JPH05271036A - 毛髪処理剤組成物 - Google Patents
毛髪処理剤組成物Info
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- JPH05271036A JPH05271036A JP10065092A JP10065092A JPH05271036A JP H05271036 A JPH05271036 A JP H05271036A JP 10065092 A JP10065092 A JP 10065092A JP 10065092 A JP10065092 A JP 10065092A JP H05271036 A JPH05271036 A JP H05271036A
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- acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】増粘性(ゲル形成性)と経時安定性に優れ、毛
髪に充分な滑らか感、しっとり感、柔軟性、くし通り性
を付与することに優れた毛髪処理剤組成物を提供するこ
とを目的とする。 【構成】アミドアミン化合物(A) と両性界面活性剤(B)
と高級アルコール(C) と有機酸(D) と水(E) とを配合
し、アミドアミン化合物(A) の配合量が0.1〜5重量
%、両性界面活性剤(B) の配合量が0.1〜5重量%、
高級アルコール(C) の配合量が0.5〜10重量%、有
機酸(D) の配合量が0.01〜5重量%、水(E) の配合
量が70重量%以上であり、アミドアミン化合物(A) と
両性界面活性剤(B)との配合モル比(A):(B) が1:5〜
5:1であり、アミドアミン化合物(A) と両性界面活性
剤(B) の合計(A)+(B) と高級アルコール(C) との配合モ
ル比(A)+(B):(C) が1:10〜5:1であり、アミドア
ミン化合物(A) と有機酸(D) との配合モル比(A):(D) が
1:3〜5:1である毛髪処理剤組成物。
髪に充分な滑らか感、しっとり感、柔軟性、くし通り性
を付与することに優れた毛髪処理剤組成物を提供するこ
とを目的とする。 【構成】アミドアミン化合物(A) と両性界面活性剤(B)
と高級アルコール(C) と有機酸(D) と水(E) とを配合
し、アミドアミン化合物(A) の配合量が0.1〜5重量
%、両性界面活性剤(B) の配合量が0.1〜5重量%、
高級アルコール(C) の配合量が0.5〜10重量%、有
機酸(D) の配合量が0.01〜5重量%、水(E) の配合
量が70重量%以上であり、アミドアミン化合物(A) と
両性界面活性剤(B)との配合モル比(A):(B) が1:5〜
5:1であり、アミドアミン化合物(A) と両性界面活性
剤(B) の合計(A)+(B) と高級アルコール(C) との配合モ
ル比(A)+(B):(C) が1:10〜5:1であり、アミドア
ミン化合物(A) と有機酸(D) との配合モル比(A):(D) が
1:3〜5:1である毛髪処理剤組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、増粘性(ゲル形成性)
と経時安定性に優れ、毛髪に充分な滑らか感、しっとり
感、柔軟性、くし通り性を付与することに優れた毛髪処
理剤組成物に関する。
と経時安定性に優れ、毛髪に充分な滑らか感、しっとり
感、柔軟性、くし通り性を付与することに優れた毛髪処
理剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来、毛髪の汚れを除去
するためのシャンプーは、アニオン界面活性剤を主成分
としており、これで洗髪すると、毛髪の汚れだけでなく
毛髪表面を保護している油分も同時に除去されるため
に、毛髪の柔軟性と艶が失われ、櫛通りが悪い髪となる
ことがある。そこで、これらの弊害を防ぐ目的で、カチ
オン界面活性剤である第4級アンモニウム塩を主成分と
する毛髪処理剤組成物が使用されていた。しかし、第4
級アンモニウム塩のみでは、毛髪に充分な滑らか感とし
っとり感を付与できず、また、刺激の軽減も充分ではな
かった。そこで、上記弊害を防ぐ目的で、アミドアミン
化合物を用いた毛髪処理剤組成物や、ステアリルアミド
アミンの乳酸塩やアルキルベンゼンスルホン酸塩等を含
有する組成物(特公昭48−1880号)、アミドアミ
ン化合物とカルボン酸系化合物を含有する組成物(特開
昭62−51612号)、アミドアミン化合物とリン酸
エステル系化合物を含有する組成物(特開昭62−51
611号)、アミドアミン化合物とビス(2−アルキル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体
型両性界面活性剤を含有する組成物(特開昭64−62
10号)、アミドアミン化合物とビス(2−アルキル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型
両性界面活性剤と高分子シリコーンを含有する組成物
(特開平2−160714号)などが提案されている
が、このような組成物は、人体に対する刺激性は低下す
るものの、増粘性(ゲル形成性)および経時安定性、毛
髪への滑らか感、しっとり感、柔軟性、くし通り性を付
与する等の効果が充分ではないことがあった。
するためのシャンプーは、アニオン界面活性剤を主成分
としており、これで洗髪すると、毛髪の汚れだけでなく
毛髪表面を保護している油分も同時に除去されるため
に、毛髪の柔軟性と艶が失われ、櫛通りが悪い髪となる
ことがある。そこで、これらの弊害を防ぐ目的で、カチ
オン界面活性剤である第4級アンモニウム塩を主成分と
する毛髪処理剤組成物が使用されていた。しかし、第4
級アンモニウム塩のみでは、毛髪に充分な滑らか感とし
っとり感を付与できず、また、刺激の軽減も充分ではな
かった。そこで、上記弊害を防ぐ目的で、アミドアミン
化合物を用いた毛髪処理剤組成物や、ステアリルアミド
アミンの乳酸塩やアルキルベンゼンスルホン酸塩等を含
有する組成物(特公昭48−1880号)、アミドアミ
ン化合物とカルボン酸系化合物を含有する組成物(特開
昭62−51612号)、アミドアミン化合物とリン酸
エステル系化合物を含有する組成物(特開昭62−51
611号)、アミドアミン化合物とビス(2−アルキル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体
型両性界面活性剤を含有する組成物(特開昭64−62
10号)、アミドアミン化合物とビス(2−アルキル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型
両性界面活性剤と高分子シリコーンを含有する組成物
(特開平2−160714号)などが提案されている
が、このような組成物は、人体に対する刺激性は低下す
るものの、増粘性(ゲル形成性)および経時安定性、毛
髪への滑らか感、しっとり感、柔軟性、くし通り性を付
与する等の効果が充分ではないことがあった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記技術
的課題を達成すべく鋭意研究の結果、アミドアミン化合
物と、両性界面活性剤と、炭素数16〜24の高級アル
コールと、有機酸と、水とを特定の量と比で配合するこ
とにより得られる毛髪処理剤組成物は、人体に対して刺
激性が少なく、増粘性(ゲル形成性)および経時安定
性、毛髪に充分な滑らか感、しっとり感、柔軟性、くし
通り性を付与する効果に非常に優れていることを見出し
本発明を完成するに至った。
的課題を達成すべく鋭意研究の結果、アミドアミン化合
物と、両性界面活性剤と、炭素数16〜24の高級アル
コールと、有機酸と、水とを特定の量と比で配合するこ
とにより得られる毛髪処理剤組成物は、人体に対して刺
激性が少なく、増粘性(ゲル形成性)および経時安定
性、毛髪に充分な滑らか感、しっとり感、柔軟性、くし
通り性を付与する効果に非常に優れていることを見出し
本発明を完成するに至った。
【0004】すなわち、本発明は、一般式:
【化3】 (式中、R1 は炭素数16〜24の高級脂肪酸の残基で
あり、R2 は炭素数1〜4のアルキル基、lは2〜4の
整数である。)で表されるアミドアミン化合物(A) と、
一般式:
あり、R2 は炭素数1〜4のアルキル基、lは2〜4の
整数である。)で表されるアミドアミン化合物(A) と、
一般式:
【化4】 〔式中、R3 は炭素数13〜21のアルキル基またはア
ルケニル基を、m及びnは1ないし3の整数を、Zは水
素原子または−(CH2 )pCOOY(pは1ないし3
の整数を、Yはアルカリ金属、アルカリ土類金属または
有機アミノ類を表す)基を、Mはアルカリ金属、アルカ
リ土類金属または有機アミノ類を表す。〕で表される両
性界面活性剤(B) と、炭素数16〜24の高級アルコー
ル(C) と、有機酸(D) と、水(E) とを配合することを特
徴とする毛髪処理剤組成物である。
ルケニル基を、m及びnは1ないし3の整数を、Zは水
素原子または−(CH2 )pCOOY(pは1ないし3
の整数を、Yはアルカリ金属、アルカリ土類金属または
有機アミノ類を表す)基を、Mはアルカリ金属、アルカ
リ土類金属または有機アミノ類を表す。〕で表される両
性界面活性剤(B) と、炭素数16〜24の高級アルコー
ル(C) と、有機酸(D) と、水(E) とを配合することを特
徴とする毛髪処理剤組成物である。
【0005】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明に用いられるアミドアミン化合物(A) は、例えば、
ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン
酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチル
アミノエチルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノエチ
ルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベ
ヘニン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジ
エチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルア
ミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロ
ピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミ
ド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニ
ン酸ジメチルアミノプロピルアミド等が挙げられ、特に
好ましいのはステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド
である。本発明では、これらのアミドアミン化合物の中
から、一種または二種以上を任意に用いることができ
る。また、本発明におけるアミドアミン化合物(A) の配
合量は、0.1〜5重量%であり、好ましくは、0.5
〜3重量%である。配合量が0.1重量%未満の場合、
増粘性(ゲル形成性)に劣り、かつ、毛髪に滑らか感、
しっとり感、柔軟性、くし通り性を付与する効果が不十
分となり、5重量%を越える場合、経時安定性が劣ると
ともに毛髪にべたつきが生ずることがある。
発明に用いられるアミドアミン化合物(A) は、例えば、
ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン
酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチル
アミノエチルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノエチ
ルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベ
ヘニン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジ
エチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルア
ミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロ
ピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミ
ド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニ
ン酸ジメチルアミノプロピルアミド等が挙げられ、特に
好ましいのはステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド
である。本発明では、これらのアミドアミン化合物の中
から、一種または二種以上を任意に用いることができ
る。また、本発明におけるアミドアミン化合物(A) の配
合量は、0.1〜5重量%であり、好ましくは、0.5
〜3重量%である。配合量が0.1重量%未満の場合、
増粘性(ゲル形成性)に劣り、かつ、毛髪に滑らか感、
しっとり感、柔軟性、くし通り性を付与する効果が不十
分となり、5重量%を越える場合、経時安定性が劣ると
ともに毛髪にべたつきが生ずることがある。
【0006】本発明に用いられる両性界面活性剤(B)
は、例えば、2−ペンタデシル−N−カルボキシメチル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、2
−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキ
シエチルイミダゾリニウムベタイン、2−ノナデシル−
N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾ
リニウムベタイン等が挙げられる。本発明では、これら
の両性界面活性剤の中から、一種または二種以上を任意
に用いることができる。また、本発明における両性界面
活性剤(B) の配合量は、0.1〜5重量%であり、好ま
しくは、0.5〜3重量%である。配合量が0.1重量
%未満、もしくは、5重量%を越える場合には、目的の
効果が充分ではないことがある。
は、例えば、2−ペンタデシル−N−カルボキシメチル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、2
−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキ
シエチルイミダゾリニウムベタイン、2−ノナデシル−
N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾ
リニウムベタイン等が挙げられる。本発明では、これら
の両性界面活性剤の中から、一種または二種以上を任意
に用いることができる。また、本発明における両性界面
活性剤(B) の配合量は、0.1〜5重量%であり、好ま
しくは、0.5〜3重量%である。配合量が0.1重量
%未満、もしくは、5重量%を越える場合には、目的の
効果が充分ではないことがある。
【0007】本発明で用いられる高級アルコール(C)
は、炭素数が16〜24の高級アルコールであり、例え
ば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、バチル
アルコール、イソステアリルアルコール等が挙げられ
る。本発明では、これらの高級アルコールの中から一種
または二種以上を任意に用いることができる。また、本
発明における高級アルコール(C) の配合量は、0.5〜
10重量%であり、好ましくは、1〜7重量%である。
配合量が、0.5重量%未満もしくは10重量%を越え
る場合には、目的の効果が充分ではないことがある。
は、炭素数が16〜24の高級アルコールであり、例え
ば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、バチル
アルコール、イソステアリルアルコール等が挙げられ
る。本発明では、これらの高級アルコールの中から一種
または二種以上を任意に用いることができる。また、本
発明における高級アルコール(C) の配合量は、0.5〜
10重量%であり、好ましくは、1〜7重量%である。
配合量が、0.5重量%未満もしくは10重量%を越え
る場合には、目的の効果が充分ではないことがある。
【0008】本発明で用いられる有機酸(D) は、例え
ば、クエン酸、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、L−グルタ
ミン酸等が挙げられ、これらの有機酸(D) の中から一種
または二種以上を任意に用いることができる。また、本
発明における有機酸(D) の配合量は、0.01〜5重量
%であり、好ましくは、0.01〜3重量%である。本
発明の毛髪処理剤組成物のpH値は、弱酸性が好まし
く、pH2〜4.5であり、更に好ましくはpH2.5
〜3.5である。有機酸(D) の配合量が、0.01重量
%未満、もしくは、5重量%を越える場合には、上記の
pH値が得られない場合がある。
ば、クエン酸、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、L−グルタ
ミン酸等が挙げられ、これらの有機酸(D) の中から一種
または二種以上を任意に用いることができる。また、本
発明における有機酸(D) の配合量は、0.01〜5重量
%であり、好ましくは、0.01〜3重量%である。本
発明の毛髪処理剤組成物のpH値は、弱酸性が好まし
く、pH2〜4.5であり、更に好ましくはpH2.5
〜3.5である。有機酸(D) の配合量が、0.01重量
%未満、もしくは、5重量%を越える場合には、上記の
pH値が得られない場合がある。
【0009】本発明の毛髪処理剤組成物は、上述した4
成分の他に水(E) が必須の構成成分であり、本発明にお
ける水(E) の配合量は、70重量%以上であり、好まし
くは、80重量%以上である。
成分の他に水(E) が必須の構成成分であり、本発明にお
ける水(E) の配合量は、70重量%以上であり、好まし
くは、80重量%以上である。
【0010】本発明で用いられるアミドアミン化合物
(A) と両性界面活性剤(B) との配合モル比(A):(B) は、
1:5〜5:1であり、好ましくは、2:3〜4:1で
ある。配合モル比(A):(B) が1:5未満もしくは5:1
を越える場合には、目的の効果が充分でないことがあ
る。
(A) と両性界面活性剤(B) との配合モル比(A):(B) は、
1:5〜5:1であり、好ましくは、2:3〜4:1で
ある。配合モル比(A):(B) が1:5未満もしくは5:1
を越える場合には、目的の効果が充分でないことがあ
る。
【0011】本発明で用いられるアミドアミン化合物
(A) と両性界面活性剤(B) の合計(A)+(B) と高級アルコ
ール(C) との配合モル比(A)+(B):(C) は、1:10〜
5:1であり、好ましくは、1:5〜1:1である。配
合モル比(A)+(B):(C) が1:10未満の場合、高級アル
コールの結晶が析出して商品価値がなくなり、5:1を
越える場合には、増粘性(ゲル形成性)が劣ることがあ
る。
(A) と両性界面活性剤(B) の合計(A)+(B) と高級アルコ
ール(C) との配合モル比(A)+(B):(C) は、1:10〜
5:1であり、好ましくは、1:5〜1:1である。配
合モル比(A)+(B):(C) が1:10未満の場合、高級アル
コールの結晶が析出して商品価値がなくなり、5:1を
越える場合には、増粘性(ゲル形成性)が劣ることがあ
る。
【0012】本発明で用いられるアミドアミン化合物
(A) と有機酸(D) の配合モル比(A):(D) は、1:3〜
5:1であり、好ましくは2:3〜1:1である。配合
比(A):(D) が1:3未満では組成物のpHが低下しすぎ
る傾向があり、5:1を越える場合は、アミドアミン化
合物がカチオン化しないため、高級アルコールとゲル形
成せず増粘性(ゲル形成性)に劣ることがある。
(A) と有機酸(D) の配合モル比(A):(D) は、1:3〜
5:1であり、好ましくは2:3〜1:1である。配合
比(A):(D) が1:3未満では組成物のpHが低下しすぎ
る傾向があり、5:1を越える場合は、アミドアミン化
合物がカチオン化しないため、高級アルコールとゲル形
成せず増粘性(ゲル形成性)に劣ることがある。
【0013】尚、本発明の毛髪処理剤組成物は、必要に
応じて、上記必須成分に加えて、毛髪処理剤で一般に使
用される他の成分を適宜配合することができる。例え
ば、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水
素、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテ
ート等のエステル油、ツバキ油、オリーブ油、アボガド
油等の植物油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノラウレート等の非イオン界面活性剤、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロー
ス誘導体、カチオン化セルロース等のカチオン化ポリマ
ー、プロピレングリコール、グリセリン等の保湿剤、ポ
リペプチド、その他の殺菌剤、ふけとり剤、キレート
剤、紫外線吸収剤、着色剤、香料等が挙げられ、これら
の中から一種または二種以上を任意配合することができ
る。これらは、本発明の効果を損なわない質的、量的条
件下で使用されなければならないことは当然である。
応じて、上記必須成分に加えて、毛髪処理剤で一般に使
用される他の成分を適宜配合することができる。例え
ば、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水
素、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテ
ート等のエステル油、ツバキ油、オリーブ油、アボガド
油等の植物油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノラウレート等の非イオン界面活性剤、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロー
ス誘導体、カチオン化セルロース等のカチオン化ポリマ
ー、プロピレングリコール、グリセリン等の保湿剤、ポ
リペプチド、その他の殺菌剤、ふけとり剤、キレート
剤、紫外線吸収剤、着色剤、香料等が挙げられ、これら
の中から一種または二種以上を任意配合することができ
る。これらは、本発明の効果を損なわない質的、量的条
件下で使用されなければならないことは当然である。
【0014】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、配合量は重量%である。また、実施例1〜1
0及び比較例1〜8を常法により調製し、pH値をpH
メーターを用いて測定し、効果の測定を以下の試験法に
て実施し、結果を表1、表2、表3、表4に示した。
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、配合量は重量%である。また、実施例1〜1
0及び比較例1〜8を常法により調製し、pH値をpH
メーターを用いて測定し、効果の測定を以下の試験法に
て実施し、結果を表1、表2、表3、表4に示した。
【0015】(1)増粘性(ゲル形成性) 調整した組成物を100mlの透明ガラス容器に入れ、
粘度計で1分間測定したときの粘度(30℃)で評価し
た。評価基準は次の通りである。 ○:1000cps以上(ゲル状) △:500cps以上1000cps未満 ×:500cps未満
粘度計で1分間測定したときの粘度(30℃)で評価し
た。評価基準は次の通りである。 ○:1000cps以上(ゲル状) △:500cps以上1000cps未満 ×:500cps未満
【0016】(2)経時安定性 上記(1)で用いた試料を−5℃〜50℃恒温槽に1ケ
月保存した後、次の評価基準で外観評価した。 ○:外観及びゲル形成性が調整直後と変化なし △:外観及びゲル形成性が調整直後と若干変化した ×:外観及びゲル形成性が調整直後と全く変化した
月保存した後、次の評価基準で外観評価した。 ○:外観及びゲル形成性が調整直後と変化なし △:外観及びゲル形成性が調整直後と若干変化した ×:外観及びゲル形成性が調整直後と全く変化した
【0017】(3)滑らか感、しっとり感、柔軟性、く
し通り性 調整した組成物を女性20名の専門パネラーにて1週間
連用後、使用中及び使用後(乾燥後)の感触(滑らか
感、しっとり感、柔軟性、くし通り性)を官能的に比較
し、下記評価基準で評価した。 ◎:良いと答えた人が18人以上の場合 ○:良いと答えた人が14〜17人の場合 △:良いと答えた人が8〜13人の場合 ×:良いと答えた人が7人以下の場合
し通り性 調整した組成物を女性20名の専門パネラーにて1週間
連用後、使用中及び使用後(乾燥後)の感触(滑らか
感、しっとり感、柔軟性、くし通り性)を官能的に比較
し、下記評価基準で評価した。 ◎:良いと答えた人が18人以上の場合 ○:良いと答えた人が14〜17人の場合 △:良いと答えた人が8〜13人の場合 ×:良いと答えた人が7人以下の場合
【0018】
【表1】 注1)2−ペンタデシル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシイミダゾリニウムベタイン
ヒドロキシイミダゾリニウムベタイン
【0019】
【表2】 注2)2−ペンタデシル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシイミダゾリニウムベタイン
ヒドロキシイミダゾリニウムベタイン
【0020】
【表3】 注3)2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン
ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン
【0021】
【表4】 注4)2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン
ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン
【0022】 実施例11 ヘアーリンス ベヘニン酸ジメチルアミノエチルアミド 1 両性界面活性剤 注5) 3 セチルアルコール 2 ベヘニルアルコール 4 グリセリン 5 プロピレングリコール 2.4 2−オクチルドデカノール 2 メチルフェニルポリシロキサン 5 セチル2−エチルヘキサノエート 1.5 POE(20)硬化ヒマシ油誘導体 1.2 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 クエン酸 1.5 防腐剤 適量 色素 適量 香料 適量 精製水 残余 注5)2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシイミダゾリニウムベタイン このヘアーリンスは、増粘性(ゲル形成性)と経時安定
性に優れ、かつ、毛髪に滑らか感、しっとり感、柔軟
性、くし通り性を付与する効果に優れていた。
ヒドロキシイミダゾリニウムベタイン このヘアーリンスは、増粘性(ゲル形成性)と経時安定
性に優れ、かつ、毛髪に滑らか感、しっとり感、柔軟
性、くし通り性を付与する効果に優れていた。
【0023】 実施例12 ヘアーリンス ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド 3 両性界面活性剤 注6) 0.6 セタノール 3 ベヘニルアルコール 2.3 グリセリン 10 2−オクチルドデカノール 0.7 メチルフェニルポリシロキサン 5 セチル2−エチルヘキサノエート 2.5 POE(20)硬化ヒマシ油誘導体 1.2 ヒドロキシエチルセルロース 1.2 クエン酸 0.5 防腐剤 適量 色素 適量 香料 適量 精製水 残余 注7)2−ノナデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒ
ドロキシイミダゾリニウムベタイン このヘアーリンスは、増粘性(ゲル形成性)と経時安定
性に優れ、かつ、毛髪に滑らか感、しっとり感、柔軟
性、くし通り性を付与する効果に優れていた。
ドロキシイミダゾリニウムベタイン このヘアーリンスは、増粘性(ゲル形成性)と経時安定
性に優れ、かつ、毛髪に滑らか感、しっとり感、柔軟
性、くし通り性を付与する効果に優れていた。
【0024】
【発明の効果】本発明の毛髪処理剤組成物は、増粘性
(ゲル形成性)と経時安定性に優れ、毛髪に滑らか感、
しっとり感、柔軟性、くし通り性を付与するのに優れた
毛髪処理剤組成物である。
(ゲル形成性)と経時安定性に優れ、毛髪に滑らか感、
しっとり感、柔軟性、くし通り性を付与するのに優れた
毛髪処理剤組成物である。
Claims (3)
- 【請求項1】一般式: 【化1】 (式中、R1 は炭素数16〜24の高級脂肪酸の残基で
あり、R2 は炭素数1〜4のアルキル基、lは2〜4の
整数である。)で表されるアミドアミン化合物(A) と、
一般式: 【化2】 〔式中、R3 は炭素数13〜21のアルキル基またはア
ルケニル基を、m及びnは1ないし3の整数を、Zは水
素原子または−(CH2 )pCOOY(pは1ないし3
の整数を、Yはアルカリ金属、アルカリ土類金属または
有機アミノ類を表す)基を、Mはアルカリ金属、アルカ
リ土類金属または有機アミノ類を表す。〕で表される両
性界面活性剤(B) と、炭素数16〜24の高級アルコー
ル(C) と、有機酸(D) と、水(E) とを配合することを特
徴とする毛髪処理剤組成物。 - 【請求項2】アミドアミン化合物(A) の配合量が0.1
〜5重量%であり、両性界面活性剤(B) の配合量が0.
1〜5重量%であり、高級アルコール(C) の配合量が
0.5〜10重量%であり、有機酸(D) の配合量が0.
01〜5重量%であり、水(E) の配合量が70重量%以
上であることを特徴とする請求項1記載の毛髪処理剤組
成物。 - 【請求項3】アミドアミン化合物(A) と両性界面活性剤
(B) との配合モル比(A):(B) が1:5〜5:1であり、
アミドアミン化合物(A) と両性界面活性剤(B) の合計
(A)+(B) と高級アルコール(C) との配合モル比(A)+(B):
(C) が1:10〜5:1であり、アミドアミン化合物
(A) と有機酸(D) との配合モル比(A):(D)が1:3〜
5:1であることを特徴とする請求項1および請求項2
記載の毛髪処理剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10065092A JPH05271036A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 毛髪処理剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10065092A JPH05271036A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 毛髪処理剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05271036A true JPH05271036A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=14279703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10065092A Pending JPH05271036A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 毛髪処理剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05271036A (ja) |
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-
1992
- 1992-03-26 JP JP10065092A patent/JPH05271036A/ja active Pending
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