JPH05270243A - 居眠り運転防止装置 - Google Patents

居眠り運転防止装置

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JPH05270243A
JPH05270243A JP7393392A JP7393392A JPH05270243A JP H05270243 A JPH05270243 A JP H05270243A JP 7393392 A JP7393392 A JP 7393392A JP 7393392 A JP7393392 A JP 7393392A JP H05270243 A JPH05270243 A JP H05270243A
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temperature
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Hanako Iwaki
華子 岩城
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機を備えた車両におけるドライバが
居眠り運転をするのを防止する装置に関し、ドライバ頭
部の周辺温度を最適に保つことを目的とする。 【構成】 居眠り運転防止スイッチがオンのときドライ
バの頭部付近の温度が居眠り運転状態を解消させる所定
温度以下になるまで空気調和機を急冷運転させこの所定
温度以下になったときにはこの急冷運転を一定時間だけ
休止させた後再び急冷運転を繰り返させるよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は居眠り運転防止装置に関
し、特に空気調和機を備えた車両におけるドライバが居
眠り運転をするのを防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機を用いてドライバの居眠り運
転を防止する装置は例えば実開平2-72116 号公報に示さ
れており、この従来例においては、眠気を感じた場合に
ドライバが居眠り運転防止スイッチをオンにすると、空
気調和機が急冷運転されて冷風が吹出口から吹き出し、
これが所定時間(1分間)行われた後に別の所定時間
(2分間)だけ急冷運転を休止させる。
【0003】そして、この急冷運転の休止期間中に居眠
り運転防止スイッチがオフになってていれば、この居眠
り運転防止動作は終了するが、依然として居眠り運転防
止防止スイッチがオンのままであれば再び同様の急冷運
転が実行され、ドライバが眠気を覚ますまで繰り返し行
われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例においては、急冷運転による冷風吹出時間が
画一的に決められてしまっているため、例えば日向か日
陰か等の天候にも左右される車内温度や、更には車両の
走行状態による空調能力の変動などに空気調和機が対応
出来ず、従ってドライバの頭部周辺温度が下がり切らな
い内に冷風の吹き出しが止まってしまい眠気を取り去る
ことが出来なかったり、或いは温度が下がり過ぎて冷風
を迷惑に感じたりするという問題があった。
【0005】従って本発明は、空気調和機を用いてドラ
イバの居眠り運転を防止する装置において、ドライバ頭
部の周辺温度を最適に保つことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る居眠り運転防止装置は、ドライバの頭
部付近に設けられた温度センサと、居眠り運転防止スイ
ッチと、タイマと、空気調和機と、該スイッチがオンの
とき該温度センサによって検出された温度が居眠り運転
状態を解消させる所定温度以下になるように該空気調和
機を急冷運転させ該所定温度以下になったときには該急
冷運転を休止させ該タイマに設定された時間が経過した
後、該急冷運転を繰り返させるコントローラとを設けて
いる。
【0007】
【作用】本発明に係る居眠り運転防止装置においては、
コントローラは居眠り運転防止スイッチがオンになって
いるとき、空気調和機を急冷運転させドライバの頭部付
近の温度を所定温度以下に制御する。
【0008】この所定温度は居眠り運転状態を解消する
ことができる温度であり、この温度はドライバの頭部付
近に設けられた温度センサによって常に監視されるよう
になっている。
【0009】そして、コントローラは空気調和機による
急冷運転の結果、ドライバの頭部付近の温度が所定温度
以下になったときにはタイマに設定された時間が経過し
た後、上記の急冷運転を繰り返させる。即ち、再度空気
調和機を所定温度以下になるまで急冷運転させ、この所
定温度以下になったときには急冷運転を休止させタイマ
による一定時間が経過した後に再び急冷運転を行うこと
を繰り返す。
【0010】このようにして本発明によれば、常に居眠
り運転をもたらすドライバの頭部付近の温度を空気調和
機を急冷運転させることにより最適に保ちながら居眠り
運転を防止することが出来ることとなる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る居眠り運転防止装置をブ
ロック図で示したもので、図中、1は居眠り運転防止ス
イッチ、2は温度センサ、3はタイマ、4はこれらのス
イッチ1とセンサ2とタイマ3とに接続されたコントロ
ーラ、そして5はコントローラ4によって制御される空
気調和機である。
【0012】図1に示した本発明の居眠り運転防止装置
の実際の取付構成図が図2に示されており、この実施例
で示す如く、居眠り運転防止スイッチ1は車両のダッシ
ュボードに設けられておりコントローラ4と接続されて
いる。また、温度センサ2は車両の運転座席6における
ヘッドレスト6aに内蔵されており、ドライバの頭部7
付近の温度を常に監視するようになっており、この温度
センサ2によって検出された温度がコントローラ4に与
えられるようになっている。更にタイマ3とコントロー
ラ4とが相互接続されており、このコントローラ4によ
って制御される空気調和機5に配管接続された吹出口9
から吹き出される冷風がドライバの頭部7に当たるよう
に構成されている。
【0013】図3は、図1及び図2に示した本発明に係
る居眠り運転防止装置に用いるコントローラ4に格納さ
れ且つ実行される制御プログラムのフローチャートを示
したものであり、以下、図3のフローチャートを参照し
て上記の実施例の動作を説明する。
【0014】先ず、コントローラ4は居眠り運転防止ス
イッチ1の状態を入力する(ステップS1)。これは、
この居眠り運転防止装置が常に作動するのではなく、ド
ライバが眠気を催したときにこのスイッチ1を操作する
ことにより居眠り運転防止動作が実行されることを意味
している。
【0015】次に、この入力したスイッチ1の状態がオ
ンであるかオフであるかを判定し(ステップS2)、オ
フのときには居眠り運転防止動作は実行されないのでス
テップS1に戻るが、スイッチ1がオンになっているこ
とが分かったときには、コントローラ4は空気調和機5
に対して急冷運転を指示する(ステップS3)。これに
より、空気調和機5からは吹出口9を経て冷風がドライ
バの頭部7に吹き出される。尚、コントローラ4から空
気調和機5に対する指示は空気調和機5内のコントロー
ラ(図示せず)に対して急冷用のデータを与えることに
より行われるが、このとき、空気調和機5に接続されて
いる種々の操作スイッチやセンサの出力信号は無効にさ
れる。
【0016】このような空気調和機5の急冷運転により
車内の温度は徐々に下がって行くが、これに連れて通常
ドライバの眠気は徐々に解消されて行くので、その居眠
り運転状態が解消される所定温度(約18°C)になっ
たか否かを判定し(ステップS4)、この所定温度まで
下がっていないときにはステップS3に戻るが、該所定
温度にまで下がったことが分かったときには、空気調和
機5の急冷運転を休止させる(ステップS5)。そし
て、これと同時にタイマ3を作動させる(ステップS
6)。
【0017】この後、コントローラ4はタイマ3を監視
し、その時間が所定時間(例えば1分)が経過したか否
かを判定し(ステップS7)、経過していないときには
ステップS5に戻るが、該所定時間が経過したことが分
かったときにはタイマ3をリセットし(ステップS
8)、再度居眠り運転防止スイッチ1の状態を入力する
(ステップS9)。
【0018】この結果、スイッチ1がオフになっており
ドライバが居眠り運転から覚めたことが分かったときに
はこのルーチンを出るが、スイッチ1が依然としてオン
になっておりドライバが居眠り運転状態から覚めていな
いことが分かったときには、ステップS3に戻り、空気
調和機5を急冷運転させると共に、以下のステップS4
〜S9を実行し、スイッチ1がオフになるまでこれを繰
り返す。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る居眠り運転
防止装置によれば、居眠り運転防止スイッチがオンのと
きドライバの頭部付近の温度が居眠り運転状態を解消さ
せる所定温度以下になるまで空気調和機を急冷運転させ
この所定温度以下になったときにはこの急冷運転を一定
時間だけ休止させた後再び急冷運転を繰り返させるよう
構成したので、ドライバの頭部付近の温度を“涼しくて
気持ちが良い”と感じる温度にまで下げることとなり未
だ眠たいと感じる状態で冷風が止まってしまったり寒す
ぎると感じる状態でも依然冷風が吹き出し続けるという
ような状態を無くすことが出来、効果的にしかも極力ド
ライバの眠気を覚まさせ居眠り運転を防止することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る居眠り運転防止装置を概略的に示
したブロック図である。
【図2】図1に示した本発明に係る居眠り運転防止装置
を実際に取り付けた構成を示した図である。
【図3】本発明に係る居眠り運転防止装置に用いられる
コントローラで実行される制御プログラムを示したフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
1 居眠り運転防止スイッチ 2 温度センサ 3 タイマ 4 コントローラ 5 空気調和機 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバの頭部付近に設けられた温度セ
    ンサと、居眠り運転防止スイッチと、タイマと、空気調
    和機と、該スイッチがオンのとき該温度センサによって
    検出された温度が居眠り運転状態を解消させる所定温度
    以下になるように該空気調和機を急冷運転させ該所定温
    度以下になったときには該急冷運転を休止させ該タイマ
    に設定された時間が経過した後、該急冷運転を繰り返さ
    せるコントローラとを設けたことを特徴とする居眠り運
    転防止装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004329611A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Honda Motor Co Ltd 温度刺激装置
WO2018198615A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 株式会社デンソー 眠気抑制システム
JP2018184155A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 株式会社デンソー 眠気抑制システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004329611A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Honda Motor Co Ltd 温度刺激装置
WO2018198615A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 株式会社デンソー 眠気抑制システム
JP2018184155A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 株式会社デンソー 眠気抑制システム

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