JPH0713949Y2 - エアー工具 - Google Patents

エアー工具

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JPH0713949Y2
JPH0713949Y2 JP1989021856U JP2185689U JPH0713949Y2 JP H0713949 Y2 JPH0713949 Y2 JP H0713949Y2 JP 1989021856 U JP1989021856 U JP 1989021856U JP 2185689 U JP2185689 U JP 2185689U JP H0713949 Y2 JPH0713949 Y2 JP H0713949Y2
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JP
Japan
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air
exhaust
cutting
cutting blade
housing
Prior art date
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Application number
JP1989021856U
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JPH02114446U (ja
Inventor
勝信 岸
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Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、切削刃の冷却機能を持つ携帯式のエアー工具
に関するものである。
〔従来技術〕
切削刃を持つ携帯式のエアー工具は、エアーモータを内
蔵するハウジングから回転軸を突出させ、この回転軸に
切削チップや切削カッタなどを取付けた構造であって、
例えば面取り機に適用する場合には、ハウジングの一端
部に、被加工材の表面に当てがわれるガイドベースを設
け、このハウジングから突出させた回転軸の先端部に面
取り用切削刃を設けたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
この種のエアー工具は被加工材を切削する切削刃物が高
速回転するために、切削時、切削抵抗を受けて高温にな
り、このような温度上昇は、切削刃物の切削性や耐久性
を低下させ、さらには熱伝導によって回転軸やベアリン
グなど回転部の温度が著しく上昇し、経時的にそれら部
材の疲労度が高まる。また、加工材を切削したときに出
来る切り屑は回転軸やその周辺に絡みつく虞があり、切
削機能の低下を来す虞があった。
本考案の目的は、作業中に切削刃が高温になるのを防止
し、また、切り屑が詰まったり絡みついたりすることの
ないエアー工具を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記課題を解決するために、エアーモータを
内蔵するハウジングから突出させた回転軸に切削刃を設
けたエアー工具であって、前記ハウジングから突出させ
た前記回転軸の周囲に、前記エアーモータの排気を回転
軸に沿って切削刃方向へ導く排気吹き出し路を形成した
環状ボス部を設け、当該ボス部の下端には前記切削刃を
底面側に露出させると共に排気吹き出し路が連通される
下向き吹き出し孔を中央部に形成したガイドプレートを
設けた構造を採用するものである。
〔作用〕
本考案のエアー工具は、切削刃物を回転駆動するエアー
モータの排気の一部がハウジングを出て、回転軸の周り
を被う環状ボス部の内部に入り、回転軸から切削刃に向
けて噴出する。このようにして回転軸と切削刃物に向け
て噴出する排気は、切削刃物を冷却すると共に、その風
圧で回転軸や切削刃物近傍に付着しようとする切り屑を
離脱させる。
〔実施例〕
図面は本考案を実施した面取り機の一例を示したもの
で、概略L型に折曲形成されたハウジング1の内部にエ
アーモータ3が設けられている。このエアーモータ3の
モータ軸27は、1対のボールベアリング29,31を介して
ハウジング1に軸支され、ハウジング1の下端部から突
出するモータ軸27には回転軸33を同軸にねじ固定する。
このハウジング1の下端部にフランジ部を固定したコネ
クタ35の中央部から上記回転軸33を突出させる。コネク
タ35の内周面部及び外周面部には下記環状ボス部47を螺
着する雌ねじ37とロックリング55を螺着する雄ねじ39が
形成されている。
上記コネクタ35は3分割に縦割りしたコレットチャック
形式のもので、その内周面に形成した雌ねじ37には、加
工材41の表面に載置するガイドベース43を支承するため
の環状ボス部47をねじ嵌合する。45はガイドベース43と
環状ボス部47とを結合するねじである。回転軸33は上記
環状ボス部47を通ってガイドベース43の底面側に突出
し、この突出部には、4辺に切削刃49Aを有する正方形
の切削チップ49を、同チップ49の1辺がガイドベース43
の底面に対して45°の傾きをもって対向するように、ガ
イドベース43の底面側から覗かせて、ねじ51で着脱自在
に固定する。回転軸33の先端部には、被加工材41の側面
部に接触可能なガイドベアリング53を回転自在に軸支す
る。この切削チップ49の切削刃49Aによる面取り量C
は、第1図に示されるように切削チップ49が正面を向い
ている場合に、切削刃49Aがガイドベース43の底面を横
切る点とガイドベアリング53の外周面との間の水平距離
に応ずる寸法になる。したがって、コネクタ35にねじ嵌
合する環状ボス部47をガイドベース43と共に回転させて
そのガイドベース43を上下方向に移動させることによ
り、面取り量を調整する。尚、ガイドベース43の上下移
動量はコネクタ35の雌ねじ37のピッチとガイドベース43
の回転数によって一義的に決定される。環状ボス部47を
コネクタ35から離脱させると、切削チップ49は完全に外
部に露出される。
コネクタ35の雄ねじ39には、ロックリング55をねじ嵌合
する。このロックリング55は、上記コネクタ35と共に環
状ボス部47をコレットチャック方式をもって当該コネク
タ35の内周面に解離可能に固定する為のものである。
エアーモータ3は、遠心方向に弾発付勢された数枚のブ
レード5を放射状に備えたロータ7を、シリンダ9内に
偏心回転可能に設けた周知のもので、上記ブレード5と
シリンダ9の内周面とで形成した空間に給気ポート11を
経て供給されるされる圧縮空気の膨張作用と圧縮作用の
繰返しで回転するものであるから、作用後の空気は排気
ポート13を経て排気される。このエアーモータ3に作用
する圧縮空気は、ハウジング1の後端部に接続した給気
ホース15により、ハウジング1内に導入され、起動レバ
ー17の操作で開閉するバルブ19、及び経路21を経て給気
ポート11に通達し、また、エアーモータ3の排気は、排
気ポート13から排気経路23を通り、給気ホース15とその
外周を被う外ホース25との間に形成した通路26を通って
機外に達するが、この面取り機では、エアーモータ3の
排気の一部を排気ポート13から回転軸33に沿って切削チ
ップ49に下向きに導くことができるように構成されてい
る。すなわち、ハウジング1には排気ポート13から当該
ハウジング1の下端部方向へ延在する導出孔28を形成
し、この導出孔28に連通する凹路30を上記コネクタ35の
フランジ部上面に形成し、更に、この凹路30に導かれた
排気をガイドベース43の下面方向に誘導する排気経路32
を、コネクタ35に螺着した環状ボス部47の内周面に形成
し、該環状ボス部47と前記と回転軸33の外周面との間に
形成された前記切削チップ49の真上に排気の下向き吹き
出し孔50を形成する。上記下向き吹き出し孔50は下側に
向けて先細りの所謂ノズル状を呈し、環状ボス部47の下
端開口から切削チップ49に向かって噴出する排気の流速
を速くすると共に、切り屑が排気経路32の中に向かって
浮上するのを防止し、且つ、当該切り屑の飛散を防止し
ている。
次に上記実施例の作用を説明する。
予め面取り量の調整を行なった後、エアーモータ3を起
動して回転軸33を回転駆動し、この状態でガイドベース
43の底面側から突出する回転軸33の先端切削チップ49部
を加工材41の被加工部41Aに当てがいガイドベース43の
底面を加工材41の表面に載置して、面取り機を移動させ
ると、ガイドベアリング53は被加工部41Aの形状になら
いながら切削チップ49で面取りする。
このように面取り作業が行なわれている間、回転駆動す
るエアーモータ3はその排気の一部を排気ポート13、導
出孔28、凹路30を経て排気経路32に導く。この排気経路
32はハウジング1から突出させた回転軸33の外周面を包
囲して、排気を回転軸33に沿って切削チップ49の方向に
導くように形成されているから排気は下向き吹き出し孔
50より切削チップ49に向けて下向きに吹き出す。したが
って、この排気の作用で、一方では回転軸33の周りに詰
まろうとしたり、絡みつこうとしている切り屑の浮上を
制止し、切り屑が加工材の表面に散らばらないように下
方向に落とすと共に、他方では切削チップ49を強制的に
冷却して、切削チップ49の発熱を抑える。このようにし
てエアーモータ3の排気は切削チップ49の冷却と切り屑
の飛散防止作用を同時に行なう。
〔考案の効果〕 本考案のエアー工具は、エアーモータの排気を、切削刃
物の冷却と切り屑のつまり防止等に用いて、加工中、切
削刃物が発熱するのを防止することができる。さらに、
排気通路を通って吹き出す排気の作用で切り屑が飛散し
たり、回転軸に沿って浮上したりするのを防止し、切削
刃物等の周辺を含めて被加工部の周りを常にきれいに保
つことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を面取り機に適用した一例を示す縦断正面
図である。 1……ハウジング、3……エアーモータ、13……排気ポ
ート、28……導出孔、30……凹路、32……排気通路、33
……回転軸、41……加工材、47……環状ボス部、49……
切削チップ、50……下向き吹き出し孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアーモータを内蔵するハウジングから突
    出させた回転軸に切削刃を設けたエアー工具であって、
    前記ハウジングから突出させた前記回転軸の周囲に、前
    記エアーモータの排気を回転軸に沿って切削刃方向へ導
    く排気吹き出し路を形成した環状ボス部を設け、当該ボ
    ス部の下端には前記切削刃を底面側に露出させると共に
    排気吹き出し路が連通される下向き吹き出し孔を中央部
    に形成したガイドプレートを設けて成るエアー工具。
JP1989021856U 1989-02-27 1989-02-27 エアー工具 Expired - Lifetime JPH0713949Y2 (ja)

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JP1989021856U JPH0713949Y2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 エアー工具

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JP1989021856U JPH0713949Y2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 エアー工具

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JPH02114446U JPH02114446U (ja) 1990-09-13
JPH0713949Y2 true JPH0713949Y2 (ja) 1995-04-05

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6060433B2 (ja) * 2013-03-08 2017-01-18 株式会社アマダホールディングス 切削加工用ダイ及び切削加工方法
JP6203626B2 (ja) * 2013-12-17 2017-09-27 エス・ピー・エアー株式会社 面取り機
JP6210877B2 (ja) * 2013-12-27 2017-10-11 エス・ピー・エアー株式会社 面取り機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5127187A (ja) * 1974-08-31 1976-03-06 Ushio Kogyo Jugengaisha Kenmaki

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JPH02114446U (ja) 1990-09-13

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