JPH05272592A - 液体式オートバランス装置 - Google Patents

液体式オートバランス装置

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Publication number
JPH05272592A
JPH05272592A JP7447892A JP7447892A JPH05272592A JP H05272592 A JPH05272592 A JP H05272592A JP 7447892 A JP7447892 A JP 7447892A JP 7447892 A JP7447892 A JP 7447892A JP H05272592 A JPH05272592 A JP H05272592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
cooling
balance ring
balance
pockets
Prior art date
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Pending
Application number
JP7447892A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Nagase
登 長瀬
Takeshi Itatsu
武志 板津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagase Integrex Co Ltd
Original Assignee
Nagase Integrex Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nagase Integrex Co Ltd filed Critical Nagase Integrex Co Ltd
Priority to JP7447892A priority Critical patent/JPH05272592A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Testing Of Balance (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】バランスリングの発熱を抑えることにより、ポ
ケット内の液体の蒸発を防止し、回転体のバランスを安
定させる。 【構成】砥石Gの軸線周りに設けられたバランスリング
5に仕切り壁により列設された複数のポケット6を設
け、前記ポケット6に液体噴射ノズル12より液体Lを
注入して砥石Gのアンバランスを修正する液体式オート
バランス装置において、前記バランスリング5を冷却す
る冷却液Cを噴射する冷却用噴射部18を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体を用いて砥石等の回
転体のアンバランスを自動修正するための液体式オート
バランス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば砥石等の回転体のアンバラ
ンスを自動修正するため、加圧ポンプにそれぞれ接続さ
れた液体噴射ノズル及びエア噴射ノズルを、回転体の軸
線周りに設けられたバランスリングに列設された複数の
ポケットに対して対向配置させた液体式オートバランス
装置が提案されている。
【0003】この液体式オートバランス装置は、前記液
体噴射ノズルから加圧エアにより噴射された液体を特定
のポケットに選択的に注入して、砥石のアンバランスを
自動修正するものである。そして、砥石の回転数は通
常、1500rpm〜3000rpmで使用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
砥石を10000rpm程度の高速で回転させると、砥
石やバランスリングが空気の摩擦により発熱したり、砥
石を回転させる駆動源の発熱による熱がバランスリング
に伝えられる。その結果、アンバランスを修正する為に
特定ポケット内に注入した液体が蒸発し、砥石のバラン
スが崩れてしまうという問題があった。特に、砥石及び
バランスリングが高速で回転するため、バランスリング
と空気との摩擦による発熱の影響により、液体が蒸発す
る影響が大きい。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、バランスリングの発熱
を抑えることにより、ポケット内の液体の蒸発を防止
し、回転体のバランスを安定させる液体式オートバラン
ス装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、回転体の軸線周りに設けられたバランスリ
ングに仕切り壁により列設された複数のポケットを設
け、前記ポケットに液体噴射ノズルより液体を注入して
回転体のアンバランスを修正する液体式オートバランス
装置において、前記バランスリングを冷却する冷却用の
流体を噴射する冷却用噴射部を設けたことを要旨とす
る。
【0007】
【作用】従って、本発明によれば、冷却用噴射部から冷
却用の流体を噴射してバランスリングを冷却することに
より、バランスリングの発熱が抑えられる。従って、バ
ランスリングのポケット内にされた液体の蒸発が防止さ
れ、回転体のバランスが安定する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を研削砥石用の液体式オートバ
ランス装置に具体化した一実施例を図1,図2に従って
説明する。
【0009】図1,図2に示すように、図示しない研削
盤におけるコラムヘッドHの主軸1にはホルダ2がナッ
ト3にて固着されている。そして、このホルダ2には複
数のネジ4によってバランスリング5が取付固定されて
いる。そして、このバランスリング5とホルダ2との間
には回転体としての砥石Gが挟着固定されている。
【0010】そして、前記バランスリング5の前面には
仕切り壁6aを介して等間隔毎に複数(図示例では24
個)のポケット6が環状に列設されている。このポケッ
ト6は正面略四角状に形成され、この全ポケット6を覆
う蓋リング7が仕切り壁6aに螺入するネジ8により取
着されている。そして、前記蓋リング7により覆われな
い各ポケット6の内側開放部は注入口9となっている。
また、その注入口9の内側位置において環状に列設され
た複数のネジ孔10には、手動バランシングを予備的に
行うための複数個のバランスピース11を選択的に螺着
できるようになっている。
【0011】また、本実施例の噴射ノズル12は液体噴
射ノズルとエア噴射ノズルとを共通にして構成したもの
であり、ポケット6の注入口9に対向するように、図示
しない砥石カバー等の適宜の支持部材を介してバランス
リング5の前面に近接配置されている。
【0012】前記噴射ノズル12には供給管13が連結
され、同供給管13は電磁切換弁14を介して気液供給
タンク15から延びる液体管16とエア管17とに接続
されている。この気液供給タンク15は密閉構造をな
し、その内部には清浄な水又は研削液等の液体Lが貯留
されていて、この液体Lは図示しないエア源からの加圧
エアAにより所定の圧力で加圧されている。
【0013】そして、切換弁14の液体通路が開放され
た時には気液供給タンク15内の液体Lが液体管16及
び供給管13を介して噴射ノズル12に供給される。ま
た、切換弁14のエア通路が開放された時には気液供給
タンク15内の加圧エアAがエア管17及び供給管13
を介して噴射ノズル12に供給される。
【0014】さらに、前記バランスリング5の下方には
冷却用ノズル18が配置されている。この冷却用ノズル
18には供給管19が接続され、その供給管19は電磁
弁20を介して冷却用タンク21に連結されている。こ
の冷却用タンク21は、前記気液供給タンク15同様密
閉構造をなし、清浄な水又は研削液等の冷却液Cが貯留
されている。この液体Cは図示しないエア源からの加圧
エアAにより所定の圧力で加圧されている。従って、電
磁弁20を開放すると加圧された冷却液Cが供給管19
及び冷却用ノズル18を介して、バランスリング外周面
に噴射されるようになっている。そのため、冷却液Cに
よりバランスリング5が冷却されるようになっている。
尚、22はコラムヘッドHに設けられ、砥石Gのアンバ
ランスを検出する検出装置である。
【0015】次に、上記のように構成された液体式オー
トバランス装置の作用及び効果について説明する。ま
ず、砥石Gの回転状態において、図示しない制御装置か
らの指令により切換弁14のエア管17開放されると、
気液供給タンク15内の加圧エアAがエア管17及び供
給管13を介して噴射ノズル12に供給される。そのた
め、液体が噴射ノズル12から噴射された加圧エアAが
注入口9を介して全ポケット6内に注入され、その圧力
によりポケット6内に残留している液体Lや切粉等が外
部に排出される。このため、ポケット6に残留物が無い
状態でバランシング作業を正確に行う事ができる。
【0016】この状態からバランシング作業を行う場
合、検出装置22の検出信号により図示しない制御装置
は砥石Gのアンバランスを検出し、このアンバランスを
修正するためのポケット6を決定する。そして、この特
定のポケット6内に液体Lを注入すべく、制御装置の指
令により、切換弁14の液体通路16を開放する。する
と、液体通路16及び供給管13を介して噴射ノズル1
2に液体Lが供給される。そのため、噴射ノズル12か
ら噴射された液体Lはバランシングリング5の注入口9
を介して特定のポケット6内に注入され、かつ、砥石G
の回転に伴う遠心力によりそのポケット6内に保持され
る。
【0017】さらに、制御装置は前記噴射ノズル12か
ら液体Lを噴射させると同時に、電磁弁20を開放し、
供給管19を介して冷却用ノズル18から冷却液Cを噴
射する。そして、噴射された冷却液Cは前記バランスリ
ング5の外周面に噴射され、バランスリング5を冷却す
る。
【0018】そして、研削盤はバランスリング5のを冷
却し続けた状態で研削を開始し、研削作業を行う。この
ように、バランスリング5を冷却することにより、バラ
ンスリング5の発熱を抑えることができる。この結果、
ポケット6内に注入された液体Lの蒸発が防止され、砥
石Gのバランスを長時間安定した状態にすることができ
る。又、砥石Gのバランスを長時間維持することができ
ることから、バランス補正を行う時間間隔を長くするこ
とができる。
【0019】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で以下のよ
うに構成することもかのである。 (1)上記実施例では、制御装置の指令により、液体L
が噴射ノズル12から噴射されると同時に、冷却液Cを
冷却用ノズル18から噴射を開始したが、砥石Gの回転
と同時に又はバランシング作業終了後に噴射を開始して
もよい。
【0020】(2)上記実施例では、空転時及び研削時
に、バランスリング5外周面を冷却していたが、砥石G
が研削液等で冷却されながら研削される場合において
は、その研削液により砥石G及びバランスリング5等が
冷却され、ポケット6内の液体Lの蒸発が防止されるの
で、空転時のみ冷却液Cによりバランスリング5外周面
を冷却してもよい。また、空転時、切削時を問わず、間
欠的にバランスリング5の外周面を冷却してもよい。
【0021】(3)上記実施例では、新たに冷却タンク
21を設け、その冷却タンク21に貯蔵された冷却液C
でバランスリング5を冷却したが、従来の研削盤に標準
装備されている研削液貯蔵用のタンクと研削液を使用し
てバランスリング5を冷却してもよい。
【0022】(4)上記実施例では、冷却液C等の液体
を用いてバランスリング5の外周面を冷却したが、液体
窒素等で冷却されたエア等の気体を用いて冷却を行って
もよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、バ
ランスリングの発熱を抑えることにより、ポケット内の
液体の蒸発を防止し、回転体のバランスを安定させる優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】液体式オートバランス装置を示す側面図であ
る。
【図2】砥石を挟持するバランスリングを示す正面図で
ある。
【符号の説明】
5…バランスリング、6…ポケット、6a…仕切り壁、
12…液体噴射ノズル、18…冷却用噴射部としての冷
却用ノズル、L…液体、C…冷却用流体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体(G)の軸線周りに設けられたバ
    ランスリング(5)に仕切り壁(6a)により列設され
    た複数のポケット(6)を設け、前記ポケット(6)に
    液体噴射ノズル(12)より液体(L)を注入して回転
    体(G)のアンバランスを修正する液体式オートバラン
    ス装置において、 前記バランスリング(5)を冷却する冷却用の流体
    (C)を噴射する冷却用噴射部(18)を設けたことを
    特徴とする液体式オートバランス装置。
JP7447892A 1992-03-30 1992-03-30 液体式オートバランス装置 Pending JPH05272592A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7447892A JPH05272592A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 液体式オートバランス装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7447892A JPH05272592A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 液体式オートバランス装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05272592A true JPH05272592A (ja) 1993-10-19

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ID=13548426

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JP7447892A Pending JPH05272592A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 液体式オートバランス装置

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JP (1) JPH05272592A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5490436A (en) * 1994-03-17 1996-02-13 At&T Corp. Liquid-chamber apparatus for active, dynamic balancing of rotating machinery
CN102444691A (zh) * 2011-10-21 2012-05-09 浙江省海洋开发研究院 可自动保持动平衡的飞轮结构
US8360697B2 (en) 2005-11-28 2013-01-29 Siemens Aktiengesellschaft Method for reducing vibrations, which occur during a machining process, of a machine element and/or of a workpiece

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8360697B2 (en) 2005-11-28 2013-01-29 Siemens Aktiengesellschaft Method for reducing vibrations, which occur during a machining process, of a machine element and/or of a workpiece
DE102005056603B4 (de) 2005-11-28 2019-02-21 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Reduktion von während eines Bearbeitungsvorgangs auftretenden Schwingungen eines Maschinenelementes und/oder eines Werkstücks
CN102444691A (zh) * 2011-10-21 2012-05-09 浙江省海洋开发研究院 可自动保持动平衡的飞轮结构

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