JPH11179654A - 液体式オートバランサー - Google Patents

液体式オートバランサー

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Publication number
JPH11179654A
JPH11179654A JP34822197A JP34822197A JPH11179654A JP H11179654 A JPH11179654 A JP H11179654A JP 34822197 A JP34822197 A JP 34822197A JP 34822197 A JP34822197 A JP 34822197A JP H11179654 A JPH11179654 A JP H11179654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
pocket
liquid
grinding wheel
coolant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34822197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Saito
雄一 斉藤
Katsuhiro Hashimoto
克宏 橋本
Shigeru Yanagihara
茂 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippei Toyama Corp filed Critical Nippei Toyama Corp
Priority to JP34822197A priority Critical patent/JPH11179654A/ja
Publication of JPH11179654A publication Critical patent/JPH11179654A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポケットへのクーラントの侵入防止を図った液
体式オートバランサーを提供する。 【解決手段】回転砥石の中心軸の周りに開口部を軸方向
に向けて複数のポケットを配設して、前記ポケットに液
体を注入して該砥石のアンバランスを修正する液体式オ
ートバランサーにおいて、該ポケットへの液体注入用の
1個の孔を有し前記ポケットの開口部を含めた面を被覆
するためのキャップを前記ポケットの表面部との間隙を
微小にして設け、キャップ内の圧力をキャップ外部の圧
力より高くするためにキャップ内に加圧気体を供給し得
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体式オートバラ
ンサーに関し、さらに詳しくはポケットへのクーラント
の侵入防止を図った液体式オートバランサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転砥石のアンバランスを修正す
るための液体式オートバランサーとしていろいろのもの
が提案されている。
【0003】例えば、第1に、回転砥石の中心軸の周り
に環設した複数の流体ポケットと、各ポケットの回転と
共に順次に該ポケットに対応するバランス流体噴射ノズ
ルと、振動測定手段と、該測定手段の振動信号と回転砥
石のアンバランス質量の回転角の関係を調節する位相調
節器と、パルス発生器とを備え、位相調節器の調節信号
によりパルス発生器を駆動し、その出力パルス信号によ
り前記噴射ノズルからアンバランス質量と180゜を隔
てた付近の液体ポケットにバランシングウエイト流体を
噴射する構成にしたことを特徴とする回転研削砥石の自
動バランサー装置が挙げられる(特開昭58ー1600
58号公報)。すなわち、この第1の装置は、中心軸又
は機体に振動が生じると、振動計によってこの振動を検
出し、バンドパスフイルタによって雑音を濾過し純粋に
近い振動分の振動信号を得、その振動信号と砥石のアン
バランス質量の位置の関係を位相調節器により調節し、
アンバランス質量が噴射ノズルの真上又はその付近にき
たとき調節信号によりパルス発性器を駆動してパルス信
号を発生させ、さらに超音波発生器を駆動してボール弁
を振動させてバランシングウエイト流体を噴出させ、流
体ポケットにたまった流体によりアンバランスが補正さ
れたときに振動信号が供給されなくなりバランシングウ
エイト流体の噴出を休止するものである。第2に、回転
体の軸線の周りに列設した複数のポケットと、特定位相
のポケットに液体を注入して回転体のアンバランスを修
正するための液体噴射ノズルと、ポケットに向けエアを
噴射してポケット内の液体を外部に排出するためのエア
噴射ノズルとから構成された液体式オートバランサーが
挙げられる(特許第2657184号公報)。
【0004】この第2の装置は、ポケット内に残留した
液体や切粉等がバランシング精度に悪影響を及ぼすとこ
ろから、このポケット内の残留物をエア噴射ノズルから
の加圧エアにより排除して高精度のバランシング作業を
行なうものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、砥石回転中
において冷却等のためいわゆるクーラントが供給され、
このクーラントが前記ポケットに侵入することが頻繁に
起こる。しかしながら、前記第1、2の装置は、このク
ーラント侵入によるアンバランスの問題をなんら解決し
ていないものである。
【0006】そこで、本発明は、従来の液体式オートバ
ランサーの欠点を解消し、クーラントの侵入を防止した
液体式オートバランサーを提供することを課題とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために次の手段を採るものである。すなわち、請
求項1の発明は、回転体の中心軸の周りに開口部を軸方
向に向けて配設した複数のポケットと、前記ポケットに
液体を注入して該回転体のアンバランスを修正するため
の液体噴射ノズルと、該ポケットへの液体注入用の1個
の孔を有し前記ポケットの開口部を含めた面を被覆する
ためのキャップとを含んで構成し、該キヤップを前記ポ
ケットの表面部との間隙を微小にして設け、該キャップ
内の圧力をキャップ外部の圧力より高くするために前記
キャップ内に加圧気体を供給し得るようにしたことを特
徴とする液体式オートバランサーである。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記間隙が0.1mm〜0.3mmの範囲に
有る液体式オートバランサーである。
【0009】さらに、請求項3の発明は、請求項1又は
2の発明において、キャップを開閉式砥石カバーの裏側
に取り付け、該砥石カバーを閉じたときに該キャップが
ポケットの開口部を含めた面を被覆する液体式オートバ
ランサーである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面をまじえて詳
細に説明する。なお、図は、あくまでも説明のためのも
のであり、本発明の精神を逸脱しない限り多少の変更は
許容される。図1は、本発明のー実施例を示す液体式オ
ートバランサーのー部破断側面図であるが、同図におい
て回転体たる砥石1は砥石台15の砥石軸2(中心軸)
上に取り付けられたホイールスリーブ3に嵌挿され、砥
石1の前面には砥石軸2の軸方向に開口部6を向けて配
設された複数のポケット5を有するホイールリング4が
取り付けられ、ねじ16、17、蓋板18によって砥石
1は砥石軸2に固定されている。なお、28は埋栓であ
る。
【0011】図2は、図1においてII−II線に沿っ
て矢印方向に見たー部破断正面図であるが、同図に複数
(図示例では23個)のポケット5が示される。該ポケ
ット5の開口部6のー部は、図2に示すように蓋リング
12で覆われており、該蓋リング12は、ホイールリン
グ4に図示しないねじにより取り付けられて図1の表面
部10を形成するものである。表面部10で覆われてい
ない開口部6は、液体注入孔となっている。
【0012】図1において、キャップ9は、ねじ19に
よりスペーサ20を介して砥石カバー21の裏側に取り
付けられ固定されている。該砥石カバー21は、上下の
ヒンジ22により手前側が開閉されるように構成されて
いるが、図1では砥石カバー21が閉じられた状態が示
される。そして、砥石カバー21の他方の部分は、図1
〜2に示すように、砥石台15に砥石カバー取付けねじ
27により複数箇所(図では4箇所を例示)で取り付け
られ固定されている。 キャップ9は、図2に示すよう
に注入孔8を有し、この注入孔8に液体噴射ノズル7が
向き合っている。図1において、液体噴射ノズル7は、
液体噴射ノズル本体23に連結され、液体タンク25か
ら供給管24を経て振動測定計26からの振動信号に応
じて液体を注入孔8に噴射するようになっている。
【0013】前記スペーサ20の厚さを変えることによ
り、キャップ9とポケット5の表面部10との間隙Tが
微小に設けられ、また、調節される。間隙Tは、0.1
mm〜0.3mmの範囲にあるのが好ましい。
【0014】キャップ9内にはパイプ11を経て図示し
ない加圧気体源につながった加圧気体供給孔13が開口
し、キャップ9内の圧力Pをキャップ外部の圧力より高
くするために、前記キャップ9内に加圧気体が供給され
るように構成されている。
【0015】したがって、図1に示す前記間隙Tは、キ
ャップ9内の加圧気体を逃がさないためのラビリンス効
果を有するものであり、この鑑点から定められる。クー
ラント供給管14は、図示しないクーラント供給源につ
ながっており、矢印の方向にクーラントを供給し、砥石
1とワークWとに向けてクーラントを噴射する。
【0016】ここで、本発明の作用について説明する。
砥石台15の砥石軸2を回転させて砥石1を回転させ、
ワークWを研磨する。この際、クーラントが砥石1とワ
ークWとに向けて噴射される。砥石カバー21に取り付
けられたキャップ9は、液体噴射のための注入孔8を1
個有するのみで、キャップ9内には加圧気体供給孔13
から加圧気体が供給され、キャップ9内の圧力Pは、キ
ャップ外部の圧力より高く維持されるため、クーラント
は前記ポケットに侵入することができなくなり、アンバ
ランスの要因が解消される。
【0017】
【発明の効果】請求項1又は2の発明によれば、クーラ
ントの侵入を防止した液体式オートバランサーが得ら
れ、したがってバランシングの修正回数が少なくなり、
生産性の多大の向上が図られる。
【0018】請求項3の発明によれば、叙上の効果に加
えてさらに、キャップを開閉式砥石カバーの裏側に取り
付けたので清掃及びメンテナンスの面で手間が省けられ
るという顕著な効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のー実施例を示す液体式オートバランサ
ーのー部破断側面図である。
【図2】図1においてII−II線に沿って矢印方向に
見たー部破断正面図である。
【符号の説明】
1 砥石 2 砥石軸 3 ホイールスリーブ 4 ホイールリング 5 ポケット 6 開口部 7 液体噴射ノズル 8 注入孔 9 キャップ 10 表面部 12 蓋リング 13 加圧気体供給孔 15 砥石台 20 スペーサ 21 砥石カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体の中心軸の周りに開口部を軸方向に
    向けて配設した複数のポケットと、前記ポケットに液体
    を注入して該回転体のアンバランスを修正するための液
    体噴射ノズルと、該ポケットへの液体注入用の1個の孔
    を有し前記ポケットの開口部を含めた面を被覆するため
    のキャップとを含んで構成し、該キャップを前記ポケッ
    トの表面部との間隙を微小にして設け、該キャップ内の
    圧力をキャップ外部の圧力より高くするために前記キャ
    ップ内に加圧気体を供給し得るようにしたことを特徴と
    する液体式オートバランサー。
  2. 【請求項2】前記間隙が0.1mm〜0.3mmの範囲
    に有る請求項1に記載の液体式オートバランサー。
  3. 【請求項3】キャップを開閉式砥石カバーの裏側に取り
    付け、該砥石カバーをとじたときに該キャップがポケッ
    トの開口部を含めた面を被覆する請求項1又は2に記載
    の液体式オートバランサー。
JP34822197A 1997-12-17 1997-12-17 液体式オートバランサー Pending JPH11179654A (ja)

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JP34822197A JPH11179654A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 液体式オートバランサー

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JP34822197A JPH11179654A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 液体式オートバランサー

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JPH11179654A true JPH11179654A (ja) 1999-07-06

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JP34822197A Pending JPH11179654A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 液体式オートバランサー

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JP (1) JPH11179654A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018085912A1 (pt) * 2016-11-11 2018-05-17 Carneiro Luiz Armando Conjunto de pantógrafo e caçamba articulada para logística de granéis

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018085912A1 (pt) * 2016-11-11 2018-05-17 Carneiro Luiz Armando Conjunto de pantógrafo e caçamba articulada para logística de granéis

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