JPH11179631A - スピンドルスルークーラントにおける主軸保護構造 - Google Patents

スピンドルスルークーラントにおける主軸保護構造

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JPH11179631A
JPH11179631A JP9363848A JP36384897A JPH11179631A JP H11179631 A JPH11179631 A JP H11179631A JP 9363848 A JP9363848 A JP 9363848A JP 36384897 A JP36384897 A JP 36384897A JP H11179631 A JPH11179631 A JP H11179631A
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coolant
rotary joint
spindle
drain pipe
main shaft
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Yukio Katsusawa
幸男 勝沢
Norinobu Maeda
宣信 前田
Yasuyuki Nakazawa
康之 中澤
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ジョイントからのクーラントの漏れを確
実に検出して主軸を保護することのできる主軸保護構造
を提供すること。 【解決手段】 回転ジョイント3からの漏れクーラント
を排出するドレイン配管6に流量センサ13を設け、ド
レイン配管6におけるクーラントの流量が設定値を超え
るとアラームを出力するように構成する。回転ジョイン
ト3からのクーラント漏れを直接的に検出してアラーム
を出力するので、工具の先端から噴出するクーラントの
流量を視確認して異常を確認する場合に比べ、クーラ
ント漏れの発生を速やかに確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルスルー
クーラントにおける主軸保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ボール盤やタッピングマシン等の高速回
転型の工作機械やマシニングセンタに用いる主軸構造と
して、主軸の軸心を貫通させて冷却および切粉除去のた
めの加工液を流すスピンドルスルークーラントが知られ
ている。
【0003】図5および図6は従来のスピンドルスルー
クーラントに利用される主軸構造を簡略化して示す断面
図である。
【0004】図6のスピンドルスルークーラントでは、
主軸1に軸方向の貫通孔2を穿設し、主軸1の端部に回
転ジョイント3を介して配管4を接続することにより、
回転ジョイント3と貫通孔2とを介して配管4からのク
ーラントを工具5の先端に導くようになっており、回転
ジョイント3の部分には、該ジョイント3の内部で溢れ
たクーラントを外部に排出するためのドレイン配管6が
設けられている。
【0005】このような構造の場合、主軸1は、歯車列
7またはベルト等を介して誘導電動機8で駆動されるの
で、動力のロスや主軸1のブレといった問題があり、必
ずしも本格的な高速回転には適さない。
【0006】このような問題を解消すべく提案されたの
が図5に示すような主軸構造であり、主軸1の貫通孔2
に加えて誘導電動機8のロータ軸9にも軸方向の貫通孔
10を穿設し、主軸1とロータ軸9をカプラ11を介し
て直結し、誘導電動機8の端部に設けた回転ジョイント
支持用ハウジング12に取り付けられた回転ジョイント
3と貫通孔10および貫通孔2を介して配管4からのク
ーラントを工具5の先端に導くように構成されている。
主軸1が誘導電動機8によって直に駆動されるため、動
力のロスや主軸1のブレといった問題が解消され、本格
的な高速回転に適する。また、回転ジョイント支持用ハ
ウジング12には回転ジョイント3から溢れたクーラン
トを外部に排出するためのドレイン配管6が設けられて
いる。
【0007】最近のスピンドルスルークーラントでは、
切粉の排出や工具5の刃先の冷却の効率化およびワーク
の仕上がりの向上等のため、70気圧等の高圧クーラン
トが主流になっているため、回転ジョイント3の部分に
損傷が生じると、瞬時にしてクーラントが大量に漏れ出
すといった恐れがあり、図6のような構造のものでは主
軸1の周囲にクーラントが進入し、また、図5のような
構造のものでは誘導電動機8の内部に直接クーラントが
進入したりして、錆や回転異常および電気的な故障等の
重大な問題が発生する場合がある。また、工具5の先端
にまで正常にクーラントが送られないと工具5やワーク
自体に損傷を生じる場合もある。
【0008】従来、クーラントの流量制御は工具5の先
端から噴出するクーラントの流量を黙視確認することに
よって行ったり、または、クーラントを送る配管4上に
流量センサを取り付ける等して行っていたが、回転ジョ
イント3の周辺のクーラント漏れを直接確認することは
できないので、昨今のように高圧のクーラントを利用し
た場合、オペレータ側の対処が遅れて前述したような問
題を解消するには十分でない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、前記従来技術の欠点を解消し、回転ジョイントから
のクーラントの漏れを確実に検出して主軸を保護するこ
とのできるスピンドルスルークーラントにおける主軸保
護構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、スピンドルス
ルークーラントの回転ジョイントからの漏れクーラント
を排出するドレイン配管に流量センサを設け、ドレイン
配管におけるクーラントの流量が設定値を超えるとアラ
ームを出力するようにしたことを特徴とする構成により
前記課題を達成した。
【0011】更に、スピンドルスルークーラントの回転
ジョイントを支持する回転ジョイント支持用ハウジング
内に前記回転ジョイントの回転部を内包して設け、該回
転ジョイント支持用ハウジングに前記ドレイン配管を接
続すると共に、前記回転ジョイント支持用ハウジング上
のドレイン配管接続位置よりも主軸寄りの位置の回転ジ
ョイント支持用ハウジングの外周部に複数の切欠を設け
て漏れクーラントを排出することにより、クーラントの
停止操作が行われる前に漏れ出したクーラントが主軸周
りや誘導電動機に進入するのを防ぎ、主軸構造の保護を
一層確実なものにした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は、主軸1に誘導電動機
8のロータ軸9を直結して主軸1を回転駆動する主軸構
造に対して本発明を適用した場合の一実施形態を示す断
面図である。
【0013】主軸構造の主要部を構成する主軸1,誘導
電動機8,カプラ11等の構造に関しては図5に示した
従来例と同様であるが、ドレイン配管6上に流量センサ
13を設けた点、および、回転ジョイント支持用ハウジ
ング12上において、ドレイン配管6の接続位置よりも
主軸1寄りの位置にクーラント排出用の複数の切欠を設
けた点が図5の従来例とは相違する。
【0014】図3(a)は、誘導電動機8に対する回転
ジョイント支持用ハウジング12および回転ジョイント
3の取り付け構造の要部を示す断面図(但し、図3
(b)のA−A断面部)、図3(b)は回転ジョイント
支持用ハウジング12を取り外してその外形を示す平面
図、また、図3(c)は回転ジョイント支持用ハウジン
グ12の外形を示す正面図である。
【0015】回転ジョイント支持用ハウジング12は、
図3(b)および図3(c)に示すように、下端外周部
にフランジ14を設けた円筒体によって形成され、その
フランジ14に穿設されたネジ通し穴15に通されたボ
ルト16により誘導電動機8の上端面に一体的に固定さ
れ、誘導電動機8と回転ジョイント支持用ハウジング1
2とのセンタ合わせは、誘導電動機8の上端面に設けら
れた印ロウ17の外周部と前記フランジ14の内周面と
の嵌合によって達成されている。
【0016】回転ジョイント支持用ハウジング12の内
部は、図3(a)に示すような隔壁18,19により上
下方向に3つの気室12a,12b,12cに分割さ
れ、更に、回転ジョイント支持用ハウジング12の上端
面には上蓋20が複数のボルト21によって固着されて
いる。
【0017】回転ジョイント3は、ロータ軸9の側に取
り付けられて該ロータ軸9と一体に回転するニップル状
の回転側部材22と、ハウジング12の上蓋20の側に
一体的に取り付けられる固定側部材23とからなり、一
方の構成要素である回転側部材22が、ロータ軸9の貫
通孔10の端部に刻設された管用テーパネジに螺合され
てロータ軸9に一体に固着される一方、もう一方の構成
要素である固定側部材23は、回転側部材22と摺接す
るソケット部23aを上蓋20の中央部から気室12a
内に突入させて、図示しないボルト等により上蓋20の
上面側に固着されている。
【0018】回転ジョイント3を構成する固定側部材2
3の側面にはクーラント送給用の配管4が接続され、配
管4からのクーラントは固定側部材23の内部管路を通
ってソケット部23aに至り、更に、ソケット部23a
に摺接する回転側部材22の内部を通って、ロータ軸9
の貫通孔10に流れ込む。
【0019】回転ジョイント3を構成するソケット部2
3aと回転側部材22との摺接部に多少のクーラント漏
れが生じるのは構造上やむを得ないことであるので、気
室12aの側面にドレイン配管6を接続し、ソケット部
23aと回転側部材22との接続部から流出したクーラ
ントを外部に排出するようにしている。
【0020】また、回転側部材22の円筒部が貫通する
隔壁18の上面中央部を緩やかな円錐形状に成形するこ
とによって、漏れ出したクーラントを気室12aの外周
部に導き、ドレイン配管6からの排出を容易にすると共
に、回転側部材22の円筒部外周と摺接する隔壁18の
貫通孔の内周に周溝24を刻設し、周溝24の一側から
ハウジング12の外周面まで貫通する細孔25を隔壁1
8内に径方向に穿設し、エアパージ配管26を接続す
る。エアパージ配管26を介して外部から圧搾空気等を
送り込むことにより気室12a内部の圧力を上げ、気室
12a内に漏れ出したクーラントをドレイン配管6から
確実に外部に排出するためである。
【0021】しかし、回転ジョイント3を構成する固定
側部材23と回転側部材22との摺接部に重大な損傷が
生じた場合には、70気圧等といった高圧クーラントが
流れている場合、ドレイン配管6からのクーラントの排
出が間に合わず、気室12a内に溢れたクーラントが隔
壁18中央の貫通孔と回転側部材22の円筒部との間を
縫って気室12b内にまで進入する危険性がある。
【0022】そこで、本実施形態においては、ドレイン
配管6の経路上に図1に示すような流量センサ13を配
備し、ドレイン配管6におけるクーラントの流量が設定
値を超えるとアラームを出力して警報を鳴らすか、また
は、工作機械やマシニングセンタを駆動制御する数値制
御装置のモニタに異常発生の表示をする等して、オペレ
ータがクーラント漏れに対して早急に対処できるように
している。
【0023】また、このアラーム信号によってクーラン
トを送給するポンプの動作を停止させるといったことも
可能であるが、高速回転の切削加工を実行している最中
にクーラントの送給を直ちに停止させるのは危険である
から、アラーム信号によってクーラントの送給ポンプを
停止させるような場合には、クーラントの送給停止前に
主軸をワークから待避させる等といった措置が必要であ
り、適当な緊急停止用のプログラム、即ち、アラーム検
出後に主軸またはワークの待避動作を行ってからクーラ
ントの送給を停止させるといったプログラムを予め工作
機械やマシニングセンタを駆動制御する数値制御装置に
記憶させておく必要がある。
【0024】流量センサ13としては、圧力型またはフ
ロート型のいずれのものを使用してもよい。流量センサ
13におけるアラームの出力基準は、固定側部材23と
回転側部材22との摺接部で生じる定常的なクーラント
漏れの流量に基いて決め、ドレイン配管6における実際
のクーラントの流量が定常的なクーラント漏れを或る程
度上回った段階でアラームを出力するように設定する。
【0025】また、気室12aでのクーラントの排出が
間に合わずに気室12bまでクーラントが進入したよう
な状態に対処するため、気室12bの側面にも予備ドレ
イン配管27を設けてある。回転側部材22と貫通孔1
0の管用テーパネジとの螺合部に充填されたシール剤の
劣化等によって多少のクーラント漏れが生じる場合があ
るが、その場合の漏れ量は僅かなものであるから、予備
ドレイン配管27の径はドレイン配管6に比べて細くて
もよい。
【0026】更に、気室12bでのクーラントの排出が
間に合わずに気室12cまで進入したような場合には、
ロータ軸9の外周とハウジング12の内周面との間に介
装されたフリンジャー28が、ロータ軸9と印ロウ17
の貫通孔の内周面との隙間から誘導電動機8の内部にク
ーラントが進入するのを防止する。なお、フリンジャー
28はロータ軸9に一体的に取り付けられた回転部品で
あり、回転の遠心力によってゴミや水分を径方向外側に
弾き飛ばす機能がある。
【0027】ハウジング12の下端部外周面には図3
(b)および図3(c)に示すような切欠29が複数設
けられているので、フリンジャー28にて弾き飛ばされ
た漏れクーラントは、そのままこれらの切欠29を通っ
てハウジング12の外部に排出されることになる。
【0028】また、ロータ軸9が貫通する印ロウ17の
中央部17aは相対的に高く形成され、しかも、フリン
ジャー28下面の円筒状の折り返し部が密着して嵌合し
ているので、該フリンジャー28を伝わって流れるクー
ラントが印ロウ17とフリンジャー28との間を通って
誘導電動機8の内部に進入することもない。
【0029】固定側部材23と回転側部材22との摺接
部に重大な損傷が生じて大量のクーラント漏れが発生し
てクーラントが気室12cにまで達した場合、最終的
に、その漏れクーラントはハウジング12の切欠29か
ら直接外部に排出されて誘導電動機8の外周部を伝って
流れ落ちることになるが、誘導電動機8の内部に直接流
れ込むことに比べれば遥かに害は少ない。
【0030】固定側部材23と回転側部材22との摺接
部に重大な損傷が生じた場合には、その過剰な漏れを検
出した流量センサ13が直ちにアラームを出力してオペ
レータに知らせ、また、気室12aにおける漏れクーラ
ントの排出が間に合わずに気室12bまでクーラントが
進入したとしても、或る程度の過剰流出は気室12bの
予備ドレイン配管27によって排出することができ、最
終的に、漏れクーラントが気室12cまで進入した場合
には、ハウジング12の切欠29から直接外部に排出さ
れる。
【0031】つまり、流量センサ13がアラームを出力
してから漏れクーラントが気室12cまで進入して直接
外部に排出されるような状況に至るまでの間には十分な
時間があるので、アラームの発生を確認したオペレータ
は、工具の待避やクーラントの送給停止、更に、必要と
あればハウジング12の切欠29から外部に排出される
漏れクーラントをウェスで拭き取ったり、その流出を押
さえて塞き止めたりするだけの余裕を確保することがで
きるので、例え、クーラントを高圧環境で使用している
ときに回転ジョイント3の摺接部に損傷が発生したとし
ても、誘導電動機8や主軸構造の主要部には被害が及ば
ないということである。
【0032】図4は、主軸1を水平方向に備えた工作機
械やマシニングセンタに本発明を適用した場合の一実施
形態を示す断面図であり、誘導電動機8に対する回転ジ
ョイント支持用ハウジング12や回転ジョイント3の取
り付け構造に関しては、図3に示した実施形態の場合と
同様である。
【0033】図4に示すような例では、気室12aに溢
れたクーラントは自重によってハウジング12のドレイ
ン配管6の側に導かれるので、隔壁18にわざわざ円錐
状の斜面を設ける必要はない。ドレイン配管6,予備ド
レイン配管27,切欠29の各々は、図4に示す通り、
ハウジング12を誘導電動機8に実装した状態で下側に
くる位置に配備する必要がある。また、流量センサ13
は前述した実施形態の場合と同様、ドレイン配管6上に
設け、気室12aにおけるクーラントの漏れが増大した
ときにこれを検出してアラームを出力するようにする。
【0034】また、図2に示すように、主軸1からオフ
セットして取り付けられた誘導電動機8により歯車列7
を介して主軸1を回転駆動する構成において、固定側部
材と回転側部材とをユニット化して一体的に構成した回
転ジョイント3を主軸1の端部に直に取り付ける場合に
は、回転ジョイント3のケーシングを構成するハウジン
グ30自体に回転摺動部からの漏れクーラントを排出す
るためのドレイン配管6を配備し、このドレイン配管6
に流量センサ13を取り付けて、ハウジング30内のク
ーラントの漏れの増大を検出してアラームを出力するよ
うに構成する。
【0035】
【発明の効果】本発明は、回転ジョイントからの漏れク
ーラントを排出するドレイン配管に流量センサを設ける
ことにより、ジョイント部でのクーラント漏れの増大を
直に検出してアラームを出力するようにしているので、
回転ジョイントの異常に伴うクーラント漏れが発生した
場合であってもオペレータは速やかに対処することがで
き、誘導電動機や主軸構造またはワーク等への悪影響を
未然に防止することができる。
【0036】また、回転ジョイントの回転部を内包して
設けた回転ジョイント支持用ハウジングにドレイン配管
を接続すると共に、ドレイン配管接続位置よりも主軸寄
りの回転ジョイント支持用ハウジングの外周部に複数の
切欠を設けて漏れクーラントを排出するようにしている
ので、ドレイン配管からのクーラントの排出動作が間に
合わなくなったような場合でも、回転ジョイントから流
出した漏れクーラントはハウジングの切欠から直接外部
に排出され、誘導電動機や主軸構造内に進入することは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】主軸に誘導電動機のロータ軸を直結して主軸を
回転駆動する主軸構造に対して本発明を適用した場合の
一実施形態を示す断面図である。
【図2】主軸を誘導電動機で間接的に駆動して主軸を回
転駆動する主軸構造に対して本発明を適用した場合の一
実施形態を示す断面図である。
【図3】誘導電動機に対する回転ジョイント支持用ハウ
ジングおよび回転ジョイントの取り付け構造の要部を示
す図である。
【図4】主軸を水平方向に備えた工作機械やマシニング
センタに本発明を適用した場合の一実施形態を示す断面
図である。
【図5】スピンドルスルークーラントに利用される従来
の主軸構造の一例を示す断面図である。
【図6】スピンドルスルークーラントに利用される従来
の主軸構造の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 主軸 2 貫通孔 3 回転ジョイント 4 配管 5 工具 6 ドレイン配管 7 歯車列 8 誘導電動機 9 ロータ軸 10 貫通孔 11 カプラ 12 回転ジョイント支持用ハウジング 12a,12b,12c 気室 13 流量センサ 14 フランジ 15 ネジ通し穴 16 ボルト 17 印ロウ 18 隔壁 19 隔壁 20 上蓋 21 ボルト 22 回転側部材 23 固定側部材 24 周溝 25 細孔 26 エアパージ配管 27 予備ドレイン配管 28 フリンジャー 29 切欠 30 ハウジング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】従来、クーラントの流量制御は工具5の先
端から噴出するクーラントの流量を視確認することに
よって行ったり、または、クーラントを送る配管4上に
流量センサを取り付ける等して行っていたが、回転ジョ
イント3の周辺のクーラント漏れを直接確認することは
できないので、昨今のように高圧のクーラントを利用し
た場合、オペレータ側の対処が遅れて前述したような間
題を解消するには十分でない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルスルークーラントの回転ジョ
    イントからの漏れクーラントを排出するドレイン配管に
    流量センサを設け、前記ドレイン配管におけるクーラン
    トの流量が設定値を超えるとアラームを出力するように
    したことを特徴とするスピンドルスルークーラントにお
    ける主軸保護構造。
  2. 【請求項2】 スピンドルスルークーラントの回転ジョ
    イントを支持する回転ジョイント支持用ハウジング内に
    前記回転ジョイントの回転部を内包して設け、該回転ジ
    ョイント支持用ハウジングに前記ドレイン配管を接続す
    ると共に、前記回転ジョイント支持用ハウジング上のド
    レイン配管接続位置よりも主軸寄りの位置の回転ジョイ
    ント支持用ハウジングの外周部に複数の切欠を設け、漏
    れクーラントを排出するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のスピンドルスルークーラントにおける主軸
    保護構造。
JP9363848A 1997-12-18 1997-12-18 スピンドルスルークーラントにおける主軸保護構造 Pending JPH11179631A (ja)

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