JPH065083Y2 - ツルーイング装置 - Google Patents

ツルーイング装置

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JPH065083Y2
JPH065083Y2 JP1990087539U JP8753990U JPH065083Y2 JP H065083 Y2 JPH065083 Y2 JP H065083Y2 JP 1990087539 U JP1990087539 U JP 1990087539U JP 8753990 U JP8753990 U JP 8753990U JP H065083 Y2 JPH065083 Y2 JP H065083Y2
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JP
Japan
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fluid
rotating body
bearing
outer peripheral
truing
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JP1990087539U
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JPH0445666U (ja
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文孝 高野
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Tokyo Diamond Tools Mfg Co Ltd
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Tokyo Diamond Tools Mfg Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、研削盤等の砥石車をツルーイングするため
のツルーイング装置に関する。
(従来の技術) 研削盤等の砥石車は、摩耗するため定期的にツルーイン
グする必要があるが、このツルーイング装置は、基台に
対してボールベアリングが設けられ、このボールベアリ
ングに回転体の軸部が垂直に、しかも回転自在に軸支さ
れている。そして、回転体には砥石固定治具が設けら
れ、この砥石固定治具によってツルーイング用の砥石が
着脱可能に取付けられている。
前記回転体は、通常は電動機によって回転駆動され、砥
石を高速回転することにより砥石車をツルーイングして
いたが、ツルーイング作業時に研削面に供給する研削液
が飛散するため、これが電動機に飛び散り、電動機が絶
縁不良を起こしたり、早期に腐蝕するという問題があっ
た。
そこで、本出願人は、前述のような問題を解消するため
に、回転体に羽根車を固定するとともに、この羽根車の
各羽根に略直角に対向する1個もしくは複数個のノズル
を設け、このノズルから空気または液体を噴射し、前記
羽根車を回転させて回転体に回転駆動力を付与するよう
にしたツルーイング装置を開発した。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前述したように羽根車を用い、流体によって
羽根車を回転させる構造のツルーイング装置は、回転体
の軸部を回転自在に軸支するためにボールベアリングを
設けている。このため、摩擦トルク、イナーシャによる
ロスが大きい。また、回転体の軸部が片持ちであるた
め、振れが生じて均一にツルーイングできない。さら
に、回転体の軸部に固定する羽根車の製作が困難で、特
に羽根車が回転時に騒音が発生するとともに、振動が発
生するという不都合がある。
この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その
目的とするところは、比較的コンパクトで、回転体を円
滑に回転駆動することができ、さらに振動、騒音が小さ
く、回転体を安定した状態で回転することができるツル
ーイング装置を提供することにある。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段及び作業) この考案は、前述した目的を達成するために、流体供給
口を有するハウジングの内側に、流体供給口から供給さ
れる流体によって内周面に流体層を形成する流体軸受を
設け、この流体軸受に軸部とこの軸部と一体に設けられ
た円盤部を有する回転体の軸部を回転自在に軸支する。
前記回転体の軸部の中心部に前記流体軸受を介して供給
される流体を円盤部に導く流体通路および円盤部に前記
流体通路から導かれた流体を円盤部の外周縁方向に導く
スパイラル状の複数の流体分配通路を設け、さらに前記
回転体の外周縁に前記流体分配通路から導かれた流体を
円盤部の外周方向に噴出させる噴出口を設けたことにあ
る。
流体供給口から供給された流体は、流体軸受を介して流
体通路に導かれ、さらに流体分配通路を介して各噴出口
から噴出する。この流体の噴出力によって前記回転体が
回転し、前記回転体に設けられたツルーイングするため
の砥石が回転する。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図において、1は円筒状のハウジング
であり、このハウジング1の内径は上半分が大径部2a
に、下半分は小径部2bに形成されている。このハウジ
ング1の下部周壁の一部には径方向に流体供給口3が穿
設され、この流体供給口3は配管4を介して外部のエア
ーコンプレッサ等の高圧流体供給源(図示しない)に連
通している。ハウジング2の小径部2bの内周面には軸
受リング5が焼嵌めによって嵌着されている。この軸受
リング5の外周面には環状溝6が穿設されているととも
に、径方向にはこの環状溝6に連通する複数本のポート
7・・・が設けられている。このポート7・・・は軸受
リング5の円周方向に略等間隔に複数箇所設けられてお
り、前記流体供給口3から供給される空気が環状溝6を
介して複数箇所のポート7・・・から軸受リング5の内
周に導かれるようになっている。すなわち、軸受リング
5の内周面には流体層としての空気層8が形成され、流
体軸受としての空気軸受9を構成している。
前述のように構成された軸受リング5には回転体10が回
転自在に軸支されている。回転体10は、軸受リング5に
挿入される軸部11とこの軸部11の上端部に一体に設けら
れ前記ハウジング2および軸受リング5の上面側に延出
する円盤部12とから形成されている。軸部11の下端部に
おける中心部には貫通孔13が穿設され、この貫通孔13に
は押え板14に突設された突出軸15が挿入されている。そ
して、前記押え板14は前記軸部11の下端面にボルト16に
よって固定され、回転体10と一体的に回転するようにな
っており、押え板14はその外周縁の上面が前記軸受リン
グ5の下面と摺動するようになっている。すなわち、押
え板14は回転体10のスラスト方向の移動を規制するスラ
スト軸受の働きをしている。
前記回転体10の軸部11の外周面には前記軸受リング5の
上下方向の中間のポート7に対向する環状溝17が設けら
れている。さらに、軸部11の径方向には外端部が環状溝
17に連通し、内端部が前記貫通孔13に連通する連通ポー
ト18が穿設されている。この連通ポート18は軸部11の円
周方向に複数箇所設けられており、前記貫通孔13、環状
溝17および連通ポート18によって流体通路19を構成して
いる。
前記回転体10の円盤部12は前記ハウジング1の大径部2
aに収容されており、この円盤部12における上面には、
第3図および第4図に示すように、その中心部に前記流
体通路19と連通する連通部20を中心として円板状の凹陥
部21aが設けられ、この凹陥部21aの外周には断面が台形
状の放射状溝21・・・が刻設されている。さらに、円盤
部12における上面には回転体10の回転方向に向って凸状
となる円弧状溝22・・・が周方向に等間隔に刻設されて
いる。これら円弧状溝22・・・の一端部は前記放射状溝
21・・・に連通し、他端部は円盤部12の外周面に開口し
ている。また、この回転体10の円盤部12の上面には第1
図および第2図に示すように、回転体カバー23が重合さ
れている。この回転体カバー23は円盤部12と同一径に形
成され、円盤部12に対してボルト24によって一体的に固
定されている。したがって、前記放射状溝21・・・およ
び円弧状溝22・・・は回転体カバー23によって塞がれ、
円盤部12に流体が分配して流通するスパイラル状の流体
分配通路25・・・が形成されている。これら流体分配通
路25・・・は円盤部12の外周縁に開口しており、この開
口は円盤部12の外周方向に流体を噴出する噴出口26・・
・として形成されている。
さらに、前記円盤部12の外周面とハウジング1の大径部
2aの内周面との間には環状の隙間27が形成され、噴出
口26・・・から噴出する流体はこの隙間27の内部に噴出
されるようになっており、この噴出力で回転体10を回転
駆動するようになっている。
さらに、前記回転体カバー23の上面には凹陥部28が形成
されている。この凹陥部28には砥石取付用治具29が固定
され、この治具29にはツルーイング用のカップ型の砥石
30が着脱可能に設けられている。
次に、前述のように構成されたツルーイング装置の作用
について説明する。エアーコンプレッサより配管4を介
して流体供給口3から高圧空気を供給すると、環状溝6
を通って軸受リング5の外周に回り込む。そして、環状
溝6から複数箇所のポート7・・・を介して軸受リング
5の内周面に導かれ、軸受リング5と回転体10の軸部11
との間に空気層8が形成され、回転体10は流体軸受9に
よって回転自在に軸支される。また、空気層8に導かれ
た空気の一部は押え板14との間を通って外部にリークす
ると共に、円盤部12との間および隙間27を通って外部に
リークする。
前記軸受リング5のポート7に供給された空気の大部分
は軸部11の環状溝17を介して連通ポート18に導かれ、流
体通路19を介して円盤部12の流体分配通路25・・・に分
配される。すなわち、連通部20から放射状溝21・・・と
円弧状溝22・・・からなる流体分配通路25・・・に導か
れた空気は円盤部12の外周方向に流れて円盤部12の外周
縁に設けられた噴出口26・・・から噴出する。噴出口26
・・・から空気が噴出すると、その噴出方向と逆方向に
推進力が作用して回転体10は回転する。この場合、回転
体10の軸部11は空気軸受9によって回転自在に軸支され
ているため、摩擦トルクも少なく、回転体10は円滑に高
速回転する。したがって、回転体10に固定された砥石30
は回転し、第5図に示すように、研削盤の砥石車Aの直
下でこのツルーイング装置Bに左右方向の送りをかける
ことにより、砥石30によって砥石車Aを研削することが
できる。
このように、回転体10を回転駆動する手段として回転体
10の円盤部12の外周面に設けた噴出口26から空気を噴出
し、噴出方向と逆方向の推進力によって回転させ、さら
にその空気の一部で空気軸受9を構成して回転体10を回
転自在に軸支したから、従来のボールベアリングを用い
たツルーイング装置に比べて摩擦トルクが小さく、回転
体10を安定した状態で円滑に回転させることができる。
なお、前記一実施例においては、スパイラル状の流体分
配通路25・・・の噴出口26・・・は、円盤部12の外周面
に開口したポートによって形成したが、この噴出口26・
・・に噴出力を高めるノズルを付加してもよい。さら
に、前記実施例では流体として高圧空気を用いている
が、水またはオイル等の液体でも同様の効果が得られ
る。また、ハウジングに1個の流体供給口を設けたが、
ハウジングの周方向に複数の流体供給口を設けてもよ
い。
さらに、前記一実施例においては、ハウジングに回転体
を垂直状態(縦方向)に軸支したが、回転体の軸部が水
平状態(横方向)でもよく、傾斜して設置しても回転体
を安定した状態で回転できる。また、回転体に砥石を設
けたツルーイング装置について説明したが、例えばカッ
プ砥石等を用いてグラインダーとして利用することもで
き、さらに砥石に代って円板状のカッタを装着すれば、
スライジングも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、流体供給口か
ら供給された流体を、流体軸受を介して流体通路に導び
き、さらにスパイラル状の流体分配通路を介して噴出口
から噴出し、この流体の噴出力によって回転体を回転し
て回転体に設けられたツルーイングするための砥石を回
転させることを特徴とする。
したがって、スパイラル状の流体分配通路を流れる流体
によって回転力を効率よく発生させることができ、また
摩擦トルクが小さく、回転体を円滑にしかも安定した状
態で回転させることができ、高精度のツルーイングが可
能となる。さらに、コンパクト、軽量で、装置を縦置
き、横置き自由自在にすることができ、設置状態に制約
を受けることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図はツル
ーイング装置の一部の縦断側面図、第2図は同じく分解
した縦断側面図、第3図は回転体の平面図、第4図は第
3図のIV-IV線に沿う断面図、第5図はツルーイング状
態の説明図である。 1……ハウジング 3……流体供給口 8……空気層(流体層) 9……空気軸受(流体軸受) 10……回転体、11……軸部 12……円板部、19……流体通路 25……流体分配通路、26……噴出口 30……砥石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1個もしくは複数個の流体供給口を有する
    ハウジングと、このハウジングの内側に設けられ前記流
    体供給口から供給される流体によって内周面に流体層を
    形成する流体軸受と、この流体軸受に回転自在に軸支さ
    れる軸部およびこの軸部と一体に設けられた円盤部を有
    する回転体と、この回転体の軸部の中心部に前記流体軸
    受を介して供給される流体を円盤部に導く流体通路およ
    び円盤部に前記流体通路から導かれた流体を円盤部の外
    周縁方向に導くスパイラル状の複数の流体分配通路と、
    前記回転体の外周縁に設けられ前記流体分配通路から導
    かれた流体を円盤部の外周方向に噴出させ、その噴出力
    によって前記回転体を回転させる噴出口と、前記回転体
    に設けられツルーイングするための砥石とを具備したこ
    とを特徴とするツルーイング装置。
JP1990087539U 1990-08-22 1990-08-22 ツルーイング装置 Expired - Lifetime JPH065083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1990087539U JPH065083Y2 (ja) 1990-08-22 1990-08-22 ツルーイング装置

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JP1990087539U JPH065083Y2 (ja) 1990-08-22 1990-08-22 ツルーイング装置

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Publication Number Publication Date
JPH0445666U JPH0445666U (ja) 1992-04-17
JPH065083Y2 true JPH065083Y2 (ja) 1994-02-09

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