JPH084217Y2 - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JPH084217Y2
JPH084217Y2 JP5325391U JP5325391U JPH084217Y2 JP H084217 Y2 JPH084217 Y2 JP H084217Y2 JP 5325391 U JP5325391 U JP 5325391U JP 5325391 U JP5325391 U JP 5325391U JP H084217 Y2 JPH084217 Y2 JP H084217Y2
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JP
Japan
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welding
parallel
steel plate
carrier
welding head
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JP5325391U
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JPH0588772U (ja
Inventor
速雄 石川
一成 武隈
明治 西村
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、橋梁箱桁のパネル製作
などの鋼構造部材に適用する溶接装置の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に箱桁パネルは、主要部材である広
巾長尺の鋼板と複数の補強材(縦リブ,トラフリブ)で
構成され、鋼板に対して補強材を隅肉溶接することによ
り得られる。従来このような箱桁パネルを製作するため
の溶接装置は、鋼板の巾方向に対する溶接トーチの巾方
向調整用案内手段と、溶接トーチの現物倣い用案内手段
の2ツを各別に装備するとともに、溶接アースは合計溶
接電流より算出した断面積をもつケーブルハンガー、ま
たは、ケーブルベアでまとめて処理するように構成され
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来技術のように、鋼
板の巾方向に対する溶接トーチの巾方向調整用手段と、
溶接トーチの現物倣い用案内手段に分かれていること
は、一見調整機能が優れているように思われるが、溶接
前に対象物が現物倣いの案内の範囲内に納まるかどう
か、また、倣い動作と位置調整を連動させるなどの配慮
が要求される。更に、アース電路のケーブルハンガー、
および、ケーブルベアは、各電極に対する共通電路とし
ているため、合計断面積の割にはケーブルの発熱が多か
ったり、その処理のための占有面積が必要であったりし
て、効果的、および、経済的なアース電路とはいい難い
課題があった。
【0004】本考案の目的は、各溶接ヘッドの架台の長
手軸線方向に対する移動調整を1ヶの共通した案内手段
で行わせることにより装置を簡潔となすとともに、現物
倣い制御を容易となし、加えて、現物倣い中における各
溶接ヘッドの干渉を合理的に防止し、溶接の安定化が図
れる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本考案の構成は、複数の補強材を平行に溶接する広巾
長尺の鋼板を水平姿勢にセットする搬送体の両側に、該
搬送体の搬送方向と平行な案内レールを配設せしめ、こ
の両案内レール間に走行台車をもつ架台を架設するとと
もに、架台に上記鋼板に対して補強材を隅肉溶接する複
数の溶接トーチを含む溶接ヘッドを並列に設けた溶接装
置において、上記架台に、これの長手軸線方向にそって
上記全ての溶接ヘッドに共通な位置調整手段を設けると
ともに、上記各溶接ヘッドの溶接電極毎溶接アース用
摺動電路形成したものである。
【0006】
【作用】案内手段を1ツとすることにより、並列にとり
つけられた補強材を溶接する溶接ヘッドは、常にお互い
の距離を保ちながら互いに干渉することなく並行移動す
る。また、溶接アース電路を各電極毎に設けることによ
り、必要最小限のアース回路、および、それに伴う摺動
電路が採用でき、多電極に対する効率的な溶接アース手
段が構成しうる。
【0007】
【実施例】次に、図面について本考案実施例の詳細を説
明する。図1は本考案溶接装置の斜視図、図2は一部切
欠側面図である。
【0008】図は、橋梁箱桁のパネル縦リブMAG溶接
装置を示している。1は、複数の補強材(縦リブ)2を
平行に溶接する広巾長尺の鋼板3を水平にセットするロ
ーラコンベア構造の搬送体であり、該搬送体1は鋼板3
を定位置に搬入セットし、溶接完了後搬するように構
成されている。
【0009】上記搬送体1の両側には、この搬送体1の
搬送方向にそう走行レール4が配設されている。そし
て、この両走行レール4間には、搬送体1の搬送方向と
直交する軸線をもつ走行台車5が自走可能に橋架されて
いる。図2に示す6は走行レール4上を走行する車輪、
7は、走行台車5上に搭載した上記車輪駆動用のサーボ
モータである。
【0010】8は、上記走行台車5の長手軸線方向にそ
って搭載した架台で、この架台8上には、適当間隔毎に
複数基(実施例では8基)の溶接機9が搭載されてい
る。10は、上記各溶接機9に対応して設けられ、か
つ、上記架台8の長手軸線方向にそって往復移動調整可
能とした垂直姿勢の支持体で、この各支持体10は、上
記架台8の段面に付設したスライドベアリング構造など
の案内手段11に支持され、この案内手段11にそって
水平往復移動調整がなしうるようにしてある。
【0011】12は、上記架台8の上面にこれの長手軸
線方向にそってとりつけたラック杆で、該ラック杆12
には、上記支持体10の内側面に設けたギャードモータ
13のピニオン14を噛合連結する。一方、上記支持体
10の外側面に、上端にギャードモータ15をもつスク
リューシャフト16が垂直姿勢でとりつけられており、
このスクリューシャフト16にはこれの回動により昇降
する螺筒17が螺着してあって、更に、該螺筒17に
は、外側面上端に溶接ワイヤ18の送給器19をもち、
下端に溶接トーチ20をとりつけたホルダー21が接続
結合されている。図中22は現物倣い用の検知器であ
る。図中23は溶接ワイヤボックスである。
【0012】上記一方の走行レール4の上方には、複数
のトロリー支持柱24によって支持されたトロリー線群
が水平姿勢で配設されている。このトロリー線群は、例
えば、定格電流500Aの3相一次電路25と、上記溶
接機9に対応する8本の溶接アースのための定格電流3
00Aのアース用電路26の合計11本のトロリーによ
って構成されている。
【0013】一方、上記架台8に門構27を設け、この
門構27の一側端上部に水平姿勢の支持杆28をとりつ
け、この支持杆28に摺動電路を構成する集電子29
a,29bをもつ集電アーム30がとりつけられてい
る。この集電子29a,29bは、上記3相一次電路2
5とアース用電路26に対して各別に摺動接触するよう
に構成されており、摺動部での通電性の安定化を図って
いる。即ち、図2に示すように、上記3相一次電路25
に対しては6個の100A集電子29aを並列に接続
し、また、上記アース用電路26に対して4個の集電子
29bを並列に接続したものである。また、上記各電路
25,26は図1から明らかなように、溶接装置の一側
上部で、かつ、装置投影面内に構成してあり、作業エリ
アには何ら影響しないように設置せしめ、作業エリアを
圧迫することなく有効利用が配慮されている。
【0014】図1に示す31は制御盤で、該制御盤31
には上記サーボモータ7の駆動制御,上記溶接トーチ2
0の左右方向の移動調整を行うギャードモータ13の制
御,溶接トーチ20の上下方向の移動調整を行うギャー
ドモータ15の制御,現物倣い用の検知器22からの信
号処理制御,溶接ワイヤ18の送給調整を行う送給器1
9の制御を行うもので、各溶接作業ごとの溶接モードが
キーインされている。
【0015】また、走行台車5には特に図示してない
が、シールドガス用のホースリール,ガスヘッダー,各
種制御機器と操作機器などが搭載装備されている。各溶
接ヘッドは溶接対象物に合わせて、該溶接対象物の巾方
向と上下方向の位置決めがなされたあとは、架台の走行
にともない上記現物倣い用検知器22からの制御信号
で、架台の長手軸線方向に対しては共通な案内手段であ
るラック杆12やギャードモータ13からなる構成で、
また、上下方向に対しては個別の案内手段であるスクリ
ューシャフト16を含むギャードモータ15からなる構
成で溶接トーチ20を現物に倣わせる。また、溶接アー
スは、溶接トーチ20,被溶接物2,3、および、専用
ケーブルを経由したのち、上記アース用電路26,集電
子29bを経て各溶接機9に入力される。
【0016】
【考案の効果】上述のように本考案の構成によれば、次
のような効果が得られる。 (a)並設した各溶接ヘッドを巾方向に移動調整する案
内手段が1ツで、各溶接ヘッドに共通されているため、
従来技術に比べて装置の簡略化が図れるとともに、現物
倣い中において各溶接ヘッドが干渉することないこと
から、溶接ヘッドの位置合わせと現物倣い制御が容易と
なり、溶接効率の向上が図れる。 (b)アース電路が各電極ごとに構成されていることに
より、必要最小限のアース回路、および、それに伴う摺
動電路が採用でき、多電極に対する効率的な溶接アース
が構成し得られ、溶接の安定化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案溶接装置の斜視図である。
【図2】一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 ローラコンベア構造の搬送体 2 補強材 3 鋼板 4 走行レール 5 走行台車 6 車輪 7 サーボモータ 8 架台 9 溶接機 10 支持体 11 案内手段 12 ラック杆 13 ギャードモータ 14 ピニオン 15 ギャードモータ 16 スクリューシャフト 17 螺筒 18 溶接ワイヤ 19 送給器 20 溶接トーチ 21 ホルダー 22 現物倣い用検知器 23 溶接ワイヤボックス 24 トロリー支持柱 25 3相一次電路 26 アース用電路 27 門構 28 支持杆 29a 集電子 29b 集電子 30 集電アーム 31 制御盤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の補強材を平行に溶接する広巾長尺
    の鋼板を水平姿勢にセットする搬送体の両側に、該搬送
    体の搬送方向と平行な案内レールを配設せしめ、この両
    案内レール間に走行台車をもつ架台を架設するととも
    に、架台に上記鋼板に対して補強材を隅肉溶接する複数
    の溶接トーチを含む溶接ヘッドを並列に設けた溶接装置
    において、上記架台に、これの長手軸線方向にそって
    記全ての溶接ヘッドに共通な位置調整手段を設けるとと
    もに、上記各溶接ヘッドの溶接電極毎溶接アース用摺
    動電路形成したことを特徴とする溶接装置。
JP5325391U 1991-06-13 1991-06-13 溶接装置 Expired - Lifetime JPH084217Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5325391U JPH084217Y2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 溶接装置

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JP5325391U JPH084217Y2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 溶接装置

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JPH0588772U JPH0588772U (ja) 1993-12-03
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JP5325391U Expired - Lifetime JPH084217Y2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 溶接装置

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CN106112299A (zh) * 2016-08-19 2016-11-16 高兴 一种u肋的焊接装置和焊接系统
JP7114354B2 (ja) * 2018-06-14 2022-08-08 三菱重工業株式会社 伝熱パネルの溶接装置、溶接手順修正支援システム、伝熱パネル、及び伝熱パネルの溶接方法

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JPH0588772U (ja) 1993-12-03

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