JPH05269685A - 走行形工業ロボット - Google Patents

走行形工業ロボット

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Publication number
JPH05269685A
JPH05269685A JP11512192A JP11512192A JPH05269685A JP H05269685 A JPH05269685 A JP H05269685A JP 11512192 A JP11512192 A JP 11512192A JP 11512192 A JP11512192 A JP 11512192A JP H05269685 A JPH05269685 A JP H05269685A
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JP
Japan
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arm
shaft
supported
robot
driving
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Pending
Application number
JP11512192A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoaki Kowada
元昭 小和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OWADA TEKKOSHO YUGEN
Original Assignee
OWADA TEKKOSHO YUGEN
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自走式工業ロボットにおいて、なるべく狭い
走路を走行可能に構成すること。 【構成】 支持ケース31に支持された筒状の第1原動
軸51と、その第1原動軸51に支持された同じく筒状
の第2原動軸52、およびその第2原動軸52に支持さ
れた第3原動軸53との3個の原動軸Sを内外に配置し
た三重構造とし、前記第2原動軸52に一の腕61の基
端を連結し、その一の腕61の遊端に支持した筒状軸6
2により二の腕63を連結し、更に、その二の腕63の
遊端に作業軸64を回動可能に支持すると共に、前記作
業軸64と前記筒状軸62の外周に嵌合させた第1原動
軸54とを前記筒状軸62に支持された中間軸66を介
して第1ベルト58と第2ベルト59とによって連結す
る一方、前記筒状軸62と第3原動軸53とを第3ベル
ト60によって連結し、前記3個の原動軸Sを駆動する
電動機をインバータによって駆動される誘導電動機56
で構成し、前記一の腕61と二の腕63とを重ね合わせ
て停止させることができるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は床に設置したレール上
を走行し、そのレールの側方に配置した種々の機械設備
に対して所要の作業を行う走行形工業ロボットの改良に
関し、特に、狭い通路を走行するのに便利なように折り
畳み可能な作業腕を持つ走行形工業ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋳造工場や機械工場など、種々
の設備の間を走行しつゝ溶湯や被加工物を移送する工業
ロボットは必ずしも新規ではない。また、工業ロボット
を作業腕を支える支軸の方向によって大別すると、作業
腕を水平方向の支軸で支持するユニメート形と鉛直方向
の支軸で支持するスカラ形とに分類される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの工業ロボット
はいずれにしても被搬送物を支持して工場内を走行させ
るとき、その作業腕や被運送物が支柱から側方へ大きく
張り出してしまい、その走路に大きな面積を要し、ある
いは、重量のアンバランスが過大となって走行に適さな
くなる場合が多かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は以上のような
不具合を解消し、作業腕が折り畳まれたとき支柱から側
方へ突出する量を可及的に小さくして、走路面積が小さ
くてすみ、且つ、走行時の安定性がすぐれた走行形工業
ロボットを得ることを目的とするもので、支持ケース3
1に支持された筒状の第1原動軸51と、その第1原動
軸51に支持された同じく筒状の第2原動軸52、およ
びその第2原動軸52に支持された第3原動軸53との
3個の原動軸Sを内外三重に設ける一方、前記第2原動
軸52に一の腕61の基端を連結し、その一の腕61の
遊端に支持した筒状軸62により二の腕63を連結し、
更に、その二の腕63の遊端に作業軸64を回動可能に
支持すると共に、前記作業軸64と前記筒状軸62の外
周に嵌合させた第1原動軸54とを前記筒状軸62に支
持された中間軸66を介して第1ベルト58と第2ベル
ト59とによって連結する一方、前記筒状軸62と第3
原動軸53とを第3ベルト60によって連結し、前記3
個の原動軸Sを駆動する電動機をインバータによって駆
動される誘導電動機56で構成した点に特徴がある。
【0005】
【作用】3個の原動軸Sを内外に配した3重構造とし、
それらをウォーム55とウォーム車54とを介して電動
機56に連結させたから、原動軸Sをなす3重構造の軸
と3個の電動機を合理的、且つコンパクトに配置するこ
とができている。そして、一の腕61と二の腕63とを
回動させることによりレール11の側方に配置された鋳
造機や工作機械に作業軸64を容易に接近させ得る上、
ロボット10がレール11上を進退するときは、一の腕
61と二の腕63とを共に鉛直上方または下方へ向けて
停止させれば、ロボットの幅が最少となるので、工場内
のロボット通路が狭くても他の機械設備と接触しないで
すむ。
【0006】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図1において、10は工業ロボットであり、具体
的には鋳造用の溶湯を搬送するための溶湯搬送ロボット
である。溶湯搬送ロボット10は溶解炉と鋳型との間に
敷設されたレール11上に4個の車輪12、12によっ
て支持された台板20と、その台板20から上方へ伸び
る縦方向の支柱21、およびその支柱21の上端に回動
可能に支持した作業腕装置30とを有する。
【0007】台板20は前記したように、4個の車輪1
2、12によってレール11上に支持され、誘導電動機
22によって自走するようになっている。すなわち、左
右2本のレール11、11間にはラック或いはチェーン
のような歯杆13が進行方向に沿って固定されており、
他方、台板20に設けた誘導電動機22には前記歯杆1
3と噛合するピニオンやスプロケットのような歯車23
が付設されている。
【0008】よって、外部からインバータ(図示してな
い)によって周波数と位相とを調節した交流を誘導電動
機22へ給電し、それを正転あるいは逆転させれば台板
20が前進あるいは後退して、予定の位置へ停止する。
なお、この誘導電動機22へ供給する電源をインバータ
によって周波数や位相を制御するのは、予定されたプロ
グラムに従って作動速度を大小に調節させる他、停止位
置へ正確に停止させ、その状態を保持するためで、従来
のものと特に相違するものではない。すなわち、インバ
ータは台板20が到着目標に達するまで所定の速度で誘
導電動機22を運転しする。台板20が目標位置に達し
て、そこを少しでもオーバランするとインバータから逆
方向の電流が前記誘導電動機22へ送られて台板20を
後退させる。台板20が目標位置を越えて逆進し過ぎる
と再び誘導電動機22が正転するよう給電する。このよ
うな制御の繰り返しによって台板20は所定の位置に停
止する。もっともインバータは台板20が目標に達して
停止した後も誘導電動機22にはよって機械の運転中は
正逆両方向への駆動が極めて短時間の間に繰り返して給
電され、常に目標位置からの偏倚量がゼロになるように
なっている。
【0009】前記支柱21の上端には作業腕装置30が
支持されている。すなわち、作業腕装置30を構成する
支持ケース31は支柱21の上に載置され、駆動軸32
の回りを回動自在に構成されている。駆動軸32の下端
には従動歯車33が固設されており、台板20側に支持
したサーボモータ34に設けた歯車35によって所定の
角度位置へ駆動される。
【0010】作業腕装置30をなす鋳鉄製の支持ケース
31には3個の原動軸Sが同心状に内外三重に配置され
ている。すなわち、3個の原動軸Sは筒状に形成され支
持ケース31に軸受けされた第1原動軸51と、その第
1原動軸51の内面に軸受けされた同じく筒状の第2原
動軸52、およびその第2原動軸52に支持された第3
原動軸53との3個からなっている。これら3個の原動
軸Sにはそれぞれウォーム車54、54が取り付けら
れ、そのウォーム車54には支持ケース31に軸支した
ウォーム55が噛合し、それによって駆動される。支持
ケース31の上面には3個の誘導電動機56、56が支
持されており、それぞれチェーン57、57によってウ
ォーム55を回転駆動させる。なお、誘導電動機56は
前記した台板20を駆動するための誘導電動機22の場
合と同様に、インバータによって周波数と位相とを制御
された交流電源によって駆動される。
【0011】前記第2原動軸52には一の腕61の基端
が連結されている。一の腕61はアルミニウム製のチェ
ーンケースをなし、その遊端には筒状軸62が回動可能
に支持されている。筒状軸62の一端は一の腕61から
外側へ突出させ、その突出した部分に二の腕63の基端
を連結してある。二の腕63も前記一の腕61と同様に
アルミニウム製のチェーンケースをなしている。そし
て、その二の腕63の遊端には作業軸64を回動可能に
支持し、その作業軸64に溶湯のとりべ65が取り付け
てある。
【0012】そして、前記作業軸64と支持ケース31
に軸受けした筒状の第1原動軸51とを、前記筒状軸6
2に軸受けした中間軸66を介して第1ベルト58と第
2ベルト59との2個の巻き掛け伝動手段によって連結
する一方、前記、筒状軸62と第3原動軸53とを第3
ベルト60によって連結すると共に、前記3個の原動軸
Sを駆動する各電動機56、56をインバータによって
周波数と位相とを制御可能に構成してある。なお、こゝ
でいうベルトとはVベルト、歯付きベルトなどのいわゆ
るベルトはもちろんのこと、チェーンをも含む巻掛け伝
動手段の総称である。
【0013】次に、この実施例の作動を説明する。溶湯
搬送ロボット10がホームポジションから起動して、溶
解炉など離れた場所へ進行するときは、図5中、実線示
のように、一の腕61と二の腕63とを重ね、それらを
鉛直上方向か下方向かのいずれかに向けておく。このよ
うにすると、それら二つの腕に支持した第1〜第3ベル
トの軸間距離が等しく設定してあるから、とりべ65を
支持した作業軸64が、3個の原動軸Sと同軸の位置に
くる。よって、一の腕61と二の腕63が進行方向に対
して側方へ飛び出すことがなく、鋳造機や工作機械の間
などの狭い部分を安全に通過できる。また、とりべ65
の支持ケース31からのオーバーハング量が最少とな
り、ロボットの走行に際して安定性が保たれる。また、
搬送ロボット10が所定の位置に達すると、一の腕61
と二の腕63とが同図中、二点鎖線で示すように、レー
ル11を越えて側方へ伸び所定の作業を行う。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上のように、工業ロボット
20の作動腕をなす一の腕61と二の腕63とを、支持
ケース31に軸受けした三重構造の原動軸Sによって支
持し、これを誘導電動機によりウォームとウォーム車を
介して駆動するから、電動機以下、機械的な部分は在来
の技術で充足でき、設計や製作が容易である。また、作
業腕をなす一の腕61と二の腕63とを重ね合わせるこ
とができるから、支持ケース31からのオーバーハング
が小さくなり、剛性が高い上にロボットの通路が狭くて
もよいなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】動力の伝達系を示す駆動系統図である。
【図2】正面図である。
【図3】その左側面図である。
【図4】平面図である。
【図5】作動状態を示す図3相当の側面図である。
【符号の説明】
S・・・3個の原動軸 20・・・台板 21・・・支柱 30・・・作業腕装置 51・・・第1原動軸 52・・・第2原動軸 53・・・第3原動軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持ケース31に支持された筒状の第1
    原動軸51と、その第1原動軸51に支持された同じく
    筒状の第2原動軸52、およびその第2原動軸52に支
    持された第3原動軸53との3個の原動軸Sを内外に配
    置した三重構造とし、前記第2原動軸52に一の腕61
    の基端を連結し、その一の腕61の遊端に支持した筒状
    軸62により二の腕63を連結し、更に、その二の腕6
    3の遊端に作業軸64を回動可能に支持すると共に、前
    記作業軸64と前記筒状軸62の外周に嵌合させた第1
    原動軸54とを前記筒状軸62に支持された中間軸66
    を介して第1ベルト58と第2ベルト59とによって連
    結する一方、前記筒状軸62と第3原動軸53とを第3
    ベルト60によって連結し、前記3個の原動軸Sを駆動
    する電動機をインバータによって駆動される誘導電動機
    56で構成してなる走行形工業ロボット。
JP11512192A 1992-03-24 1992-03-24 走行形工業ロボット Pending JPH05269685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11512192A JPH05269685A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 走行形工業ロボット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11512192A JPH05269685A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 走行形工業ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05269685A true JPH05269685A (ja) 1993-10-19

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ID=14654781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11512192A Pending JPH05269685A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 走行形工業ロボット

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JP (1) JPH05269685A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010046773A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Sankyo Mfg Co Ltd 物品搬送用垂直多関節アーム機構

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