JP3000107B2 - 液体式オートバランサー - Google Patents

液体式オートバランサー

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JP3000107B2
JP3000107B2 JP19183090A JP19183090A JP3000107B2 JP 3000107 B2 JP3000107 B2 JP 3000107B2 JP 19183090 A JP19183090 A JP 19183090A JP 19183090 A JP19183090 A JP 19183090A JP 3000107 B2 JP3000107 B2 JP 3000107B2
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liquid
pocket
rotating body
slit
pockets
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登 長瀬
武志 板津
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Nagase Integrex Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、液体を用いて砥石等の回転体のアンバラ
ンスを自動修正するための液体式オートバランサーに関
するものである。
[従来の技術] 従来、第7,8図に示すように、ポンプ(図示しない)
に接続された液体噴射ノズル(図示しない)により、液
体21を砥石等の回転体22の軸線周りに設けたバランシン
グリング25の仕切り壁23を介して環設した複数のポケッ
ト24に選択的に注入して、回転体22のアンバランスを修
正するようにした液体式オートバランサーが提案されて
いる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このポケット24の構造においては噴射ノズ
ルにより噴射された液体21がポケット24の容量を越える
と行い場を失い、回転体22の円周方向にその回転力によ
り飛び出してしまう。そのため、1つのポケット24にし
か水が入らず回転体22のバランス修正に時間がかかると
いう問題がある。
本発明の目的は、回転体の補正量を大きくして回転体
のバランス修正の時間を早くする液体式オートバランサ
ーを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明は、回転体の軸
線周りには仕切り壁により列設した複数のポケットを設
け、同複数のポケットには液体噴射ノズルにより液体を
注入して回転体のアンバランスを修正する液体式オート
バランサーにおいて、前記各仕切り壁には、前記回転体
のアンバランス修正時に、ポケットの所定容量を越える
液体を、隣接するポケットへ通過させる液体通路を設け
たことをその要旨とする。
また、上記構成に加えて、各ポケットの注入口を環状
に設け、同各注入口の間に開口するスリットを前記各仕
切り壁に設け、そのスリットを前記流体通路とした。
さらに、上記構成に加えて、前記スリットの一部を、
前記ポケットの液体注入口よりも前記回転体の外周側に
設けた。
[作用] 上記の構成により、回転体の軸線周りに列設したポケ
ットに噴射ノズルにより液体を注入し、回転体のアンバ
ランスを修正する。また、ポケット内に注入された液体
がポケットの容量を越えると液体は液体通路を介して隣
接したポケットに移動するため、複数のポケットにわた
って液体を注入する必要があっても、一つのポケットに
液体を注入し続けるだけでよく、個々のポケット毎に液
体を注入する必要はない。これにより、個々のポケット
を特定する等の操作が必要なくなり、回転体のアンバラ
ンス修正の時間が早められる。
また、各注入口の間に開口するスリットを前記液体通
路とした構成では、ポケットに液体を注入する際にその
液体が仕切り壁に当たったとしても、液体はスリットを
介してポケット内へ導かれるため、液体が外へ飛び出す
ことが極力防止される。
さらに、前記スリットの一部を、ポケットの注入口よ
りも回転体の外周側に設けた構成では、ポケット内の液
体が同ポケットの注入口に達する前に隣接したポケット
に移動するため、液体が外へ飛び出すことがより一層防
止される。
[実施例] 以下、本発明を研削砥石用の液体式オートバランサー
に具体化した一実施例を第1〜3図に基づいて説明す
る。
第2,3図に示すように、この実施例の液体式オートバ
ランサーはバランシングリング2、液体噴射ノズル3お
よび気液供給タンク4から構成されている。前記バラン
シングリング2は研削盤5の主軸6上に固定されたホル
ダー7に対しねじ8を介して取着され、そのリング2と
ホルダー7との間に回転体としての砥石9が挟着固定さ
れている。
バランシングリング2の前面には仕切り壁10aを介し
て等間隔毎に複数(図示例では24個)のポケット10が環
状に列設されている。このポケット10は正面略四角形状
に形成され、この全ポケット10を覆う蓋リング11が仕切
り壁10aに螺入するねじ12により取着されている。
前記蓋リング11により覆われない各ポケット10の内側
開放部は注入口13となっている。また、第2図に示すよ
うに、注入口13の内側位置において環状に列設された複
数のねじ孔14aには、手動バランシングを予備的に行う
ための複数個のバランスピース15aを選択的に螺着でき
るようになっている。
また、第1図は第2図におけるY−Y線断面図を示
し、前記各仕切り壁10aにおいて注入口13から主軸6と
は反対の右斜め上方に延びる液体通路としてのスリット
14が透設されている。
この実施例の液体噴射ノズル3は液体噴射ノズルとエ
ア噴射ノズルとを共通にして構成したものであり、第3
図に示すようにポケット10の注入口13に対向するよう
に、図示しない砥石カバー等の適宜の支持部材を介して
バランシングリング2の前面に近接配置されている。
噴射ノズル3としては電磁コイルとそれにより開閉さ
れる針弁とを内蔵したガソリンインジェクターを使用し
ており、また、これとは別に圧電素子により超音波振動
をホーンにより拡大して噴射バルブを開閉するタイプの
超音波インジェクターを使用することも可能である。な
お、噴射ノズル3およびバランシングリング2を砥石9
の裏面側に配置してもよい。
前記噴射ノズル3の供給管16は電磁切換弁17を介して
気液供給タンク4から延びる液体管18とエア管19とに接
続されている。気液供給タンク4は密閉構造をなし、そ
の内部には清浄な水または研削液等の液体Lが貯留され
ていて、それを図示しないエア源からの加圧エアAによ
り所定の加圧で噴射できるようになっている。
そして、切換弁17の液体通路が開放されたときには気
液供給タンク4内の液体Lが液体管18および供給管16を
介して液体噴射ノズル3に供給され、また、切換弁17の
エア通路が開放されたときには気液供給タンク4内の加
圧エアAがエア管19および供給管16を介して液体噴射ノ
ズル3に供給される。なお、15は砥石9のアンバランス
を検出する検出装置である。
上記のように構成された液体式オートバランサーの作
用および効果について説明する。
まず、バランシング作業を行う場合、砥石9の回転状
態において、図示しない制御装置からの指令により切換
弁17のエア通路と液体噴射ノズル3とが開放されると、
そのノズル3から噴射された加圧エアAが注入口13を介
して全ポケット10内に注入され、その圧力によりポケッ
ト10内に残留している液体や切粉等が外部に排出され
る。このため、ポケット10に残留物が無い状態でバラン
シング作業を正確に行うことができる。なお、砥石9の
停止時には手により砥石を回転して全ポケット10を液体
噴射ノズル3に対向させる必要がある。
この状態からバランシング作業を行う場合、検出装置
15の検出信号に基づいて制御装置からの指令信号により
切換弁17の液体通路と噴射ノズル3とが開放されると、
そのノズル3から噴射された液体Lがバランシングリン
グ2の注入口13を介して特定のポケット10内に注入さ
れ、かつ砥石9の回転に伴う遠心力によりそのポケット
10内に保持される。この結果、砥石9の特定の位相に所
定の大きさの質量が作用し、これにより砥石9のアンバ
ランスが自動的に修正される。
また、噴射ノズル3からの液体Lが特定のポケット10
に注入されて液体Lが第1図二点鎖線を越える容量とな
ると、仕切り壁10aに透設されたスリット14を介して隣
のポケット10に液体Lが移動する。すると、特定のポケ
ット10に注入された液体Lとその隣のポケット10に移動
した液体Lとの質量により砥石9のアンバランスが修正
される。よって、特定のポケット10にポケット10の容量
を越える液体を次々に注入しても液体Lは隣接するポケ
ット10へ容易に移動するため、多くの量の液体Lを受け
取るができ、さらには液体Lを注入したポケット10付近
のアンバランス修正をより早く修正することができる。
この結果、砥石9のバランス修正時間を早くすることが
できる。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下のように
構成することも可能である。
(1)第4図に示すように、前記実施例のスリット14を
無くし、バランシングリング2の突部2aと蓋リング11の
端部との間に溝20を設け、この溝20に沿ってポケット10
の容量を越えた液体Lを隣接したポケット10に移動させ
ることも可能である。
(2)第5図に示すように、仕切り壁10aに設けるスリ
ット14を主軸6に対し平行に設けることも可能である。
(3)第6図に示すように、仕切り壁10aに丸孔21aを複
数透設することも可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば液体がポケッ
トの容量を越えると隣接したポケットに液体通路を介し
て移動するため、複数のポケットにわたって液体を注入
する必要があっても、個々のポケットを特定する等の操
作が必要なく、回転体のアンバランス修正の時間を早く
することができる。
また、各注入口の間に開口するスリットを前記液体通
路とすれば、液体をポケットに注入する際にその液体が
仕切り壁に当たったとしても、液体はスリットを介して
ポケット内へ導かれるため、液体が外へ飛び出すことを
極力防止することができる。
さらに、前記スリットの一部を、ポケットの注入口よ
りも回転体の外周側に設けた構成とすれば、ポケット内
の液体が同ポケットの注入口に至るまでに隣接するポケ
ットに移動するため、液体が外へ飛び出すことをより一
層防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は仕切り壁にスリットを設けた状態を示す一部拡
大断面図、第2図は液体式オートバランサーの部分正面
図、第3図はその側断面図、第4図は仕切り壁にスリッ
トを無くした別例を示す一部拡大断面図、第5図はスリ
ットを主軸に対し平行に設けた別例を示す一部拡大断面
図、第6図は仕切り壁に小孔を複数設けた別例を示す一
部拡大断面図、第7図は従来のバランシングリングを示
す部分正面図、第8図は第7図におけるX−X線断面図
である。 3……液体噴射ノズル、9……回転体としての砥石、10
……ポケット、10a……仕切り壁、14……液体通路とし
てのスリット、20……液体通路としての溝、21a……液
体通路としての丸孔、L……液体。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/16 F16F 15/30 - 15/32 B24B 45/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体(9)の軸線周りには仕切り壁(10
    a)により列設した複数のポケット(10)を設け、同複
    数のポケット(10)には液体(L)を注入して回転体
    (9)のアンバランスを修正する液体式オートバランサ
    ーにおいて、 前記各仕切り壁(10a)には、前記回転体(9)のアン
    バランス修正時に、ポケット(10)の所定容量を越える
    液体(L)を、隣接するポケット(10)へ通過させる液
    体通路(14,20,21a)を設けたことを特徴とする液体式
    オートバランサー。
  2. 【請求項2】各ポケット(10)の注入口(13)を環状に
    設け、同各注入口(13)の間に開口するスリット(14)
    を前記各仕切り壁(10a)に設け、そのスリット(14)
    を前記流体通路としたことを特徴とする請求項1に記載
    の液体式オートバランサー。
  3. 【請求項3】前記スリット(14)の一部を、前記ポケッ
    ト(10)の注入口(13)よりも前記回転体(9)の外周
    側に設けたことを特徴とする請求項2に記載の液体式オ
    ートバランサー。
JP19183090A 1990-07-19 1990-07-19 液体式オートバランサー Expired - Lifetime JP3000107B2 (ja)

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