小径のギヤにで
きるので、変速機を小型軽量化できる。
【0010】また、従来では後退用ギヤに平歯車が一般
に用いられているため、前進時に比べて後退時の騒音が
大きいという欠点があった。これに対し、本発明では前
進用変速ギヤである第1ギヤ〜第4ギヤにヘリカルギヤ
を使用した場合、第2ギヤに噛み合う第1アイドラギ
ヤ、および第3ギヤに噛み合う第2アイドラギヤもヘリ
カルギヤが使用されるので、後退時も前進時と同様な静
粛性を得ることが可能となる。
に用いられているため、前進時に比べて後退時の騒音が
大きいという欠点があった。これに対し、本発明では前
進用変速ギヤである第1ギヤ〜第4ギヤにヘリカルギヤ
を使用した場合、第2ギヤに噛み合う第1アイドラギ
ヤ、および第3ギヤに噛み合う第2アイドラギヤもヘリ
カルギヤが使用されるので、後退時も前進時と同様な静
粛性を得ることが可能となる。
【0011】本発明において、後退時の望ましい減速比
を得るには、第1ギヤと第2ギヤとで構成される変速段
を、第3ギヤと第4ギヤとで構成される変速段より低速
比側にするのが望ましい。一般に、後退時の減速比は前
進第1速の減速比に近い値に設定されるが、もし第1ギ
ヤと第2ギヤとで構成される変速段を、第3ギヤと第4
ギヤとで構成される変速段より高速比側にすれば、後退
時の減速比が第1速の減速比よりかなり小さな値になる
からである。
を得るには、第1ギヤと第2ギヤとで構成される変速段
を、第3ギヤと第4ギヤとで構成される変速段より低速
比側にするのが望ましい。一般に、後退時の減速比は前
進第1速の減速比に近い値に設定されるが、もし第1ギ
ヤと第2ギヤとで構成される変速段を、第3ギヤと第4
ギヤとで構成される変速段より高速比側にすれば、後退
時の減速比が第1速の減速比よりかなり小さな値になる
からである。
【0012】なお、本発明において固設とは、軸にギヤ
を一体形成する場合のほか、軸と別体のギヤを軸に対し
てスプライン等によって一体回転可能に連結する場合も
含む。また、本発明における同期装置とは、衝撃的な噛
合を避けるために噛み合いクラッチの回転速度差を小さ
くする機構を備えたものであり、コンスタントロード
型、イナーシャロック型、サーボ型など如何なる形式で
あってもよい。
を一体形成する場合のほか、軸と別体のギヤを軸に対し
てスプライン等によって一体回転可能に連結する場合も
含む。また、本発明における同期装置とは、衝撃的な噛
合を避けるために噛み合いクラッチの回転速度差を小さ
くする機構を備えたものであり、コンスタントロード
型、イナーシャロック型、サーボ型など如何なる形式で
あってもよい。
【0013】
【実施例】図1, 図2は本発明にかかる前進5速,後退
1速の変速段を有するFF車用の横置き式変速機の一例
を示す。ケース1の内部には入力軸(第1軸)2と出力
軸(第2軸)3とが平行に配置され、夫々軸受4a,4
bおよび5a,5bによって回転自在に支持されてい
る。入力軸2はエンジンによりクラッチを介して駆動さ
れるものであり、その前端側(図1の右側)には第1速
ギヤ6と第2速ギヤ7とが固設されている。また、入力
軸2の後端側には第3速ギヤ8と第4速ギヤ9と第5速
ギヤ10が回転自在に支持されており、第3速ギヤ8と
第4速ギヤ9は第3−4速切換用同期装置11によって
入力軸2に対して選択的に連結される。また、第5速ギ
ヤ10は第5速切換用同期装置12によって入力軸2に
対して選択的に連結される。
1速の変速段を有するFF車用の横置き式変速機の一例
を示す。ケース1の内部には入力軸(第1軸)2と出力
軸(第2軸)3とが平行に配置され、夫々軸受4a,4
bおよび5a,5bによって回転自在に支持されてい
る。入力軸2はエンジンによりクラッチを介して駆動さ
れるものであり、その前端側(図1の右側)には第1速
ギヤ6と第2速ギヤ7とが固設されている。また、入力
軸2の後端側には第3速ギヤ8と第4速ギヤ9と第5速
ギヤ10が回転自在に支持されており、第3速ギヤ8と
第4速ギヤ9は第3−4速切換用同期装置11によって
入力軸2に対して選択的に連結される。また、第5速ギ
ヤ10は第5速切換用同期装置12によって入力軸2に
対して選択的に連結される。
【0014】出力軸3の前端側には出力ギヤ13が一体
に形成されており、この出力ギヤ13と隣接して、第1
速ギヤ14と第2速ギヤ15とが出力軸3上に回転自在
に支持され、これらギヤ14,15は第1−2速切換用
同期装置16によって出力軸3に対して選択的に連結さ
れる。上記第1速ギヤ14は入力軸2上の第1速ギヤ6
と、第2速ギヤ15は入力軸2上の第2速ギヤ7と夫々
常時噛み合っている。出力軸3の後端側には、入力軸2
上の第3速ギヤ8,第4速ギヤ9および第5速ギヤ10
と夫々常時噛み合う第3速ギヤ17,第4速ギヤ18お
よび第5速ギヤ19がスプライン嵌合しており、これら
ギヤ17,18,19は出力軸3と一体回転する。出力
軸3の出力ギヤ13は差動装置20のリングギヤ21と
噛み合っており、駆動力を左右の車軸22,23へ分配
している。
に形成されており、この出力ギヤ13と隣接して、第1
速ギヤ14と第2速ギヤ15とが出力軸3上に回転自在
に支持され、これらギヤ14,15は第1−2速切換用
同期装置16によって出力軸3に対して選択的に連結さ
れる。上記第1速ギヤ14は入力軸2上の第1速ギヤ6
と、第2速ギヤ15は入力軸2上の第2速ギヤ7と夫々
常時噛み合っている。出力軸3の後端側には、入力軸2
上の第3速ギヤ8,第4速ギヤ9および第5速ギヤ10
と夫々常時噛み合う第3速ギヤ17,第4速ギヤ18お
よび第5速ギヤ19がスプライン嵌合しており、これら
ギヤ17,18,19は出力軸3と一体回転する。出力
軸3の出力ギヤ13は差動装置20のリングギヤ21と
噛み合っており、駆動力を左右の車軸22,23へ分配
している。
【0015】ケース1の内部には、入力軸2および出力
軸3と平行にアイドラ軸30が配置されており、この軸
30上には第1アイドラギヤ31と第2アイドラギヤ3
2とが回転自在に支持されている。そして、両ギヤ3
1,32の間には両者を選択的に連結する後退用同期装
置33が設けられている。第1アイドラギヤ31は第2
アイドラギヤ32に比べて直径がやや大きく、第1アイ
ドラギヤ31は出力軸3上の第1速ギヤ14に常時噛み
合い、第2アイドラギヤ32は入力軸2上の第3速ギヤ
8に常時噛み合っている。なお、前進用の第1〜第5速
ギヤおよび出力ギヤ13だけでなく、第1,第2アイド
ラギヤ31,32もヘリカルギヤで構成されている。
軸3と平行にアイドラ軸30が配置されており、この軸
30上には第1アイドラギヤ31と第2アイドラギヤ3
2とが回転自在に支持されている。そして、両ギヤ3
1,32の間には両者を選択的に連結する後退用同期装
置33が設けられている。第1アイドラギヤ31は第2
アイドラギヤ32に比べて直径がやや大きく、第1アイ
ドラギヤ31は出力軸3上の第1速ギヤ14に常時噛み
合い、第2アイドラギヤ32は入力軸2上の第3速ギヤ
8に常時噛み合っている。なお、前進用の第1〜第5速
ギヤおよび出力ギヤ13だけでなく、第1,第2アイド
ラギヤ31,32もヘリカルギヤで構成されている。
【0016】ここで、上記構成からなる歯車変速機の動
作を説明する。前進走行する場合には、第1−2速切換
用同期装置16,第3−4速切換用同期装置11または
第5速切換用同期装置12を択一的に作動させる。例え
ば、第1−2速切換用同期装置16を第1速側へ切り替
えると、第1速ギヤ14が出力軸3に対して連結され
る。そのため、入力軸2の駆動力は第1速ギヤ6,14
を介して出力軸3に伝達され、出力ギヤ13から差動装
置20のリングギヤ21へと伝達され、車軸22,23
を前進駆動させることができる。なお、第1アイドラギ
ヤ31は出力軸3上の第1速ギヤ14と噛み合っている
ので、入力軸2と同一方向に回転するが、第2アイドラ
ギヤ32は出力軸3上の第3速ギヤ17とギヤ8を介し
て噛み合っているので、入力軸2と逆方向に回転する。
つまり、第1アイドラギヤ31と第2アイドラギヤ32
は互いに逆方向に空転する。後退走行する場合には、後
退用同期装置33を図1の左方へシフトし、第1,第2
アイドラギヤ31,32を相互に連結する。この時、前
進用の同期装置11,12,16は中立位置にあるの
で、ギヤ14,8は空転状態にある。そのため、入力軸
2の駆動力は第1速ギヤ6,14を経て第1アイドラギ
ヤ31に伝達され、さらに第2アイドラギヤ32、第3
速ギヤ8,17を経て出力軸3へと伝達される。そし
て、出力ギヤ13から差動装置20のリングギヤ21へ
と伝達され、車軸22,23を後退駆動させることがで
きる。
作を説明する。前進走行する場合には、第1−2速切換
用同期装置16,第3−4速切換用同期装置11または
第5速切換用同期装置12を択一的に作動させる。例え
ば、第1−2速切換用同期装置16を第1速側へ切り替
えると、第1速ギヤ14が出力軸3に対して連結され
る。そのため、入力軸2の駆動力は第1速ギヤ6,14
を介して出力軸3に伝達され、出力ギヤ13から差動装
置20のリングギヤ21へと伝達され、車軸22,23
を前進駆動させることができる。なお、第1アイドラギ
ヤ31は出力軸3上の第1速ギヤ14と噛み合っている
ので、入力軸2と同一方向に回転するが、第2アイドラ
ギヤ32は出力軸3上の第3速ギヤ17とギヤ8を介し
て噛み合っているので、入力軸2と逆方向に回転する。
つまり、第1アイドラギヤ31と第2アイドラギヤ32
は互いに逆方向に空転する。後退走行する場合には、後
退用同期装置33を図1の左方へシフトし、第1,第2
アイドラギヤ31,32を相互に連結する。この時、前
進用の同期装置11,12,16は中立位置にあるの
で、ギヤ14,8は空転状態にある。そのため、入力軸
2の駆動力は第1速ギヤ6,14を経て第1アイドラギ
ヤ31に伝達され、さらに第2アイドラギヤ32、第3
速ギヤ8,17を経て出力軸3へと伝達される。そし
て、出力ギヤ13から差動装置20のリングギヤ21へ
と伝達され、車軸22,23を後退駆動させることがで
きる。
【0017】上記実施例のリバース機構の場合、実開昭
64−21842号公報に示されるような選択噛合式の
リバース機構のように、第1−2速切換用同期装置16
のスリーブに後退用ギヤを形成する必要がないので、同
期装置16自身の軸方向寸法を短縮できる。そのため、
変速機の軸長を短縮することが可能である。また、従来
型の変速機に対して第1,第2アイドラギヤ31,32
およびアイドラ軸30を変更すれば、その他の部品、即
ち入力軸2,出力軸3および第1〜第5速ギヤ等を従来
部品で共用することも可能であるので、大幅な設計変更
が不要となり、安価に構成できる。
64−21842号公報に示されるような選択噛合式の
リバース機構のように、第1−2速切換用同期装置16
のスリーブに後退用ギヤを形成する必要がないので、同
期装置16自身の軸方向寸法を短縮できる。そのため、
変速機の軸長を短縮することが可能である。また、従来
型の変速機に対して第1,第2アイドラギヤ31,32
およびアイドラ軸30を変更すれば、その他の部品、即
ち入力軸2,出力軸3および第1〜第5速ギヤ等を従来
部品で共用することも可能であるので、大幅な設計変更
が不要となり、安価に構成できる。
【0018】図3は本発明の第2実施例を示す。この実
施例はFR車用の縦置き型歯車変速機であり、前進5
速,後退1速の変速段を有し、第4速が直結である。入
力軸(第1軸)40と出力軸(第3軸)41は同一軸線
上に隣接配置されており、入力軸40は出力軸41より
長い。また、これら軸40,41と平行に副軸(第2
軸)42が配置されている。入力軸40の中央部には第
1速ギヤ43と第2速ギヤ44とが一体形成されてい
る。また、入力軸40の後端部上には第5速ギヤ45と
第3速ギヤ46とが回転自在に支持されており、第5速
ギヤ45は第5速切換用同期装置47によって入力軸4
0に対して選択的に連結される。
施例はFR車用の縦置き型歯車変速機であり、前進5
速,後退1速の変速段を有し、第4速が直結である。入
力軸(第1軸)40と出力軸(第3軸)41は同一軸線
上に隣接配置されており、入力軸40は出力軸41より
長い。また、これら軸40,41と平行に副軸(第2
軸)42が配置されている。入力軸40の中央部には第
1速ギヤ43と第2速ギヤ44とが一体形成されてい
る。また、入力軸40の後端部上には第5速ギヤ45と
第3速ギヤ46とが回転自在に支持されており、第5速
ギヤ45は第5速切換用同期装置47によって入力軸4
0に対して選択的に連結される。
【0019】出力軸41の前端部には終減速ギヤ48が
一体に形成されており、この終減速ギヤ48の前側、即
ち入力軸40の後端部と出力軸41の前端部との間に
は、第3速ギヤ46または出力軸41を入力軸40に対
して選択的に連結する第3−4速切換用同期装置49が
設けられている。出力軸41の後端部は図示しないドラ
イブシャフトを介して車輪と連結されている。副軸42
の前端部には、入力軸40の第1速ギヤ43および第2
速ギヤ44と夫々噛み合う第1速ギヤ50および第2速
ギヤ51が回転自在に支持されており、両ギヤ50,5
1を副軸42に対して選択的に連結する第1−2速切換
用同期装置52が設けられている。また、副軸42の中
央部には、第5速ギヤ45と第3速ギヤ46に夫々噛み
合う第5速ギヤ53および第3速ギヤ54が一体に形成
されており、さらに副軸42の後端部には出力軸41の
終減速ギヤ48と噛み合う終減速ギヤ55が一体形成さ
れている。
一体に形成されており、この終減速ギヤ48の前側、即
ち入力軸40の後端部と出力軸41の前端部との間に
は、第3速ギヤ46または出力軸41を入力軸40に対
して選択的に連結する第3−4速切換用同期装置49が
設けられている。出力軸41の後端部は図示しないドラ
イブシャフトを介して車輪と連結されている。副軸42
の前端部には、入力軸40の第1速ギヤ43および第2
速ギヤ44と夫々噛み合う第1速ギヤ50および第2速
ギヤ51が回転自在に支持されており、両ギヤ50,5
1を副軸42に対して選択的に連結する第1−2速切換
用同期装置52が設けられている。また、副軸42の中
央部には、第5速ギヤ45と第3速ギヤ46に夫々噛み
合う第5速ギヤ53および第3速ギヤ54が一体に形成
されており、さらに副軸42の後端部には出力軸41の
終減速ギヤ48と噛み合う終減速ギヤ55が一体形成さ
れている。
【0020】入力軸40の側部にはアイドラ軸60が平
行に配置されており、このアイドラ軸60上には第1ア
イドラギヤ61と第2アイドラギヤ62とが回転自在に
支持されている。そして、両ギヤ61,62の間には両
者を選択的に連結する後退用同期装置63が設けられて
いる。第1アイドラギヤ61は第2アイドラギヤ62に
比べて直径がやや大きく、第1アイドラギヤ61は副軸
42上の第1速ギヤ50に常時噛み合い、第2アイドラ
ギヤ62は入力軸40上の第3速ギヤ46に常時噛み合
っている。
行に配置されており、このアイドラ軸60上には第1ア
イドラギヤ61と第2アイドラギヤ62とが回転自在に
支持されている。そして、両ギヤ61,62の間には両
者を選択的に連結する後退用同期装置63が設けられて
いる。第1アイドラギヤ61は第2アイドラギヤ62に
比べて直径がやや大きく、第1アイドラギヤ61は副軸
42上の第1速ギヤ50に常時噛み合い、第2アイドラ
ギヤ62は入力軸40上の第3速ギヤ46に常時噛み合
っている。
【0021】上記構成部品はケース70内に収容されて
おり、入力軸40の前端部と副軸42の前端部は軸受7
1,72によって回転支持されており、出力軸41の前
端部と副軸42の後端部は軸受け73,74によって回
転支持されている。なお、入力軸40の後端部は出力軸
41の前端部に挿入され、ニードルベアリング75によ
って回転支持されている。
おり、入力軸40の前端部と副軸42の前端部は軸受7
1,72によって回転支持されており、出力軸41の前
端部と副軸42の後端部は軸受け73,74によって回
転支持されている。なお、入力軸40の後端部は出力軸
41の前端部に挿入され、ニードルベアリング75によ
って回転支持されている。
【0022】この実施例の場合も、後退用同期装置63
を図3の右方向に作動させることにより、第1,第2ア
イドラギヤ61,62が連結されるので、入力軸40の
駆動力は第1速ギヤ43,50を経て第1アイドラギヤ
61に伝達され、第2アイドラギヤ62から第3速ギヤ
46,54を経て副軸42へ伝達される。そして、終減
速ギヤ55,48を経て出力軸41へ伝達され、出力軸
41は前進時と逆方向に回転するので、後退段となる。
を図3の右方向に作動させることにより、第1,第2ア
イドラギヤ61,62が連結されるので、入力軸40の
駆動力は第1速ギヤ43,50を経て第1アイドラギヤ
61に伝達され、第2アイドラギヤ62から第3速ギヤ
46,54を経て副軸42へ伝達される。そして、終減
速ギヤ55,48を経て出力軸41へ伝達され、出力軸
41は前進時と逆方向に回転するので、後退段となる。
【0023】第2実施例の場合には、ケース70の中心
部近傍に最高速段のギヤ対である第5速ギヤ対45,5
6を配置し、他の低速段の変速ギヤを両端部近傍に配置
してあるので、入力軸40または副軸42が撓んだ場合
に、全体としてギヤの摩耗および騒音を低減できる効果
がある。また、アイドリング時には出力軸41と副軸4
2が停止しており、入力軸40上に配置された第5速ギ
ヤ45や第3速ギヤ46も停止している。副軸42上の
第1速ギヤ50および第2速ギヤ51は空転するが、空
転するギヤ数が少ないため、エンジンの回転変動に伴う
歯打ち音は従来に比べて少ない。また、終減速ギヤ4
8,55は副軸42と出力軸41との間に設けられ、入
力軸40と副軸42との間には減速ギヤが介在しないの
で、同期装置47,49,52には減速ギヤのギヤ比の
影響が及ばない。つまり、同期装置47,49,52に
作用する慣性重量は、従来に比べて減速ギヤのギヤ比分
だけ小さくなり、シンクロ性能を向上させることができ
る。さらに、第1〜第5速のギヤ対には入力軸40の駆
動トルクが増幅されずに伝達されるので、各ギヤ対の負
荷が従来に比べて相対的に小さくなり、各ギヤの歯幅を
小さくできる。これは変速機の軸方向寸法を短縮できる
ことを意味する。
部近傍に最高速段のギヤ対である第5速ギヤ対45,5
6を配置し、他の低速段の変速ギヤを両端部近傍に配置
してあるので、入力軸40または副軸42が撓んだ場合
に、全体としてギヤの摩耗および騒音を低減できる効果
がある。また、アイドリング時には出力軸41と副軸4
2が停止しており、入力軸40上に配置された第5速ギ
ヤ45や第3速ギヤ46も停止している。副軸42上の
第1速ギヤ50および第2速ギヤ51は空転するが、空
転するギヤ数が少ないため、エンジンの回転変動に伴う
歯打ち音は従来に比べて少ない。また、終減速ギヤ4
8,55は副軸42と出力軸41との間に設けられ、入
力軸40と副軸42との間には減速ギヤが介在しないの
で、同期装置47,49,52には減速ギヤのギヤ比の
影響が及ばない。つまり、同期装置47,49,52に
作用する慣性重量は、従来に比べて減速ギヤのギヤ比分
だけ小さくなり、シンクロ性能を向上させることができ
る。さらに、第1〜第5速のギヤ対には入力軸40の駆
動トルクが増幅されずに伝達されるので、各ギヤ対の負
荷が従来に比べて相対的に小さくなり、各ギヤの歯幅を
小さくできる。これは変速機の軸方向寸法を短縮できる
ことを意味する。
【0024】上記2つの実施例では、第1アイドラギヤ
と第1速ギヤとを噛み合わせ、第2アイドラギヤと第3
速ギヤとを噛み合わせたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば第1アイドラギヤと第2速ギヤと
を噛み合わせ、第2アイドラギヤと第3速ギヤ,第4速
ギヤまたは第5速ギヤの何れかとを噛み合わせてもよ
く、あるいは第1アイドラギヤと第1速ギヤとを噛み合
わせ、第2アイドラギヤと第2速ギヤ,第4速ギヤまた
は第5速ギヤの何れかとを噛み合わせてもよい。なお、
上記実施例では前進5速、後退1速のFF車用およびF
R車用変速機について説明したが、本発明はこれら実施
例に限定されるものではないことは勿論である。例えば
各種ギヤの配列や変速段の構成は任意に変更可能であ
り、車輪駆動方式もFF,FR以外にRRやミッドシッ
プ型など他の方式の車両にも適用できる。
と第1速ギヤとを噛み合わせ、第2アイドラギヤと第3
速ギヤとを噛み合わせたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば第1アイドラギヤと第2速ギヤと
を噛み合わせ、第2アイドラギヤと第3速ギヤ,第4速
ギヤまたは第5速ギヤの何れかとを噛み合わせてもよ
く、あるいは第1アイドラギヤと第1速ギヤとを噛み合
わせ、第2アイドラギヤと第2速ギヤ,第4速ギヤまた
は第5速ギヤの何れかとを噛み合わせてもよい。なお、
上記実施例では前進5速、後退1速のFF車用およびF
R車用変速機について説明したが、本発明はこれら実施
例に限定されるものではないことは勿論である。例えば
各種ギヤの配列や変速段の構成は任意に変更可能であ
り、車輪駆動方式もFF,FR以外にRRやミッドシッ
プ型など他の方式の車両にも適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、前進用の変速ギヤを利用して後退段を得るよう
にしたので、第1軸および第2軸に後退専用ギヤを設け
る必要がなく、軸長を延長せずに済む。また、第1アイ
ドラギヤと第2ギヤ、第2アイドラギヤと第3ギヤは常
時噛み合っているので、リバースシフト時のギヤ鳴りや
頭突きが発生せず、しかも第1アイドラギヤと第2アイ
ドラギヤを同期装置によって連結するようにしたので、
円滑なリバースシフトが可能となる。さらに、後退専用
ギヤは第1アイドラギヤと第2アイドラギヤの2個であ
るから、ギヤ個数が最少となり、しかも第1,第2アイ
ドラギヤを小径のギヤにできるので、変速機を小型軽量
化できるという特徴がある。
よれば、前進用の変速ギヤを利用して後退段を得るよう
にしたので、第1軸および第2軸に後退専用ギヤを設け
る必要がなく、軸長を延長せずに済む。また、第1アイ
ドラギヤと第2ギヤ、第2アイドラギヤと第3ギヤは常
時噛み合っているので、リバースシフト時のギヤ鳴りや
頭突きが発生せず、しかも第1アイドラギヤと第2アイ
ドラギヤを同期装置によって連結するようにしたので、
円滑なリバースシフトが可能となる。さらに、後退専用
ギヤは第1アイドラギヤと第2アイドラギヤの2個であ
るから、ギヤ個数が最少となり、しかも第1,第2アイ
ドラギヤを小径のギヤにできるので、変速機を小型軽量
化できるという特徴がある。
【図1】本発明をFF車用変速機に適用した第1実施例
の断面図である。
の断面図である。
【図2】図1に示された変速機の各ギヤの噛合状態を示
す側面図である。
す側面図である。
【図3】本発明をFR車用変速機に適用した第2実施例
の断面図である。
の断面図である。
2 入力軸 3 出力軸 6 第1速ギヤ(第1ギヤ) 8 第3速ギヤ(第3ギヤ) 11 第3−4速切換用同期装置 14 第1速ギヤ(第2ギヤ) 16 第1−2速切換用同期装置 17 第3速ギヤ(第4ギヤ) 31 第1アイドラギヤ 32 第2アイドラギヤ 33 後退用同期装置
Claims (1)
- 【請求項1】入力側の第1軸と、第1軸に対して平行な
出力側の第2軸と、第1軸に固設された第1ギヤと、第
2軸上に回転自在に支持され、第1ギヤと常時噛み合う
第2ギヤと、第1軸上に相対回転自在に支持された第3
ギヤと、第2軸に固設され、第3ギヤと常時噛み合う第
4ギヤと、第2ギヤを第2軸に対してまたは第3ギヤを
第1軸に対して択一的に連結する前進用同期装置とを備
え、第1ギヤと第2ギヤ、および第3ギヤと第4ギヤが
夫々前進用変速ギヤ対を構成する歯車変速機において、 上記第1軸および第2軸に対して平行に配置され、上記
第2ギヤに常時噛み合う第1アイドラギヤと、 第1アイドラギヤに対して同軸上でかつ相対回転自在に
配置され、上記第3ギヤに常時噛み合う第2アイドラギ
ヤと、 第1,第2アイドラギヤを選択的に連結する後退用同期
装置とを備えたことを特徴とする歯車変速機のリバース
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4097046A JPH05272602A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 歯車変速機のリバース機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4097046A JPH05272602A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 歯車変速機のリバース機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05272602A true JPH05272602A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=14181696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4097046A Pending JPH05272602A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 歯車変速機のリバース機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05272602A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6910399B2 (en) * | 2001-10-31 | 2005-06-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Transmission of internal combustion engine |
FR2992389A1 (fr) * | 2012-06-25 | 2013-12-27 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Boite de vitesses pour vehicule automobile |
CN109291073A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-02-01 | 常州大学 | 一种机器人双自由度关节离散转动的驱动装置 |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP4097046A patent/JPH05272602A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6910399B2 (en) * | 2001-10-31 | 2005-06-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Transmission of internal combustion engine |
FR2992389A1 (fr) * | 2012-06-25 | 2013-12-27 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Boite de vitesses pour vehicule automobile |
CN109291073A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-02-01 | 常州大学 | 一种机器人双自由度关节离散转动的驱动装置 |
CN109291073B (zh) * | 2018-11-02 | 2021-10-08 | 常州大学 | 一种机器人双自由度关节离散转动的驱动装置 |
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