JPH0527026U - 光フアイバスートの合成装置 - Google Patents

光フアイバスートの合成装置

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JPH0527026U
JPH0527026U JP7496991U JP7496991U JPH0527026U JP H0527026 U JPH0527026 U JP H0527026U JP 7496991 U JP7496991 U JP 7496991U JP 7496991 U JP7496991 U JP 7496991U JP H0527026 U JPH0527026 U JP H0527026U
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JP
Japan
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clad
core material
soot
optical fiber
burners
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Pending
Application number
JP7496991U
Other languages
English (en)
Inventor
幸夫 香村
久 小相澤
禎則 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
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  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】コア材又はクラッドスートに対するガラス微粒
子の付着効率を上げることができる光ファイバスートの
合成装置を提供する。 【構成】コア材2又はクラッドスート9に直交する向き
で、コア材2又はクラッドスート9を冷風10で冷却す
る冷却ノズル11と、火炎8でガラス微粒子を合成して
コア材2又はクラッドスート9に堆積させるクラッドバ
ーナ6とを、コア材2の長手方向に交互に配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外付け法でコア材の周囲にクラッドスートをクラッドバーナを用い て合成して付着させる光ファイバスートの合成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
外付け法による従来の光ファイバスートの合成装置は、図3に示すように、チ ャンバー1内に配置した棒状のコア材2の両端をそれぞれチャック3を介して両 側のシャフト4に支持させ、これらシャフト4を孔5から回転自在及び摺動自在 にチャンバー1の外に出し、該コア材2に対して直交する向きで対向するように チャンバー1内にクラッドバーナ6を配置し、該クラッドバーナ6に対し反対側 のチャンバー1の部分に排気管7を接続した構造になっていた。
【0003】 このような装置では、シャフト4を図示しない手段により回転することにより コア材2をその軸心の回りに回転し、また該シャフト4を図示しない手段により 往復移動させることによりコア材2をその軸心方向に往復移動させつつ、クラッ ドバーナ6の火炎8中で合成したガラス微粒子をコア材2の外周に堆積させクラ ッドスート9の形成を行っている。
【0004】 この場合、クラッドバーナ6の先端では原料ガス(SiCl4 )が火炎8内で SiO2 粒子となり、これがコア材2に付着し、クラッドスート9が形成される 。火炎8内の温度は、1000℃以上であるが、スート9の表面は温度が低い。スー ト9の表面の温度は、火炎8の当っている面でも800 ℃位である。この温度差に よるサーモホリシス効果よってSiO2 粒子がコア材2又はこの上に堆積された スート9上に次々に付着する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の光ファイバスートの合成装置では、コア材2 又はクラッドスート9と火炎8との温度差が決まってしまうので、ガラス微粒子 の付着効率を上げることができない問題点があった。
【0006】 本考案の目的は、コア材又はクラッドスートに対するガラス微粒子の付着効率 を上げることができる光ファイバスートの合成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本考案の構成を説明すると、次の通りである。
【0008】 請求項1に記載の本考案は、軸心方向に往復移動し且つ周方向に回転するコア 材の周囲にクラッドスートをクラッドバーナを用いて合成する光ファイバスート の合成装置において、 前記コア材又は前記クラッドスートを冷却する冷却ノズルと前記クラッドバー ナとが前記コア材の長手方向に交互に配置されていることを特徴とする。
【0009】 請求項2に記載の考案は、請求項1において、前記クラッドバーナは等間隔で 配置されており、且つ前記コア材の軸心方向の移動距離は前記クラッドバーナの 間隔以下であることを特徴とする。
【0010】
【作用】
このようにすると、コア材又はクラッドスートを冷却ノズルからの冷風で強制 的に冷却することができる。従って、コア材又はクラッドスートと火炎との温度 差を従来より大きくとることができる。その結果、コア材又はクラッドスートに 対するガラス微粒子の付着効率を従来より上げることができる。
【0011】 この場合、冷却ノズルにより冷却されたコア材又はクラッドスートの部分は、 該コア材又はクラッドスートの軸方向の移動によりクラッドバーナに対向するよ うになり、ガラス微粒子の付着が効率よく行われる。ガラス微粒子が付着したコ ア材又はクラッドスートの部分は、該コア材又はクラッドスートの軸方向の移動 により冷却ノズルに対向し冷却されることになる。このような動作が繰り返し行 われることになる。
【0012】 また、クラッドバーナを等間隔で配置し、且つコア材の軸心方向の移動距離を クラッドバーナの間隔以下にすると、コア材又はクラッドスートの軸方向移動距 離をクラッドバーナの本数に反比例して短くすることができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図を参照して詳細に説明する。なお、前述した図3と 対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0014】 図1は本考案の一実施例を示したものである。本実施例の光ファイバスートの 合成装置においては、コア材2又はクラッドスート9に直交する向きで、該コア 材2又はクラッドスート9を冷風10で冷却する冷却ノズル11と、火炎8でガ ラス微粒子を合成してコア材2又はクラッドスート9に堆積させるクラッドバー ナ6とが、コア材2の長手方向に交互に配置された構造になっている。
【0015】 コア材2を間にしてこれら冷却ノズル11とクラッドバーナ6との列の反対側 のチャンバー1の部分には、これら冷却ノズル11とクラッドバーナ6との列を カバーする開口長さをもつフード12を介して排気管7が接続されている。
【0016】 このような光ファイバスートの合成装置においては、クラッドバーナ6からは 酸水素火炎8とSiCl4 原料を同時に吹き出すようになっており、冷却ノズル 11からは窒素,ヘリウム等の不活性ガスを冷風10として吹き出すようになっ ている。
【0017】 このようにすると、コア材2又はクラッドスート9を冷却ノズル11からの冷 風10で強制的に冷却することができる。従って、コア材2又はクラッドスート 9と火炎8との温度差を従来より大きくとることができる。その結果、コア材2 又はクラッドスート9に対するガラス微粒子の付着効率を従来より上げることが できる。
【0018】 この場合、冷却ノズル11により冷却されたコア材2又はクラッドスート9の 部分は、該コア材2又はクラッドスート9の軸方向の移動によりクラッドバーナ 6の火炎8に対向するようになり、ガラス微粒子の付着が効率よく行われる。ガ ラス微粒子が付着したコア材2又はクラッドスート9の部分は、該コア材2又は クラッドスート9の軸方向の移動により冷却ノズル11に対向し冷却されること になる。このような動作が繰り返し行われることになる。
【0019】 火炎8がコア材2又はクラッドスート9に当たる面の幅をa、冷風10がコア 材2又はクラッドスート9に当たる面の幅をbとした場合、略a=bとなるよう にすることが好ましい。
【0020】 このような場合、コア材2又はクラッドスート9の軸方向の移動距離を、隣接 するクラッドバーナ6間の距離以下にすることができる。
【0021】 このようにすると、コア材2又はクラッドスート9の軸方向の往復移動距離が クラッドバーナ6の本数に反比例して短くなる。それ故、装置のコア材の軸方向 寸法を短くすることができ、装置を小型化できる。なお、クラッドバーナ6の移 動距離を隣接するクラッドバーナ間距離以下としているのは、クラッドバーナ6 の火炎の広がりを考慮しているためである。
【0022】 実験例 クラッドバーナ6と冷却ノズル11へのガスの供給量の調整等により、略a= 15cm、b=14cmとした。冷却ガスとしてヘリウムガスを用い、相互の冷却ノズル のガスの流れが安定するように流量を調整した。クラッドスート9の長さは1m とし、クラッドバーナ6を3本、冷却ノズル11を3本各々等間隔で配置した。 チャンバー1の長さは約2m、装置の全長は約2.5 mとした。そして、コア材2 の軸方向の移動距離を隣接するクラッドバーナ6間の距離以下とし、この間で往 復移動させた。
【0023】 このような条件下で実験をしたところ、従来の装置での平均付着速度は10g/ min 以下であったのに対し、本考案の装置の場合には1個当たりのバーナ6の付 着速度は少し下がったが、全体としての平均付着速度は20g/min となり、付着 効率が上がることが確認された。
【0024】 なお、各バーナによる付着速度が異なることを防止するため、外径測定器を設 け、その測定値によって各バーナへのガス量を制御すると、スートの外径を均一 化することができる。
【0025】 また、クラッドバーナ6と冷却ノズル11の位置は、上記実施例ではコア材2 又はクラッドスート9の周方向の同一位置としたが、図2に示すように周方向に ずらして設けることもできる。このようにすると、隣接するクラッドバーナ6と 冷却ノズル11の相互干渉を少なくすることができる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る光ファイバスートの合成装置においては、コ ア材又はクラッドスートを冷却する冷却ノズルとクラッドバーナとを、コア材の 長手方向に交互に配置したので、コア材又はクラッドスートをその軸方向に移動 する際に、冷却ノズルで強制的に冷却したコア材又はクラッドスートの部分を次 にクラッドバーナに対向させることができる。従って、コア材又はクラッドスー トと火炎との温度差を従来より大きくとることができ、その結果、コア材又はク ラッドスートに対するガラス微粒子の付着効率を従来より向上させることができ る。
【0027】 特に請求項2のように、クラッドバーナを等間隔で配置し、且つコア材の軸心 方向の移動距離をクラッドバーナの間隔以下にすると、コア材又はクラッドスー トの軸方向移動距離をクラッドバーナの本数に反比例して短くすることができる 。このため光ファイバスート合成装置のコア材軸心方向の長さを短くすることが でき、該合成装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光ファイバスートの合成装置の一
実施例の縦断面図である。
【図2】本考案の他の実施例のクラッドバーナと冷却ノ
ズルの位置関係を示す横断面図である。
【図3】従来の光ファイバスートの合成装置の縦断面図
である。
【符号の説明】
1…チャンバー、2…コア材、3…チャック、4…シャ
フト、5…孔、6…クラッドバーナ、7…排気管、8…
火炎、9…クラッドスート、10…冷風、11…冷却ノ
ズル、12…フード。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心方向に往復移動し且つ周方向に回転
    するコア材の周囲にクラッドスートをクラッドバーナを
    用いて合成する光ファイバスートの合成装置において、 前記コア材又は前記クラッドスートを冷却する冷却ノズ
    ルと前記クラッドバーナとが前記コア材の長手方向に交
    互に配置されていることを特徴とする光ファイバスート
    の合成装置。
  2. 【請求項2】 前記クラッドバーナは等間隔で配置され
    ており、且つ前記コア材の軸心方向の移動距離は前記ク
    ラッドバーナの間隔以下であることを特徴とする請求項
    1に記載の光ファイバスートの合成装置。
JP7496991U 1991-09-18 1991-09-18 光フアイバスートの合成装置 Pending JPH0527026U (ja)

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JP7496991U JPH0527026U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 光フアイバスートの合成装置

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JP7496991U JPH0527026U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 光フアイバスートの合成装置

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JPH0527026U true JPH0527026U (ja) 1993-04-06

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6186440A (ja) * 1984-10-05 1986-05-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 光フアイバ用プリフオ−ムの製造方法
JPS63147841A (ja) * 1986-12-09 1988-06-20 Fujikura Ltd 光フアイバ母材の製造方法
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