JPH05271598A - 印刷インキ組成物 - Google Patents

印刷インキ組成物

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JPH05271598A
JPH05271598A JP7472092A JP7472092A JPH05271598A JP H05271598 A JPH05271598 A JP H05271598A JP 7472092 A JP7472092 A JP 7472092A JP 7472092 A JP7472092 A JP 7472092A JP H05271598 A JPH05271598 A JP H05271598A
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JP
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oxazoline
acid
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ink composition
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Application number
JP7472092A
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English (en)
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Kiyoshi Kawamura
清 川村
Yoshihiro Arita
義広 有田
Kenta Kanaida
金井田健太
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐水性とプラスチックフィルムへの密着性に
優れた印刷インキ組成物を提供する。 【構成】 この印刷インキ組成物は、バインダーとし
て、分子中に複数個の2−オキサゾリン基を有する化合
物(A)および2−オキサゾリン基と反応し得る基を分
子中に複数個有する化合物(B)を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性フレキソインキ又
は水性グラビアインキのような印刷インキ組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年環境問題、省資源の面から溶剤系イ
ンキから水性インキに移行する動きが活発である。それ
に伴い、インキのバインダーに対する要求性能は厳しく
なりつつある。一般に水性印刷インキ組成物に要求され
る性能は、(1)流動性の良いこと、(2)貯蔵安定性
に優れること、(3)速乾性であること、(4)基材、
特にプラスチックフィルムへの密着性が良いこと、
(5)光沢が良いこと、(6)耐水性、耐摩擦性等が良
いことなどが挙げられる。これらの性能の中でも、とり
わけ耐水性とプラスチックフィルムへの密着性が主要な
性能である。
【0003】これらの性能を有する印刷インキ組成物と
して例えば特公昭55−18469号公報には(メタ)
アクリル酸系単量体を必須成分とする重合体をインキ用
バインダーとして用いたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のインキ
は、耐水性およびプラスチックフィルムへの密着性を十
分満足できていない。この発明は、耐水性とプラスチッ
クフィルムへの密着性に優れた印刷インキ組成物を提供
することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の様
な現状に鑑み、特に密着性と耐水性に優れたインキにつ
いて鋭意検討を行った結果、2−オキサゾリン基を有す
る化合物(A)と2−オキサゾリン基と反応し得る基を
有する化合物(B)を必須成分とするインキが上記課題
を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、バインダーとして、
分子中に複数個の2−オキサゾリン基を有する化合物
(A)および2−オキサゾリン基と反応し得る基を分子
中に複数個有する化合物(B)を含む印刷インキ組成物
を提供する。本発明において使用される分子中に複数個
の2−オキサゾリン基を有する化合物(A)とは、ジカ
ルボン酸、ポリカルボン酸、ジニトリルやトリニトリル
等の化合物とエタノールアミン類との反応で得られるポ
リオキサゾリン化合物(A−1)、あるいは、オキサゾ
リン基含有重合体(A−2)である。
【0007】2−オキサゾリン基は、下記一般式(I)
で表される1価の有機基である。
【0008】
【化1】
【0009】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 はそれぞ
れ独立に水素、ハロゲン、アルキル、アラルキル、フェ
ニルまたは置換フェニルである。〕 ポリオキサゾリン化合物(A−1)は、たとえば、2,
2’−ビス−(2−オキサゾリン)、2,2’−メチレ
ン−ビス−(2−オキサゾリン)、2,2’−エチレン
−ビス−(2−オキサゾリン)、2,2’−トリメチレ
ン−ビス−(2−オキサゾリン)、2,2’−テトラメ
チレン−ビス−(2−オキサゾリン)、2,2’−エチ
レン−ビス−(4,4’−ジメチル−2−オキサゾリ
ン)、2,2’−フェニレン−ビス−(2−オキサゾリ
ン)、ビス−(2−オキサゾリニルノルボルナン)スル
フィド等が挙げられる。
【0010】オキサゾリン基含有重合体(A−2)は、
下記一般式(II)で表される付加重合性オキサゾリン化
合物(a−1)を含む単量体成分(a)を重合してな
る、側鎖として複数個の2−オキサゾリン基を有する重
合体であり、数平均分子量500以上が好ましく、10
00以上がより好ましい。単量体成分(a)は、必要に
応じて、付加重合性オキサゾリン化合物(a−1)の他
に、該化合物(a−1)と共重合可能で、かつ、2−オ
キサゾリン基と反応しない付加重合性化合物(a−2)
を1種以上含んでいてもよい。
【0011】
【化2】
【0012】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 はそれぞ
れ独立に水素、ハロゲン、アルキル、アラルキル、フェ
ニルまたは置換フェニルであり、R5 は付加重合性不飽
和結合を持つ非環状有機基である。〕 付加重合性オキサゾリン化合物(a−1)の具体例とし
ては、たとえば、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−
ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−
5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−
2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−
2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−エチル−
2−オキサゾリンなどを挙げることができ、これらの群
から選ばれる1種の化合物を単独で使用したり、また
は、2種以上の化合物を混合して使用したりすることが
できる。中でも、2−イソプロペニル−2−オキサゾリ
ンが工業的にも入手しやすく好適である。
【0013】付加重合性オキサゾリン化合物(a−1)
の使用量は特に限定されるものではないが、オキサゾリ
ン基含有重合体(A−2)中、1重量%以上であること
が望ましい。1重量%未満の量では、密着性、耐チッピ
ング性が損なわれる傾向がある。本発明に用いられる付
加重合性化合物(a−2)とは、2−オキサゾリン基と
反応しないが、付加重合性オキサゾリン化合物(a−
1)と共重合可能な単量体であれば特に制限はなく、た
とえば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等の
(メタ)アクリル酸エステル類;(メタ)アクリロニト
リル等の不飽和ニトリル類;(メタ)アクリルアミド、
N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の不飽和アミ
ド類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエス
テル類;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル
等のビニルエーテル類;エチレン、プロビレン等のα−
オレフィン類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビ
ニル等の含ハロゲンα,β−不飽和単量体類;スチレ
ン、α−メチルスチレン等のα,β−不飽和芳香族単量
体類等が挙げられ、これらの1種または2種以上の混合
物を使用することができる。
【0014】オキサゾリン基含有重合体(A−2)は付
加重合性オキサゾリン化合物(a−1)を含む単量体成
分(a)を従来公知の重合法、例えば溶液重合法、懸濁
重合法、乳化重合法、バルク重合法等により製造でき
る。分子内に複数個の2−オキサゾリン基を有する化合
物(A)の供給形態は有機溶剤液、水溶液、エマルショ
ン等どのような形態でもよいが、環境面から水溶液また
はエマルションが好ましい。
【0015】本発明において使用される化合物(B)
は、2−オキサゾリン基と反応し得る基を分子中に2個
以上有する化合物であれば特に制限はないが、2−オキ
サゾリン基との反応性の面から2個以上のカルボキシル
基を有する化合物が好ましい。分子中に2個以上のカル
ボキシル基を有する化合物としては、たとえば、少なく
とも不飽和カルボン酸(b−1)を含む単量体成分
(b)を重合してなる、側鎖として複数個のカルボキシ
ル基を有する重合体(以下、「カルボキシル基含有重合
体」と言うことがある。)(B−1);ならびに、シュ
ウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸
などの脂肪族多価カルボン酸;マレイン酸、フマル酸な
どの不飽和多価カルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルス
ルホンジカルボン酸、ジフェニルメタンジカルボン酸な
どの芳香族多価カルボン酸などの、重合体(B−1)以
外のポリカルボン酸(B−2)のうちの1種または2種
以上である。
【0016】カルボキシル基含有重合体(B−1)は、
少なくとも不飽和カルボン酸(b−1)を含む単量体成
分(b)を重合してなるものであり、数平均分子量50
0以上が好ましく、1000以上がより好ましい。単量
体成分(b)は、必要に応じて、不飽和カルボン酸(b
−1)の他に、不飽和カルボン酸(b−1)と共重合可
能で、かつ、カルボキシル基と反応しない付加重合性化
合物(b−2)を1種以上含んでいてもよい。
【0017】不飽和カルボン酸(b−1)としては、た
とえば、(メタ)アクリル酸、ケイ皮酸およびクロトン
酸などの不飽和モノカルボン酸;マレイン酸、イタコン
酸、フマル酸などの不飽和ジカルボン酸もしくはそのモ
ノエステル類などを挙げることができ、これらの群から
選ばれる1種または2種以上の混合物を使用することが
できる。不飽和カルボン酸(b−1)の使用量は、特に
限定されるものではないが、重合体(B−1)中、1〜
50重量%の範囲が好ましい。その使用量が1重量%未
満では化合物(A)との反応に際して実質有効量となり
えず、逆に50重量%を越えると耐水性が低下するので
好ましくない。
【0018】重合体(B−1)は化合物(A)と同様の
重合法により製造することができる。化合物(B)の供
給形態は、有機溶剤溶液、水溶液、エマルションなどど
のような形態でもよいが、環境から水溶液、エマルショ
ンが好ましい。この発明において、化合物(A)と化合
物(B)の配合割合は、特に限定されるものではない
が、たとえば、2−オキサゾリン基とカルボキシル基の
モル比で20:1〜1:20の範囲が好ましい。この範
囲を外れた場合には、2−オキサゾリン基とカルボキシ
ル基の間で有効な架橋反応が行われず、インキの耐水性
が損なわれる傾向にある。
【0019】化合物(A)と化合物(B)を使用して水
性印刷インキなどの印刷インキ組成物を調製するには、
先ず必要に応じて化合物(B)のカルボキシル基を苛性
ソーダ、アンモニア、有機アミン等の塩基性物質で中和
し、これに化合物(A)を加え、更に必要に応じて顔
料、水、水混和性有機溶剤、ワックス、消泡剤などを加
えて通常の水性印刷インキの処方により混練する。顔料
を使用する場合には、混練が必要である。
【0020】上記のようにして調製された本発明の印刷
インキ組成物は、グラビア印刷機などの印刷手段を用い
て印刷される。化合物(A)と(B)は、通常、室温乾
燥時に反応する。
【0021】
【作用】分子中に複数個の2−オキサゾリン基を有する
化合物(A)と2−オキサゾリン基と反応し得る基を分
子中に複数個有する化合物(B)とが前記基と基で反応
することにより耐水性と密着性に優れたバインダーを生
成する。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
なお、以下では、特にことわりのない限り「%」は「重
量%」、「部」は「重量部」を示す。 −製造例1(化合物(A)の製造例)− 攪拌機、還流冷却器、窒素導入管、温度計および滴下ロ
ートを備えたフラスコに、脱イオン水782.4部およ
びハイテノールN−08(第一工業製薬株式会社製のポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸アンモニ
ウム塩)15%水溶液128部を仕込み、適量のアンモ
ニア水(28%)でpH9.0に調整し、ゆるやかに窒
素ガスを流しながら70℃に加熱した。そこへ過硫酸カ
リウムの5%水溶液64部を注入し、続いて予め調整し
ておいたアクリル酸ブチル288部、スチレン288部
および2−イソプロぺニル−2−オキサゾリン64部か
らなる単量体混合物を3時間にわたって滴下した。反応
中は窒素ガスを吹き込み続け、フラスコ内の温度を70
±1℃に保った。滴下終了後も2時間同じ温度に保った
後、内温を80℃に昇温させて1時間攪拌を続けて反応
を完結させた。その後冷却し、不揮発分39.8%、p
H8.0のオキサゾリン基含有重合体水性分散液(1)
を得た。このオキサゾリン基含有重合体はテトラヒドロ
フランに不溶であり、架橋体であった。
【0023】−製造例2(化合物(B)の製造例)− 製造例1と同様のフラスコに、脱イオン水782.4部
およびハイテノールN−08の15%水溶液128部を
仕込み、ゆるやかに窒素ガスを流しながら70℃に加熱
した。そこへ過硫酸カリウムの5%水溶液64部を注入
し、続いて予め調製しておいたアクリル酸ブチル320
部、スチレン288部およびアクリル酸32部からなる
単量体混合物を3時間にわたって滴下した。反応中は窒
素ガスを吹き込み続け、フラスコ内の温度を70±1℃
に保った。滴下終了後も2時間同じ温度に保った後、内
温を80℃に昇温させて1時間攪拌を続けて反応を完結
させた。その後冷却し、適量のアンモニア水(28%)
でpH8.5に調整し、不揮発分39.8%のカルボキ
シル基含有重合体水性分散液(2)を得た。このカルボ
キシル基含有重量体の数平均分子量は約8万であった。
【0024】−製造例3(化合物(A)の製造例)− 攪拌機、還流冷却器、窒素導入管および温度計を備えた
フラスコに、脱イオン水1350部、過硫酸ソーダ5
部、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン120部及
びエチルアクリレート30部を仕込み、ゆるやかに窒素
ガスを流しながら50℃に加熱した。フラスコ内の温度
を50±1℃に保ち、10時間攪拌を続けて反応を完結
させた後、冷却し、不揮発分10.2%のオキサゾリン
基含有重合体水溶液(3)を得た。このオキサゾリン基
含有重合体の数平均分子量は約2万であった。
【0025】−製造例4(化合物(B)の製造例)− 製造例1と同様のフラスコに、イソピルアルコール75
0部を仕込み、ゆるやかに窒素ガスを流しながら還流温
度まで加熱した。そこへα,α’−アゾビスイソブチロ
ニトリル10部、続いて予め調製しておいたアクリル酸
225部、アクリル酸メチルセロソルブ375部、メタ
クリル酸メチル150部からなる単量体混合物を3時間
にわたって滴下した。滴下終了後も還流温度で5時間攪
拌を続けてから冷却してカルボキシル基含有重合体のイ
ソプロピルアルコール溶液を得た。次いで28%アンモ
ニア水190部及び脱イオン水860部を加え、減圧蒸
留法により脱溶剤し、不揮発分45.2%のカルボキシ
ル基含有重合体水溶液(4)を得た。このカルボキシル
基含有重合体の数平均分子量は約5000であった。
【0026】−実施例1〜8および比較例1,2− 表1に示す配合比率で混合して得られた重合体組成物1
00部にルチル型チタン白20部と消泡剤(ノプコ80
34:サンノプコ社製)0.5部を加えボールミルで2
4時間混練(練肉)して印刷インキ組成物を調製した。
上記実施例と比較例で得られた印刷インキ組成物につい
て各種性能評価を行ったところ、表1に示される結果が
得られた。
【0027】なお印刷条件及び各種性能評価条件は以下
のとおりである。 (1)印刷条件 版深30μmのグラビア版を備えた簡易グラビア印刷機
を用い、表1に示す各種フィルム基材の全面に印刷を行
い室温乾燥させて印刷フィルムを得た。 (2)各種性能評価条件 得られた印刷フィルムの印刷面上にポリウレタン系接着
剤を塗布して乾燥した後、ラミネーターによりポリエチ
レンフィルムをドライラミネーションしてラミネートフ
ィルムを得た。
【0028】こうして得られたラミネートフィルムのラ
ミネート強度(接着力)及び100℃でのボイル適性を
評価した。 〔ラミネート強度(接着力)〕ラミネートフィルムを1
5mm巾に切断し、剥離試験機にて速度300mm/min
での、フィルム基材とインキ間の剥離強度(g/15m
m巾)を測定した。 〔ボイル適性〕ラミネートフィルムを100℃の熱水中
に30分間浸漬した後の外観変化で評価した。この試験
でフィルム基材とインキの界面が剥離するかまたはブリ
スターを起こすと、インキがボイル適性に劣っているこ
とになる。
【0029】○…フィルムに異常なし。 △…フィルムの一部が、剥離しているかまたはブリスタ
ーを起こしている。 ×…フィルムの殆どが、剥離しているかまたはブリスタ
ーを起こしている。
【0030】
【表1】
【0031】表1からも明らかなように、実施例の印刷
インキ組成物は、ラミネート強度とボイル適性に秀でて
いる。すなわち、本発明の印刷インキ組成物は各種基材
への密着性及び耐水性の優れたものである。
【0032】
【発明の効果】本発明の印刷インキ組成物は、2−オキ
サゾリン基と反応し得る基、特にカルボキシル基と2−
オキサゾリン基との間で有効に架橋反応が行われるた
め、化合物(A)と(B)が密着性と耐水性の優れたバ
インダーを生成する。この発明の印刷インキ組成物は、
特に水性印刷インキ組成物として用いた場合には環境
面、省資源の面で有効である。
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】付加重合性オキサゾリン化合物(a−1)
の使用量は特に限定されるものではないが、オキサゾリ
ン基含有重合体(A−2)中、1重量%以上であること
が望ましい。1重量%未満の量では、密着性、耐チッピ
ング性が損なわれる傾向がある。本発明に用いられる付
加重合性化合物(a−2)とは、2−オキサゾリン基と
反応しないが、付加重合性オキサゾリン化合物(a−
1)と共重合可能な単量体であれば特に制限はなく、た
とえば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル
(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコール、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸2−アミノエチルおよびその塩等の(メタ)ア
クリル酸エステル類;(メタ)アクリル酸ナトリウム、
(メタ)アクリル酸アンモニウム等の(メタ)アクリル
酸塩類;(メタ)アクリロニトリル等の不飽和ニトリル
類;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド等の不飽和アミド類;酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル等のビニルエステル類;メチルビニルエ
ーテル、エチルビニルエーテル類のビニルエーテル類;
エチレン、プロピレン等のα−オレフィン類;塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等の含ハロゲンα,
β−不飽和単量体類;スチレン、α−メチルスチレン等
のα,β−不飽和芳香族単量体類等が挙げられ、これら
の1種または2種以上の混合物を使用することができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダーとして、分子中に複数個の2
    −オキサゾリン基を有する化合物(A)および2−オキ
    サゾリン基と反応し得る基を分子中に複数個有する化合
    物(B)を含む印刷インキ組成物。
JP7472092A 1992-03-30 1992-03-30 印刷インキ組成物 Pending JPH05271598A (ja)

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JP7472092A JPH05271598A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 印刷インキ組成物
US08/038,199 US5300602A (en) 1992-03-30 1993-03-26 Process for producing water-soluble polymer and water-soluble polymer

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